JP7246824B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エアバッグ装置に関する。
特許文献1に開示のエアバッグでは、ベント孔の周縁部におけるエアバッグの外側面に、規制布部が取付けられている。規制布部は、ベント孔をエアバッグの外側から覆って当該ベント孔から流出するガスの流れ方向を規制する。特許文献1の図2を見ると、規制布部の先端部には、弛みが設けられている。
特開平11-348713号公報
特許文献1に開示の技術によると、エアバッグを折畳むと、規制布部の弛み部分も折重ねられることになる。このため、エアバッグを膨張させる際には、折重ねられた規制布部を拡げて開口を形成する必要がある。
適切な硬さのエアバッグで乗員を柔らかく受止めるためには、エアバッグを膨張させる際に、規制布部をより迅速に拡げられるようにすることが好ましい。
そこで、本発明は、エアバッグを膨張させる際に、ガス整流部材をより迅速に拡げて、より迅速にガスの排出を行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るエアバッグ装置は、ガスを発生するインフレータと、収納形態に折畳まれ前記ガスによって膨張展開し、前記ガスを外部に排出するベントホールが形成された袋状のエアバッグと、前記ベントホールを前記エアバッグの外側から覆うガス受部と、前記ガス受部の外周縁の一部である開口縁部を除き、前記ガス受部の外周縁を前記エアバッグに取付ける取付縁部とを含むガス整流部材と、を備え、前記ガス整流部材には、前記開口縁部から前記取付縁部のうち前記開口縁部と対向する部分に向けて折目が延びるように形成され、前記折目が前記取付縁部においても折られた状態に保たれている、少なくとも1つのプリーツ部が設けられているものである。
第2の態様は、第1の態様に係るエアバッグ装置であって、車両のステアリングホイールに取付けられる取付部材をさらに備え、前記エアバッグは、前記取付部材に取付けられるステアリングホイール側基布と、乗員を受止める乗員側基布とを含み、前記ベントホールは前記ステアリングホイール側基布に設けられ、前記ガス整流部材は、前記開口縁部が前記取付部材側を向くように配置されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るエアバッグ装置であって、前記開口縁部の延在方向に沿った方向における、前記ガス受部のうち前記開口縁部よりも内側の部分の寸法は、前記開口縁部の長さ寸法以上とされている。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置であって、前記少なくとも1つのプリーツ部は、前記開口縁部の延在方向に沿って離れて設けられた一対のプリーツ部とされている。
第5の態様は、第4の態様に係るエアバッグ装置であって、前記一対のプリーツ部のそれぞれは、前記開口縁部の延在方向において前記ガス受部の外側の第1折目と前記ガス受部の中央側の第2折目とを含み、前記一対のプリーツ部のそれぞれは、前記エアバッグの外面に対して、前記第2折目が前記第1折目よりも外側に位置するように折られているものである。
第6の態様は、第1から第5のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置であって、前記開口縁部と前記取付縁部のうち前記開口縁部と対向する部分との間において前記ベントホールが前記開口縁部寄りに位置するように、前記ガス整流部材が前記エアバッグに取付けられているものである。
第1の態様によると、折畳まれたエアバッグと共に、ガス整流部材も折目で折られた状態で収納されている。インフレータが発生したガスによってエアバッグが膨張展開し始めたとき、ガス整流部材はプリーツ状に折畳まれたままである。
エアバッグの膨張展開が進むと、ベントホールからガスが排出され始める。ここで、少なくとも1つのプリーツ部の折目は、開口縁部から取付縁部のうち開口縁部と対向する部分に向けて延びるように形成され、かつ、取付縁部においても折られた状態に保たれている。このため、ガス受部は、ガスによって、ベントホールと対向する部分を中心として半球状に膨張する。これに伴い、ガス受部の開口縁部がエアバッグから離れる方向に引っ張られ、エアバッグと開口縁部との間に開口が形成され、ガスが当該開口を通って排出される。これにより、エアバッグを膨張させる際に、ガス整流部材をより迅速に拡げて、より迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
第2の態様によると、エアバッグが取付部材を介して車両のステアリングホイールに取付けられる。このため、インフレータが発生したガスによってエアバッグが膨張すると、エアバッグは、取付部材に取付けられたステアリングホイール側基布を基端として、乗員側へ向かって展開する。エアバッグ内のガスがベントホールから外部へ排出されると、排出方向とは反対側に推力が働くため、エアバッグは、取付部材を中心に回動しようとする。この際、ガス整流部材がベントホールを覆っていることによって、ベントホールから排出されたガスが、ガス整流部材を膨張させた後、ガス整流部材内で一時的に溜まり、ベントホールから排出されたガスの勢いが軽減され、推力が軽減される。そのため、エアバッグは取付部材を中心に回動しにくくなり、展開挙動が安定する。また、ガス整流部材によって、ガスは、取付部材側に向うように安定して排出される。
第3の態様によると、ガス受部は、開口縁部よりも内側の部分で大きく拡がることができる。このため、ガスによって、ガス受部は、ベントホールと対向する部分を中心としてより大きく半球状に膨張することができる。これにより、ガス受部の開口縁部をより確実にエアバッグから離れる方向に引っ張ることができる。
第4の態様によると、ベントホールからガスが排出されると、ガス受部は、一対のプリーツ部を拡げるようにして、安定して膨張する。これにより、エアバッグを膨張させる際に、ガス整流部材を安定してより迅速に拡げて、より安定して迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
