JP7251903B2 - 容器用キャップ及び容器本体 - Google Patents

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Description

本開示は、容器本体に装着可能な容器用キャップ及び容器本体に関する。
省資源化の観点から、内容物が充填されるレフィル容器を、繰り返し用いることが可能な本体容器及び本体蓋体に収容することが可能な詰替容器が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2018-140833号公報
ところで、上述のような詰替容器では、レフィル容器に対して上部開口を閉塞するために一時使用の蓋体を装着して流通させるため、レフィル容器を、繰り返し用いることが可能な本体容器及び本体蓋体に収容した状態で流通させることができなかった。
本開示は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、レフィル容器に繰り返し使用可能なキャップを装着した状態で流通させることができる容器用キャップ及び容器本体を提案することである。
本開示の容器用キャップは、
筒状の周壁と該周壁の下端部を閉塞する底壁と、該周壁の上端部から径方向外側に延びるフランジ部とを有する容器本体であって、該フランジ部には周方向に間欠的に形成されると共に径方向外側に突出する突出部が設けられた該容器本体に装着される容器用キャップであって、
前記フランジ部を保持する保持部材と、
該保持部材に装着され、前記容器本体の上端開口を閉塞する蓋体と
を備え、
前記保持部材は、前記突出部を保持可能な保持空間であって、下方向からの該突出部の受け入れ及び下方向への該突出部の離脱を可能にするアンロック空間と、該アンロック空間に対して周方向の一方に配置され、該突出部の上下方向への変位を規制するロック空間とを有する該保持空間を備えたリング状の本体部を有し、
該本体部は、前記フランジ部の上面に対向する上板を備え、該上板の下面には、該フランジ部の上面に当接して前記上端開口を径方向にシールするシール凸部が設けられており、
前記保持部材は、前記アンロック空間と前記ロック空間との境界部に選択的に配置される係止部を有し、
前記係止部は、前記本体部に対して上下方向に移動可能に弾性支持され、前記アンロック空間側から前記ロック空間側に向かって高さが漸増するテーパ形状を有することを特徴とする。
また、本開示の容器用キャップは、
筒状の周壁と該周壁の下端部を閉塞する底壁と、該周壁の上端部から径方向外側に延びるフランジ部とを有する容器本体であって、該フランジ部には周方向に間欠的に形成されると共に径方向外側に突出する突出部が設けられた該容器本体に装着される容器用キャップであって、
前記フランジ部を保持する保持部材と、
該保持部材に装着され、前記容器本体の上端開口を閉塞する蓋体と
を備え、
前記保持部材は、前記突出部を保持可能な保持空間であって、下方向からの該突出部の受け入れ及び下方向への該突出部の離脱を可能にするアンロック空間と、該アンロック空間に対して周方向の一方に配置され、該突出部の上下方向への変位を規制するロック空間とを有する該保持空間を備えたリング状の本体部を有し、
該本体部は、前記フランジ部の上面に対向する上板を備え、該上板の下面には、該フランジ部の上面に当接して前記上端開口を径方向にシールするシール凸部が設けられており、
前記保持部材は、前記アンロック空間と前記ロック空間との境界部に選択的に配置される係止部を有し、
前記係止部は、前記本体部にヒンジ部を介して連結された操作部上に配置され、該ヒンジ部において該操作部を折り返すことで前記境界部に配置される移動規制部材であることを特徴とする
また、本開示の容器用キャップは、上記構成において、前記上板は、該上板に立設されたシール壁を有し、該シール壁が前記蓋体に嵌合することで前記上端開口を径方向にシールすることが好ましい。
また、本開示の容器本体は、上記いずれかの容器用キャップを装着する容器本体であって、前記上端開口が前記フランジ部に取り付けられたシール材によって開封可能に閉塞されていることを特徴とする。
本開示によれば、レフィル容器に繰り返し使用可能なキャップを装着した状態で流通させることができる容器用キャップ及び容器本体を提案することができる。
