JP7254333B2 - 開口部を備える壁体構造、及びその施工法 - Google Patents

開口部を備える壁体構造、及びその施工法 Download PDF

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Description

本発明は、窓やドア等の開口部を備える内外壁の施工に用いられ、容易に且つ強固に型枠兼化粧パネルを構築することができる開口部を備える壁体構造、及びその施工法に関する。
従来、建築物の外壁の断熱性を向上するために、外装材の内側に断熱材を配設した断熱層を形成したコンクリート構造は広く知られているが、該構造を施工するために、断熱材をコンクリート打設用の型枠として用いる工法は、例えば特許文献1や特許文献2等にも提案されている。
尤も、前記特許文献1には、コンクリートの打設後に外装材(外壁用の化粧板)を取り付けることがその明細書(段落0015等)に記載されているので、コンクリートの打設後にそのまま外壁として用いることができるという利点を有するものではない。
また、特許文献2には、断熱材(断熱ボード11)と外装下地材(外装下地材12)とを積層して型枠兼用断熱パネルとして用いることが記載されている。
特開2010-150871号公報 特許第4931463号公報
しかしながら、外壁に窓等を形成する目的で開口部を形成するに際し、前記特許文献1のような仕様では、コンクリートの打設、硬化後に断熱材を切り欠き(切除)、外装仕上げ、開口部仕上げを行うものであるが、断熱材の切除は、外側から行われるためきわめて手間の掛かり、また、仕上げに手間の掛かるものであった。
また、前記特許文献2のような仕様では、外装下地材が断熱材と一体に設けられているため、作業はより難しくなるものであった。
さらに、開口部を開けた後に窓等を取り付けるためのフレーム等をコンクリートに打ち込むという作業を必要とするため、非常に手間の掛かるものであった。
そこで、本発明は、建築物の外壁に窓等を形成する施工に用いることができる開口部を備える壁体構造、及びその施工法を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、化粧材の裏面側に断熱材を積層してなる化粧パネルで壁体を構築する壁体構造であって、化粧面部を形成する最小単位の化粧材の横幅である単位幅の整数倍の横幅を有する化粧パネルが、幅方向に連結されると共に、当該壁体に、その幅方向、長さ方向にそれぞれ単位幅の整数倍の長さを有する開口部用型枠が取り付けられることで、開口部が設けられていることを特徴とする開口部を備える壁体構造に関するものである。
なお、「単位幅」は後述する図示実施例では第1化粧材又は第2化粧材の横幅寸法を指す。
また、前記「開口部」に関する表記は、化粧パネルに開設する開口寸法ではなく、最終的に形成される窓等を示し、例えば後述する図示実施例では、開口部の周辺に取り付ける開口部用型枠の寸法に相当する。
また、本発明は、前記壁体構造において、当該壁体は、その幅方向、長さ方向に、それぞれ前記単位幅の偶数倍間隔で固定部が設けられていることを特徴とする開口部を備える壁体構造をも提案する。
さらに、本発明は、前記化粧パネルを、その幅方向、長さ方向にそれぞれ連結して前記壁体構造を施工することを特徴とする施工法をも提案するものである。
本発明の開口部を備える壁体構造は、化粧材の裏面側に断熱材を積層してな化粧パネルで内外壁又は型枠である壁体を構築するものであり、その幅方向、長さ(高さ)方向にそれぞれ化粧面部を形成する最小単位の化粧材の横幅である単位幅の整数倍の長さを有する開口部用型枠が取り付けられることで、開口部を形成するので、外壁に窓等を形成する施工等を容易にでき、それに用いる部材の成形や、コンクリートの打設施工を容易に行うことができる。しかも施工後には、化粧材をそのまま外装材や内装材として用いることができる。
