JP7252620B2 - コンロ - Google Patents

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Description

本発明は、コンロに関するものである。
特許文献1のガスコンロは、携帯端末との間でデータを無線送受信するための無線通信部を備えている。無線通信部は、bluetooth(登録商標)通信方式で無線通信を行う。ガスコンロは、無線通信部によって、携帯端末との間で、ガスコンロの動作状態や携帯端末で選択設定されたレシピデータ等の自動調理の動作条件を無線で送受信する。
特許文献1のようなガスコンロを用いた調理システムとして、ガスコンロとゲートウェイ機能を備えた専用端末(例えば、タブレット端末)とがbluetooth(登録商標)通信方式で接続される構成が考えられている。このような調理システムでは、電力消費が大きいWiFi(登録商標)通信方式を用いることなく専用端末を介してガスコンロを広域通信網に接続することが可能となるため、電池駆動式のガスコンロの採用も現実的となる。
特開2018-40515号公報
上記のような調理システムを構築する場合、ガスコンロは、専用端末に加えて汎用の情報端末(例えば、スマートフォン)ともペアリングが可能な構成とすることで利便性を高めることができる。
しかし、従来のガスコンロでは、ペアリングされた全ての端末の識別情報をユーザが正しく認識できる程度に表示したり、登録されたいずれかの識別情報を選定して抹消したりするような機能を搭載することは全く想定されていない。つまり、従来のガスコンロは、ペアリングされた端末の数が上限数に達しても、ユーザが優先度の低い端末の識別情報を任意に抹消することができないものである。また、仮にユーザが不要な識別情報を選択して抹消し得るような機能をガスコンロに組み込んだとしても、登録された識別情報が上限数に達した後にユーザが抹消操作を行わずに放置してしまう虞もある。いずれにしても、この種のシステムでは、ユーザによって登録情報の抹消が行われないまま運用されやすい。
近距離無線通信(例えば、bluetooth(登録商標)通信)に対応した機器では、上限数以上の識別情報を登録しようとした場合、最先に登録された識別情報を抹消し、抹消によって空いた登録枠に新たな識別情報を登録するような方式が採用されている。しかしながら、上述した事情(ユーザによって登録情報の抹消が行われにくい事情)の下でこの方式が運用されると、専用端末(継続的なペアリングを希望する端末)をガスコンロとペアリングしても、他の情報端末をガスコンロとペアリングしていくうちに、専用端末の識別情報がガスコンロから抹消されてしまい、専用端末をゲートウェイとして使用する調理システムが成立しないという問題が生じてしまう。
本発明は、上述した課題の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、所望の識別情報の抹消を防ぎつつ、登録の上限数を超えた識別情報の登録を行い得るコンロを提供することを目的とするものである。
本発明のコンロは、
表示装置を備えた情報処理端末との間で相互に無線通信が可能とされたコンロであって、
無線通信の対象となる前記情報処理端末の識別情報を登録する登録部と、
前記登録部に前記識別情報が登録された前記情報処理端末との間で無線通信を行う無線通信部と、
予め定められた上限数を上限として前記登録部への前記識別情報の登録を行い、且つ、前記登録部に登録された前記識別情報の抹消を行う制御部と、
外部から入力される前記識別情報の登録指示を受ける入力部と、
を有し、
前記制御部は、
前記登録部に前記識別情報が登録されていない未登録状態で前記登録指示が入力された場合に、前記未登録状態での前記登録指示に対応する前記識別情報を固定識別情報として登録し、
前記登録部に前記上限数の前記識別情報が登録された上限数登録状態で前記登録指示が入力された場合に、前記登録部に登録された前記識別情報の中から前記固定識別情報を除いた他の識別情報を1つ以上抹消し、前記上限数登録状態での前記登録指示に対応する前記識別情報を新たな前記識別情報として登録する。
本発明のコンロでは、制御部は、登録部に識別情報が登録されていない未登録状態で登録指示が入力された場合に、未登録状態での登録指示に対応する識別情報を固定識別情報として登録する。よって、制御部は、登録部が未登録状態のときの登録指示に応じて固定識別情報を登録することができる。
更に、制御部は、登録部に上限数の識別情報が登録された「上限数登録状態」で識別情報の登録指示が入力された場合に、固定識別情報を除いた他の識別情報を1つ以上抹消し、登録が指示された識別情報を新たに登録する。よって、制御部は、抹消が望まれない識別情報(固定識別情報)の登録を維持しつつ、登録の上限数を超えた識別情報の登録を行うことができる。
本発明のコンロにおいて、制御部は、上限数登録状態で登録指示が入力された場合に、登録部に登録された複数の他の識別情報のうちの最先に登録された識別情報を抹消してもよい。
このコンロは、識別情報の登録が多く行われる場合に、固定識別情報の登録を維持しつつ、他の識別情報の中から登録の時期が早い識別情報を優先的に抹消し、登録時期が遅い識別情報の登録を維持することができる。
本発明のコンロにおいて、外部からの操作を受ける操作部を有していてもよい。制御部は、操作部に対して全ての識別情報を抹消する指示操作がなされた場合に登録部に登録された全ての識別情報を抹消してもよい。
このコンロは、操作部に対して全ての識別情報を抹消する指示操作が行われた場合に、登録部を未登録状態(新たに固定識別情報を登録し得る状態)にすることができる。
本発明のコンロにおいて、制御部は、登録部が未登録状態である場合に、特定の情報処理端末の識別情報の入力を促す報知を行う報知部を有していてもよい。
