JP7245693B2 - センサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ及びその製造方法に関する。
一般にセンサとは、検知膜の外部刺激による物性の変化を電気信号として読み取るものであり、測定対象とする物質によって様々な種類の検知膜が用いられる。例えば、湿度センサ等では、湿度の変化による静電容量の変化を読み取るもの知られている。このような湿度センサとして、樹脂組成物から形成される感湿膜を備えた、静電容量式の湿度センサ等が知られている。例えば、特許文献1(特開2001-249099号公報)には、親水基を有する有機化合物を用いた感湿膜を備えた、静電容量式の湿度センサが開示されている。
樹脂組成物から形成される感湿膜は、周囲雰囲気に含まれる水分を吸脱着することができる。静電容量式の湿度センサでは、感湿膜の両面に配置した二つ電極間に電圧を付加することにより、感湿膜の静電容量を測定し、かかる測定値に基づいて感湿膜が吸着している水分量が算出され、周囲雰囲気の湿度が算出される。
特開2001-249099号公報
安定したセンシングのためにセンサにおいては、検知膜の物性変化による電気信号が常に安定的に読み取れることが重要であり、長期間使用した場合であっても、測定精度が低下しないこと、すなわち良好な耐久性が求められている。例えば、電気信号として静電容量の変化を読み取るものであれば、長時間使用したとしても、その静電容量の経時変化が小さいことが求められる。
本発明は、良好な耐久性を有するセンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下のセンサ及びその製造方法を提供する。
〔1〕 樹脂組成物から形成される検知膜と、前記検知膜の第1表面上に設けられた第1電極と、前記検知膜の第2表面上に設けられた第2電極と、を備え、
前記検知膜の前記第1表面は、前記第1電極と接触する部分に、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmの微細な凹凸を有する粗面を含む、センサ。
〔2〕樹脂組成物から形成される検知膜と、前記検知膜の第1表面上に設けられた第1電極と、前記検知膜の第2表面上に設けられた第2電極と、を備えたセンサ素子を含み、
前記センサ素子の前記第1電極を有する表面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmの微細な凹凸を有する粗面を含む、センサ。
〔3〕 前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも一方は、めっき膜である、〔1〕又は〔2〕に記載のセンサ。
〔4〕 前記検知膜の前記第1表面は、前記第1電極と接触しない部分を含む、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載のセンサ。
〔5〕 前記検知膜は、平均厚さが0.3μm~10μmである、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載のセンサ。
〔6〕 前記検知膜の前記第2表面は、前記第2電極と接触する部分に、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmの微細な凹凸を有する粗面を含む、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載のセンサ。
〔7〕 基板をさらに備え、
前記基板、前記第2電極、前記検知膜、前記第1電極がこの順に積層されている、〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載のセンサ。
〔8〕 可撓性を有する、〔1〕~〔7〕のいずれか1項に記載のセンサ。
〔9〕 前記検知膜は感湿膜である、〔1〕~〔8〕のいずれか1項に記載のセンサ。
〔10〕 前記感湿膜は、ポリイミド樹脂成分を含有する樹脂組成物から形成される、〔9〕に記載のセンサ。
〔11〕 基板を準備する工程と、
前記基板上に第2電極を形成する工程と、
前記第2電極上に樹脂を主成分とする検知膜を形成する工程と、
前記検知膜の前記第2電極と反対側の表面の少なくとも一部を粗面化して粗面とする工程と、
前記検知膜の前記表面の前記粗面を含む領域に、第1電極をめっきにより形成する工程と、を有し、
前記粗面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmである、センサの製造方法。
〔12〕 基板を準備する工程と、
前記基板上に第2電極を形成する工程と、