第5の態様によると、エアバッグの外面に対して、ガス受部の中央側の第2折目が前記ガス受部の外側の第1折目よりも外側に位置するように折られているため、ガス受部のうち一対の第2折目の間にあるガス受部の中央部分が、一対の第2折目の外側にある部分よりも上側に重なるように折られる。このため、ベントホールからガスが排出されると、ガス受部は、その幅方向中央を中心にして膨張し易い。
第6の態様によると、前記ベントホールが前記開口縁部寄りに位置するように、前記ガス整流部材が前記エアバッグに取付けられている。ベントホールからガスが排出されると、ガス受部は、ベントホールと対向する部分を中心に膨張するため、当該ベントホールと比較的近い開口縁部が円滑に開口する。
実施形態に係るエアバッグ装置を示す分解斜視図である。 同上のエアバッグ装置の分解斜視図である。 膨張展開したエアバッグ装置の側面図である。 膨張展開したエアバッグ装置を車両前方側から見た図である。 ステアリングホイール側基布の一例を示す図である。 ガス整流部材を示す説明図である。 ガス整流部材の動作を示す説明図である。 ガス整流部材の動作を示す説明図である。 ガス整流部材の動作を示す説明図である。 変形例に係るガス整流部材を示す説明図である。 他の変形例に係るガス整流部材を示す説明図である。 さらに他の変形例に係るガス整流部材を示す説明図である。
以下、実施形態に係るエアバッグ装置について説明する。図1はエアバッグ装置10を示す分解斜視図である。図1ではエアバッグ装置10が取付けられるステアリングホイール20も示されている。
エアバッグ装置10は、車両におけるステアリングホイール20に取付けられる。ステアリングホイール20は、車両の操舵を行うためのものであり、ホイール部22と、スポーク24と、ホイール中央部26とを備えている。
ホイール部22は、環状に形成されており、乗員(運転者)による操舵力を受ける部分である。ホイール中央部26は、車両における運転席前方部分から乗員に向けて延出するステアリングシャフトの先端部に支持されている。スポーク24は、ホイール部22の内周部分からその中央に向けて延びてホイール中央部26に繋がっている。ここでは、スポーク24は、3つ設けられているが、2つ等であってもよい。そして、ホイール部22を回転させると、その回転運動がスポーク24及びホイール中央部26を介してステアリングシャフトに伝達されるようになっている。
ホイール中央部26は、エアバッグ装置10を取付け及び収容可能に構成されている。ここでは、ホイール中央部26には、乗員側に開口する収容凹部26hが形成されている。収容凹部26hの奥部に、エアバッグ装置10の取付部材60が取付けられる。
図2はエアバッグ装置10の分解斜視図である。図3は膨張展開したエアバッグ装置10の側面図であり、図4は膨張展開したエアバッグ装置10をホイール部22の軸方向に沿って車両前方側から見た図である。図5はエアバッグ40を構成するステアリングホイール側基布42の一例を示す図である。
エアバッグ装置10は、インフレータ30と、エアバッグ40と、ガス整流部材50とを備える。ここでは、エアバッグ装置10は、取付部材60を介してステアリングホイール20に取付けられる。
インフレータ30は、ガスを発生可能に構成されている。ここでは、インフレータ30は、短円柱状のインフレータ本体部32と、インフレータ本体部32の外周に形成された取付フランジ34とを備える。インフレータ本体部32には、点火装置及びガス発生剤等が組込まれている。車両衝突時に衝撃検知部等からの検知信号等を受けると、当該点火装置がガス発生剤を点火する。これにより、ガス発生剤が燃焼し、この燃焼によって発生するガスがエアバッグ40内に供給される。これにより、エアバッグ40が運転手に向けて膨張展開する。取付フランジ34は、インフレータ本体部32の外周部から、外周縁が方形状をなすように延出する板状に形成され、その4つの角部分に固定孔34hが形成されている。
エアバッグ40は、布等で袋状に形成されており、インフレータ30が発生するガスによって膨張展開する。エアバッグ40は、収納形態に折畳まれている。本例では、収容凹部26h内に収容可能なように折畳まれている。エアバッグ40の折畳み形態は、特に問わず、収容空間(ここでは、収容凹部26h内の空間)に収容可能な形態で、かつ、インフレータ30からのガスによって膨張展開可能な形態で折畳まれていればよい。例えば、エアバッグ40は、蛇腹状に折畳まれてもよいし、ロール状に折畳まれてもよいし、これらの折畳みが複合されてもよい。
エアバッグ40の一具体例について説明する。
エアバッグ40は、ステアリングホイール側基布42と、乗員側基布46とを備える。
乗員側基布46は、乗員を受止める側に設けられている。つまり、乗員側基布46は、エアバッグ40がステアリングホイール20に取付けられて膨張した状態で、乗員側に設けられる部分である。ここでは、乗員側基布46は、1枚の基布によって構成されている。乗員側基布46は、例えば、円状に形成される。基布としては、織布又は織布等が用いられる。基布には、必要に応じてシリコーン等のコーティング剤が塗布されていてもよい。乗員側基布46は、少なくとも1枚の基布によって構成されていればよく、部分的又は全体的に複数の基布が重ね合された構成等であってもよい。
ステアリングホイール側基布42は、上記乗員側基布46よりも取付部材60(ホイール中央部26)側に設けられている。このステアリングホイール側基布42は、取付部材60に取付けられる。つまり、ステアリングホイール側基布42は、エアバッグ40がステアリングホイール20に取付けられて膨張した状態で、乗員側に対して反対側(車両の前側)に設けられる部分である。このステアリングホイール側基布42は、1枚の基布によって構成されている。基布としては、織布又は織布等が用いられる。基布には、必要に応じてシリコーン等のコーティング剤が塗布されていてもよい。ステアリングホイール側基布42は、少なくとも1枚の基布によって構成されていればよく、部分的又は全体的に複数の基布が重ね合された構成等であってもよい。
