JP7249796B2 - スパウト付き容器及び容器用スパウト - Google Patents

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Description

本発明は、スパウト付き容器及び容器用スパウトに関する。
従来、スパウト付き容器が知られている。例えば、特許文献1には、プラスチック製の注出口部とフランジ部とが嵌合又は螺着により互いに分離可能に一体化されている口栓が取り付けられた口栓付き液体紙容器が開示されている。このようなスパウト付き容器が有するスパウト(口栓)を構成する材料としては、合成樹脂が一般的に用いられている。
特開平9-226752号公報
スパウト付き容器や容器用スパウトにおいては、省資源化、低コスト化等が望まれている。スパウト付き容器や容器用スパウトの省資源化や低コスト化を行うためには、スパウトを構成する樹脂として、リサイクル樹脂等を用いることが考えられる。しかし、一般に、リサイクル樹脂は、バージン樹脂に比してその品質が劣るため、容器の内容物に接触するスパウトをリサイクル樹脂により形成することが望ましくない場合がある。
特許文献1では、注出口部の内部に、液体内容物を注出するための孔設部が孔設されているため、注出口部をリサイクル樹脂により形成した場合、例えば、容器を輸送したり、店頭に展示したりしているときに、内容物が注出口部に触れて、内容物が汚染等されてしまう可能性がある。このように、スパウトを形成する樹脂として、リサイクル樹脂等の内容物に接触させたくない樹脂を用いることは困難であった。
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るスパウト付き容器及び容器用スパウトを提供することにある。
本発明は、内容物の収容部を備えた容器本体と、上端開口部を有する筒状部を備えたスパウトと、該筒状部に螺合されるキャップとを有するスパウト付き容器であって、前記スパウトの前記筒状部は、第1の樹脂からなる内筒部と、該内筒部の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材とを有し、該螺合部材は、外周部に前記キャップを螺合させるための螺条を有しており、前記キャップを閉蓋したときに、前記内筒部の上部と該キャップの一部とが接触して、該内筒部と該キャップとの間に、前記内容物を前記螺合部材に接触させる隙間が形成されないようになされている、スパウト付き容器を提供するものである。
また本発明は、上端開口部を有する筒状部を備えた容器用スパウトであって、前記筒状部は、第1の樹脂からなる内筒部と、該内筒部の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材とを有し、該螺合部材は、外周部に前記キャップを螺合させるための螺条を有しており、前記内筒部の高さが、前記筒状部の高さの80%以上100%以下である、容器用スパウトを提供するものである。
本発明のスパウト付き容器及び容器用スパウトによれば、スパウトを形成する樹脂として、内容物に接触させたくない樹脂を用いることができる。
図1は、本発明のスパウト付き容器の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すスパウト付き容器が備えるキャップ及び容器用スパウトの分解斜視図である。 図3(a)は、図1に示すスパウト付き容器のキャップ及び容器用スパウトの側面図、図3(b)は縦断面図、図3(c)は螺合部材の縦断面図である。 図4は、図1に示すスパウト付き容器が備えるキャップ及び容器用スパウトの、キャップを閉蓋した状態の縦断面図である。 図5は、容器用スパウトの変形例を示す縦断面図であり、(a)は、キャップを閉蓋する前の状態を示す図、(b)はキャップを閉蓋した状態を示す図である。 図6は、容器用スパウトの別の変形例を示す縦断面図であり、図5相当図である。 図7は、スパウト付き容器及びキャップの変形例を示す縦断面図であり、キャップを閉蓋した状態を示す図である。 図8は、キャップの変形例を示す縦断面図である。
以下に、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
図1に示すスパウト付容器100は、本発明のスパウト付容器の一実施形態であり、本発明の容器用スパウトの一実施形態である容器用スパウト1を備えている。