このコンロは、登録部が未登録状態(固定識別情報を登録可能な状態)である場合に、報知部によって報知を行い、「特定の情報処理端末の識別情報」の入力を促すことができる。よって、このコンロは、未登録状態のときに「特定の情報処理端末の識別情報」がより早期に登録されやすくなり、「特定の情報処理端末」以外の情報処理端末の識別情報が固定識別情報として登録部に登録されることを防ぎやすくなる。
本発明のコンロは、所望の識別情報の抹消を防ぎつつ、登録の上限数を超えた識別情報の登録を行い得る。
第1実施形態のコンロシステム及び第2情報端末を概略的に例示する説明図である。 第1実施形態のガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 第1実施形態のガスコンロの各ガスバーナへのガス供給路等を概念的に示す説明図である。 第1実施形態のガスコンロの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 第1実施形態のコンロシステム及び第2情報端末の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 第1実施形態のガスコンロによる識別情報の登録処理の流れを例示するフローチャートである。 (A)は、第1実施形態のガスコンロの登録部における未登録状態を説明する説明図であり、(B)は、登録部における上限数登録状態を説明する説明図である。 (A)は、第1実施形態のガスコンロの登録部において最先に登録された第2識別情報の抹消を説明する説明図であり、(B)は、登録部において(A)の状態からの第2識別情報の登録を説明する説明図である。
以下、本発明の望ましい例を示す。但し、本発明は、以下の例に限定されない。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1で示すコンロシステム100は、主に、ガスコンロ(コンロ)1と、第1情報端末(情報処理端末)70と、によって構成されている。第1情報端末70は、ガスコンロ1と他の情報端末との無線通信の中継端末として機能し得る。コンロシステム100は、ガスコンロ1と、第1情報端末70及び第2情報端末(情報処理端末)80と、の間で相互に無線通信を行う。
まず、ガスコンロ1について説明する。
図2のように、ガスコンロ1は、調理鍋等の調理器具を加熱可能なビルトインコンロとして構成されている。ガスコンロ1は、コンロ本体1Aの上面を構成する天板2(トッププレート)から露出するように、右コンロ部4A、左コンロ部4B、がそれぞれ設けられ、その左右のコンロ部4A,4Bの間で後方寄りに後コンロ部4Cが設けられている。天板2の下方においてコンロ本体1Aの内部中央付近にはグリル3が設けられている。グリル3は、被調理物を収納してグリルバーナ(ガスバーナ54:図3)で加熱調理するグリル庫を備え、このグリル庫は、グリル扉3Bによって開閉可能とされている。右コンロ部4A、左コンロ部4B、後コンロ部4C、グリル3には、図3で示すガスバーナ51,52,53,54がそれぞれ設けられている。
図3のように、複数のガスバーナ51,52,53,54には、複数の分岐供給路61,62,63,64がそれぞれ接続され、これら分岐供給路61,62,63,64は、共通供給路60から分岐する構成をなす。共通供給路60は、ガスバーナ51,52,53,54への共通のガス経路であり、複数の分岐供給路61,62,63,64は、共通供給路60から分岐するとともに各ガスバーナ51,52,53,54に向けてガスを導くように配設された供給路である。共通供給路60には、共通供給路60を開閉する元電磁弁N1が設けられる。共通供給路60から分岐してガスバーナ51に続く分岐供給路61には、分岐供給路61を開閉可能な電磁弁(安全弁)51Gと、分岐供給路61を開閉可能な閉止弁51Fと、ガスバーナ51へのガス供給量を調整可能な火力調整弁51Eとが設けられている。共通供給路60から分岐してガスバーナ52に続く分岐供給路62には、分岐供給路62を開閉可能な電磁弁(安全弁)52Gと、分岐供給路62を開閉可能な閉止弁52Fと、ガスバーナ52へのガス供給量を調整可能な火力調整弁52Eとが設けられている。共通供給路60から分岐してガスバーナ53に続く分岐供給路63には、分岐供給路63を開閉可能な電磁弁(安全弁)53Gと、分岐供給路63を開閉可能な閉止弁53Fと、ガスバーナ53へのガス供給量を調整可能な火力調整弁53Eとが設けられている。
安全弁51G、閉止弁51F、火力調整弁51Eは、図4で示すステッピングモータM1によって駆動されるようになっており、ステッピングモータM1の回転角度が第1角度範囲になったときに安全弁51Gが開放し、モータM1の回転角度が第2角度範囲になったときに閉止弁51Fが開放し、ステッピングモータM1の回転角度が第1角度範囲及び第2角度範囲よりも大きい第3角度範囲のときに回転角度に応じて火力調整弁51Eの開度が設定されるようになっている。具体的には、制御回路10からの指示に応じたモータ駆動回路48Aの動作によってステッピングモータM1の回転角度が制御されることで火力調整弁51Eの開度が制御され、ガスバーナ51での火力が火力調整弁51Eの開度に応じて定まる。同様に、制御回路10からの指示に応じたモータ駆動回路48Bの動作によってステッピングモータM2の回転角度が制御されることで火力調整弁52Eの開度が制御され、ガスバーナ52での火力が火力調整弁52Eの開度に応じて定まる。同様に、制御回路10からの指示に応じたモータ駆動回路48Cの動作によってステッピングモータM3の回転角度が制御されることで火力調整弁53Eの開度が制御され、ガスバーナ53での火力が火力調整弁53Eの開度に応じて定まる。グリル3のガスバーナ(グリルバーナ)54は、グリル3内において上側に配置される上バーナ54Aと、グリル3内において上バーナ54Aよりも下側に配置される下バーナ54Bとを備える。共通供給路60から分岐してガスバーナ54にガスを導く分岐供給路64には、更に、分岐供給路64から分岐して上バーナ54Aにガスを導く第1供給路65Aと、分岐供給路64から分岐して下バーナ54Bにガスを導く第2供給路65Bとが接続されている。分岐供給路64には、分岐供給路64を開閉可能な電磁弁(安全弁)54Gと閉止弁54Fとが設けられ、第1供給路65Aには複数の電磁弁54H,54Jが設けられ、第2供給路65Bには電磁弁54Kが設けられている。電磁弁54H,54J,54Kの開閉は、制御回路10によって制御される。
