JP2020190357A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置と無線通信を行っている場合において、使用が想定されない時期における電力消費を低減し得るガスコンロを提供する。【解決手段】ガスコンロ1は、電源オン状態と電源オフ状態とに切り替え、ガスバーナ51,52,53,54によって加熱が行われていない状態で不使用条件が成立した場合に、ガスコンロ1を電源オン状態から電源オフ状態に切り替える制御回路10を備えている。制御回路10は、通信部92が携帯端末100と無線通信を行っている場合において、不使用条件が成立した場合にはガスコンロ1を電源オン状態から電源オフ状態に切り替える。【選択図】図3

Description

本開示は、ガスコンロに関するものである。
特許文献1のガスコンロは、バーナと、コンロ制御回路と、無線通信部と、を備えている。コンロ制御回路は、バーナが使用される可能性が低いと判定された場合に、ガスコンロの電源を自動でオフにする機能を有する。ガスコンロは、携帯端末との間で、無線通信部を介してガスコンロの動作状態や携帯端末で選択設定されたレシピデータ等の自動調理の動作条件を無線で送受信する。コンロ制御回路は、携帯端末との間で通信が行われている場合は、バーナが使用される可能性が低いか否かにかかわらず、ガスコンロの電源を自動でオフにしない。
特開2018−40515号公報
しかしながら、特許文献1のガスコンロは、携帯端末との間で通信が行われている状態では、バーナが使用されていない場合にも、ガスコンロの電源がオン状態のままとなる。そのため、ガスコンロは、携帯端末との間で通信が行われている間は、電力が消費し続けることになってしまう。これにより、ガスコンロの消費電力が増大する問題が生じる。
本開示では、上述した課題の少なくとも一つを解決するために、外部装置と無線通信を行い得るガスコンロにおいて電力消費を効果的に低減し得る技術を提供する。
本開示の一つであるガスコンロは、
被加熱物を加熱する加熱部と、
外部装置と無線通信を行う無線通信部と、
を備えるガスコンロであって、
前記ガスコンロを電源オン状態と電源オフ状態とに切り替える電源制御部を備え、
前記電源制御部は、前記無線通信部が前記外部装置と無線通信を行っている状態で、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、前記ガスコンロを前記電源オン状態から前記電源オフ状態に切り替える。
上記のガスコンロでは、無線通信部が外部装置と無線通信を行っている状態で、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、ガスコンロを電源オン状態から電源オフ状態に切り替えることができる。このようにすれば、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、無線通信の継続を優先して電源オン状態が維持されてしまうような事態を防ぐことができる。よって、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった後には、電力消費を確実に抑えることができる。
上記のガスコンロにおいて、使用判定条件は、ガスコンロに対して所定の指示がなされてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含んでいてもよい。
ガスコンロに対して所定の指示がなされてから一定時間が経過した場合、ガスコンロが使用されていない可能性が高まる。上記のガスコンロでは、このような場合に、他の使用判定条件も不成立であればガスコンロを自動的に電源オフ状態に切り替えることができ、電力の消費を効果的に低減することができる。一方、ガスコンロに対して所定の指示がなされてから一定時間が経過するまでは、使用判定条件が成立するため、電源オフ状態に切り替えないようにすることができる。
上記のガスコンロにおいて、使用判定条件は、ガスコンロに対して無線通信によって特定コマンドが送信されてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含んでいてもよい。
このガスコンロでは、特定コマンドが送信されてから一定時間が経過するまでは電源オフ状態に切り替えないようにすることができるため、特定コマンドの送信直後にガスコンロの電源を維持すべき場合に有利になる。一方、特定コマンドの送信から一定時間が経過した場合、ガスコンロが使用されていない可能性が高まる。上記のガスコンロでは、このような場合に、他の使用判定条件も不成立であればガスコンロを自動的に電源オフ状態に切り替えることができ、電力の消費を効果的に低減することができる。
上記のガスコンロにおいて、使用判定条件は、自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含んでいてもよい。
自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過するまでは電源オフ状態に切り替えないようにすることができるため、自動調理モードでの調理期間の終了直後にガスコンロの電源を維持すべき場合に有利になる。一方、自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過した場合、ガスコンロが使用されていない可能性が高まる。上記のガスコンロでは、このような場合に、他の使用判定条件も不成立であればガスコンロを自動的に電源オフ状態に切り替えることができ、電力の消費を効果的に低減することができる。
