JP7257109B2 - 非水電解液、及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

非水電解液、及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、非水電解液、及びリチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池は、スマートフォン、パーソナルコンピューター等の電子機器の電源、及び自動車用電源などとして用いられている。これらの用途に使用される電池では、高出力化、高エネルギー密度化、サイクル特性、レート特性等の各種特性の向上を目的とした研究が重ねられている。
リチウムイオン二次電池には、リチウム塩を非水溶媒に溶解した電解液が用いられる。近年、上記電解液として、レート特性の改善等の観点から、例えば、リチウム塩であるLiN(SOF)の体積モル濃度が3.0M(M=mol/L)以上である電解液のように、濃厚な電解液が注目されている(特許文献1~3)。
特開2014-241198号公報 国際公開第2013/146714号 国際公開第2015/045393号
しかしながら、特許文献1~3では、溶媒としてアセトニトリル、ジメチルカーボネート等を使用している。ところが、本発明者が鋭意検討したところによれば、これらの電解液は、高温保存特性が極めて不良であることが判明した。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、高温保存特性に優れる電解液、また、当該電解液を用いたリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
本発明の非水電解液は、下記一般式(1)で表されるイミド塩と、下記一般式(2)で表される非水溶媒と、を含み、当該非水溶媒は、非水電解液の溶媒の90質量%以上を構成し、且つ、イミド塩1molに対して4.7mol以下の量で存在する。
(XSO)(FSO)NLi (1)
[式中、Xは、フッ素原子、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
Figure 0007257109000001

[式中、Rは、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
また、本発明の非水電解液は、下記一般式(1)で表されるイミド塩を含み、当該非水電解液の溶媒は、下記一般式(2)で表される非水溶媒から選択される一種の溶媒若しくは二種以上の混合溶媒である、又は下記一般式(2)で表される非水溶媒から選択される一種以上の非水溶媒と35℃以下の融点を有する溶媒との混合溶媒であり、上記イミド塩の濃度が2.1mol/L以上である。
(XSO)(FSO)NLi (1)
[式中、Xは、フッ素原子、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
Figure 0007257109000002

[式中、Rは、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
上記イミド塩がリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドであると好ましい。
上記非水溶媒がプロピレンカーボネートであると好ましい。
上記非水溶媒は、前記イミド塩1molに対し、1.5~4.7molの量で存在すると好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池は、上記非水電解液を含む。
本発明によれば、高温保存特性に優れる電解液、及び当該電解液を用いたリチウムイオン二次電池を提供することができる。
実施例1及び比較例1で作製した電池の定電流充電曲線を示す図である。
本実施形態の非水電解液は、下記一般式(1)で表されるイミド塩と、下記一般式(2)で表される非水溶媒と、を含み、当該非水溶媒は、非水電解液の溶媒の90質量%以上を構成し、且つ、イミド塩1molに対して4.7mol以下の量で存在する。
(XSO)(FSO)NLi (1)
[式中、Xは、フッ素原子、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
Figure 0007257109000003

[式中、Rは、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
また、本実施形態の非水電解液は、下記一般式(1)で表されるイミド塩を含み、当該非水電解液の溶媒は、下記一般式(2)で表される非水溶媒から選択される一種の溶媒若しくは二種以上の混合溶媒である、又は下記一般式(2)で表される非水溶媒から選択される一種以上の非水溶媒と35℃以下の融点を有する溶媒との混合溶媒であり、上記イミド塩の濃度が2.1mol/L以上である。
(XSO)(FSO)NLi (1)
