JP7256688B2 - カラオケ決済システム - Google Patents

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本発明はカラオケ決済システムに関する。
労働力の確保が問題となる中、様々な分野において店舗の無人化や省力化の取り組みが検討されている。たとえば、コンビニエンスストア各社では、様々な手法により、無人化や省力化を試みている(非特許文献1参照)。
このような店舗の無人化や省力化は、カラオケ業界においても求められている。たとえば、近年、一人で心ゆくまでカラオケ歌唱を楽しみたいという利用者のニーズに応えた、一人カラオケ専門店が展開されている(非特許文献2参照)。
従来のカラオケボックスのような業態の場合、一つのルームを複数の利用者で利用するため、一つのルーム当たりの売り上げは大きくなる。また、複数人で利用する場合には、飲食物の提供に伴う売り上げも期待できる。
一方、一人カラオケ専門店のような業態の場合、一つのルームの利用者は一人に限定されるため、一つのルーム当たりの売り上げはカラオケボックスのような業態よりも低くなる。また、一つのルームにはカラオケ装置が必ず一台必要となるため、カラオケ装置の維持コストがかかる。更に、一人カラオケを希望する利用者はカラオケ歌唱に専念するケースが多い。よって、飲食物の提供による売り上げが期待できない。このような事情により、一人カラオケ専門店においては、特に無人化や省力化の実現が望ましいと考えられている。
「コンビニの無人営業や省力化で、ローソンとファミリーマートが実証実験」、BCN+R、2019年4月2日付記事、株式会社BCN、[令和1年5月13日検索]、インターネット、<URL:https://www.bcnretail.com/market/detail/20190402#112346.html> 「ひとりカラオケ専門店 イチカラ」、東愛株式会社、[令和1年5月13日検索]、インターネット、<URL:https://jankara.ne.jp/ichikara/>
ここで、一人カラオケ専門店を含むカラオケ店舗においては、利用者の予約受付やルームへの入退室管理、利用時間に応じた料金の支払い等、特有の事情が存在する。従って、従来のシステムではカラオケ店舗の無人化や省力化を行うことが困難であった。
本発明の目的は、カラオケ店舗の従業員が介在することなく、利用者が希望する日時にカラオケ店舗の利用を可能とするカラオケ決済システムを提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ店舗の利用者が所有する利用者端末と、当該利用者端末及び当該カラオケ店舗のルームに設置されたカラオケ装置と通信可能に接続された店舗サーバ装置と、を有するカラオケ決済システムであって、前記利用者端末は、前記店舗サーバ装置に対し、前記カラオケ店舗の利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻を含む予約情報を送信する送信処理部と、前記店舗サーバ装置から取得した、前記カラオケ店舗の指定する支払い先を示す第1の支払い先情報、及び予約するルームの利用料金を示す第1の金額情報に基づいて、第1の決済を行うよう決済サーバ装置に指示する第1の決済指示部と、前記店舗サーバ装置から取得した、予約されたルームの扉に設置された電子錠を開閉する電子鍵を生成するための鍵情報に基づいて、電子鍵を生成し、前記利用者端末の表示手段に表示させる表示制御部と、を有し、前記店舗サーバ装置は、前記利用者端末から前記予約情報を受け付けた場合、当該利用者端末に対し、前記第1の支払い先情報及び前記第1の金額情報を送信し、且つ前記第1の決済が行われた場合、前記カラオケ店舗にあるルームの予約を成立させる予約処理部と、前記第1の決済が行われた場合、前記鍵情報を作成して前記利用者端末に送信する鍵情報作成部と、前記予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻に基づいて、前記電子鍵を有効化するよう前記予約されたルームの扉に設置された電子錠に指示し、且つカラオケ装置を操作するためのリモコン手段と前記予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを行うペアリング処理部と、を有するカラオケ決済システムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、カラオケ店舗の従業員が介在することなく、利用者が希望する日時にカラオケ店舗の利用を可能とすることができる。
第1実施形態に係るカラオケ決済システムの概略を示す図である。 第1実施形態に係る利用者端末を示す図である。 第1実施形態に係る店舗サーバ装置を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ決済システムの処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るカラオケ決済システムの処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る店舗サーバ装置を示す図である。 第2実施形態において返金額の調整に用いるテーブルを示す図である。 第2実施形態に係るカラオケ決済システムの処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1~図4Bを参照して、第1実施形態に係るカラオケ決済システムについて説明する。
