JP7249215B2 - はんだ付け装置およびはんだ付け装置の制御方法 - Google Patents

はんだ付け装置およびはんだ付け装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、はんだ付け装置およびはんだ付け装置の制御方法に関する。
従来、溶融はんだを噴流ノズルへ圧送して噴流ノズルの先端に設けられたパレットを介してプリント基板に対し電子部品をはんだ付けするはんだ付け装置がある。
また、かかるはんだ付け装置では、噴流ノズルの先端を突出させた状態ではんだ槽を覆う固定式のカバーを備え、カバー内部を不活性ガスで満たすことでカバー内部を低酸素環境にすることにより、はんだの酸化を抑える技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-267785号公報
しかしながら、従来技術は、噴流ノズルの先端がカバーで覆われていない状態で固定されるため、噴流ノズルの先端は、常に大気環境下に置かれることになり、噴流したはんだの酸化が促進することとなる。このため、噴流後のはんだをはんだ槽で回収して繰り返し使用する場合、はんだ槽に貯蔵されたはんだの酸化が促進するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、はんだの酸化を抑えることができるはんだ付け装置およびはんだ付け装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るはんだ付け装置は、噴流ノズルと、カバーとを備える。前記噴流ノズルは、溶融したはんだを噴流する。前記カバーは、内部に不活性ガスが充填され、前記噴流ノズルに対応した位置に孔部を有する。前記カバーは、塗布対象に対して前記はんだを塗布する塗布期間においては、前記噴流ノズルが前記孔部から突出し、前記塗布期間以外の待機期間においては、前記噴流ノズルを前記内部に収容する。
本発明によれば、はんだの酸化を抑えることができる。
図1は、実施形態に係るはんだ付け装置の制御方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係るはんだ付け装置の構成を示す図である。 図3は、実施形態に係るはんだ付け装置の動作工程を示す図である。 図4は、実施形態に係るはんだ付け装置の動作工程を示す図である。 図5は、実施形態に係るはんだ付け装置の動作工程を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るはんだ付け装置およびはんだ付け装置の制御方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施形態に係るはんだ付け装置の制御方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係るはんだ付け装置の制御方法の概要を示す図である。なお、図1では、はんだ付け装置を模式的な断面で示している。
図1に示すように、実施形態に係るはんだ付け装置1は、はんだ槽10と、ケーシング部11と、噴流ノズル12と、カバー13とを備える。
はんだ槽10は、溶融はんだ20を貯蔵する。はんだ槽10は、例えば、図示しないヒータを備え、かかるヒータの熱によって、はんだ槽10内のはんだを加熱して溶融はんだ20にするとともに、溶融はんだ20の温度をはんだ付けに適した温度に維持する。
ケーシング部11は、はんだ槽10内に設けられる。ケーシング部11は、図示しないポンプによって、図1の白抜き矢印で示すように、底面に設けられた吸い込み孔11aからはんだ槽10の溶融はんだ20を吸い上げ、吸い上げた溶融はんだ20を噴流ノズル12へ圧送する。
噴流ノズル12は、ケーシング部11から圧送された溶融はんだ20を鉛直上方へ向けて噴流する。これにより、噴流ノズル12から噴流された溶融はんだ20は、塗布対象であるプリント基板100の各接続箇所に塗布されて、はんだ付けされる。
また、噴流ノズル12は、図示しない2層の管構造になっている。そして、2層のうち、内側の層は、ケーシング部11から圧送されてきた溶融はんだ20が通る層であり、外側の層は、プリント基板100に付着しなかった溶融はんだ20を回収してはんだ槽10へ戻すための層である。
カバー13は、はんだ槽10を覆うことで、はんだ槽10に貯蔵された溶融はんだ20の酸化を防ぐ保護部材である。カバー13の内部130は、例えば、窒素等の不活性ガスが充填される。