本実施形態のスパウト付容器100は、内容物の収容部25を備えた容器本体2と、筒状部11を備えた容器用スパウト1と、筒状部11に螺合されるキャップ3とを有している。スパウト付容器100の容器用スパウト1は、図2に示す容器用スパウト1を、容器本体2に固定することによって形成されている。より詳細には、図2に示す容器用スパウト1は、筒状部11と、容器本体2に固着される固着部19とを備えており、その容器用スパウトが、筒状部11が容器本体2から突出するように固定されている。筒状部11は、筒状部11の軸方向Zの一端部、より詳細には、筒状部11の突出方向の端部である上端部に上端開口部12を有している。キャップ3は、筒状部11に脱着自在に螺合可能である。
スパウト付容器100の筒状部11には、内部に内容物の注出路12Aが形成されている。筒状部11の上端開口部12は、内容物を注ぎだす際に注出口となることが好ましいが、それに制限されるものではなく、上端開口部12を覆うように、筒状部11に、ポンプディスペンサーやノズル付きのキャップを装着して、そのポンプディスペンサーやノズルを介して内容物が吐出又は注出されるようにしてもよい。
本実施形態に係る容器用スパウト1(以下、単に容器用スパウト1という)における筒状部11は、図2及び図3に示すように、第1の樹脂からなる内筒部4と、内筒部4の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材5とを有している。内筒部4及び螺合部材5はそれぞれ、上下端が開口した円筒状をなしており、内筒部4の内側が、好ましくは前述した注出路12Aとなる。固着部19は、内筒部4の下端部から水平方向に張り出すように連設されている。図2及び図3に示す固着部19は、平面視略矩形の環状の板状体であるが、固着部19の形態は任意に変更できる。螺合部材5の外周部には、キャップ3を螺合するための螺条52が形成されている。
スパウト付容器100の容器本体2は、図1に示すように、天面シート部21、正面シート部22、背面シート部23及び底面シート部24を有し、天面シート部21により天面部、正面シート部22により正面部、背面シート部23により背面部、及び底面シート部24により底部が形成されている。容器本体2においては、正面シート部22の両側の側縁部22s,22sと背面シート部23の両側の側縁部23s,23sとが接合されており、正面シート部22と背面シート部23とからなる筒状体の下端部に、底面シート部24の周縁部が接合されている。容器本体2の上部においては、正面シート部22の上端縁22tと天面シート部21の正面側の縁部21sとが接合され、背面シート部23の上端縁23tと天面シート部21の背面側の縁部21s’とが接合されている。本実施形態における容器本体2は、このように、天面シート部21、正面シート部22、背面シート部23及び底面シート部24の各部が接合されることによって袋状に形成されており、内部に、内容物として液体を収容可能な収容部25を有している。
容器本体2は、図1に示すように、天面シート部21からなる天面部に、スパウト取付用の貫通孔21aを有しており、図2に示す容器用スパウト1は、前述した筒状部11を貫通孔21aに挿通させた状態で、天面シート部21の下面に板状の固着部19の上面を接合することによって、容器本体2に固着されている。
容器本体2を構成する各シート部間の接合や、容器本体2に固着部19を固着する接合の方法としては、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤等の各種公知の方法を用いることができる。また、図1に示すスパウト付容器100は、容器本体2が可撓性のシート材からなるパウチ容器であるが、本発明のスパウト付容器における容器本体は、シート材からなるものに制限されず、射出成形等の型成形等によって形成されたプラスティック容器等であっても良い。また本発明のスパウト付容器は、自立可能なものに限られないが、自立可能な容器であることが好ましい。
容器用スパウト1の内筒部4及び螺合部材5には、内筒部4の外周部に螺合部材5を固定するための固定機構が設けられている。固定機構は、螺合部材5を内筒部4から引き抜くことを阻止する引き抜き阻止機能に加えて、螺合部材5が内筒部4周りに回転することを阻止する回転阻止機能を備えることが好ましい。固定機構としては、本実施形態では、内筒部4の外周部にリブ41が設けられている一方、螺合部材5の内周部には凹部51が設けられており、該リブ41と該凹部51とが嵌合することにより、内筒部4の外周部に螺合部材5が固定されるようになっている(図2及び図3参照)。リブ41は、内筒部4の軸方向Zに延びる縦リブ41aと、内筒部4の周方向に延び、略矩形形状を有する横リブ41bとからなる。縦リブ41aは、前記軸方向Zの上側が先細りとなった略台形形状を有しており、横リブ41bは、前記円周方向に長い略矩形形状を有している。螺合部材5の凹部51は、図3(c)に示すように、内筒部4のリブ41と略同一の形状を有しており、螺合部材5の軸方向Zに延びる縦凹部51aと、螺合部材の円周方向に延びる横凹部51bとを有している。内筒部4の縦リブ41aと螺合部材5の縦凹部51aとが嵌合することにより、螺合部材5が円周方向に空回りすることを防ぐことができるようになっている。内筒部4の横リブ41bと螺合部材5の横凹部51bとが嵌合することにより、螺合部材5が内筒部4に対して軸方向Zにずれることを防ぐことができるようになっている。