容器本体に、本開示の第1実施形態に係る容器用キャップを装着した状態(ロック状態)を示す上面図である。 本開示の第1実施形態に係る容器用キャップが装着される容器本体の上面図である。 図1における、A-A断面による断面図である。 図2における、テーパ形状部(係止部)部分の拡大断面図である。 図4Aにおいて、テーパ形状部(係止部)を径方向外側から見た拡大図である。 図4Aの状態からテーパ形状部を下方に移動させて、容器用キャップから容器本体を取り外し可能とした状態を示す拡大断面図である。 容器本体に、本開示の第1実施形態に係る容器用キャップを装着した状態(ロック状態)を示す下面図である。 容器本体に、本開示の第1実施形態に係る容器用キャップを装着した状態(アンロック状態)を示す下面図である。 容器本体に、本開示の第2実施形態に係る容器用キャップを装着した状態(ロック状態)を示す上面図である。 図8における、移動規制部材(係止部)部分の拡大断面図(突出部可動状態)である。 図9において、移動規制部材(係止部)を径方向外側から見た図である。 図9において、移動規制部材(係止部)をヒンジ部周りに回転させて突出部の移動を規制した状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本開示をより具体的に説明する。
図1は、本開示の第1実施形態である容器用キャップ1を容器本体10に装着した状態を示す上面図である。容器用キャップ1は、容器本体10の周壁15の上端部から径方向外側に延びるフランジ部11に形成された突出部11a(図2参照)を保持するリング状の保持部材20と、保持部材20に装着可能に構成された蓋体50とを備えている。
ここで、本実施形態に係る容器用キャップ1に装着される容器本体10について説明する。容器本体10は、図3に示すように、内容物の収容空間Sを形成する筒状の周壁15と、容器本体10の下部を閉塞する底壁17と、底壁17の外周縁から下方に垂下する台座19と、周壁15の上端部から径方向外側に延びるフランジ部11と、周方向に間欠的に形成されフランジ部11から径方向外側に突出する突出部11a(図2参照)とを備えている。本実施形態において、突出部11aは、中心軸線O周りの4か所に周方向に等間隔で設けられている。
また、レフィル容器としての容器本体10は、未使用時において、図4Aに破線で示すように、フランジ部11の上面に薄肉の合成樹脂製のシール材13が取り付けられている。本実施形態では、シール材13は、熱溶着によりフランジ部11に剥離可能に取り付けられている。このシール材13により、未使用時の容器本体10の上端開口12は開封可能に閉塞されている。
本実施形態において、容器本体10は、例えば、射出成形等によって形成することができる。また、射出成形に限定されず、シート成形(サーモフォーム)等の他の成形方法によって形成してもよい。容器本体10の材料には、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)及びポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料を用いることができる。
本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、フランジ部11が位置する側を上方(図3における上側)とし、底壁17が位置する側を下方(図3における下側)とする。また、径方向外側とは、図3における容器用キャップ1の中心軸線Oを通り中心軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線Oに向かう方向を意味するものとする。
次に、容器用キャップ1を構成する保持部材20について説明する。保持部材20は、図1に示すように中心軸線O周りに設けられたリング状の本体部21と、保持部材20に保持された突出部11aの移動を規制するテーパ形状部29a(係止部)とを備えている。
本体部21は、図1に示すように、中心軸線O周りに形成されたリング状部材であり、内部に突出部11aを保持する保持空間22を備えている。保持空間22は、下方向からの突出部11aの受け入れ及び下方向への突出部11aの離脱を可能にするアンロック空間23と、アンロック空間23に対して周方向の一方(図1の上面視で反時計回り側)に配置され、突出部11aの上下方向への変位を規制するロック空間24とを備えている。
アンロック空間23は、その上方に上方向への突出部11aの変位を規制するアンロック上板23aを備えているが、下方には規制部材を備えていない。従って、図2に示す容器本体10のフランジ部11に形成された突出部11aを、アンロック空間23の下方の開口から取り外すことができる。