前記第2電極上に樹脂を主成分とする検知膜を形成する工程と、
前記検知膜の前記第2電極と反対側の表面に、第1電極をめっきにより形成する工程と、を有し、
前記第1電極を有する表面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmの微細な凹凸を有する粗面を含む、センサの製造方法。
本発明によれば、静電容量の経時的な変化が抑制され、また耐摩耗性により優れるという良好な耐久性を有するセンサを提供することができる。
(a)は、本発明の第1実施形態の湿度センサの一例を模式的に示す概略平面図であり、(b)は、(a)のX-X断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態の湿度センサの一例を模式的に示す概略平面図であり、(b)は、(a)のX-X断面図である。 実施例及び比較例における湿度センサの試験片の作製手順を模式的に示す概略平面図である。 実施例及び比較例における湿度センサの試験片について、感湿膜の第1表面の表面粗さS(μm)を横軸に、静電容量保持率(%)を縦軸にプロットしたグラフである。 実施例及び比較例における湿度センサの試験片について、上部電極の表面粗さS(μm)を横軸、静電容量保持率(%)を縦軸にプロットしたグラフである。
[センサ]
本発明のセンサは、樹脂組成物から形成される検知膜と、検知膜の第1表面上に設けられた第1電極と、検知膜の第2表面(第1表面に対向する表面)上に設けられた第2電極とを備えるセンサ素子を含む。センサの方式としては、検知膜の外部刺激による物性変化を電気信号として読み取ることができるものであれば特に限定されず、静電容量式、抵抗式、電圧式、電流式等であってもよい。また、センサの種類としては、湿度センサ、近接センサ、感圧センサ、加速度センサ、レベルセンサ、歪みセンサ、焦電センサ等、特に限定されない。
センサ素子において、第1電極と第2電極が対向し検知膜を挟持する領域は、例えば静電容量式センサではコンデンサとして作用する。コンデンサとして作用する領域(以下、「コンデンサ領域」とも称する。)の静電容量C(F)は、コンデンサ領域の誘電率をε(F/m)、面積をS(m)、膜厚をd(m)とすると、以下の式を満たす。
C=εS/d
上記式によれば、静電容量C(F)は、コンデンサ領域の誘電率をε(F/m)によって変化する。例えば、湿度センサ(単に「センサ」とも称する。)に用いられる感湿膜(「検知膜」とも称する。)は、周囲雰囲気に応じて水分を脱吸着するため、水分の吸着量に応じてコンデンサ領域の誘電率がε(F/m)変化し、検出される静電容量C(F)も変化する。そのため、湿度センサでは、コンデンサ領域の静電容量C(F)の変化を検出することにより、周囲雰囲気の湿度を算出することができる。以下では、コンデンサ領域の静電容量を単に「静電容量」と称することがある。
湿度センサにおいて、周囲雰囲気の条件を一定にしても、測定される静電容量が経時的に変化し、耐久性が低下することがある。本発明者らはその原因の一つが耐摩耗性の低下であることを突き止めた。また、湿度センサに限らず電極間に検知膜を挟持するセンサ素子を有するセンサでは、センサが可撓性である場合に、耐久性の低下が顕著であることも予想される。センサに撓む力が付加される頻度に応じて、センサ素子の各層に摩擦力が付加される頻度も向上することが予想されるからである。
本発明者らは、さらに鋭意検討を重ね、検知膜の第1表面の第1電極と接触する部分に、微細な凹凸を有する粗面(以下、「第1粗面」とも称する。)を含む構成とすることにより、良好な耐久性を有するセンサが得られることを見出し、本発明に至った。特に、静電容量式のセンサにおいては、第1粗面及び後述する第2粗面のうちの少なくとも一方を設けることにより、周囲雰囲気の条件を一定にした場合の、静電容量の経時的な変化を抑制できることを見出した。
静電容量の経時的な変化は、例えば以下の方法により静電容量保持率を測定することで評価することができる。まず、湿度センサの試験片を常温常湿(例えば、温度20±15℃程度で相対湿度40~60%RH程度)の環境下に静置して調湿し、市販のキャパシタンスメータで静電容量を測定する。この静電容量を初期の静電容量Cとする。次に、湿度センサの試験片に後述の耐摩耗試験を行い、耐摩耗試験後の湿度センサを、上記と同じ常温常湿の環境下で同様に調湿し、静電容量を測定する。この静電容量を静電容量Cとする。これらの静電容量を用い、下記式に基づいて静電容量保持率(%)を算出する。なお、後述の実施例では、温度30℃で相対湿度60%RHの雰囲気下で約1時間調湿をしている。
静電容量保持率(%)=(C/C)×100
