JP7253929B2 - 加熱調理システム - Google Patents

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本発明は、加熱調理システムに関する。
種々様々な調理メニューに関する自動調理運転を行い得る加熱調理器が従来より知られている(例えば特許文献1、2を参照)。そして、この種の加熱調理器では、例えば特許文献1に見られる如く、外部通信機器から加熱調理器に送信される調理シーケンス情報に含まれる音声パターン情報に基づいて、ユーザに対して所要の音声フレーズを出力するものが知られている。
この場合、特許文献1に見られるものでは、加熱調理器に複数種類の音声フレーズがあらかじめ記憶保持されており、各調理シーケンスにおいて、どの音声フレーズをどのタイミングで出力させるべきかを指定する音声パターン情報が、外部通信機器から加熱調理器に与えられる。そして、加熱調理器では、与えられた音声パターン情報に基づいて、指定されたタイミングで指定された音声フレーズの情報を出力する。
特開2014-123436号公報 特開2017-106692号公報
ところで、特許文献1に見られる技術では、調理シーケンスに関する加熱調理器と外部通信機器との間の通信容量を低減し得るものの、加熱調理器に記憶保持しておく複数の音声フレーズのそれぞれは、ひとまとまりの文章構造の音声データとなっている。このため、加熱調理器で実行し得る調理メニューの種類が多くなると、必要な音声フレーズの総数が多くなり、ひいては、それらの音声フレーズを記憶保持するために要するメモリ容量が過大なものとなる虞がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、音声情報を記憶保持するための大容量のメモリや、大容量の通信データを必要とせずに、自動調理メニューに関する種々様々な音声フレーズをユーザに対して出力し得る加熱調理システムを提供することを目的とする。
本発明の加熱調理システムは、上記の目的を達成するために、調理対象物を加熱する加熱部と、音声情報を出力可能な発音部と、該加熱部で実行可能な自動調理メニューに関する制御情報を、該自動調理メニューの調理の実行前又は実行中に外部機器から受信可能であり、当該受信した制御情報に応じて前記加熱部の作動制御と前記発音部の作動制御とを行う機能を有する制御部とを備えた加熱調理システムであって、
複数種類の前記自動調理メニューに関する複数種類の音声フレーズを組成し得る複数種類のフレーズ要素をあらかじめ記憶保持したフレーズ要素記憶部を備えており、
前記外部機器から前記制御部に送信される前記制御情報は、該制御情報に対応する自動調理メニューに関して前記発音部から出力させるべき音声フレーズである出力対象音声フレーズを組成するために必要な前記フレーズ要素の種類と該フレーズ要素の配列順とを指定する音声フレーズ生成情報と、前記自動調理メニューでの調理の実行開始時又は実行開始後に出力させる前記出力対象音声フレーズの出力タイミングを指定する出力タイミング指定情報とを前記発音部の作動制御用の情報として含むように構成されており、
前記制御部は、前記外部機器から受信した制御情報のうちの前記音声フレーズ生成情報 と前記出力タイミング指定情報とに応じて前記発音部を作動させるとき、該音声フレーズ生成情報により指定された種類のフレーズ要素を前記フレーズ要素記憶部から抽出すると共に、当該抽出したフレーズ要素の音声を、該音声フレーズ生成情報により指定された配列順で、該出力タイミング指定情報により指定された出力タイミングで前記発音部から出力させるように構成されていることを基本構成とする。
これによれば、前記制御部は、前記フレーズ要素記憶部にあらかじめ記憶保持した複数種類のフレーズ要素を組み合わせて生成可能な種々様々な音声フレーズ(フレーズ要素記憶部に記憶保持されたフレーズ要素の種類数よりも多くの種類の音声フレーズ)を、出力タイミング指定情報により指定された出力タイミングで発音部から出力させることができる。
また、制御部が、外部機器から受信する制御情報のうち、発音部から出力させるべき出力対象音声フレーズを生成するために必要な音声フレーズ生成情報は、出力対象音声フレーズを組成するために必要な前記フレーズ要素の種類と該フレーズ要素の配列順とを指定するものであればよいので、該音声フレーズ生成情報は、小さな容量のデータで構成し得る。
よって、前記基本構成を有する本発明の加熱調理システムによれば、音声情報を記憶保持するための大容量のメモリや、大容量の通信データを必要とせずに、自動調理メニューに関する種々様々な音声フレーズをユーザに対して出力することができる。
上記基本構成を有する本発明では、前記外部機器は、前記フレーズ要素記憶部に記憶保持されていないフレーズ要素を前記制御部に送信する制御情報に含ませ得るように構成され得る(第発明)。
