JP7249124B2 - 発酵バターおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発酵バターとその製造方法に関する。
近年日本においても、食の多様化で、風味豊かな発酵バターの人気が高まりつつある。発酵バターは、生クリームを乳酸菌発酵させた後、バターと同様に転相(チャーニング)して得られ、非発酵の甘性バターと異なり、その独特の発酵風味と濃厚な乳脂肪感に特徴がある。しかし、日本ではまだ種類も少なく、特徴のある発酵バターが殆ど無い。
特許文献1では、クリームをチャーニングして得たバター粒に、発酵乳と食塩を添加し、練圧してなる発酵バターが開示されているが、この発酵バターは、クリームを発酵させたものではなく、発酵乳を添加したものであるため、発酵風味が異なっており、また、不足している。
特許文献2には、所定の条件での有機酸量あたりのジアセチル量の比率が一定以上にある乳酸菌を含む乳酸菌スターターを使用し、それを、加熱殺菌した原料乳に接種して、低温発酵工程と、高温発酵工程とを順次、付すことによって、有機酸に由来する酸味が適度にありつつも、発酵風味が豊富で、風味の良い、バランスに優れた発酵乳製品が得られる旨が開示されている。得られる発酵乳製品は、バランスの良い発酵風味を有しているものの、ミルク風味や濃厚な乳脂肪感は十分ではない。
特開昭62-239947号公報 国際公開第17/026481号
本願発明者らは、特徴のある発酵バターを提供するために、先味では発酵風味やミルク風味を感じ、後味での濃厚な乳脂肪感を加熱調理後も残すことに着目して、新規な発酵バターを検討した。
そこで本発明の目的は、先味では発酵風味やミルク風味を感じ、後味での濃厚な乳脂肪感が強く、加熱調理後も、後味での濃厚な乳脂肪感が残り、バター風味を強く感じることができる発酵バター、その製造方法、及び、それを含む食品を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、発酵バターの原料である発酵前の生クリームを、特定の条件で加熱処理した後、特定の酸度になるまで乳酸菌発酵し、得られたサワークリームを転相することで、先味では発酵風味やミルク風味を感じ、後味での濃厚な乳脂肪感が強く、加熱調理後も、後味での濃厚な乳脂肪感が残り、バター風味を強く感じることができる発酵バターが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第一は、生クリームを、昇温速度が0.5~60℃/分で、かつ、加熱保持温度と達温後の保持時間が5点(55℃/7.5時間,55℃/5.1時間,72℃/0時間,99℃/0時間,74℃/7.5時間)で囲まれる領域内の条件で加熱処理した後、酸度が0.5~1.2になるまで乳酸菌発酵させてサワークリームを得、該サワークリームを転相することを特徴とする発酵バターの製造方法に関する。好ましくは、サワークリームを転相後、水洗処理を1~5回行う。好ましくは、生クリーム100重量部に対して、無脂乳固形分1~10重量部を添加してから前記加熱処理を行う。好ましくは、乳酸菌が、Lactococcus lactis subsp. lactis、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis biovar. diacetylactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus、Lactobacillus paracasei、及び、Lactobacillus rhamnosusからなる群より選ばれる少なくとも1種である。
本発明の第二は、昇温速度が0.5~60℃/分で、かつ、加熱保持温度と達温後の保持時間が5点(55℃/7.5時間,55℃/5.1時間,72℃/0時間,99℃/0時間,74℃/7.5時間)で囲まれる領域内の条件で加熱処理された生クリームを、酸度が0.5~1.2になるまで乳酸菌発酵させて得たサワークリームが転相された発酵バターに関する。
本発明の第三は、前記発酵バターを含む食品に関する。
本発明に従えば、先味では発酵風味やミルク風味を感じ、後味での濃厚な乳脂肪感が強く、加熱調理後も、後味での濃厚な乳脂肪感が残り、バター風味を強く感じることができる発酵バター、その製造方法、及び、それを含む食品を提供することができる。
本発明における加熱保持温度と達温後の保持時間の5点で囲まれた領域を示すグラフである。
