JP6649045B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
以下、実施形態のトイレ装置を、図面を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態におけるトイレ装置システム1の構成概略の一例を示す図である。トイレ装置システム1は、トイレ装置2、リモコン10及び携帯情報端末20を備える。
トイレ装置2は、便座装置3及び便器本体4を備える。本実施形態において、トイレ装置2は、便座装置3及び便器本体4を備えるが、これに限定されない。例えば、トイレ装置2は、便座装置3及び便器本体4のいずれかであってもよい。
便座ボックス5は、便器本体4の後部に設置されている。
便蓋6及び便座7は、便座ボックス5に上下方向回動可能に支持されている。
図2は、第1の実施形態における便座ボックス5の概略構成の一例を示す図である。
便座ボックス5は、第1人体検知センサ8、第2人体検知センサ9、着座センサ11、無線通信部12、制御装置15、人体臀部洗浄用のシャワー装置13、ビデ装置14及びフラッシュ装置16を備える。
第2人体検知センサ9は、便座ボックス5の前面の左右方向における中央の下部に設けられている。第2人体検知センサ9は、便蓋6及び便座7の双方が起立した状態において、便器本体4前方の人体を検知する。第2人体検知センサ9は、便器本体4前方の人体を検知した場合に、便器本体4前方の人体を検知したことを示す信号を制御装置15に出力する。
無線通信部12は、リモコン10及び携帯情報端末20と無線通信する。例えば、無線通信部12は、Bluetooth(登録商標)によって、リモコン10及び携帯情報端末20と無線通信する。
以下に、第1の実施形態における制御装置15のペアリング処理について、具体的に説明する。
図3に示すように、制御装置15は、制御部151、記憶部152及び通信制御部153を備える。
取得部1511は、無線通信部12を介して外部装置からペアリング要求を取得すると、当該外部装置から識別情報が供給される。例えば、識別情報は、第一識別情報と第二識別情報を備える。第一識別情報は、外部装置の種類を識別する情報である。すなわち、外部装置には、外部装置の種類毎に異なる第一識別情報が記憶されている。
例えば、リモコン10の第一識別情報には、リモコンであることを特定可能なコードが含まれている。この特定可能なコードは、リモコン全てにおいて共通でもよいし、リモコンの機種ごとに共通でもよい。また、携帯情報端末20の第一識別情報には、携帯情報端末であることを特定可能なコードが含まれている。この特定可能なコードは、携帯情報端末全てにおいて共通でもよいし、携帯情報端末の機種ごとに共通でもよい。
例えば、第一識別情報は、UDID(Unique Device Identifier)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)又はIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等の識別番号である。第二識別情報は、外部装置の固有の情報である。すなわち、外部装置には、外部装置毎に異なる第二識別情報が記憶されている。例えば、第二識別情報は、ペアリングIDである。
判別部1512は、ペアリングした相手の識別情報がリモコン10と携帯情報端末20とのいずれかであるかを判別する。例えば、判別部1512は、取得部1511から供給された識別情報において、第一識別情報がリモコン10を示す情報と携帯情報端末20を示す情報のいずれかであるか判別する。判別部1512は、判別結果を処理部1513に供給する。