==カラオケ決済システム==
図1に示すように、カラオケ決済システム1は、利用者端末M、及び店舗サーバ装置LSを有する。
利用者端末Mは、カラオケ店舗Nの利用者Uが所有するスマートフォン等の携帯情報端末である。本実施形態に係る利用者端末Mには、カラオケ決済システム1を利用するための専用アプリケーションソフトウェア(以下、「カラオケアプリ」)がインストールされている。カラオケアプリは、たとえば、決済サーバ装置PSが提供するWebサイトからダウンロードすることで入手できる。以下の説明では、利用者Uが一人でカラオケ店舗Nを利用してカラオケ歌唱を楽しむ、所謂「一人カラオケ」の例について述べる。
カラオケ店舗Nは、利用者がカラオケ歌唱を行うための店舗である。カラオケ店舗Nは、複数のルームR1~~Rnを有する。各ルームには、一台ずつカラオケ装置(図1の例ではカラオケ装置K1~カラオケ装置Kn)が設置されている。また、各ルームに入退室するための扉には、電子錠が取り付けられている。図1の例では、ルームR1~Rnに電子錠L1~Lnが取り付けられている。
各カラオケ装置は、カラオケ店舗Nの利用者が、カラオケ歌唱を行うための装置である。各カラオケ装置は、利用者がカラオケ歌唱を希望する楽曲のカラオケ演奏を行うことができる。また、利用者はカラオケ装置のマイクを利用することでカラオケ歌唱を行うことができる。なお、マイクはルームから持ち出すことができないよう、たとえばカラオケ装置に有線接続されていることが望ましい。また、本実施形態において、各カラオケ装置は、カラオケアプリを起動し、ペアリングされた利用者端末により各種の操作が可能となっている(後述)。このような利用者端末は「リモコン手段」の一例である。
各カラオケ装置は、カラオケ店舗NのLANを介して店舗サーバ装置LSと通信可能に接続されている。
店舗サーバ装置LSは、カラオケ店舗Nに設置されるローカルサーバである。店舗サーバ装置LSは、WANを介して利用者端末Mまたは決済サーバ装置PSと通信可能となっている。
決済サーバ装置PSは、利用者端末Mまたは店舗サーバ装置LSからの指示に応じて決済処理を行うコンピュータである。決済サーバ装置PSが行う決済処理は、モバイル決済に関する公知の技術を利用することができる。
==利用者端末==
図2を参照して、利用者端末Mの構成について説明する。図2に示すように、利用者端末Mは、記憶手段10、通信手段11、表示手段12、入力手段13、及び制御手段14を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶手段、通信手段、表示手段、入力手段]
記憶手段10は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。記憶手段10は、たとえば、利用者端末Mを識別するための専用IDのような端末識別情報を記憶している。通信手段11は、店舗サーバ装置LSや決済サーバ装置PSとの通信を行うためのインターフェースを提供する。表示手段12は、各種情報を表示させるディスプレイである。入力手段13は、利用者Uが各種指示入力を行うための構成である。なお、一般的なスマートフォンでは、表示手段12がタッチパネル形式で構成されており、入力手段13として機能する。
[制御手段]
制御手段14は、利用者端末Mにおける各種の制御を行う。制御手段14は、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
本実施形態において、利用者端末Mでカラオケアプリを起動した場合、制御手段14は、送信処理部14a、第1の決済指示部14b、表示制御部14c、及び操作部14dとして機能する。
(送信処理部)
送信処理部14aは、店舗サーバ装置に対し、カラオケ店舗の利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻を含む予約情報を送信する。
たとえば図1の例において、利用者Uが2019年5月18日の18:00-20:00にカラオケ店舗Nを利用したいと考えたとする。
この場合、利用者Uは、利用者端末Mでカラオケアプリを起動し、入力手段13により利用を希望する店舗名(カラオケ店舗N)、利用を希望する日付(2019年5月18日)、利用開始時刻(18:00)、及び利用終了時刻(20:00)の入力を行う。
送信処理部14aは、入力された日付、利用開始時刻、及び利用者情報をまとめて予約情報とし、利用者端末Mの端末識別情報と併せてカラオケ店舗Nの店舗サーバ装置LSに送信する。
(第1の決済指示部)
第1の決済指示部14bは、店舗サーバ装置から取得した、カラオケ店舗の指定する支払い先を示す第1の支払い先情報、及び予約するルームの利用料金を示す第1の金額情報に基づいて、第1の決済を行うよう決済サーバ装置に指示する。