静電容量保持率は、好ましくは50%以上であり、より好ましくは60%以上であり、さらに好ましくは70%以上であり、ことさら好ましくは80%以上である。静電容量保持率が上記範囲であると、静電容量の経時的な変化が抑制される傾向となる。
湿度センサの試験片に行う耐摩耗試験は、以下の方法で行うことができる。
図3(h)を参照して、湿度センサの試験片の上部電極34表面の領域34aを中心とする1cm幅×2cmの長さの領域に対して、市販の摩擦摩耗試験機で摩耗試験を行う。試験は、装置の接触端子と上部電極との接触面に市販の不織布ワイパーを載置し、移動速度及び垂直荷重を所望の条件に設定し、接触端子を往復させることで行われる。後述の実施例では、摩擦摩耗試験機として新東科学株式会社製の「トライボギアTYPE38」を使用し、移動速度1600mm/分、及び垂直荷重30gの条件で、接触端子を100往復させている。
<検知膜>
検知膜は、その第1表面の第1電極と接触する部分に、微細な凹凸を有する第1粗面を含むことができる。検知膜の第1表面における第1粗面の微細な凹凸は、耐摩耗性を向上させる観点から、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmであることが好ましく、0.5μm~2.5μmであることがより好ましく、0.6μm~1.5μmであることがさらに好ましい。二乗平均平方根粗さ(Sq)は、JIS B 0601に記載されている二次元の輪郭曲線の二乗平均平方根粗さ(Rq)を、三次元に拡張したものである。
検知膜の第1表面の第1電極と接触する部分に、上記第1粗面を有する構成とすることにより、センサの耐摩耗性を向上させることができ、結果的に耐久性を向上させることができるものと推測される。なお、センサの検知膜が上記第1粗面を有する場合、センサにおける第1電極の検知膜とは反対側の表面に後述する第2粗面を有していてもよい。
検知膜の第1表面における第1粗面は、第1電極と接触する部分を含むものであれば、第1表面の全体であってもよく、第1表面の一部であってもよい。第1粗面は、コンデンサ領域を含むことが好ましく、コンデンサ領域の50%以上を含むことが好ましく、コンデンサ領域の100%を含むことがより好ましい。
検知膜の第2表面の第2電極と接触する部分についても、第1表面の第1電極と接触する部分と同様に、微細な凹凸を有する粗面(以下、「第3粗面」とも称する。)を含む構成としてもよい。このような構成とすることにより、センサのより良好な耐久性を得ることができる。また、静電容量式のセンサにおいては、静電容量の経時的な変化をさらに抑制することができる。検知膜の第2表面における第3粗面の微細な凹凸は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmであることが好ましく、0.5μm~2.5μmであることがより好ましく、0.6μm~1.5μmであることがさらに好ましい。
検知膜において、上記した第1粗面及び第3粗面の形成は、特に限定されることはなく、公知の方法が採用される。例えば、サンドブラスト処理、液体ホーニング処理、バフ研磨、研磨シート(ラッピングフィルム等)による研磨などの機械研磨等により、表面を研磨する方法が挙げられる。または、検知膜を形成する際に、第1粗面や第3粗面を有する検知膜が形成されるようにしてもよい。具体的には、検知膜を形成する際に、粗面を転写する方法、検知膜の形成に用いられる組成物に微粒子を添加し微粒子を表面から突出させて粗面を形成する方法等が挙げられる。検知膜は、樹脂組成物と溶剤とを含む溶液を用いた溶液キャスト法、溶融押出法等の公知の方法により形成することができる。塗布方法としては、スピンコート法、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、ディップコート法、エアーナイフコート法、ロールコート法、グラビアコート法、ブレードコート法等の公知の塗布方法を採用することができる。
検知膜は、平均厚さが0.3μm以上であることが好ましく、0.5μm以上であってもよく、また、90μm以下であってもよく、50μm以下であってもよく、10μm以下であることが好ましく、3μm以下であることがより好ましく、1μm以下であることがさらに好ましい。
