JP7251226B2 - 管理システム及び管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、管理システム及び管理プログラムに関する。
特許文献1には、適切な時期に画像形成装置の消耗品を配送できるようにする消耗品管理システムが記載されている。
特開2017-037596号公報
本発明は、消耗品の消耗時期を1つの判断基準を用いて決定する構成に比べて、消耗品の補充時期をユーザの要求時期に近づけることを目的とする。
第1の態様の管理システムは、予め定めた時間毎に、交換又は補充可能な消耗品の消耗量の変動に関わる特性値の実測値を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記実測値を用いて、前記消耗品の交換又は補充が必要な消耗時期を予測するための判断基準として、第1基準と、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が早くなる場合又は遅くなる場合の少なくとも一方が予測される第2基準と、を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記第1基準又は前記第2基準を用いて、前記消耗品の消耗時期を予測する予測部と、を備える。
第2の態様の管理システムは、第1の態様の管理システムであって、前記第2基準は、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が早く予測される早め基準と、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が遅く予測される遅め基準と、を含み、前記早め基準及び前記遅め基準の各々を示す操作子が表示される表示部と、ユーザにより操作された前記表示部の操作状態により、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記早め基準又は前記遅め基準の何れかに設定する設定部と、を備える。
第3の態様の管理システムは、第2の態様の管理システムであって、ユーザによる前記表示部の操作が行われなかった場合、前記設定部は、前記決定部が前記第1基準及び前記第2基準を決定した後に、前記取得部が取得した前記特性値の実測値が、前記第1基準を上回るときには、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記早め基準に設定する。
第4の態様の管理システムは、第2又は第3の態様の管理システムであって、ユーザによる前記表示部の操作が行われなかった場合、前記設定部は、前記決定部が前記第1基準及び前記第2基準を決定した後に、前記取得部が取得した前記特性値の実測値が、前記第1基準を下回るときには、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記遅め基準に設定する。
第5の態様の管理システムは、第1から第4の態様の管理システムであって、前記決定部が前記第1基準及び前記第2基準を決定した後に、前記取得部が取得した前記特性値の実測値が、前記第1基準から予め定めた値以上離れている場合に、最新の前記特性値の実測値を用いて、別の前記判断基準を生成する生成部を備える。
第6の態様の管理システムは、第5の態様の管理システムであって、前記予め定めた値は、可変である。
第7の態様の管理システムは、第1から第6の態様の管理システムであって、前記予め定めた時間は、前記特性値の増加に伴い、短くなる。
第8の態様の管理プログラムは、コンピュータを、第1から第7の態様の管理システムにおける各部として機能させる。
第1の態様によれば、消耗品の消耗時期を1つの判断基準を用いて決定する構成に比べて、消耗品の補充時期をユーザの要求時期に近づけられる。
第2の態様によれば、ユーザの要求により、第1基準よりも消耗品の消耗時期を早く予測させたり、遅く予測させたりすることができる。
第3の態様によれば、ユーザの操作によらず、最新の実測値を踏まえて判断基準が早め基準に設定される。
第4の態様によれば、ユーザの操作によらず、最新の実測値を踏まえて判断基準が遅め基準に設定される。
第5の態様によれば、決定部が決定した第1基準又は第2基準のみが判断基準として用いられる構成に比べて、消耗品の補充時期をユーザの要求時期に近づけられる。
第6の態様によれば、予め定めた値が不変である構成に比べて、ユーザの様々な要求に対応した消耗品の消耗時期が予測される。
第7の態様によれば、予め定めた時間が不変である構成に比べて、消耗品の消耗量が増加するほど、消耗品の消耗時期の予測精度が高められる。
第8の態様によれば、消耗品の消耗時期を1つの判断基準を用いて決定する構成に比べて、ユーザの要求に精度よく応えられる。
本実施の形態における画像形成装置を示す正面図である。 本実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態における制御部のCPUの機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態における管理システムの流れを示すフローチャートである。 図4のステップS10にて表示部に表示される表示例を示す模式図である。 図4のステップS11にて表示部に表示される表示例を示す模式図である。 図4のステップS11にて表示部に表示される表示例を示す模式図である。 図4のステップS11にて表示部に表示される表示例を示す模式図である。 優先条件設定モードにおける表示部の表示例を示す模式図である。 ユーザ選択モードにおける表示部の表示例を示す模式図である。 実測値を取得した際に表示部に表示される表示例を示す模式図である。 実測値を取得した際に表示部に表示される表示例を示す模式図である。 予測部が予測した消耗時期を示す模式図である。 判断基準更新処理にて表示部に表示される表示例を示す模式図である。 本実施の形態における取得した実測値を示す模式図である。