[式中、Xは、フッ素原子、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
Figure 0007257109000004

[式中、Rは、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
本実施形態の非水電解液は、リチウムイオン二次電池の電解液として使用した際に高温保存特性に優れる。ここで、高温保存特性とは、充電後、高温で保存した際に自己放電による残存容量の低下が抑制できることを言う。従来のアセトニトリル、ジメチルカーボネート等を溶媒として使用した非水電解液では、充電後に高温で保存した際の自己放電量が多く、残存容量が小さくなってしまうが、本実施形態の非水電解液は、充電後に高温で保存しても残存容量の低下が小さい。また、本実施形態の非水電解液を使用した場合、充電したリチウムイオン二次電池を高温で保存した後、一旦放電し、再度充電した際の容量(回復容量)も大きくなる傾向にある。また、本実施形態の非水電解液をリチウムイオン二次電池の電解液として使用した場合、レート特性にも優れる傾向がある。
上記一般式(1)のイミド塩の濃度は好ましくは2.1mol/L以上、より好ましくは2.2mol/L以上、更に好ましくは2.5mol/L以上である。また、上記一般式(1)のイミド塩の濃度の上限としては、飽和濃度であっても特に問題はないが、他のリチウム塩との併用が可能となる、又は電解液の粘度上昇を抑制させてイオン伝導度を向上させることができる等の観点から、好ましくは4.5mol/L以下、より好ましくは4.4mol/L以下、更に好ましくは4.2mol/L以下、よりさらに好ましくは3.5mol/L以下、極めて好ましくは3.0mol/L以下である。上記一般式(1)のXがフルオロアルキル基である場合、当該フルオロアルキル基としては、C2m+1(mは1~3の整数)で表されるアルキル基の水素を一つ以上フッ素で置換した基が挙げられ、より具体的には、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロ-n-プロピル基及びヘプタフルオロイソプロピル基が挙げられる。上記一般式(1)のイミド塩の一種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。また、上記一般式(1)のイミド塩としては、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミドが好ましい。
本実施形態の非水溶媒は、本発明の効果を損なわない範囲で上記一般式(1)のイミド塩以外のリチウム塩を含んでもよい。上記一般式(1)のイミド塩以外のリチウム塩としては、LiPF、LiBF、LiN(SOCF(リチウム(ビストリフルオロメチルスルホニル)イミド)、LiPF(C、LiBF(CF、LiAsF、LiSbF、LiFSO、LiF、LiPO等が挙げられる。
非水電解液に上記一般式(1)のイミド塩以外の他のリチウム塩を含有させる場合、従来の電解液組成と同程度のレート特性を維持しつつも、優れた高温保存特性が得られる、負極として黒鉛負極を用いた場合でも、一般式(2)の非水溶媒の分解を妨げ、正常に充電することができる等の効果が得られるように添加することが望ましい。非水電解液中の上記一般式(1)のイミド塩と上記他のリチウム塩との濃度の合計が、飽和濃度以下の範囲で使用される限りその濃度は特に限定されないが、他のリチウム塩を添加した効果が十分に奏される観点から、上記他のリチウム塩の濃度は好ましくは0.01mol/L以上、より好ましくは0.05mol/L以上、更に好ましくは0.1mol/L以上である。一方、非水電解液の粘度の上昇を抑制し、イオン伝導度を向上させる観点から、他のリチウム塩の濃度は、好ましくは1.5mol/L以下、より好ましくは1.3mol/L以下、更に好ましくは1.0mol/L以下である。
上記一般式(2)におけるRがアルキル基の場合、当該アルキル基としては、式C2n+1(nは、1~3の整数)で表されるアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、n-プロピル基又はイソプロピル基が挙げられる。上記一般式(2)におけるRがフルオロアルキル基の場合、当該フルオロアルキル基としては、上記式C2n+1で表されるアルキル基の水素原子を1つ以上フッ素で置換したフルオロアルキル基が挙げられ、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロ-n-プロピル基又はヘプタフルオロイソプロピル基であると好ましい。上記一般式(2)で表される非水溶媒としては、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ペンチレンカーボネート等が挙げられ、プロピレンカーボネートが好ましい。これらの非水溶媒は、1種又は2種以上使用してもよい。
