JP7119597B2 - 超音波眼圧計 - Google Patents
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Description
以下、本開示に係る実施形態について説明する。超音波眼圧計は、超音波を用いて被検眼の眼圧を測定する。超音波眼圧計は、照射部(例えば、照射部100)と、抑制部(例えば、抑制部300)と、を備える。照射部は、例えば、被検眼に対して超音波を照射する。照射部は、振動子等を備える。抑制部は、照射部によって被検眼に照射される超音波を抑制する。例えば、抑制部は、照射部によって所定の出力が得られるまでの間に、被検眼に照射される超音波を抑制する。例えば、抑制部は、照射部の出力を上昇させる一方で、装置外に出てくる超音波を抑制する。抑制部は、余分な超音波を抑制することで、被検眼に与える圧迫感または不快感を低減することができる。なお、抑制部は、照射部から出力される超音波の少なくとも一部を抑制すればよい。また、抑制部は、超音波を抑制することによって、超音波の音圧、音響放射圧、または音響流等を抑制してもよい。
以下、本開示に係る実施例について説明する。本実施例の超音波眼圧計は、例えば、超音波を用いて非接触にて被検眼の眼圧を測定する。超音波眼圧計は、例えば、被検眼に超音波を照射したときの被検眼の形状変化または振動等を、光学的または音響的に検出することで眼圧を測定する。例えば、超音波眼圧計は、角膜へパルス波またはバースト波を連続的に照射し、角膜が所定形状(例えば、圧平状態)に変形したときの超音波の出力情報等に基づいて眼圧を算出する。出力情報とは、例えば、超音波の音圧、音響放射圧、照射時間(例えば、トリガ信号が入力されてからの経過時間)、または周波数等である。なお、被検眼の角膜を変形させる場合、例えば、超音波の音圧、音響放射圧、または音響流等が用いられる。
光学ユニット200は、例えば、被検眼の観察、または測定等を行う(図2参照)。光学ユニット200は、例えば、対物系210、観察系220、固視標投影系230、指標投影系250、圧平検出系260、ダイクロイックミラー201、ビームスプリッタ202、ビームスプリッタ203、ビームスプリッタ204等を備える。
抑制部300は、例えば、照射部100によって所定の出力が得られるまでの間に被検眼に照射される超音波を抑制する。所定の出力とは、例えば、眼圧を測定するために必要な照射部100の出力であり、任意に設定可能である。本実施例のように被検眼を変形させて眼圧を測定する場合、被検眼を所定形状に変形させるための出力値に設定される。
次に、図6を用いて、制御系の構成について説明する。制御部70は、例えば、装置全体の制御、測定値の演算処理等を行う。制御部70は、例えば、一般的なCPU(Central Processing Unit)71、ROM72、RAM73等で実現される。ROM72には、超音波眼圧計1の動作を制御するための各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM73は、各種情報を一時的に記憶する。なお、制御部70は、1つの制御部または複数の制御部(つまり、複数のプロセッサ)によって構成されてもよい。制御部70は、例えば、駆動部5、記憶部74、表示部75、操作部76、照射部100、光学ユニット200等と接続されてもよい。
以上のような構成を備える超音波眼圧計の制御動作を図7に基づいて説明する。
(ステップS1:アライメント)
まず、制御部70は、顔支持部4に顔を支持された被検者の被検眼に対するアライメントを行う。例えば、制御部70は、受光素子222によって取得される前眼部正面画像から指標投影部250による輝点を検出し、輝点の位置が所定の位置になるように駆動部5を駆動させる。もちろん、検者は、表示部75を見ながら、操作部76等を用いて被検眼に対するアライメントを手動で行ってもよい。制御部70は、駆動部5を駆動させると、前眼部画像の輝点の位置が所定の位置であるか否かによってアライメントの適否を判定する。
被検眼Eに対するアライメント完了後、制御部70は、角膜厚測定系270によって角膜厚を測定する。例えば、制御部70は、受光素子275によって受光された受光信号に基づいて角膜厚を算出する。例えば、制御部70は、受光信号に基づいて、角膜表面の反射光によるピーク値と、角膜裏面の反射光のピーク値との位置関係から角膜厚を求めてもよい。制御部70は、例えば、求めた角膜厚を記憶部74等に記憶させる。
制御部70は、抑制部300を制御し、照射部100によって出力される超音波を抑制できるように準備する。例えば、制御部70は、駆動部320によって遮蔽部310を駆動させ、照射部100が隠れる程度に開口部6を遮蔽する。照射部100が遮蔽部310で覆われることによって、照射部100から被検眼に照射される超音波が抑制される。なお、このステップS3は、照射部100の駆動前であればステップS1またはステップS2の前または最中に行われてもよい。例えば、装置の始動時に抑制部300による抑制が開始されてもよいし、アライメント中、または角膜厚測定中に抑制が開始されてもよい。装置の始動前から遮蔽部310が開口部6を遮蔽している場合は、そのまま遮蔽状態を維持させておいてもよい。もちろん、照射部100の出力が上昇途中でまだ弱い段階であれば、照射部100の駆動開始後に抑制を開始させたとしても、被検眼に照射される超音波の一部を抑制することは可能である。