ロック空間24は、その上方に突出部11aの上方向へ変位を規制するロック上板24aと、その下方に、突出部11aの下方向への変位を規制するロック下板24bとを備えている。従って、ロック空間24内にある突出部11aは上下方向へに抜け出し(取り外し)が規制されているため、そのままの位置ではロック空間24から下方に取り外すことができない。
本体部21に設けられたアンロック空間23とロック空間24との間には、境界部25が設けられている。そして、周方向の4か所に設けられた境界部25のうち、図1の右端の境界部25には、突出部11aの周方向の移動を規制するテーパ形状部29aが配置されている。
テーパ形状部29aは、図1及び図4Aに示すように、本体部21の外周面に一体に設けられた弾性アーム29bの周方向中央部において垂下する支持板29dから径方向内側に突出する移動規制部材である。テーパ形状部29aは、図4Bに示すように、アンロック空間23側からロック空間24側に向かって高さが漸増するテーパ形状を備えている。これによって、突出部11aがアンロック空間23からロック空間24に向かうときは、テーパ形状部29aにおける高さが低い側から乗り上げ、テーパ形状部29aを完全に乗り越えることによって、ロック空間24内に入ることができる。他方、突出部11aをロック空間24からアンロック空間23に移動させようとすると、突出部11aの周方向端部がテーパ形状部29aにおける高さが最も高い側の側面に当接し、図1、図4Aに示すテーパ形状部29aの初期位置では突出部11aがテーパ形状部29aを乗り越えることができない。
テーパ形状部29aは、上述のように弾性アーム29bの周方向中央部に設けられており、図5に示すように利用者が操作部29cを摘んで下方に引き下ろすことによってアンロック空間23とロック空間24との間の境界部25に突出部11aが通過可能な通路が形成される。これによって、利用者は、後述するように、容器用キャップ1に対して容器本体10を周方向に回動させて、突出部11aをロック空間24からアンロック空間23へと移動させることができる。なお、本実施形態において、テーパ形状部29a、弾性アーム29b、操作部29c、支持板29dにより構成される係止部材29は、本体部21と一体に形成されている。テーパ形状部29aは、図4A、図6に示す下部ストッパ28により下方への移動量が制限されている。
図1に示す保持部材20の本体部21において、ロック空間24の周方向反時計回り側には、ストッパ部26が設けられている。このストッパ部26により、ロック空間24に移動した突出部11aは、アンロック空間23側とは反対側への変位が規制されている。
保持部材20における上板(アンロック上板23a等を含む、フランジ部11の上面に対向する部位)の下面には、図4Aに示すように、フランジ部11の上面に当接して容器本体10の上端開口12を径方向にシールするシール凸部27a設けられている。シール凸部27aは、中心軸線O周りの全周に亘って連続して設けられており、これによって、収容空間S内を密に閉塞することが可能となっている。
図1に示すように、保持部材20の外周面には、ヒンジ部58を介して蓋体50が一体形成されている。蓋体50は、図4A等に示すように、円筒形状の周壁52と、周壁52の上端部を閉塞する頂壁54と、頂壁54の下面から垂下する環状筒壁56とを備えている。一方、上述のフランジ部11の上面に対向する上板には、環状のシール壁27が立設されている。図4Aに破線で示すように、蓋体50が閉じられ容器本体10の上端開口12を閉塞すると、蓋体50に設けられた環状筒壁56がシール壁27の径方向内側面に密に当接する。
上述の構成を有する容器用キャップ1に装着された容器本体10を取り外して、レフィル容器である新たな容器本体10を装着するためには、まず、利用者は、図1の状態から図5に示すように操作部29cを摘んで下方に引き下ろす。これによって、アンロック空間23とロック空間24との間の境界部25に突出部11aが通過可能な通路が形成されるため、利用者は、容器用キャップ1を把持しながら容器本体10を図6に示す下面視で時計回りに回転させる。この回動操作によって、図6に示す突出部11aがロック空間24に存在するロック状態から、図7に示す突出部11aがアンロック空間23に存在するアンロック状態へと移行させることができる。
