JP7254040B2 - 河川構造物における洗掘抑制方法、及び、洗掘抑制構造 - Google Patents
河川構造物における洗掘抑制方法、及び、洗掘抑制構造 Download PDFInfo
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図1及び図2は、河川構造物における洗掘を抑制するための、第1の実施形態に係る洗掘抑制構造1の概略を模式的に示す断面図及び平面図である。本実施形態に係る洗掘抑制構造1は、河川構造物Pが例えば橋桁を支持する橋脚である場合、換言すれば、平面視において河川構造物Pの全周が河川の流水に面して設けられる場合において、洗掘の進行を抑制する。
本実施形態に係る洗掘抑制構造1によれば、複数の矢板10を河川構造物Pを囲むように設置することにより河川構造物Pにおける洗掘を抑制して河川構造物Pの安定性を向上させることができる。また、かかる矢板10の外周に沿って河川構造物Pを囲むように複数の蛇篭20を設置することにより、矢板10における洗掘を抑制して洗掘範囲の拡大を防ぐとともに、河川構造物Pにおける洗掘をさらに適切に抑制することができる。さらに、複数の蛇篭20は、隣接する蛇篭20を相互に連結することにより、河川構造物Pを囲んで一体に設けられるため、例えば洪水時などにおいて蛇篭20が流出することが適切に抑制される。
第1の実施形態に係る洗掘抑制構造1は、河川構造物Pが平面視において河川構造物Pの全周が河川の流水に面して設けられる(例えば橋脚である)場合に、洗掘の進行を抑制するものであったが、本発明が適用される河川構造物はこれに限られない。
本実施形態に係る洗掘抑制構造100は、河川構造物Qが例えば橋桁を支持する橋台である場合、換言すれば、平面視において背面が地盤に面して設けられ、河川構造物Qの周面の少なくとも一部が河川の流水に面している場合において、洗掘の進行を抑制する。なお、河川構造物Qの両側面(河川の上流側側面、及び、下流側側面)には、河川構造物Qに作用する土圧を軽減するための翼壁Qwが設けられている。
本実施形態に係る洗掘抑制構造100によれば、複数の矢板10を河川構造物Q及び翼壁Qwの水流と面する部分を囲むように設置することにより、河川構造物Q及び翼壁Qwにおける洗掘を抑制することができる。また、かかる矢板10の外周に沿って複数の蛇篭20を設置することにより河川の流速が低減されるため、矢板10における洗掘を抑制して洗掘範囲の拡大を防ぐとともに、河川構造物Qにおける洗掘をさらに適切に抑制することができる。
10 矢板
20 蛇篭
30 連結部材
31 縦部材
32 リング部材
100 洗掘抑制構造
P 河川構造物
Q 河川構造物
Qw 翼壁
Claims (12)
- 河川構造物における洗掘抑制方法であって、
前記河川構造物の少なくとも一部は河川の流水に面して設けられ、
平面視において、前記河川構造物における前記流水と面する部分を囲むように複数の蛇篭を設置し、
隣接する前記蛇篭は、連結部材を介して相互に連結され、
前記連結部材は、
前記蛇篭の本体の側面に設けられる縦部材と、
前記縦部材に周回して設けられるリング部材と、を有し、
前記縦部材は、前記蛇篭の本体の側面に対して離隔して配置され、
隣接する前記蛇篭は、
前記リング部材を、それぞれの前記蛇篭に設けられた前記縦部材を束ねるように周回して設けることにより、相互に連結されることを特徴とする、洗掘抑制方法。 - 複数の前記蛇篭における前記河川構造物が設けられている側の周面に沿って、複数の矢板がさらに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の洗掘抑制方法。
- 前記縦部材は前記矢板にさらに設けられ、
前記蛇篭は、
前記リング部材を、前記蛇篭に設けられた前記縦部材及び前記矢板に設けられた前記縦部材を束ねるように周回して設けることにより、前記矢板と相互に連結されることを特徴とする、請求項2に記載の洗掘抑制方法。 - 前記縦部材は前記河川構造物にさらに設けられ、
前記蛇篭は、
前記リング部材を、前記蛇篭に設けられた前記縦部材及び前記河川構造物に設けられた前記縦部材を束ねるように周回して設けることにより、前記河川構造物と相互に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の洗掘抑制方法。 - 前記リング部材は、前記縦部材の長手方向に対して移動自在に設けられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の洗掘抑制方法。
- 前記河川の川幅方向に対する複数の前記蛇篭の設置幅は、前記河川構造物の設置幅の倍であることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の洗掘抑制方法。
- 前記河川構造物が、橋桁を支持する橋脚、及び、橋台であることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の洗掘抑制方法。
- 河川構造物における洗掘抑制構造であって、
平面視において、前記河川構造物における河川の流水に面する部分を囲むように設けられる複数の蛇篭と、
隣接する前記蛇篭を相互に連結する連結部材と、を有し、
前記連結部材は、
前記蛇篭の本体の側面に設けられる縦部材と、
前記縦部材に周回して設けられるリング部材と、を有し、
前記縦部材は、前記蛇篭の本体の側面に対して離隔して配置され、
隣接する前記蛇篭は、
前記リング部材を、それぞれの前記蛇篭に設けられた前記縦部材を束ねるように周回して設けることにより、相互に連結されることを特徴とする、洗掘抑制構造。 - 複数の前記蛇篭における前記河川構造物が設けられている側の周面に沿って設けられる複数の矢板をさらに有することを特徴とする、請求項8に記載の洗掘抑制構造。
- 前記縦部材を前記矢板にさらに設け、
前記蛇篭が、
前記リング部材を、前記蛇篭に設けられた前記縦部材及び前記矢板に設けられた前記縦部材を束ねるように周回して設けることにより、前記矢板と相互に連結されることを特徴とする、請求項9に記載の洗掘抑制構造。 - 前記縦部材を前記河川構造物にさらに設け、
前記蛇篭が、
前記リング部材を、前記蛇篭に設けられた前記縦部材及び前記河川構造物に設けられた前記縦部材を束ねるように周回して設けることにより、前記河川構造物と相互に連結されることを特徴とする、請求項8に記載の洗掘抑制構造。 - 前記リング部材が、前記縦部材の長手方向に対して移動自在であることを特徴とする、請求項8~11のいずれか一項に記載の洗掘抑制構造。
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JP2016037840A (ja) | 2014-08-12 | 2016-03-22 | Jfeスチール株式会社 | 橋台及び橋脚の洗掘防止構造 |
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JPH0540103Y2 (ja) * | 1987-07-24 | 1993-10-12 | ||
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