高温保存特性を更に高めるために、上記一般式(2)で表される非水溶媒は、一般式(1)のイミド塩1molに対して4.7mol以下の量で非水電解液中に存在すると好ましく、1.5~4.7molの量で非水電解液中に存在するとより好ましく、3.0~4.6molの量で非水電解液中に存在すると更に好ましい。
より高温保存特性を高める観点から、本実施形態の非水電解液の溶媒における一般式(2)で表される非水溶媒の含有量は、90質量%以上であると好ましく、95質量%以上であるとより好ましく、99質量%以上であると更に好ましく、実質的に100質量%であると更にまた好ましい。
本実施形態の非水電解液は、一般式(2)で表される非水溶媒以外の溶媒を含んでもよく、そのような溶媒としては、融点が35℃以下であると好ましい。そのような溶媒としては、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、2,5-ジメチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、クラウンエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエ-テル、1,4-ジオキサン、1,3-ジオキソラン等のエーテル類;炭酸ジメチル、炭酸エチルメチル(エチルメチルカーボネート)、炭酸ジエチル(ジエチルカーボネート)等の鎖状炭酸エステル類;2,3-ジメチル炭酸エチレン、炭酸ブチレン、炭酸ビニレン、2-ビニル炭酸エチレン等の環状炭酸エステル類;安息香酸メチル、安息香酸エチル等の芳香族カルボン酸エステル類;γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトン、δ-バレロラクトン等のラクトン類;リン酸トリメチル、リン酸エチルジメチル、リン酸ジエチルメチル、リン酸トリエチル等のリン酸エステル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、メトキシプロピオニトリル、グルタロニトリル、アジポニトリル、2-メチルグルタロニトリル、バレロニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類;エチルメチルスルホン、スルホラン、3-メチルスルホラン、2,4-ジメチルスルホラン等の硫黄化合物類;ベンゾニトリル、トルニトリル等の芳香族ニトリル類;ニトロメタン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、1,3-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2(1H)-ピリミジノン、3-メチル-2-オキサゾリジノン等を挙げることができる。これらの溶媒は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
非水電解液の高温保存特性を悪化させる傾向にあるため、本実施形態の非水電解液は、エチレンカーボネート(EC、融点:36.4℃)を含まないことが好ましい。エチレンカーボネートが不純物として含まれる場合は、エチレンカーボネートの含有量は、非水電解液の総質量に対して5000質量ppm以下であると好ましいが、全く含まれないことがより好ましい。
本実施形態の非水電解液は、リチウムイオン電池のサイクル特性の改善や安全性の向上など各種特性の向上を目的とする添加剤を含有していてもよい。
添加剤としては、フェニルエチレンカーボネート、エリスリタンカーボネート等のカーボネート化合物;エチレンサルファイト、1,3-プロパンサルトン、1,4-ブタンサルトン、1,5-ペンタンサルトン、1,4-へキサンサルトン、4,6-ヘプタンサルトン、メタンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸メチル、トリメチレングリコール硫酸エステル、トリフルオロメタンスルホン酸メチル等のスルホン酸エステル;ブサルファン、スルホレン、ジフェニルスルホン、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ビス(4-フルオロフェニル)スルホン等のスルホン化合物;無水コハク酸、無水グルタル酸、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水グルタコン酸、無水イタコン酸、無水ジグリコール酸、シクロヘキサンジカルボン酸無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、フェニルコハク酸無水物等のカルボン酸無水物;1-メチル-2-ピロリジノン、1-メチル-2-ピペリドン、N-メチルスクシイミド等の含窒素化合物;モノフルオロリン酸塩、ジフルオロリン酸塩等のリン酸塩;ヘプタン、オクタン、シクロヘプタン等の炭化水素化合物;メチルビニレンカーボネート(MVC)、エチルビニレンカーボネート(EVC)等の不飽和結合を有する環状カーボネート;フルオロエチレンカーボネート、トリフルオロプロピレンカーボネート、フェニルエチレンカーボネート及びエリスリタンカーボネート等のカーボネート化合物;などが挙げられる。