突出部11aがアンロック空間23に移動すると、図7に示すように、突出部11aがアンロック空間23において下方に露出する。利用者は、図7の状態で容器本体10を容器用キャップ1から下方に引き離すことによって、容器本体10を取り外すことができる。
なお、レフィル容器である新しい容器本体10を容器用キャップ1に装着する場合は、まず容器本体10の上端開口12を閉塞しているシール材13を剥離し、突出部11aの周方向位置をアンロック空間23の位置に合致させたのち、アンロック空間23の下部の開口から突出部11aをアンロック空間23内に挿入する。次に、容器用キャップ1に対して容器本体10を周方向に相対回転させて、突出部11aをロック空間24に向けて移動させる。このときは、容器本体10を容器用キャップ1から取り外す場合とは異なり、突出部11aは、最も高さが低い図4Bの左端部からテーパ形状部29aの上面を滑り、弾性支持されたテーパ形状部29aを徐々に下方に押し下げながらロック空間24に到達する。従って、利用者がテーパ形状部29aを押し下げながら装着する必要がない。突出部11aが完全にロック空間24に移動すると、テーパ形状部29aは弾性アーム29bの復元力により速やかに元の高さまで戻る。
以上述べたように、本実施形態は、筒状の周壁15と周壁15の下端部を閉塞する底壁17と、周壁15の上端部から径方向外側に延びるフランジ部11とを有する容器本体10であって、フランジ部11には周方向に間欠的に形成されると共に径方向外側に突出する突出部11aが設けられた容器本体10に装着される容器用キャップ1であって、フランジ部11を保持する保持部材20と、保持部材20に装着され、容器本体10の上端開口12を閉塞する蓋体50とを備え、保持部材20は、突出部11aを保持可能な保持空間22であって、下方向からの突出部11aの受け入れ及び下方向への突出部11aの離脱を可能にするアンロック空間23と、アンロック空間23に対して周方向の一方に配置され、突出部11aの上下方向への変位を規制するロック空間24とを有する保持空間22を備えたリング状の本体部21を有し、本体部21は、フランジ部11の上面に対向する上板を備え、上板の下面には、フランジ部11の上面に当接して上端開口12を径方向にシールするシール凸部27aが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、容器本体10の上端開口12及びフランジ部11を覆うようにシール材13でシールした未開封状態の容器本体10に対して容器用キャップ1をそのまま取り付けても、シール凸部27aがシール材13越しにフランジ部11を押圧する形で装着することができる。従って、レフィル容器としての容器本体10に繰り返し用いることが可能な容器用キャップ1を装着した状態で流通させることができる。また、レフィル容器としての容器本体10からシール材13を取り外した後、容器用キャップ1を装着してそのまま使用することができるので、容器本体10から別の容器に内容物を移し替える必要がない。
また、本実施形態では、保持部材20は、アンロック空間23とロック空間24との境界部25に選択的に配置される係止部を有するように構成した。このような構成の採用によって、係止部により突出部11aの周方向への移動を規制することができるので、使用中に突出部11aがアンロック空間23に移動して容器用キャップ1から容器本体10が外れてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、係止部は、本体部21に対して上下方向に移動可能に弾性支持され、アンロック空間23側からロック空間24側に向かって高さが漸増するテーパ形状部29aを有するように構成した。このような構成の採用によって、容器本体10を容器用キャップ1から取り外す際は、テーパ形状部29aの最も高さが高い部位に突出部11aが当接するため、利用者が意図的にテーパ形状部29aの押し下げを行わなければ突出部11aをアンロック空間23に移動させることができない。一方、容器本体10を容器用キャップ1に装着する際には、突出部11aがテーパ形状部29aを押し下げながらロック空間24へと容易に移動することができる。従って、容器本体10を容器用キャップ1から外れ難くすると共に装着を容易化することができる。なお、容器本体10を装着した際に下方に押し下げられたテーパ形状部29aは、弾性アーム29bの復元によって元の高さに戻るため、戻し(ロック)忘れを抑制することができる。