以下、本実施の形態における画像形成装置10について説明する場合は、画像形成装置10を基準とする方向を用いて説明する。すなわち、図1に示す画像形成装置10の幅方向をX方向、高さ方向をY方向、奥行き方向をZ方向とする。また、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、図1に示す画像形成装置10の右側を+X側、左側を-X側、上側を+Y側、下側を-Y側、前側を+Z側、後側を-Z側と記載する。また、本実施の形態では、記録用紙Pの搬送方向上流側を単に「上流側」、搬送方向下流側を単に「下流側」という。
(全体構成)
まず、本実施の形態に係る画像形成装置10の全体構成を図1を参照して説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、箱状の装置本体11を備え、この装置本体11内に種々の部材が配置されている。
この装置本体11内の-Y側の端部付近には、記録用紙Pが収納された給紙部12が配置されている。その給紙部12の下流側には、記録用紙Pを送り出す送出ロール14が配置されている。そして、送出ロール14の下流側には、記録用紙Pを搬送する一対のロールで構成された搬送ロール16と、搬送ロール16で搬送された記録用紙Pの搬送タイミングを合わせる一対のロールで構成された位置合わせロール18とが配置されている。これら前述したものを含んで本実施の形態における用紙搬送路15が形成されている。
また、位置合わせロール18の下流側には、用紙搬送路15を搬送された記録用紙Pに画像形成を行う画像形成部20を備えている。
画像形成部20は、感光体25と、トナーが収容されるとともに、感光体25に作像される静電潜像に対してトナーで現像を行う現像器30と、現像器30にトナーを供給するための円筒状のトナーカートリッジ40と、を備えている。
また、画像形成部20は、感光体25の-Y側に、感光体25上のトナー画像を記録用紙Pに静電的に転写する転写ロール50を備えている。
画像形成部20の下流側には、記録用紙Pに転写されたトナー画像を、その記録用紙Pに定着する定着ユニット60が配置されている。そして、定着ユニット60の下流側には、一対のロールで構成された排出ロール70が配置されている。
(要部構成)
次に、本実施の形態に係る画像形成装置10の要部構成について説明する。
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置10の動作を制御する制御部80を備えている。この制御部80は、CPU81(=Central Processing Unit)、ROM82(=Read Only Memory)、RAM83(=Random Access Memory)、及び入出力インターフェース(=I/O84)がバスを介して各々接続されている。
ROM82には、CPU81に実行させるプログラムが記憶されている。このプログラムには、少なくとも、コンピュータをCPU81の後述する各部として機能させるための管理プログラムが含まれている。そして、CPU81は、ROM82からプログラムを読み出してRAM83に展開することで、各種のプログラムを実行する。なお、上記の管理プログラムは、画像形成装置10に予めインストールされていてもよいし、不揮発性の記憶媒体に記憶したり、又は、ネットワークを介して配布したりして、画像形成装置10に適宜インストールしてもよい。不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
I/O84には、通信部85及び表示部86が接続されている。
通信部85は、図示しないパーソナルコンピュータ等の端末装置と画像形成装置10とが相互にデータ通信を行うためのインターフェースである。
表示部86は、操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ、及び、テンキーやスタートボタン等の図示しないハードウェアキーを含んで構成されている。
図3は、制御部80のCPU81の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、CPU81は、機能構成として、取得部90、決定部91、比較部92、判定部93、予測部94、設定部95、生成部96及び配送依頼部97を有する。この機能構成は、CPU81がROM82に記憶された管理プログラムを読み出し、実行することにより実現される。CPU81が管理プログラムを実行することで画像形成装置10は、消耗品の消耗時期を管理する管理システムを構成する。
取得部90は、予め定めた時間毎に、交換又は補充可能な消耗品の消耗量の変動に関わる特性値の実測値を取得するものである。
本実施の形態における「予め定めた時間毎」とは、一例として「24時間毎」としている。
「消耗品」としては、例えば、トナーカートリッジ40、感光体25、現像器30、記録用紙Pが想定される。なお、本実施の形態では、消耗品の一例を「トナーカートリッジ40」として説明する。
本実施の形態における「トナーカートリッジ40の消耗量の変動に関わる特性値」は、トナーカートリッジ40の使用時間である。なお、このトナーカートリッジ40の使用時間は、トナーカートリッジ40内の図示しないアジテータの回転時間ともいえる。
例えば、取得部90は、トナーカートリッジ40の取り付け時からの使用時間の実測値を毎日12時に取得する。