以下、本発明につき、さらに詳細に説明する。本発明における発酵バターは、酸性バターとも呼ばれるもので、生クリームを乳酸菌発酵させて製造されるバターのことをいう。本発明の発酵バターは、生クリームを特定の昇温速度で特定の温度に達温させた後、特定の時間保持することで加熱処理した後、更に、乳酸菌発酵して特定酸度のサワークリームを得、これを転相して製造する。本発明の具体的な実施形態を以下説明する。
まず、原料乳を、遠心分離等で乳脂肪分が20~50%になるように濃縮して、生クリームを得る。ここで、必要に応じて、無脂乳固形分を、生クリームに特定量添加してもよい。次いで、生クリームの前記加熱処理を行う。その後急冷し、乳酸菌を投入して、酸度が特定域になるまで常法に従って乳酸菌発酵させてサワークリームを調製する。乳酸菌発酵後には冷却して、その冷却温度で一定時間エージングして脂肪球を安定な結晶に調整してもよい。得られたサワークリームは、必要に応じて殺菌してもよい。該サワークリームを常法に従って転相(チャーニング)し、脂肪球を凝集させてバター粒にして水溶性成分(バターミルク)を取り除き、必要に応じて水洗処理を行った後、練圧(ワーキング)してバター粒を充分に練り合わせることで、本発明の発酵バターを得ることができる。
本願において、生クリームとは、乳等省令で定義される「生乳、牛乳または特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分を18.0%以上にしたもの」をいい、本発明においては、生産性の点から、乳脂肪分が20~45%の生クリームを使用することが好ましい。
生クリームを加熱処理する際には、生クリームの初期温度から加熱保持温度まで昇温する。その際の昇温速度は、0.5~60℃/分である。1~50℃/分が好ましく、25~50℃/分がより好ましい。昇温速度が0.5℃/分より遅くなると、得られる発酵バターの発酵風味やミルク風味が弱く感じられたり、加熱時間が長くなり、生産性が低下する。一方、昇温速度が60℃/分より速くなると、加熱に必要な蒸気等のユーティリティーの使用量が多くなり、生産コストが上昇したり、焦げ感が付与される場合がある。
生クリームを加熱処理する際には、加熱保持温度と、該加熱保持温度に到達した後の保持時間が、図1で示した特定の領域内の条件となるように加熱処理を実施する。なお、加熱保持温度とは、加熱処理時の最高温度であり、達温後の保持時間とは、該最高温度が保持される時間である。
図1で示した特定の領域は、加熱保持温度/達温後の保持時間:55℃/7.5時間,55℃/5.1時間,72℃/0時間,99℃/0時間,74℃/7.5時間という5点を、図1で示している順に、直線で結んで形成された五角形の領域である。本発明においては、加熱処理での加熱保持温度と保持時間を図1にプロットした時に、その点が前記領域内に収まるような加熱保持温度と保持時間を採用する。加熱保持温度と保持時間を図1にプロットした時に、55℃/5.1時間と72℃/0時間の2点を結ぶ直線よりも左側にある(すなわち加熱保持温度が低い又は保持時間が短い)か、又は、加熱保持温度が55℃よりも低く、かつ保持時間が7.5時間よりも短いと、濃厚な乳脂肪感が得られない場合がある。また、加熱保持温度と保持時間を図1にプロットした時に、99℃/0時間と74℃/7.5時間の2点を結ぶ直線よりも右側にある(すなわち加熱保持温度が高い又は保持温度が長い)か、又は、加熱保持温度が55~74℃で、かつ保持時間が7.5時間よりも長いと、発酵風味やミルク風味が損なわれたり、焦げ感が付与される場合がある。
生クリームの加熱処理を実施するための加熱装置は特に限定されず、生クリームの加熱殺菌に用いる装置を適宜選択することができるが、生産性を考慮して、流路式殺菌装置が好ましい。そのような殺菌装置としては、例えば、プレート式殺菌装置、チューブ式殺菌装置、スピンジェクション式殺菌装置、ジュール式殺菌装置等が挙げられるが、これらに限定されない。また、加熱達温後の保持の装置としては、保温可能なジャケット付きの容器、タンク等が挙げられるが、これらに限定されない。
濃厚な乳脂肪感をより向上させるには、無脂乳固形分を生クリームに特定量添加してから、前記加熱処理を行うことが好ましい。生クリームに無脂乳固形分を添加した後、混合して両者を溶解させることが望ましい。ここで無脂乳固形分としては、例えば、脱脂粉乳、バターミルクパウダー、脱脂濃縮乳、全粉乳、ホエー蛋白濃縮物(WPC)、乳蛋白濃縮物(MPC)、乳糖、乳清ミネラル等が挙げられ、特に風味の点から、脱脂粉乳、バターミルクパウダー、及び、脱脂濃縮乳からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましい。該無脂乳固形分の添加量は、前記生クリーム100重量部に対して、1~10重量部(乾燥重量)が好ましく、1~8重量部(乾燥重量)がより好ましく、2~5重量部(乾燥重量)が更に好ましい。無脂乳固形分の添加量が1重量部(乾燥重量)より少ないと濃厚な乳脂肪感の向上効果を達成できない場合があり、10重量部(乾燥重量)よりも多いと、製造時の粘度が高くなって生産性が悪くなったり、濃厚な乳脂肪感の向上効果が頭打ちになる場合がある。