また、本実施形態では、上板は、上板に立設されたシール壁27を有し、シール壁27が蓋体50に嵌合することで容器本体10の上端開口12を径方向にシールするように構成した。このような構成の採用によって、蓋体50を閉塞した状態において、蓋体50と保持部材20との間を密に閉塞することができるので、内容物が蓋体50と保持部材20との隙間から外部に漏出するのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態は、上記いずれかに記載の容器用キャップ1を装着する容器本体10であって、上端開口12がフランジ部11に取り付けられたシール材13によって開封可能に閉塞されるように構成した。このような構成の採用によって、レフィル容器としての容器本体10からシール材13を取り外した後、容器用キャップ1を装着してそのまま使用することができるので、容器本体10から別の容器に内容物を移し替える必要がない。
次に、図8から図11を参照しつつ、本開示の第2実施形態である容器用キャップ101について説明する。なお、本実施形態に係る容器用キャップ101は、第1実施形態と比較して、係止部の構成が、テーパ形状部29aから、ヒンジ部129hを介して本体部21に連結された円柱状の移動規制部材129aへと変更された他は、第1実施形態の構成と近似している。従って、ここでは、第1実施形態との差異点を中心に説明する。また、第1実施形態と同一の機能を有する部位には同一の符号を付して説明する。
保持部材20は、図8及び図9に示すように中心軸線O周りに設けられたリング状の本体部21と、保持部材20に保持された突出部11aの移動を規制する円柱状の移動規制部材129a(係止部)とを備えている。
移動規制部材129aは、周方向の4か所に設けられた境界部25のうち、図8の右端の境界部25に配置されており、突出部11aの周方向の移動を規制している。
移動規制部材129aは、図9及び図10に示すように、本体部21の外周面にヒンジ部129hを介して一体に設けられた操作部129dの下面から下方に突出して形成された円柱状の部位である。また、操作部129dにおけるヒンジ部129h近傍には、利用者が操作部129dを操作するための摘み部129cが操作部129dに立設されている。
利用者は、突出部11aをアンロック空間23の下部の開口からアンロック空間23内に導いた後、容器用キャップ101に対して容器本体10を周方向に相対回転させて、突出部11aをロック空間24内に導く。突出部11aをロック空間24内に導いた後、利用者は、図9に示す移動規制部材129aを操作部129dごとヒンジ部129h周りに略180度回転させ、図11に示すように移動規制部材129aを境界部25の境界下板25bに設けられた嵌合孔125cに嵌合させる。
図9に示すように、移動規制部材129aの外周面には、嵌合孔125c内面の段部に係合する突部が設けられている。そして、図11に示すように、移動規制部材129aに設けられた突部が嵌合孔125cの段部にアンダーカット係合することで、移動規制部材129aは抜け止めされた状態で境界部25内に配置される。
このように、移動規制部材129aがアンロック空間23とロック空間24との間の境界部25内に配置されることで、ロック空間24内の突出部11aが利用者の意図に反してアンロック空間23側に移動し、容器本体10が容器用キャップ101から外れてしまうのを抑制することができる。
以上述べたように、本実施形態では、係止部は、本体部21にヒンジ部129hを介して連結された操作部129d上に配置され、ヒンジ部129hにおいて操作部129dを折り返すことで境界部25に配置される移動規制部材129aとして構成した。このような構成の採用によって、第1実施形態のようにロック状態からアンロック状態に移行する際にテーパ形状部29aを押し下げる必要がないので、先に移動規制部材129aによるロックを解除しておく(図11の状態から図9の状態に移行しておく)ことによって、片手で容器用キャップ101から容器本体10を取り外すことが可能になる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、第1及び第2実施形態では、保持部材20は、アンロック空間23とロック空間24との境界部25に選択的に配置される係止部を有するように構成したが、この態様には限定されず、係止部を設けない構成としてもよい。また例えば、係止部に代えて、突出部11aがロック空間24内で係合する係合部を設けるようにしてもよい。