螺合部材5は、螺条52よりも軸方向Zの下側の位置に、肉厚部54を有している。肉厚部54は、螺合部材5における厚みが厚くなっている部分であり、本実施形態では、肉厚部54は、螺合部材5の周方向に複数個所、より具体的には4か所に設けられている。螺合部材の凹部51は、肉厚部54に対応する位置に設けられていることが好ましい。肉厚部及び該肉厚部に設ける凹部51は一つのみであっても良い。
キャップ3は、第3の樹脂からなる外殻体30により構成されている。外殻体30は、天面部31と、該天面部31の外周縁部から下方に延設されたスカート部32とを有している。スカート部32の内周部には、螺合部材5と螺合するための螺条33が設けられている。
また本実施形態のスパウト付き容器100においては、図4に示すように、キャップ3を閉蓋したときに、内筒部4の上部とキャップ3の一部とが接触して、内筒部4とキャップ3との間に、内容物を螺合部材5に接触させる隙間が形成されないようになされている。これにより、スパウト付き容器100の内部に、内容物を収容した状態で、運搬したり、保管時等に倒れたりしても、内容物が、螺合部材5に接触することを防ぐことができる。そのため、螺合部材5を構成する第2の樹脂として、内容物への影響を考慮せずに多様な樹脂を選択することができ、容器用スパウト1を構成する樹脂の一部を、第2の樹脂に代替させることによって、内筒部4を構成し内容物に接触させても良い第1の樹脂の使用量を減少させることができる。また、第2の樹脂として、リサイクル樹脂等の、内容物に接触させたくない成分を含む樹脂を用いて、樹脂のリサイクルを促進したり、第2の樹脂に所望の成分を添加して、容器や容器用スパウトを高機能化することもできる。
内筒部4の上部におけるキャップ3の一部と接触する部位は、内筒部4の内面、外面及び上端面のいずれの部位でも良い。内筒部4の外面に接触させる場合は、例えば、キャップ3にアウターシールを形成して、該アウターシールを接触させることが好ましい。
キャップ3の一部と接触する内筒部4の上部の部位は、内筒部4を、その高さH2(図5(a)参照)を3等分して3領域に区分したときの最も上端側の領域であることが好ましく、前記高さH2を4等分して4領域に区分したときの最も上端側の領域であることがより好ましい。
内筒部4は、その上部における内面、外面及び上端面等の少なくとも一部分が、内筒部4の周方向の全域にわたって連続して、キャップ3の一部と接触することが好ましい。
内筒部4を構成する第1の樹脂としては、合成樹脂を用いることが好ましい。合成樹脂としては、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ乳酸等が挙げられる。第1の樹脂は、バージン樹脂であることが好ましい。また内筒部4と固着部19とは、合成樹脂の射出成形等により一体成形されていることが好ましい。また容器用スパウト1は、内筒部4と該内筒部4の外周部に固定された螺合部材5のみから形成されていても良い。
螺合部材5を構成する第2の樹脂としては、第1の樹脂を構成する合成樹脂と同様の樹脂を用いることができる。本実施形態では、上述のように、容器本体2の収容部25に収容された内容物は、螺合部材5に接触しないようになっているため、第2の樹脂として、内容物に接触させたくない樹脂、例えば内容物に移行させたくない成分を含む樹脂を用いることもできる。内容物に移行させたくない成分を含む樹脂としては、リサイクル樹脂、トルク特性を向上させるための添加剤を含む樹脂、精製度の低い樹脂、樹脂の酸化劣化や色相変化を防止するための添加剤を含む樹脂等が挙げられる。
第2の樹脂として、リサイクル樹脂を用いた場合は、螺合部材5の製造コストを抑えることが可能となる。
トルク特性を向上させるための添加剤としては、パラフィンワックス等の炭化水素系物質、ステアリン酸等の脂肪酸、高級アルコール系物質、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド系物質、ステアリン酸Ca等の金属せっけん系物質、グリセリンモノステアレート等のエステル系物質等が挙げられる。第2の樹脂として、トルク特性を向上させるための添加剤を含む樹脂を用いた場合は、螺合部材5のトルク特性を向上させることが可能となる。
第2の樹脂として、精製度の低い樹脂を用いた場合は、螺合部材5の製造コストを抑えることが可能となる。
