JP7249801B2 - ポリアミック酸製造システム及び製造方法、並びにポリイミド製造システム及び製造方法 - Google Patents
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また、特許文献2に記載の技術においては、微細流路を使うために圧力損失が大きく、ポンプ等の付帯設備が高コストになる、あるいは、工業規模で必要なポリアミック酸の生産能力を得るのが難しいという課題があった。
<1> 重付加性の第1重合性化合物を含む第1溶液と、前記第1重合性化合物と重付加する重付加性の第2重合性化合物を含む第2溶液とを原料としてポリアミック酸を製造するポリアミック酸製造システムであって、
前記第1溶液を供給する第1供給部と、
前記第2溶液を供給する第2供給部と、
前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して第1混合溶液を生成する第1混合部と、
前記第1溶液の流量を測定する第1流量測定部と、
前記第1溶液の流量を調整可能な第1流量調整部と、
前記第2溶液の流量を測定する第2流量測定部と、
前記第2溶液の流量を調整可能な第2流量調整部と、
前記第1混合部の下流側に連続して配置され、前記第1混合溶液に含まれる前記第1重合性化合物と前記第2重合性化合物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第1重合溶液を生成する第1反応部と、
前記第1溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第1流量調整部により流量を調整すると共に前記第1供給部により供給する溶液の供給圧力を調整し、前記第2溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第2流量調整部により流量を調整すると共に前記第2供給部により供給する溶液の供給圧力を調整する第1制御部と、を備えるポリアミック酸製造システム。
前記第1重合溶液に含まれる酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸に重付加するジアミン又はテトラカルボン酸二無水物を含む第3溶液を供給する第3供給部と、
前記第1重合溶液と前記第3溶液とを混合して第2混合溶液を生成する第2混合部と、
前記第1重合溶液の流量を測定する重合溶液流量測定部と、
前記第3溶液の流量を測定する第3流量測定部と、
前記第3溶液の流量を調整可能な第3流量調整部と、
前記第2混合部の下流側に連続して配置され、前記第2混合溶液に含まれる前記第1重合溶液からの酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸と、前記第3溶液からのジアミン又はテトラカルボン酸二無水物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第2重合溶液を生成する第2反応部と、
前記第3溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第3流量調整部により流量を調整すると共に前記第3供給部により供給する溶液の供給圧力を調整する第2制御部と、を更に備える<1>~<4>のいずれか1項に記載のポリアミック酸製造システム。
前記ポリアミック酸製造システムにより製造されたポリアミック酸をイミド化するイミド化部と、を備えるポリイミド製造システム。
前記第1溶液を供給する第1供給工程と、
前記第2溶液を供給する第2供給工程と、
前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して第1混合溶液を生成する第1混合工程と、
前記第1溶液の流量を測定する第1測定工程と、
前記第1溶液の流量を調整可能な第1流量調整工程と、
前記第2溶液の流量を測定する第2測定工程と、
前記第2溶液の流量を調整可能な第2流量調整工程と、
前記第1混合溶液に含まれる前記第1重合性化合物と前記第2重合性化合物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第1重合溶液を生成する第1反応工程と、
前記第1溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第1流量調整工程により流量を調整すると共に前記第1供給工程により供給する溶液の供給圧力を調整し、前記第2溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第2流量調整工程により流量を調整すると共に前記第2供給工程により供給する溶液の供給圧力を調整する第1制御工程と、を含むポリアミック酸の製造方法。
前記第1重合溶液に含まれる酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸に重付加するジアミン又はテトラカルボン酸二無水物を含む第3溶液を供給する第3供給工程と、
前記第1重合溶液と前記第3溶液とを混合して第2混合溶液を生成する第2混合工程と、
前記第1重合溶液の流量を測定する重合溶液流量測定工程と、
前記第3溶液の流量を測定する第3流量測定工程と、
前記第3溶液の流量を調整可能な第3流量調整工程と、
前記第2混合溶液に含まれる前記第1重合溶液からの酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸と、前記第3溶液からのジアミン又はテトラカルボン酸二無水物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第2重合溶液を生成する第2反応工程と、