そして、本発明では、前述のように幅方向、長さ(高さ)方向にそれぞれ前記単位幅の整数倍の開口部を形成するので、当該開口部を備える壁体構造を構成する化粧材を、少なくとも幅方向に切断することなく用いることができ、開口部用型枠等の取付を容易に行うことができ、取付強度も高いために、型枠として十分な強度を有するものとなる。
また、当該壁体は、その幅方向、長さ(高さ)方向に、それぞれ前記単位幅の偶数倍間隔で固定部が設けられている場合、特に化粧パネルが型枠を兼用する場合に好適であり、詳しくは後述する図示実施例に示すように開口部寸法に応じた長さ寸法を有し、且つ複数の通孔を所定間隔に設けた開口部用型枠を、化粧パネルに設けた固定部と通孔とが連通するように容易に組み立て(配設)ることができる型枠構造を形成できる。
さらに、前記化粧パネルを、その幅方向、長さ(高さ)方向にそれぞれ連結して前記壁体構造を施工する施工法では、開口部を含む型枠を前述のように容易に行い、最小単位の化粧材を少なくとも幅方向に切断することなく用いることができるので、型枠としても強度を損ねることもないし、施工後の化粧材としても意匠性も損なうことがなく美麗に維持されるものである。
(a)本発明の開口部を備える壁体構造の一例(第1実施例)を示す正面図、(b)それに用いた化粧パネルを示す上面図、(c)それに用いた断熱材の上面図、(d)それに用いた二種の化粧材の上面図である。 (a)本発明の開口部を備える壁体構造の他の一例(第2実施例)を示す斜視図、(b)化粧材を切除しない状態の化粧面部を示す正面図、(c)左半の下方部分を切除した化粧面部を示す正面図、(d)左半の中央部分を切除した化粧面部を示す正面図、(e)中央部分を切除した化粧面部を示す正面図である。 (a)第2実施例における開口部廻りに埋設部材及び開口部用型枠を配設した状態を示す平面図、(b)その開口部の左辺又は右辺を示す側断面図、(c)その開口部の上辺又は下辺を示す断面図、(d)それに用いた埋設部材を示す斜視図である。
本発明の開口部を備える壁体構造は、化粧材の裏面側に断熱材を積層してなる化粧パネルで壁体を構築する構造であって、化粧面部を形成する最小単位の化粧材の横幅である単位幅の整数倍の横幅を有する化粧パネルが、幅方向に連結されると共に、当該壁体の幅方向、長さ(高さ)方向にそれぞれ単位幅の整数倍の長さを有する開口部用型枠が取り付けられることで、開口部が設けられていることを特徴とする。
なお、前記単位幅は、前述のように化粧面部を形成する最小単位の化粧材の横幅であって、前記開口部は、後述する図示実施例に示すように正面視矩形状に形成され、前記化粧パネルは、内外壁材としての強度、又は断熱性能や防火性能等を有する型枠としての強度を有するものが用いられる。
また、前記「開口部」に関する表記は、化粧パネルに開設する開口寸法ではなく、最終的に形成される窓等を示し、例えば後述する図示実施例では、開口部の周辺に取り付ける開口部用型枠の寸法に相当する。そのため、化粧パネルには、例えば開口部が形成される位置(具体的には正面視矩形状開口部の四隅の位置)を予め特定しておき、前記開口部用型枠を取り付ける重ね代を確保しておくようにする。
従来、本願出願人が検討してきた型枠兼用化粧パネルでは、一方(一側端)には定着部を備え、他方(他側端)には備えない2種の化粧材を交互に接続し、前記定着部に間隔保持部材(セパレータ)の端部を取り付けることができるものであったが、各種の問題から特に押出型材からなる化粧材では、概ね幅が150mm程度が汎用的(実用的)であり、通常600mm近い幅に成形される断熱材の片面に、複数枚の化粧材を添設して化粧パネルとして用いてきた。