上記のガスコンロは、電池からの電力に基づいて内部の電気部品が動作する電池式ガスコンロであってもよい。
電池式ガスコンロを無線通信可能に構成した場合、無線通信に起因する電力消費によって電池の交換時期が早まってしまうことが懸念されるが、上記の特徴を採用すれば、ユーザがガスコンロを使用しない時期に電池の電力消費を確実に低減することができ、電池の交換時期が早まることを防ぐことができる。
第1実施形態のガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 第1実施形態のガスコンロの各ガスバーナへのガス供給路等を概念的に示す説明図である。 第1実施形態のガスコンロの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。
以下、本発明の望ましい例を示す。但し、本発明は、以下の例に限定されない。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すガスコンロ1は、調理鍋等の調理器具を加熱可能なビルトインコンロとして構成されている。ガスコンロ1は、コンロ本体1Aの上面を構成する天板2(トッププレート)から露出するように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、がそれぞれ設けられ、その左右のこんろ部4A,4Bの間で後方寄りに小こんろ部4Cが設けられている。天板2の下方においてコンロ本体1Aの内部中央付近には、開閉可能なグリル扉3Bを有するグリル庫3が設けられている。図1のように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3には、図2で示すガスバーナ51,52,53,54がそれぞれ設けられている。ガスバーナ51,52,53,54は、加熱部の一例に相当し、調理対象物(被加熱物)を加熱する。
図2のように、複数のガスバーナ51,52,53,54には、複数の分岐供給路61,62,63,64がそれぞれ接続され、これら分岐供給路61,62,63,64は、共通供給路60から分岐する構成をなす。共通供給路60は、ガスバーナ51,52,53,54への共通のガス経路であり、複数の分岐供給路61,62,63,64は、共通供給路60から分岐するとともに各ガスバーナ51,52,53,54に向けてガスを導くように配設された供給路である。共通供給路60には、共通供給路60を開閉する元電磁弁N1が設けられる。共通供給路60から分岐してガスバーナ51に続く分岐供給路61には、分岐供給路61を開閉可能な電磁弁(安全弁)51Gと、分岐供給路61を開閉可能な閉止弁51Fと、ガスバーナ51へのガス供給量を調整可能な火力調整弁51Eとが設けられている。共通供給路60から分岐してガスバーナ52に続く分岐供給路62には、分岐供給路62を開閉可能な電磁弁(安全弁)52Gと、分岐供給路62を開閉可能な閉止弁52Fと、ガスバーナ52へのガス供給量を調整可能な火力調整弁52Eとが設けられている。共通供給路60から分岐してガスバーナ53に続く分岐供給路63には、分岐供給路63を開閉可能な電磁弁(安全弁)53Gと、分岐供給路63を開閉可能な閉止弁53Fと、ガスバーナ53へのガス供給量を調整可能な火力調整弁53Eとが設けられている。
グリル庫3のガスバーナ54(グリルバーナ)は、グリル庫3内に収容された調理対象物を加熱するガスバーナであり、グリル庫3内において上側に配置される上バーナ54Aと、グリル庫3内において上バーナ54Aよりも下側に配置される下バーナ54Bとを備える。共通供給路60から分岐してガスバーナ54にガスを導く分岐供給路64には、更に、分岐供給路64から分岐して上バーナ54Aにガスを導く第1供給路65Aと、分岐供給路64から分岐して下バーナ54Bにガスを導く第2供給路65Bとが接続されている。分岐供給路64には、分岐供給路64を開閉可能な電磁弁(安全弁)54Gと閉止弁54Fとが設けられ、第1供給路65Aには複数の電磁弁54H,54Jが設けられ、第2供給路65Bには電磁弁54Kが設けられている。更に、第1供給路65Aに設けられた電磁弁54Jを迂回するようにバイパス路66Aが設けられ、第2供給路65Bに設けられた電磁弁54Kを迂回するように、電磁弁54Kの経路と並列の経路であるバイパス路66Bが設けられている。
図1に示すように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3にそれぞれ対応するように4つの回転操作部6A,6B,6C,6Dが設けられている。図1の例では、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれも、使用者が押す毎に退避位置と突出位置とに切り替わるようになっている。図3の電気的構成で示すように、回転操作部6A,6B,6C,6Dにそれぞれ対応するようにスイッチ30A,30B,30C,30Dがそれぞれ設けられ、スイッチ30A,30B,30C,30Dにそれぞれ対応するように点火信号入力回路40A,40B,40C,40Dがそれぞれ設けられている。更に、回転操作部6A,6B,6C,6Dにそれぞれ対応するように変位検出部32A,32B,32C,32Dがそれぞれ設けられ、変位検出部32A,32B,32C,32Dにそれぞれ対応するように火力信号入力回路42A,42B,42C,42Dがそれぞれ設けられている。回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、回転操作部の変位(回転位置)を対応する変位検出部が検出し、この変位検出部に対応する火力信号入力回路から変位検出部が検出した変位(回転位置)に応じた信号が制御回路10に与えられる。