前記加熱処理を終了した後は、乳酸菌を添加する前に、クリームを20~50℃まで急冷することが好ましい。20℃より低い温度まで急冷すると、その後の乳酸菌発酵が不充分になる場合がある。一方、急冷した後の温度が50℃を超えると、発酵が進みすぎて風味のバランスが崩れたり、逆に、発酵が全く進行しない場合がある。
乳酸菌発酵とは、乳酸菌をクリームに添加して、後述するような所定の発酵条件にてクリームを発酵させ、有機酸、特に乳酸を生成させる発酵をいう。ここで有機酸とは、乳酸の他、コハク酸、リンゴ酸が挙げられる。本発明の乳酸菌発酵において、有機酸、特に乳酸が発酵時に生成しているか否か、及び、その生成量は、対象液の酸度(%)を測定することにより確認することができる。
前記乳酸菌としては、乳酸菌発酵に使用可能なものであれば特に限定されず、例えば、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ラクトコッカス(Lactococcus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属、リューコノストック(Leuconostoc)属等の乳酸菌が挙げられる。具体例としては、例えば、乳酸菌株ラクトバチルス・ブルガリカス(Lactobacillus bulgaricus)、ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)等が挙げられる。特に風味の点から、Lactococcus lactis subsp. lactis、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis biovar. diacetylactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus、Lactobacillus paracasei、及び、Lactobacillus rhamnosusからなる群より選ばれる少なくとも1種を使用することが好ましく、Lactococcus lactis subsp. lactis、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis biovar. diacetylactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、及び、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricusの5種類を全て使用することがより好ましい。
乳酸菌発酵にあたってクリームに添加する菌量(スターターとしての量)は、発酵後に達成される酸度を考慮して、当業者が適宜決定することができるが、例えば、水溶液中の乳酸菌の濃度が1×10~1×10cfu/mL程度となるような量が好ましく、また、生クリーム100重量部に対して乳酸菌0.0005~0.1重量部が好ましい。この範囲を外れると、発酵後の酸度を所定の範囲に調整し難い場合がある。
乳酸菌発酵は、得られるサワークリームの酸度が0.5~1.2になるまで実施する。前記酸度は0.55~1が好ましく、0.65~0.8がより好ましい。前記酸度が0.5より小さいと、乳酸菌発酵により得られる発酵風味が弱い場合があり、1.2より大きいと、酸味が強くなりすぎて、ミルク風味や濃厚な乳脂肪感が損なわれる場合がある。
本発明において「酸度」は、牛乳関係法令集(乳業団体衛生連絡協議会(日本)、平成16年(2004年)3月)第56頁の「5 乳及び乳製品の酸度の測定法」に従って求めることができる。具体的には、試料10mlに、同量の炭酸ガスを含まない水を加えて希釈し、指示薬としてフェノールフタレイン液0.5mlを加えて、0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液で30秒間、微紅色の消失しない点を限度として滴定し、その滴定量から試料100g当たりの乳酸のパーセント量を求め、これを酸度(%)とする。乳酸の酸度を求める場合、特にこれを「乳酸酸度」(%)という。なお、前記0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mlは、乳酸9mgに相当する。また前記指示薬は、フェノールフタレイン1gを50%エタノールに溶かして100mlのフェノールフタレイン液としたものである。