第一記憶部1521は、リモコン10の識別情報のみを記憶可能である。第二記憶部1522は、携帯情報端末20の識別情報を記憶可能であり、リモコン10の識別情報も記憶可能である。第一記憶部1521及び第二記憶部1522は、記憶できる識別情報の数が決まっており、識別情報の一部が第一記憶部1521に割り当てられ、残りの識別情報の数が第二記憶部1522に割り当てられる。例えば、第一記憶部1521及び第二記憶部1522を合わせて8つの識別情報が記憶可能であり、第一記憶部1521が1個の識別情報を記憶可能とし、第二記憶部1522が7個の識別情報を記憶可能としてもよい。また、第一記憶部1521が2個の識別情報を記憶可能とし、第二記憶部1522が6個の識別情報を記憶可能とするように、第一記憶部1521が複数の識別情報が記憶されるように設定することもできる。処理部1513は、判別部1512により第一識別情報がリモコン10を示す情報であると判別された場合には、外部装置から供給された識別情報の第二識別情報を第一記憶部1521に記憶する。一方、処理部1513は、判別部1512により第一識別情報が携帯情報端末20を示す情報であると判別された場合には、外部装置から供給された識別情報の第二識別情報を第二記憶部1522に記憶する。
制御部151は、外部装置から無線通信部12を介してペアリング要求を取得したか否かを判定する(ステップS101)。
制御部151は、ペアリング要求を取得した場合に、ペアリング要求の送信元に対して識別情報の送信をリクエストする(ステップS102)。識別情報の送信を制御部151からからリクエストされた外部装置は、便座装置3に対して自装置の識別情報を無線送信する。
具体的には、第1の実施形態におけるトイレ装置2は、ペアリングによって取得した識別情報に基づいて当該ペアリングの対象がリモコン10であると識別した場合には第一記憶部1521に当該識別情報を書き込み、ペアリングによって取得した識別情報に基づいて当該ペアリングの対象が携帯情報端末20であると識別した場合には第二記憶部1522に当該識別情報を書き込む。これにより、複数の携帯情報端末20とペアリングを行っても、トイレ装置2内のリモコン10の識別情報は削除されないため、リモコン10に対するペアリングのやり直しが発生しない。
また、トイレ装置2は、携帯情報端末20の機種変更等により新たな携帯情報端末20とのペアリングを行ったり、多数のユーザが入れ替わりで利用することにより生じるペアリングが行われても、備え付けのリモコン10とのペアリング情報である識別情報はトイレ装置2から排除されないので、リモコン10を継続して使用することができる。トイレ装置2は、何台も携帯情報端末20とペアリングしても、リモコン10と再ペアリングすることなく、リモコン10を継続して使用することができる。
図5は、第2の実施形態におけるトイレ装置システム1Aの構成概略の一例を示す図である。トイレ装置システム1Aは、トイレ装置2A、リモコン10及び携帯情報端末20を備える。
トイレ装置2Aは、便座装置3A及び便器本体4を備える。本実施形態において、トイレ装置2Aは、便座装置3A及び便器本体4を備えるが、これに限定されない。例えば、トイレ装置2Aは、便座装置3A及び便器本体4のいずれかであってもよい。
図6は、第2の実施形態における便座ボックス5Aの概略構成の一例を示す図である。
便座ボックス5Aは、第1人体検知センサ8、第2人体検知センサ9、着座センサ11、無線通信部12、制御装置15A、人体臀部洗浄用のシャワー装置13、ビデ装置14及びフラッシュ装置16を備える。
建物に対する便座装置3Aの導入時や便座装置3Aの出荷時において、作業者は、便座装置3Aと所定のリモコン10との間でペアリング処理を実行させる。すなわち、便座装置3Aが最初にペアリングする外部装置は必ずリモコン10となる。したがって、第一記憶部1521には、リモコン10のペアリングIDが記憶され、第二記憶部1522には、携帯情報端末20のペアリングIDが記憶される。
図7に示すように、制御装置15Aは、制御部151A、記憶部152及び通信制御部153を備える。
取得部1511は、無線通信部12を介して外部装置からペアリング要求を取得すると、当該外部装置から識別情報が供給される。例えば、識別情報は、外部装置の固有の情報である。すなわち、外部装置には、外部装置毎に異なる識別情報が記憶されている。例えば、識別情報は、ペアリングIDである。取得部1511は、外部装置から無線通信部12を介して供給された識別情報を処理部1513Aに供給する。
制御部151Aは、外部装置から無線通信部12を介してペアリング要求を取得したか否かを判定する(ステップS201)。