図2、図3のように、各バーナ51,52,53,54A,54Bのそれぞれに隣接して熱電対51C,52C,53C,54C、54Dがそれぞれ設けられ、熱電対51C,52C,53C,54C、54Dのそれぞれに対応して温度信号入力回路44A,44B,44C,44D,44Eがそれぞれ設けられている。温度信号入力回路44A,44B,44C,44D,44Eはいずれも、対応する熱電対で生じた起電力に応じた信号を制御回路10に入力する。各ガスバーナ51,52,53,54のそれぞれに隣接してイグナイタ26A,26B,26C,26Dがそれぞれ設けられ、イグナイタ26A,26B,26C,26Dのそれぞれに対応してイグナイタ回路46A,46B,46C,46Dがそれぞれ設けられている。例えば、ガスバーナ54に対応してイグナイタ26Dが設けられ、イグナイタ回路46Dは、回転操作部6Dに対する外部からの点火操作(スイッチ30Dの点火操作)に応じてイグナイタ26Dを駆動し、イグナイタ26Dで火花を放電させてガスバーナ54に点火する。
操作パネル18は、複数のボタンを備えた操作パネルとして構成されており、ユーザの操作に応じて様々な情報を入力し得るようになっている。
制御回路10は、例えばマイクロコンピュータとして構成されており、図3のように、CPU10A、ROM10B、RAM10Cなどを備え、更に、図示しないタイマ、I/Oインタフェイスなどを備える。また、図示はしていないが、制御回路10の内部又は外部に不揮発性メモリを設けてもよい。
制御回路10は、加熱制御部の一例に相当し、ガスバーナ51,52,53,54、各電磁弁、イグナイタ26A,26B,26C,26Dなどを制御し、具体的には、4つの回転操作部6A,6B,6C,6Dに対してなされる操作に応じて、ガスバーナ51,52,53,54の点火や消火、各ガスバーナの火力を制御する。また、制御回路10は、複数の表示装置21,22,23,24や音声装置14なども制御し得る。音声装置14は、メロディ、メッセージなどの音声を発する装置であり、例えば、スピーカやスピーカに対して音声信号を与える駆動回路などを備え、制御回路10からの指示に対応した音声を発するように動作する。
ガスコンロ1は、乾電池49からの電力に基づいて内部の電気部品が動作する電池式ガスコンロである。電源回路48は電池ボックスに収容された2つの乾電池49からの電力供給を受け、所定の電源電圧を生成する機能を有しており、電源回路48で生成された電源電圧は、図示しない経路を介して様々な電気部品に供給される。
制御回路10は、電源制御部の一例に相当し、ガスバーナ51,52,53,54によって加熱が行われていない状態で後述する不使用条件が成立した場合に、ガスコンロ1を所定の電源オン状態(器具電源オン状態)から所定の電源オフ状態(器具電源オフ状態)に切り替えるように機能する。
通信部92は、後述する携帯端末(外部装置)100とペアリングさせて、無線通信を行うための通信回路である。通信部92及び後述する制御回路10は、無線通信部の一例に相当し、携帯端末100と無線通信を行う。通信部92は、公知の無線通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などの公知の無線通信規格に従った通信方式など)によって携帯端末100と無線通信を行い得る装置である。
図3のように、携帯端末(外部装置)100は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型情報処理端末として構成されており、図示しない二次電池を電源として動作し得るようになっている。
携帯端末100は、制御回路101、メモリ102、通信部103、表示部104、操作部105などを備えている。制御回路101は、例えばマイクロコンピュータなどの公知の情報処理装置として構成され、CPUなどの公知の演算装置及び他の周辺回路などを備えてなり、様々な制御や演算を行い得る。
メモリ102は、情報を記憶し得る装置であれば良く、例えば、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の半導体記憶装置を複数種類備えた構成とすることができる。通信部103は、公知の無線通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などの公知の無線通信規格に従った通信方式など)で無線通信を行い得る通信装置である。通信部103は、ガスコンロ1の通信部92と無線通信を行い得る。表示部104は、例えば公知のタッチパネル式表示装置の一部をなす表示部であり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの公知の画像表示装置として構成されている。操作部105は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成であればよく、タッチパネル以外の入力インタフェース(ボタン等)を備えていてもよい。