前記第3溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第3流量調整工程により流量を調整すると共に前記第3供給工程により供給する溶液の供給圧力を調整する第2制御工程と、を更に含む<10>~<13>のいずれか1項に記載のポリアミック酸の製造方法。
前記ポリアミック酸製造工程において製造されたポリアミック酸をイミド化するイミド化工程と、を含むポリイミドの製造方法。
第1実施形態は、反応部が1段であるポリアミック酸製造システムの例である。第2実施形態は、反応部が2段であるポリアミック酸製造システムの例である。
図1~図3により、第1実施形態におけるポリアミック酸製造システムについて説明する。図1は、第1実施形態におけるポリアミック酸製造システムを示す図である。図2は、第1流量変動率及び第2流量変動率を制御した流量波形を示す図である。図3は、第1実施形態におけるポリアミック酸製造システムの動作を説明するフロー図である。
ポリアミック酸製造システム1は、重付加性の第1重合性化合物が溶解した第1溶液A1と、第1重合性化合物と重付加する重付加性の第2重合性化合物が溶解した第2溶液A2とを原料としてポリアミック酸を製造する製造システムである。第1実施形態は、反応部が1段であるポリアミック酸製造システムの例である。
図1に示すように、ポリアミック酸製造システム1は、第1タンク11と、第2タンク12と、第1供給ポンプ15(第1供給部)と、第2供給ポンプ16(第2供給部)と、第1混合部20と、第1反応部30と、第1クッションタンク40と、送液ラインLと、第1制御部200と、を備える。上述の送液ラインLは、第1送液部L1と、第2送液部L2と、第3送液部L3と、を有する。また、ポリアミック酸製造システム1は、第1流量調整弁151(第1流量調整部)と、第1流量測定部152と、第2流量調整弁161(第2流量調整部)と、第2流量測定部162と、を有する。
本実施形態においては、第2供給ポンプ16は、上述した第1供給ポンプ15と同様に、定量ポンプで構成される。
まず、ポリアミック酸製造システム1において、動作を開始することで、第1供給ポンプ15が第1溶液A1を供給し(第1供給工程)、第2供給ポンプ16が第2溶液A2を供給する(第2供給工程)。ここで、第1供給ポンプ15及び第2供給ポンプ16は、第1溶液A1及び第2溶液A2を所望の割合で供給するように、互いの供給圧力(吐出圧力)が第1制御部200により制御されている。
ポリアミック酸製造システム1は、第1溶液A1を供給する第1供給ポンプ15と、第2溶液A2を供給する第2供給ポンプ16と、を備えるポリアミック酸製造システムにおいて、第1流量変動率が第1閾値以下になるように制御し、第2流量変動率が第2閾値以下になるように制御する第1制御部200を備える。このようなポリアミック酸製造システム1によれば、第1流量変動率及び第2流量変動率を小さくできるため、所望のポリアミック酸を連続的且つ安定的に得ることが可能である。
次に、図4及び図5により、第2実施形態におけるポリアミック酸製造システムについて説明する。図4は、第2実施形態におけるポリアミック酸製造システムを示す図である。図5は、第2実施形態におけるポリアミック酸製造システムの動作を説明するフロー図である。第2実施形態は、処理部(反応部)が2段であるポリアミック酸製造システムの例である。
図5に示すように、ポリアミック酸製造システム1Aは、第1処理部K1と、第2処理部K2と、を有する。
本実施形態においては、第3供給ポンプ17は、上述した第1供給ポンプ15と同様に、定量ポンプで構成される。
まず、ポリアミック酸製造システム1Aにおいて、動作を開始することで、第1供給ポンプ15が第1溶液A1を供給し(第1供給工程)、第2供給ポンプ16が第2溶液A2を供給し(第2供給工程)、第3供給ポンプ17が第3溶液A3を供給する(第3供給工程)。ここで、第1供給ポンプ15及び第2供給ポンプ16は、第1溶液A1及び第2溶液A2を所望の割合で供給するように、互いの供給圧力(吐出圧力)が第2制御部200Aにより制御されている。第3供給ポンプ17は、第3溶液A3を所望の割合で供給するように、供給圧力(吐出圧力)が第2制御部200Aにより制御されている。
ポリアミック酸製造システム1Aは、第3溶液A3を供給する第3供給ポンプ17を備えるポリアミック酸製造システムにおいて、第3流量変動率が第3閾値以下になるように制御する第2制御部200Aを備える。このようなポリアミック酸製造システム1Aによれば、第3流量変動率を小さくできるため、所望のポリアミック酸を連続的且つ安定的に得ることが可能である。
以上、2つの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形、改良等は本発明に含まれる。
実施例1では、図1に示すような構造のポリアミック酸製造システム1を用いてポリアミック酸を製造した。第1タンク11には、4,4’-ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット酸二無水物との反応により得られた酸無水物基末端のポリアミック酸をN,N-ジメチルホルムアミド中に溶解した第1溶液A1を収容した。また、第2タンク12には、p-フェニレンジアミンをN,N-ジメチルホルムアミド中に溶解した第2溶液A2を収容した。