本発明では 前述のように最小単位の化粧材の横幅、即ち化粧材一枚の横幅を「単位幅」とし、化粧パネルの寸法、及び開口部の寸法をこの「単位幅」を基準として形成することにより、容易に且つ高い取付強度で型枠としても耐え得る強度を有する壁体とできることを見出した。
例えば後述する図示実施例では、一つの断熱材の表面側に、二種の化粧材をそれぞれ二枚ずつ積層させて化粧パネルを形成している。そのため、一つの化粧パネルの横幅は、各化粧材の横幅寸法を単位幅Xとすると4Xで表される。そのため、開口部の幅方向、長さ(高さ)方向の寸法も単位幅Xの整数倍とすることにより、少なくとも化粧材を、幅方向に切断することなく用いることができ、強度低下を生ずることがない。
前記化粧材を、内外装材として用いる際に特に制限はないが、型枠兼化粧材として用いる際には、当該壁体(型枠)は、幅方向、長さ(高さ)方向に、それぞれ単位幅Xの偶数倍間隔で固定部が設けられていることが望ましい。この固定部は、コンクリート打設空間を確保するための間隔保持部材の端部を固定する部位(定着部)であり、化粧材の表面に幅方向及び高さ方向に亘って、格子状に固定部が点在することになる。そのため、開口部を開設する以前には、この固定部が四隅となるように開口部を設定すればよい。
即ち、前述のように本発明では、化粧材一枚の横幅を単位幅Xとし、化粧パネルの寸法、及び開口部の寸法を単位幅Xを基準として形成することを見出したが、前記固定部の設置間隔をも、単位幅Xを基準として形成することにより、前記化粧パネルを型枠兼用パネルとして好適に用いることができることも見出した。
この化粧材の素材や成形法についても、特に限定するものではなく、各種素材の面材を適用することができ、金属面材でも硬質樹脂板でもよく、或いはアルミ等の押出型材を用いてもよい。また、複数種類の化粧材を連結して用いてもよく、後述する図示実施例のように定着部を有する化粧材と、定着部を備えない化粧材とを組み合わせて用いてもよい。その厚みについても限定するものではないが、大凡厚みは1.2~1.6mm以上であって、コンクリート打設圧等の多少の応力が作用しても面が歪んだり変形することがない強度を有するものがより望ましい。
前記断熱材としては、コンクリートの打設圧で破裂しないものであればどのような素材のものも適用でき、単層からなるものでも異なる特性を有する二種以上の断熱材を積層したものでもよいし、別途補強材等を用いたものでもよい。例えば所定の肉厚を必要とする各種の合成樹脂発泡体でもよいし、石膏ボード、或いはPCパネルやALCパネル、それ以外の防火材や耐火材等の無機材料でもよいし、前記化粧材の一面(片面)に予め一体化された構成でもよいし、或いは別体で準備されるものでもよい。
前記化粧材の面板部の裏面側に設ける定着部について簡単に説明すると、セパレータと称される間隔保持部材の端部を連結できるものであればよく、例えば間隔保持部材をボルト材とした場合には、各種の角ナットや複数の雌螺子部を螺設した板状材を定着材として配置したもの、或いは被重合片を厚肉にしてタップ加工(雌ねじ加工)を施したものでもよい。なお、後述する図示実施例のように全ての化粧材に定着部を設ける必要はない。
特に面板部の裏面側に、側方又は裏面側が開放する空間部を設け、該空間部内に螺子部を有する定着材(各種の角ナット)を取り付けて定着部を形成してもよい。汎用のナットを用いた場合には、ナットの頭部は角形であるため、ボルト材の取付に際して共回り(自転)が防止されるものとなる。なお、この空間部には、定着材と化粧材との接触を防止する緩衝材を介在させることが望ましい。この緩衝材としては、前記下地材と同材であってもよいし、ゴム等の弾性材であってもよい。