次に、ガスコンロ1の制御について説明する。
制御回路10は、全てのガスバーナが消火状態である場合において予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合、無線通信部(制御回路10及び通信部92)が外部装置と無線通信を行っている状態であってもガスコンロ1を電源オン状態から電源オフ状態に切り替える制御を行う。使用判定条件は、ガスコンロ1の電源(器具電源)を保持するために定められた複数の条件であり、少なくともいずれかの使用判定条件が成立していれば、電源オン状態から電源オフ状態に自動的に切り替える動作はなされないようになっている。
本構成では、使用判定条件(ガスコンロ1の電源(器具電源)を保持するための条件)として「ガスコンロ1に対して所定の指示がなされてから一定時間(例えば、3分)が経過するまでの期間内である」という条件を含む。ここでの「所定の指示」は、ガスコンロ1に対する指示として予め定められた指示である。
本構成では、「所定の指示」は、操作部(回転操作部6A,6B,6C,6Dに対する操作)に対して外部からなされる所定操作(ユーザによってなされる所定操作)を含む。この所定操作は、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれかに対する点火用の押圧操作や、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれかに対する火力調整用の回転操作などが挙げられ、これらの操作がなされた場合、少なくともその操作から一定時間(例えば、3分)が経過するまでは使用判定条件(器具電源を保持するための条件)が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。また、「所定の指示」は、ガスバーナの消火指示を含む。つまり、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれかに対して対応するガスバーナを消火する操作がなされた場合、少なくともその操作から一定時間が経過するまでは使用判定条件が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。例えば、回転操作部6Aに対してガスバーナ51を消火する操作がなされた場合、少なくともその操作から一定時間が経過するまでは使用判定条件が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。
また、「所定の指示」は、操作パネル18に対して外部からなされる所定操作(ユーザによってなされる所定操作)を含む。この所定操作は、操作パネル18に設けられた複数のボタンのうちのいずれかを操作して情報を入力することであり、これらの操作がなされた場合、少なくともその操作から一定時間(例えば、3分)が経過するまでは使用判定条件(器具電源を保持するための条件)が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。
また、所定の指示は、携帯端末100からガスコンロ1に対して無線通信によって与えられる特定コマンドでの指示を含む。特定コマンドは、ガスコンロ1に特定の動作を行わせるためのコマンド(ガスコンロ1に特定動作を指示する情報)として予め定められたコマンドである。ガスコンロ1の特定動作として、例えばガスバーナ51,52,53,54の消火動作が挙げられる。ガスコンロ1がこのような特定コマンドを無線通信によって受信した場合には、その受信したときから一定時間(例えば、3分)が経過するまでは使用判定条件(器具電源を保持するための条件)が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。なお、ここでは、ガスコンロ1の特定動作として消火動作を例示したが、ガスバーナ51,52,53,54の火力を変更する動作(例えば、火力を低減する動作)などであってもよい。
このように本構成は、ガスコンロ1(具体的には無線通信部)が予め定められた特定情報(具体的には特定コマンド)を無線通信によって携帯端末100から受信した場合、特定情報の受信から一定時間が経過するまでは使用判定条件が成立していることになるため電源制御部は電源オン状態から電源オフ状態への切り替えは行わない。一方、ガスコンロ1(具体的には無線通信部)が特定情報を受信していない場合又はガスコンロ1(具体的には無線通信部)が特定情報を受信してから上記一定時間が経過した後は、携帯端末100と無線通信部との間で特定情報以外の情報を無線通信している場合であっても他の使用判定条件が成立していなければ電源制御部は電源オン状態から電源オフ状態への切り替えを行うことになる。