実施例2では、図1に示すような構造のポリアミック酸製造システム1を用いてポリアミック酸を製造した。第1タンク11には、4,4’-ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット酸二無水物との反応により得られた酸無水物基末端のポリアミック酸をN,N-ジメチルホルムアミド中に溶解した第1溶液A1を収容した。また、第2タンク12には、p-フェニレンジアミンをN,N-ジメチルホルムアミド中に溶解した第2溶液A2を収容した。
比較例1では、図1に示すような構造のポリアミック酸製造システム1を用いてポリアミック酸を製造した。第1タンク11には、4,4’-ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット酸二無水物との反応により得られた酸無水物基末端のポリアミック酸をN,N-ジメチルホルムアミド中に溶解した第1溶液A1を収容した。また、第2タンク12には、p-フェニレンジアミンをN,N-ジメチルホルムアミド中に溶解した第2溶液A2を収容した。
15 第1供給ポンプ(第1供給部)
16 第2供給ポンプ(第2供給部)
17 第3供給ポンプ(第3供給部)
20 第1混合部
30 第1反応部
50 第2混合部
60 第2反応部
151 第1流量調整弁(第1流量調整部)
152 第1流量測定部
161 第2流量調整弁(第2流量調整部)
162 第2流量測定部
171 第3流量調整弁(第3流量調整部)
172 第3流量測定部
182 第4流量測定部(重合溶液流量測定部)
200 第1制御部
200A 第2制御部
A1 第1溶液
A2 第2溶液
A3 第3溶液
B 第1混合溶液
C 第1重合溶液
D 第2混合溶液
E 第2重合溶液
L 送液ライン
Claims (18)
- 重付加性の第1重合性化合物を含む第1溶液と、前記第1重合性化合物と重付加する重付加性の第2重合性化合物を含む第2溶液とを原料としてポリアミック酸を製造するポリアミック酸製造システムであって、
前記第1溶液を供給する第1供給部と、
前記第2溶液を供給する第2供給部と、
前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して第1混合溶液を生成する第1混合部と、
前記第1溶液の流量を測定する第1流量測定部と、
前記第1溶液の流量を調整可能な第1流量調整部と、
前記第2溶液の流量を測定する第2流量測定部と、
前記第2溶液の流量を調整可能な第2流量調整部と、
前記第1混合部の下流側に連続して配置され、前記第1混合溶液に含まれる前記第1重合性化合物と前記第2重合性化合物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第1重合溶液を生成する第1反応部と、
前記第1溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第1流量調整部により流量を調整すると共に前記第1供給部により供給する溶液の供給圧力を調整し、前記第2溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第2流量調整部により流量を調整すると共に前記第2供給部により供給する溶液の供給圧力を調整する第1制御部と、を備えるポリアミック酸製造システム。 - 前記第1制御部は、前記第1溶液に含まれる前記第1重合性化合物と前記第2溶液に含まれる前記第2重合性化合物とのモル比が所定範囲内になるように、前記第1供給部及び/又は前記第2供給部を制御する請求項1に記載のポリアミック酸製造システム。
- 前記第1制御部は、前記第1溶液の流量変動率と前記第2溶液の流量変動率との差が1%以下になるように、前記第1溶液及び/又は前記第2溶液の流量変動率を制御する請求項1又は2に記載のポリアミック酸製造システム。
- 前記第1反応部が、前記第1混合溶液を気体に接触しない状態で撹拌する第1反応撹拌部を有する請求項1~3のいずれか1項に記載のポリアミック酸製造システム。
- 前記第1重合溶液に含まれるポリアミック酸が酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸であり、
前記第1重合溶液に含まれる酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸に重付加するジアミン又はテトラカルボン酸二無水物を含む第3溶液を供給する第3供給部と、
前記第1重合溶液と前記第3溶液とを混合して第2混合溶液を生成する第2混合部と、
前記第1重合溶液の流量を測定する重合溶液流量測定部と、
前記第3溶液の流量を測定する第3流量測定部と、
前記第3溶液の流量を調整可能な第3流量調整部と、
前記第2混合部の下流側に連続して配置され、前記第2混合溶液に含まれる前記第1重合溶液からの酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸と、前記第3溶液からのジアミン又はテトラカルボン酸二無水物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第2重合溶液を生成する第2反応部と、
前記第3溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第3流量調整部により流量を調整すると共に前記第3供給部により供給する溶液の供給圧力を調整する第2制御部と、を更に備える請求項1~4のいずれか1項に記載のポリアミック酸製造システム。 - 前記第2制御部は、前記第1重合溶液に含まれる酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸と、前記第3溶液に含まれるジアミン又はテトラカルボン酸二無水物とのモル比が所定範囲内になるように、前記第3供給部を制御する請求項5に記載のポリアミック酸製造システム。
