JP7455790B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、外装容器に関する。
シャンプー液、リンス液、化粧液または薬液などの液剤を収容するフィルム製の袋容器が広く普及している。袋容器に収容された液剤は硬質な容器に詰め替えて使用されることが多かったが、近年では、袋容器の注出口部に、袋容器から液剤を吸引して当該液剤を吐出するポンプ装置を取り付けることも行われている。
上記の袋容器は単体で立位することが難しいので、袋容器を立位状態で支持する外装容器の開発が行われている。例えば、以下の特許文献1には、袋状の内部容器に被さる外装容器が開示されている。具体的には、当該外装容器は、無底筒状の胴部、胴部の上端から延設された錐台形状からなる肩部、および案内溝が形成されている頂壁を有し、肩部には案内溝に繋がる孔が形成されている。
特開2000-313477号公報
特許文献1に開示された外装容器の胴部の断面形状は長方形であるので、使用者は、袋容器の長手方向と胴部の長手方向に合わせた上で外装容器を袋容器に被せると考えられる。この場合、軸方向周りでの外装容器に対する袋容器の姿勢を一定の姿勢とすることができるが、袋容器に外装容器を装着する際に使用者が両者の位置合わせをする手間が生じる。
本発明は、使用者が位置合わせを意識することなく袋容器を所定の姿勢に誘導する外装容器に関する。
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、内容物を注出する注出口部を有する袋容器を収容する収容空間を形成する外装容器であって、筒形状を有する胴部と、前記注出口部が挿入される挿入口が形成されている天面部と、を備え、前記胴部は、前記胴部の軸方向上の少なくとも一範囲において、第1領域、および内径が前記第1領域よりも小さい第2領域を周方向上に有し、前記第1領域と前記第2領域の境界線は、前記軸方向に対して傾きを有する、外装容器に関する。
以上説明したように本発明の外装容器によれば、使用者が位置合わせを意識することなく袋容器を所定の姿勢に誘導することが可能である。
本発明の一実施形態による容器10の外観構成を示す説明図である。 袋容器60の外観構成を示す説明図である。 注出口部70の構成を示す説明図である。 蓋部250の斜視図である。 蓋部250の図4に示したI-I線断面を示す説明図である。 蓋部250、注出口部70およびポンプ装置30の係合部32が取り付けられた状態の断面図である。 本発明の一実施形態による胴部220の斜視図である。 蓋部250が装着された胴部220の図7におけるII-II線断面を示す説明図である。 袋容器60および袋容器ホルダー20の平面視を模式的に示す説明図である。 袋容器ホルダー20の内周に形成されている斜行リブ231および中央リブ233を模式的に示す説明図である。 袋容器60が胴部220に収納された状態における袋容器60および胴部220の平面視を示す説明図である。 第1の変形例による袋容器ホルダー420を示す説明図である。 第2の変形例による袋容器ホルダー422を示す説明図である。 第3の変形例による袋容器ホルダー424を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<容器の概略構成>
本発明の一実施形態は、袋容器、および袋容器を収容する外装容器を有する容器に関する。以下、図1を参照し、本発明の一実施形態による容器の概略構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による容器10の外観構成を示す説明図である。図1に示したように、本発明の一実施形態による容器10は、袋容器ホルダー20と、ポンプ装置30と、袋容器60と、を備える。図1においては、袋容器ホルダー20に袋容器60が収容されており、袋容器60にポンプ装置30が取り付けられている。
(袋容器ホルダー20)
袋容器ホルダー20は、袋容器60を収容する収容空間を形成する外装容器の一例である。図1に示したように、袋容器ホルダー20は、胴部220および蓋部250を有する。
胴部220は、筒形状を有する。筒形状は、対向する1対の開口、および1対の開口を繋ぐ中空部分を有する形状である。当該中空部分が、袋容器60の収容空間となる。筒形状の具体例として、胴部220は、円筒形状を有してもよいし、角筒形状を有してもよい。図1においては、胴部220は軸Lに沿って形成されている。本明細書においては、軸Lに平行な方向を軸方向と称し、軸方向において胴部220から見て蓋部250が位置する側を上側と称し、その反対側を下側と称する場合がある。
蓋部250は、胴部220の上側の端部に取り付けられる。蓋部250は、袋容器60の注出口部およびキャップが挿入される挿入口が形成されている天面部251を有する。
使用者は、このような袋容器ホルダー20を、胴部220の下側の開口を介して袋容器60に被せることにより、袋容器60に装着することが可能である。