図2に示すように、右コンロ部4A、左コンロ部4B、後コンロ部4C、グリル3にそれぞれ対応するように4つの回転操作部6A,6B,6C,6Dが設けられている。回転操作部6Aは、右コンロ部4Aの点火、消火、火力調整を行うものであり、回転操作部6Bは、左コンロ部4Bの点火、消火、火力調整を行うものであり、回転操作部6Cは、後コンロ部4Cの点火、消火、火力調整を行うものであり、第4の回転操作部6Dは、グリル3の点火、消火、火力調整を行うものである。4つの回転操作部6A,6B,6C,6Dはいずれも、押圧操作可能に構成され、且つ回転操作可能に構成されている。回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれも、使用者が押す毎に退避位置と突出位置とに切り替わるようになっている。そして、図4の電気的構成で示すように、回転操作部6A,6B,6C,6Dにそれぞれ対応するようにスイッチ30A,30B,30C,30Dがそれぞれ設けられ、スイッチ30A,30B,30C,30Dにそれぞれ対応するように点火信号入力回路40A,40B,40C,40Dがそれぞれ設けられている。スイッチ30A,30B,30C,30Dは、いずれも点火スイッチとして機能し、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、各回転操作部が突出位置から退避位置(消火位置)へと操作されることに応じて、各回転操作部に対応するスイッチがオフ状態となり、このスイッチに対応する点火信号入力回路から制御回路10にオフ信号が与えられる。また、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、各回転操作部が退避位置から突出位置(点火位置)へと操作されることに応じて、各回転操作部に対応するスイッチがオン状態となり、このスイッチに対応する点火信号入力回路から制御回路10にオン信号が与えられる。
更に、回転操作部6A,6B,6C,6Dにそれぞれ対応するように変位検出部32A,32B,32C,32Dがそれぞれ設けられ、変位検出部32A,32B,32C,32Dにそれぞれ対応するように火力信号入力回路42A,42B,42C,42Dがそれぞれ設けられている。回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、各回転操作部の変位(回転位置)を各回転操作部に対応する変位検出部が検出し、この変位検出部に対応する火力信号入力回路から変位検出部が検出した変位(回転位置)に応じた信号が制御回路10に与えられる。
図3のように、上バーナ54Aにガスを導く主経路として第1供給路65Aが構成され、この第1供給路65Aに設けられた電磁弁54Jを迂回するように、電磁弁54Jの経路と並列の経路であるバイパス路66Aが設けられている。電磁弁54Hが開放した状態で電磁弁54Jが閉じているときには分岐供給路64によって導かれたガスはバイパス路66Aを通って上バーナ54Aに供給される。また、電磁弁54H,54Jがいずれも開いているときには分岐供給路64によって導かれたガスは第1供給路65A又はバイパス路66Aを通って上バーナ54Aに供給される。また、下バーナ54Bにガスを導く主経路として第2供給路65Bが構成され、この第2供給路65Bに設けられた電磁弁54Kを迂回するように、電磁弁54Kの経路と並列の経路であるバイパス路66Bが設けられている。電磁弁54Kが閉じているときには分岐供給路64によって導かれたガスはバイパス路66Bを通って下バーナ54Bに供給される。また、電磁弁54Kが開いているときには分岐供給路64によって導かれたガスは第2供給路65B又はバイパス路66Bを通って下バーナ54Bに供給される。
また、図3、図4のように、各ガスバーナ51,52,53のそれぞれの近くにはサーミスタ51C,52C,53Cがそれぞれ設けられている。そして、サーミスタ51C,52C,53Cのそれぞれに対応して温度信号入力回路44A,44B,44Cがそれぞれ設けられている。具体的には、サーミスタ51Cは、右コンロ部4Aに載置された調理容器の底部の温度を検出し、温度信号入力回路44Aは、サーミスタ51Cでの検出温度に応じた電圧信号を制御回路10に入力する。サーミスタ52Cは、左コンロ部4Bに載置された調理容器の底部の温度を検出し、温度信号入力回路44Bは、サーミスタ52Cでの検出温度に応じた電圧信号を制御回路10に入力する。サーミスタ53Cは、後コンロ部4Cに載置された調理容器の底部の温度を検出し、温度信号入力回路44Cは、サーミスタ53Cでの検出温度に応じた電圧信号を制御回路10に入力する。なお、図3ではサーミスタ51C,52C,53Cを概念的に示しているが、サーミスタ51C,52C,53Cのそれぞれの配置は、右コンロ部4A、左コンロ部4B、後コンロ部4Cのそれぞれに載置された調理容器に近接し得る位置(具体的には、調理容器に対して直接的に又は他部材を介して間接的に接触し得る位置)であればよい。サーミスタ54Cは、グリル3内に配置され、グリル3の庫内の所定位置の温度を検出し、温度信号入力回路44Dは、サーミスタ54Cでの検出温度に応じた電圧信号を制御回路10に入力する。なお、図3、図4では図示は省略しているが、各ガスバーナ51,52,53,54A,54Bのそれぞれに隣接して熱電対がそれぞれ設けられ、各熱電対のそれぞれに対応して温度信号入力回路がそれぞれ設けられている。これら温度信号入力回路はいずれも、対応する熱電対で生じた起電力に応じた信号を制御回路10に入力する。