ここでは、ステアリングホイール側基布42は、円形状の外周部の一部(ここでは、中心を挟んで対向する2つの部分)に、外周側から中心に向けて徐々に幅狭となる凹部42aを形成した形状とされている(図5参照)。そして、各凹部42aの対向する両側部同士を縫合等によって接合すると、ステアリングホイール側基布42は、錐形状の外周面形状をなすようになる。このステアリングホイール側基布42の周縁部と乗員側基布46の周縁部とを縫合等によって接合すると、袋状のエアバッグ40が形成される。乗員側基布46の周縁部とステアリングホイール側基布42の周縁部とが接合された部分が接合部41である。膨張展開したエアバッグ40は、取付部材60側にあるステアリングホイール側基布42の部分では、乗員に向けて徐々に拡開する錐形状をなし、乗員側にある乗員側基布46の部分では、乗員側に向けて膨出する椀状をなす。
なお、エアバッグの基布の形状、エアバッグの膨張形状は、上記例に限られない。例えば、より多数の基布が接合されることによって、袋状のエアバッグが形成されていてもよい。また、例えば、エアバッグ40は、上下又は左右方向に長い袋状に膨張してもよい。
エアバッグ40には、ベントホール48が形成されている(図3~図5参照)。ベントホール48は、エアバッグ40の両面に開口しており、エアバッグ40内のガスを外部に排出する孔である。
ガス整流部材50は、ベントホール48から排出されたガスを整流する部材である(図3~図5参照)。ガス整流部材50は、エアバッグ40の外側面であって、ベントホール48を覆う位置に設けられている。
本実施形態では、ステアリングホイール側基布42にベントホール48が形成されている。また、ステアリングホイール側基布42の外側であってベントホール48を覆う位置にガス整流部材50が設けられている。ベントホール48とガス整流部材50とについては、後でさらに詳述する。
また、ステアリングホイール側基布42には、取付孔44hが形成されている(図5参照)。インフレータ本体部32の一部(ガス噴出口を有する部分)は、取付孔44hを通ってエアバッグ40内に配設される。また、ステアリングホイール側基布42のうち取付孔44hの周りには複数(ここでは4つ)のネジ挿通孔44haが形成されている。
インフレータ30とエアバッグ40とは、取付部材60を介してステアリングホイール20に取付けられる。
取付部材60は、一種のブラケットであり、インフレータ30とエアバッグ40とが取付けられた状態で、ステアリングホイール20、より具体的には、ホイール中央部26に取付可能に構成されている。
より具体的には、取付部材60は、金属等によって板状に形成された部材であり、その中央部にインフレータ本体部32を配設可能なインフレータ配設孔62hが形成されている。取付部材60のうちインフレータ配設孔62hの周囲にネジ挿通孔62haが形成されている。そして、インフレータ本体部32がインフレータ配設孔62h内に配設されると共にインフレータ本体部32の一部(ガス噴出口を有する部分)が取付孔44hを通ってエアバッグ40内に配設された状態で、エアバッグ40内に配設された内部固定プレートに突設されたネジ68がネジ挿通孔44ha、ネジ挿通孔62ha及び固定孔34hに挿通される。そして、ナット69がネジ68に螺合締付けされることにより、インフレータ30が取付部材60に固定される。また、エアバッグ40のうち取付孔44hの周縁部が、内部固定プレートと取付部材60との間に挟み込まれ、もって、エアバッグ40が取付部材60に固定される。
この取付部材60は、ホイール中央部26内の奥部に取付られる。この取付部材60の取付は、例えば、ホイール中央部に立設された係止突部を、取付部材60に形成された係止用孔部に係止すること等によりなされる。取付部材60は、その他、ネジ止、かしめ取付等によって、ホイール中央部26に取付けられてもよい。取付部材60がホイール中央部26の奥部に取付けられることで、取付部材60に固定されたインフレータ30及びエアバッグ40も、ホイール中央部26の収容凹部26h内に収容される。
インフレータ30及びエアバッグ40がホイール中央部26内に収容された状態で、収容凹部26hの開口がカバー70によってカバーされる。
カバー70は、樹脂等で形成された部材であり、収容凹部26hの開口を覆うカバー本体部72と、カバー本体部72の内側から突出して折り畳まれたエアバッグ40の周囲を覆う周壁74とを備えている。
カバー本体部72の表面には、溝73が形成されている。ここでは、溝73は、カバー本体部72の中央を中心とする環状溝である。溝73には、その延在方向に沿って間隔をあけて複数の貫通孔が形成されている。
溝73に加飾部材80が取付けられる。加飾部材80は、加飾部材80は、カバー70に装飾を施すために、カバー70に取付けられる部材である。ここでは、加飾部材80は、環状をなす溝73に嵌込可能な加飾本体部82と、加飾本体部82からその延在方向に沿って間隔をあけて突出する複数の脚部86とを備える。そして、加飾本体部82を溝73に嵌め込むと共に、複数の脚部86を溝73に形成された複数の貫通孔に貫通させる。この状態で、複数の脚部86の先端部を熱圧潰等することで、加飾本体部82が溝73に嵌め込まれた状態で取付けられる。ここでは、カバー本体部72の中央部に別の加飾部材90が取付けられる。
インフレータ30と折畳まれたエアバッグ40が取付部材60に取付けられた状態で、折畳まれたエアバッグ40をカバー70内に収容するように、カバー70を取付部材60に取付ける。取付部材60へのカバー70の取付は、例えば、取付部材60の周囲部分を周壁74にネジ止、リベット止、係止すること等によって行うことができる。これにより、カバー70も取付部材60に取付けられる。