これによれば、前記制御部は、前記フレーズ要素記憶部に記憶保持されていないフレーズ要素を含む出力対象音声フレーズを発音部から出力させることを容易に実現できる。このため、フレーズ要素記憶部のメモリ容量が過剰に大きくなるのを防止できる。また、フレーズ要素記憶部に記憶保持されていないフレーズ要素を含む出力対象音声フレーズを発音部から出力させる場合にだけ、該フレーズ要素を含む制御情報を外部機器から制御部に送信すればよいので、制御部に送信する制御情報のデータ量を必要最小限に留めることが可能となる。
上記基本構成を有する本発明では、前記制御部は、前記外部機器から受信した前記音声フレーズ生成情報に応じて前記発音部を作動させるとき、該音声フレーズ生成情報により指定されたフレーズ要素の種類に含まれない特定種類のフレーズ要素を前記出力対象音声フレーズに付加すべきか否かを判断する機能をさらに有し、当該判断の結果が肯定的である場合には、該特定種類のフレーズ要素を付加した出力対象音声フレーズを前記発音部から出力させるように構成されていることが好ましい(第発明)。
ここで、前記制御部は、音声フレーズ生成情報により指定されたフレーズ要素の種類に含まれない特定種類のフレーズ要素を前記出力対象音声フレーズに付加すべきか否かを、受信した制御情報に含まれる該音声フレーズ生成情報以外の情報等に基づいて判断できる場合がある。そして、第発明によれば、このような場合に、前記音声フレーズ生成情報に、当該特定種類のフレーズ要素の種類を指定する情報を含めるのを省略できる。ひいては、音声フレーズ生成情報のデータ量を低減することができる。
上記第1発明又は第2発明では、前記外部機器は、前記制御部と外部ネットワークを介して通信可能なサーバにより構成され得る(第発明)。
これによれば、外部機器は、多種多様な制御情報を前記制御部に供給することが可能となると共に、該制御情報をフレキシブルに更新することが可能となる。
本発明の一実施形態の加熱調理システムの全体構成を示す図。 実施形態の加熱調理システムの制御処理に関する構成を示すブロック図。 図3A及び図3Bは、図2に示すフレーズ要素記憶部のデフォルトデータ記憶領域と追加データ記憶領域とにそれぞれ記憶保持するフレーズ要素を例示する図。 図4Aは図1に示すサーバから送信する音声出力制御情報の構造を示す図、図4Bは図4Aに示した音声出力制御情報に応じた音声フレーズの出力を示す図。
本発明の一実施形態を、図1~図4Bを参照して以下に説明する。図1を参照して、本実施形態の加熱調理システム1は、加熱調理器2と、加熱調理器2のユーザ(図示せず)が使用する通信端末50とを含む。
加熱調理器2は、本実施形態では、ガスコンロであり、調理対象物を加熱する燃焼式の加熱部として、加熱調理器2の上面の複数個所、例えば、左前部、右前部、及び後中央部にそれぞれ配置された左コンロ10a、右コンロ10b及び後コンロ10cと、加熱調理器2の前面で開閉可能に該加熱調理器2の筐体内に配置されたグリル20を備えている。
各コンロ10a,10b,10cは、互いに加熱能力(最大火力)が互いに相違するコンロである。例えば、各コンロ10a,10b,10cの加熱能力は、左コンロ10a、右コンロ10b、後コンロ10cの順番で(又は、右コンロ10b、左コンロ10a、後コンロ10cの順番で)大、中、小となっている。
また、各コンロ10a,10b,10cには、それぞれで加熱される調理対象物(詳しくは調理具材を収容した調理容器)の温度を検出する温度センサ15a,15b,15cが設けられている。また、図示は省略するが、グリル20には、庫内温度を検出する温度センサが設けられている。
加熱調理器2の前面には、各コンロ10a,10b,10cのそれぞれの点火、消火及び火力調整を行うための操作ボタン11a,11b,11cと、グリル20の点火、消火及び火力調整を行うための操作ボタン21とが設けられている。この場合、例えば、操作ボタン11a,11b,11cのそれぞれの押し操作により、それぞれに対応するコンロ10a又は10b又は10cの点火又は消火が行われ、操作ボタン11a,11b,11cのそれぞれの回転操作により、それぞれに対応するコンロ10a又は10b又は10cの火力調整が行われる。このことは、グリル20用の操作ボタン21についても同様である。なお、各コンロ10a,10b,10c及びグリル20のそれぞれの点火及び消火用の操作部と、火力調整用の操作部とは各別の操作部であってもよい。
加熱調理器2の前面には、さらに、プッシュオープン式のコンロ操作部12とグリル操作部22とが設けられている。この場合、コンロ操作部12を押し操作するとコンロ操作部12が開いてコンロ操作パネル13が操作可能に露出するようになっている。該コンロ操作パネル13は、左コンロ10a用の左コンロ操作部13aと、右コンロ10b用の右コンロ操作部13bと、後コンロ10c用の後コンロ操作部13cとを備えている。また、グリル操作部22を押し操作するとグリル操作部22が開いてグリル操作パネル23が操作可能に露出するようになっている。なお、コンロ操作パネル13及びグリル操作パネル23のそれぞれは、加熱調理器2の外面部に露出した状態で備えられていてもよい。
コンロ操作パネル13は、各コンロ10a,10b,10cの作動制御等に関する操作(例えば湯沸かし運転もしくは炊飯運転のオンオフ操作、自動調理運転に関する設定操作、タイマ時間の設定操作、加熱温度の設定操作等)をユーザが行い得るように構成されていると共に、各コンロ10a,10b,10cの作動に関する種々の情報を表示し得るように構成されている。このことはグリル操作パネル23についても同様である。