これにより、はんだ槽10における溶融はんだ20の液面が低酸素環境となるため、はんだ槽10に貯蔵された溶融はんだ20の酸化を防ぐことができる。なお、カバー13は、噴流ノズル12に対応した位置に孔部13aを有しており、かかる孔部13aから噴流ノズル12を突出させるが、かかる点については後述する。
ここで、従来のカバーは、固定式であり、噴流ノズルの先端が突出した状態ではんだ槽を覆って固定されていた。このため、噴流ノズルの先端は、常に大気環境下に置かれることになり、噴流したはんだの酸化が促進する。
従って、従来は、例えば、噴流後のはんだをはんだ槽で回収して繰り返し使用する場合、はんだ槽に貯蔵されたはんだの酸化が促進するおそれがあった。
そこで、実施形態に係るはんだ付け装置1では、カバー13を可動式とした。
具体的には、実施形態に係るはんだ付け装置1の制御方法では、塗布対象であるプリント基板100に対して溶融はんだ20を塗布する塗布期間においては、噴流ノズル12が孔部13aから突出し、塗布期間以外の待機期間においては、噴流ノズル12を内部130に収容する。
図1を例にして、実施形態に係るはんだ付け装置1の制御方法について詳細に説明する。図1の上段では、待機期間におけるカバー13の位置を示しており、図1の下段では、塗布期間におけるカバー13の位置を示している。
なお、塗布期間の始期(待機期間の終期)は、プリント基板100が溶融はんだ20を塗布可能な位置に搬送されたタイミングであり、塗布期間の終期(待機期間の始期)は、溶融はんだ20が塗布されたプリント基板100が搬送されるタイミングである。
図1の上段に示すように、実施形態に係るはんだ付け装置1の制御方法では、待機期間においては、噴流ノズル12全体をカバー13の内部130に収容する。なお、待機期間においては、カバー13の内部130は、不活性ガスにより陽圧状態が保たれている。これにより、噴流ノズル12の先端が不活性ガスに覆われて低酸素状態となる。
そして、図1の下段に示すように、実施形態に係るはんだ付け装置1の制御方法では、塗布期間においては、カバー13が鉛直下方に移動し、噴流ノズル12の先端が孔部13aから突出する。そして、カバー13から突出した状態の噴流ノズル12から噴流した溶融はんだ20がプリント基板100に塗布される。
このように、実施形態に係るはんだ付け装置1の制御方法では、塗布期間に限って噴流ノズル12を突出させ、待機期間においては、噴流ノズル12を内部130に収容することで、噴流ノズル12の先端が大気環境下に置かれる期間を最小限に抑える。従って、実施形態に係るはんだ付け装置1の制御方法では、はんだの酸化を抑えることができる。
なお、詳細は後述するが、プリント基板100は、パレット(搬送体の一例)の内部に収容された状態で搬送されており、塗布期間においては、パレットの内部と、カバー13の内部130とは、孔部13aを介して連結される。
従って、カバー13から突出した噴流ノズル12の先端は、パレットの内部に位置して低酸素状態が保たれるため、塗布期間においても溶融はんだ20の酸化を最小限に抑えることができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係るはんだ付け装置1の構成について詳細に説明する。図2は、実施形態に係るはんだ付け装置1の構成を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係るはんだ付け装置1は、はんだ槽10と、ケーシング部11と、噴流ノズル12と、カバー13と、制御装置14と、エアシリンダ15とを備える。
エアシリンダ15は、カバー13を支持する支持部151と、カバー13の昇降位置(高さ位置)を検出する検出部152とを備える。検出部152は、カバー13の上昇位置および下降位置を検出して制御装置14へ通知する。
なお、検出部152は、エアシリンダ15のピストン位置を検出するセンサを用いることができる。これにより、カバー13の昇降位置を検出するセンサを別途設ける必要がないため、コストを抑えることができる。
また、エアシリンダ15は、カバー13を付勢させる付勢部である。具体的には、エアシリンダ15は、塗布期間において、パレットとカバー13とが当接した場合に、パレットに対してカバー13を付勢させ、その付勢力(空気圧)の強弱によってカバー13を昇降させる。
