JP7251718B2 - エアコン室外機の設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エアコン室外機の設置構造に関する。
特許文献1には、バルコニーの側面に沿ってカウンター付きのスロップシンクが設けられた技術が開示されている。この先行技術では、スロップシンクの下部に、フロントカバー付きの収納部が設けられており、この収納部内にエアコン室外機が収納されている。
特開2002-327939号公報
しかしながら、前述のように、バルコニーにカウンター付のスロップシンクが設けられた場合、カウンターの上に幼児が乗ると、バルコニーの腰壁部(前壁部)に手が届いてしまう可能性がある。この点において、さらなる改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、限られたスペース内でエアコン室外機とバルコニーの前壁部との離間距離をできるだけ大きくすることが可能なエアコン室外機の設置構造を提供することを目的とする。
第1の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、バルコニーと屋内を区画する外壁部の下部における前記バルコニーの側壁部側に形成され、前記屋内側へ向かって凹む凹部と、前記バルコニーに設置され、前記凹部内に少なくとも一部が収納されたエアコン室外機と、を有している。
第1の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、バルコニーと屋内を区画する外壁部の下部において、当該バルコニーの側壁部側には、屋内側へ向かって凹む凹部が形成されている。この凹部内に、バルコニーに設置されるエアコン室外機の少なくとも一部が収納されている。
このように、バルコニーの外壁部に凹部を設け、当該凹部内にエアコン室外機の少なくとも一部が収納されることによって、バルコニーの外壁部の壁面を基準として、エアコン室外機が突出する突出量が少なくなる。したがって、本態様では、エアコン室外機の突出量が少なくなった分、バルコニーという限られたスペース内でエアコン室外機とバルコニーの前壁部との離間距離を大きくすることが可能となる。
第2の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、第1の態様に係るエアコン室外機の設置構造において、前記エアコン室外機が直方体状を成し、前記エアコン室外機の長手方向が前記バルコニーの奥行方向と一致した状態で、当該エアコン室外機が前記バルコニーの前壁部から離間して配置されている。
第2の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、直方体状を成すエアコン室外機の長手方向がバルコニーの奥行方向と一致した状態では、エアコン室外機は、いわゆる縦置きとされる。本態様では、縦置きの状態で、当該エアコン室外機はバルコニーの前壁部から離間して配置されている。
エアコン室外機が縦置きされることにより、例えば、バルコニーの外壁部に設けられた凹部内にエアコン室外機の長手方向の一端部が収容されるとなると、エアコン室外機の長手方向の他端部は、バルコニーの前壁部側に配置されることとなる。このため、本態様では、エアコン室外機が縦置きされたとしても、エアコン室外機は当該バルコニーの前壁部から離間して配置されている。
また、エアコン室外機が縦置きされることにより、エアコン室外機が横置きにされた場合と比較して、バルコニーの奥行方向と略直交するバルコニーの長手方向に沿った凹部の幅方向の寸法を短くすることができる。これにより、屋内側において、窓の開口面積を広くすることができ、採光性を向上させることができる。
第3の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、第2の態様に係るエアコン室外機の設置構造において、前記凹部内に前記エアコン室外機が収納された状態で、当該エアコン室外機のファン部の少なくとも一部が当該凹部から露出されている。
第3の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、バルコニーの外壁部に設けられた凹部内にエアコン室外機が収納された状態で、当該エアコン室外機のファン部の少なくとも一部が当該凹部から露出されることによって、ファン部の通風性が確保される。
第4の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、第1の態様~第3の態様の何れか1項に係るエアコン室外機の設置構造において、前記凹部の上方側の外壁部における前記バルコニー側を構成する外壁と前記屋内側を構成する内壁の間に、当該屋内に設置されたエアコン室内機と前記エアコン室外機を接続させる配管が配設されている。
第4の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、凹部の上方側の外壁部において、バルコニー側を構成する外壁と屋内側を構成する内壁との間に配管が配設されている。この配管により、屋内に設置されたエアコン室内機とエアコン室外機とが接続されている。