乳酸菌発酵の具体的な条件は、得られるサワークリームの酸度に応じて設定することができるが、具体的には、20~50℃で1~40時間が好ましく、より好ましくは25~45℃で2~24時間であり、さらに好ましくは28~43℃で3~20時間である。乳酸菌発酵時の温度が20℃より低かったり時間が1時間より短いと、得られる発酵風味が弱すぎる場合があり、また、温度が50℃より高かったり時間が40時間より長いと、発酵が進みすぎて風味のバランスが崩れたり、逆に、発酵が全く進行しない場合がある。
乳酸菌発酵によって得られたサワークリームは、冷却して一定時間エージングすることにより脂肪球を安定な結晶に調整することが好ましい。具体的には、サワークリームの温度が3~15℃になるまで冷却し、該温度で5~72時間エージングすることが好ましい。該エージング時間は、10~48時間がより好ましく、12~42時間が更に好ましい。
エージング後のサワークリームを、常法に従って、転相(チャーニング:チャーン容器による攪拌)することで脂肪球を凝集させてバター粒にして水溶性成分(バターミルク)を取り除く。転相の具体的な方法は常法に従うことができ、特に限定されないが、例えば、温度を10~15℃に調整したサワークリームをチャーン装置に入れ、脂肪球の凝集が見られるまで撹拌する方法などが挙げられる。
前記転相の後には、得られたバターの水洗処理を行うことが好ましい。水洗処理の具体的な方法としては特に限定されず、所望の風味に合わせて適宜選択すればよいが、例えば、前記転相で取り除いたバターミルクと同量の水を添加し、チャーン装置で5秒~10分間撹拌した後、水を排出する方法などが挙げられる。前記水洗処理の回数は1~5回が好ましく、2~3回がより好ましい。水洗処理を実施しないと、発酵バターの乳脂肪感が不足する場合がある。一方、水洗処理の回数が5回を超えると、発酵風味やミルク風味が損なわれる場合がある。
前記水洗処理後には、練圧(ワーキング)してバター粒を充分に練り合わせることで、本発明の発酵バターを得ることができる。練圧の具体的な方法は常法に従うことができ、特に限定されないが、例えば、温度を10~20℃としたバターを、チャーン装置で回転させて練り合わせる方法などが挙げられる。
本発明の発酵バターは、各種食品の製造において使用することができる。そのような食品としては、油脂を含み得る食品であれば特に限定されないが、例えば、バターロール、クロワッサン、食パン、ブリオッシュなどのパン類、マドレーヌ、クッキー、クリームブリュレ、スポンジケーキ、カップケーキなどの菓子類、マーガリン、ショートニング、ホイップクリームなどの油脂製品、ホワイトソース、スープ、パスタソースなどの加工食品などが挙げられる。本発明の発酵バターを使用することによって、食品に濃厚な乳脂肪感とバター風味を付与することができる。
これら食品における本発明の発酵バターの含有量は、食品の種類によって異なり、該食品に通常使用される油脂の配合量を考慮して適宜決定すればよい。ただし、本発明の発酵バターは、食品に使用される油脂の全量を置換するものであってもよいし、一部を置換するものであってもよい。通常、本発明の発酵バターの含有量は、食品の全体量に対し1~25重量%が好ましく、5~20重量%がより好ましい。発酵バターの含有量が1重量%より少ないと、発酵バターによる濃厚な乳脂肪感とバター風味の付与効果が得られない場合がある。25重量%より多いと、油分が多くなり過ぎて食品の好ましい物性や風味が得られない場合がある。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は重量基準である。
<発酵バターの官能評価>
熟練した10人のパネラーに、実施例および比較例で得られた各発酵バターを試食してもらい、発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の観点で各々の官能評価を行い、その評価点の平均値を官能評価の評価値として各表に記載した。その際の評価基準は以下の通りであった。
(発酵風味)
5点:実施例1の発酵バターよりも、先味に非常に好ましい発酵風味が感じられて大変良い