加熱調理器2は、上記の構成のほか、さらに図2に示すように、加熱調理器2の全体の作動制御を行う機能を有する制御装置30と、音声情報を出力可能なスピーカ等の発音部26と、通信端末50等との無線通信を行うための通信装置27とを備える。
制御装置30は、例えばマイクロコンピュータ、メモリ、インターフェース回路等を含む1つ以上の電子回路ユニットにより構成される。この制御装置30には、加熱調理器2に備えられた複数のセンサ(前記温度センサ15a,15b,15cを含む)のセンシング信号と、操作ボタン11a,11b,11c,21及び操作パネル13,23のそれぞれの操作信号とが入力される。また、制御装置30は、通信端末50等、該制御装置30との接続設定が事前になされた機器と通信装置27を介して無線通信を行うことが可能である。
そして、制御装置30は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)の両方又は一方により実現される機能として、各コンロ10a,10b,10c及びグリル20のそれぞれの作動制御(詳しくは、点火、消火、火力調整に係る作動制御)を行う加熱部運転制御部31としての機能と、操作パネル13,23の表示制御を行う表示制御部32としての機能と、発音部26の作動制御を行う発音制御部33としての機能とを有する。
なお、各コンロ10a,10b,10c及びグリル20のそれぞれの作動制御は、より詳しくは、左コンロ10a、右コンロ10b、後コンロ10c及びグリル20のそれぞれに対応する図示しない燃料供給路に設けられた開閉弁及び火力調整弁、並びに、図示しない点火用のイグナイタの作動制御を通じてなされる。
また、制御装置30は、後述する自動調理メニューに関する音声フレーズの組成要素としての複数種類のフレーズ要素を記憶保持するフレーズ要素記憶部34を含む。該フレーズ要素記憶部34は、標準的な複数種類のフレーズ要素をあらかじめ記憶保持するデフォルトデータ記憶領域34aと、後述するサーバ60から適宜、供給される新たなフレーズ要素を記憶保持する追加データ記憶領域34bとを含む。デフォルトデータ記憶領域34aは、例えばマスクROM等の書き換え不能な不揮発性メモリ、もしくはEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリにより構成され、追加データ記憶領域34bは、例えばEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリ、もしくはRAM等の揮発性メモリにより構成される。
本実施形態では、デフォルトデータ記憶領域34aには、例えば図3Aに例示する如き音声内容の複数のフレーズ要素と、各フレーズ要素に対応付られた識別コードとの組があらかじめ記憶保持されている。また、追加データ記憶領域34bには、デフォルトデータ記憶領域34aのフレーズ要素に含まれないフレーズ要素、例えば図3Bに例示する如き音声内容のフレーズ要素と、各フレーズ要素に対応付られた識別コードとの組が適宜、記憶保持され得る。
そして、詳細は後述するが、発音制御部33は、加熱調理器2での自動調理メニューの運転時に、フレーズ要素記憶部34に記憶保持されているフレーズ要素から抽出したフレーズ要素を組み合わせた音声フレーズを生成し、該音声フレーズの音声情報を発音部26から出力させ得るように構成されている。
通信端末50は、例えば、加熱調理器2のユーザが使用するスマートフォン、タブレット端末、モバイルパソコン等の携帯型の通信端末により構成され得る。この通信端末50は、図2に示すように、通信端末50の作動制御を行う制御装置51と、無線通信を行うための通信装置52と、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等により構成される表示部53と、スピーカ等により構成される発音部54と、通信端末50の操作を行うための操作部55とを含む。なお、操作部55は表示部53としての機能を含むタッチパネル型のものであってもよい。
通信端末50の制御装置51は、例えばマイクロコンピュータ、メモリ、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成され、操作部55の操作信号が入力される。そして、制御装置51は、あらかじめインストールされたアプリケーションを実行することで、加熱調理器2の制御装置30と通信装置52を介して無線通信を行うことが可能であると共に、加熱調理器2に関する種々様々なサポート情報を提供し得るサーバ60と、インターネット、公衆回線網等により構成される外部ネットワークNWと通信装置52とを介して通信を行うことが可能である。
さらに、制御装置51は、上記アプリケーション(以降、サポートアプリケーションという)に関する情報や、加熱調理器2又はサーバ60との通信によって取得した情報等を表示部53に表示させ、もしくは発音部54から音声情報として出力することが可能である。なお、本実施形態では、通信端末50の制御装置51は、加熱調理器2の制御装置30と合わせて、本発明における制御部を構成するものである。