このように、バルコニーの外壁部内に当該配管が配設されることにより、エアコン室内機用の配管が屋内側に露出しないようにすることができ、屋内をすっきりさせることができる。また、バルコニー側においても屋内と同様、エアコン室外機用の配管が露出しないようにすることができ、バルコニーをすっきりさせることができる。
なお、ここでの「内壁」は、屋内側の壁を指すものである。このため、屋内側を構成する、いわゆる内壁パネル以外に、例えば、外壁部の屋内側を構成する内壁パネルのさらに屋内側にふかし壁が設けられた場合、バルコニー側を構成する外壁パネルとふかし壁の間に配管が設けられるという意味である。
第5の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、第1の態様~第4の態様の何れか1項に係るエアコン室外機の設置構造において、前記外壁部の前記屋内側を構成する内壁の一般面に対して前記内壁の一部を当該屋内側へオフセットさせることで、前記凹部が形成されている。
第5の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、外壁部の屋内側を構成する内壁の一般面に対して内壁の一部を当該屋内側へオフセットさせることによって、バルコニーの外壁部に凹部が形成されている。このため、屋内側では突出部が設けられることとなる。
第6の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、第1の態様に係るエアコン室外機の設置構造において、前記エアコン室外機が直方体状を成し、前記エアコン室外機の長手方向が前記外壁部に沿うように当該エアコン室外機が配置されている。
第6の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、直方体状を成すエアコン室外機の長手方向が外壁部に沿うようにして、当該エアコン室外機が設置されている(いわゆる横置き)。このように、エアコン室外機を横置きにすると、エアコン室外機を縦置きにした場合と比較して、当該エアコン室外機とバルコニーの前壁部との離間距離が大きくなる。このため、エアコン室外機とバルコニーの前壁部との離間距離が大きくなった分、屋内の外壁部をバルコニーの前壁部側に出すことで、屋内スペースを広くすることが可能となる。
第7の態様に係るエアコン室外機の設置構造は、第5の態様に係るエアコン室外機の設置構造において、前記屋内側へオフセットされた内壁の一部を含んで収納部が形成されている。
第7の態様に係るエアコン室外機の設置構造では、屋内側へオフセットされた内壁の一部を含んで収納部が形成されることによって、凹部の形成に伴い屋内側へ突出した内壁が当該収納部の一部を成すことになる。つまり、凹部の形成に伴う内壁の突出分が屋内側に露出することはなく、収納部の形成によって有効活用されることとなる。
以上説明したように、本発明に係るエアコン室外機の設置構造は、限られたスペース内でエアコン室外機とバルコニーの前壁部との離間距離をできるだけ大きくすることができる、という優れた効果を有する。
本実施形態に係るエアコン室外機の設置構造が適用されたバルコニーを含む建物ユニットの一部を示す平面図である。 図1に示すA-A線に沿って切断したときの断面図である。 比較例としての図1に対応する平面図である。 比較例としての図2に対応する断面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係るエアコン室外機の設置構造について説明する。
<エアコン室外機の設置構造の構成>
まず、本実施の形態に係るエアコン室外機の設置構造の構成について説明する。
図1には、例えば、本実施形態に係るエアコン室外機10の設置構造が適用されたバルコニー12を含む建物ユニット14の平面図が示されており、図2には、図1に示すA-A線に沿って切断したときの断面図が示されている。なお、ここでは、1つの建物ユニット14が図示されているが、当該建物ユニット14に対して、建物の高さ方向及び水平方向に隣接する建物ユニットの図示は省略している。
図1に示されるように、建物ユニット14は、バルコニー12と屋内空間(屋内)16とを含んで構成されており、バルコニー12と屋内16は、外壁部18によって区画されている(後述する)。外壁部18には、開口部20が設けられており、開口部20の内縁には、図示しないガラス戸用のサッシ枠22が設けられている。このサッシ枠22内にガラス戸がスライド可能に設けられ、ガラス戸の開閉によって屋内16とバルコニー12とが連通可能とされる。
例えば、バルコニー12は平面視で矩形状を成しており、バルコニー12の床部24の自由端部24Aには、バルコニー12の前部を構成する腰壁部(前壁部)26が設けられている。この腰壁部26の両端には、バルコニー12の側壁部28、30がそれぞれ設けられている。なお、この側壁部28、30は、建物ユニット14の外壁部32、34の一部をそれぞれ構成しているが、腰壁部26と連続する腰壁部であってもよい。
ここで、本実施形態では、図1、図2に示されるように、バルコニー12と屋内16とを区画する外壁部18の下部18Aには、例えば、バルコニー12の側壁部28側に、平面視で逆L字状に形成された凹部36が形成されている。なお、当該凹部36は、バルコニー12の側壁部30側に形成されてもよい。