第1の決済は、利用者が希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻でカラオケ店舗の予約(具体的には、カラオケ店舗に設置されているルームの予約)を行うために、カラオケ店舗に対して所定の金額を支払うことをいう。第1の支払い先情報は、利用者がカラオケ店舗に対して決済を行う際の支払い先を示す。第1の支払い先情報は、たとえばカラオケ店舗が契約している銀行の口座番号等である。第1の金額情報は、カラオケ店舗のルームを利用する際の支払い金額を示す。カラオケ店舗においては、ルーム毎にたとえば「500円/時間」のように、予め所定の金額が設定されている。なお、所定の金額は、時期や時間帯によって異なっていてもよい。たとえば、土日、祝前日のような繁忙期、または17:00~22:00といった利用者が増える時間帯では、「500円/時間」とし、それ以外の閑散期や時間帯では、「250円/時間」といった設定が可能である。或いは、設置されているカラオケ装置の機種やルームの設備等により異なる金額を設定してもよい。この場合、利用者は、日付等を入力する際に併せてカラオケ装置の機種等を選択することができる。また、第1の金額情報及び第1の支払い先情報は、カラオケ店舗の管理者が入力手段13を介して新たな情報を入力することにより、適宜変更することが可能である。
たとえば、上記例で述べたように、送信処理部14aは、利用者Uがカラオケ店舗Nの利用を希望する日付(2019年5月18日)、利用開始時刻(18:00)、及び利用終了時刻(20:00)をカラオケ店舗Nの店舗サーバ装置LSに送信する。カラオケ店舗Nに予約可能なルームがある場合、店舗サーバ装置LSからは、第1の支払い先情報及び第1の金額情報が送信される(詳細は後述)。
この例では、カラオケ店舗Nの指定する銀行の口座情報と併せて、予約可能なルームR1の利用料金(500円×2時間=1000円)が送信されたとする。利用者Uは、利用者端末Mの表示手段12に表示された金額(1000円)を確認し、同意する場合には入力手段13を介し、その旨の入力を行う。
第1の決済指示部14bは、利用者Uからの指示入力に応じ、第1の支払い先情報及び第1の金額情報に基づいて、第1の決済を行うよう決済サーバ装置PSに指示する。
決済サーバ装置PSは、第1の決済指示部14bからの指示に基づき、第1の金額情報が示す支払い金額(1000円)を、利用者Uの口座から第1の支払い先情報が示すカラオケ店舗Nの口座に入金する処理を行う。決済サーバ装置PSは、入金する処理が終了した場合、カラオケ店舗Nの店舗サーバ装置LS及び利用者端末Mに第1の決済が完了した旨の通知を送信する。なお、決済サーバ装置PSから店舗サーバ装置LSへの通知は、第1の支払い先情報に紐付けられているカラオケ店舗Nのアドレス情報に基づいて行われるものとする。
(表示制御部)
表示制御部14cは、利用者端末Mにおける各種表示制御を行う。たとえば、表示制御部14cは、カラオケ店舗の利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻の入力画面や、第1の決済を行うかどうかの確認画面を表示手段12に表示させる。
また、本実施形態に係る表示制御部14cは、店舗サーバ装置から取得した、鍵情報に基づいて電子鍵を生成し、利用者端末Mの表示手段12に表示させる。鍵情報は、電子鍵を生成するための情報である。電子鍵は、予約されたルームの扉に設置された電子錠を開閉するための専用のコード等である。電子鍵は、たとえば、ワンタイムのバーコードやQRコード(登録商標)のような一次元コード、或いは二次元コードである。また電子鍵及び電子錠は、公知の電子錠前技術(たとえばスマートホテルキー(株式会社エスキュービズム・テクノロジー))を応用することでもよい。
たとえば上記例において、利用者端末Mに対し、店舗サーバ装置LSからルームR1の扉に設置された電子錠L1を開閉する電子鍵を生成するための鍵情報が送信されたとする。この場合、表示制御部14cは、当該鍵情報に基づいて電子鍵を生成し、表示手段12に表示させる。利用者Uは、表示手段12に表示された電子鍵を電子錠に近づけることでルームR1の電子錠を開き、ルームR1に入室することができる。
なお、電子鍵は、利用者がカラオケ店舗のルームを予約している日時のみ有効となる(詳細は後述)。一方、鍵情報は予約を行った時点で店舗サーバ装置LSから送信される。よって、携帯端末Mは、受信した鍵情報を記憶手段10に一時的に記憶させる。
(操作部)
操作部14dは、利用者端末Mの入力手段13からの指示入力に基づいて、ペアリングされたカラオケ装置の操作を可能とする。すなわち、利用者端末Mはリモコン手段に相当する。
カラオケ装置と利用者端末とのペアリングは、店舗サーバ装置LSにより行われる(後述)。
カラオケ装置と利用者端末とがペアリングされた後、たとえば、利用者が入力手段13により、楽曲の選曲を行ったとする。操作部14dは、選曲された楽曲の楽曲IDをカラオケ装置に送信し、予約待ち行列への登録を行わせる。或いは、利用者が入力手段13により、カラオケ演奏の中止を指示したとする。操作部14dは、当該指示に応じてカラオケ装置に対し、カラオケ演奏の中止信号を送信する。カラオケ装置は、中止信号に基づいてカラオケ演奏を中止する。
==店舗サーバ装置==
図3を参照して、店舗サーバ装置LSの構成について説明する。図3に示すように、店舗サーバ装置LSは、記憶手段20、通信手段21、及び制御手段22を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶手段、通信手段]
記憶手段20は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。通信手段21は、決済サーバ装置PSまたは利用者端末Mとの通信を行うためのインターフェースを提供する。
[制御手段]
制御手段22は、店舗サーバ装置LSにおける各種の制御を行う。制御手段22は、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