樹脂の酸化劣化や色相変化を防止するための添加剤としては、フェノール系、有機リン系、金属石鹸系、無機鉛系、有機スズ系の化合物等が挙げられる。第2の樹脂として、樹脂の酸化劣化や色相変化を防止するための添加剤を含む樹脂を用いた場合は、螺合部材5の酸化劣化や色相変化を防止することが可能となる。
上述のような内容物に移行させたくない成分を含む樹脂に、内容物が接触した際には、該樹脂の色が内容物に移行してしまう等の不都合が生じてしまうが、本実施形態のスパウト付き容器100によれば、内容物は、第2の樹脂からなる螺合部材5に接触しないようになっているため、第2の樹脂として内容物に移行させたくない成分を含む樹脂を使用した場合であっても、前記不都合を防ぐことが可能となる。
尚、「内容物に移行させたくない成分を含む樹脂」とは、内容物に移行させたくない成分を、実際に含んでいる樹脂のみならず、実際には、内容物に移行させたくない成分を含んでいないが、一般的には、内容物に移行させたくない成分を含んでいると考えられている樹脂を含む意味である。
キャップ3の外殻体30を構成する第3の樹脂としては、第1の樹脂を構成する合成樹脂と同様の樹脂を用いることができる。本実施形態では、第3の樹脂は、内容物に移行させたくない成分を含む樹脂ではないことが好ましい。
容器用スパウト1は、内筒部4の上端4aと螺合部材5の上端5aとの軸方向Zの高さ位置が一致してもよいし、一致していなくてもよい。本実施形態では、図3及び図4に示すように、内筒部4の上端4aと螺合部材5の上端5aとの、軸方向Zの高さ位置は一致しており、内筒部4の上端面と螺合部材5の上端面とは面一となっており、内筒部4の上端4a及び螺合部材5の上端5aが、筒状部11の上端11aとなっている。
内筒部4の上端4aと螺合部材5の上端5aとの軸方向Zの高さ位置が一致していない場合は、図5に示すように、内筒部4の上部42が螺合部材5の上端5aよりも上方に延出して、内筒部4の上端4aが螺合部材5の上端5aよりも上方に位置していてもよい。このとき、内筒部4の上端4aが、筒状部11の上端11aとなる。
内筒部4の上端4aと螺合部材5の上端5aとの軸方向Zの高さ位置が一致しているか、又は内筒部4の上部42が螺合部材5の上端5aよりも上方に延出している場合、キャップ3を閉蓋したときに、内筒部4の上端4aがキャップ3の天面部31の内面31aに接触して、内筒部4とキャップ3との間に、内容物を螺合部材5に接触させる隙間が形成されないようになされる。これにより、内容物が螺合部材5に接触することを防ぐことができるため、螺合部材5を内容物に接触させたくない成分を含む樹脂により形成することが可能となる。
また、内筒部4の上端4aと螺合部材5の上端5aとの筒状部11の軸方向Zの高さ位置が一致していない場合は、図6に示すように、螺合部材5の上部53が内筒部4の上端4aよりも上方に延出していてもよい。このとき、螺合部材5の上端5aが、筒状部11の上端11aとなる。螺合部材5の上部53が内筒部4の上端4aよりも上方に延出している場合、キャップ3は、図6(b)に示すように、インナーリング35を有していることが好ましい。図6(b)に示すキャップ3は、天面部31におけるスカート部32から離間した位置に、天面部31から垂下するように環状のインナーリング35が形成されている。インナーリング35は、キャップ3の閉蓋時に、内筒部4の上部42の内周面に当接する。このように、図6に示す筒状部11及びキャップ3においても、内筒部4とキャップ3との間に、内容物を螺合部材5に接触させる隙間が形成されないようになされている。
内筒部4の高さH2は、内容物を螺合部材5に接触させる隙間が確実に形成されないようにする観点から、筒状部11の高さH1の80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることが更に好ましい。内筒部4の高さH2とは、固着部19の上面19aから内筒部4の上端4aまでの高さを意味し、筒状部11の高さH1とは、固着部19の上面19aから筒状部11の上端11aまでの高さを意味する(図5(a)及び図6(a)参照)。内筒部4の上端4aが筒状部11の上端11aであるとき、内筒部4の高さH2と筒状部11の高さH1とは一致するため、内筒部4の高さH2は、筒状部11の高さH1の100%となる。
図7に、本発明に係るキャップの変形例であるキャップ3Bを示す。図7には、キャップ3Bが筒状部11に螺合されている状態の断面図が示されている。
キャップ3Bは、第3の樹脂からなる外殻体30と、該外殻体30の内側に配置された、該外殻体30と異なる材料からなる封止部材60とを有している。