(凹部)
ここで、凹部36について具体的に説明する。
図1に示されるように、当該凹部36は、バルコニー12の外壁部18に沿った幅方向の寸法W1が、エアコン室外機10の長手方向に対して略直交する幅方向の寸法W2よりも大きくなるように形成されている。また、凹部36は、バルコニー12の外壁部18の壁面19を基準として、当該バルコニー12の奥行方向(矢印A方向)に沿った寸法Dは、少なくともエアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが収納可能となるように設定されている。
これにより、本実施形態では、バルコニー12の奥行方向とエアコン室外機10の長手方向が一致するように当該エアコン室外機10が設置され(いわゆる縦置き)、図2に示されるように、エアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが凹部36内に収納されている。
このように、エアコン室外機10が縦置きされることにより、エアコン室外機10の長手方向の他端部10Bは、バルコニー12の腰壁部26側に配置されることとなる。このため、本実施形態では、エアコン室外機10の長手方向の他端部10Bとバルコニー12の腰壁部26との離間距離はL1とされ、エアコン室外機10はバルコニー12の腰壁部26から離間して配置される。
一方、エアコン室外機10の長手方向の他端部10B側には、ファン部38が設けられている。すなわち、本実施形態では、エアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが凹部36内に収納された状態で、エアコン室外機10のファン部38が当該凹部36から露出されている。
ところで、本実施形態では、前述したように、バルコニー12と屋内16とを区画する外壁部18の下部18Aに凹部36が設けられている。このため、当該凹部36の上方側は、見かけ上、外壁部18が前方側へ向かって突出した状態となっている。
当該外壁部18は、バルコニー12側を構成する外壁パネル(外壁)40と、屋内16側を構成する内壁パネル(内壁)42と、を含んで構成されている。また、外壁パネル40と内壁パネル42の間には空間部44が設けられており、空間部44内には、断熱材46が充填されている。
さらに、本実施形態では、内壁パネル42の屋内16側に、ふかし壁48が設けられている。つまり、内壁パネル42とふかし壁48の間には、空間部50が設けられている。バルコニー12側に設置されたエアコン室外機10は、冷媒管及び電源コードを含む配管54を介して、屋内16側に設置されたエアコン室内機52に接続されるようになっており、配管54の長手方向の一端部54Aはエアコン室外機10に接続され、配管54の長手方向の他端部54Bはエアコン室内機52に接続されている。
ここで、当該エアコン室外機10側では、配管54は、腰壁部26側から見て、エアコン室外機10の奥方、つまり、凹部36の奥壁部36A側に上下方向に沿って配設されている。凹部36の上壁部36Bには、内壁パネル42とふかし壁48とで形成された空間部50と凹部36とを連通させる貫通孔56が形成されており、この貫通孔56を通じて、当該空間部50内に配管54が配設されている。また、ふかし壁48には、空間部50と屋内16とを連通させる貫通孔58が形成されており、この貫通孔58を通じて、空間部50内に配設された配管54がエアコン室内機52に接続されている。
図1に示されるように、本実施形態では、バルコニー12の外壁部18に凹部36を設けることによって、屋内16側において当該凹部36が設けられた領域60では、内壁パネル42の位置はX1となる。つまり、凹部36が設けられていない、一般部62における内壁パネル42の位置(内壁の一般面)X2に対して、屋内16側へオフセットされた状態となっている。以下、屋内16側において当該凹部36が設けられた領域を突出部60と称し、当該突出部60の一部を構成する内壁パネル42の下部を内壁パネル42Aと称する。
そして、図1、図2に示されるように、本実施形態では、屋内16側に設けられた突出部60を含んで収納部64が形成されており、当該収納部64は、ふかし壁48の下方側に設けられている内壁パネル42Aと一体化されている。
例えば、収納部64は、平面視で矩形状を成しており、外壁部32に沿って配置されている。また、収納部64は、突出部60の一部を構成する内壁パネル42Aに収納部64の側板(図示省略)が固定される。これにより、突出部60と収納部64が一体化される。なお、当該内壁パネル42Aによって収納部64の側板が構成されるようにしてもよい。また、収納部64の前面側には、当該収納部64の長手方向の左右にそれぞれ扉65が設けられており、収納部64の長手方向の両端をそれぞれヒンジ部として観音開き可能とされている。
(エアコン室外機の設置構造の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係るエアコン室外機の設置構造の作用及び効果について説明する。