取付部材60がホイール中央部26に固定された状態で、カバー70の周壁74は収容凹部26h内で折畳まれたエアバッグ40の周囲を覆っている、カバー本体部72が収容凹部26hの開口を塞ぎ、折畳まれたエアバッグ40の乗員側を覆っている。カバー本体部72には、開裂が容易なティアラインが形成されており、エアバッグ40が膨張する際には、エアバッグ40がカバー本体部72をティアラインで裂くようにしてエアバッグ40が膨張するための開口を形成する。そして、この開口を通ってエアバッグ40がステアリングホイール20から乗員側に向けて膨張することができる。
エアバッグ40はなるべく迅速に膨張展開でき、かつ、柔らかく乗員を受止めることが好ましい。ここでは、エアバッグ40がある程度膨張展開すると、エアバッグ40からのガスはベントホール48から外部に排出される。このため、ベントホール48により、エアバッグ40をなるべく迅速に膨張展開させ、かつ、柔らかく乗員を受止めるという要請に応えることができる。
また、ガスがベントホール48から外部に排出されると、その排出方向とは反対側の推力がエアバッグ40に作用する。ここで、エアバッグ40は安定した姿勢で乗員を受止めることが好ましい。ガス整流部材50は、ベントホール48からのガスの排出をコントロールすることで、エアバッグ40の姿勢の安定化に寄与することができる。
ベントホール48及びガス整流部材50について説明する。
ベントホール48は、ステアリングホイール側基布42のうち取付孔44hとステアリングホイール側基布42の周縁部との間に形成されている(図3~図5参照)。ここでは、2つのベントホール48がステアリングホイール側基布42に形成されている。2つのベントホール48は、エアバッグ40の膨張展開状態において、上部中央から右側及び左側に偏った位置に形成されている。なお、ベントホールは少なくとも1つ形成されていればよい。ここでは、ベントホール48は、円形孔形状に形成されている。ベントホールは、その他の形状、例えば、楕円孔状に形成されていてもよい。
図6はガス整流部材50を示す説明図である。(a)はガス整流部材50を開口縁部53から見た図を示しており、(b)はガス整流部材50の展開図を示しており、(c)はガス整流部材50をエアバッグ40の外側から見た図を示している。
図3~図6に示すように、ガス整流部材50は、ガス受部52と、取付縁部56とを備える。ガス受部52は、ベントホール48をエアバッグ40の外側から覆っている。ガス受部52の外周縁の一部は、ベントホール48に接合されず、エアバッグ40から外側に分離可能な開口縁部53である。ここでは、開口縁部53は、直線状に形成されている。開口縁部は、曲っていてもよい。取付縁部56は、ガス受部52の外周縁のうち開口縁部53を除く部分をエアバッグ40に取付ける部分である。ここでは、ガス整流部材50は、開口縁部53が取付部材60側を向くように配置されている。
ガス受部52は、ベントホール48を覆っているため、その外周縁は、ベントホール48の周囲を囲うように配置される。ガス受部52の外周縁の一部(開口縁部53)がエアバッグ40に接合されず、ガス受部52の外周縁の残部(取付縁部56)がベントホール48の周囲を部分的に囲うようにエアバッグ40に接合される。
ここで、取付縁部56のうち開口縁部53と対向する部分を対向部56a、対向部56aの両側の部分を、一対の側部とする。対向部56aは、取付縁部56のうち開口縁部53に対してその延在方向に直交する方向で対向している。ここでは、対向部56aは、取付縁部56のうち開口縁部53の幅方向中央部に対してその延在方向に直交する方向で対向する直線部分である。取付縁部56のうち対向部56aを除く、残りの両側の部分が、一対の側部56bである。ここでは、対向部56aと開口縁部53は、共に直線状である。また、互いに平行である。また、一対の側部56bは、共に直線状であり、また、互いに平行な位置関係にある。また、一対の側部56bは、対向部56aと開口縁部53とに対して直交している。
ガス整流部材50には、少なくとも1つのプリーツ部58が形成されている。プリーツ部58は、開口縁部53から取付縁部56のうち上記対向部56aに向けて延びる折目59を含む。この折目59は、取付縁部56の対向部56aに達し或は対向部56aを超えており、当該対向部56aにおいても折られた状態に保たれている。
ガス整流部材50に折目59を含むプリーツ部58が形成されているため、ガス受部52は、当該プリーツ部58の折目59を拡げることによって大きく拡がることができる。特に、折目59は、対向部56aにおいても折られた状態に保たれているため、ガス受部52は、対向部56aの直ぐ近くでも折目59を拡げることによって大きく拡がることができ、ガス受部52全体としても大きく拡がることができる。
ここでは、プリーツ部58は、開口縁部53の延在方向に沿って離れて設けられた一対のプリーツ部58を含む。ガス受部52は、左右のプリーツ部58を拡げるようにして、安定してかつ大きく拡がることができる。
また、ここでは、それぞれのプリーツ部58は、折目59として、開口縁部53の延在方向においてガス受部52の外側の第1折目59aと、ガス受部52の中央側の第2折目59bとを含む。エアバッグ40の外側から見て、第1折目59aは谷折であり、第2折目59bは山折である。そして、エアバッグ40の外面に対して、第2折目59bが第1折目59aよりも外側に位置するように折られている。ここでは、2つのプリーツ部58の第1折目59aは、ガス整流部材50の幅方向中央ラインLを挟んで対向する位置で折られている。2つのプリーツ部58の第2折目59bは、側部56bの内側の位置で折られている。このため、それぞれのプリーツ部58において、第1折目59aと第2折目59bが第1折目59aとの間の部分は、側部56bと第1折目59aとの間の領域の大部分に重なっている。また、ガス受部52のうち2つの第2折目59bの間の部分は、2つの側部56bの間の領域の大部分で重なっている。
