JP7249127B2 - 傾斜状構造体およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、母材の表面から斜め方向に延びる傾斜状構造体およびその製造方法に関する。
母材の表面から斜め方向に延びる傾斜状構造体は、肉盛溶接によって製造することができる。例えば、特許文献1の図5には、MIG(Metal Inert Gas)溶接によって傾斜状構造体を製造することが記載されている。
また、特許文献1には、母材の表面の垂線に対する傾斜状構造体の角度が33度までは支持体なしで傾斜状構造体を製造可能であることが記載されている(発明の詳細な説明の段落0022参照)。換言すれば、母材の表面と傾斜状構造体の傾斜方向との間の角度が57度未満では、支持体なしで傾斜状構造体を製造することができない。
特開平4-336304号公報
そこで、本発明は、どのような傾斜方向の傾斜状構造体でも支持体なしで製造することができる傾斜状構造体の製造方法を提供すること、およびその製造方法により製造される傾斜状構造体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の傾斜状構造体の製造方法は、母材の表面から斜め方向に延びる傾斜状構造体を製造する方法であって、前記母材の表面上に各々が複数のビードからなる複数の肉盛層を積層することによって、前記母材の表面の垂線に対して前記斜め方向と反対側に傾斜する基準面を有するベース部を形成する工程と、前記ベース部の基準面上に各々が複数のビードからなる複数の肉盛層を積層することによって、前記ベース部から前記斜め方向に延びる突出部を形成する工程と、を含む、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、母材の表面に対して傾斜する基準面がまず形成され、その後に基準面上に複数の肉盛層が積層されるので、どのような傾斜方向の傾斜状構造体でも支持体なしで製造することができる。
ところで、特許文献1の図5のように複数の肉盛層を少しずつずらしながら母材の表面上に積層して傾斜状構造体を製造した場合には、傾斜状構造体内の結晶粒が積層方向(母材の表面に垂直な方向)に沿った柱状となるため、傾斜状構造体の延在方向におけるクリープ強度がそれほど高くない。これに対し、上記の製造方法で製造された傾斜状構造体では、傾斜状構造体内の結晶粒が突出部では傾斜状構造体の延在方向に沿った柱状となるため、傾斜状構造体の延在方向において高いクリープ強度を得ることができる。
例えば、前記傾斜状構造体は、前記母材から遠ざかるにつれて縮径または拡径する環状であってもよい。
前記母材の表面上への前記複数の肉盛層の積層および前記ベース部の基準面上への前記複数の肉盛層の積層は、レーザ金属肉盛により行われてもよい。この構成によれば、母材への入熱量が小さくなるため、母材の熱影響部(HAZ)を小さくすることができる。また、ベース部の基準面上への肉盛層の積層もレーザ金属肉盛により行われるので、ベース部と突出部とを連続して形成することができる。
前記レーザ金属肉盛では溶接材としてパウダが用いられ、前記基準面上に前記複数の肉盛層を積層する際は、各肉盛層を、前記母材側から順に前記ビードを並べて形成してもよい。基準面上に肉盛層を積層する際に、各肉盛層を、母材から遠い側から順にビードを並べて形成した場合には、第2ビード以降を形成する際に、溶融プールの回りに飛び散ったパウダが既設ビードと母材との間に残存し易い。これに対し、母材側から順にビードを並べて形成すれば、各肉盛層において第2ビード以降も良好に形成することができる。
前記母材の表面上に前記複数の肉盛層を積層する際は、各肉盛層を、前記基準面側から順に前記ビードを並べて形成してもよい。この構成によれば、凹凸の小さい基準面を形成することができる。
また、本発明の傾斜状構造体は、母材の表面から斜め方向に延びる傾斜状構造体であって、前記母材の表面上に形成された、結晶粒が前記母材の表面に垂直な方向に沿った柱状である金属製のベース部と、前記ベース部から前記斜め方向に延びる、結晶粒が前記斜め方向に沿った柱状である金属製の突出部と、を備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、傾斜状構造体の延在方向において高いクリープ強度を得ることができる。
本発明によれば、どのような傾斜方向の傾斜状構造体でも支持体なしで製造することができる。
本発明の一実施形態に係る製造方法によって製造された傾斜状構造体およびこれを担持する母材の平面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 前記製造方法におけるベース部を形成する工程を説明するための図である。 前記製造方法における突出部を形成する前の準備工程を説明するための図である。 前記製造方法における突出部を形成する工程を説明するための図である。 従来の製造方法によって製造した傾斜状構造体の断面図である。 前記実施形態の製造方法によって製造した傾斜状構造の断面図である。 従来の製造方法によって製造した傾斜状構体の切断面にエッチング処理した後の拡大写真である。