決定部91は、取得部90が取得した実測値を用いて、トナーカートリッジ40の交換が必要な消耗時期を予測するための判断基準として、第1基準と、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期が早くなる場合及び遅くなる場合が予測される第2基準と、を決定するものである。
第1基準は、取得部90が取得した実測値を用いて決定部91により決定された回帰直線である。決定部91は、例えば、最小自乗法を用いて回帰直線を生成する。
第2基準は、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期が早く予測される早め基準と、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期が遅く予測される遅め基準と、を含んでいる。
比較部92は、取得部90が取得した実測値と第1基準との比較を行うものである。
判定部93は、判断基準を設定するにあたって、予め定めた条件を有するか否かを判定するものである。この予め定めた条件には、第2基準が第1基準に優先して設定される優先条件と、第2基準のうち早め基準が設定される遅延防止条件と、第2基準のうち遅め基準が設定される使い切り条件と、が含まれている。
予測部94は、決定部91が決定した第1基準又は第2基準を用いて、トナーカートリッジ40の消耗時期を予測するものである。
設定部95は、ユーザにより操作された表示部86の操作状態により、判断基準を早め基準又は遅め基準の何れかに設定するものである。
設定部95は、表示部86の操作状態として、表示部86に表示された遅延防止優先ボタン86C(図10参照)がユーザにより押下された場合には、判断基準を早め基準に設定する。一方、設定部95は、表示部86の操作状態として、表示部86に表示された使い切り優先ボタン86D(図10参照)がユーザにより押下された場合には、判断基準を遅め基準に設定する。なお、遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dは、操作子の一例である。
生成部96は、決定部91が第1基準及び第2基準を決定した後に、取得部90が取得した実測値が第1基準から予め定めた値以上離れている場合に、最新の実測値を用いて、別の判断基準を生成するものである。
予め定めた値は、可変であり、ユーザによる表示部86の操作により任意の値に設定される。例えば、この予め定めた値は、「3時間」や「5時間」等に設定される。
ここで、生成部96が生成する別の判断基準(以下、「最新基準」とする)は、決定部91が決定する第1基準と同様に最小自乗法を用いて生成される回帰直線である点で共通するが、生成時に用いる実測値の数が第1基準の生成時よりも少なくなっている。ここでは、生成部96は、取得時期の古い実測値を最新基準の生成時に用いる実測値から減らしている。具体的には、生成部96は、最新の実測値を含む、直近4個の実測値を用いて最新基準を生成する。これに対し、決定部91は、最新の実測値を含む、取得部90が取得した全ての実測値を用いて第1基準を生成する。
つまり、生成部96は、全ての実測値を用いて第1基準を生成する決定部91と異なり、直近の実測値のみを用いて最新基準を生成する。
配送依頼部97は、トナーカートリッジ40の配送時期が到来した場合に、トナーカートリッジ40の配送を行う配送センターに設置された図示しない端末装置に対して配送依頼を送信するものである。
(管理システムの流れ)
次に、図4から図14を用いて、本実施の形態における管理システムの流れについて説明する。
図4は、管理システムの流れを示すフローチャートである。この図4に示すフローチャートの処理は、取得部90が使用時間の実測値を取得する都度行われる。例えば、取得部90が毎日12時に実測値を取得する場合、図4に示すフローチャートの処理は、毎日12時に行われる。
図4のステップS10において、取得部90が実測値取得処理を行う。
図5は、図4のステップS10にて表示部86に表示される表示例である。図中のx軸は、経過日数を示しており、図中左側から右側に行くほど日にちが経過することを示している。図中のy軸は、トナーカートリッジ40の使用時間を示しており、図中下側から上側に行くほど使用時間が増加することを示している。
図5に示すように、各日における使用時間は、取得部90により実測値が取得される都度、取得日の実測値が黒塗りの正方形マークでグラフ上に反映される。図5では、一例として、経過日数1日目から5日目までの実測値がグラフ上に反映されている。
実測値取得処理の終了後、ステップS11に進む。
図4のステップS11において、決定部91が判断基準決定処理を行う。
図6及び図7は、図4のステップS11にて表示部86に表示される表示例である。図6は、経過日数1日目から5日目までの実測値を用いて決定部91が決定した第1基準を示している。図7は、決定部91が第1基準を決定した後、更に第2基準として早め基準及び遅め基準を決定した後の状態を示している。上記のように、決定部91は、例えば、最小自乗法を用いて回帰直線を生成し、その生成した回帰直線を第1基準に決定する。
ここで、早め基準は、第1基準の信頼率100(1-α)%の予測区間の上限値を結んだ直線であり、遅め基準は、第1基準の信頼率100(1-α)%の予測区間の下限値を結んだ直線である。
決定部91は、次の数式を用いて、早め基準及び遅め基準を決定する。
Figure 0007251226000001
ここで、t(n-2,α)は、自由度と両側確率とから求められた確率変数値、nは標本数(=実測値の数)、αは信頼率を決定するための変数、Sxxはxの偏差平方和、Veは誤差分散である。なお、αの値は、可変とされている。本実施の形態では、一例として、図4のステップS11において、表示部86にαの値を設定するための予め定めた画面が表示され、その画面をユーザが操作することでαに任意の値が設定されることとなっている。αの値を可変とすることで、信頼率を任意に上下させることができるため、第1基準の予測区間における予測精度を任意に設定でき、ユーザの要求に応じた設定が可能となる。