コンクリート打設工程において、前記化粧材の定着部に連結する間隔保持部材(セパレータ)は、前述のように定着部がナット等のように雌螺子部を有する場合には、この間隔保持部材として雄螺子部を備えるボルト材等を用いればよい。
このように化粧材の裏面側に定着部を設け、コンクリート打設空間内に配設される間隔保持部材を、前記定着部に連結した場合には、型枠パネルの裏面側からノロが漏れ出そうとしても、ノロの漏れ出しを防止でき、コンクリートの打設後に面倒な処理や仕上げ作業を必要とすることがなく、そのまま化粧材(内外装材)として用いることができる。
このように本発明の開口部を備える壁体構造は、最小単位の化粧材の横幅、即ち化粧材一枚の横幅を単位幅Xとするものであり、単位幅Xの偶数倍の横幅を有する化粧パネルが、幅方向に連結されると共に、当該壁体の幅方向、長さ方向にそれぞれ単位幅Xの整数倍の開口部が設けられているので、少なくとも化粧材を、幅方向に切断することなく用いることができ、外壁に窓等を形成する施工等を容易にでき、それに用いる部材(特に開口部を形成する化粧材)の成形や、コンクリートの打設施工を容易に行うことができる。しかも施工後には、化粧材をそのまま外装材や内装材として用いることができる。
また、化粧パネルが、化粧材の裏面側に断熱材を積層してなるので、例えば後述する図示実施例のように複数の化粧材で化粧面部を形成すると共に一つの断熱材で断熱層を形成することもでき、断熱層側をコンクリートの打設空間として用いることができ、施工後にはその表面に断熱層や化粧面部が形成されたコンクリート製の躯体を構築することができる。
なお、施工される壁体の幅方向、長さ(高さ)方向に、それぞれ単位幅Xの偶数倍間隔で固定部が設けられている場合には、例えば後述する図示実施例のように一方には定着部を備え、他方には備えない2種の化粧材を交互に接続する場合に相当し、この定着部は前述のように間隔保持部材の連結部分(固定部)であり、幅方向及び高さ方向に単位幅Xの偶数倍間隔で間隔保持部材を配設することになり、容易に且つ強固な型枠構造を形成できる。
また、前記開口部には、後述する図示実施例に示すように開口部用型枠を設けることが好ましく、正面視矩形状の開口部に対し、上辺、下辺、左辺、右辺のそれぞれに単位幅Xの整数倍の長さを有する開口部用型枠を取り付け、間隔保持部材を貫通させ、その端部を前記定着部に導くことができる。
この開口部用型枠としては、打設するコンクリートの圧(打設圧)を負担して開口部形状を保持できる強度の高いものであれば特にその材質や形状等を限定するものではない。例えば断面矩形状(略四角柱状)の木材等を用いてもよいが、後述する図示実施例では、FRP製の断面コ字状の連続材を用いた。この開口部用型枠は、コンクリートを打設した後は取り外して繰り返し使用することができる。
この開口部用型枠には、間隔保持部材を貫通させる通孔が所定間隔で設けられるが、前記化粧パネルに設けた固定部と連通させることにより、容易に開口部用型枠を適正位置に配設することができる。
本発明の開口部4を備える壁体構造は、化粧材1A,1Bの裏面側に断熱材2を積層してなる化粧パネル3で壁体を構築したものであって、最小単位の化粧材1A,1Bの横幅である単位幅Xの整数倍の横幅を有する化粧パネル3が、幅方向に連結されると共に、当該壁体の幅方向、高さ(長さ)方向にそれぞれ単位幅Xの整数倍の開口部4が設けられている。
第1実施例では、図1(b)に示す化粧パネル3は、図1(d)に示す二種の化粧材1A,1Bで形成される化粧面部10と、図1(c)に示す断熱材2で形成される断熱層20とからなる。
なお、図中に符号70で示す小円状の孔は、この化粧パネル3を型枠パネルとして用いた場合の固定部、即ち間隔保持部材(セパレータ)の配設位置を示すものであって、該固定部70は、前記単位幅Xの2倍間隔(2X)で当該壁体の幅方向(横方向)及び高さ方向に形成されている。また、この化粧パネル3に開設した開口寸法は、後述する図3にて示す開口部4の周辺に設置する開口部用型枠6A,6Bを取り付けるためのスペースを含んでいる。