本発明の一実施形態に係る製造方法では、図1および図2に示すように、母材1の表面11から斜め方向Dに延びる傾斜状構造体2を製造する。
本実施形態では、母材1が、中心に貫通穴12を有する円盤状である。ただし、母材1の形状はこれに限定されるものではなく、母材1はどのような形状であってもよい(例えば、お椀状など)。
また、本実施形態では、傾斜状構造体2が、母材1から遠ざかるにつれて縮径する環状である。換言すれば、傾斜状構造体2は、テーパー状の周壁である。このため、上述した斜め方向Dは、円錐面に沿った方向である。
ただし、傾斜状構造体2は、母材1から遠ざかるにつれて拡径する環状であってもよい。あるいは、傾斜状構造体2は、必ずしも環状である必要はなく、傾斜する板状または柱状であってもよい。
傾斜状構造体2は、母材1の表面11上に形成されたベース部3と、ベース部3から斜め方向Dに延びる突出部5を含む。これらのベース部3および突出部5は、共に金属製である。
本実施形態では、ベース部3の断面形状が図3に示すように三角形状であり、突出部5の断面形状が図5に示すように矩形状である。ただし、ベース部3の断面形状は、ベース部3が後述する基準面31を有する限り、特に限定されるものではない。例えば、ベース部3の断面形状は、台形状であってもよいし、母材1の表面11および基準面31を二辺とする扇形であってもよい。また、突出部4の断面形状も特に限定されるものではなく、台形状または三角形状であってもよい。
図3に示すように、ベース部3は、母材1の表面11上に複数(図例では6つ)の肉盛層4A~4Fを積層することによって形成される。本実施形態では、上述したようにベース部3の断面形状が三角形状であるため、最も上方に位置する肉盛層4Fは単一のビード41からなり、それ以外の肉盛層4A~4Eはそれぞれ複数のビード41からなる。
全てのビード41は、傾斜状構造体2と同心円状の環状である。肉盛層4A~4Eのそれぞれでは、ビード41が母材1の表面11と平行に並んでいる。
ベース部3は、母材1の表面11の垂線に対して斜め方向Dと反対側に傾斜する基準面31を有する。この基準面31は、肉盛層4A~4Fのそれぞれにおける最も斜め方向D側に位置するビード41により形成される。
本実施形態では、母材1の表面11上への肉盛層4A~4Fの積層がレーザ金属肉盛(LMD)によって行われる。ただし、母材1の表面11上への肉盛層4A~4Fの積層は、MIG溶接や電子ビーム溶接などの他の方法で行われてもよい。
LMDでは、図略のノズルから母材1の表面11または直前に形成された肉盛層の表面に向けて溶接材およびシールドガスが供給されるとともにレーザ光が照射され、これにより溶融プールが生成される。溶接材およびシールドガスの供給ならびにレーザ光の照射は、水平に保たれた母材1が回転されながら行われ、上記の溶融プールがビード41となる。本実施形態では、溶接材としてパウダが用いられる。ただし、溶接材はワイヤであってもよい。
母材1の表面11上に肉盛層4A~4Fを積層する際は、肉盛層4A~4Fのそれぞれを、ベース部3の基準面31側から順に(図3では右側から左側に向かって)ビード41を並べて形成することが望ましい。凹凸の小さい基準面31を形成することができ、かつ、その基準面31を母材1の表面11に対して正確な角度で形成することができるからである。
ベース部3を形成した後は、突出部5を形成する前に、図4に示すように、ベース部3の基準面31が最下点で水平となるように母材1を傾けて、LMDで使用したノズルからレーザのみを照射し、基準面31を平滑化する。
図5に示すように、突出部5は、ベース部3の基準面31上に複数(図例では10)の肉盛層6A~6Jを積層することにより形成される。本実施形態では、上述したように突出部5の断面形状が矩形状であるため、全ての肉盛層6A~6Jがそれぞれ複数のビード61からなる。
全てのビード61は、傾斜状構造体2と同心円状の環状である。肉盛層6A~6Jのそれぞれでは、ビード61がベース部3の基準面31と平行に並んでいる。
本実施形態では、ベース部3の基準面31上への肉盛層6A~6Jの積層がLMDによって行われる。ただし、ベース部3の基準面31上への肉盛層6A~6Jの積層は、MIG溶接や電子ビーム溶接などの他の方法で行われてもよい。
LMDでは、図略のノズルからベース部3の基準面31または直前に形成された肉盛層の表面に向けて溶接材およびシールドガスが供給されるとともにレーザ光が照射され、これにより溶融プールが生成される。溶接材およびシールドガスの供給ならびにレーザ光の照射は、傾けられた状態の母材1が回転されながら行われ、上記の溶融プールがビード61となる。本実施形態では、溶接材としてパウダが用いられる。ただし、溶接材はワイヤであってもよい。