なお、袋容器ホルダー20は、例えばPP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、アクリル、ポリエステル、PCT(ポリシクロへキシレン・ジメチレン・テレフタレート)、SAN(スチレンアクリロニトリルコポリマー)等の合成樹脂からなる射出成形品であってもよい。また、胴部220の外径および内径は、成形性の観点から、上側に向かうにつれて徐々に小さくなってもよい。例えば、胴部220の外周面および内周面は、軸方向に対して1%の勾配を有してもよい。
(ポンプ装置30)
ポンプ装置30は、袋容器60から液状物を吸入し、吸入した液状物を吐出する。ポンプ装置30は、図1に示したように、係合部32、押圧部34および吐出口36を有する。係合部32は、袋容器ホルダー20から突出した袋容器60の注出口部の外周に係合する。押圧部34は、使用者により押圧される部分であり、使用者による押圧および押圧の解放に応じて軸方向に沿って昇降する。吐出口36は、使用者が押圧部34を押圧したことに応じて、袋容器60から吸入された液状物を吐出する。
なお、本明細書においては袋容器60にポンプ装置30が取り付けられる例を主に説明するが、計量キャップまたはヒンジキャップなどの他の構成が袋容器60に取り付けられてもよい。
(袋容器60)
袋容器60は、液状物を収容する。袋容器60に収容される液状物は、液体、ゲルまたはペーストであってもよい。液体、ゲルおよびペーストは、いずれも流動性を有する点で共通するが、液体は一定の形を有さず、ゲルおよびペーストは半固形であり一時的には一定の形を有し得る。具体的には、袋容器60に収容される液状物は、液体洗剤、柔軟剤、漂白剤、シャンプー、リンス、コンディショナー、ボディーソープ、化粧液、薬剤、液体調味料等であってよい。
図2は、袋容器60の外観構成を示す説明図である。図2に示したように、袋容器60は、注出口部70、キャップ79および容器本体である袋本体80を有する。袋容器60の説明においては、天面シート部81と底面シート部84の離隔方向を上下方向と称し、底面シート部84から見て天面シート部81が位置する側を上側と称し、上側の反対側を下側と称する場合がある。
袋本体80は、天面シート部81、正面シート部82、背面シート部83および底面シート部84を有する。
正面シート部82の両側縁部82sおよび82sは、背面シート部83の両側縁部83sおよび83sと接合されることで、一対のサイドシール部S1を形成している。
天面シート部81は、正面シート部82と背面シート部83との間に固定されている。より詳細には、正面シート部82の上方の縁部82tと、天面シート部81の正面シート部82側の縁部81sとが接合されることで、正面側上部シール部S2が形成されている。また、背面シート部83の上方の縁部83tと、天面シート部81の背面シート部83側の縁部81s’とが接合されることで、背面側上部シール部S3が形成されている。
天面シート部81と同様に、底面シート部84は正面シート部82と背面シート部83との間に固定されている。より詳細には、正面シート部82の下方の縁部と底面シート部84の正面シート部82側の縁部とが接合されることで、正面側下部シール部S4が形成されている。また、背面シート部83の下方の縁部と、底面シート部84の背面シート部83側の縁部とが接合されることで、背面側下部シール部S5が形成されている。
なお、天面シート部81、正面シート部82、背面シート部83および底面シート部84としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂又はこれらの組み合わせからなる単層又は多層のフィルムや積層シート、又はこれらにアルミニウム等の金属蒸着層を付加した積層シート等が挙げられるが、これらに制限されない。
注出口部70は、袋本体80の内容物を注ぎ出す注出口71を有する。注出口部70には、当該注出口71を塞ぐキャップ79が螺合により取り付けられる。袋本体80が袋容器ホルダー20に収容された後は、キャップ79が注出口部70から取り外され、代わりにポンプ装置30が注出口部70に取り付けられることにより、ポンプ装置30から袋本体80の内容物を吐出することが可能となる。以下、図3を参照して注出口部70の構成を詳細に説明する。
図3に示したように、注出口部70は、筒部720およびフランジ部740を有する。筒部720の上端および下端は開口している。フランジ部740は、筒部720の下端における外周部から外側に延出している。当該フランジ部740の上面が天面シート部81の下面に接合されることで、注出口部70が袋本体80に対して固着されている。
筒部720は、螺合部722、上段張り出し環部724、下段張り出し環部726、および中段環部728を有する。螺合部722は、筒部720の外周面上に螺旋を描くように形成された凸部であり、キャップ79またはポンプ装置30に螺合する。