上記サーバ60は本発明における外部機器に相当するものであり、加熱調理器2のコンロ10a,10b,10c及びグリル20のいずれかの加熱部で実行可能な複数種類の自動調理メニューのそれぞれに関する制御情報を、加熱調理器2の機種、加熱部の種類もしくは加熱能力等に応じて区分可能なデータベースの形態で記憶保持している。
本実施形態では、加熱調理器2で実行可能な各自動調理メニューに関する上記制御情報は、該自動調理メニューでの調理の実行時に、コンロ10a,10b,10c及びグリル20のうちの作動対象の加熱部を、どのようなシーケンスで作動させるべきかを規定する加熱部運転制御情報と、どのようなタイミングでどのような音声フレーズの音声情報をユーザに対して出力すべきかを規定する音声出力制御情報とを含む。
加熱部運転制御情報は、換言すれば、作動対象の加熱部の燃焼運転の開始後の、該加熱部の火力の増減のさせ方、該加熱部の消火タイミング等を制御装置30に指令する制御情報である。
また、音声出力制御情報は、本実施形態では、図4Aに例示する如く、自動調理メニューでの調理の実行開始時又は実行開始後の所要のタイミングで加熱調理器2の発音部26から出力すべき所要の音声フレーズである出力対象音声フレーズの出力タイミングを指定する出力タイミング指定情報と、該出力対象音声フレーズを生成するために必要な各フレーズ要素の種類と、当該必要な各フレーズ要素の配列順(発音部26から出力させる順番)とを指定する音声フレーズ生成情報とを含む。この場合、出力対象音声フレーズを生成するために必要な各種類のフレーズ要素には、加熱調理器2のフレーズ記憶部34に記憶保持されるものと同様に識別コードが対応付けられている。
なお、自動調理メニューに関する制御情報は、上記加熱部運転制御情報及び音声出力制御情報の他、どのようなタイミングでどのような表示情報を加熱調理器2の操作パネル13又は23で表示させるべきかを規定する表示制御情報を含み得る。
そして、前記サポートアプリケーションを起動した状態の通信端末50は、上記の如き制御情報を記憶保持したサーバ60との通信によって、加熱調理器2のいずれかの加熱部で実行可能な自動調理メニューのリストを該サーバ60から取得(受信)することが可能である。この場合、通信端末50は、作動対象の加熱部(コンロ10a,10b,10c及びグリル20のいずれか)をユーザの操作に応じて指定した上で、当該リストを取得することも可能である。そして、通信端末50は、サーバ60から取得した当該リストのなかから、ユーザが選択した自動調理メニューに関する制御情報をサーバ60から取得(受信)し、さらに、該制御情報を加熱調理器2の制御装置30に送信することが可能である。
次に、加熱調理器2で自動調理メニューの調理を行う場合の作動をより具体的に説明する。この場合、加熱調理器2のユーザは、自身が使用する通信端末50のサポートアプリケーションを起動した状態で、サーバ60から自動調理メニューのリストを取得するための操作を行う。このとき、通信端末50の制御装置51は、サーバ60との通信によって該リストを取得(受信)し、該リストを表示部53に表示させる。
そして、ユーザが該リストのなかから所望の自動調理メニューを選択する操作を通信端末50で行うと、通信端末50の制御装置51は、選択された自動調理メニューに関する制御情報をサーバ60に対して要求する。このとき、サーバ60は、要求された制御情報を通信端末50に送信し、該制御情報が通信端末50で受信される。
ここで、サーバ60から通信端末50に送信される制御情報は、前記した如く加熱部運転制御情報と音声出力制御情報とを含んでいる。そして、音声出力制御情報は、図4Aにに例示する如く、出力対象音声フレーズの出力タイミングを指定する出力タイミング指定情報と、出力対象音声フレーズを組成するフレーズ要素の種類及びその配列順(発音部26からの出力順)を指定する音声フレーズ生成情報とを含む。この場合、サーバ60から通信端末50に送信される音声フレーズ生成情報は、本実施形態では、例えば、発音部26から出力すべき出力対象音声フレーズを組成する複数のフレーズ要素のそれぞれの識別コードを、該出力対象音声フレーズ内での配列順(発音部26からの出力順)に並べた構造の通信データとして構成される。
例えば図4Aは、3つの調理工程1,2,3を順番に実行することで調理が完了する自動調理メニューに関する音声出力制御情報の構成を例示している。この例では、例えば調理工程1の終了時(時刻t1)と、調理工程2の終了時(時刻t2)と、調理工程3の終了時(時刻t3)とがそれぞれ所要の出力対象音声フレーズを出力すべきタイミングとされ、それぞれのタイミングを示すデータが出力タイミング指定情報として、音声出力制御情報に含まれている。
そして、それぞれの出力タイミングt1,t2,t3で出力すべき出力対象音声フレーズを組成する複数のフレーズ要素のそれぞれに対応付られた識別コードを、発音部26からの各フレーズ要素の出力順に並べた構造のデータが、各出力タイミングt1,t2,t3に対応付けた音声フレーズ生成情報として、音声出力制御情報に含まれている。