ベース部3の基準面31上に肉盛層6A~6Jを積層する際は、肉盛層6A~6Jのそれぞれを、母材1側から順に(図5では右側から左側に向かって)ビード61を並べて形成することが望ましい。ベース部3の基準面31上に肉盛層6A~6Jを積層する際に、肉盛層6A~6Jのそれぞれを、母材1から遠い側から順にビード61を並べて形成した場合には、第2ビード以降を形成する際に、溶融プールの回りに飛び散ったパウダが既設ビードと母材1との間に残存し易い。これに対し、母材1側から順にビード61を並べて形成すれば、肉盛層6A~6Jのそれぞれにおいて第2ビード以降も良好に形成することができる。
以上説明したような製造方法では、母材1の表面11に対して傾斜する基準面31がまず形成され、その後に基準面31上に複数の肉盛層6A~6Jが積層されるので、どのような傾斜方向の傾斜状構造体2でも支持体なしで製造することができる。
ところで、図6に示すように、複数の肉盛層を少しずつずらしながら母材1の表面11上に積層して傾斜状構造体を製造した場合には、図8に示すように傾斜状構造体内の結晶粒が積層方向(母材1の表面11に垂直な方向P)に沿った柱状となる。つまり、図6中に一点鎖線で示すように、結晶粒界が母材1の表面11と平行な方向に並ぶ。このため、傾斜状構造体の延在方向におけるクリープ強度がそれほど高くない。なお、図6は、多数存在する結晶粒界の一部を概略的に示したものである(この点は、後述する図7も同様)。また、図8は、傾斜状構体の切断面にエッチング処理した後の拡大写真である。
これに対し、本実施形態の製造方法で製造された傾斜状構造体2では、傾斜状構造体2内の結晶粒がベース部3では母材1の表面11に垂直な方向Pに沿った柱状となるが、突出部5では傾斜状構造体2の延在方向に沿った柱状となる。つまり、突出部では、図7中に一点鎖線で示すように、結晶粒界が斜め方向Dと垂直な方向に並ぶ。このため、傾斜状構造体2の延在方向において高いクリープ強度を得ることができる。
また、本実施形態では、母材1の表面11上への肉盛層4A~4Fの積層がLMDにより行われるので、母材1への入熱量が小さくなる。従って、母材1の熱影響部(HAZ)を小さくすることができる。また、本実施形態では、ベース部3の基準面31上への肉盛層6A~6Jの積層もLMDにより行われるので、ベース部と突出部とを連続して形成することができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、ベース部3を構成する肉盛層4A~4Fのそれぞれは、必ずしも、ベース部3の基準面31側から順にビード41を並べて形成される必要はない。例えば、肉盛層4A~4Fのそれぞれにおいて、ビード41の形成順を逆にしてもよい。
また、突出部5を構成する肉盛層6A~6Jのそれぞれは、必ずしも、母材1側から順にビード61を並べて形成される必要はない。例えば、溶接条件などにより溶融プールの回りに飛び散るパウダが少ない場合は、肉盛層6A~6Jのそれぞれにおいて、最初に両側に位置するビード61を形成し、その後に内側に位置するビード61を形成してもよい。
1 母材
11 表面
2 傾斜状構造体
3 ベース部
31 基準面
4A~4F 肉盛層
5 突出部
6A~6J 肉盛層

Claims (3)

  1. 母材の表面から斜め方向に延びる傾斜状構造体を製造する方法であって、
    溶接材としてパウダを用いたレーザ金属肉盛により前記母材の表面上に各々が複数のビードからなる複数の肉盛層を積層することによって、前記母材の表面の垂線に対して前記斜め方向と反対側に傾斜する基準面を有するベース部を形成する工程と、
    溶接材としてパウダを用いたレーザ金属肉盛により前記ベース部の基準面上に各々が複数のビードからなる複数の肉盛層を積層することによって、前記ベース部から前記斜め方向に延びる突出部を形成する工程と、を含み、
    前記基準面上に前記複数の肉盛層を積層する際は、各肉盛層を、前記母材側から順に前記ビードを並べて形成する、傾斜状構造体の製造方法。
  2. 前記傾斜状構造体は、前記母材から遠ざかるにつれて縮径または拡径する環状である、請求項1に記載の傾斜状構造体の製造方法。
  3. 母材の表面から斜め方向に延びる傾斜状構造体を製造する方法であって、
    前記母材の表面上に各々が複数のビードからなる複数の肉盛層を積層することによって、前記母材の表面の垂線に対して前記斜め方向と反対側に傾斜する基準面を有するベース部を形成する工程と、
    前記ベース部の基準面上に各々が複数のビードからなる複数の肉盛層を積層することによって、前記ベース部から前記斜め方向に延びる突出部を形成する工程と、を含み、
    前記母材の表面上に前記複数の肉盛層を積層する際は、各肉盛層を、前記基準面側から順に前記ビードを並べて形成する、傾斜状構造体の製造方法。
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