上記添加剤の含有量は、電解液の総量に対して、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であって、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。添加剤の含有量が0.1質量%以上であると、添加剤に由来する効果が得られ易い傾向があり、添加剤の含有量が10質量%以下であると、電解液の粘度の上昇を抑制できると共に、添加量に見合う効果が得られにくくなる過剰の添加剤を削減できる傾向にある。
本実施形態の電解液は、リチウムイオン電池、キャパシタ等の電解液に使用することができ、特に、リチウムイオン電池の電解液として使用することが好ましい。リチウムイオン電池は二次電池であってもよい。
リチウムイオン二次電池の構成としては、特に限定されず、正極と、負極と、セパレータと、上記非水電解液とを備えていれば、公知の構成はいずれも採用できる。セパレータとしては、特に限定されず、ポリエチレン等の公知のセパレータを使用できる。
リチウムイオン二次電池の正極及び負極の材料としては、特に限定されず、公知の材料を使用することができる。正極に含まれる正極活物質としては、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、LiNi1-x-yCoMn(0<x<1、0<y<1、0<x+y<1)、LiNi1-x-yCoAl(0<x<1、0<y<1、0<x+y<1)等の三元系酸化物等の遷移金属酸化物、LiNiMn(2-y)(0.9≦x≦1.1、0<y<1)で表されるニッケルマンガン酸リチウム、LiAPO(A=Fe、Mn、Ni、Co)等のオリビン構造を有する化合物、遷移金属を複数取り入れた固溶材料(電気化学的に不活性な層状のLiMnOと、電気化学的に活性な層状のLiM”O[M”=Co、Ni等の遷移金属]との固溶体)等が挙げられる。これらの正極活物質は、1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
負極に含まれる負極活物質としては、人造黒鉛、天然黒鉛等の黒鉛、石炭又は石油ピッチから作られるメソフェーズ焼成体、難黒鉛化性炭素等の黒鉛以外の炭素材料、Si、Si合金、SiOx(xは、1~2)等のSi系負極材料、Sn合金等のSn系負極材料、金属リチウム、リチウム-アルミニウム合金等のリチウム合金等を挙げることができる。上記一般式(2)の非水溶媒は、負極として黒鉛等の炭素材料を用いた場合、負極上で分解されやすく、正常に充電ができない傾向にあるが、本実施形態の非水電解液では、上記一般式(2)の非水溶媒の分解を妨げることができるため、正常に充電することが可能である。そのため、本実施形態の非水電解液は、黒鉛等の炭素材料を含む負極を備えるリチウムイオン二次電池に好適に使用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前記及び後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
1.黒鉛負極へのリチウム充電評価
[実施例1]
1-1.非水電解液の調整
電解質として、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)(イオネル(登録商標)LF-101、株式会社日本触媒製)5.61g(30mmol)を10mLのメスフラスコに測り取り、プロピレンカーボネート(PC)(LBGグレード、キシダ化学株式会社製)でメスアップして非水電解液(E1)を得た。非水電解液(E1)におけるLiFSIの濃度は3.0mol/Lであった。
1-2.天然黒鉛合剤シートの作製
活物質として天然黒鉛(SMG、日立化成株式会社製)、導電助剤としてカーボンナノチューブ(VGCF、昭和電工株式会社製)、及びバインダー(結着剤)としてCMC(カルボキシメチルセルロース)とSBR(スチレン-ブタジエンゴム)との混合物を、天然黒鉛:導電助剤:CMC:SBR=100:2:1:1(質量比)の割合で混合し、これを純水と混合してスラリーを調製した。このスラリーを銅箔(集電体)上に均一に塗工したのち、熱風乾燥機を用いて60℃で30分間の加熱乾燥と、減圧乾燥機を用いて、絶対圧で真空度-0.1MPa、80℃で2時間の減圧乾燥をして溶媒を除去し、重量4.9mg/cm(銅箔除く)の天然黒鉛合剤シートを得た。
1-3.コイン型リチウム電池の作製
CR2032コイン型電池用部品(宝泉株式会社製)を用いて、コイン型リチウム電池を組み立てた。ガスケットを装着した負極キャップ、ウェーブワッシャー、スペーサー、及びリチウム箔(φ14mm、厚み0.5mmt)(本城金属株式会社製)を、この順に重ねた後、非水電解液(E1)25μLをリチウム箔上に滴下した。リチウム箔上にセパレータ(ポリエチレン製)を重ねた後、再び非水電解液(E1)25μLをセパレータに含浸させたのち、上記にて作製した天然黒鉛合剤シートを円形に打ち抜いたもの(φ14mm)を、セパレータを挟んでリチウム箔と対向するように配置した。その上に正極ケースを重ね、カシメ機でかしめることによりコイン型リチウム電池(BE1)を作製した。