上段張り出し環部724および下段張り出し環部726は、筒部720の外周面から張り出している環状の構成である。本明細書において、環状は、ある領域を取り囲う形状であり、当該形状は円形であってもよいし、角形であってもよく、また、全体に亘って連続していてもよいし、断続的であってもよい。中段環部728は、上段張り出し環部724および下段張り出し環部726の間に位置する。中段環部728の外径は、上段張り出し環部724および下段張り出し環部726の外径よりも小さい。
このような注出口部70は、合成樹脂で形成されてもよい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ乳酸等が挙げられる。また、注出口部70は、アルミニウムのような金属、またはセラミックで形成されてもよい。
以上、本発明の一実施形態による容器10の概略構成を説明した。本発明の一実施形態は、上述した容器10のうちの特に袋容器ホルダー20の構成に特に関する。以下では、袋容器ホルダー20の蓋部250および胴部220の構成を順次詳細に説明する。
<蓋部250の構成>
図4は、蓋部250の斜視図である。図5は、蓋部250の図4に示したI-I線断面を示す説明図である。図4および図5に示したように、本発明の一実施形態による蓋部250は、天面部251、外周側環状部252、内周側環状部253、結合部254、凹部側壁255および底部256を有する。
天面部251は、袋容器ホルダー20の天面を構成する。天面部251は、中空のドーナッツ形状を有する。天面部251の中空の部分が、袋容器60の注出口部70が挿入される挿入口257として機能する。
外周側環状部252は、天面部251の外縁から下側に突出している。内周側環状部253は、外周側環状部252の内周側に外周側環状部252と離隔して位置し、天面部251の下面から突出している。このため、外周側環状部252および内周側環状部253の間には溝が形成されている。なお、環状は、ある領域を取り囲む形状であり、連続的であってもよいし、断続的であってもよい。図4に示した例では、外周側環状部252は連続的に形成されており、内周側環状部253は不連続に形成されている。周方向で内周側環状部253が欠けている箇所に、図4に破線で示したように間隙Sが位置する。結合部254は、外周側環状部252と内周側環状部253を繋ぐ部分である。
凹部側壁255は、天面部251の内縁から下側に突出している。底部256は、凹部側壁255の下端から内側に張り出している環状の領域である。図5に示した底部256の内径d1、すなわち、挿入口257の最小径は、注出口部70および当該注出口部70に取り付けられたキャップ79が通過できるように、キャップ79の外径より大きく設計されている。
以下、図6を参照して、このような蓋部250に注出口部70が挿入された後、キャップ79が取り外され、代わりに注出口部70にポンプ装置30の係合部32が取り付けられた状態を説明する。
図6は、蓋部250、注出口部70およびポンプ装置30の係合部32が取り付けられた状態の断面図である。図6に示したように、係合部32は、上段筒部322および下段筒部324を有する。上段筒部322の内周には、凸部が螺旋を描くように形成されており、当該凸部が注出口部70の螺合部722に螺合する。
下段筒部324は、上段筒部322の下側に位置する。下段筒部324の外径d2は、上段筒部322の外径よりも大きい。また、下段筒部324の外径d2は、図5に示した底部256の内径d1よりも大きい。このため、下段筒部324の下端が底部256に当接し、下段筒部324と注出口部70のフランジ部740とで底部256を挟み込む。これにより、蓋部250に対して係合部32および注出口部70が回転することが防止される。さらに、下段筒部324と注出口部70のフランジ部740とで底部256を挟み込むことにより、注出口部70の脱落も防止される。
<胴部220の構成>
続いて、本発明の一実施形態による胴部220の構成を説明する。
図7は、本発明の一実施形態による胴部220の斜視図である。図8は、蓋部250が装着された胴部220の図7におけるII-II線断面を示す説明図である。図7に示したように、胴部220は、本体部230および薄肉部240を有する。
薄肉部240は、本体部230の上端から突出している部分であり、薄肉部240の厚さは本体部230の厚さよりも小さい。薄肉部240は、周方向上の一部に切欠き244を有する。このような薄肉部240が、蓋部250の外周側環状部252および内周側環状部253の間に形成された溝に嵌合することにより、胴部220に蓋部250が装着される。また、蓋部250の結合部254が薄肉部240の切欠き244に嵌合することにより、胴部220に対する蓋部250の回転位置が固定される。
本体部230は、軸方向上の少なくとも一範囲において、第1領域、および内径が第1領域よりも小さい第2領域を有する。図7に示した例では、第2領域として、複数の斜行リブ231が示されている。斜行リブ231は、胴部220の軸方向に対して傾きを有する斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bを含む。