また、第1及び第2実施形態では、上板は、上板に立設されたシール壁27を有し、シール壁27が蓋体50に嵌合することで上端開口12を径方向にシールするように構成したが、この態様には限定されず、シール壁27を設けない構成としてもよい。また、シール壁27に代えて上板上にシール用の環状突部を設けるようにしてもよい。
本開示によれば、レフィル容器に繰り返し使用可能なキャップを装着した状態で流通させることが可能な容器用キャップを提案することができる。
1 容器用キャップ
10 容器本体
11 フランジ部
11a 突出部
12 上端開口
13 シール材
15 周壁
17 底壁
19 台座
20 保持部材
21 本体部
22 保持空間
23 アンロック空間
23a アンロック上板
24 ロック空間
24a ロック上板
24b ロック下板
25 境界部
25b 境界下板
26 ストッパ部
27 シール壁
27a シール凸部
28 下部ストッパ
29 係止部材
29a テーパ形状部(係止部)
29b 弾性アーム
29c 操作部
29d 支持板
50 蓋体
52 周壁
54 頂壁
56 環状筒壁
58 ヒンジ部
101 容器用キャップ
125c 嵌合孔
129a 移動規制部材(係止部)
129c 摘み部
129d 操作部
129h ヒンジ部
O 中心軸線
S 収容空間

Claims (4)

  1. 筒状の周壁と該周壁の下端部を閉塞する底壁と、該周壁の上端部から径方向外側に延びるフランジ部とを有する容器本体であって、該フランジ部には周方向に間欠的に形成されると共に径方向外側に突出する突出部が設けられた該容器本体に装着される容器用キャップであって、
    前記フランジ部を保持する保持部材と、
    該保持部材に装着され、前記容器本体の上端開口を閉塞する蓋体と
    を備え、
    前記保持部材は、前記突出部を保持可能な保持空間であって、下方向からの該突出部の受け入れ及び下方向への該突出部の離脱を可能にするアンロック空間と、該アンロック空間に対して周方向の一方に配置され、該突出部の上下方向への変位を規制するロック空間とを有する該保持空間を備えたリング状の本体部を有し、
    該本体部は、前記フランジ部の上面に対向する上板を備え、該上板の下面には、該フランジ部の上面に当接して前記上端開口を径方向にシールするシール凸部が設けられており、
    前記保持部材は、前記アンロック空間と前記ロック空間との境界部に選択的に配置される係止部を有し、
    前記係止部は、前記本体部に対して上下方向に移動可能に弾性支持され、前記アンロック空間側から前記ロック空間側に向かって高さが漸増するテーパ形状を有することを特徴とする容器用キャップ。
  2. 筒状の周壁と該周壁の下端部を閉塞する底壁と、該周壁の上端部から径方向外側に延びるフランジ部とを有する容器本体であって、該フランジ部には周方向に間欠的に形成されると共に径方向外側に突出する突出部が設けられた該容器本体に装着される容器用キャップであって、
    前記フランジ部を保持する保持部材と、
    該保持部材に装着され、前記容器本体の上端開口を閉塞する蓋体と
    を備え、
    前記保持部材は、前記突出部を保持可能な保持空間であって、下方向からの該突出部の受け入れ及び下方向への該突出部の離脱を可能にするアンロック空間と、該アンロック空間に対して周方向の一方に配置され、該突出部の上下方向への変位を規制するロック空間とを有する該保持空間を備えたリング状の本体部を有し、
    該本体部は、前記フランジ部の上面に対向する上板を備え、該上板の下面には、該フランジ部の上面に当接して前記上端開口を径方向にシールするシール凸部が設けられており、
    前記保持部材は、前記アンロック空間と前記ロック空間との境界部に選択的に配置される係止部を有し、
    前記係止部は、前記本体部にヒンジ部を介して連結された操作部上に配置され、該ヒンジ部において該操作部を折り返すことで前記境界部に配置される移動規制部材であることを特徴とする容器用キャップ。
  3. 前記上板は、該上板に立設されたシール壁を有し、該シール壁が前記蓋体に嵌合することで前記上端開口を径方向にシールする、請求項1又は2に記載の容器用キャップ。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の容器用キャップを装着する容器本体であって、
    前記上端開口が前記フランジ部に取り付けられたシール材によって開封可能に閉塞されている、容器本体。
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