各ガスバーナ51,52,53,54のそれぞれに隣接してイグナイタ26A,26B,26C,26Dがそれぞれ設けられ、イグナイタ26A,26B,26C,26Dのそれぞれに対応してイグナイタ回路46A,46B,46C,46Dがそれぞれ設けられている。例えば、ガスバーナ51に対応してイグナイタ26Aが設けられ、イグナイタ回路46Aは、スイッチ30Aの点火操作に応じてイグナイタ26Aを駆動し、イグナイタ26Aで火花を放電させてガスバーナ51に点火する。
制御回路10は、例えばマイクロコンピュータとして構成されており、無線通信部11などを制御する機能を有する。制御回路10は、図4のように、CPU10A、ROM10B、RAM10Cなどを備え、更に、図示しないタイマ、I/Oインタフェースなどを備える。制御回路10は、上述した各電磁弁(図4では図示を省略)、イグナイタ26A,26B,26C,26D、複数のモータM1,M2,M3,M4、音声出力部14などを制御し得る。制御回路10は、予め定められた上限数を上限として後述する登録部13への第1情報端末70及び第2情報端末80の識別情報の登録を行い、且つ、登録部13に登録された第1情報端末70及び第2情報端末80の識別情報の抹消を行う。また、制御回路10は、操作部12に対して全ての識別情報を抹消する指示操作がなされた場合に、後述する登録部13に登録された全ての識別情報を抹消する制御を行う。また、制御回路10は、後述する登録部13が未登録状態である場合に、特定の情報端末の識別情報の入力を促す報知を後述する音声出力部14に行わせる。
操作部12は、操作ボタンやタッチパネルなどの公知の入力インタフェースによって構成され、ユーザの操作に応じた情報を制御回路10に入力し得るものである。操作部12は、情報端末との間でbluetooth(登録商標)通信を行う際に、情報端末の識別情報を登録するための登録操作(ペアリングの実行操作)が行われ得る。操作部12は、後述する登録部13に登録されている全ての識別情報を抹消する指示操作が行われ得る。
上述した電気部品を含め、様々な電気部品に電力を供給するように電源回路48が設けられている。電源回路48は電池ボックスに収容された電池49(例えば2つの乾電池)からの電力供給を受け、所定の電源電圧を生成する機能を有しており、電源回路48で生成された電源電圧は、図示しない経路を介して様々な電気部品に供給される。
更に、ガスコンロ1には、後述する第1情報端末70及び第2情報端末80と無線通信を行うための通信回路である無線通信部(入力部)11が設けられている。無線通信部11は、公知のbluetooth(登録商標)の無線通信規格に従った通信方式によって、後述する登録部13に識別情報が登録された第1情報端末70及び第2情報端末80と無線通信を行い得る装置である。具体的には、制御回路10と無線通信部11とが協働して第1情報端末70又は第2情報端末80との間で情報の送受信を行う。無線通信部11は、外部から入力される第1情報端末70及び第2情報端末80の識別情報の登録指示を受けるように機能する。また、無線通信部11は、情報端末に対して指令(後述する識別情報の送信指令など)を送信したり、情報端末から自動調理モードのレシピ、指示(例えば、コンロ状態の情報の送信指令など)、および後述する識別情報などを受信する。
更に、ガスコンロ1は、bluetooth(登録商標)通信方式での通信の対象となる第1情報端末70及び第2情報端末80の識別情報を登録する登録部13を有する。登録部13は、RAMや不揮発性メモリなどの書き換え可能な公知の記憶手段によって構成されており、少なくとも後述する識別情報を含んだ各種情報を記憶する機能を有する。この登録部13は、具体的には、制御回路10と協働して識別情報を自身に記憶(登録)するように機能し、更に、制御回路10と協働して自身に記憶(登録)された識別情報を消去するように機能する。登録部13は、図7(B)に示すように、上限数が7つとなるように識別情報が登録される構成である。すなわち、図7(B)に示すように、登録No1~7のそれぞれに対応付けて識別情報が登録されている。登録部13は、図7(B)に示すように、登録No1~7のそれぞれに対応付けて識別情報が登録されることで、上限数登録状態となる。なお、登録No1に対応付けられている識別情報は、第1識別情報(固定識別情報)であり、登録No2~7に対応付けられている識別情報は、第2識別情報(他の識別情報)である。登録部13では、登録Noの数字が小さい順に識別情報が対応付けられて登録される。登録部13は、例えば不揮発性メモリなどによって構成されており、ガスコンロ1が電源オフ状態となった場合(即ち、コンロ本体1Aが電源オフ状態になった場合)でも自身に記憶されている情報が保持され、識別情報の登録が維持されるようになっている。例えば、情報端末が通信を許可する端末である場合、登録部13には、情報端末の識別情報(ID)が登録され、この情報端末の識別情報(ID)は、コンロ本体1Aが電源オフ状態となって制御回路10に対する電力供給が中断しても、登録部13に登録(記憶)され続ける。なお、コンロ本体1Aの電源オフ状態は、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれかに対して点火操作が行われても点火がなされない状態であり、例えば、制御回路10への電力供給が停止した状態である。