図7に示すように、経過日数1日目から5日目までの実測値を上記数式に代入することで、経過日数1日目から5日目までの信頼率100(1-α)%の予測区間の上限値が5つ、白塗りの円マークでグラフ上に反映される。また、経過日数1日目から5日目までの実測値を上記数式に代入することで、経過日数1日目から5日目までの信頼率100(1-α)%の予測区間の下限値が5つ、黒塗りの円マークでグラフ上に反映される。そして、図7において、5つの白塗りの円マークを結んだ破線で示す直線が決定部91により決定された早め基準であり、5つの黒塗りの円マークを結んだ一点鎖線で示す直線が決定部91により決定された遅め基準である。なお、図7において、実線で示す直線が第1基準である。
判断基準決定処理の終了後、ステップS12に進む。
なお、図4のステップS11にて決定部91により決定される第1基準及び第2基準は、取得部90が最新の実測値を取得する都度更新される。
例えば、図7に示す第1基準及び第2基準は、経過日数1日目から5日目までの実測値を用いて、決定部91により決定されたものである。
図8(A)は、経過日数6日目の実測値を取得部90が取得した際に表示部86に表示される表示例である。図8(B)は、経過日数1日目から6日目までの実測値を用いて、決定部91により決定された第1基準及び第2基準を示している。
図8(B)では、図8(A)にて取得部90が取得した経過日数6日目の実測値を加えた、経過日数1日目から6日目までの実測値を用いて決定部91により第1基準が決定されている。また、図8(B)では、図8(A)にて取得部90が取得した経過日数6日目の実測値を加えた、経過日数1日目から6日目までの実測値を上記数式に代入することで決定部91により第2基準が決定されている。
そして、図8(B)に示す第1基準及び第2基準は、図7に示す第1基準及び第2基準から傾きが変化している。
図4のステップS12において、比較部92が比較処理を行う。
この比較処理において、図4のステップS10にて取得部90が取得した実測値が第1基準から予め定めた値以上離れていると比較部92が判定した場合には、生成部96により最新の実測値を用いて最新基準を生成する判断基準更新処理が行われる。なお、判断基準更新処理については後述する。
比較処理の終了後、ステップS13に進む。
図4のステップS13において、判定部93が優先条件の有無を判定する。ここで、判定部93が優先条件を有すると判定すると、ステップS15に進む。一方、判定部93が優先条件を有すると判定しないと、ステップS14に進む。
具体的には、このステップS13では、画像形成装置10が優先条件を設定するか否かの優先条件設定モードとなる。この優先条件設定モードでは、図9に示すように、設定ありボタン86Aと、設定なしボタン86Bとが表示部86に表示される。そして、判定部93は、優先条件設定モードにおいて、設定ありボタン86Aがユーザにより押下された場合には優先条件を有すると判定し、設定なしボタン86Bがユーザにより押下された場合には優先条件を有すると判定しない。
図4のステップS14において、判断基準が第1基準に設定される。本実施の形態における画像形成装置10は、判定部93が優先条件を有すると判定しない場合には、判断基準が第1基準に設定されるよう予め設計されている。その後、ステップS22に進む。
図4のステップS15において、判定部93が遅延防止条件の有無を判定する。ここで、判定部93が遅延防止条件を有すると判定すると、ステップS16に進む。一方、判定部93が遅延防止条件を有すると判定しないと、ステップS17に進む。
具体的には、このステップS15では、画像形成装置10がユーザの操作により第2基準を設定するか否かのユーザ選択モードとなる。このユーザ選択モードでは、図10に示すように、遅延防止優先ボタン86Cと、使い切り優先ボタン86Dと、設定なしボタン86Eとが表示部86に表示される。
そして、このステップS15において、ステップS16に進むのはユーザが遅延防止優先ボタン86Cを押下した場合であり、ステップS17に進むのはユーザが使い切り優先ボタン86D又は設定なしボタン86Eを押下した場合である。
図4のステップS16において、設定部95が判断基準を早め基準に設定する。
具体的には、このステップS16は、ユーザ選択モードにおいて、ユーザが遅延防止優先ボタン86Cを押下したため、設定部95により判断基準が早め基準に設定される。その後、ステップS22に進む。
図4のステップS17において、判定部93が使い切り条件の有無を判定する。ここで、判定部93が使い切り条件を有すると判定すると、ステップS18に進む。一方、判定部93が使い切り条件を有すると判定しないと、ステップS19に進む。このステップS17において、ステップS18に進むのはユーザが使い切り優先ボタン86Dを押下した場合であり、ステップS19に進むのはユーザが設定なしボタン86Eを押下した場合である。
図4のステップS18において、設定部95が判断基準を遅め基準に設定する。
具体的には、このステップS18は、ユーザ選択モードにおいて、ユーザが使い切り優先ボタン86Dを押下したため、設定部95により判断基準が遅め基準に設定される。その後、ステップS22に進む。
図4のステップS19において、設定部95が最新の実測値、すなわち、図4のステップS10にて取得部90が取得した実測値が第1基準を上回るか否かを判定する。ここで、設定部95がステップS10にて取得部90が取得した実測値が第1基準を上回ると判定すると、ステップS20に進む。一方、設定部95がステップS10にて取得部90が取得した実測値が第1基準を上回ると判定しないと、ステップS21に進む。