また、エアバッグ40の非展開膨張状態において、開口縁部53の延在方向に沿った方向におけるガス受部52の寸法を幅寸法とする。ガス受部52は、折目59で折られているが、幅寸法は、折目59を展開した状態での寸法である。ガス受部52の両側の境界は、エアバッグ40に対する接合部分であり、例えば、縫合箇所である。ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の幅寸法は、開口縁部53の長さ寸法以上に設定されている。ここでは、ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の幅寸法W1は、開口縁部53の長さ寸法W2と同じに設定されている(図6の(b)参照)。つまり、ガス受部52の折目59を延した状態で見ると、ガス受部52の両側縁部は平行に延在しており、ここでは、方形状に形成されている。なお、開口縁部53の長さ寸法W2は、折目59を展開した状態での寸法である。
ガス受部のうち開口縁部よりも内側の部分の幅寸法が、開口縁部の長さを超える例については後で説明する。また、ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の幅寸法が、開口縁部53の長さ寸法以上に設定されていることは必須ではない。ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の幅寸法が、開口縁部53の長さ寸法未満に設定されていてもよい。このような場合の変形例についても後で説明する。
ここでは、ベントホール48の直径は、一対の側部56b間の寸法の半分よりも大きく、1/3よりは大きい。また、ガス受部52の長さ寸法を、開口縁部53と対向部56aとの間の寸法であるとすると、ベントホール48の直径は、当該長さ寸法の1/3よりは小さく、1/4よりは大きい。かかるベントホール48の直径の範囲は、一例であり、そのような範囲に限定されない。
ガス整流部材50がエアバッグ40に取付けられた状態において、ベントホール48は、一対の側部56bの中央に位置している。このため、ベントホール48から排出されたガスは、ガス受部52を、その幅方向中央を中心として膨張させる。また、ベントホール48は、開口縁部53と対向部56aとの間において開口縁部53寄りに位置している。このため、ベントホール48から排出されたガスは、ガス受部52を、開口縁部53寄りの部分を中心として膨張させる。
このようなガス整流部材50は、例えば、1枚の基布51を折ってエアバッグ40に接合することで形成することができる(図6参照)。ここでは、基布51は、方形状に形成されている。基布51は、上記ステアリングホイール側基布42、乗員側基布46と同様のものを用いてもよい。
基布51は、ガス受部52の幅方向に対応する方向に長い方形状に形成されている。基布51は、その幅方向両側寄りの一対の第1折目59aにおいて谷折に折られると共に、中央寄りの一対の第2折目59bにおいて山折に折られる。一対の第1折目59aは、基布51の幅方向中央ラインLを挟んで対向している。一対の第2折目59bは、基布51の幅方向外側縁部分よりも内側に位置している。ここでは、一対の第1折目59a、一対の第2折目59bは、全て互いに平行である。
上記のように折られた基布51がステアリングホイール側基布42のうちベントホール48が形成された部分に重ねられる。そして、基布51を第1折目59a、第2折目59bで折ったままの状態で、基布51の両側部であって第2折目59bの外側領域、及び、一端側領域(ベントホール48に対してエアバッグ40の外周側の領域)を、ステアリングホイール側基布42に接合する。ステアリングホイール側基布42に対する基布51の接合は、例えば、糸Sを用いた縫合等によって行う。
基布51のうち他端側縁部(ベントホール48に対してエアバッグ40の内周側の縁部)は、エアバッグ40に対して接合されない開口縁部53となる。また、基布51の外周縁部のうち開口縁部53と対向し、かつ、ステアリングホイール側基布42に接合された直線状部分は、対向部56aとなり、その両側の部分が一対の側部56bとなる。また、基布51の両側のそれぞれにおいて、第1折目59a及び第2折目59bで折られた部分がプリーツ部58となる。各プリーツ部58において、第1折目59a及び第2折目59bは、対向部56aにおいて、折られた状態のままステアリングホイール側基布42に接合され、当該折られた状態が保たれている。例えば、基布51を第1折目59a及び第2折目59bで折った状態のまま、縫糸Sでエアバッグ40に縫合すると、当該縫糸Sによって、基布51が第1折目59a及び第2折目59bで折られた状態に保たれる。なお、図6の(b)では、基布51において縫製予定ラインSLを示している。
上記エアバッグ装置10の動作について、ガス整流部材50の動作を中心に説明する。図7~図9はガス整流部材50の動作を示す説明図である。図7~図9は、開口縁部53に対して直交する方向におけるエアバッグ40及びガス整流部材50の部分断面図である。
初期状態においては、折畳まれたエアバッグ40と共に、ガス整流部材50も折目59で折られた状態で収納されている。
この状態で、インフレータ30がガスを発生させると、そのガスによってエアバッグ40が膨張展開し始める。この初期段階では、ガス整流部材50は、プリーツ状に折畳まれた状態である。図7に示すように、ガス整流部材50は、エアバッグ40の外面に重なった状態となっている。