4点:実施例1の発酵バターと同等で、先味に好ましい発酵風味が感じられて良い
3点:実施例1の発酵バターよりも、先味の発酵風味が若干弱く感じられるが品質的には問題ない
2点:実施例1の発酵バターよりも、先味の発酵風味が明らかに弱く感じられて悪い
1点:実施例1の発酵バターと比較して、先味の発酵風味が全く感じられず大変悪い
(ミルク風味)
5点:実施例1の発酵バターよりも、先味に非常に好ましいミルク風味が感じられて大変良い
4点:実施例1の発酵バターと同等で、先味に好ましいミルク風味が感じられて良い
3点:実施例1の発酵バターよりも、先味のミルク風味が若干弱く感じられるが品質的には問題ない
2点:実施例1の発酵バターよりも、先味のミルク風味が明らかに弱く感じられて悪い
1点:実施例1の発酵バターと比較して、先味のミルク風味が全く感じられず大変悪い
(濃厚な乳脂肪感)
5点:実施例1の発酵バターよりも、後味に非常に好ましい濃厚な乳脂肪感が感じられて大変良い
4点:実施例1の発酵バターと同等で、後味に好ましい濃厚な乳脂肪感が感じられて良い
3点:実施例1の発酵バターよりも、後味の濃厚な乳脂肪感が若干弱く感じられるが品質的には問題ない
2点:実施例1の発酵バターよりも、後味の濃厚な乳脂肪感が明らかに弱く感じられて悪い
1点:実施例1の発酵バターと比較して、後味の濃厚な乳脂肪感が全く感じられず大変悪い
(総合評価)
発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の各評価結果を基に、総合評価を行った。その際の評価基準は以下の通りである。
A:発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の各評価結果が全て4.0点以上5.0点以下を満たすもの
B:発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の各評価結果が全て3.5点以上5.0点以下であって、且つ3.5以上4.0未満が少なくとも一つあるもの
C:発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の各評価結果が全て3.0点以上5.0点以下であって、且つ3.0以上3.5未満が少なくとも一つあるもの
D:発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の各評価結果が全て2.0点以上5.0点以下であって、且つ2.0以上3.0未満が少なくとも一つあるもの
E:発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感の各評価結果において、2.0未満が少なくとも一つあるもの
<クロワッサン及びクッキーの官能評価>
熟練した10人のパネラーに、実施例および比較例で得られた各クロワッサン及びクッキーを試食してもらい、濃厚な乳脂肪感、及びバター風味の観点で各々の官能評価を行い、その評価点の平均値を官能評価の評価値として各表に記載した。その際の評価基準は以下の通りであった。
(濃厚な乳脂肪感)
5点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーよりも、後味に非常に好ましい濃厚な乳脂肪感が感じられて大変良い
4点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーと同等で、後味に好ましい濃厚な乳脂肪感が感じられて良い
3点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーよりも、後味の濃厚な乳脂肪感が若干弱く感じられるが品質的には問題ない
2点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーよりも、後味の濃厚な乳脂肪感が明らかに弱く感じられて悪い
1点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーと比較して、後味の濃厚な乳脂肪感が全く感じられず大変悪い
(バター風味)
5点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーよりも、先味に非常に好ましいバター風味が感じられて大変良い
4点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーと同等で、先味に好ましいバター風味が感じられて良い