[実施例2]
上記非水電解液(E1)467μLに、33μLのPCを加えて、LiFSIの濃度が2.8mol/Lである非水電解液(E2)を得た。非水電解液(E2)を用いたこと以外は、(BE1)と同様の手順で、コイン型リチウム電池(BE2)を作製した。
[実施例3]
非水電解液(E1)433μLに66μLのPCを加えて、LiFSIの濃度が2.6mol/Lである非水電解液(E3)を得た。非水電解液(E3)を用いたこと以外は、(BE1)と同様の手順で、コイン型リチウム電池(BE3)を作製した。
[実施例4]
非水電解液(E1)400μLに100μLのPCを加えて、LiFSIの濃度が2.4mol/Lである非水電解液(E4)を得た。非水電解液(E4)を用いたこと以外は、(BE1)と同様の手順で、コイン型リチウム電池(BE4)を作製した。
[実施例5]
非水電解液(E1)367μLに133μLのPCを加えて、LiFSIの濃度が2.2mol/Lである非水電解液(E5)を得た。非水電解液(E5)を用いたこと以外は、(BE1)と同様の手順で、コイン型リチウム電池(BE5)を作製した。
[実施例6]
非水電解液(E1)350μLと150μLのPCを加えて、LiFSIの濃度が2.1mol/Lである非水電解液(E6)を得た。非水電解液(E6)を用いたこと以外は、(BE1)と同様の手順で、コイン型リチウム電池(BE6)を作製した。
[比較例1]
非水電解液(E1)333μLに167μLのPCを加えて、LiFSIの濃度が2.0mol/Lである非水電解液(C1)を得た。非水電解液(C1)を用いたこと以外は、(BE1)と同様の手順で、コイン型リチウム電池(BC1)を作製した。
2.コイン型リチウム電池の評価
実施例1~6、及び比較例1で作製したコイン型リチウム電池について、充放電試験装置(ACD-01、アスカ電子株式会社製)を用いて、25℃にて、0.05C(0.13mA)での定電流充電を0.02Vまで行った。実施例1及び比較例1の充電曲線を図1に示す。
図1から、実施例1は充電の進行に従って電圧が低下し、0.02V付近まで電圧が下がっているため、正常に充電が行われたと言える。一方、比較例1は充電途中で電圧が上昇し、充電の終止条件である0.02V付近まで電圧が下がりきらないまま推移しているため、正常な充電ができていない。実施例1~6、及び比較例1における充電可否を表1に示す。なお、表1において充電可否が「A」の場合、充電の進行に従って0.02V付近まで電圧が下がり、正常に充電が行われたことを示し、「B」は正常に充電ができなかったことを示す。
表1に示すとおり、LiFSIの濃度を2.1mol/L以上(1molのLiFSIに対してPCが4.7mol以下)にすることで、黒鉛負極へリチウムが挿入可能となることが明らかとなった。これは、LiFSIの濃度が2.1mol/L以上では、リチウムイオンに溶媒和するPCの分子数が適度な数となり、リチウムイオンが黒鉛負極の層間へ適切に吸蔵することができたためと考えられる。
Figure 0007257109000005
3.リチウムイオン二次電池評価
[実施例7]
3-1.正極の作製
正極活物質としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3(Umicore製)、導電助剤としてアセチレンブラック(粉状品、電気化学工業株式会社製)と黒鉛粉末(J-SP、日本黒鉛工業株式会社製)の混合物、及びバインダー(結着剤)としてポリフッ化ビニリデン(#7200、株式会社クレハ製)を、正極活物質:アセチレンブラック:黒鉛粉末:バインダー=100:3:3:3(質量比)の割合で混合し、これをN-メチルピロリドン(LBGグレード、キシダ化学株式会社製)に分散させて正極合剤スラリーを得た。この正極合剤スラリーをアルミニウム箔上に均一に塗工したのち、熱風乾燥機を用いて70℃で30分間の加熱乾燥を行い、次いで、減圧乾燥機を用いて、絶対圧で真空度-0.1MPa、110℃で2時間の減圧乾燥をして溶媒を除去し、正極重量9.9mg/cm(アルミニウム箔除く)の正極シートを得た。
3-2.リチウムイオン二次電池の作製
CR2032コイン型電池用部品(宝泉株式会社製)を用いて、以下のとおり、コイン型リチウムイオン二次電池を組み立てた。すなわち、ガスケットを装着した負極キャップ、ウェーブワッシャー、及びスペーサーを、この順に重ねた後、負極として、上記(1-2)で作製した天然黒鉛合剤シート(φ14mm)を、スペーサーと銅箔が対向するように重ね、非水電解液(E1)25μLを負極上に滴下した。さらにセパレータを重ねた後、再び非水電解液(E1)25μLをセパレータに滴下して含浸させたのち、上記にて作製した正極シートを円形に打ち抜いたもの(φ12mm)を、セパレータを挟んで負極と対向するように配置した。その上に正極ケースを重ね、カシメ機でかしめることによりコイン型リチウムイオン二次電池(BE7)を作製した。