また、カバー13の付勢力に関わるエアシリンダ15の空気圧は、制御装置14によって制御される。なお、エアシリンダ15によるカバー13の昇降動作の詳細については後述する。
このように、カバー13の昇降動作を行うためにエアシリンダ15を用いることで、例えば、経年劣化が生じてカバー13の付勢力が変化した場合であっても、空気圧を調整することで、かかる経年劣化の影響を補正することができる。
なお、エアシリンダ15は、付勢部の一例である。例えば、エアシリンダ15に代えて、または、エアシリンダ15と併用してスプリング(ばね部材)を用いてもよい。
制御装置14は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、データフラッシュ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、各機能を実行する。
また、制御装置14は、一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、RAMやデータフラッシュは、上述した制御方法に係る制御処理を実行するためのプログラム等の各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、制御装置14は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御装置14は、カバー13の内部130への不活性ガスの供給量を制御する。具体的には、制御装置14は、不活性ガスを供給する流路に設けられた図示しないレギュレータを制御することによって、不活性ガスの空気圧を調整して供給量を制御する。なお、不活性ガスの供給制御の詳細については図3以降で後述する。
また、制御装置14は、エアシリンダ15の動作を制御してカバー13を昇降移動させる。具体的には、制御装置14は、カバー13を下降させるための下降用エア配管と、カバー13を上昇させるための上昇用エア配管とがエアシリンダ15に接続される。
例えば、制御装置14は、カバー13に対するパレットの押圧力よりも小さい空気圧の空気を下降用エア配管を通してエアシリンダ15へ供給する。これにより、カバー13のパレットに対する付勢力(反力)は、パレットの押圧力よりも小さくなるため、カバー13は、パレットに押圧されて下降する。
また、制御装置14は、カバー13に対するパレットの押圧力よりも大きい空気圧の空気を上昇用エア配管を通してエアシリンダ15へ供給する。これにより、カバー13のパレットに対する付勢力(反力)は、パレットの押圧力よりも大きくなるため、カバー13は、パレットを押圧して上昇する。
より具体的には、制御装置14は、上昇用エア配管に図示しない圧力センサおよび電空レギュレータを備える。この場合、制御装置14は、電空レギュレータを制御して空気圧を制御するとともに、電空レギュレータから出力される空気の空気圧を圧力センサでモニタし、目標の空気圧となるように電空レギュレータをフィードバック制御する。
次に、図3~図5を用いて、実施形態に係るはんだ付け装置1の動作工程について説明する。図3~図5は、実施形態に係るはんだ付け装置1の動作工程を示す図である。以下、図3~図5に示す第1工程から第6工程までの動作工程を順に説明する。
(第1工程)
まず、図3の上段に示す第1工程では、プリント基板100を収容するパレット200は、搬送途中であり、溶融はんだ20を塗布可能な位置に到達していない。すなわち、第1工程は、はんだ付け装置1にとって待機期間である。この場合、はんだ付け装置1は、カバー13を上昇位置にすることで、噴流ノズル12を内部130に収容する。
また、第1工程において、はんだ付け装置1の制御装置14は、カバー13の内部130が陽圧状態となるような供給量で不活性ガスを供給する。つまり、カバー13は、待機期間においては、不活性ガスにより内部130が陽圧状態である。
これにより、カバー13の孔部13aからの空気の流入を抑えることができる。また、カバー13の内部130を陽圧状態とすることで、孔部13aに複雑な開閉機構を設けず開放状態とできるため、カバー13のコストを抑えることができる。
(第2工程)
第2工程に移行する。図3の下段に示すように、第2工程では、パレット200の底面とカバー13の天面とが当接する、すなわち、パレット200は、溶融はんだ20を塗布可能な位置に到達する。