また、使用判定条件(ガスコンロ1の電源(器具電源)を保持するための条件)は、自動調理のモード(「トーストモード」「干物モード」「切身モード」「姿焼モード」)の終了から所定時間(例えば、3分)が経過するまで」という条件を含む。自動調理のモードの終了は、予め定められた終了タイミングであり、自動調理モードの終了の報知を行ったタイミングであってもよく、自動調理モードで動作していたガスバーナの消火から一定期間(余熱期間)が経過したタイミングであってもよい。或いは、公知のその他の終了タイミングであってもよい。このような構成であるため、自動調理のモードの終了から一定時間(例えば、3分)が経過するまでは使用判定条件(器具電源を保持するための条件)が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。
また、使用判定条件(ガスコンロ1の電源(器具電源)を保持するための条件)は、「所定のエラー条件の成立から所定期間(例えば、15分)が経過するまで」という条件を含む。このような構成であるため、所定のエラー条件の成立から所定期間(例えば、15分)が経過するまでは使用判定条件(器具電源を保持するための条件)が成立していることになり、自動的な電源オフはなされないことになる。ここでいう「所定のエラー条件」は、例えば、「所定位置に配された温度センサが検出する温度が閾値以上(例えば、異常加熱を判定するための閾値以上)となるエラー状態、感振センサが振動を検知したエラー状態、点火動作時に着火しないエラー状態などの予め定められたエラー状態が発生したこと」であってもよく、「これらのエラー状態が発生することに応じて、発生したエラーの種別を示す情報を表示部に表示するエラー表示を開始したこと」であってもよい。
本構成では、電源制御部(制御回路10)は、無線通信部(制御回路10及び通信部92)が外部装置と無線通信を行っている状態で、予め定められた複数の使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、無線通信が継続中であってもガスコンロ1を電源オン状態(器具電源オン状態)から電源オフ状態(器具電源オフ状態)に強制的に切り替える。これにより、ガスコンロ1を構成する大部分の電気部品への電力供給が遮断され、無線通信も遮断される。
ここでいう電源オン状態(器具電源オン状態)とは、電源ランプが点灯している状態であり、例えば、電源ボタン以外の操作部に対する操作を受け付ける状態である。この電源オン状態のときには、回転操作部6A,6B,6C,6Dに対する点火操作や火力調整操作が可能となる。また、電源オフ状態(器具電源オフ状態)とは、電源ランプが消灯している状態であり、例えば、電源ボタン以外の操作部に対する操作を受け付けない状態である。この電源オフ状態のときには、回転操作部6A,6B,6C,6Dに対する点火操作や火力調整操作が不能となる。
なお、電源オフ状態(器具電源オフ状態)であっても、予め定められたシステム電源維持条件の成立時には制御回路10に対する電力供給は維持される。一方で、電源オフ状態(器具電源オフ状態)且つシステム電源維持条件の非成立時には制御回路10に対する電力供給は行われない。システム電源維持条件は、電源オン状態(器具電源オン状態)であるとき、図示しない炎検知部によっていずれかのカスバーナの炎が検出されているとき、いずれかのモータが動作している最中であるとき、電磁弁が動作している最中であるとき、テストモードであるとき、などを含む。
本構成の効果を例示する。
上記のガスコンロ1では、無線通信部(制御回路10及び通信部92)が携帯端末100と無線通信を行っている状態で、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、ガスコンロ1を電源オン状態から電源オフ状態に切り替えることができる。このようにすれば、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、無線通信の継続を優先して電源オン状態が維持されてしまうような事態を防ぐことができる。よって、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった後には、電力消費を確実に抑えることができる。
使用判定条件は、ガスコンロ1に対して「所定の指示」がなされてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含んでいる。ガスコンロ1に対して所定の指示がなされてから一定時間が経過した場合、ガスコンロ1が使用されていない可能性が高まる。上記のガスコンロ1では、このような場合に、他の使用判定条件も不成立であればガスコンロ1を自動的に電源オフ状態に切り替えることができ、電力の消費を効果的に低減することができる。一方、ガスコンロ1に対して所定の指示がなされてから一定時間が経過するまでは、使用判定条件が成立するため、電源オフ状態に切り替えないようにすることができる。
また、使用判定条件は、ガスコンロ1に対して無線通信によって特定コマンドが送信されてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含んでいる。このガスコンロ1では、特定コマンドが送信されてから一定時間が経過するまでは電源オフ状態に切り替えないようにすることができるため、特定コマンドの送信直後にガスコンロ1の電源を維持すべき場合に有利になる。一方、特定コマンドの送信から一定時間が経過した場合、ガスコンロ1が使用されていない可能性が高まる。上記のガスコンロ1では、このような場合に、他の使用判定条件も不成立であればガスコンロ1を自動的に電源オフ状態に切り替えることができ、電力の消費を効果的に低減することができる。