より具体的には、調理工程1の終了時である出力タイミングt1に対応する音声フレーズ情報は、図3A又は図3Bに示したに示したフレーズ要素のうち、例えば、フレーズ要素「右コンロ」の識別コード1と、フレーズ要素「予熱」の識別コード4と、フレーズ要素「終了しました」の識別コード7とを順番に並べたデータして構成される。
また、調理工程2の終了時である出力タイミングt2に対応する音声フレーズ情報は、図3A又は図3Bに示したフレーズ要素のうち、例えば、フレーズ要素「右コンロ」の識別コード1と、フレーズ要素「食材を」の識別コード10と、フレーズ要素「裏返して」の識別コードBと、フレーズ要素「ください」の識別コード13とを順番に並べたデータして構成される。
また、調理工程3の終了時である出力タイミングt3に対応する音声フレーズ情報は、図3A又は図3Bに示したに示したフレーズ要素のうち、例えば、フレーズ要素「右コンロ」の識別コード1と、フレーズ要素「調理」の識別コード5と、フレーズ要素「終了しました」の識別コード7とを順番に並べたデータして構成される。
ここで、出力タイミングt2に対応する音声フレーズ情報について補足すると、該音声フレーズ情報は、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34のデフォルトデータ記憶領域34aにあらかじめ記憶保持されたデフォルトデータでないフレーズ要素「裏返して」の識別コードBを含んでいるため、フレーズ要素記憶部34の追加データ記憶領域34bに、該フレーズ要素「裏返して」とその識別コードBとが記憶保持されていない場合もある。
そこで、サーバ60は、デフォルトデータでないフレーズ要素(以降、追加フレーズ要素ということがある)の識別コードを含む音声フレーズ生成情報を通信端末50に送信する場合には、該追加フレーズ要素及びその識別コードが、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34に登録済であるか否かを通信端末50に対して確認する。
このとき、該通信端末50の制御装置51は、加熱調理器2の制御装置30との通信によって、当該追加フレーズ要素及びその識別コードが、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34に登録済であるか否かを確認し、その確認結果をサーバ60に送信する。そして、サーバ60は、当該追加フレーズ要素及びその識別コードが、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34に登録済でない場合には、当該追加フレーズ要素の音声内容を示すデータ(当該追加フレーズ要素の識別コードに対応づけたデータ)を音声出力制御情報に付加した制御情報を通信端末50に送信する。
また、当該追加フレーズ要素及びその識別コードが、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34に登録済である場合には、当該追加フレーズ要素の音声内容を示すデータを付加することなく、制御情報を通信端末50に送信する。
なお、例えば、通信端末50がサーバ60に制御情報の送信を要求する際に、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34の追加データ記憶領域34bに登録済の各追加フレーズ要素の種類をサーバ60に送信するようにしてもよい。また、例えばサーバ60が、加熱調理器2の種々の情報(登録済みの各追加フレーズ要素の種類を含む)を定期的に収集し得るように構成されていてもよい。これらの場合には、サーバ60は、通信端末50から要求された制御情報を送信する際に、追加フレーズ要素及びその識別コードが、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34に登録済であるか否かを通信端末50に対して確認することを必要とせずに、追加フレーズ要素の音声内容を示すデータを制御情報に付加すべきか否かを判断することができる。
上記の如くサーバ60から送信される制御情報を受信した通信端末50の制御装置51は、該制御情報を加熱調理器2の制御装置30に送信する。これにより、加熱調理器2の制御装置30は、サーバ60から通信端末50を介してユーザが所望の自動調理メニューに関する制御情報を取得する。この場合、制御装置30は取得した制御情報に追加フレーズ要素の音声内容を示すデータが含まれている場合には、該フレーズ要素の音声内容と識別コードとの組をフレーズ要素記憶部34の追加データ記憶領域34bに記憶保持する。