検知膜は、樹脂組成物から形成される。樹脂組成物は、樹脂を含み、酸化防止剤、難燃剤、可塑剤、紫外線吸収剤等の添加剤等を含んでいても良い。検知膜をなす樹脂としては特に限定されない。検知膜が感湿膜である場合、樹脂としては、水分を吸脱着できる樹脂であれば限定されることはなく、ポリイミド樹脂、セルロール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等が例示され、優れた耐久性を有する観点から、ポリイミド樹脂が好適である。樹脂組成物は、ポリイミド樹脂成分の含有量が、樹脂組成物の総量に対して、90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることがより好ましく、98質量%以上であることがさらに好ましく、100質量%であってもよい。樹脂組成物の総量とは、樹脂組成物に含まれる固形成分を意味し、溶剤以外の成分の総量となる。
ポリイミド樹脂成分は、1種以上のポリイミド樹脂を含み、少なくともフッ素化ポリイミド樹脂を含むことが好ましい。ここで、樹脂組成物が含有するポリイミド樹脂成分とは、樹脂組成物に含まれるポリイミド樹脂をさす。すなわち、ポリイミド樹脂成分が1種のポリイミド樹脂を含む場合、樹脂組成物が含有するポリイミド樹脂成分とはこの1種のポリイミド樹脂を意味し、ポリイミド樹脂成分が2種以上のポリイミド樹脂を含む場合、樹脂組成物が含有するポリイミド樹脂成分とはこの2種以上のポリイミド樹脂を意味する。
フッ素化ポリイミド樹脂を含むことにより、感湿膜において、水分の脱吸着に対して優れた応答性が得られる。フッ素化ポリイミド樹脂は、ポリイミド構造とフルオロ基(すなわち、フッ素原子)とを有する樹脂であれば特に限定されない。ポリイミド樹脂は、例えば、ジアミン又はその誘導体と、テトラカルボン酸又はその誘導体とを反応させることによって得ることができる。感湿膜に使用できるポリイミド樹脂としては、例えば、国際公開第2017/179367号に記載の樹脂等が挙げられる。
<第1電極>
第1電極は、導電性材料を用いて形成することができ、例えば、金、銅、アルミニウム、鉄、錫、亜鉛、ニッケル、チタン、モリブデン、クロム、タングステン、鉛等の金属、及びこれら金属から選択される2種以上の金属を含む合金、アルミニウム-ケイ素合金、並びに、多結晶シリコンからなる群より選択される1種以上によって形成することができる。第1電極は、検知膜の第1表面上に、電解めっき、無電解めっき、溶融めっき、化学蒸着、物理蒸着等、公知のめっき方法に成膜する方法、または、予め成膜された電極膜を第1表面上に積層する方法等によって形成することができる。物理蒸着としては、真空蒸着、分子線蒸着、イオンビーム蒸着等の蒸発源を加熱して蒸発させる方法を含む蒸発系、マグネトロンスパッタリング、イオンビームスパッタリング等のスパッタリング系が挙げられる。これらの方法は、必要に応じてパターニングを組み合わせることができる。なお、第1表面との高い密着性が得られることから、めっき方法が好ましい。本明細書では、めっき方法により形成された膜をめっき膜という。
第1電極の厚さは、100nm~500nmであることが好ましく、100nm~300nmであることがより好ましい。センサが湿度センサであり、センサを任意の位置に設置したときに外部環境に露出する面が第1電極側の面である場合(センサの設置面が第1電極側の面ではない場合)、第1電極表面から水分を取り込むことができるように、第1電極の厚さは薄い方が好ましい。
<センサ素子の第1電極を有する表面>
センサ素子の第1電極を有する表面は、微細な凹凸を有する粗面(「第2粗面」とも称する。)を含むことができる。センサ素子の第1電極を有する表面は、第1電極の検知膜側とは反対側の表面を含む。センサ素子の第1電極を有する表面における第2粗面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmであることが好ましく、0.5μm~2.5μmであることがより好ましく、0.6μm~1.5μmであることがさらに好ましい。
センサ素子の第1電極を有する表面における第2粗面は、第1電極が設けられた部分の表面の全体であってもよく、当該表面の一部であってもよい。第2粗面は、コンデンサ領域を含むことが好ましく、コンデンサ領域の50%以上を含むことが好ましく、コンデンサ領域の100%を含むことがより好ましい。
センサ素子の第1電極を有する表面における第2粗面は、検知膜の第1表面に上記した第1粗面を形成することにより、検知膜の第1表面の形状を踏襲して形成することができ、第1粗面の形状に追随して形成された形状を含むことができる。第1粗面の形状と第2粗面の形状とは一致していてもよいが、一致していなくてもよい。
<第2電極>
第2電極は、導電性材料を用いて形成することができ、例えば、第1電極で例示した材料を用いて形成することができる。第2電極は、検知膜の第2表面上に直接形成してもよいし、基板上に形成して、その後検知膜の第2表面上に積層されるようにしてもよい。第2電極は、第1電極で例示した形成方法によって形成することができる。