図4のステップS20において、設定部95が判断基準を早め基準に設定する。
図11は、経過日数6日目の実測値を取得部90が取得した際に表示部86に表示される表示例である。図11に示すように、経過日数6日目の実測値は、第1基準よりも上方に位置しており、決定部91が第1基準及び第2基準を決定した後の実測値が第1基準を上回っている。そのため、設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、ユーザにより遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dが押下されなかった場合における判断基準を早め基準に設定する。つまり、設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、ユーザにより設定なしボタン86Eが押下された場合における判断基準を早め基準に設定する。その後、ステップS22に進む。
図4のステップS21において、設定部95が判断基準を遅め基準に設定する。
図12は、経過日数6日目の実測値を取得部90が取得した際に表示部86に表示される表示例である。図12に示すように、経過日数6日目の実測値は、第1基準よりも下方に位置しており、決定部91が第1基準及び第2基準を決定した後の実測値が第1基準を下回っている。そのため、設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、ユーザにより遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dが押下されなかった場合における判断基準を遅め基準に設定する。つまり、設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、ユーザにより設定なしボタン86Eが押下された場合における判断基準を遅め基準に設定する。その後、ステップS22に進む。
図4のステップS22において、予測部94が消耗時期予測処理を行う。
図13は、予測部94が予測した消耗時期を示している。なお、図13は、現在の経過日数が6日目であり、経過日数6日目において予測部94が予測した消耗時期を示している。
図13に示すy軸上からx軸に沿って延びる矢印線は、トナーカートリッジ40の使用時間の限界を予め定めた限界ラインである。また、図13に示す限界ラインと、第1基準及び第2基準の各々との交点がトナーカートリッジ40の寿命を示す予測寿命点である。図13は、一例として、早め基準に対応する予測寿命点を斜線が施された円マークで示し、第1基準に対応する予測寿命点を斜線が施された正方形マークで示している。なお、遅め基準に対応する予測寿命点の図示は省略している。
そして、図13に示す予測寿命点からy軸に沿って延びる矢印線と交わるx軸上の値が消耗時期である。図13に示すように、経過日数6日目において、判断基準が早め基準に設定された場合は、消耗時期が経過日数7日目となり、判断基準が第1基準に設定された場合は、消耗時期が経過日数8日目となる。なお、図13では図示を省略しているが、経過日数6日目において、判断基準が遅め基準に設定された場合は、判断基準が第1基準に設定された場合の消耗時期である経過日数8日目よりも遅い消耗時期が予測される。
消耗時期予測処理の終了後、ステップS23に進む。
図4のステップS23において、配送依頼部97がトナーカートリッジ40の配送時期が到来したか否かを判定する。ここで、配送依頼部97がトナーカートリッジ40の配送時期が到来したと判定すると、ステップS24に進む。一方、配送依頼部97がトナーカートリッジ40の配送時期が到来したと判定しないと、当該処理を終了する。
具体的には、このステップS23では、配送依頼部97がステップS22にて予測部94が予測した消耗時期から配送に要する配送リードタイムを減じた配送時期に、現在の経過日数が到来したか否かを判定する。ここで、本実施の形態における配送リードタイムは、1日に予め設定されている。そのため、現在の経過日数を6日目とし、ステップS22にて予測部94が予測した消耗時期が早め基準に基づく経過日数7日目である場合には、配送依頼部97は配送時期が到来したと判定する。一方、現在の経過日数を6日目とし、ステップS22にて予測部94が予測した消耗時期が第1基準に基づく経過日数8日目である場合には、配送依頼部97は配送時期が到来したと判定しない。
図4のステップS24において、配送依頼部97が配送依頼処理を行う。この配送依頼処理は、配送依頼部97が配送センターに設置された図示しない端末装置に対して配送依頼を送信する。そして、当該処理を終了する。なお、画像形成装置10からの配送依頼を端末装置が受信したことに基づいて、配送センターは、画像形成装置10が設置された目的地に向けてトナーカートリッジ40を配送する。
次に、図4のステップS12における比較処理にて、取得部90が取得した実測値が第1基準から予め定めた値以上離れていると比較部92が判定した場合に生成部96により行われる判断基準更新処理について説明する。
図14(A)は、経過日数6日目の実測値を取得部90が取得した際に表示部86に表示される表示例である。図14(A)に示すように、経過日数6日目の実測値は、第1基準よりも上方に位置しており、実測値が第1基準を上回っている。そして、図14(A)に示す経過日数6日目の実測値は、第1基準から予め定めた値以上離れているものとする。
この場合、生成部96は、判断基準更新処理を行い、最新の実測値を含む、直近4個の実測値を用いて最新基準を生成する。