コンロ本体1Aと情報端末との間のbluetooth(登録商標)通信方式に従った無線通信は、コンロ本体1Aと情報端末との間でのペアリングが確立された上で行われる。より詳しくは、ガスコンロ1及び情報端末がいずれも電源オン状態であり且つガスコンロ1と情報端末とがbluetooth(登録商標)通信を行い得る距離にあるときに、ガスコンロ1と情報端末との間でbluetooth(登録商標)規格に従った公知のペアリング方式(例えば、情報端末からガスコンロ1に送られた識別情報(ID)をガスコンロ1で認証するペアリング方式)でペアリングがなされる。例えば、情報端末の識別情報(ID)が情報端末からコンロ本体1Aに送られた場合に、コンロ本体1Aの制御回路10はその識別情報(ID)が登録部13に登録(記憶)されているか否かを判定し、登録されている場合には情報端末との通信を許可してペアリング状態とし、情報端末とbluetooth(登録商標)通信方式で無線通信を行う。
更に、ガスコンロ1には、音声出力部(報知部)14が設けられている。音声出力部14は、メロディ、メッセージなどの音声を発する装置であり、例えば、スピーカやスピーカに対して音声信号を与える駆動回路などを備え、制御回路10からの指示に対応した音声を発するように動作する。例えば、音声出力部14は、制御回路10からの指示によって、特定の情報端末の識別情報の入力を促す報知を行う。
次に、第1情報端末70について説明する。
第1情報端末70は、近距離通信方式(公知のbluetooth(登録商標)通信方式)でガスコンロ1と無線通信を行う。図5のように、第1情報端末70は、制御回路71と、記憶部72、表示部(表示装置)73と、操作部74と、通信部75と、を備える。第1情報端末70は、タブレット端末などの携帯型情報処理端末として構成されており、図示しない二次電池を電源として動作し得るようになっている。なお、図5では、ガスコンロ1については一部部品のみを例示し、他の部品の図示を省略している。
制御回路71は、例えばマイクロコンピュータなどの公知の情報処理装置として構成され、後述する通信部75などを制御する機能を有する。制御回路71は、CPUなどの公知の演算装置及び他の周辺回路などを備えてなり、様々な制御や演算を行い得る。記憶部72は、例えば半導体メモリ装置などの公知の記憶装置によって構成されており、例えばRAM、ROM、その他の不揮発性メモリなどがこれに相当する。記憶部72は、第1情報端末70であることを証明する情報である識別情報が記憶されている。識別情報は、例えば、第1情報端末70に対応付けられた固有のID(数字等)であり、ガスコンロ1との間でbluetooth(登録商標)通信方式での通信を行うためのペアリングに用いられる。
表示部73は、例えば公知のタッチパネル式表示装置の一部をなす表示部であり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの公知の画像表示装置として構成されている。操作部74は、例えば、表示部73の前方を覆うように配置される公知のタッチパネルとして構成され、表示部73の画像を外部から視認可能な透明性の構成で表示部73を覆う構成をなす。なお、ここで示す例はあくまで一例であり、表示部73は、ユーザが視認し得る状態で画像を表示し得る構成であればよい。操作部74は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成であればよく、タッチパネル以外の入力インタフェース(ボタン等)を備えていてもよい。
通信部75は、公知のbluetooth(登録商標)の無線通信規格に従った通信方式で無線通信を行い得る通信装置である。通信部75は、bluetooth(登録商標)通信方式でガスコンロ1の無線通信部11と無線通信を行う。通信部75は、ガスコンロ1から送信される指令(後述する識別情報の登録指示、識別情報の送信指令など)を受信したり、ガスコンロ1に対して、自動調理モードのレシピ、指示(例えば、コンロ状態に関する情報の送信指令など)、および識別情報などが送信される。例えば、ガスコンロ1では、操作部12を操作することで、グリル3において「自動調理モード」が設定可能である。「自動調理モード」では、例えば、燃焼工程の終了後、タイマの計測時間が予め定められた設定時間(例えば自動調理モードごとに設定されている時間)に到達した場合に、余熱工程を終了させる。自動調理モードのレシピには、このような設定時間等が含まれている。
第1情報端末70は、ゲートウェイ機能を備えた専用端末として、ガスコンロ1と他の情報端末との間で行われる無線通信の中継を行う。例えば、通信部75は、WiFi(登録商標)、LTE、4Gなどの公知の無線通信規格に従った通信方式(第2無線通信方式)で他の情報端末との間で無線通信を行い得る。
次に、第2情報端末80について説明する。
第2情報端末80は、近距離通信方式(公知のbluetooth(登録商標)通信方式)でガスコンロ1と無線通信を行う。図5のように、第2情報端末80は、制御回路81と、記憶部82、表示部(表示装置)83と、操作部84と、通信部85と、を備える。第2情報端末80は、スマートフォンなどの携帯型情報処理端末として構成されており、図示しない二次電池を電源として動作し得るようになっている。
制御回路81は、例えばマイクロコンピュータなどの公知の情報処理装置として構成され、CPUなどの公知の演算装置及び他の周辺回路などを備えてなり、様々な制御や演算を行い得る。記憶部82は、例えば半導体メモリ装置などの公知の記憶装置によって構成されており、例えばRAM、ROM、その他の不揮発性メモリなどがこれに相当する。記憶部82は、第2情報端末80であることを証明する情報である識別情報が記憶されている。識別情報は、例えば、第2情報端末80に対応付けられた固有のID(数字等)であり、ガスコンロ1との間でbluetooth(登録商標)通信方式での通信を行うためのペアリングに用いられる。