前記図1(d)に示すように仕上げ面となる面板部11の裏面側に空間部14を備える第1化粧材1Aと空間部14を備えない第2化粧材1Bとからなり、面板部11の略中央に略T字状に表面側へ突出する突条111が設けられ、対向する端縁には係合部12a,12c、係合受部12b,12dが設けられるアルミの押出型材である。なお、前記係合部12a,12cの表面側には、前記突条111と同形状の突条が設けられている。
そして、前記第1化粧材1Aの係合部12aと第2化粧材1Bの係合受部12dとが係合状に組み付けられ、略コ字状の空間部14を備える成形部が形成され、第1化粧材1Aの係合受部12bと第2化粧材1Bの係合部12cとが係合状に組み付けられる。なお、前記空間部14には、図1(b)に破線や一点鎖線で示すナット等の定着材や緩衝材が収容されて定着部となる。
前記断熱材2は、図1(c)に示すように左右の端縁が、一方が表面側から、他方が裏面側から切り欠かれて相じゃくり状に重合可能であって、重合状に臨む端縁22aを重合部、該重合部22aと重合する他端側の端縁を被重合部22bとしている。なお、略中央には、前記化粧材1Aの空間部14が嵌入する凹部21が形成されている。
前記化粧パネル3は、図1(b)に示すように前記化粧材1A,1B及び前記断熱材2とからなり、一つの断熱材2の表面側に、二種の化粧材1A,1Bを交互にそれぞれ二枚ずつ積層させて形成しているため、一つの化粧パネル3の化粧面部10の横幅は、各化粧材の横幅寸法を単位幅Xとすると4Xで表され、この化粧面部10の裏面側に形成される断熱層20を形成する断熱材2の横幅も4Xで表される。そのため、開口部4を形成しない壁体構造の施工においては、このような構成を有する化粧パネル3を幅方向に連結して連続する壁体構造を施工できる。
なお、図1(a)に示すように開口部4を備える壁体構造では、前記化粧パネル3をそのまま用いる箇所と、高さ方向の寸法が単位幅Xの約4倍の長さとして用いる箇所(便宜的に化粧パネル32とした)とがあり、同図の下端に符号10で示す領域は、化粧パネル3をそのまま用いる箇所を示し、符号10"で示す領域は、高さ方向の寸法が4Xの化粧パネル32を用いる箇所を示している。
また、前記開口部4は、幅方向、高さ方向にそれぞれ単位幅Xの整数倍に形成され、具体的には幅方向に8倍(8X)、高さ方向に10倍(10X)に形成されている。
このように図1(a)の開口部4を備える壁体構造では、開口部4の中央上側には、化粧パネル3の高さ方向の寸法が4Xの化粧パネル32,32が用いられ、その左右に隣り合う位置では、前記化粧パネル3をそのまま用いている。
特に予め工場で所定サイズへの加工を行うことで現場では本パネルの建て込みのみで壁体を構築できる。
そのため、化粧パネル3から化粧パネル32への二次成形が極めて容易であり、連結作業も全く同様に行うことができるので、極めて容易に施工できる。
その結果、強度の高い壁体(型枠)を施工できるため、コンクリートの打設施工を容易に行うことができる。しかも施工後には、化粧面部10,10"をそのまま外装材や内装材として用いることができる。
なお、本発明は、図1(d)に示す化粧面部10を構成する最小単位の化粧材(第1化粧材1A及び第2化粧材1B)の横幅を単位幅Xとするものであるが、図1(a)の下端に示す化粧面部10,10"や化粧パネル3,32は、それぞれの最側端に配置された固定部70,70の間隔を指している。即ち本発明では、第1化粧材1A及び第2化粧材1Bの横幅より単位幅Xを設定し、当該図面では図示しない間隔保持部材7の幅方向及び高さ方向の配置位置(固定部70)を、その偶数倍(2X)間隔で設定したものである。また、この化粧パネル3に開設された開口部4の開口寸法は、当該図面では図示しない開口部用型枠6A,6Bを取り付けるためのスペースを含んでいるため、前述の開口部4の寸法である単位幅Xの整数倍(幅8X,高さ10X)より僅かに小さく形成されている。