本実施形態において、制御手段22は、予約処理部22a、鍵情報作成部22b、及びペアリング処理部22cとして機能する。
(予約処理部)
予約処理部22aは、利用者端末から予約情報を受け付けた場合、当該利用者端末に対し、第1の支払い先情報及び第1の金額情報を送信する。また、予約処理部22aは、第1の決済が行われた場合、カラオケ店舗にあるルームの予約を成立させる。
利用者端末から予約情報を受け付けた場合、予約情報処理部22aは、カラオケ店舗にある複数のルームの中から、予約情報に含まれる日付、及び利用開始時刻から利用終了時刻まで利用可能なルームがあるかどうかを確認する。各ルームの予約状況は、記憶手段20に記憶されている。利用可能なルームがある場合、予約処理部22aは、予約情報及び利用者端末の端末識別情報を記憶手段20に記憶する。利用可能なルームが無い場合、予約処理部22aは、予約できない旨のメッセージを示す信号を利用者端末に送信する。
その後、予約処理部22aは、予約情報を送信した利用者端末に対し、第1の支払い先情報及び第1の金額情報を送信する。予約処理部22aは、第1の決済が行われた場合、ルームの予約を成立させる。予約処理部22aは、第1の決済が行われなかった場合、記憶手段20に記憶した予約情報及び利用者端末の端末識別情報を消去する。
たとえば、上記例で述べたように、利用者端末Mから、利用者Uがカラオケ店舗Nの利用を希望する日付(2019年5月18日)、利用開始時刻(18:00)、及び利用終了時刻(20:00)を含む予約情報を受け付けたとする。
この場合、予約処理部22aは、カラオケ店舗NのルームR1~Rnのうち、2019年5月18日の18:00-20:00まで利用できるルームがあるかどうかを確認する。この例では、ルームR1が利用可能であるとする。
予約処理部22aは、ルームR1の予約情報(2019年5月18日の18:00-20:00)を記憶手段20に記憶する。また、予約処理部22aは、当該日時に応じて第1の金額情報を算出し(たとえば、500円×2時間=1000円)、カラオケ店舗Nの指定する口座を示す第1の支払い先情報と併せて利用者端末Mに送信する。決済サーバ装置PSから第1の決済が完了した旨の通知を受けた場合、予約処理部22aは、ルームR1の予約を成立させる。
(鍵情報作成部)
鍵情報作成部22bは、第1の決済が行われた場合、鍵情報を作成して利用者端末に送信する。
鍵情報は、予約処理部22aで予約されたルームの扉に設置された電子錠に応じて生成される。たとえば、上記例で述べたように予約処理部22aによりルームR1が予約されたとする。この場合、鍵情報作成部22bは、決済サーバ装置PSからの第1の決済が完了した旨の通知を受けると、ルームR1の電子錠L1に対応する電子鍵を生成するための鍵情報を作成する。鍵情報作成部22bは、第1の決済を指示した利用者端末Mに対し、鍵情報を送信する。
(ペアリング処理部)
ペアリング処理部22cは、予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻に基づいて、電子鍵を有効化するよう予約されたルームの扉に設置された電子錠に指示し、且つカラオケ装置を操作するためのリモコン手段と予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを行う。
たとえば、上記例において、予約情報に含まれる2019年5月18日の18:00が到来した場合、ペアリング処理部22cは、ルームR1の電子錠L1に対し、利用者端末Mに送信した鍵情報により生成された電子鍵を有効化するよう指示する。
利用者端末Mでカラオケアプリが実行されている場合、表示制御部14cは、表示手段12に電子鍵を表示することができる。利用者Uは、予約した日時にカラオケ店舗を訪れ、表示手段12に表示された電子鍵を利用することにより、ルームR1に入室することができる。
また、ペアリング処理部22cは、利用者端末Mと予約されたルームR1に設置されているカラオケ装置K1とのペアリングを行う。カラオケ装置と利用者端末とのペアリングは公知の手法を用いることができる。
たとえば、利用者Uは、予約した日時が近づいた場合、予めカラオケアプリを起動させておく。ペアリング処理部22cは、予約した日付及び利用開始時刻が到来した場合、カラオケアプリが実行されている利用者端末MとルームR1に設置されているカラオケ装置K1とのペアリングを行う。カラオケ装置と利用者端末とがペアリングされることにより、利用者は、利用者端末の入力手段13を介してカラオケ装置に対する各種指示入力(楽曲の選曲、カラオケ演奏の指示等)を行うことができるようになる。
一方、ペアリング処理部22cは、利用終了時刻が到来した場合(或いは利用終了時刻の所定時間前になった場合)、ルームR1の電子錠L1に対し、携帯端末Mで使用されている電子鍵を無効化するよう指示する。また、ペアリング処理部22cは、利用者端末Mとカラオケ装置K1とのペアリングを解除する。これ以降、利用者Uは、ルームR1への入室ができなくなる。また、利用者端末Mを介してカラオケ装置K1を操作することができなくなる。更に、カラオケ装置K1は、携帯端末M1とのペアリングが解除された時点でカラオケ演奏が行われている場合、そのカラオケ演奏を中止する。
なお、利用終了時刻が到来した場合、予約処理部22aは、記憶手段20に記憶されている予約情報を削除する。また、利用者端末は記憶手段10に記憶した鍵情報を削除する。また、利用者端末は、利用終了時刻が到来した場合、自動的にカラオケアプリを終了させてもよい。