図1、図2に示されるように、本実施形態では、バルコニー12と屋内16を区画する外壁部18の下部18Aにおいて、当該バルコニー12の側壁部28側に、屋内16側へ向かって凹む凹部36が形成されている。この凹部36内に、バルコニー12に設置されるエアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが収納されている。
例えば、比較例として、図3に示されるように、バルコニー100の外壁部102に図1示す凹部36が設けられていない場合、バルコニー100の外壁部102の壁面103を基準として、エアコン室外機104の突出量はL’となる。
つまり、バルコニー100の外壁部102の壁面103からエアコン室外機104が突出している分、当該エアコン室外機104とバルコニー100の腰壁部106との離間距離(L1’)は小さくなる。このため、図4に示されるように、当該エアコン室外機104の上に幼児が乗ると、バルコニー100の腰壁部106に手が届いてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態では、前述のように、図1、図2に示すバルコニー12の外壁部18の下部18Aに凹部36が形成され、当該凹部36内に、エアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが収納されている。
このように、本実施形態では、バルコニー12の外壁部18に形成された凹部36内にエアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが収納されることによって、バルコニー12の外壁部18の壁面19を基準として、エアコン室外機10が突出する突出量Lは、図3に示す比較例による突出量L’よりも少なくなる。
したがって、本実施形態では、エアコン室外機10の突出量Lが少なくなった分、図1、図2に示されるように、バルコニー12という限られたスペース内でエアコン室外機10とバルコニー12の腰壁部26との離間距離L1を図3に示す比較例による離間距離L1’よりも大きくすることが可能となる。
ここで、特に住宅密集地である都市部においては、比較的狭小な土地の上に住宅を建てる所謂狭小住宅といわれる建物が多くみられる。このような狭小建物では、一般建物と比較すると、バルコニーの奥行方向の寸法が狭くなってしまう。前述のように、本実施形態では、限られたスペース内でエアコン室外機10とバルコニー12の腰壁部26との離間距離を大きくすることが可能となる。
したがって、狭小建物におけるバルコニー12において、本実施形態におけるエアコン室外機10の設置構造は、特に効果的である。なお、本実施形態におけるエアコン室外機10の設置構造は、いわゆるインナバルコニーであっても適用可能であり、本実施形態におけるエアコン室外機10の設置構造を適用することによって、設計プランの自由度が向上する。
また、図1に示されるように、本実施形態では、エアコン室外機10は、その長手方向がバルコニー12の奥行方向(矢印A方向)と一致するように設置されている(縦置き)。これにより、図示はしないが、エアコン室外機10が横置きにされた場合と比較して、バルコニー12の奥行方向と略直交するバルコニー12の長手方向に沿った凹部36の幅方向の寸法W1を短くすることができる。これにより、屋内16側において、ガラス戸用の開口部20の面積を広くすることができ、採光性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、図2に示されるように、エアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが凹部36内に収納された状態で、エアコン室外機10のファン部38が当該凹部36から露出されている。これにより、ファン部38の通風性が確保されるようにしている。なお、ファン部38は、必ずしも全てが完全に凹部36から露出していなくてもよい。
ところで、バルコニー12に設置されたエアコン室外機10を屋内16に設置されたエアコン室内機52に接続させるため、配管54が必要である。比較例では、図4に示されるように、バルコニー100の外壁部102に沿って、配管108が設けられており、バルコニー100側において、配管108が露出している。
これに対して、本実施形態では、図2に示されるように、凹部36の上方側の外壁部18において、バルコニー12側を構成する外壁パネル40と屋内16側を構成するふかし壁48の間、より具体的には、内壁パネル42とふかし壁48の間に、エアコン室内機52とエアコン室外機10を接続させる配管54が配設されている。
これにより、エアコン室内機52用の配管54が屋内16側に露出しないようにすることができ、屋内16をすっきりさせることができる。また、バルコニー12側においても屋内16と同様、配管54が露出しないようにすることができ、バルコニー12をすっきりさせることができる。なお、ふかし壁48は必ずしも必要ではなく、バルコニー12側、屋内16側において、配管54が露出してもよい。