つまり、第2工程において、はんだ付け装置1は、待機期間から塗布期間へ移行する。なお、第2工程では、パレット200の孔部200aと、カバー13の孔部13aとが連結することで、パレット200の内部と、カバー13の内部とが1つの連結した空間となる。
そして、第2工程において、制御装置14は、カバー13に対するパレット200の押圧力よりも小さい空気圧の空気をエアシリンダ15へ供給する。これにより、カバー13のパレットに対する付勢力(反力)は、パレットの押圧力よりも小さくなるため、カバー13は、パレット200に押圧されて下降を開始する。また、エアシリンダ15の空気圧により、カバー13はパレット200に対して付勢しているため、カバー13は、パレット200に当接した状態を維持して下降する。このように、カバー13がパレット200に対して付勢することで、カバー13およびパレット200に充填された不活性ガスが逃げることを防止できる。
また、第2工程において、制御装置14は、カバー13の内部130への不活性ガスの供給量を第1工程時よりも少なくする。すなわち、制御装置14は、塗布期間における不活性ガスの供給量を、待機期間における供給量よりも少なくする。
これにより、後段の第3工程および第4工程においてはんだ付け時の温度低下を防ぐことができ、かつ、噴流ノズル12から溶融はんだ20が噴流しにくくなることを防ぐことができる。
(第3工程)
第3工程に移行する。図4の上段に示すように、第3工程では、カバー13は、パレット200の押圧によって下降位置まで下降し、下降を停止する。なお、第3工程は、はんだ付け装置1にとって塗布期間である。
第2工程から第3工程にかけて、カバー13が下降するに従って、噴流ノズル12の先端が孔部13aから突出するとともに、孔部200aを通ってパレット200の内部に挿入される。また、カバー13の孔部13aおよびパレット200の孔部200aの孔径は、噴流ノズル12の外径よりも大きくなるように設計されている。これにより、噴流ノズル12がカバー13から突出した場合に、噴流ノズル12とカバー13とが当接しないため、カバー13の内部130が密閉状態とならず、パレット200およびカバー13を容易に下降させることができる。また、カバー13および噴流ノズル12の隙間から、不活性ガスをカバー13からパレット200へ流入させることができる。
また、第2工程から第3工程にかけて、カバー13の内部130に充填された不活性ガスがパレット200の内部に流入する。また、パレット200の上面には、図示しない通気孔が設けられており、不活性ガスがパレット200の内部に流入するのに伴って、酸素を含んだ空気が通気孔から外部へ押し出される。これにより、パレット200の内部の空気が外部へ放出されて不活性ガスで置換されるためパレット200の内部が低酸素状態となる。
すなわち、塗布期間においても、噴流ノズル12の先端は、低酸素状態が保たれるため、噴流する溶融はんだ20の酸化を抑えることができる。また、パレット200の内部が低酸素状態となることで、プリント基板100の部品面側のはんだ上がりを良好にできる。また、パレット200の上面に設けられた通気孔により、パレット200の内部およびカバー13の内部130が密閉状態とならないため、パレット200およびカバー13を容易に下方へ移動でき、また、はんだ塗布後等においてパレット200とカバー13とを容易に離脱させることができる。
(第4工程)
第4工程に移行する。図4の下段に示すように、第4工程では、カバー13は、下降位置で固定され、プリント基板100へのはんだ付けが行われる。なお、第4工程は、はんだ付け装置1にとって塗布期間である。
(第5工程)
第5工程に移行する。図5の上段に示すように、第5工程では、プリント基板100へのはんだ付けが終了し、パレット200およびカバー13が上昇を開始する。すなわち、第5工程において、はんだ付け装置1は、塗布期間から待機期間へ移行する。
第5工程において、制御装置14は、カバー13に対するパレットの押圧力よりも大きい空気圧の空気をエアシリンダ15へ供給する。これにより、カバー13のパレットに対する付勢力(反力)は、パレットの押圧力よりも大きくなるため、カバー13は、パレットを押圧して上昇を開始する。
また、パレット200の内部は不活性ガスが充填されているため、低酸素状態を保ったまま、カバー13が上昇してはんだ切りを行うことができる。従って、はんだ表面張力よりもはんだの粘性が小さくなるため、ツララやブリッジの発生を抑えることができる。