また、上記例では、ペアリング処理部22cが、利用者端末とカラオケ装置とのペアリングを行う例について述べた。一方、ペアリング処理部22cは、リモコン装置とカラオケ装置とをペアリングしてもよい。
リモコン装置は、カラオケ装置を操作するための専用の装置である。リモコン装置は、カラオケ装置が設置されている各部屋に1台ずつ設けられている。リモコン装置は、カラオケ装置とペアリングされていない状態ではカラオケ装置に対する操作を行うことができない。一方、予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻が到来した場合、ペアリング処理部22cは、予約されたルームに設置されているカラオケ装置と当該ルームに設けられているリモコン装置とのペアリングを行う。この場合、利用者は、ルームにあるリモコン装置を介して、カラオケ装置に対する各種指示入力を行うことができる。なお、リモコン装置は、使用していない時には充電用のクレードルに置かれている。利用者がリモコン装置を使用した場合、退室時に使用したリモコン装置をクレードルに戻すことでリモコン装置の充電が行われる。このようなリモコン装置は「リモコン手段」の一例である。
==カラオケシステムにおける処理について==
次に、図4A及び図4Bを参照して本実施形態に係るカラオケ決済システム1における処理について述べる。図4A及び図4Bは、カラオケ決済システム1における処理を示すフローチャートである。この例では、利用者Uがカラオケ店舗Nの利用を予約する例について述べる。また、以下の各ステップにおいて、利用者Uの所有する利用者端末Mではカラオケアプリが実行されているとする。
利用者端末Mの送信処理部14aは、カラオケ店舗Nの店舗サーバ装置LSに対し、利用者Uによって入力された、カラオケ店舗Nの利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻を含む予約情報を送信する(予約情報の送信。ステップ10)。
店舗サーバ装置LSの予約処理部22aは、利用者端末Mから予約情報を受け付けた場合、当該予約情報及び利用者端末の端末識別情報を記憶する(予約情報及び端末識別情報の記憶。ステップ11)。この例では、利用者Uが希望する日時でルームの予約が可能であるとする。
予約処理部22aは、利用者端末Mに対し、第1の支払い先情報及び第1の金額情報を送信する(第1の支払い先情報及び第1の金額情報を送信。ステップ12)。
利用者端末Mの第1の決済指示部14bは、店舗サーバ装置LSから取得した第1の支払い先情報及び第1の金額情報に基づいて、第1の決済を行うよう決済サーバ装置PSに指示する(第1の決済を指示。ステップ13)。
決済サーバ装置PSは、第1の決済指示部14bからの指示に基づき、決済処理を行う。その後、決済サーバ装置PSは、店舗サーバ装置LSに第1の決済が完了した旨の通知を送信する。
決済サーバ装置PSから第1の決済が完了した旨の通知を受けた場合(ステップ14でYの場合)、予約処理部22aは、ルームの予約を成立させる(予約の成立。ステップ15)。また、店舗サーバ装置LSの鍵情報作成部22bは、予約されたルームの扉に設置された電子錠を開閉する電子鍵を生成するための鍵情報を作成して利用者端末Mに送信する(鍵情報を送信。ステップ16)。なお、決済サーバ装置PSから第1の決済が完了した旨の通知が無い場合(ステップ14でNの場合)、店舗サーバ装置LSは、ステップ15以降の処理を行わず、ステップ11で記憶した予約情報及び利用者端末の端末識別情報を消去し、カラオケ決済システム1による処理を終了する。
ステップ10で送信された予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻が到来した場合、店舗サーバ装置LSのペアリング処理部22cは、ステップ16で作成された鍵情報が示す電子鍵を有効化するよう予約されたルームの扉に設置された電子錠に指示する。また、ペアリング処理部22cは、カラオケアプリが実行されている利用者端末Mと予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを行う(電子鍵の有効化を指示、及び利用者端末とカラオケ装置とのペアリング。ステップ17)。
また、利用者Uは、予約した日時にカラオケ店舗Nを訪れ、利用者端末Mに対して電子鍵の表示を指示する。利用者端末Mの表示制御部14cは、ステップ16で送信された鍵情報に基づいて、電子鍵を生成し、利用者端末Mの表示手段12に表示させる(電子鍵の表示。ステップ18)。利用者Uは、表示された電子鍵を使用して予約されたルームへの入室が可能となる。
その後、利用者Uは、利用者端末Mの入力手段13を操作し、楽曲の選曲等、各種指示入力を行う。操作部14dは、入力手段13からの指示入力に基づいて、ペアリングされたカラオケ装置に対する操作を行う(カラオケ装置の操作。ステップ19)。