エアバッグ40の膨張展開が進むと、ベントホール48からガスが排出され始める。このガスによって、ガス整流部材50のガス受部52のうちベントホール48に対向する部分が、エアバッグ40の外側に膨らむように持上げられる(図8参照)。この際、プリーツ部58の折目59は、開口縁部53から対向部56aに向けて延び、かつ、取付縁部56の対向部56aにおいても折られた状態に保たれている。つまり、ガス受部52の長さ方向全体に亘って折目59が形成されている。このため、ガス受部52は、ベントホール48から排出されるガスによって、ベントホールと対向する部分を中心として全体的に大きく容易に膨張できる。この際、ガス受部52は、対向部56aに近い領域でも、膨らむことができるため、ガス受部52は、全体的に大きく膨張できる。ガス受部52がベントホール48と対向する部分を中心として膨張すると、図9に示すように、開口縁部53がエアバッグ40から離れる方向に引っ張られ、エアバッグ40と開口縁部53との間に開口54が形成される。ベントホール48から排出されるガスは、ガス受部52で受止められ、エアバッグ40の外面とガス受部52との間の空間から当該開口54を通って円滑に外部に排出される。
エアバッグ40の膨張展開が進むと、迅速に上記開口54が形成されるため、エアバッグ40内のガスがベントホール48から開口54を通って迅速に排出される。このため、エアバッグ40がある程度、膨張展開した後は、エアバッグ40内のガスを迅速に排出することができる。このため、エアバッグ40を迅速に膨張展開させ、かつ、エアバッグ40がある程度膨張展開すると、乗員をなるべく柔らかく受止めることができる。
以上のように構成されたエアバッグ装置10によると、ガス整流部材50には、少なくとも1つのプリーツ部58が設けられている。このプリーツ部58は、開口縁部53から対向部56aに向けて折目59が延びるように形成され、折目59が取付縁部56の対向部56aにおいても折られた状態に保たれた構成とされている。このため、ガス受部52は、全体的に拡がることが可能であるし、また、取付縁部56の対向部56aに近い部分においても拡がることができる。これにより、ベントホール48からガスが排出されるようになると、ガス受部52は、ベントホール48に対向する部分を中心に迅速に大きく膨張することができる。この膨張によって、開口縁部53をエアバッグ40から離れる方向に引張って開口54を形成することができる。そして、ベントホール48から排出されるガスを、迅速に開口54を通って、外部に排出することができる。これにより、エアバッグ40を膨張させる際に、ガス整流部材50をより迅速に拡げて、より迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
また、エアバッグ40は、取付部材60を介して車両のステアリングホイール20に取付けられる。このため、インフレータ30が発生したガスによってエアバッグ40が膨張すると、エアバッグ40は、取付部材60に取付けられたステアリングホイール側基布42を基端として乗員側に展開する。仮にエアバッグ40内のガスがベントホール48からそのまま外部に排出されるとすると、排出方向と反対側に推力が働くことになるため、エアバッグ40は、取付部材60を中心に回動しようとする。本実施形態においては、ガス整流部材50がベントホール48を覆っているため、ベントホール48から排出されたガスはガス整流部材50を膨張させる。ガスは、ガス整流部材50で受止められてガス整流部材50内に一時的に溜る。このため、ベントホール48から排出されたガスの勢いが軽減され、推力が軽減される。これにより、エアバッグ40は取付部材60を中心に回動し難くなり、展開挙動が安定する。また、開口縁部53は取付部材60側を向いており、開口54は取付部材60側を向くように形成される。このため、ガス整流部材50によって、ガスは、取付部材60側に向うように排出されることで、エアバッグ40が回動する方向に推力が働きにくくなり、この点からも、エアバッグ40の展開挙動が安定する。
また、開口縁部53の延在方向に沿った方向における、ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の寸法W1は、開口縁部53の長さ寸法W2以上、ここでは、同じ寸法である。このため、ガス受部52は、開口縁部53よりも内側の部分で大きく拡がることができる。これにより、ガスによって、ガス受部52は、ベントホール48と対向する部分を中心としてより大きく半球状に膨張することができる。これにより、ガス受部52の開口縁部53をより確実にエアバッグ40から離れる方向に引っ張ることができる。よって、より迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
また、ガス整流部材50には、開口縁部53の延在方向に沿って離れて設けられた一対のプリーツ部58が設けられている。このため、ベントホール48からガスが排出されると、ガス受部52は、ベントホール48の両側で、一対のプリーツ部58を拡げるようにして安定して膨張することができる。これにより、ガス整流部材50を安定してより迅速に拡げて、より安定して迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
また、一対のプリーツ部58のそれぞれは、開口縁部53の延在方向においてガス受部52の外側の第1折目59aとガス受部52の中央側の第2折目59bとを含む。そして、一対のプリーツ部58のそれぞれは、エアバッグ40の外面に対して、第2折目59bが第1折目59aよりも外側に位置するように折られている。この場合、ガス受部52のうち一対の第2折目59bの間にあるガス受部52の中央部分が、一対の第2折目59bの外側にある部分よりも上側に重なるように折られることになる。このため、ベントホール48からガスが排出されると、ガスは、一対の第1折目59aの間を通り、ガス受部52のうち一対の第2折目59bの間の部分に流れ込んで、当該部分を膨張させる。これにより、ガス受部52が一対の第2折目59bの間の部分を中心に、一対のプリーツ部58を延すように円滑に膨張できる。これにより、ガス整流部材50をより迅速に拡げて、より安定して迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