(第6工程)
第6工程に移行する。図5の下段に示すように、第6工程では、カバー13は、上昇位置まで上昇後、上昇を停止する。具体的にh、カバー13は、噴流ノズル12を内部130に収容した状態で上昇を停止する。
すなわち、カバー13は、第6工程である待機期間においては、噴流ノズル12が内部130に収容されるまで上昇する。そして、パレット200は、カバー13が上昇を停止後、カバー13から離れて他の場所へ搬送を開始する。
また、制御装置14は、カバー13が上昇を停止後、パレット200がカバー13から離れるタイミングで、カバー13の内部130への不活性ガスの供給量を増加する。具体的には、制御装置14は、第1工程時における供給量に戻す。これにより、カバー13の内部130が陽圧状態で保たれる。
このように、第1工程から第6工程を経てプリント基板100にはんだ付けが行われる。
上述してきたように、実施形態に係るはんだ付け装置1は、噴流ノズル12と、カバー13とを備える。噴流ノズル12は、溶融したはんだ(溶融はんだ20)を噴流する。カバー13は、内部130に不活性ガスが充填され、噴流ノズル12に対応した位置に孔部13aを有する。カバー13は、塗布対象(プリント基板100)に対して溶融はんだ20を塗布する塗布期間おいては、噴流ノズル12が孔部13aから突出し、塗布期間以外の待機期間においては、噴流ノズル12を内部130に収容する。これにより、溶融はんだ20の酸化を抑えることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 はんだ付け装置
10 はんだ槽
11 ケーシング部
12 噴流ノズル
13 カバー
14 制御装置
15 エアシリンダ
20 溶融はんだ
100 プリント基板
200 パレット

Claims (6)

  1. 溶融したはんだを噴流する噴流ノズルと、
    内部に不活性ガスが充填され、前記噴流ノズルに対応した位置に孔部を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、
    塗布対象に対して前記はんだを塗布する塗布期間においては、前記噴流ノズルが前記孔部から突出し、前記塗布対象を内部に収容する搬送体と当接するとともに、前記搬送体の内部と前記カバーの内部とが連結し、前記塗布期間以外の待機期間においては、前記噴流ノズルを前記内部に収容すること
    を特徴とするはんだ付け装置。
  2. 前記カバーを付勢させる付勢部を備え、
    前記カバーは、
    前記塗布期間においては、前記搬送体の押圧によって移動し、
    前記付勢部は、
    前記カバーが前記搬送体の押圧によって移動した場合に、前記カバーを前記搬送体に対して付勢させること
    を特徴とする請求項に記載のはんだ付け装置。
  3. 前記付勢部は、
    エアシリンダであること
    を特徴とする請求項に記載のはんだ付け装置。
  4. 前記カバーの内部への前記不活性ガスの供給量を制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記塗布期間における前記不活性ガスの供給量を、前記待機期間における前記不活性ガスの供給量よりも少なくすること
    を特徴とする請求項1~のいずれか1つに記載のはんだ付け装置。
  5. 前記カバーは、
    前記待機期間においては、前記不活性ガスにより内部が陽圧状態であること
    を特徴とする請求項1~のいずれか1つに記載のはんだ付け装置。
  6. 溶融したはんだを噴流する噴流ノズルと、
    内部に不活性ガスが充填され、前記噴流ノズルに対応した位置に孔部を有するカバーとを備えるはんだ付け装置の制御方法であって、
    塗布対象に対して前記はんだを塗布する塗布期間においては、前記噴流ノズルを前記カバーの孔部から突出させ、前記塗布対象を内部に収容する搬送体と前記カバーとを当接させるとともに、前記搬送体の内部と前記カバーの内部とを連結させ、前記塗布期間以外の待機期間においては、前記噴流ノズルを前記内部に収容する制御工程
    を含むことを特徴とするはんだ付け装置の制御方法。
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