図2(a)に示す第2実施例では、前記第1実施例と同様の化粧パネル3を用いたものであるが、開口部4'は、幅方向に4倍(4X)、高さ方向に6倍(6X)に形成されている。
次に、図2(b)~(e)は化粧面部、及びその切除パターンを示すものであって、同図(b)には高さ方向に切除しない化粧面部10を示し、同図(c)は左側に位置する2枚の化粧材の下側部分が切除された化粧面部10yを示し、同図(d)は左側に位置する2枚の化粧材の中央部分が切除された化粧面部10zを示し、同図(e)は高さ方向の中央部分が切除された化粧面部10"を示す。
そして、この図2(a)の開口部4'を備える壁体構造では、左右の何れか一方のみが高さ方向に切除しない化粧面部10及び断熱層20を用い、他方は高さ方向に切除した化粧面部10"及び断熱層20"である化粧パネル31,31'が用いられる。
即ち図面左側に配置された化粧パネル31は、左側が化粧面部10及び断熱層20を切除せずにそのまま用いる部分であり、右側が化粧面部10"及び断熱層20"の高さ方向の中央部分を切除された部分である。図面右側に配置された化粧パネル31'は、逆に右側が化粧面部10及び断熱層20を切除せずにそのまま用いる部分であり、左側が化粧面部10"及び断熱層20"の高さ方向の中央部分を切除された部分である。
そのため、化粧パネル3から化粧パネル31,31'への二次成形が極めて容易であり、連結作業も全く同様に行うことができるので、極めて容易に施工できる。
その結果、強度の高い壁体(型枠)を施工できるため、コンクリートの打設施工を容易に行うことができる。しかも施工後には、化粧面部10,10"をそのまま外装材や内装材として用いることができる。
前記第1実施例と前記第2実施例とでは、開口部4,4'の大きさが異なり、第1実施例では、開口部4の上側、下側に配置される高さ寸法に裁断した化粧パネル32を用いる点でそれを用いない第2実施例とは相違するが、この化粧パネル32も、高さ寸法のみを調整するだけであるから極めて容易に作成でき、施工に供することができる。
なお、前記図2(c)に示す化粧面部10yや前記図2(d)に示す化粧面部10zは、前記図1(a)や前記図2(a)の壁体構造には用いられていないパターンの例であるが、化粧面部10yが下端が開放する扉などの開口部に好適であり、化粧面部10zは前記第1,第2実施例と同様に窓などの開口部に好適である。
図3(a)に示す開口部廻りは、前記第2実施例と同様の開口部4'の周辺寸法(横幅4X、高さ6X)に応じた長さを有する開口部用型枠6と、開口部4'の各辺から離反する方向へ延在する沿設部52、該沿設部52から直交状に延在する当接面部53、該当接面部53の裏面側に形成されてコンクリートに埋設される埋設部531、開口部4'から壁体の厚み方向に延在する規制部51を備える埋設部材5とを配設して形成されている。
前記開口部用型枠6は、開口部4'の上辺又は下辺では、同図(b)に示すように横方向(水平方向)に配される開口部用型枠6A,6Aであり、開口部4'の左辺又は右辺では、同図(c)に示すように縦方向(鉛直方向)に配される開口部用型枠6Bである。
これらの開口部用型枠6(6A,6B)は、平面部61とその両端縁から延在する直角状の脚片部62,62とからなる略コ字状の断面形状を有するFRP製の高強度材であり、前記脚片部62の先端には肉厚な隆状部621が設けられる構成である。