封止部材60は、該封止部材60から垂下するように環状のインナーリング65が形成されていてもよいし(図7(b)参照)、形成されていなくてもよい(図7(a)参照)。図7(b)に示すように、螺合部材5の上部53が内筒部4の上端4aよりも上方に延出している場合、封止部材60にはインナーリング65が形成されていることが好ましい。
封止部材60としては、ゴム製、シリコン製、エラストマー製、ポリエチレン製、発泡ポリエチレン製、ポリプロピレン製、発泡ポリプロピレン製等のパッキン等が挙げられる。封止部材60は、発泡オレフィン樹脂にオレフィン樹脂シートをラミネートしたもの、発泡オレフィン樹脂にポリエステル樹脂シートをラミネートしたもの等であってもよい。
キャップ3Bを有するスパウト付き容器100は、図7(a)及び(b)に示すように、キャップ3Bを閉蓋したときに、内筒部4の上部42と封止部材60とが、内容物を螺合部材5に接触させる隙間を生じないように接触するようになっている。これにより、キャップ3を有するスパウト付き容器100と同様の効果が奏される。
また、キャップ3Bを有するスパウト付き容器100においては、キャップ3Bを閉蓋したときに、内容物がキャップ3Bを構成する外殻体30に接触することも防ぐことができるため、外殻体30を構成する第3の樹脂として、内容物に移行させたくない成分を含む樹脂を用いることができる。
図7(a)に示すキャップ3Bは、内筒部4の上端4aと螺合部材5の上端5aとの筒状部11の軸方向Zの高さ位置が一致している容器用スパウト1に限らず、図5(a)に示すような、内筒部4の上端4aが螺合部材5の上端5aよりも上方に延出している容器用スパウト1と組み合わせて用いてもよい。
図8に、本発明に係るキャップの別の変形例であるキャップ3Cを示す。図8には、キャップ3Cの断面図が示されている。
キャップ3Cは、内周部に形成された螺条が間欠螺条33Cとなっている。間欠螺条33Cは、キャップ3Cの内周部に螺旋状に配された複数の凸部38からなる。
キャップ3Cの間欠螺条33Cを構成する樹脂は、螺合部材5の外周部に形成された螺条を構成する樹脂と同じ硬さであるか又は螺合部材5の外周部に形成された螺条を構成する樹脂よりも硬い。本実施形態では、キャップ3Cを構成する第3の樹脂が、螺合部材5を構成する第2の樹脂と同じ硬さであるか又は螺合部材5を構成する第2の樹脂よりも硬いことが好ましく、キャップ3Cを構成する第3の樹脂が、螺合部材5を構成する第2の樹脂よりも硬いことがより好ましい。具体的には、第3の樹脂としてバージン樹脂を用い、第2の樹脂としてリサイクル樹脂を用いることが好ましい。第2の樹脂及び第3の樹脂の硬さは、以下の方法により測定することができる。
<硬さの測定方法>
樹脂の硬さの測定方法には種々あるが、歪―応力の相関についての硬さの指標として一般的には弾性率(ヤング率)を測定することが有効である。例えば、測定したい樹脂でダンベル試験片を作製し、それを用いて曲げ弾性率又は引っ張り弾性率の測定を行う。曲げ弾性率測定は、例えば、JIS K7171に規定される方法により行い、ダンベル試験片は、80×10×h4mmのものを用いる。引っ張り弾性率測定は、例えば、JIS K7161に規定される方法により行い、ダンベル試験片は、1A形もしくは1B形を用いる。
キャップ3Cを有するスパウト付き容器100においても、キャップ3を有するスパウト付き容器100と同様の効果が奏される。更に、キャップ3Cを有するスパウト付き容器100は、キャップ3Cを閉蓋したときに、キャップ3Cの間欠螺条33Cが螺合部材5の螺条52に経時的に食い込むように、キャップ3Cと螺合部材5とが当接するため、キャップ3Cを閉蓋した後、時間経過に伴ってキャップ3Cの開けトルクが低下することを抑制することができる。
本発明のスパウト付き容器の収容部に収容される内容物は、特に制限されないが、好ましくは液体である。液体の内容物としては、例えば、ミネラルウォーター、ジュース、茶類等の飲料の液体;シャンプー、コンディショナー、リンス等の液状のヘアケア剤、ボディソープやハンドソープ等の液体石鹸、衣類や食器用の液体洗剤、柔軟剤や漂白剤、バストイレや床洗浄用の液体洗浄剤、液状の化粧品、液状の医薬品等の非飲料の液体等が挙げられる。スパウト付き容器の収容部に収容される内容物は、液体のみならず、粉体、粒体、クリーム等の非液体であっても良い。
スパウト付き容器は、少なくとも水を収容して容器を室温で24時間倒立状態に保持する評価試験を行ったときに、水である内容物の螺合部材への接触が認められないことが好ましい。
上述した実施形態における容器本体2を形成する可撓性シートとしては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂又はこれらの組み合わせからなる単層又は多層のフィルムや積層シート、又はこれらにアルミニウム等の金属蒸着層を付加した積層シート等が挙げられるが、これらに制限されるものではない。