まず、生成部96は、図14(B)に示すように、判断基準更新処理において、最小自乗法を用いて経過日数3日目から6日目までの4個の実測値における回帰直線を生成し、最新基準の第1基準を生成する。次に、生成部96は、判断基準更新処理において、経過日数3日目から6日目までの4個の実測値を上記数式に代入し、最新基準の第2基準を生成する。
そして、生成部96は、図14(B)に示す最新基準の第1基準及び第2基準を生成したことに基づいて、判断基準更新処理を終了する。なお、図4のフローチャートでは、判断基準更新処理の図示を省略しているが、この判断基準更新処理は図4のステップS12とステップS13との間で行われる。
(作用効果)
取得部90は、予め定めた時間毎に、トナーカートリッジ40の使用時間の実測値を取得する。決定部91は、取得部90が取得した実測値を用いて、トナーカートリッジ40の消耗時期を予測するための判断基準として、第1基準と、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期が早くなる場合及び遅くなる場合が予測される第2基準とを決定する。予測部94は、決定部91が決定した第1基準又は第2基準を用いて、トナーカートリッジ40の消耗時期を予測する。
そのため、本実施の形態によれば、トナーカートリッジ40の消耗時期を1つの判断基準を用いて決定する構成に比べて、トナーカートリッジ40の補充時期をユーザの要求時期に近づけられる。
第2基準は、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期が早く予測される早め基準と、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期が遅く予測される遅め基準と、を含んでいる。
表示部86には、早め基準を示す遅延防止優先ボタン86Cと、遅め基準を示す使い切り優先ボタン86Dとが表示される(図10参照)。
設定部95は、表示部86の操作状態として、遅延防止優先ボタン86Cがユーザにより押下された場合には、判断基準を早め基準に設定する。一方、設定部95は、表示部86の操作状態として、使い切り優先ボタン86Dがユーザにより押下された場合には、判断基準を遅め基準に設定する。
そのため、本実施の形態によれば、ユーザの要求により、第1基準よりもトナーカートリッジ40の消耗時期を早く予測させたり、遅く予測させたりすることができる。
また、判断基準が早め基準に設定された場合は、第1基準が設定された場合に比べて、トナーカートリッジ40の配送が間に合わずに画像形成装置10の動作が停止する回数が減少する。さらに、判断基準が遅め基準に設定された場合は、第1基準が設定された場合に比べて、トナーカートリッジ40内のトナーを使い切る直前までトナーカートリッジ40の配送を遅らせることができ、トナーカートリッジ40内のトナーの使い切りに貢献できる。
設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dがユーザにより押下されなかった場合に、取得部90が取得した実測値が第1基準を上回るときには、判断基準を早め基準に設定する。つまり、設定部95は、取得部90が取得した最新の実測値を踏まえて、トナーカートリッジ40の使用頻度が増加傾向にあると判定し、判断基準を早め基準に設定している。
そのため、本実施の形態によれば、ユーザの操作によらず、最新の実測値を踏まえて判断基準が早め基準に設定される。
設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dがユーザにより押下されなかった場合に、取得部90が取得した実測値が第1基準を下回るときには、判断基準を遅め基準に設定する。つまり、設定部95は、取得部90が取得した最新の実測値を踏まえて、トナーカートリッジ40の使用頻度が減少傾向にあると判定し、判断基準を遅め基準に設定している。
そのため、本実施の形態によれば、ユーザの操作によらず、最新の実測値を踏まえて判断基準が遅め基準に設定される。
生成部96は、決定部91が第1基準及び第2基準を決定した後に、取得部90が取得した実測値が第1基準から予め定めた値以上離れている場合に、最新の実測値を含む、直近4個の実測値を用いて最新基準を生成する。例えば、生成部96は、トナーカートリッジ40の使用頻度が急激に増加した場合に、決定部91が第1基準の生成時に用いる実測値の数よりも少ない直近4個の実測値を用いて最新基準を生成する。この場合は、決定部91が決定した第1基準又は第2基準が変更されることなく判断基準として用いられる構成に比べて、トナーカートリッジ40の配送遅延が抑制される。
そのため、本実施の形態によれば、決定部91が決定した第1基準又は第2基準のみが判断基準として用いられる構成に比べて、トナーカートリッジ40の補充時期をユーザの要求時期に近づけられる。
生成部96が最新基準を生成するか否かの閾値となる上記の予め定めた値は、可変である。例えば、この予め定めた値は、ユーザによる表示部86の操作により任意の値に設定される。そして、予め定めた値を可変とすることで、最新基準を生成するか否かの閾値をユーザの要求に応じて設定可能となる。
そのため、本実施の形態によれば、予め定めた値が不変である構成に比べて、ユーザの様々な要求に対応したトナーカートリッジ40の消耗時期が予測される。
(その他)
上記の実施形態では、取得部90は、予め定めた時間毎に、トナーカートリッジ40の使用時間の実測値を取得することとした。しかし、取得部90が実測値を取得する契機となる予め定めた時間は、一定の時間間隔とすることに限らず、予め定めた時間は、使用時間の増加に伴い、短くなることとしてもよい。