第2電極の厚さは、特に限定されず、第1電極の厚さと同じ厚さであってもよく、第1電極の厚さよりも大きくてもよい。第2電極の厚さは、例えば、100nm~500nmであってもよく、100nm~300nmであってもよい。
<センサ素子の第2電極を有する表面>
センサ素子の第2電極を有する表面は、センサ素子の第1電極側の表面と同様に、微細な凹凸を有する粗面(以下、「第4粗面」とも称する。)を含んでいてもよい。センサ素子の第2電極を有する表面は、第2電極の検知膜側とは反対側の表面を含む。センサ素子の第2電極を有する表面における第4粗面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmであることが好ましく、0.5μm~2.5μmであることがより好ましく、0.6μm~1.5μmであることがさらに好ましい。
センサ素子の第2電極を有する表面における第4粗面は、第2粗面と同様に形成することができ、例えば、検知膜の第3粗面における上記した第3粗面を形成することにより、検知膜の第3表面の形状を踏襲して形成することができ、第3粗面の形状に追随して形成された形状であり得る。第3粗面の形状と第4粗面の形状とは一致していてもよいが、一致していなくてもよい。
<用途>
本発明のセンサの用途は、特に限定されることなく公知の用途に用いられる。センサは、第1電極側の面と第2電極側の面とを区別することなく搭載することもできるが、第1電極と第2電極の内、センサの露出面(センサの設置面とは反対側)が、第1電極側の面となるように搭載されることが好ましい。用途の一例として、スマートフォン、腕時計型携帯端末等の携帯装置への搭載が挙げられる。センサは、その用途に応じて、可撓性に構成してもよい。携帯装置に搭載されたセンサは、その検出湿度を携帯装置の制御に適用してもよい。
以下、本発明のセンサが湿度センサであり、検知膜が感湿膜である場合を例に挙げて具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1(a)は、湿度センサの第1実施形態を模式的に示す概略平面図であり、図1(b)は、(a)のX-X断面図である。図1(a)及び(b)に示すように、湿度センサ(センサ)10は、絶縁性基板1、下部電極(第2電極)2、感湿膜(検知膜)3、上部電極(第1電極)4、下部電極用リード線7、上部電極用リード線9を有する。下部電極2は絶縁性基板1上に形成されており、下部電極2には下部電極用リード線7が接続されている。感湿膜3は、下部電極2の下部電極用リード線7との接続部分を除く領域を覆うように、絶縁性基板1上に形成されている。上部電極4は、感湿膜3上において、下部電極2が延在する方向と直交する方向に延在するように形成されている。上部電極4には上部電極用リード線9が接続されている。
湿度センサ10において、上部電極4と下部電極2が対向する領域が、コンデンサ領域10aである。感湿膜3の、上部電極4が設けられている表面(第1表面)において、上部電極4と接する表面は上記した粗面となっている。
絶縁性基板1は、絶縁性を有するガラス基板、酸化アルミニウムや酸化ケイ素等の金属酸化物で形成された金属酸化物基板であってもよく、導電性基板の表面を金属酸化物等の絶縁性材料で被覆したものであってもよい。
湿度センサ10の製造方法の一例を説明する。まず、絶縁性基板1を準備し、絶縁性基板1上に下部電極2を形成する。下部電極2は、例えば、絶縁性基板1の全面に電極材料を成膜し、フォトリソグラフィ技術を用いて所望の形状にパターニングしてもよいし、絶縁性基板1上にマスクを付して、電極材料の成膜とパターニングが同時になされるようにしてもよい。次に、下部電極2が形成された絶縁性基板1上に感湿膜3を形成する。感湿膜3は、樹脂組成物と溶剤とを含む塗布液を絶縁性基板1上に塗布して乾燥することによって形成することができる(溶液キャスト法)。塗布液の塗布にあたって、下部電極2上の下部電極用リード線7との接続部分をマスク等して塗布を行うことが好ましい。
続いて、感湿膜3の上面の上部電極4が形成される領域に研磨処理を施し粗面を形成した後、感湿膜3の上面に上部電極4を形成する。上部電極4は、下部電極2と同様の方法により形成することができる。
(第2実施形態)
図2(a)は、湿度センサの第2実施形態を模式的に示す概略平面図であり、図2(b)は、(a)のX-X断面図である。図2(a)及び(b)に示すように、湿度センサ20は、絶縁性基板1を有さない点のみ、第1実施形態の湿度センサ10と異なる。湿度センサ20は、絶縁性基板1を有さないため、下部電極2は、予め成膜された感湿膜3の表面(第2表面)に直接設けることにより構成することができる。上部電極4と下部電極2が対向する領域が、コンデンサ領域20aである。