制御部151Aは、ペアリング要求を取得した場合に、ペアリング要求の送信元に対して識別情報の送信をリクエストする(ステップS202)。識別情報の送信を制御部151Aからリクエストされた外部装置は、便座装置3Aに対して自装置の識別情報を無線送信する。
具体的には、第2の実施形態におけるトイレ装置2Aは、ペアリングによって取得した1台目の外部装置の識別情報を第一記憶部1521に書き込み、2台目以降の外部装置の識別情報を第二記憶部1522に書き込む。これにより、複数の携帯情報端末20とペアリングを行っても、トイレ装置2A内のリモコン10の識別情報は削除されないため、リモコン10に対するペアリングのやり直しが発生しない。
また、トイレ装置2Aは、携帯情報端末20の機種変更等により新たな携帯情報端末20とのペアリングを行ったり、多数のユーザが入れ替わりで利用することにより生じるペアリングが行われても、備え付けのリモコン10とのペアリング情報である識別情報はトイレ装置2Aから排除されないので、リモコン10を継続して使用することができる。トイレ装置2Aは、何台も携帯情報端末20とペアリングしても、リモコン10と再ペアリングすることなく、リモコン10を継続して使用することができる。
2 トイレ装置
3、3A 便座装置
4 便器本体
10 リモコン
20 携帯情報端末
15、15A 制御装置
151、151A 制御部
152 記憶部
1511 取得部
1512 判別部
1513 処理部
1521 第一記憶部
1522 第二記憶部
Claims (4)
- 第一の通信装置と第二の通信装置とに対して共通の通信規格によって無線で通信するトイレ装置であって、
前記第一の通信装置と前記第二の通信装置とは、それぞれ識別情報が設定されており、
前記識別情報は、通信装置の種別を特定する第一識別情報と前記通信装置の固有の情報である第二識別情報を有し、
前記第一の通信装置の前記第二識別情報を記憶する第一記憶部と、
前記第二の通信装置の前記第二識別情報を記憶する第二記憶部と、
前記第一記憶部に記憶される前記第二識別情報を遠隔操作装置の前記第二識別情報として用いることで前記遠隔操作装置と通信し、前記第二記憶部に記憶される前記第二識別情報を携帯情報端末の前記第二識別情報として用いることで前記携帯情報端末と通信する通信制御部と、
通信相手の装置として登録する際に前記通信相手の装置から取得される前記識別情報に含まれる前記第一識別情報に応じて前記第一記憶部又は前記第二記憶部のいずれかに当該識別情報に含まれる前記第二識別情報を書き込む制御部と、
を備えるトイレ装置。 - 前記制御部は、前記登録の際に取得した前記識別情報に含まれる前記第一識別情報に基づいて当該登録の対象が前記遠隔操作装置であると識別した場合には前記第一記憶部に当該識別情報に含まれる前記第二識別情報を書き込み、当該登録の対象が前記携帯情報端末であると識別した場合には前記第二記憶部に当該識別情報に含まれる前記第二識別情報を書き込む請求項1に記載のトイレ装置。
- 前記制御部は、前記取得した前記識別情報に前記遠隔操作装置を特定する前記第一識別情報又は前記携帯情報端末を特定する前記第一識別情報のうちいずれかの前記第一識別情報が含まれているか否かに基づいて前記登録の対象が前記遠隔操作装置と前記携帯情報端末のいずれかであるかを識別する請求項2に記載のトイレ装置。
- 第一の通信装置と第二の通信装置とに対して共通の通信規格によって無線で通信するトイレ装置であって、
前記第一の通信装置の固有の識別情報を記憶する第一記憶部と、
前記第二の通信装置の固有の識別情報を記憶する第二記憶部と、
前記第一記憶部に記憶される前記固有の識別情報を遠隔操作装置の前記固有の識別情報として用いることで前記遠隔操作装置と通信し、前記第二記憶部に記憶される前記固有の識別情報を携帯情報端末の前記固有の識別情報として用いることで前記携帯情報端末と通信する通信制御部と、
通信相手の装置として1台目に登録する通信相手を前記遠隔操作装置として前記1台目に登録する通信相手の前記固有の識別情報を前記第一記憶部に書き込み、通信相手の装置として登録する2台目以降の通信相手の前記固有の識別情報を前記第二記憶部に書き込む制御部と、
を備えるトイレ装置。
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