例えば、図15に示すように、取得部90は、経過日数1日目から3日目は1日1回実測値を取得し、経過日数4日目は1日2回実測値を取得し、経過日数5日目は1日3回実測値を取得し、経過日数6日目は1日4回実測値を取得し、経過日数7日目は1日5回実測値を取得し、経過日数8日目は1日6回実測値を取得してもよい。
そして、上記のように、決定部91は、取得部90が取得した全ての実測値を用いて第1基準及び第2基準を生成するため、使用時間の増加に伴い、トナーカートリッジ40の消耗時期の予測精度が高まる。
そのため、この構成によれば、予め定めた時間が不変である構成に比べて、使用時間が増加するほど、トナーカートリッジ40の消耗時期の予測精度が高められる。
上記の実施形態では、決定部91は、取得部90が取得した実測値を用いて、消耗時期を予測するための判断基準として、第1基準と、第2基準として早め基準及び遅め基準と、を決定した。しかし、これに限らず、決定部91は、取得部90が取得した実測値を用いて、第1基準と、第2基準として早め基準又は遅め基準の一方と、を決定してもよい。また、早め基準及び遅め基準のみを生成することとして、第1基準を生成しなくともよい。
上記の実施形態では、生成部96は、最新の実測値を含む、直近4個の実測値を用いて最新基準を生成した。しかし、生成部96が最新基準の生成時に用いる実測値の数は、決定部91が第1基準の生成時に用いる実測値の数よりも少なければ、4個より多くても少なくてもよい。
また、上記の実施形態では、生成部96は、最新基準として、直近4個の実測値を用いた第1基準及び第2基準を生成したが、生成部96が生成する最新基準は、決定部91が決定した第1基準及び第2基準とは異なる判断基準であってもよい。例えば、生成部96が生成する最新基準は、決定部91が決定した第1基準及び第2基準(=早め基準及び遅め基準)に加えた4つ目の判断基準であってもよい。そして、生成部96が生成する最新基準は、図14(B)に示すように直線で示してもよいし、直近4個の実測値を予め定めた二次式に代入することにより生成された二次曲線で示してもよい。
さらに、生成部96が最新基準を生成する判断基準更新処理は、取得部90が取得した実測値が予め定めた特定値以下の場合には行われないこととしてもよい。この特定値以下とは、トナーカートリッジ40の取り付け時からの使用時間が少ない場合であって、例えば、取得部90が取得した実測値が限界ライン(図13参照)の半分以下の値である場合が考えられる。
上記の実施形態では、決定部91は、最新の実測値を含む、取得部90が取得した全ての実測値を用いて第1基準を生成した。しかし、決定部91が第1基準の生成時に用いる実測値の数は、生成部96が最新基準の生成時に用いる実測値の数よりも多ければ、取得部90が取得した全ての実測値を用いなくてもよい。
上記の実施形態では、配送リードタイムを1日に設定したが、この配送リードタイムは1日に限定されず、配送センターから配送先の目的地までの距離に応じた様々な値を設定可能である。
上記の実施形態では、設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dがユーザにより押下されなかった場合に、取得部90が取得した実測値が第1基準を上回るときには、判断基準を早め基準に設定することとした。また、設定部95は、ユーザ選択モードにおいて、遅延防止優先ボタン86C及び使い切り優先ボタン86Dがユーザにより押下されなかった場合に、取得部90が取得した実測値が第1基準を下回るときには、判断基準を遅め基準に設定することとした。
そして、上記の実施形態では、上記の場合における取得部90が取得した実測値を1個としたが、これに限らず、2個以上の実測値が第1基準を上回る又は第1基準を下回る場合に、設定部95により判断基準が早め基準又は遅め基準に設定されてもよい。
さらに、設定部95が最新の実測値を用いて判断基準を早め基準又は遅め基準に設定するか否かを決定する上記の処理は、取得部90が取得した実測値が予め定めた特定値以下の場合には行われないこととしてもよい。この特定値以下とは、トナーカートリッジ40の取り付け時からの使用時間が少ない場合であって、例えば、取得部90が取得した実測値が限界ライン(図13参照)の半分以下の値である場合が考えられる。
上記の実施形態では、消耗品の一例を「トナーカートリッジ40」として説明した。しかし、これに限らず、消耗品の一例は、感光体25、現像器30、又は記録用紙Pとしてもよいし、トナーカートリッジ40、感光体25、現像器30、又は記録用紙Pの2個以上の構成としてもよい。
上記の2個以上の構成を消耗品の一例とした場合は、2個以上の消耗品の配送時期が同時期に到来したときには、配送依頼部97が2個以上の消耗品の配送依頼をまとめて配送センターに設置された端末装置に送信してもよい。このように構成すれば、2個以上の消耗品の配送時期が同時期に到来した場合に、各々の消耗品で別々に配送依頼を送信する構成に比べて、効率良く2個以上の消耗品が配送される。
上記の実施形態では、画像形成装置10のみで管理システムを構成することとした。しかし、これに限らず、画像形成装置10及び配送センターに設置された端末装置で管理システムを構成してもよい。
画像形成装置10及び上記の端末装置で管理システムを構成する場合は、例えば、画像形成装置10がトナーカートリッジ40の使用時間の実測値を取得する都度、又は予め定めた時間が経過する都度、画像形成装置10が端末装置に取得した実測値を送信する。その後、配送センターに設置された端末装置は、上記の実施形態の画像形成装置10と同様の方法で第1基準及び第2基準を生成し、トナーカートリッジ40の消耗時期及び配送時期を決定する。そして、端末装置側で配送時期が到来したと判定した場合は、配送センターから画像形成装置10が設置された目的地に向けてトナーカートリッジ40が配送される。