予約情報に含まれる利用終了時刻が到来した場合、ペアリング処理部22cは、ステップ16で作成された鍵情報が示す電子鍵を無効化するよう予約されたルームの扉に設置された電子錠に指示する。また、ペアリング処理部22cは、利用者端末Mと予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを解除する(電子鍵の無効化を指示、及び利用者端末とカラオケ装置とのペアリングを解除。ステップ20)。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケ決済システム1は、カラオケ店舗Nの利用者Uが所有する利用者端末Mと、利用者端末M及びカラオケ店舗Nのルームに設置されたカラオケ装置と通信可能に接続された店舗サーバ装置LSと、を有する。利用者端末Mは、店舗サーバ装置LSに対し、カラオケ店舗Nの利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻を含む予約情報を送信する送信処理部14aと、店舗サーバ装置LSから取得した、カラオケ店舗Nの指定する支払い先を示す第1の支払い先情報、及び予約されたルームの利用料金を示す第1の金額情報に基づいて、第1の決済を行うよう決済サーバ装置PSに指示する第1の決済指示部14bと、店舗サーバ装置LSから取得した、予約されたルームの扉に設置された電子錠を開閉する電子鍵を生成するための鍵情報に基づいて、電子鍵を生成し、利用者端末Mの表示手段12に表示させる表示制御部14cと、を有する。店舗サーバ装置LSは、利用者端末Mから予約情報を受け付けた場合、利用者端末Mに対し、第1の支払い先情報及び第1の金額情報を送信し、且つ第1の決済が行われた場合、カラオケ店舗Nにあるルームの予約を行う予約処理部22aと、第1の決済が行われた場合、鍵情報を作成して利用者端末Mに送信する鍵情報作成部22bと、予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻に基づいて、電子鍵を有効化するよう予約されたルームの扉に設置された電子錠に指示し、且つ利用者端末Mと予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを行うペアリング処理部22cと、を有する。
このようなカラオケ決済システム1によれば、ルームの利用料金の支払いがあった場合にのみ、支払いを行った利用者端末に対し、予約したルームへの入退室が可能となる電子鍵を生成するための鍵情報が送信される。よって、カラオケ店舗は、従業員の作業を省略しつつ、前払いでルームの利用料金を得ることができる。また、電子鍵によりルームへの入退室管理を行うことができるため、従業員による受付作業やルーム毎に終了時刻を伝える作業を省略できる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ決済システム1によれば、カラオケ店舗の従業員が介在することなく、利用者が希望する日時にカラオケ店舗を利用することができる。
また、本実施形態に係るカラオケ決済システム1の利用者端末Mは、利用者端末Mの入力手段13からの指示入力に基づいて、ペアリングされたカラオケ装置の操作を可能とする操作部14dを有する。
この場合、利用者は所有する利用者端末を用いて、ペアリングされたカラオケ装置の操作を行うことができる。また、このような利用者端末を用いることにより、ルームにリモコン装置を設ける必要が無い。よって、リモコン装置の持ち去りを防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図5~図7を参照して、第2実施形態に係るカラオケ決済システムについて説明する。
様々な事情により、予約した日時にカラオケ店舗の利用が困難になるケースがある。このような場合、利用者は予約を解除し、既に支払った利用料金を返金して欲しいと考えることが一般的である。そこで、本実施形態では、予約を解除した場合に支払った利用料金を返金する構成について説明する。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
==利用者端末==
本実施形態において、利用者端末Mの送信処理部14aは、予約情報を送信した店舗サーバ装置に対し、予約情報に対応するルームの予約を解除する旨の予約解除情報、及び利用者の指定する支払い先を示す第2の支払い先情報を送信する。
予約解除情報は、予約した日付や利用開始時刻、利用終了時刻、及び予約を行った利用者端末の端末識別情報等、店舗サーバ装置LSの記憶手段20に記憶されている予約情報を特定するための情報を含む。たとえば、店舗サーバ装置LSは、予約情報及び利用者端末の端末識別情報を予約管理番号と紐付けて記憶手段20に記憶し、予約が成立した際に予約管理番号を利用者に通知する。第2の支払い先情報は、カラオケ店舗が利用者に対して返金を行う際の支払い先を示す。第2の支払い先情報は、たとえば利用者が契約している銀行の口座番号等である。第2の支払い先情報は、利用者端末Mの記憶手段10に記憶されている。
たとえば、第1実施形態の例において、カラオケ店舗NのルームR1の予約を解除したいと考えたとする。この場合、利用者Uは、カラオケアプリを起動し、入力手段13を介して予約解除の申請を行う。送信処理部14aは、当該申請に基づいて、店舗サーバ装置LSに対し、予約情報に対応するカラオケ店舗NのルームR1の予約を解除する旨の予約解除情報及び利用者Uの指定する支払い先を示す第2の支払い先情報を送信する。
==店舗サーバ装置==
図5を参照して、本実施形態に係る店舗サーバ装置LSの構成について説明する。図5に示すように、本実施形態において制御手段22は、予約処理部22a、鍵情報作成部22b、ペアリング処理部22c、及び第2の決済指示部22dとして機能する。
(第2の決済指示部)