また、使用判定条件は、自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含んでいる。このガスコンロ1は、自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過するまでは電源オフ状態に切り替えないようにすることができるため、自動調理モードでの調理期間の終了直後にガスコンロ1の電源を維持すべき場合に有利になる。一方、自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過した場合、ガスコンロ1が使用されていない可能性が高まる。上記のガスコンロ1では、このような場合に、他の使用判定条件も不成立であればガスコンロ1を自動的に電源オフ状態に切り替えることができ、電力の消費を効果的に低減することができる。
ガスコンロ1は、電池(例えば、乾電池など)からの電力に基づいて内部の電気部品が動作する電池式ガスコンロとして構成されている。電池式ガスコンロを無線通信可能に構成した場合、無線通信に起因する電力消費によって電池の交換時期が早まってしまうことが懸念されるが、上記の特徴を採用すれば、ユーザがガスコンロ1を使用しない時期に電池の電力消費を確実に低減することができ、電池の交換時期が早まることを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変更してもよい。また、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。
上記実施形態では、所定の指示の一例を示したが、所定の指示は、上記の指示以外にも様々な指示を含めることができる。
上記実施形態の特徴に代えて又は加えて、新たな特徴を付加してもよい。例えば、電源制御部は、無線通信部が携帯端末100と無線通信を行っている状態で上記システム電源維持条件が全て成立しなくなった場合に、システム電源をオフ状態に切り替え、それ以降は制御回路10に対する電力供給を行わないようにしてもよい。
上記実施形態では、ガスコンロの一例としてビルトインコンロを例示したが、これ以外のコンロ(例えばテーブルコンロ)であってもよい。
上記実施形態では、使用判定条件として、「ガスコンロに対して所定の指示がなされてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件」「ガスコンロに対して無線通信によって特定コマンドが送信されてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件」「自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過するまでの期間内であるという条件」を全て含んでいたが、これらのうちのいずれか1又は2つの条件のみを含んでいてもよい。或いは、これら以外の条件を含んでいてもよい。また、各々の条件の一定時間は、全て同じ時間であってもよく、異なっていてもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…ガスコンロ
10…制御回路(加熱制御部、無線通信部、電源制御部)
49…乾電池
51,52,53,54…ガスバーナ(加熱部)
92…通信部(無線通信部)
100…携帯端末(外部装置)

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱する加熱部と、
    外部装置と無線通信を行う無線通信部と、
    を備えるガスコンロであって、
    前記ガスコンロを電源オン状態と電源オフ状態とに切り替える電源制御部を備え、
    前記電源制御部は、前記無線通信部が前記外部装置と無線通信を行っている状態で、予め定められた使用判定条件が全て成立しなくなった場合に、前記ガスコンロを前記電源オン状態から前記電源オフ状態に切り替える
    ガスコンロ。
  2. 前記使用判定条件は、前記ガスコンロに対して所定の指示がなされてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含む
    請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 前記使用判定条件は、前記ガスコンロに対して無線通信によって特定コマンドが送信されてから一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含む
    請求項1又は請求項2に記載のガスコンロ。
  4. 前記使用判定条件は、自動調理モードでの調理期間の終了から一定時間が経過するまでの期間内であるという条件を含む
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガスコンロ。
  5. 前記ガスコンロは、電池からの電力に基づいて内部の電気部品が動作する電池式ガスコンロである
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガスコンロ。
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