次いで、ユーザが所望の自動調理メニューの調理の開始操作(詳しくは、該自動調理メニューの調理を実行するための操作パネル13又は23の設定操作と、該自動調理メニューの調理で使用する作動対象の加熱部(コンロ10a,10b,10c及びグリル20のいずれか)の点火操作)を行うと、制御装置30は、サーバ60から取得した制御情報のうちの加熱部運転制御情報に基づいて、作動対象の加熱部の作動制御を加熱部運転制御部31により実行すると共に、該制御情報のうちの音声出力制御情報に基づいて、加熱調理器2の発音部26の作動制御を発音制御部33により実行する。また、該制御情報が表示制御情報を含む場合には、制御装置30は、該表示制御情報に基づいて操作パネル13又は23の表示情報を制御することを表示制御部32により実行する。
この場合、発音制御部33による発音部26の作動制御は、次のように実行される。すなわち、発音制御部33は、音声出力制御情報のうちの出力タイミング指定情報により指定された出力タイミングが到来すると、該出力タイミングに対応する音声フレーズ生成情報に基づいて出力対象音声フレーズを生成する。
具体的には、発音制御部33は、音声フレーズ生成情報に含まれる各識別コードに対応するフレーズ要素の音声をフレーズ要素記憶部34から抽出し、当該抽出したフレーズ要素の音声を、該音声フレーズ生成情報の各識別コードの並び順で発音部26から出力させる。
より具体的な一例を図4A及び図4Bを参照して説明する。この例は、前記調理工程1,2,3により構成される自動調理メニューの調理(ここでは右コンロ10bを作動対象とする調理)において、調理工程1が例えば「160℃まで予熱する」という内容の工程、調理工程2が例えば「160℃で3分間加熱する」という内容の工程、調理工程3が例えば「160℃で2分間加熱する」という内容の工程である場合の例である。
この場合、調理の開始後の最初の調理工程1では、右コンロ10bの温度センサ15bによる温度検出値(詳しくは、食材を入れた鍋等の調理容器の温度検出値)が160℃に到達するまで、右コンロ10bが一定の火力で作動するように該右コンロ10bが制御される。
そして、温度検出値が160℃に達すると、調理工程1の終了時の出力タイミングt1となり、該出力タイミングt1において、図4Aの1段目の音声フレーズ生成情報に含まれる3つの識別コード1,4,7のそれぞれに対応するフレーズ要素の音声を順番に並べた出力対象音声フレーズである「右コンロ_予熱_終了しました」という音声フレーズが発音部26から出力される。これにより、ユーザは、食材の余熱が終了したことを認識することができる。
調理工程1に続く調理工程2では、右コンロ10bの温度センサ15bによる温度検出値が、160℃近辺でほぼ一定に維持されるように、右コンロ10bの火力が増減制御される。
そして、調理工程1の終了後(調理工程2の開始後)、3分間が経過すると、調理工程2の終了時の出力タイミングt2となり、該出力タイミングt2において、図4Aの2段目の音声フレーズ生成情報に含まれる4つの識別コード1,10,B,13のそれぞれに対応するフレーズ要素の音声を順番に並べた出力対象音声フレーズである「右コンロ_食材を_裏返して_ください」という音声フレーズが発音部26から出力される。これにより、ユーザは、食材を裏返す作業を適切なタイミングで実行することができる。
調理工程2に続く調理工程3では、調理工程2と同様に、右コンロ10bの温度センサ15bによる温度検出値が、160℃近辺でほぼ一定に維持されるように、右コンロ10bの火力が増減制御される。
そして、調理工程2の終了後(調理工程3の開始後)、2分間が経過すると、調理工程3の終了時(自動調理メニューの調理全体の終了時)の出力タイミングt3となり、該出力タイミングt3において、図4Aの3段目の音声フレーズ生成情報に含まれる3つの識別コード1,5,7のそれぞれに対応するフレーズ要素の音声を順番に並べた出力対象音声フレーズである「右コンロ_調理_終了しました」という音声フレーズが発音部26から出力される。これにより、ユーザは、自動調理メニューの調理が終了した旨を認識することができる。なお、調理工程3の終了時には、右コンロ10bは、加熱部運転制御部31により燃料供給の遮断制御が行われることによって消火される。
以上説明した実施形態によれば、加熱調理器2のフレーズ要素記憶部34に複数種類のフレーズ要素の音声内容とその種類を示す識別コードを記憶保持しておくことで、サーバ60から通信端末50を介して加熱調理器2に送信する自動調理メニューに関する制御情報に、音声内容を示すデータを極力含めないようにすることができる。このため、サーバ60と通信端末50との間の通信データ量や、通信端末50と加熱調理器2との間の通信データ量が過大になるのを防止し、ひいては、それらの通信所要時間が長くなるのを防止することができる。
また、フレーズ要素記憶部34に記憶保持した複数種類のフレーズ要素を組み合わせることで、種々様々な音声フレーズを生成することができる。このため、種々様々な音声フレーズを加熱調理器2に記憶保持しておく場合に比して、フレーズ要素記憶部34の必要容量を十分に小さくできる。
また、フレーズ要素記憶部34に記憶保持されていないフレーズ要素(追加フレーズ要素)を含む出力対象音声フレーズを発音部26から出力させる場合には、該追加フレーズ要素の音声内容を示すデータとその識別コードを含む制御情報をサーバ60から通信端末50を介して加熱調理器2に送信するので、該追加フレーズ要素を含む出力対象音声フレーズを発音部26から出力させることができる。従って、フレーズ要素記憶部34の容量をさほど大きくせずとも、多数の種類の音声フレーズを発音部26から出力し得るようにすることを容易に実現できる。