斜行リブ231Aは、上側に向かうにつれて本体部230の平面視における時計回りの正方向側(第1の側)に向かう。斜行リブ231Bは、上側に向かうにつれて本体部230の平面視における時計回りの負方向側(第2の側)に向かう。図8に示したように、斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bは、各々の下側の端部において結合している。本体部230は、このような斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bからなる一対の斜行リブ231の組を複数有する。
斜行リブ231Aと、当該斜行リブ231Aの第1の側に位置する斜行リブ231Bとの間に、図7に破線で示した領域232が位置する。当該領域232は、斜行リブ231よりも内径が大きい第1領域の一例である。上述した通り、斜向リブ231は胴部220の軸方向に対して傾きを有するので、領域232と斜行リブ231との境界線も胴部220の軸方向に対して傾きを有する。
また、一対の斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bの間には、中央リブ233が形成されている。中央リブ233の高さは、斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bの高さよりも大きい。図7に示した例では、4つの中央リブ233が、胴部220の周方向に沿って等間隔に形成されている。
なお、蓋部250が胴部220に装着された状態においては、図8に示したように、斜行リブ231Aの上端と、当該斜行リブ231Aの第1の側に位置する斜行リブ231Bの上端との間隔部分が、蓋部250の内周側環状部253が不連続となる箇所(図4に示した間隙S)と周方向上で一致または重なる。
<作用効果>
以上、本発明の一実施形態による袋容器ホルダー20の構成を説明した。続いて、図9~図11を参照して、本発明の一実施形態による袋容器ホルダー20が発揮する作用効果を説明する。
図9は、袋容器60および袋容器ホルダー20の平面視を模式的に示す説明図である。図9の上段に示したように、袋容器60に袋容器ホルダー20が装着される前は、袋容器60の袋本体80は一対のサイドシール部S1が離隔している方向が長手方向となる形状を有する。このような袋容器60が袋容器ホルダー20に挿入されると、図9の下段に示したように、サイドシール部S1が折りたたまれ、袋本体80の平面視での形状が正方形に近くなる。このとき、シート部の折れ曲がりにより破線で示したように略直角である角部分ができる。当該角部分は他の部分よりも固く、袋容器ホルダー20の内周に当たる。
図10は、袋容器ホルダー20の内周に形成されている斜行リブ231および中央リブ233を模式的に示す説明図である。斜行リブ231が形成されている位置まで袋本体80の角部分が進むと、袋本体80の角部分が矢印で示したように斜行リブ231Aまたは斜行リブ231Bに沿って上昇することにより、袋容器60が回転する。
図11は、袋容器60が胴部220に収納された状態における袋容器60および胴部220の平面視を示す説明図である。袋容器60が上述したように挿入過程で回転することにより、袋本体80の角部分が斜行リブ231Aと斜行リブ231Bの間隔部分に位置する姿勢に袋容器60が誘導される。
この図11に示した状態において、4つの中央リブ233が、袋容器60内のフランジ部740の各辺に対向する。従って、使用者が注出口部70からキャップ79を取り外す際、および注出口部70にポンプ装置30を取り付ける際に、4つの中央リブ233がフランジ部740に当たることにより、袋容器60が供回りし難くなる。
なお、蓋部250が胴部220に装着された状態においては、図8に示したように、斜行リブ231Aの上端と、当該斜行リブ231Aの第1の側に位置する斜行リブ231Bの上端との間隔部分が、蓋部250の内周側環状部253が不連続となる箇所(図4に示した間隙S)と周方向上で一致または重なる。従って、袋本体80の角部分が間隙Sに入り込み易い。袋本体80の角部分が間隙Sに入り込んだ状態においては、袋容器60が回転しようとしても角部分が間隙Sの両側に位置する内周側環状部253に突き当たるので、これによっても供回りが生じ難くなる。
ここで、本発明の一実施形態による袋容器ホルダー20は、斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bからなる一対の斜行リブ231の組を複数有することにより、袋本体80の角部分が複数の斜行リブ231に押される。従って、袋容器60のより円滑な回転を実現することが可能である。