表示部83は、例えば公知のタッチパネル式表示装置の一部をなす表示部であり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの公知の画像表示装置として構成されている。操作部84は、例えば、表示部83の前方を覆うように配置される公知のタッチパネルとして構成され、表示部83の画像を外部から視認可能な透明性の構成で表示部83を覆う構成をなす。なお、ここで示す例はあくまで一例であり、表示部83は、ユーザが視認し得る状態で画像を表示し得る構成であればよい。操作部84は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成であればよく、タッチパネル以外の入力インタフェース(ボタン等)を備えていてもよい。
通信部85は、公知のbluetooth(登録商標)の無線通信規格に従った通信方式で無線通信を行い得る通信装置である。通信部85は、bluetooth(登録商標)通信方式でガスコンロ1の無線通信部11と無線通信を行う。通信部85は、ガスコンロ1から送信される指令(後述する識別情報の送信指令など)を受信したり、ガスコンロ1に対して、自動調理モードのレシピ、指示(例えば、コンロ状態の情報の送信指令など)、および後述する識別情報などが送信される。
次に、ガスコンロ1による識別情報の登録処理について説明する。
図6で示す制御は、ガスコンロ1において所定の開始条件の成立(例えば、電源がオフからオンに変化したことや、所定のボタンが押されたことなど)に応じて制御回路10によって実行される処理である。ガスコンロ1は、情報端末(第1情報端末70又は第2情報端末80)とbluetooth(登録商標)通信方式を行うために、情報端末(第1情報端末70又は第2情報端末80)とのペアリング(通信接続の確立)を行う。なお、以下の例では、ガスコンロ1は、電源がオン状態であるときに、情報端末の識別情報の登録開始操作(ペアリング開始操作)が操作部12で行われたことを検出することで(ステップS11)、図6で示す識別情報の登録処理が開始される。なお、ステップS11の処理は省略されてもよく、この場合、例えば、所定の開始条件の成立(例えば、電源がオフからオンに変化したことや、所定のボタンが押されたことなど)に応じてステップS12以降の処理が行われることになる。
まず、制御回路10は、ステップS11において、情報端末の識別情報の登録開始操作(ペアリング開始操作)が操作部12で行われると、ガスコンロ1が情報端末によってbluetooth(登録商標)通信対応機器として探索(検索)可能な状態とする。例えば、ガスコンロ1と第1情報端末70とをペアリングしようとした場合、第1情報端末70において、bluetooth(登録商標)通信対応機器として探索(検出)したガスコンロ1に対して、識別情報の登録指示を識別情報とともに送信するように操作部74を操作する。
続いて、制御回路10は、ステップS12において、登録指示が入力されたか否か判断する。制御回路10は、登録指示が入力されたと判断する場合、Yesに進み、ステップS13の処理を行う。一方で、制御回路10は、ステップS12において、登録指示が入力されていないと判断する場合、Noに進み、登録指示が入力されたと判断するまでステップS12の処理を繰り返し行う。なお、登録指示は、制御回路10が登録制御を実行するためのトリガとなる情報であり、具体的には、当該登録指示(当該情報)が送られてきた場合にステップS12にてYesと判断するような「予め定められた情報」である。より具体的には、登録指示は、情報処理端末側から当該情報処理端末の識別情報(ID)と共に又は当該情報処理端末の識別情報(ID)の送信前又は送信後に当該識別情報に対応させて送信される特定情報であり、制御回路10は、この特定情報を受信した場合に、ステップS12において登録指示が入力されたと判断し、ステップS13以降の処理を行う。なお、第1情報端末70や第2情報端末80などの情報処理端末は、ガスコンロ1による上記探索に応じてペアリングを試みる場合(具体的には、情報処理端末においてペアリングの実行を許可する設定になっている場合)にガスコンロ1に対して上記登録指示を送信し、この登録指示と一緒に又はこの登録指示の前又は後に自身の識別情報を送信するように動作する。
制御回路10は、登録部13に識別情報が登録されていない未登録状態で登録指示が入力された場合に、未登録状態での登録指示に対応する識別情報を第1識別情報(固定識別情報)として登録する。具体的には、制御回路10は、ステップS13において、登録部13に識別情報が登録されていない未登録状態であるか否か判断する。例えば、ステップS13では、登録No1と対応付けられた識別情報(第1識別情報)、及び登録No2~7と対応付けられた第2識別情報が登録されていない場合、未登録状態であると判断される。そして、制御回路10は、登録部13が未登録状態であると判断する場合、Yesに進み、ステップS14において、登録指示に対応する識別情報(登録指示とともに受信した識別情報)を第1識別情報(固定識別情報)として登録部13に登録する。例えば、図7(A)に示すように、登録部13に1つも識別情報が登録されていない場合、登録部13が未登録状態である。制御回路10は、ステップS14の処理の後、図6の制御を終了する。
制御回路10は、情報端末から登録指示とともに識別情報を受信すると、登録指示を送信した情報端末と通信接続用のパスワードの授受等を行うことで通信接続が確立される。登録部13に識別情報が登録された情報端末は、以降、ガスコンロ1に識別情報を送信する処理を行うことなく、例えばbluetooth(登録商標)機能をオン状態にすることで通信接続が確立される。