これらの開口部用型枠6は、前記開口部4'を形成する各辺とほぼ同様の長さを有し、開口部4'の上辺及び下辺に配する型枠を6A、左辺及び右辺に配する型枠を6Bとしたが、開口部4'は縦長の矩形状であって、上辺及び下辺に横方向に配される型枠6Aは単位幅Xの4倍(4X)に、左辺及び右辺に縦方向に配される型枠6Bは単位幅Xの6倍(6X)に形成されている。
なお、前記開口部用型枠6A,6B同士の接続は、型枠6Bのフランジ状の脚片部62,62の側端縁を、型枠6Aの脚片部62,62の先端に突き当てるように取り付けると共に開口部用型枠6Aの両端面には被覆材63,63を配して当該型枠6A,6Bの溝状部分を閉塞している。
また、前記開口部用型枠6A,6Bのフランジ状の脚片部62には、図3(a)に示すように通孔622が複数箇所に設けられているが、これらの通孔622は、図3(b),(c)に示すようにコンクリート打設工程においてそれぞれ間隔保持部材7を挿通させ、その先端を定着部14に至らせるものであるから、前記図1における固定部70と連通する(図中に符号を併記した)ものである。
即ちこれらの型枠6Aの長さ(横)寸法が単位幅Xの4倍(4X)に、型枠6Bの長さ(高さ)寸法が単位幅Xの6倍(6X)に形成されることは既に説明したが、それぞれ予め単位幅の2倍間隔で複数の通孔622が形成され、該通孔622は横方向に3箇所、高さ方向に4箇所設けられるが、各通孔622が前記化粧パネル3に形成した固定部70と連通するように配設すればよい。
前記埋設部材5は、図3(d)に示すように開口部4'から壁体の厚み方向に延在し、開口端縁に配置される規制部51を備え、該規制部51を略正方形状に形成し、化粧パネル3を構成する断熱材2の厚みより僅かに小さく形成され、その先端に折り曲げ片511が設けられている。前記沿設部52は、前記開口部用型枠6のフランジ状の脚片部62に沿い、前記当接面部53は、前記開口部用型枠6のウエブ状の平面部61に当接する部位である。また、前記当接面部53の左右側縁を略垂直状に折曲して埋設部531,531とし、更にその下端532,532が外側へ略垂直状に折曲され、当接面部53と併せた断面が略ハット状に成形された構成である。
そして、それらの施工手順については、まず開口部4'の各辺において、図3(a)に示すように前記埋設部材5をそれぞれ2箇所づつ配設する。
具体的には、前記埋設部材5の規制部51及び沿設部52を、化粧パネル3を形成する断熱材2の端面に係止状に配設する。
なお、以降の前記開口部用型枠6A,6Bの配設に際して、前述のように通孔622と固定部70とを連通させる必要があるため、この埋設部材5が、その連通の障害とならないように固定部70の位置を避けて埋設部材5を化粧パネル3(の断熱材2)に配設するようにした。
その後、前記埋設部材5の沿設部52及び当接面部53に沿うように開口部用型枠6A,6Bを配設する。
具体的には開口部4'の上辺及び下辺では、図3(b)に示すように横方向(水平方向)に型枠6A,6Aを配し、開口部4'の左辺及び右辺では、図3(c)に示すように縦方向(鉛直方向)に型枠6Bを配する際に、前記埋設部材5の沿設部52及び当接面部53に沿い、且つ通孔622と固定部70とが連通するように開口部用型枠6A,6Bを取り付けばよい。
前記開口部用型枠6(6A,6B)及び埋設部材5以外の部材について簡単に説明すると、図3(b),(c)中の符号91は型枠、8Aはフォームタイ(登録商標)、8Bは横端太材であり、これらの部材は、開口部用型枠6A,6Bを貫通する間隔保持部材7の端部を締め付け固定する部材である。
コンクリート打設工程についても簡単に説明すると、一方側(開口部4'側)には型枠を兼ねる前記化粧パネル3を配設すると共に、前述のように埋設部材5及び開口部用型枠6A,6Bをそれぞれ配設し、他方側には前記化粧パネル3と対向するように型枠91を配設する。
