JP7257355B2 - 苗移植方法及び苗移植機 - Google Patents
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Description
また、本発明の苗移植機は、紙筒苗群から紙筒苗列を分離させる苗分離部と、該苗分離部へ紙筒苗群を搬送する苗搬送部と、を備える苗移植機であって、前記苗搬送部は、紙筒苗群の搬送路を揺動させる揺動機構を備えることを特徴とする。
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
まず、第1実施形態に係る苗移植機1を説明する。なお、以下の説明において、便宜上、図1及び図2にも示してあるとおり、図1における左方向を前方向(前側)又は進行方向、図1における右方向を後方向(後側)、図2における下方向を左方向(左側)、図2における上方向を右方向(右側)と称する。
図1に示されるように、苗分離部21は、苗移植機1のサブフレーム8に設けられる。サブフレーム8は、苗移植機1の本体フレーム7の上部に設けられる。苗分離部21は、搬送路42上の紙筒苗群3から第1列(最前列)の紙筒苗列4A(図4参照)を分離(剥離)させる苗分離装置22と、搬送路42上の紙筒苗群3の第2列の紙筒苗列4B(図13参照)を押さえる苗押さえ装置23と、を備える。なお、苗分離装置22における紙筒苗群3から第1列の紙筒苗列4Aを分離させる機構は、従来の苗移植機における苗分離装置及び苗押さえ装置と同一であるので、苗分離装置22及び苗押さえ装置23については概略のみ説明する。
図1、図2、図5を参照すると、苗搬送部41は、紙筒苗群3が搬送される搬送路42を有する苗搬送装置43を備える。苗搬送装置43は、搬送部フレーム44の後部に設けられる受入コンベア45と、搬送部フレーム44の前部に設けられる供給コンベア46と、受入コンベア45と供給コンベア46との間に設けられる転載コンベア47と、を備える。これらのコンベア45,46,47は搬送路42を構成する。受入コンベア45は駆動ローラコンベアからなり、供給コンベア46及び転載コンベア47は駆動ベルトコンベアからなる。搬送速度は、受入コンベア45が最も早く、転載コンベア47、供給コンベア46の順に遅くなる。これにより、搬送路42上の先行する紙筒苗群3と後続の紙筒苗群3との間にできた隙間48(図5、図6参照)を詰めることができる。
図1、図8乃至図10を参照すると、苗転送部91は、搬送路42上の紙筒苗群3から分離(剥離)された第1列の紙筒苗列4が供給される受入コンベア92と、受入コンベア92によって搬送された紙筒苗列4の紙筒苗5を植付部81へ供給する供給コンベア93と、を備える。受入コンベア92は、左右方向へ延びてロボットアーム(図示省略)によって当該受入コンベア92上に載せられた紙筒苗列4を供給コンベア(左方向)へ搬送する。他方、供給コンベア93は、上下方向へ延びる左右一対の無端ベルト94L,94Rによって構成される。供給コンベア93は、受入コンベア92上の紙筒苗列4から、先頭(左端位置)の紙筒苗5を、順次挟み込んで下方向へ搬送する。なお、供給コンベア93の搬送速度と受入コンベア92の搬送速度とは所定の速度比に設定されている。
図1、図11を参照すると、苗植付部81は、本体フレーム7の下部に設けられて圃場2に植付溝(図示省略)を形成する溝切器82と、溝切器82によって形成された植付溝へ紙筒苗5を植え付ける植付ディスク83と、を備える。苗植付部81は、2枚のゴム板からなる植付ディスク83による従来の挟み植え付け方式が適用され、苗転送部91の供給コンベア93から供給された紙筒苗5の苗の上端部分を2枚のゴム板によって挟み込み、圃場2の植付溝へ投下する。植付溝へ投下された紙筒苗5は、本体フレーム7に設けられた左右一対の鎮圧輪85L,85Rによって圃場2に固定される。
図5、図6に示されるように、作業者(図示省略)は、紙筒苗群3を収容した苗運搬箱6を苗搬送部41の苗搬送装置43の受入コンベア45上に載せる。次に、PTO軸10を回転させた状態で、操作盤15(図28参照)の運転スイッチ(例えば図28における「SW-1」)をONにすると、苗搬送装置43の各コンベア45、46、47が作動する。これにより、苗運搬箱6内の紙筒苗群3は、搬送路42上を、受入コンベア45から転載コンベア47を乗り継いで供給コンベア46へ向かって移動する。作業者は、空になった苗運搬箱6を、紙筒苗群3を収容した苗運搬箱6に順次交換する。
走行中は、受入コンベア92が常に作動しているので、作動している受入コンベア92上に紙筒苗列4が解放される。
第1実施形態によれば、苗分離部21へ紙筒苗群3を搬送する苗搬送装置43の、搬送路42上の紙筒苗群3が変形した場合(紙筒苗群3の姿勢が乱れた場合)、作業者が操作盤15の揺動スイッチ16を操作することで、揺動機構61が作動して苗搬送装置43を載せた揺動テーブル62が揺動軸A3の軸線を中心に指定方向へ回動する。これにより、苗搬送装置43上の搬送路42が揺動軸A3の軸線を中心に指定方向へ回動(揺動)し、当該搬送路42上の紙筒苗群3の形状(姿勢)が矯正される。
また、紙筒苗群3の矯正作業に熟練が要求されないので、作業者を選ぶことがなく、経験が浅い作業者であっても紙筒苗群3を容易に矯正することができる。
さらに、簡単なスイッチ操作により、搬送路42上の紙筒苗群3を即座に矯正することができるので、紙筒苗群3の矯正のために苗移植機1を停止させる必要がなく、移植作業の能率を向上させることができる。
本発明の第2実施形態を説明する。便宜上、第1実施形態の構成と同一又は相当する第2実施形態の構成については、同一の名称及び符号を付与すると共に重複する説明を省略する。
また、第2実施形態では、第1実施形態における電動シリンダ装置71と比較して、個々の電動シリンダ装置111,121に作用する負荷を軽減することができる。これにより、電動シリンダ装置71よりも小さい能力の電動シリンダ装置111,121を用いることが可能であり、個々の電動シリンダ装置111,121を小型化することができる。その結果、揺動機構101の応答性及び安定性を向上させることができる。
Claims (5)
- 紙筒苗群から紙筒苗列を分離させる苗分離部と、該苗分離部へ紙筒苗群を搬送する苗搬送部と、を備える苗移植機を用いた苗移植方法であって、
前記苗搬送部における紙筒苗群の搬送路を揺動させて該搬送路上の紙筒苗群を前記苗分離部へ供給することを特徴とする苗移植方法。 - 紙筒苗群から紙筒苗列を分離させる苗分離部と、該苗分離部へ紙筒苗群を搬送する苗搬送部と、を備える苗移植機であって、
前記苗搬送部は、紙筒苗群の搬送路を揺動させる揺動機構を備えることを特徴とする苗移植機。 - 前記揺動機構は、前記搬送路を水平方向へ揺動させることを特徴とする請求項2に記載の苗移植機。
- 前記搬送路は、ベルトコンベア又はローラコンベアのいずれかを含む苗搬送装置に設けられることを特徴とする請求項2又は3に記載の苗移植機。
- 前記揺動機構は、前記苗搬送装置が設けられる回転テーブルを備えることを特徴とする請求項4に記載の苗移植機。
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US20040079263A1 (en) | 2001-01-24 | 2004-04-29 | Tagawa Kenneth K | Plant growing system to maximize transplant yield |
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