一方で、制御回路10は、ステップS13において、登録部13が未登録状態でないと判断する場合、Noに進み、ステップS15において、登録部13が上限数登録状態であるか否か判断する。例えば、制御回路10は、ステップS15では、第2識別情報のうちの少なくとも1つが未登録である場合に、上限数登録状態ではないと判断する。制御回路10は、ステップS15において、登録部13が上限数登録状態ではないと判断する場合、ステップS16において、登録指示に対応する識別情報(登録指示とともに受信した識別情報)を第2識別情報として登録部13に登録する。制御回路10は、ステップS16の処理の後、図6の制御を終了する。
制御回路10は、登録部13が上限数登録状態であるときに登録指示が入力された場合に、登録部13に登録された識別情報の中から固定識別情報を除いた他の識別情報(最先に登録された識別情報)を抹消し、上限数登録状態での登録指示に対応する識別情報を新たな識別情報として登録する。具体的には、制御回路10は、ステップS15において、登録部13が上限数登録状態であると判断する場合、Yesに進み、ステップS17において、最先に登録された第2識別情報を抹消する。例えば、図7(B)に示すように、登録No2に対応付けられた識別情報ID2が、第2識別情報のうち最先に登録された識別情報であるため、図8(A)に示すように、登録No2に対応付けられた識別情報ID2が抹消される。登録No2に対応付けられた識別情報ID2が抹消されると、識別情報ID2より後に登録された第2識別情報の登録Noが繰り上がる。すなわち、図8(B)に示すように、識別情報ID3~ID7が、登録No2~6にそれぞれ対応付けられるようになる。
続いて、制御回路10は、ステップS18において、登録指示に対応する識別情報(登録指示とともに受信した識別情報)を新たな第2識別情報として登録する。例えば、登録指示に対応する識別情報であるID8は、図8(B)に示すように、登録No7に対応付けられて登録部13に新たに登録される。このようにして、第1識別情報の抹消を防ぎつつ、登録の上限数を超えた第2識別情報の登録を行うことができる。制御回路10は、ステップS18の処理の後、図6の制御を終了する。
次に、ガスコンロ1による識別情報の一括抹消処理について説明する。
制御回路10は、登録部13に少なくとも1つの識別情報が登録された状態で、操作部12に対して所定の指示操作(識別情報の一括抹消を指示する操作)が行われることで、全ての識別情報を抹消する処理を行う。所定の指示操作は、操作部12に設けられたいずれか1又は複数のボタンを対象として決められた順序でボタンを押す操作などであってもよく、1又は複数のボタンを同時に長押しする操作などであってもよく、特別に設けられたリセットボタンを押す操作などであってもよい。登録部13が図7(B)に示すような登録状態であるときに、操作部12に対して上記「所定の指示操作」が行われることで、図7(B)に示す登録状態のように識別情報が全て抹消される。つまり、上記「所定の指示操作」が行われた場合、第2識別情報だけでなく第1識別情報(固定識別情報)も抹消される。例えば、第1識別情報として識別情報が登録部13に登録されている情報端末に故障などが生じた場合に、操作部12に対して所定の指示操作を行い第1識別情報を抹消することで、他の情報端末の識別情報を新たに第1識別情報として登録することが可能となる。
次に、ガスコンロ1による報知処理について説明する。
制御回路10は、登録部13が未登録状態である場合に、特定の情報端末の識別情報の入力を促す報知を音声出力部14に行わせる。すなわち、識別情報を第1識別情報として登録できる準備が整っている状態(登録指示を入力することにより第1識別情報として登録される状態)で入力を促す報知を行うことで、特定の情報処理端末の識別情報を第1識別情報として確実に登録させることができる。これにより、第1識別情報として登録されることを望まない情報端末の識別情報が、第1識別情報として先に登録されることを防ぐことができる。なお、識別情報の入力を促す報知の方法は、音声出力部14による音声の出力の他に、ランプの点灯などであってもよい。「特定の情報端末の識別情報の入力を促す報知」は、少なくとも、識別情報を登録する対象である「特定の情報端末」を特定する情報と、ユーザが行うべき行為を特定する情報と、を含むメッセージを音声や表示などで伝える報知であることが望ましい。『識別情報を登録する対象である「特定の情報端末」を特定する情報』は、例えば、「特定の情報端末がガスコンロの付属物であることを示す情報」「機種名」「特定の情報端末の色、形、サイズ」などが挙げられ、これらの1種以上の情報が含まれていることが望ましい。『ユーザが行うべき行為を特定する情報』は、「ペアリングしてください」「登録処理を行ってください」「○○ボタンを押した後、××ボタンを押してください」などの情報が挙げられる。「特定の情報端末の識別情報の入力を促す報知」の一例としては、「ガスコンロに付属している白色のタブレット端末を取扱説明書に従ってペアリングして下さい」などのメッセージをスピーカから音声で発したり、表示部に表示したりすることが挙げられる。
本構成の効果を例示する。
上記のガスコンロ1は、登録部13が未登録状態で登録指示が入力された場合に、登録が指示された識別情報を固定識別情報として登録するため、登録部13が未登録状態であるときに登録指示を入力することで所望の識別情報を固定識別情報として登録することができる。そして、登録部13に上限数の識別情報が登録された上限数登録状態で識別情報の登録指示が入力された場合に、固定識別情報を除いた他の識別情報を1つ以上抹消し、登録が指示された識別情報を新たに登録する構成である。そのため、抹消を望まない識別情報(固定識別情報)の登録を維持しつつ、登録の上限数を超えた識別情報の登録を行うことができる。したがって、第1情報端末をゲートウェイ機能を有する専用端末として使用するシステムを維持することができる。