また、本実施形態では、図1、図2に示されるように、バルコニー12の外壁部18の屋内16側を構成する内壁パネル42の一般面43に対して、内壁パネル42Aを当該屋内16側へオフセットさせて凹部36が形成されている。これにより、屋内16側では突出部60が設けられることとなり、当該突出部60の一部を含んで収納部64が形成されている。
このように、凹部36の形成に伴って形成された突出部60による突出分が、屋内16側に露出することはなく、収納部64の形成によって有効活用されることとなる。なお、凹部36の寸法Dによっては、必ずしも内壁パネル42Aを屋内16側へオフセットさせる必要はない。また、収納部64は必ずしも必要ではなく、屋内16側に突出部60が露出した状態であってもよい。
さらに、本実施形態では、エアコン室外機10は縦置きとされているが、横置きとされてもよい。すなわち、図示はしないが、エアコン室外機10の長手方向が外壁部18に沿うようにして、当該エアコン室外機10が設置されてもよい。
このように、エアコン室外機10を横置きにした場合、エアコン室外機10を縦置きにした場合と比較して、当該エアコン室外機10と腰壁部26との離間距離が大きくなる。このため、エアコン室外機10と腰壁部26との離間距離が大きくなった分、屋内16の外壁部18を腰壁部26側に出すことで、屋内スペースを広くすることが可能となる。
また、本実施形態では、バルコニー12と屋内16を区画する外壁部18の下部18Aに形成された凹部36内に、バルコニー12に設置されるエアコン室外機10の長手方向の一端部10Aが収納されているが、これに限るものではない。例えば、当該凹部36内に、バルコニー12に設置されるエアコン室外機10が全て収納されるようにしてもよい。
さらにまた、本実施形態では、凹部36は、バルコニー12の側壁部28側に、平面視で逆L字状に形成されているが、当該凹部36内にエアコン室外機10の少なくとも一部が収納できればよいため、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、凹部が平面視で三角形状を成すように形成されてもよい。なお、この場合、エアコン室外機10は凹部の形状に沿って斜め置きされる。
また、本実施形態では、バルコニー12は平面視で矩形状を成しているが、バルコニー12の形状はこれに限るものではない。例えば、図示はしないが、バルコニーの形状が、平面視でL字状を成してもよい。
さらに、本実施形態では、建物ユニットを例に挙げてエアコン室外機の設置構造について説明したが、例えば、鉄骨軸組工法により建築される建物において本発明に係るエアコン室外機の設置構造が適用されてもよいのは勿論のことである。
10 エアコン室外機
12 バルコニー
16 屋内
18 外壁部
18A 下部(外壁部の下部)
26 腰壁部(バルコニーの前壁部)
28 側壁部(バルコニーの側壁部)
30 側壁部(バルコニーの側壁部)
36 凹部
38 ファン部
40 外壁パネル(外壁)
42 内壁パネル(内壁)
48 ふかし壁(内壁)
52 エアコン室内機
54 配管
64 収納部
X2 位置(内壁の一般面)

Claims (5)

  1. バルコニーと屋内を区画する外壁部の下部における前記バルコニーの側壁部側に形成され、前記屋内側へ向かって凹む凹部と、
    前記バルコニーに設置され、前記凹部内に少なくとも一部が収納されたエアコン室外機と、
    備え、
    前記エアコン室外機が直方体状を成し、前記エアコン室外機の長手方向が前記バルコニーの奥行方向と一致した状態で、当該エアコン室外機が前記バルコニーの前壁部から離間して配置され、
    かつ前記凹部内に前記エアコン室外機が収納された状態で、当該エアコン室外機のファン部の少なくとも一部が当該凹部から露出されているエアコン室外機の設置構造。
  2. バルコニーと屋内を区画する外壁部の下部における前記バルコニーの側壁部側に形成され、前記屋内側へ向かって凹む凹部と、
    前記バルコニーに設置され、前記凹部内に少なくとも一部が収納されたエアコン室外機と、
    を備え、
    前記凹部の上方側の外壁部において、前記バルコニー側を構成する外壁と前記屋内側を構成する内壁の間に、当該屋内に設置されたエアコン室内機と前記エアコン室外機を接続する配管が配設されているエアコン室外機の設置構造。
  3. バルコニーと屋内を区画する外壁部の下部における前記バルコニーの側壁部側に形成され、前記屋内側へ向かって凹む凹部と、
    前記バルコニーに設置され、前記凹部内に少なくとも一部が収納されたエアコン室外機と、
    を備え、
    前記外壁部の前記屋内側を構成する内壁の一般面に対して前記内壁の一部を当該屋内側へオフセットさせることで、前記凹部が形成されているエアコン室外機の設置構造。
  4. 前記エアコン室外機が直方体状を成し、前記エアコン室外機の長手方向が前記外壁部に沿うように当該エアコン室外機が配置されている請求項2又は請求項3に記載のエアコン室外機の設置構造。
  5. 前記屋内側へオフセットされた内壁の一部を含んで収納部が形成されている請求項3に記載のエアコン室外機の設置構造。
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