制御部70は、照射部100の駆動を開始させる。例えば、制御部70は、超音波素子110に電圧を印加することによって、超音波を発生させる。本実施例では、5mmHg以上の被検眼を測定するため、音圧もしくは音響放射圧を140dB以上発生させる。音響放射圧は、電圧のバースト波を連続的に印加することによって徐々に上昇していく。例えば、140dB以上の音圧または音響放射圧を得るためには、1~100msec以上の時間、連続的にバースト波を超音波素子110に印加する。なお、音圧または音響放射圧を上昇させている間にも照射部100から超音波が発生するが、抑制部300によって開口部6が遮蔽されているため、被検眼に当たる超音波は抑制される。
制御部70は、照射部100の出力を監視する。出力を監視する場合、例えば、超音波素子110に印加する電圧波形を監視してもよいし、別途設けられたセンサによって照射部100の出力を監視してもよい。前者の場合、照射部100の共振周波数が安定しているという前提であれば、制御部70は、図8に示すような印加するバースト波Bのサイクル数または印加時間等の超音波出力と相関のある数値に基づいて照射部100の出力を監視する。後者の場合、図2に示すように、照射部100の周辺に設けられたセンサ500によって照射部100の出力を監視する。センサ500は、超音波センサ、変位センサ、圧力センサ等である。
制御部70は、照射部100の出力が所定値となったか否かを判定する。例えば、図9に示すように、センサ500によって取得された超音波出力において、その値が所定値Kに達したか否かを判定してもよいし、飽和状態となって出力が上昇しなくなったか否かを判定してもよい。本実施例では、角膜を変形させるのに必要な音響放射圧(例えば、140dB以上)に達したか否か判定する。照射部100の出力が所定値を超えた場合、制御部70は、ステップS7に移行する。
制御部70は、照射部100の出力が所定値に達すると、抑制部300による超音波の抑制を解除する。例えば、駆動部320によって遮蔽部310を駆動させ、開口部6を開放する。これによって、照射部100から出力された超音波が抑制されることなく被検眼に照射され、この超音波の音響放射圧によって被検眼の角膜が変形する。なお、制御部70は、抑制部300の駆動時間を考慮して、抑制部300の抑制を解除するタイミングを制御してもよい。例えば、抑制部300が開口部6を開放するまでに1~50msec程度の時間が掛かる場合、照射部100の出力を開始させてから所定の出力が得られる時間よりも1~50msecだけ早いタイミングで予め抑制部300を駆動させておく。これによって、照射部100の出力開始から1~100msec程度経過して出力が140dB以上になるころに、ちょうど開口部6が開放されるようになる。なお、照射部100の出力を開始させてから所定の出力が得られるまでの時間が、抑制部300の駆動時間よりも短い場合は、照射部100を駆動させる前に抑制部300を駆動させてもよい。
制御部70は、変形検出系260によって角膜の変形状態を検出する。例えば、制御部70は、受光素子263の受光信号に基づいて角膜が所定形状(圧平状態または扁平状態)に変形したことを検出する。
制御部70は、照射部100によって被検眼に超音波を照射すると、再度、抑制部300による超音波の抑制を開始する。例えば、制御部70は、変形検出系260によって角膜が変形したことを検出してから抑制部300の抑制を再開してもよいし、ステップS6で超音波の抑制を解除してから所定時間経過後に抑制を再開してもよい。なお、前者の場合、角膜が圧平状態まで変形していなくても、角膜が偏平し始めた段階で抑制を再開するようにしてもよい。例えば、変形検出系260によって変形検出信号が検出され始めた段階で抑制部300を駆動させてもよい。
制御部70は、例えば、被検眼の角膜が所定形状に変形したときの音響放射圧(または音圧)に基づいて被検眼の眼圧を算出する。被検眼に加わる音響放射圧(または音圧)は超音波の照射時間と相関があり、超音波の照射時間が長くなるにつれて大きくなる。したがって、制御部70は、超音波の照射時間に基づいて、角膜が所定形状に変形したときの音響放射圧(または音圧)を求める。角膜が所定形状に変形するときの音響放射圧(または音圧)と、被検眼の眼圧との関係は、予め実験等によって求められ、記憶部74等に記憶される。制御部70は、角膜が所定形状に変形したときの音響放射圧(または音圧)と、記憶部74に記憶された関係に基づいて被検眼の眼圧を決定する。
2 基台
3 筐体
4 顔支持部
5 駆動部
6 支基
100 照射部
200 光学ユニット
300 抑制部
310 遮蔽部
320 駆動部
Claims (3)
- 超音波を用いて被検眼の眼圧を測定する超音波眼圧計であって、
前記被検眼に対して超音波を照射する照射手段と、
前記照射手段によって前記被検眼に照射される超音波を抑制する抑制手段と、
前記抑制手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記照射手段によって所定の出力が得られるまでの間に、前記被検眼に照射される超音波を抑制することを特徴とする超音波眼圧計。 - 前記制御手段は、前記照射手段の出力が所定になったと判定した場合、前記抑制手段による抑制を解除することを特徴とする請求項1の超音波眼圧計。
- 前記制御手段は、前記照射手段の出力が所定になるまでの時間と、前記抑制手段の駆動時間と、に基づいて設定されたタイミングで前記抑制手段の駆動を開始させることを特徴とする請求項1の超音波眼圧計。
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