本発明の容器用スパウト及びスパウト付容器は、上述した実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、内筒部4は、円筒状に代えて角筒状であってもよい。
また、本発明のスパウト付き容器は、容器本体とは別に製造した容器用スパウトを該容器本体に固着してなるものに限られず、例えば、内筒部及び固着部と容器本体部とが射出成形等の型成形等やブロー成形等により一体成形されたスパウト付き容器であっても良い。そのようなスパウト付き容器においても、内筒部の外周部に固定され、キャップと螺合するための螺条を有する環状の螺合部材を設け、キャップの閉蓋時に、内筒部の上部とキャップの一部とが接触して、該内筒部と該キャップとの間に、内容物を螺合部材に接触させる隙間が形成されないようにすることにより、前述したスパウト付容器100と同様の効果が得られる。また本発明のスパウト付き容器は、射出成形やブロー成形等の任意の方法により製造した容器本体に、別に製造した筒状体を固定して内筒部としたものであっても良い。また、前述した容器用スパウト1の筒状部11に関する構成や好ましい構成は、全部又は一部を、本発明のスパウト付き容器の筒状部に適用することもできる。
本発明は更に以下の付記を開示する。
<1>
内容物の収容部を備えた容器本体と、上端開口部を有する筒状部を備えたスパウトと、該筒状部に螺合されるキャップとを有するスパウト付き容器であって、
前記スパウトの前記筒状部は、第1の樹脂からなる内筒部と、該内筒部の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材とを有し、該螺合部材は、外周部に前記キャップを螺合させるための螺条を有しており、
前記キャップを閉蓋したときに、前記内筒部の上部と該キャップの一部とが接触して、該内筒部と該キャップとの間に、前記内容物を前記螺合部材に接触させる隙間が形成されないようになされている、スパウト付き容器。
<2>
第2の樹脂が、前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂である、前記<1>に記載のスパウト付き容器。
<3>
前記キャップは、第3の樹脂からなる外殻体と、該外殻体の内側に配置され、該外殻体とは異なる材料からなる封止部材とを有しており、
前記キャップを閉蓋したときに、前記内筒部の上部と前記封止部材とが、前記隙間を生じないように接触する、前記<1>又は前記<2>に記載のスパウト付き容器。
<4>
第3の樹脂が、前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂である、前記<3>に記載のスパウト付き容器。
<5>
前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂が、リサイクル樹脂、トルク特性を向上させるための添加剤を含む樹脂、精製度の低い樹脂、又は樹脂の酸化劣化や色相変化を防止するための添加剤を含む樹脂である、前記<2>又は前記<4>に記載のスパウト付き容器。
<6>
前記内筒部の高さが、前記筒状部の高さの80%以上100%以下である、前記<1>~<5>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<7>
前記内筒部の上端と前記螺合部材の上端との高さ位置が一致しているか、又は前記内筒部の上端が前記螺合部材の上端よりも上方に位置している、前記<1>~前記<6>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<8>
前記キャップの内周部に、前記螺合部材と螺合するための螺条として、複数の凸部からなる間欠螺条が形成されており、
前記キャップの前記間欠螺条を構成する樹脂が、前記螺合部材の外周部に形成された螺条を構成する樹脂と同じ硬さであるか又はそれよりも硬い、前記<1>~前記<7>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<9>
前記内筒部は、その上部における内面、外面及び上端面等の少なくとも一部分が、該内筒部の周方向の全域にわたって連続して、前記キャップの一部と接触する、前記<1>~前記<8>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<10>