また、斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bは、各々の下側の端部において結合している。従って、袋本体80の角部分が当該結合部分に当たる姿勢で袋容器60が袋容器ホルダー20に挿入され始めた場合でも、角部分を斜行リブ231A側または斜行リブ231B側に誘導することが可能である。
また、本発明の一実施形態においては、中央リブ233の高さは、斜行リブ231Aおよび斜行リブ231Bの高さよりも大きい。従って、袋容器60が胴部220に収納された状態において、中央リブ233がフランジ部740に当たり易くなり、結果、袋容器60が供回りし難くなる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、上述した実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上述した実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上述した実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上述した実施形態の構成に代えて適用されてもよいし、上述した実施形態の構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の変形例)
図12は、第1の変形例による袋容器ホルダー420を示す説明図である。図12に示したように、袋容器ホルダー420は、胴部430と、天面部451を有する。胴部430および天面部451は一体形成されている。
天面部451は、袋容器ホルダー420の天面を構成する。天面部251は、中空のドーナッツ形状を有する。天面部251の中空の部分が、袋容器60の注出口部70が挿入される挿入口457として機能する。図12に示した凹部側壁455および底部456は、各々、上述した実施形態における凹部側壁255および底部256に対応する。
胴部430の周方向上には、胴部430の上端寄りの範囲において、第1領域435、および第1領域よりも内径が小さい第2領域436が交互に形成されている。第2領域436は、2つの第1領域435の間に位置する面領域である。
第2領域436から見て胴部430の周方向における第1の側に位置する第1領域435と当該第2領域436との境界線は、上側に向かうにつれて第1の側に向かう。一方、第2領域436から見て胴部430の周方向における第1の側と反対側に位置する第1領域435と当該第2領域436との境界線は、上側に向かうにつれて第2の側に向かう。
このような第1の変形例においても、袋容器60が袋容器ホルダー420に挿入される際に、袋本体80の角部分が第1領域435と第2領域436の境界線に沿って上昇することにより、袋容器60が回転する。従って、上述した実施形態と同様に、袋容器60に袋容器ホルダー420が装着された状態において袋容器ホルダー420に対する袋容器60の姿勢を所定の姿勢とすることが可能である。
(第2の変形例)
図13は、第2の変形例による袋容器ホルダー422を示す説明図である。図13に示したように、第2の変形例による袋容器ホルダー422は、胴部432および天面部251を有する。天面部251(凹部側壁455、底部456および挿入口457を含む)については、第1の変形例で説明した通りである。
胴部432の周方向上には、胴部432の上端寄りの範囲において、第1領域435、および第1領域よりも内径が小さい第2領域437が交互に形成されている。第2領域437は、2つの第1領域435の間に位置する面領域である。
第2領域437から見て胴部432の周方向における第1の側に位置する第1領域435と当該第2領域437との境界線は、上側に向かうにつれて第1の側に向かう。一方、第2領域437から見て胴部432の周方向における第1の側と反対側に位置する第1領域435と当該第2領域437との境界線は、上側に向かうにつれて第2の側に向かう。
さらに、第2領域437は、図13に示したように、第2領域の周方向における中心部分が凹部となるように湾曲している。このため、第1の変形例における平坦に形成された第2領域436の周方向における中心部分での内径に比べて、第2領域437の周方向における中心部分での内径は小さくなる。
このような第2の変形例においては、第1の変形例により得られる効果に加えて、第2領域437の周方向における中心部分が袋容器60のフランジ部740により強く当たるという効果が得られる。従って、袋容器60の供回りを一層抑制することが可能となる。
(第3の変形例)
図14は、第3の変形例による袋容器ホルダー424を示す説明図である。図13に示したように、第2の変形例による袋容器ホルダー424は、胴部434および天面部251を有する。天面部251(凹部側壁455、底部456および挿入口457を含む)については、第1の変形例で説明した通りである。
胴部434の周方向上には、胴部434の上端寄りの範囲において、第1領域435、および第1領域よりも内径が小さい第2領域437が交互に形成されている。第2領域437は、2つの第1領域435の間に位置する面領域である。