[実施例8]
非水電解液(E5)を用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BE8)を作製した。
[実施例9]
電解質として、7.48g(40mmol)のLiFSIを10mLのメスフラスコに測り取り、PCでメスアップしてLiFSIの濃度が4.0mol/Lである非水電解液(E8)を得た。非水電解液(E8)を用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BE9)を作製した。
[比較例2]
電解質として、5.61g(30mmol)のLiFSIを10mLのメスフラスコに測り取り、エチレンカーボネート(EC)(LBGグレード、キシダ化学株式会社製)でメスアップしてLiFSIの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C2)を得た。非水電解液(C2)を用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC2)を作製した。
[比較例3]
非水溶媒として、EC及びPCの体積比が1:1である溶媒を用いたこと以外は、非水電解液(C2)と同様の方法で、LiFSIの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C3)を得た。非水電解液(C3)用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC3)を作製した。
[比較例4]
非水溶媒として、ジメチルカーボネート(DMC)(LBGグレード、キシダ化学株式会社製)を用いたこと以外は、非水電解液(C2)と同様の方法で、LiFSIの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C4)を得た。非水電解液(C4)用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC4)を作製した。
[比較例5]
非水溶媒として、アセトニトリル(AN)(LBGグレード、キシダ化学株式会社製)を用いたこと以外は、非水電解液(C2)と同様の方法で、LiFSIの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C5)を得た。非水電解液(C5)用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC5)を作製した。
[比較例6]
電解質として、LiFSIに代えてヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF、ステラケミファ株式会社製)を用いたこと以外は、非水電解液(E1)と同様の方法で、LiPFの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C6)得た。非水電解液(C6)用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC6)を作製した。
[比較例7]
電解質として、LiFSIに代えてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiTFSI)を用いたこと以外は、非水電解液(E1)と同様の方法で、LiTFSIの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C7)を得た。非水電解液(C7)用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC7)を作製した。
[比較例8]
電解質として、LiFSIに代えてリチウムテトラフルオロボレート(LiBF、キシダ化学株式会社製)を用いたこと以外は、非水電解液(E1)と同様の方法で、LiBFの濃度が3.0mol/Lである非水電解液(C8)を得た。非水電解液(C8)用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC8)を作製した。
[比較例9]
電解質として、1.82g(12mmol)のLiPFを10mLのメスフラスコに測り取り、ECとエチルメチルカーボネート(EMC)(LBGグレード、キシダ化学株式会社製)とを体積比で3:7の割合で混合した混合溶媒でメスアップしてリチウム塩濃度が1.2mol/Lである非水電解液(C9)を調製した。非水電解液(C9)を用いたこと以外は、(BE7)と同様の手順で、コイン型リチウムイオン二次電池(BC9)を作製した。
実施例7及び比較例2~9で使用した非水電解液の組成を表2にまとめる。
Figure 0007257109000006
4.リチウムイオン二次電池評価