上記の実施形態では、可変とされたαの値は、ユーザの操作に基づき任意の値に設定されることとした。しかし、αの値は、ユーザの操作によらず、画像形成装置10側や配送センターに設置された端末装置側で任意の値に設定されることとしてもよい。
例えば、画像形成装置10や配送センターに設置された端末装置において、ユーザの使用状況を踏まえた過去のトナーカートリッジ40の配送に関する配送データを記憶しておき、この配送データに基づいてαの値を上下させてもよい。例えば、あるユーザがトナーカートリッジ40の在庫を切らしたくない傾向にあることが配送データから判明した場合は、画像形成装置10側や配送センターに設置された端末装置側でαの値を小さくすることが考えられる。
上記の実施形態では、上記数式において、yの推定値に加算する場合と減算する場合とで同値のαを用いたが、αの値は、yの推定値に加算する場合と減算する場合とで異ならせてもよい。
86 表示部 90 取得部
91 決定部 94 予測部
95 設定部 96 生成部

Claims (7)

  1. 予め定めた時間毎に、交換又は補充可能な消耗品の消耗量の変動に関わる特性値の実測値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実測値を用いて、前記消耗品の交換又は補充が必要な消耗時期を予測するための判断基準として、第1基準と、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が早くなる場合又は遅くなる場合の少なくとも一方が予測される第2基準と、を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記第1基準又は前記第2基準を用いて、前記消耗品の消耗時期を予測する予測部と、
    を備え
    前記第2基準は、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が早く予測される早め基準を少なくとも含み、
    前記早め基準を示す操作子が表示される表示部と、
    ユーザにより操作された前記表示部の操作状態により、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記早め基準に設定する設定部と、
    を備え、
    ユーザによる前記表示部の操作が行われなかった場合、前記設定部は、前記決定部が前記第1基準及び前記第2基準を決定した後に、前記取得部が取得した前記特性値の実測値が、前記第1基準を上回るときには、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記早め基準に設定する管理システム。
  2. 予め定めた時間毎に、交換又は補充可能な消耗品の消耗量の変動に関わる特性値の実測値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記実測値を用いて、前記消耗品の交換又は補充が必要な消耗時期を予測するための判断基準として、第1基準と、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が早くなる場合又は遅くなる場合の少なくとも一方が予測される第2基準と、を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記第1基準又は前記第2基準を用いて、前記消耗品の消耗時期を予測する予測部と、
    を備え、
    前記第2基準は、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が遅く予測される遅め基準を少なくとも含み、
    前記遅め基準を示す操作子が表示される表示部と、
    ユーザにより操作された前記表示部の操作状態により、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記遅め基準に設定する設定部と、
    を備え、
    ユーザによる前記表示部の操作が行われなかった場合、前記設定部は、前記決定部が前記第1基準及び前記第2基準を決定した後に、前記取得部が取得した前記特性値の実測値が、前記第1基準を下回るときには、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記遅め基準に設定する管理システム。
  3. 前記第2基準は、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が早く予測される早め基準と、前記第1基準よりも前記消耗品の消耗時期が遅く予測される遅め基準と、を含み、
    前記表示部には、前記早め基準及び前記遅め基準の各々を示す操作子が表示され
    前記設定部は、ユーザにより操作された前記表示部の操作状態により、前記予測部が予測に用いる前記判断基準を前記早め基準又は前記遅め基準の何れかに設定する
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記決定部が前記第1基準及び前記第2基準を決定した後に、前記取得部が取得した前記特性値の実測値が、前記第1基準から予め定めた値以上離れている場合に、最新の前記特性値の実測値を用いて、別の前記判断基準を生成する生成部を備える請求項1からの何れか1項に記載の管理システム。
  5. 前記予め定めた値は、可変である請求項に記載の管理システム。
  6. 前記予め定めた時間は、前記特性値の増加に伴い、短くなる請求項1からの何れか1項に記載の管理システム。
  7. コンピュータを、請求項1からの何れか1項に記載の管理システムにおける各部として機能させるための管理プログラム。
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