3点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーよりも、先味のバター風味が若干弱く感じられるが品質的には問題ない
2点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーよりも、先味のバター風味が明らかに弱く感じられて悪い
1点:実施例14のクロワッサン又は実施例27のクッキーと比較して、先味のバター風味が全く感じられず大変悪い
(実施例1) 発酵バターの作製
表1の配合に従い、発酵バターを作製した。即ち、生乳100重量部を55℃にて遠心分離し、生クリーム(乳脂肪分35%)6重量部を得た。生クリーム97重量部に脱脂粉乳(よつば乳業株式会社製「脱脂粉乳」)3重量部を添加し、混合溶解した。このものを、チューブラー殺菌機にて50℃/分の昇温速度で品温80℃になるまで加熱し、タンクにて該温度で30分間ホールド後、30℃まで冷却した。その後、乳酸菌スターター(CHR,HANSEN社製「DCC-240」:Lactococcus lactis subsp. lactis、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis biovar. diacetylactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris)0.05重量部、及び、乳酸菌スターター(CHR,HANSEN社製「LB-12」:Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)0.001重量部を添加し、30℃で6時間静置して発酵させた。発酵6時間後のサワークリームの酸度は、上述した方法により測定したところ0.70であった。サワークリームを7℃に冷却し、該温度で24時間保持してエージングを行った。その後、品温を13℃に加温し、チャーン装置にて乳脂肪の凝集が見られるまで撹拌した後、バターミルクを排出した。続いて、排出したバターミルクと同量の5℃に冷却した水を加え、チャーン装置にて1分間撹拌した後、その水を排出した。同作業を2回繰り返した後、チャーン装置内で撹拌による練圧を行って発酵バターを得た。得られた発酵バターの発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感について評価し、それらの結果を表1に示した。
Figure 0007249124000001
(実施例2~7、比較例1~3) 発酵バターの作製
表1の条件に従い、実施例1において、生クリームの加熱処理時の加熱保持温度と達温後の保持時間をそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にして発酵バターを得た。得られた発酵バターの発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感について評価し、それらの結果を表1に示した。
表1から明らかなように、生クリームの加熱処理時における加熱保持温度と達温後の保持時間が5点(55℃/7.5時間,55℃/5.1時間,72℃/0時間,99℃/0時間,74℃/7.5時間)で囲まれる領域内に収まる条件で加熱処理を行って得た発酵バター(実施例1~7)は、何れも発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感が良好であった。特に、加熱保持温度が80℃で達温後の保持時間が0.5時間の発酵バター(実施例1)及び加熱保持温度が70℃で達温後の保持時間が2.0時間の発酵バター(実施例3)は、全ての評価項目がバランス良く、非常に好ましい風味であった。
一方、加熱保持温度が60℃で達温後の保持時間が3.0時間の発酵バター(比較例1)及び加熱保持温度が70℃で達温後の保持時間が0.5時間の発酵バター(比較例2)は、濃厚な乳脂肪感が弱かった。また、加熱保持温度が90℃で達温後の保持時間が3.0時間の発酵バター(比較例3)は、発酵風味が弱く、ミルク風味が殆ど感じられなかった。
(実施例8及び9、比較例4) 発酵バターの作製
表2の条件に従い、実施例1において生クリームの加熱処理時の昇温速度を変更した以外は、実施例1と同様にして発酵バターを得た。得られた発酵バターの発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感について評価し、それらの結果を表2に示した。
Figure 0007249124000002