実施例7~9、及び比較例2~9で得られたコイン型リチウムイオン二次電池について、上記充放電試験装置を用いて、25℃にて、0.1C(0.16mA)の条件下、0.02Cカットオフの4.2V定電流定電圧充電を行った後、0.1Cで3Vカットオフの定電流放電を行った。このときの充放電容量及び充放電効率を初期充放電容量(A)とする。その後、充電条件は変えずに、放電レートを0.2C、0.5C、1Cとした場合の、0.2C放電容量を(B)、0.5C放電容量を(C)、1C放電容量を(D)とする。それぞれの充放電容量を表3に示す。
Figure 0007257109000007
表3の結果から、実施例7~9のコイン型リチウムイオン二次電池は、従来組成の電解液を用いた比較例9の電池と同程度の放電容量を示し、各放電レートについても優れた放電容量を示した。また、LiFSI以外のリチウム塩を使用した比較例6~8は放電容量が低く、比較例8に至っては、正常に充電できなかった。
5.高温保存特性
次いで、上記充放電試験装置を用いて、25℃にて、0.1C(0.16mA)で0.02Cカットオフの4.2V定電流定電圧充電を行った後、80℃で3日間保管した。その後、25℃に戻して2時間静置した後、0.1Cで3Vまで定電流放電を行った。この時の放電容量を(残存容量E)とする。次いで、25℃にて0.1C(0.16mA)で0.02Cカットオフの4.2V定電流定電圧充電を行い、0.1Cで3Vまで定電流放電を行った。この時の放電容量を(回復容量F)とする。それぞれの充放電容量を表4に示す。
Figure 0007257109000008
表4の結果から、実施例7~9のリチウムイオン二次電池は、高温保存後の残存容量及び回復容量について高い値を示し、従来の電解液組成である比較例9よりも優れた高温保存特性をもつことがわかる。特に、比較例2、3及び比較例9の結果から、リチウムイオン二次電池に従来用いられているECは、電池の高温保存特性を著しく低下させることが判明した。また、比較例5~7では保存中に自己放電してしまい、残存容量が得られないことも判明した。
以上のことから、非水電解液(E1)を用いることで、従来の電解液組成と同程度のレート特性を維持しつつも、優れた高温保存特性が得られることが明らかとなった。

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で表されるイミド塩と、
    (XSO)(FSO)NLi(1)
    [式中、Xは、フッ素原子、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
    下記一般式(2)で表される非水溶媒と、を含む非水電解液であって、
    Figure 0007257109000009

    [式中、Rは、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
    前記非水溶媒は、前記非水電解液の溶媒の90質量%以上を構成し、且つ、イミド塩1molに対して4.7mol以下の量で前記非水電解液中に存在し、
    難燃剤の濃度が25質量%以上である非水電解液を除く、非水電解液。
  2. 下記一般式(1)で表されるイミド塩を含む非水電解液であって、
    (XSO)(FSO)NLi(1)
    [式中、Xは、フッ素原子、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
    前記非水電解液の溶媒は、下記一般式(2)で表される非水溶媒から選択される一種の溶媒若しくは二種以上の混合溶媒である、又は下記一般式(2)で表される非水溶媒から選択される一種以上の非水溶媒と35℃以下の融点を有する溶媒との混合溶媒であり、
    Figure 0007257109000010

    [式中、Rは、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基である。]
    前記イミド塩の濃度が2.1mol/L以上であり、
    前記非水溶媒は、前記非水電解液の溶媒の90質量%以上を構成し、
    難燃剤の濃度が25質量%以上である非水電解液を除く、非水電解液。
  3. 前記イミド塩がリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドである、請求項1又は2に記載の非水電解液。
  4. 前記非水溶媒がプロピレンカーボネートである、請求項1~3のいずれか一項に記載の非水電解液。
  5. 前記非水溶媒は、前記イミド塩1molに対し、1.5~4.7molの量で存在する、請求項1~4のいずれか一項に記載の非水電解液。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の非水電解液を含む、リチウムイオン二次電池。
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