JP7249967B2 - フォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物 - Google Patents
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Description
0≦X≦100
Y1=α1×X+β1
Y2=α2×X+β2
Y3=α3×X+β3
は、下記条件(1)~(4)をさらに満たすことができる。
(2)B≦130×104Pa
(3)250×104Pa≦C≦450×104Pa
(4)2,000×104Pa≦D≦4,000×104Pa
前記条件(2)において、Bは、-20℃の温度、1.0Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(3)において、Cは、-20℃の温度、10Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(4)において、Dは、-20℃の温度、100Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。
(6)F≦9.5×104Pa
(7)10×104Pa≦G
(8)23×104Pa≦H≦33×104Pa
前記条件(6)において、Fは、25℃の温度、1.0Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(7)において、Gは、25℃の温度、10Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(8)において、Hは、25℃の温度、100Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。
(9)I≦5.5×104Pa
(10)J≦6.5×104Pa
(11)5.5×104Pa≦K
(12)10×104Pa≦L
s)であり、
前記条件(10)において、Jは、60℃の温度、1.0Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(11)において、Kは、60℃の温度、10Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(12)において、Lは、60℃の温度、100Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。
(14)85%≦N
(15)90%≦O
前記条件(14)において、Nは、硬化した粘着剤組成物を25℃の温度で下記関係式5によって測定した変形発生600秒後の復元率であり、
前記条件(15)において、Oは、硬化した粘着剤組成物を60℃の温度で下記関係式5によって測定した変形発生600秒後の復元率である。
変形発生600秒後の復元率(%)=(600秒後の変形率-600秒後の残留変形率)/600秒後の変形率*100
oup)、2-カルボキシエチルエステル基(2-carboxyethyl ester group)、3-カルボキシプロピルエステル基(3-carboxypropyl ester group)、4-カルボキシブチルエステル基(4-carboxybutyl ester group)、5-カルボキシペンチルエステル基(5-carboxypentyl ester group)または6-カルボキシヘキシルエステル基(6-carboxyhexyl ester group)であり、好ましくはカルボキシメチルエステル基(carboxymethyl ester group)、2-カルボキシエチルエステル基(2-carboxyethyl ester group)、3-カルボキシプロピルエステル基(3-carboxypropyl ester group)、4-カルボキシブチルエステル基(4-carboxybutyl ester group)、5-カルボキシペンチルエステル基(5-carboxypentyl ester group)または6-カルボキシヘキシルエステル基(6-carboxyhexyl ester group)であり、より好ましくは2-カルボキシエチルエステル基(2-carboxyethyl ester group)、3-カルボキシプロピルエステル基(3-carboxypropyl ester group)、4-カルボキシブチルエステル基(4-carboxybutyl ester group)、5-カルボキシペンチルエステル基(5-carboxypentyl ester group)または6-カルボキシヘキシルエステル基(6-carboxyhexyl ester group)である。
0≦X≦100
Y1=α1×X+β1
をさらに満たすことができる。
Y2=α2×X+β2
Y3=α3×X+β3
率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。
変形発生600秒後の復元率(%)=(600秒後の変形率-600秒後の残留変形率)/600秒後の変形率*100
(1)アクリル重合体として酸価12mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-1で表される化合物を準備した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価9mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-2で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価15mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-3で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記
化学式1-1で表される化合物でなく、酸価18mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-4で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価12mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-5で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価15mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-6で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価0mgKOH/g、水酸基が17mgKOH/gである下記化学式1-7で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価6mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-8で表される化合物を使用した。
実施例1と同じ方法で粘着剤組成物を製造した。ただし、アクリル重合体として、前記化学式1-1で表される化合物でなく、酸価21mgKOH/g、水酸基が0mgKOH/gである下記化学式1-9で表される化合物を使用した。
、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、-Hであり、mは、86であり、nは、14である。
実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物をそれぞれ下記のような物性評価法を基準として評価を実施し、その結果を表1~表4に示した。
離型フィルムの間に気泡が発生しないように、実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物を厚さ0.8mmでラミし、硬化して試料を製造した。製造した試料をパラレルプレート(parallel plate)の一面に載置し、ギャップ(gap)を調整した後、トルク(Torque)の零点を合わせ、フォース(force)の安定化を確認後、周波数および温度別に貯蔵弾性率を測定した。
(i)測定機器:ARES-G2,TA Instruments Inc.
(ii)変形(strain):1%
(iii)測定温度区間:-20℃、25℃、60℃
(iv)測定周波数区間:0.01Hz~100Hz
実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物に対する貯蔵弾性率の測定時にタンデルタ(Tan Delta)が最も高い領域の温度を確認して、これをガラス転移温度に測定した。
実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物に対する貯蔵弾性率の測定時に外観および物性変化がない場合、OKと評価し、浮き上がり、気泡発生、分解、溶融、クラックなど外観および物性変化がある場合には、NGと評価して、耐熱性を測定した。
50μmの厚さを有するポリイミドフィルム(SKC Kolon PI社、GF200)の間に実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物をそれぞれ厚さ25μmでラミし、硬化して、試料を製造した。製造した試料をベンディング評価装備を利用して曲率半径2mmで1日86,400回繰り返して総200,000回まで評価を進めた。
50μmの厚さを有するポリイミドフィルム( SKC Kolon PI社、GF200)の間に実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物をそれぞれ厚さ25μmでラミし、硬化して、サンプルを製造した。製造したサンプルを幅25mm×長さ150mmの大きさに裁断し、Non Alkali Glassに2kgハンドローラーを利用して付着した。
、粘着力を測定した。
50μmの厚さを有するポリイミドフィルム( SKC Kolon PI社、GF200)の間に実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物をそれぞれ厚さ25μmでラミし、硬化して、試料を製造した。その後、硬化した実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物に表2に記載されたそれぞれの温度および湿度で浮き上がりがなく、粘着力の低下がなく、物性変化がない場合、OKと評価し、浮き上がりが発生し、粘着力の低下があり、物性変化がある場合には、NGと評価した。
50μmの厚さを有するポリイミドフィルム( SKC Kolon PI社、GF200)の間に実施例1~6、比較例1~3で製造された粘着剤組成物をそれぞれ厚さ25μmでラミし、硬化して試料を製造した。製造された試料それぞれに一定の力で強制的な変形を発生させた。変形発生600秒後、外力を除去し、時間および温度による試料の変形率、残留変形率および復元率を評価した。
(i)測定機器:ARES-G2,TA Instruments Inc.