また、この場合、追加フレーズ要素を含む出力対象音声フレーズのうちの追加フレーズ要素以外のフレーズ要素については、その音声内容を示すデータを、サーバ60から送信する制御情報に含ませる必要がないため、該制御情報を構成する通信データ量が過大になるのを防止することができる。
なお、本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態を採用することもできる。以下に他の実施形態をいくつか説明する。前記実施形態では、サーバ60から通信端末50を介して加熱調理器2が受信する制御情報の各出力対象音声フレーズに対応する音声フレーズ生成情報には、該出力対象音声フレーズを組成するための全てのフレーム要素の種類を示す識別コードを含めるようにした。
ただし、例えば加熱調理器2の制御装置30(又は通信端末50の制御装置51)が特定種類のフレーズ要素を、出力対象音声フレーズに含ませるべきか否かを、音声フレーズ生成情報以外の情報から判断し得るように該制御装置30が構成されている場合には、該特定種類のフレーズ要素の識別コードを、該特定種類のフレーズ要素を含むべき出力対象音声フレーズに対応する音声フレーズ生成情報に含ませることを省略してもよい。
例えば、「コンロ」とそのコンロが左コンロ10a、右コンロ10b及び後コンロ10cのいずれであるかを表す接頭語「右」、「左」、「後」とを各別のフレーズ要素として、フレーズ要素記憶部34に記憶保持しておく。この場合、例えば、制御情報のうちの加熱部運転制御情報、あるいは、表示制御情報、あるいは、自動調理メニューの種類の選択時に通信端末50でユーザが入力した情報等から作動対象の加熱部が左コンロ10a、右コンロ10b及び後コンロ10cのいずれであるかを、加熱調理器2の制御装置30(又は通信端末50の制御装置51)が判断できるように該制御装置30(又はサポートアプリケーション)を構成しておくことで、サーバ60から通信端末50に送信する制御情報、あるいは、通信端末50から加熱調理器2に送信する音声フレーズ生成情報に、「コンロ」の接頭語のフレーズ要素「右」又は「左」又は「後」に対応する識別コードを含ませることを省略し得る。
あるいは、複数のタイミングで出力させるべき音声フレーズ(「コンロ」を含む音声フレーズ)に関する音声フレーズ生成情報が制御情報に含まれる場合には、「コンロ」を含む音声フレーズのうちの最初に出力させる音声フレーズに関する音声フレーズ生成情報にだけ、「コンロ」の接頭語のフレーズ要素「右」又は「左」又は「後」に対応する識別コードを含ませ、後の音声フレーズに関する音声フレーズ生成情報には、「コンロ」の接頭語のフレーズ要素「右」又は「左」又は「後」に対応する識別コードを含ませることを省略してもよい。
また、前記実施形態では、自動調理メニューに関する制御情報を外部機器としてのサーバ60から通信端末50を介して加熱調理器2の制御装置30に送信するようにしたが、サーバ60と加熱調理器2とが、通信端末50を経由せずに通信し得るようになっている場合には、サーバ60から加熱調理器2の制御装置30に直接的に制御情報を送信するようにしてもよい。この場合、本発明の加熱調理システムは、通信端末50を含まないものとすることができる(加熱調理器2により本発明の加熱調理システムを構成できる)。
また、前記実施形態では、加熱調理器2と通信端末50とを合わせたものを本発明の加熱調理システムの一実施形態として説明したが、例えば通信端末50を本発明における外部機器とみなし、加熱調理器2により加熱調理システムが構成されるものとみなすこともできる。さらに、外部機器は、外部ネットワークNWに接続されたサーバ60に限らず、加熱調理器2が設置された住戸内に備えられたパソコン等であってもよい。
また、前記実施形態では、音声フレーズを加熱調理器2の発音部26から出力させるようにしたが、該音声フレーズを、加熱調理器2の発音部26から出力させることの代わりに、又はこれに加えて、通信端末50の発音部54から出力させるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、音声フレーズ生成情報は、複数のフレーズ要素のそれぞれの識別コードを、その出力順(音声フレーズでの配列順)に並べた構造のものとしたが、複数のフレーズ要素のそれぞれの識別コードと、その出力順を示すコード(番号)との組により音声フレーズ生成情報を構成してもよい。この場合には、音声フレーズ生成情報での各フレーズ要素に対応する識別コードの並び順は任意でよい。