また、ベントホール48が開口縁部53寄りに位置するように、ガス整流部材50がエアバッグ40に取付けられている。ベントホール48からガスが排出されると、ガス受部52は、ベントホール48と対向する部分を中心に膨張するため、ガス受部52は開口縁部53寄りの部分を中心に膨張する。このため、開口縁部53が円滑にエアバッグ40の外面から離れる方向に持上げられ、円滑に開口54が形成される。これにより、より安定して迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
{変形例}
上記実施形態では、ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の幅寸法が、開口縁部53の長さ寸法以上に設定されている例として、ガス受部52のうち開口縁部53よりも内側の部分の幅寸法W1が、開口縁部53の長さ寸法W2と同じに設定されている例を説明した。
図10に示す変形例のように、ガス受部152(ガス受部52に対応)のうち開口縁部153(開口縁部53に対応)よりも内側の部分の幅寸法が、開口縁部153の長さ寸法W3よりも大きく設定されていてもよい。なお、図10では、ガス整流部材150をエアバッグ40の外側から見た図を(b)に示し、下側に開口縁部153から見た図を(c)に示し、上側に対向部156aから見た図を(a)に示している。図11及び図12においても同様である。
図10に示す変形例では、ガス受部152の外周縁の一部は、直線状の開口縁部153に形成されている。開口縁部153の長さ寸法はW3である。長さ寸法W3は、折目159(折目59に対応)を延した状態での、開口縁部153の寸法である。
ガス受部152の外周縁の残部の取付縁部156(取付縁部56に対応)は、開口縁部153に対向する対向部156aと、その両側にある一対の側部156bとを含む。対向部156aは、開口縁部153に対して平行であり、開口縁部153よりも長い。一対の側部156bは、対向部156aから開口縁部153に向って徐々に幅狭となっている。このため、取付縁部156及び開口縁部153は、対向部156a及び開口縁部153を下底及び上底とする台形を描いている。
一対の側部156bの間において、少なくとも1つ(ここでは一対)のプリーツ部158(プリーツ部58に対応)が設けられる。一対のプリーツ部158は、それぞれ折目159で折られている。折目159は、上記折目59と同様に、ガス受部152の外側の第1折目159aとガス受部152の中央側の第2折目159bとを含み、上記実施形態と同様の態様で折られている。ここでは、第1折目159aは、開口縁部153及び対向部156aの中央を通る幅方向中央ラインLに沿っており、第2折目159bは側部156bに沿って折られている。各折目159a、159bの方向は、かかる例に限られない。例えば、第1折目及び第2折目は、共に幅方向中央ラインLに沿っていてもよいし、或は、側部156bに沿っていてもよい。折目159a、159bは、対向部156aにおいて折られた状態に保たれる。図10では、縫糸Sによって折目159a、159bが折られた状態に保たれている。
この変形例に係るガス整流部材150では、ガス受部152のうち開口縁部153よりも内側の部分の幅寸法は、開口縁部153から対向部256aに向うにつれて大きくなる。このため、ガス受部152のうち開口縁部153よりも内側の部分の幅寸法は、開口縁部153の長さ寸法W3よりも大きい。
この変形例では、ベントホール48からガスが排出されると、ガス受部152は、開口縁部153よりも内側で大きく膨らむことができる。このため、開口縁部153をより迅速かつ確実にエアバッグ40から離れる方向に拡げることができ、ガスの排出のための開口を迅速かつ確実に形成できる。また、ベントホール48から排出されたガスを、大きな容量でガス受部152内に一時的に溜ることができるため、ベントホール48から排出されるガスの勢いをより弱めることができる。
図11に示す変形例のように、ガス受部252(ガス受部52に対応)のうち開口縁部253(開口縁部53に対応)よりも内側の部分の幅寸法が、開口縁部253の長さ寸法よりも小さく設定されていてもよい。
図11に示す変形例では、ガス受部252の外周縁の一部は、直線状の開口縁部253に形成されている。開口縁部253の長さ寸法はW4である。
ガス受部252の外周縁の残部の取付縁部256(取付縁部56に対応)は、開口縁部253に対向する対向部256aと、その両側にある一対の側部256bとを含む。対向部256aは、開口縁部253に対して平行であり、開口縁部253よりも短い。一対の側部256bは、対向部256aから開口縁部153に向って徐々に幅広となっている。このため、開口縁部253及び取付縁部256及びは、対向部256a及び開口縁部253を下底及び上底とする台形を描いている。つまり、図10に示す場合とは上下逆の台形を描いている。
一対の側部256bの間において、少なくとも1つ(ここでは一対)のプリーツ部258(プリーツ部58に対応)が設けられる。一対のプリーツ部258は、それぞれ折目259で折られている。折目259は、上記折目59と同様に、ガス受部252の外側の第1折目259aとガス受部252の中央側の第2折目252bとを含み、上記実施形態と同様の態様で折られている。折られた状態では、第1折目259aは、開口縁部253及び対向部256aの中央を通る幅方向中央ラインLに沿っており、第2折目259bは側部256bに沿っている。各折目259a、259bの方向は、かかる例に限られない。例えば、第1折目及び第2折目は、共に幅方向中央ラインLに沿っていてもよいし、或は、側部256bに沿っていてもよい。
この変形例に係るガス整流部材250では、ガス受部252のうち開口縁部253よりも内側の部分の幅寸法は、開口縁部253から対向部256aに向うにつれて大きくなる。このため、ガス受部252のうち開口縁部253よりも内側の部分の幅寸法は、開口縁部253の長さ寸法W4よりも小さい。