(ii)圧力:10,000Pa
(iii)変形時間:600秒
(iv)復元時間:600秒
(v)変形発生10秒後の復元率(%)=(600秒後の変形率-10秒後の残留変形率)/600秒後の変形率*100
(vi)変形発生600秒後の復元率(%)=(600秒後の変形率-600秒後の残留変形率)/600秒後の変形率*100
Claims (11)
- 下記化学式1で表される化合物を含むアクリル重合体;および架橋剤;を含み、
下記関係式1および2を満たし、酸価が8~19mgKOH/gであることを特徴とするフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
[関係式1]
0≦X≦100
[関係式2]
Y1=α1×X+β1
前記関係式1および2において、Xは、スイープ周波数(Hz)を示し、Y1は、-20℃の温度および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Pa)を示し、α1は、15×104~45×104であり、β1は、40×104~90×104である。 - 前記粘着剤組成物は、下記関係式3をさらに満たすことを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
[関係式3]
Y2=α2×X+β2
前記関係式3において、Xは、スイープ周波数(Hz)を示し、Y2は、25℃の温度および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Pa)を示し、α2は、1,600~2,400であり、β2は、6×104~10×104である。 - 前記粘着剤組成物は、下記関係式4をさらに満たすことを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
[関係式4]
Y3=α3×X+β3
前記関係式4において、Xは、スイープ周波数(Hz)を示し、Y3は、60℃の温度および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Pa)を示し、α3は、630~1,200であり、β3は、3.5×104~7.5×104である。 - 前記粘着剤組成物は、下記条件(1)~(4)をさらに満たすことを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
(1)A≦100×104Pa
(2)B≦130×104Pa
(3)250×104Pa≦C≦450×104Pa
(4)2,000×104Pa≦D≦4,000×104Pa
前記条件(1)において、Aは、-20℃の温度、0.5Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(2)において、Bは、-20℃の温度、1.0Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(3)において、Cは、-20℃の温度、10Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(4)において、Dは、-20℃の温度、100Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。 - 前記粘着剤組成物は、下記条件(5)~(8)をさらに満たすことを特徴とする請求項2に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
(5)E≦8×104Pa
(6)F≦9.5×104Pa
(7)10×104Pa≦G
(8)23×104Pa≦H≦33×104Pa
前記条件(5)において、Eは、25℃の温度、0.5Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(6)において、Fは、25℃の温度、1.0Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(7)において、Gは、25℃の温度、10Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(8)において、Hは、25℃の温度、100Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。 - 前記粘着剤組成物は、下記条件(9)~(12)をさらに満たすことを特徴とする請求項3に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
(9)I≦5.5×104Pa
(10)J≦6.5×104Pa
(11)5.5×104Pa≦K
(12)10×104Pa≦L
前記条件(9)において、Iは、60℃の温度、0.5Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(10)において、Jは、60℃の温度、1.0Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(11)において、Kは、60℃の温度、10Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)であり、
前記条件(12)において、Lは、60℃の温度、100Hzの周波数および1%の変形率の条件で測定した粘着剤組成物の硬化後の貯蔵弾性率(Storage Modulus)である。 - 前記架橋剤は、エチレングリコールジグリシジルエーテル、トリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、N,N,N,N’-テトラグリシジル-m-キシレンジアミンおよびグリセリンジグリシジルエーテルの中から選ばれた1種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
- 前記アクリル重合体100重量部に対して架橋剤0.1~10重量部を含むことを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
- 前記粘着剤組成物は、下記条件(13)~(15)をさらに満たすことを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
(13)75%≦M
(14)85%≦N
(15)90%≦O
前記条件(13)において、Mは、硬化した粘着剤組成物を-20℃の温度で下記関係式5によって測定した変形発生600秒後の復元率であり、
前記条件(14)において、Nは、硬化した粘着剤組成物を25℃の温度で下記関係式5によって測定した変形発生600秒後の復元率であり、
前記条件(15)において、Oは、硬化した粘着剤組成物を60℃の温度で下記関係式5によって測定した変形発生600秒後の復元率である。
[関係式5]
変形発生600秒後の復元率(%)=(600秒後の変形率-600秒後の残留変形率)/600秒後の変形率*100 - 前記粘着剤組成物のガラス転移温度Tgは、-27~-32℃であることを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
- 前記粘着剤組成物は、無アルカリガラス板(Non Alkali Glass)に付着後、分当たり300mmの速度で180°で剥離させるとき、測定した粘着力が700~1200gf/inchであることを特徴とする請求項1に記載のフォルダブルディスプレイ用粘着剤組成物。
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