また、前記実施形態では、加熱調理器2の制御装置30へ送信する制御情報の音声出力制御情報に、出力タイミング指定情報を含ませるようにした。ただし、例えば自動調理メニューの調理時に、通信端末50が加熱調理器2の制御装置30との通信によって、加熱調理器2の運転状態(センシング情報を含む)を逐次認識し得るような場合には、通信端末50で音声フレーズを出力させるべきタイミングをリアルタイムで認識し、該出力タイミングにて通信端末50から加熱調理器2の制御装置30に音声フレーズ生成情報を送信すると共に、音声フレーズの出力を指令することで、該加熱調理器2の発音部26から音声フレーズを出力させるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、加熱調理器2としてガスコンロを例示したが、本発明の加熱調理システムは、例えばIHヒータを加熱部として有する加熱調理器、あるいは、オーブンを含むシステムであってもよい。
1…加熱調理システム、10a,10b,10c…コンロ(加熱部)、20…グリル(加熱部)、26…発音部、30,51…制御装置(制御部)、34…フレーズ要素記憶部。

Claims (3)

  1. 調理対象物を加熱する加熱部と、音声情報を出力可能な発音部と、該加熱部で実行可能な自動調理メニューに関する制御情報を、該自動調理メニューの調理の実行前又は実行中に外部機器から受信可能であり、当該受信した制御情報に応じて前記加熱部の作動制御と前記発音部の作動制御とを行う機能を有する制御部とを備えた加熱調理システムであって、
    複数種類の前記自動調理メニューに関する複数種類の音声フレーズを組成し得る複数種類のフレーズ要素をあらかじめ記憶保持したフレーズ要素記憶部を備えており、
    前記外部機器から前記制御部に送信される前記制御情報は、該制御情報に対応する自動調理メニューに関して前記発音部から出力させるべき音声フレーズである出力対象音声フレーズを組成するために必要な前記フレーズ要素の種類と該フレーズ要素の配列順とを指定する音声フレーズ生成情報と、前記自動調理メニューでの調理の実行開始時又は実行開始後に出力させる前記出力対象音声フレーズの出力タイミングを指定する出力タイミング指定情報とを前記発音部の作動制御用の情報として含むように構成されており、
    前記制御部は、前記外部機器から受信した制御情報のうちの前記音声フレーズ生成情報 と前記出力タイミング指定情報とに応じて前記発音部を作動させるとき、該音声フレーズ生成情報により指定された種類のフレーズ要素を前記フレーズ要素記憶部から抽出すると共に、当該抽出したフレーズ要素の音声を、該音声フレーズ生成情報により指定された配列順で、該出力タイミング指定情報により指定された出力タイミングで前記発音部から出力させるように構成されており、
    前記外部機器は、前記フレーズ要素記憶部に記憶保持されていないフレーズ要素を前記制御部に送信する制御情報に含ませ得るように構成されていることを特徴とする加熱調理システム。
  2. 調理対象物を加熱する加熱部と、音声情報を出力可能な発音部と、該加熱部で実行可能な自動調理メニューに関する制御情報を、該自動調理メニューの調理の実行前又は実行中に外部機器から受信可能であり、当該受信した制御情報に応じて前記加熱部の作動制御と前記発音部の作動制御とを行う機能を有する制御部とを備えた加熱調理システムであって、
    複数種類の前記自動調理メニューに関する複数種類の音声フレーズを組成し得る複数種類のフレーズ要素をあらかじめ記憶保持したフレーズ要素記憶部を備えており、
    前記外部機器から前記制御部に送信される前記制御情報は、該制御情報に対応する自動調理メニューに関して前記発音部から出力させるべき音声フレーズである出力対象音声フレーズを組成するために必要な前記フレーズ要素の種類と該フレーズ要素の配列順とを指定する音声フレーズ生成情報と、前記自動調理メニューでの調理の実行開始時又は実行開始後に出力させる前記出力対象音声フレーズの出力タイミングを指定する出力タイミング指定情報とを前記発音部の作動制御用の情報として含むように構成されており、
    前記制御部は、前記外部機器から受信した制御情報のうちの前記音声フレーズ生成情報 と前記出力タイミング指定情報とに応じて前記発音部を作動させるとき、該音声フレーズ生成情報により指定された種類のフレーズ要素を前記フレーズ要素記憶部から抽出すると共に、当該抽出したフレーズ要素の音声を、該音声フレーズ生成情報により指定された配列順で、該出力タイミング指定情報により指定された出力タイミングで前記発音部から出力させるように構成されており、
    さらに、前記制御部は、前記外部機器から受信した前記音声フレーズ生成情報に応じて前記発音部を作動させるとき、該音声フレーズ生成情報により指定されたフレーズ要素の種類に含まれない特定種類のフレーズ要素を前記出力対象音声フレーズに付加すべきか否かを判断する機能をさらに有し、当該判断の結果が肯定的である場合には、該特定種類のフレーズ要素を付加した出力対象音声フレーズを前記発音部から出力させるように構成されていることを特徴とする加熱調理システム。
  3. 請求項1又は2記載の加熱調理システムにおいて、
    前記外部機器は、前記制御部と外部ネットワークを介して通信可能なサーバにより構成されていることを特徴とする加熱調理システム。
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