第2の変形例による胴部432は周方向上に4つの第2領域437を有するが、第3の変形例による胴部434は、周方向上に2つの第2領域437を有する。このように、第2領域437の数が2つであっても、第1領域435と第2領域437の境界線に沿って袋容器60の角部分が上昇することにより、袋容器60に袋容器ホルダー424が装着された状態において袋容器ホルダー424に対する袋容器60の姿勢を所定の姿勢とすることが可能である。
<補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 容器
20、420、422、424 容器ホルダー
220 胴部
231 斜行リブ
233 中央リブ
250 蓋部
251 天面部
30 ポンプ装置
32 係合部
60 袋容器
70 注出口部
740 フランジ部
80 袋本体

Claims (10)

  1. 内容物を注出する注出口部を有する袋容器、および前記袋容器を収容する収容空間を形成する外装容器を有する容器であって、
    前記外装容器は、
    筒形状を有する胴部と、
    前記注出口部が挿入される挿入口が形成されている天面部と、
    を備え、
    前記胴部は、前記胴部の軸方向上の少なくとも一範囲において、第1領域、および内径が前記第1領域よりも小さい第2領域を周方向上に有し、
    前記第1領域と前記第2領域の境界線は、前記軸方向に対して傾きを有し
    前記第2領域は、前記胴部の内周面から突出する第1のリブおよび第2のリブであり、
    前記第1のリブは前記天面部に向かうにつれて前記胴部の周方向における第1の側に向かい、
    前記第2のリブは前記天面部に向かうにつれて前記胴部の周方向における前記第1の側と反対側である第2の側に向かい、
    前記袋容器が前記胴部に挿入されると前記袋容器には平面視で角部分ができ、当該角部分が前記胴部の内周に当接する、容器。
  2. 内容物を注出する注出口部を有する袋容器、および前記袋容器を収容する収容空間を形成する外装容器を有する容器であって、
    前記外装容器は、
    筒形状を有する胴部と、
    前記注出口部が挿入される挿入口が形成されている天面部と、
    を備え、
    前記胴部は、前記胴部の軸方向上の少なくとも一範囲において、第1領域、および内径が前記第1領域よりも小さい第2領域を周方向上に有し、
    前記第1領域と前記第2領域の境界線は、前記軸方向に対して傾きを有し、
    前記袋容器が前記胴部に挿入されると前記袋容器には平面視で角部分ができ、当該角部分が前記胴部の内周に当接し、
    前記外装容器は、
    前記天面部の外縁から突出する外周側環状部、および前記外周側環状部の内周側に位置する内周側環状部をさらに備え、
    前記外周側環状部および前記内周側環状部の間に前記胴部が嵌合することにより、前記胴部に前記天面部が取り付けられ、
    前記内周側環状部は、周方向上で不連続に形成されている、容器。
  3. 前記第2領域は、前記胴部の内周面から突出するリブである、請求項2に記載の容器
  4. 前記胴部は、前記天面部に向かうにつれて前記胴部の周方向における第1の側に向かう第1のリブ、および、前記天面部に向かうにつれて前記胴部の周方向における前記第1の側と反対側である第2の側に向かう第2のリブを有する、請求項3に記載の容器
  5. 前記第1のリブおよび前記第2のリブは、前記天面部が位置する側と反対側の端部において結合している、請求項1または4に記載の容器
  6. 前記胴部は、前記第1のリブおよび前記第2のリブからなる組を複数有する、請求項4または5に記載の容器
  7. 前記胴部は、前記第1のリブおよび前記第2のリブの間に、前記第1のリブおよび前記第2のリブよりも高さが大きい第3のリブを有する、請求項4~6のいずれか一項に記載の容器。
  8. 前記第2領域は、2つの前記第1領域の間に位置する面領域であり、
    前記第2領域から見て前記胴部の周方向における第1の側に位置する第1領域と前記第2領域との境界線は、前記天面部に向かうにつれて前記第1の側に向かい、
    前記第2領域から見て前記胴部の周方向における前記第1の側と反対側である第2の側に位置する第1領域と前記第2領域との境界線は、前記天面部に向かうにつれて前記第2の側に向かう、請求項2に記載の容器
  9. 前記胴部は、複数の前記第2領域を有する、請求項8に記載の容器
  10. 前記天面部の外縁から突出する外周側環状部、および前記外周側環状部の内周側に位置する内周側環状部をさらに備え、
    前記外周側環状部および前記内周側環状部の間に前記胴部が嵌合することにより、前記胴部に前記天面部が取り付けられ、
    前記内周側環状部は、周方向上で不連続に形成されている、請求項1に記載の容器
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