- 前記第2制御部は、前記第1重合溶液の流量変動率と前記第3溶液の流量変動率との差が1%以下になるように、前記第3溶液の流量変動率を制御する請求項5又は6に記載のポリアミック酸製造システム。
- 前記第2反応部が、前記第2混合溶液を気体に接触しない状態で撹拌する第2反応撹拌部を有する請求項5~7のいずれか1項に記載のポリアミック酸製造システム。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のポリアミック酸製造システムと、
前記ポリアミック酸製造システムにより製造されたポリアミック酸をイミド化するイミド化部と、を備えるポリイミド製造システム。 - 重付加性の第1重合性化合物を含む第1溶液と、前記第1重合性化合物と重付加する重付加性の第2重合性化合物を含む第2溶液とを原料としてポリアミック酸を製造するポリアミック酸の製造方法であって、
前記第1溶液を供給する第1供給工程と、
前記第2溶液を供給する第2供給工程と、
前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して第1混合溶液を生成する第1混合工程と、
前記第1溶液の流量を測定する第1測定工程と、
前記第1溶液の流量を調整可能な第1流量調整工程と、
前記第2溶液の流量を測定する第2測定工程と、
前記第2溶液の流量を調整可能な第2流量調整工程と、
前記第1混合溶液に含まれる前記第1重合性化合物と前記第2重合性化合物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第1重合溶液を生成する第1反応工程と、
前記第1溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第1流量調整工程により流量を調整すると共に前記第1供給工程により供給する溶液の供給圧力を調整し、前記第2溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第2流量調整工程により流量を調整すると共に前記第2供給工程により供給する溶液の供給圧力を調整する第1制御工程と、を含むポリアミック酸の製造方法。 - 前記第1制御工程では、前記第1溶液に含まれる前記第1重合性化合物と前記第2溶液に含まれる前記第2重合性化合物とのモル比が所定範囲内になるように、前記第1供給工程及び/又は前記第2供給工程を制御する請求項10に記載のポリアミック酸の製造方法。
- 前記第1制御工程では、前記第1溶液の流量変動率と前記第2溶液の流量変動率との差が1%以下になるように、前記第1溶液及び/又は前記第2溶液の流量変動率を制御する請求項10又は11に記載のポリアミック酸の製造方法。
- 前記第1反応工程が、前記第1混合溶液を気体に接触しない状態で撹拌する第1反応撹拌工程を含む請求項10~12のいずれか1項に記載のポリアミック酸の製造方法。
- 前記第1重合溶液に含まれるポリアミック酸が酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸であり、
前記第1重合溶液に含まれる酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸に重付加するジアミン又はテトラカルボン酸二無水物を含む第3溶液を供給する第3供給工程と、
前記第1重合溶液と前記第3溶液とを混合して第2混合溶液を生成する第2混合工程と、
前記第1重合溶液の流量を測定する重合溶液流量測定工程と、
前記第3溶液の流量を測定する第3流量測定工程と、
前記第3溶液の流量を調整可能な第3流量調整工程と、
前記第2混合溶液に含まれる前記第1重合溶液からの酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸と、前記第3溶液からのジアミン又はテトラカルボン酸二無水物との重合反応を進行させてポリアミック酸を含む第2重合溶液を生成する第2反応工程と、
前記第3溶液の流量変動率が3%以下になるように、前記第3流量調整工程により流量を調整すると共に前記第3供給工程により供給する溶液の供給圧力を調整する第2制御工程と、を更に含む請求項10~13のいずれか1項に記載のポリアミック酸の製造方法。 - 前記第2制御工程では、前記第1重合溶液に含まれる酸無水物基末端又はアミノ基末端のポリアミック酸と、前記第3溶液に含まれるジアミン又はテトラカルボン酸二無水物とのモル比が所定範囲内になるように、前記第3供給工程を制御する請求項14に記載のポリアミック酸の製造方法。
- 前記第2制御工程では、前記第1重合溶液の流量変動率と前記第3溶液の流量変動率との差が1%以下になるように、前記第3溶液の流量変動率を制御する請求項14又は15に記載のポリアミック酸の製造方法。
- 前記第2反応工程が、前記第2混合溶液を気体に接触しない状態で撹拌する第2反応撹拌工程を含む請求項14~16のいずれか1項に記載のポリアミック酸の製造方法。
- 請求項10~17のいずれか1項に記載の製造方法によりポリアミック酸を製造するポリアミック酸製造工程と、
前記ポリアミック酸製造工程において製造されたポリアミック酸をイミド化するイミド化工程と、を含むポリイミドの製造方法。
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