前記キャップの一部と接触する前記内筒部の上部の部位は、該内筒部を、その高さH2を3等分して3領域に区分したときの最も上端側の領域であることが好ましく、前記高さH2を4等分して4領域に区分したときの最も上端側の領域であることがより好ましい、前記<1>~前記<9>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<11>
第1の樹脂は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ乳酸からなる群から選択される1種又は2種以上の合成樹脂である、前記<1>~前記<10>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<12>
第1の樹脂は、バージン樹脂である、前記<1>~前記<11>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<13>
第2の樹脂は、リサイクル樹脂である、前記<1>~前記<12>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<14>
前記螺合部材の上部が前記内筒部の上端よりも上方に延出しており、前記キャップは、インナーリングを有している、前記<1>~前記<13>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<15>
前記インナーリングは、前記キャップの閉蓋時に、前記内筒部の上部の内周面に当接する、前記<14>に記載のスパウト付き容器。
<16>
前記内筒部の高さH2は、前記筒状部の高さH1の80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることが更に好ましい、前記<1>~前記<15>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<17>
前記キャップは、第3の樹脂からなる外殻体と、該外殻体の内側に配置された、該外殻体と異なる材料からなる封止部材とを有している、前記<1>~前記<16>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<18>
前記封止部材は、該封止部材から垂下するように環状のインナーリングが形成されている、前記<17>に記載のスパウト付き容器。
<19>
上端開口部を有する筒状部を備えた容器用スパウトであって、
前記筒状部は、第1の樹脂からなる内筒部と、該内筒部の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材とを有し、該螺合部材は、外周部に前記キャップを螺合させるための螺条を有しており、
前記内筒部の高さが、前記筒状部の高さの80%以上100%以下である、容器用スパウト。
<20>
第2の樹脂が、前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂である、前記<19>に記載の容器用スパウト。
<21>
前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂が、リサイクル樹脂、トルク特性を向上させるための添加剤を含む樹脂、精製度の低い樹脂、又は樹脂の酸化劣化や色相変化を防止するための添加剤を含む樹脂である、前記<20>に記載の容器用スパウト。
<22>
前記内筒部の上端と前記螺合部材の上端との高さ位置が一致しているか、又は前記内筒部の上端が前記螺合部材の上端よりも上方に位置している、前記<19>~前記<21>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<23>
第1の樹脂は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ乳酸からなる群から選択される1種又は2種以上の合成樹脂である、前記<19>~前記<22>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<24>
第1の樹脂は、バージン樹脂である、前記<19>~前記<23>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<25>
第2の樹脂は、リサイクル樹脂である、前記<19>~前記<24>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
<26>
前記内筒部の高さH2は、前記筒状部の高さH1の80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることが更に好ましい、前記<19>~前記<25>の何れか1に記載のスパウト付き容器。
100 スパウト付容器
1 容器用スパウト(スパウト)
11 筒状部