表2から明らかなように、生クリームの加熱処理時の昇温速度が0.5~60℃/分の範囲にある発酵バター(実施例1、8及び9)は、何れも発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感が良好であった。特に、昇温速度が50℃/分の発酵バター(実施例1)は、全ての評価項目がバランス良く、非常に好ましい風味であった。一方、昇温速度が0.2℃/分の発酵バター(比較例4)は、発酵風味、及びミルク風味が弱く感じられて悪かった。
(実施例10及び11、比較例5) 発酵バターの作製
表3の条件に従い、実施例1において、乳酸菌発酵時の発酵時間を変更し、異なる酸度のサワークリームを得た以外は、実施例1と同様にして発酵バターを得た。得られた発酵バターの発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感について評価し、それらの結果を表3に示した。
Figure 0007249124000003
(比較例6) 発酵バターの作製
表3の条件に従い、実施例1において、乳酸菌発酵の発酵温度を30℃から40℃に、発酵時間を6時間から28時間に変更し、酸度が1.30のサワークリームを得た以外は、実施例1と同様にして発酵バターを得た。得られた発酵バターの発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感について評価し、それらの結果を表3に示した。
表3から明らかなように、サワークリームの酸度が0.5~1.2の範囲にあった発酵バター(実施例1、10及び11)は、何れも発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感が良好であった。特に、サワークリームの酸度が0.70であった発酵バター(実施例1)は、全ての評価項目がバランス良く、非常に好ましい風味であった。一方、サワークリームの酸度が0.30であった発酵バター(比較例5)は、発酵風味が非常に弱くて悪かった。また、サワークリームの酸度が1.30であった発酵バター(比較例6)は、ミルク風味と濃厚な乳脂肪感が弱く感じられて悪かった。
(実施例12及び13) 発酵バターの作製
表4の条件に従い、実施例1において、サワークリームを転相した後の水洗処理の回数を変更した以外は、実施例1と同様にして発酵バターを得た。得られた発酵バターの発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感について評価し、それらの結果を表4に示した。
Figure 0007249124000004
表4から明らかなように、サワークリームを転相した後の水洗処理の回数が1~5回の範囲にある発酵バター(実施例1、12及び13)は、何れも発酵風味、ミルク風味、及び濃厚な乳脂肪感が良好であった。特に、水洗処理の回数が2回の発酵バター(実施例1)は、全ての評価項目がバランス良く、非常に好ましい風味であった。
(実施例14) クロワッサンの作製
クロワッサンを以下の手順に従い作製した。即ち、強力粉(日清製粉株式会社製「ミリオン」):80重量部、薄力粉(日清製粉株式会社製「バイオレット」):20重量部、砂糖(東洋精糖株式会社製「上白糖」):12重量部、食塩(塩事業センター社製「精製塩」):1.5重量部、イースト(株式会社カネカ製「イーストGK」):4重量部、イーストフード(株式会社カネカ製「ニューフードC」):0.1重量部、脱脂粉乳(よつば乳業株式会社製「脱脂粉乳」):2.0重量部、液卵(キューピータマゴ株式会社製「液全卵(殺菌)」:10重量部、水:52重量部をミキサーボウルに投入し、縦型ミキサー(関東混合機工業(株)社製「カントーミキサー」)にフックを取り付け、低速で3分間、高速で3分間混捏した。続いて20℃に温調した発酵バター(実施例1):5重量部を添加し、低速で3分間混捏後、高速で3分間混捏し、捏ね上げ温度25℃の生地を得た。
次に、室温で30分間生地を発酵させた後、生地を1℃で5時間冷却した。この生地に、15℃に温調してから麺棒で厚さが約10mmのシート状に成型した発酵バター(実施例1):50重量部を3つ折りで2回折り込み、1℃で10時間冷却した後3つ折りで1回折り込み、リバースシーターの厚みを2.5mmに調整して生地を伸ばした。生地を成型後、35℃、湿度70%のホイロで60分間最終発酵し、200℃のオーブンで15分間焼成し、クロワッサンを得た。得られたクロワッサンの濃厚な乳脂肪感とバター風味を評価し、それらの結果を表5にまとめた。
Figure 0007249124000005