上記のガスコンロ1において、制御回路10は、上限数登録状態で登録指示が入力された場合に、登録部13に登録された複数の他の識別情報のうちの最先に登録された識別情報を抹消する。
これにより、上限数登録状態において登録部13に登録された複数の他の識別情報のうちの最先に登録された識別情報が抹消されることで、登録の時期が早い識別情報を優先的に抹消することができる。そのため、識別情報の登録が繰り返し行われる際に、登録時期が遅い識別情報の登録を維持し易くなる。
上記のガスコンロ1は、外部からの操作を受ける操作部12を有している。制御回路10は、操作部12に対して全ての識別情報を抹消する指示操作がなされた場合に登録部13に登録された全ての識別情報を抹消する。
これにより、操作部12に対して全ての識別情報を抹消する指示操作が行われることで、固定識別情報も含めた全ての識別情報を抹消して、登録部13を未登録状態とすることができる。そのため、所望の識別情報を固定識別情報として新たに登録することができる。
上記のガスコンロ1において、制御回路10は、登録部13が未登録状態である場合に、特定の情報処理端末の識別情報の入力を促す報知を行う音声出力部14を有している。
これにより、登録部13が固定識別情報を登録可能な未登録状態である場合に、音声出力部14による報知によって、特定の情報処理端末の識別情報を固定識別情報として登録部13に登録させるように誘導させることができる。そのため、特定の情報処理端末以外の情報処理端末の識別情報が、特定の情報処理端末の識別情報よりも先に固定識別情報として登録部13に登録されることを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態を、次のように変更してもよい。
第1実施形態では、ガスコンロ1においてペアリングのための情報入力を受ける「入力部」の一例として、無線通信部を例示したが、操作部12が、操作されることでペアリングのための情報入力を受ける「入力部」であってもよい。すなわち、操作部12を操作することで、識別情報の登録指示をガスコンロ1に入力する構成であってもよい。
第1実施形態では、ガスコンロ1の登録部13は、登録可能な識別情報の上限数が7つであったが、7つ以外で2つ以上の数であってもよい。
第1実施形態では、制御回路10が、ステップS17において、第2識別情報を1つ抹消する構成としたが、2つ以上の第2識別情報を抹消する構成としてもよい。
第1実施形態では、タブレット端末として構成された第1情報端末70を例示しているが、情報処理機能を有する携帯型の端末であればタブレット端末以外の構成であってもよい。第1実施形態では、スマートフォンとして構成された第2情報端末80を例示しているが、情報処理機能を有する携帯型の端末であればスマートフォン以外の構成であってもよい。
第1実施形態では、コンロ本体1Aによってガスコンロ1が構成されたが、コンロ本体1Aがガスコンロ1の一部をなしていてもよい。即ち、コンロ本体1Aに他の付属品が加えられた形でガスコンロ1が構成されていてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…ガスコンロ(コンロ)
10…制御回路(制御部)
11…無線通信部(入力部)
12…操作部(入力部)
13…登録部
14…音声出力部(報知部)
70…第1情報端末(情報処理端末)
73…表示部(表示装置)
80…第2情報端末(情報処理端末)
83…表示部(表示装置)

Claims (4)

  1. 表示装置を備えた情報処理端末との間で相互に無線通信が可能とされたコンロであって、
    無線通信の対象となる前記情報処理端末の識別情報を登録する登録部と、
    前記登録部に前記識別情報が登録された前記情報処理端末との間で無線通信を行う無線通信部と、
    予め定められた上限数を上限として前記登録部への前記識別情報の登録を行い、且つ、前記登録部に登録された前記識別情報の抹消を行う制御部と、
    外部から入力される前記識別情報の登録指示を受ける入力部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記登録部に前記識別情報が登録されていない未登録状態で前記登録指示が入力された場合に、前記未登録状態での前記登録指示に対応する前記識別情報を固定識別情報として登録し、
    前記登録部に前記上限数の前記識別情報が登録された上限数登録状態で前記登録指示が入力された場合に、前記登録部に登録された前記識別情報の中から前記固定識別情報を除いた他の識別情報を1つ以上抹消し、前記上限数登録状態での前記登録指示に対応する前記識別情報を新たな前記識別情報として登録する
    コンロ。
  2. 前記制御部は、前記上限数登録状態で前記登録指示が入力された場合に、前記登録部に登録された複数の前記他の識別情報のうちの最先に登録された前記識別情報を抹消する
    請求項1に記載のコンロ。
  3. 外部からの操作を受ける操作部を有し、
    前記制御部は、前記操作部に対して全ての前記識別情報を抹消する指示操作がなされた場合に前記登録部に登録された全ての前記識別情報を抹消する
    請求項1又は請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記制御部は、前記登録部が前記未登録状態である場合に、特定の前記情報処理端末の前記識別情報の入力を促す報知を行う報知部を有する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンロ。
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