第2の決済指示部22dは、利用者端末から予約解除情報、及び第2の支払い先情報を受け付けた場合、当該第2の支払い先情報、及び第1の決済で支払われた金額を返金するための返金情報に基づいて、第2の決済を行うよう決済サーバ装置に指示する。
第2の決済は、カラオケ店舗が、ルームの予約を行った際に支払われた金額を返金することをいう。返金情報は、第1の決済で支払われた金額のうち、返金する金額を示す情報である。返金する金額は、たとえば、「支払われた金額の全額」、「支払われた金額の8割」のように、予め一定の金額が決定されている。なお、第1の決済で支払われた金額は、予約管理番号と紐付けて記憶手段20に記憶されているものとする。
たとえば、上記例のように、利用者端末Mから予約解除情報及び第2の支払い先情報を受け付けたとする。この場合、第2の決済指示部22dは、第2の支払い先情報に基づいて、第2の決済を行うよう決済サーバ装置PSに指示する。
決済サーバ装置PSは、第2の決済指示部22dからの指示に基づき予め設定された金額を、カラオケ店舗Nの口座から第2の支払い先情報が示す利用者Uの口座に入金する処理を行う。決済サーバ装置PSは、入金する処理が終了した場合、利用者Uの利用者端末M、及びカラオケ店舗Nの店舗サーバ装置LSに第2の決済が完了した旨の通知を送信する。
第2の決済が完了した旨の通知を受けた場合、店舗サーバ装置LSの予約処理部22aは、予約解除情報に対応する予約情報を記憶手段20から削除する処理を行う。
或いは、予約情報を削除する代わりに、予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻が到来した場合であっても、ペアリング処理部22cが、予約されたルームの電子錠に対し、電子鍵を有効化するよう指示せず、且つ予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを行わないとすることでもよい。
ところで、予約された日付よりもかなり前(たとえば2週間前)に予約解除の申請がなされた場合、カラオケ店舗は新たな利用者を獲得する機会が十分に得られるため、予約解除に伴うリスクは低い。一方、利用開始時刻の直前(たとえば、利用開始時刻の1時間前)に予約解除の申請がなされた場合、カラオケ店舗は新たな利用者を獲得する十分な機会を得ることができないため、予約解除に伴う損失を被る可能性が高い。
そこで、第2の決済指示部22dは、予約情報及び予約解除情報を受け付けた日時に基づいて、返金額情報が示す返金額を調整することでもよい。
具体例として、記憶手段20は、予約解除の申請があった日時と返金率との関係を規定したテーブルを予め記憶している(図6参照)。図6のテーブルによれば、たとえば、予約情報に含まれる利用開始時刻の24時間以上前に予約解除の申請があった場合、支払った料金の全額が返金される(返金率100%)。
第2の決済指示部22dは、予約解除の申請があった場合、予約情報に含まれる日時と予約解除の申請があった日時とを比較し、その結果をテーブルに当てはめる。
たとえば、利用者Uが支払った金額が1000円であり、予約情報に含まれる日時が5月18日18:00-20:00であり、予約解除の申請があった日時が5月17日22:00であったとする。この場合、第2の決済指示部22dは、図6のテーブルを参照し、1000円に返金率75%を乗じた750円を返金額として決定する。
==カラオケシステムにおける処理について==
次に、図7を参照して本実施形態に係るカラオケ決済システム1における処理について述べる。図7は、カラオケ決済システム1における処理を示すフローチャートである。ここでは、カラオケ店舗Nの利用を希望する利用者Uが、第1実施形態で説明した処理により行った予約を解除する例について述べる。
利用者Uからの予約解除の指示入力に基づき、利用者端末Mの送信処理部14aは、予約情報を送信した店舗サーバ装置Nに対し、予約情報に対応するルームの予約を解除する旨の予約解除情報、及び利用者Uの指定する支払い先を示す第2の支払い先情報を送信する(予約解除情報及び第2の支払い先情報の送信。ステップ30)。
店舗サーバ装置LSの第2の決済指示部22dは、利用者端末Mから予約解除情報、及び第2の支払い先情報を受け付けた場合、当該第2の支払い先情報、及び第1の決済で支払われた金額を返金するための返金情報に基づいて、第2の決済を行うよう決済サーバ装置PSに指示する(第2の決済を指示。ステップ31)。
決済サーバ装置PSは、第2の決済指示部22dからの指示に基づき、決済処理を行う。その後、決済サーバ装置PSは、店舗サーバ装置LSに第2の決済が完了した旨の通知を送信する。
決済サーバ装置PSから第2の決済が完了した旨の通知を受けた場合、店舗サーバ装置LSの予約処理部22aは、記憶手段20に記憶されている利用者Uの予約情報を削除することで予約を解除する(予約の解除。ステップ32)。
このように、本実施形態に係るカラオケ決済システム1において、送信処理部14aは、予約情報を送信した店舗サーバ装置LSに対し、予約情報に対応するルームの予約を解除する旨の予約解除情報、及び利用者の指定する支払い先を示す第2の支払い先情報を送信する。また、店舗サーバ装置LSは、利用者端末Mから予約解除情報、及び第2の支払い先情報を受け付けた場合、当該第2の支払い先情報、及び第1の決済で支払われた金額を返金するための返金情報に基づいて、第2の決済を行うよう決済サーバ装置PSに指示する第2の決済指示部22dを有する。
このようなカラオケ決済システム1によれば、一旦、カラオケ店舗の利用の予約を行った場合であっても、予約を解除した場合には、利用者は支払った利用料金の返金を受けることができる。