(実施例15~26、比較例7~12) クロワッサンの作製
実施例14において、練り込み及び折り込みに使用した発酵バター(実施例1)を、他の発酵バター(実施例2~13、比較例1~6)に変更した以外は、実施例14の方法と同様にしてクロワッサンを得た。得られたクロワッサンの濃厚な乳脂肪感とバター風味を評価し、それらの結果を表5にまとめた。
表5から明らかなように、実施例1~13の発酵バターを使用したクロワッサン(実施例14~26)は、何れも濃厚な乳脂肪感とバター風味が感じられて良好な風味であった。一方、比較例1~6の発酵バターを使用したクロワッサン(比較例7~12)は、何れも濃厚な乳脂肪感またはバター風味のどちらか片方が弱く感じられ、風味のバランスが崩れていた。
(実施例27) クッキーの作製
クッキーを以下の手順に従い作製した。即ち、25℃に温調した発酵バター(実施例1):70重量部、砂糖(東洋精糖株式会社製「上白糖」):40重量部をミキサーボウルに投入し、縦型ミキサー(関東混合機工業株式会社製「カントーミキサー」)にフックを取り付け、低速で30秒間攪拌し、さらに中速で比重が0.85g/mlになるまで攪拌した。ここに、ベーキングパウダー(大宮糧食工業(株)製「アイコク ベーキングパウダー(赤缶)」):1重量部を溶解した液卵(キューピータマゴ株式会社製「液全卵(殺菌)」:10重量部を混合し、低速で30秒間、中速で30秒間攪拌した。最後に、篩った薄力粉(日清製粉(株)製「バイオレット」)100重量部を投入し、低速で30秒間、中速で15秒間混合し、クッキー生地を得た。得られたクッキー生地を4℃で2時間休ませてからシーターで5mmの厚さに延ばして、直径38mmの円形で型抜きし、180℃で12分間焼成して、クッキーを得た。得られたクッキーの濃厚な乳脂肪感とバター風味を評価し、それらの結果を表6にまとめた。
Figure 0007249124000006
(実施例28~39、比較例13~18) クッキーの作製
実施例27において、練り込みに使用した発酵バター(実施例1)を、他の発酵バター(実施例2~13、比較例1~6)に変更した以外は、実施例27の方法と同様にしてクッキーを得た。得られたクッキーの濃厚な乳脂肪感とバター風味を評価し、それらの結果を表6にまとめた。
表6から明らかなように、実施例1~13の発酵バターを使用したクッキー(実施例27~39)は、何れも濃厚な乳脂肪感とバター風味が感じられて良好な風味であった。一方、比較例1~6の発酵バターを使用したクッキー(比較例13~18)は、何れも濃厚な乳脂肪感またはバター風味のどちらか片方が弱く感じられ、風味のバランスが崩れていた。

Claims (5)

  1. 生クリーム100重量部に対して、無脂乳固形分1~10重量部を添加し、昇温速度が0.5~60℃/分で、かつ、加熱保持温度と達温後の保持時間が5点(55℃/7.5時間,55℃/5.1時間,72℃/0時間,99℃/0時間,74℃/7.5時間)で囲まれる領域内の条件で加熱処理した後、酸度が0.5~1.2になるまで乳酸菌発酵させてサワークリームを得、該サワークリームを転相することを特徴とする発酵バターの製造方法。
  2. サワークリームを転相後、水洗処理を1~5回行う、請求項1に記載の発酵バターの製造方法。
  3. 乳酸菌が、Lactococcus lactis subsp. lactis、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis biovar. diacetylactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus、Lactobacillus paracasei、及び、Lactobacillus rhamnosusからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の発酵バターの製造方法。
  4. 生クリームを100重量部に対して、無脂乳固形分1~10重量部を含有し、昇温速度が0.5~60℃/分で、かつ、加熱保持温度と達温後の保持時間が5点(55℃/7.5時間,55℃/5.1時間,72℃/0時間,99℃/0時間,74℃/7.5時間)で囲まれる領域内の条件で加熱処理された無脂乳固形分含有生クリームを、酸度が0.5~1.2になるまで乳酸菌発酵させて得たサワークリームが転相された発酵バター。
  5. 請求項に記載の発酵バターを含む食品。
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