12 上端開口部
12A 注出路
19 固着部
2 容器本体
21 天面シート部
22 正面シート部
23 背面シート部
24 底面シート部
25 収容部
3,3B,3C キャップ
31 天面部
32 スカート部
33 螺条
35 インナーリング
4 内筒部
41 リブ
5 螺合部材
51 凹部
52 螺条
60 封止部材
65 インナーリング
H1 筒状部の高さ
H2 内筒部の高さ

Claims (9)

  1. 内容物の収容部を備えた容器本体と、上端開口部を有する筒状部を備えたスパウトと、該筒状部に螺合されるキャップとを有するスパウト付き容器であって、
    前記スパウトの前記筒状部は、第1の樹脂からなる内筒部と、該内筒部の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材とを有し、該螺合部材は、外周部に前記キャップを螺合させるための螺条を有しており、
    前記キャップを閉蓋したときに、前記内筒部の上部と該キャップの一部とが接触して、該内筒部と該キャップとの間に、前記内容物を前記螺合部材に接触させる隙間が形成されないようになされており、
    前記内筒部の外周部にリブが設けられ、前記螺合部材の内周部に凹部が設けられており、
    前記リブは、前記内筒部の軸方向に延びる縦リブと、前記内筒部の円周方向に延びる横リブとからなり、該縦リブは、前記軸方向の上側が先細りとなった形状を有しており、該横リブは、前記円周方向に長い略矩形形状を有しており、
    前記凹部は、前記螺合部材の軸方向に延びる縦凹部と、該螺合部材の円周方向に延びる横凹部とを有しており、
    前記縦リブと前記縦凹部とが嵌合し、前記横リブと前記横凹部とが嵌合することにより、前記内筒部の外周部に前記螺合部材が固定されている、スパウト付き容器。
  2. 第2の樹脂が、前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂である、請求項1に記載のスパウト付き容器。
  3. 前記キャップは、第3の樹脂からなる外殻体と、該外殻体の内側に配置され、該外殻体とは異なる材料からなる封止部材とを有しており、
    前記キャップを閉蓋したときに、前記内筒部の上部と前記封止部材とが、前記隙間を生じないように接触する、請求項1又は2に記載のスパウト付き容器。
  4. 第3の樹脂が、前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂である、請求項3に記載のスパウト付き容器。
  5. 前記内容物に移行させたくない成分を含む樹脂が、リサイクル樹脂、トルク特性を向上させるための添加剤を含む樹脂、精製度の低い樹脂、又は樹脂の酸化劣化や色相変化を防止するための添加剤を含む樹脂である、請求項2又は4に記載のスパウト付き容器。
  6. 前記内筒部の高さが、前記筒状部の高さの80%以上100%以下である、請求項1~5の何れか1項に記載のスパウト付き容器。
  7. 前記内筒部の上端と前記螺合部材の上端との高さ位置が一致しているか、又は前記内筒部の上端が前記螺合部材の上端よりも上方に位置している、請求項1~6の何れか1項に記載のスパウト付き容器。
  8. 前記キャップの内周部に、前記螺合部材と螺合するための螺条として、複数の凸部からなる間欠螺条が形成されており、
    前記キャップの前記間欠螺条を構成する樹脂が、前記螺合部材の外周部に形成された螺条を構成する樹脂と同じ硬さであるか又はそれよりも硬い、請求項1~7の何れか1項に記載のスパウト付き容器。
  9. 上端開口部を有する筒状部を備えた容器用スパウトであって、
    前記筒状部は、第1の樹脂からなる内筒部と、該内筒部の外周部に固定された、第2の樹脂からなる環状の螺合部材とを有し、該螺合部材は、外周部にキャップを螺合させるための螺条を有しており、
    前記内筒部の高さが、前記筒状部の高さの80%以上100%以下であり、
    前記内筒部の外周部にリブが設けられ、前記螺合部材の内周部に凹部が設けられており、
    前記リブは、前記内筒部の軸方向に延びる縦リブと、前記内筒部の円周方向に延びる横リブとからなり、該縦リブは、前記軸方向の上側が先細りとなった形状を有しており、該横リブは、前記円周方向に長い略矩形形状を有しており、
    前記凹部は、前記螺合部材の軸方向に延びる縦凹部と、該螺合部材の円周方向に延びる横凹部とを有しており、
    前記縦リブと前記縦凹部とが嵌合し、前記横リブと前記横凹部とが嵌合することにより、前記内筒部の外周部に前記螺合部材が固定されている、容器用スパウト。
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