その際、前記化粧パネル3を形成する断熱材2の開口部4'の右辺では、図3(c)に示すように左方に断熱材が存在しない(開口部4'が存在する)ため、断面矩形状の補填材2Bを配設して間隔保持部材7の配設を安定に行うようにした。
その後、複数の間隔保持部材7を、前述のように開口部用型枠6A,6Bの通孔622(固定部70)を貫通しつつ、その一方側(先端)は化粧パネル3を形成する化粧材1Aに設けた空間部14の定着材(ナット)7bの位置に取り付け、その他方側(後端)は前記型枠91を貫通させつつその外側にフォームタイ(登録商標)8A及び横端太材8Bを取り付けて強固に締め付け固定した状態で打設空間90にコンクリートを打設する。
その後、打設したコンクリートが硬化した後、他方側については、フォームタイ(登録商標)8A、横端太材8Bを外し、型枠91を取り外し、一方側については、前記間隔保持部材7を引き抜くと共に前記開口部用型枠6A,6Bを取り外す。
コンクリートの硬化と共に化粧パネル3や埋設部材5については、開口部を備える壁体構造と一体状となる。
なお、取り外した間隔保持部材7や開口部用型枠6(6A,6B)等は、同様な施工に繰り返し使用することができる。
この開口部を備える壁体構造の施工において、予め開口部用型枠6A,6Bに単位幅Xの2倍間隔で複数の通孔622を形成したので、前記化粧パネル3に予め形成した固定部70に連通するように容易に位置調整して配設することができる。また、開口部用型枠6A,6Bは、先に取り付けた埋設部材5に沿うように取り付ければよいので、設置作業は極めて容易に行うことができる。
更に、前記埋設部材5は、コンクリートの打設後には、この埋設部材5自体が開口部構造におけるサッシ等の外設部材の取付部位とすることができる。
さらに、施工された壁体構造は、高強度な壁体構造となるため、コンクリートの打設を容易に且つ安定に行うことができる。また、化粧パネル3は、コンクリート打設工程の後にはそのまま内外装材(内外装パネル)として用いることができる。
1,1A,1B 化粧材
10,10",10y,10z 化粧面部
11 面板部
12a,12c 係合部
12b,12d 係合受部
14 空間部(定着部)
2 断熱材
20,20" 断熱層
3,31,31',32 化粧パネル
4,4' 開口部
5 埋設部材
51 規制部
511 折り曲げ片
52 沿設部
53 当接面部
531,532 埋設部
6(6A,6B) 開口部用型枠
61 (ウエブ状)平面部
62 (フランジ状)脚片部
622 通孔(固定部)
7 間隔保持部材
7b 定着材
70 固定部(円孔)
8A フォームタイ(登録商標)
8B 横端太材
91 型枠
90 (コンクリート用)打設空間
X 単位幅

Claims (3)

  1. 化粧材の裏面側に断熱材を積層してなる化粧パネルで壁体を構築する壁体構造であって、
    化粧面部を形成する最小単位の化粧材の横幅である単位幅の整数倍の横幅を有する化粧パネルが、幅方向に連結されると共に、当該壁体に、その幅方向、長さ方向にそれぞれ前記単位幅の整数倍の長さを有する開口部用型枠が取り付けられることで、開口部が設けられていることを特徴とする開口部を備える壁体構造。
  2. 当該壁体は、その幅方向、長さ方向に、それぞれ前記単位幅の偶数倍間隔で固定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開口部を備える壁体構造。
  3. 前記化粧パネルを、その幅方向、長さ方向にそれぞれ連結して請求項1又は2に記載の壁体構造を施工することを特徴とする施工法。
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