この変形例によると、ベントホール48からガスが排出されると、ガス受部252は、開口縁部253よりも内側で膨らみ、これによって、開口縁部253をエアバッグ40から離れる方向に拡げることができる。もって、エアバッグ40を膨張させる際に、ガス整流部材250をより迅速に拡げて、より迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
また、上記実施形態及び各実施形態では、プリーツ部58、158、258を一対設ける例を説明したが、プリーツ部は、1つ又は3つ以上であってもよい。
図12に示す変形例では、ガス整流部材350(ガス整流部材50に対応)には、1つのプリーツ部358(プリーツ部58に対応)が設けられている。プリーツ部358は、開口縁部353(開口縁部53に対応)から対向部356a(対向部56aに対応)に向けて折目359が延在し、かつ、折目359が対向部356aにおいて折られた状態に保たれている。折目359は、ガス受部352(ガス受部52に対応)の一方の側部356b(側部56bに対応)側寄りの第1折目359aと他方の側部356b寄りの第2折目359bとを含む。第1折目359aを内側、第2折目359bを外側に配置する態様で、ガス受部352が折られている。また、第1折目359a及び第2折目359bは、対向部356aにおいて折られた状態に保たれている。
この変形例に係るガス整流部材350によると、ベントホール48からガスが排出されると、ガス受部352は、開口縁部353よりも内側で膨らみ、これによって、開口縁部353をエアバッグ40から離れる方向に拡げることができる。もって、エアバッグ40を膨張させる際に、ガス整流部材350をより迅速に拡げて、より迅速にガスの排出を行えるようにすることができる。
ガス整流部材、ガス受部の形状は上記例に限られない。例えば、ガス受部が三角形状であってもよい。この場合、ガス受部の1辺に対応する部分を開口縁部とし、当該開口縁部から他の2辺又は対角に対応する部分に向うように折目を形成してもよい。また、例えば、ガス受部は、半円形状であってもよい。この場合、ガス受部の弦に対応する部分を開口縁部とし、当該開口縁部から他の弧に対応する部分に向うように折目を形成してもよい。
また、ここでは、エアバッグ装置10が、運転席用エアバッグ装置である例で説明したが、エアバッグ装置は、助手席用エアバッグ装置であってもよいし、乗員席の側方又は上方に設けられるサイドエアバッグ装置、カーテンエアバッグ装置等であってもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 エアバッグ装置
20 ステアリングホイール
30 インフレータ
40 エアバッグ
42 ステアリングホイール側基布
46 乗員側基布
48 ベントホール
50、150、250、350 ガス整流部材
52、152、252、352 ガス受部
53、153、253、353 開口縁部
54 開口
56、156、256 取付縁部
56a、156a、256a、356a 対向部
56b、156b、256b、356b 側部
58、158、258、358 プリーツ部
59、159、259、359 折目
59a、159a、259a、359a 第1折目
59b、159b、259b、359b 第2折目
60 取付部材

Claims (6)

  1. ガスを発生するインフレータと、
    収納形態に折畳まれ前記ガスによって膨張展開し、前記ガスを外部に排出するベントホールが形成された袋状のエアバッグと、
    前記ベントホールを前記エアバッグの外側から覆うガス受部と、前記ガス受部の外周縁の一部である開口縁部を除き、前記ガス受部の外周縁を前記エアバッグに取付ける取付縁部とを含むガス整流部材と、
    を備え、
    前記ガス整流部材には、前記開口縁部から前記取付縁部のうち前記開口縁部と対向する部分に向けて折目が延びるように形成され、前記折目が前記開口縁部と対向する前記取付縁部においても折られた状態に保たれている、少なくとも1つのプリーツ部が設けられている、エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置であって、
    車両のステアリングホイールに取付けられる取付部材をさらに備え、
    前記エアバッグは、前記取付部材に取付けられるステアリングホイール側基布と、乗員を受止める乗員側基布とを含み、
    前記ベントホールは前記ステアリングホイール側基布に設けられ、
    前記ガス整流部材は、前記開口縁部が前記取付部材側を向くように配置されている、エアバッグ装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のエアバッグ装置であって、
    前記開口縁部の延在方向に沿った方向における、前記ガス受部のうち前記開口縁部よりも内側の部分の寸法は、前記開口縁部の長さ寸法以上である、エアバッグ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のエアバッグ装置であって、
    前記少なくとも1つのプリーツ部は、前記開口縁部の延在方向に沿って離れて設けられた一対のプリーツ部である、エアバッグ装置。
  5. 請求項4に記載のエアバッグ装置であって、
    前記一対のプリーツ部のそれぞれは、前記開口縁部の延在方向において前記ガス受部の外側の第1折目と前記ガス受部の中央側の第2折目とを含み、
    前記一対のプリーツ部のそれぞれは、前記エアバッグの外面に対して、前記第2折目が前記第1折目よりも外側に位置するように折られている、エアバッグ装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のエアバッグ装置であって、
    前記開口縁部と前記取付縁部のうち前記開口縁部と対向する部分との間において前記ベントホールが前記開口縁部寄りに位置するように、前記ガス整流部材が前記エアバッグに取付けられている、エアバッグ装置。
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