また、第2の決済指示部22dは、予約情報及び予約解除情報を受け付けた日時に基づいて、返金額情報が示す返金額を調整することができる。
このようなカラオケ決済システム1によれば、予約を解除した日時に応じて返金額を調整することができる。よって、利用者に対して一旦支払った利用料金の返金を行いつつ、カラオケ店舗が負うリスクを低減できる。
<その他>
また、上記実施形態では、ペアリング処理部22cがルームに設置されている電子錠に対して有効化を指示することにより、電子鍵を利用できる例について述べた。一方で、鍵情報に予め電子鍵が有効となる時間を規定した時間情報を含めておくことにより、時間情報に規定された時間にのみ、表示制御部14cにより、電子鍵を表示できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、予約を行った時点で鍵情報が店舗サーバ装置LSから送信される例について述べた。一方で、カラオケ店舗のルームを予約している日時が到来した場合に、店舗サーバ装置LSの鍵情報作成部22bが鍵情報を作成し、利用者端末Mに送信することでもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部14cが、カラオケ店舗の利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻の入力画面を表示手段12に表示させ、送信処理部14aが、利用者Uがカラオケ店舗Nの利用を希望する日付(2019年5月18日)、利用開始時刻(18:00)、及び利用終了時刻(20:00)をカラオケ店舗Nの店舗サーバ装置LSに送信したが、これに限られない。たとえば、表示制御部14cが、店舗サーバ装置LSから取得した空室情報を表示手段12に表示させ、送信処理部14aが、利用者による空室の選択結果を店舗サーバ装置LSに送信してもよい。この場合、送信された選択結果が予約情報に相当する。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ決済システム
14a 送信処理部
14b 第1の決済指示部
14c 表示制御部
14d 操作部
22a 予約処理部
22b 鍵情報作成部
22c ペアリング処理部
22d 第2の決済指示部
LS 店舗サーバ装置
M 利用者端末(リモコン手段)
PS 決済サーバ装置

Claims (4)

  1. カラオケ店舗の利用者が所有する利用者端末と、当該利用者端末及び当該カラオケ店舗のルームに設置されたカラオケ装置と通信可能に接続された店舗サーバ装置と、を有するカラオケ決済システムであって、
    前記利用者端末は、
    前記店舗サーバ装置に対し、前記カラオケ店舗の利用を希望する日付、利用開始時刻、及び利用終了時刻を含む予約情報を送信する送信処理部と、
    前記店舗サーバ装置から取得した、前記カラオケ店舗の指定する支払い先を示す第1の支払い先情報、及び予約するルームの利用料金を示す第1の金額情報に基づいて、第1の決済を行うよう決済サーバ装置に指示する第1の決済指示部と、
    前記店舗サーバ装置から取得した、予約されたルームの扉に設置された電子錠を開閉する電子鍵を生成するための鍵情報に基づいて、電子鍵を生成し、前記利用者端末の表示手段に表示させる表示制御部と、
    を有し、
    前記店舗サーバ装置は、
    前記利用者端末から前記予約情報を受け付けた場合、当該利用者端末に対し、前記第1の支払い先情報及び前記第1の金額情報を送信し、且つ前記第1の決済が行われた場合、前記カラオケ店舗にあるルームの予約を成立させる予約処理部と、
    前記第1の決済が行われた場合、前記鍵情報を作成して前記利用者端末に送信する鍵情報作成部と、
    前記予約情報に含まれる日付及び利用開始時刻に基づいて、前記電子鍵を有効化するよう前記予約されたルームの扉に設置された電子錠に指示し、且つカラオケ装置を操作するためのリモコン手段と前記予約されたルームに設置されているカラオケ装置とのペアリングを行うペアリング処理部と、
    を有するカラオケ決済システム。
  2. 前記リモコン手段は、利用者が所有する利用者端末であり、
    前記利用者端末の入力手段からの指示入力に基づいて、ペアリングされた前記カラオケ装置の操作を可能とする操作部を有することを特徴とする請求項1記載のカラオケ決済システム。
  3. 前記送信処理部は、前記予約情報を送信した前記店舗サーバ装置に対し、当該予約情報に対応するルームの予約を解除する旨の予約解除情報、及び前記利用者の指定する支払い先を示す第2の支払い先情報を送信し、
    前記店舗サーバ装置は、
    前記利用者端末から前記予約解除情報、及び前記第2の支払い先情報を受け付けた場合、当該第2の支払い先情報、及び前記第1の決済で支払われた金額を返金するための返金情報に基づいて、第2の決済を行うよう前記決済サーバ装置に指示する第2の決済指示部を有することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ決済システム。
  4. 前記第2の決済指示部は、前記予約情報及び前記予約解除情報を受け付けた日時に基づいて、前記返金情報が示す返金額を調整することを特徴とする請求項3記載のカラオケ決済システム。
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