図2において、下部電極用リード線及び上部電極用リード線は図示しないが、適宜設けることができる。
本発明のセンサの上部電極及び下部電極の形状は、第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサに示すような互いに直交する形状に限定されることはないものの、感湿膜の表面の少なくとも一部は電極で覆われることなく周囲環境に露出している構成であることが測定精度を向上させることができる観点から好ましい。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
[耐久性の評価方法]
実施例及び比較例の湿度センサの試験片について、次のようにして静電容量保持率の評価を行った。まず、湿度センサの試験片を、温度30℃、相対湿度60%RHの雰囲気下で約1時間調湿した後、キャパシタンスメータ(商品名:Compact Capacitance Meter Model 810C、BK Precision社製)を用いて静電容量を測定した。このとき測定された静電容量を初期の静電容量Cとした。
次に、実施例及び比較例の湿度センサの試験片を、以下の耐摩耗試験に供し、耐摩耗試験後の湿度センサを、温度30℃、相対湿度60%RHの雰囲気下で約1時間調湿した後、キャパシタンスメータ(商品名:Compact Capacitance Meter Model 810C、BK Precision社製)を用いて静電容量を測定した。このとき測定された静電容量を静電容量Cとした。
そして、静電容量保持率(%)を下記の式に基づいて算出した。
静電容量保持率(%)=(C/C)×100
[製造例1]
(ポリイミド樹脂フィルムの製造)
国際公開第2017/179367号の実施例1の記載に基づき、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノフェニル及び4,4’-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2,2-ジイル)ジフタル酸二無水物を反応させてポリイミド樹脂を合成した。得られたポリイミド樹脂をγ-ブチロラクトンに20質量%で溶解させて、均一なポリイミド溶液とした。得られた溶液をガラス基板に塗布し、50℃で30分、次いで140℃で10分加熱して溶媒を乾燥させた。フィルムをガラス基板から剥離し、金枠を取り付けて210℃で1時間加熱し、80μmのポリイミド樹脂フィルムを得た。
[実施例1~5、比較例1]
(湿度センサの試験片の作製)
第2実施形態の湿度センサと同様の構成を有する湿度センサの試験片を、図3(a)~(h)に示す手順で作成した。具体的には、(a)に示すように、感湿膜として、上記製造例1で得たポリイミド樹脂フィルムを5cm角の大きさに切出したフィルム33を用意し、(b)に示すように、フィルム33の第2表面33bに、一方向に延在する1cm幅の領域を中心に露出させてテープ35を貼り付けて第2表面33bをマスクした。次に、(c)に示すように、フィルム33の第2表面33bに、イオンコーターIB-3(株式会社エイコー製)を用い、蒸着源をAu、蒸着条件を5~8mAとして、10分間蒸着を行って下部電極32を形成した後、(d)に示すように、マスク用のテープ35を剥離して、第2表面33bに、露出させた領域に対応する1cm×5cmサイズの下部電極32が形成されたフィルム33を得た。
次に、(e)に示すように、フィルム33の第1表面33aに、下部電極32に直交する方向に延在する1cm幅の領域36に、ラッピングフィルム(厚み:3μm、砥粒:酸化アルミニウム(粒度12μm)、3M社製)を表1に示す所定回数往復させて研磨処理を施した。研磨処理の後、領域36の下部電極32と対向する1cm×1cmサイズの領域36aの表面粗さS(μm)を、表面粗さ測定装置(OLS4100、OLYMPUS社製)を用い、測定倍率を10倍、測定面積を1280μm×1280μmとして測定を行った。表面粗さS(μm)は、二乗平均平方根粗さ(Sq)の値とした。
次に、(f)に示すように、フィルム33の第1表面33aに、領域36を露出させるように、フィルムにテープ37を貼り付けて第1表面33aをマスクした。次に、(g)に示すように、フィルム33の第1表面33aに、イオンコーターIB-3(株式会社エイコー製)を用い、蒸着源をAu、蒸着条件を5~8mAとして、5分間蒸着を行って上部電極を形成した後、(h)に示すように、マスク用のテープ37を剥離して、第1表面33aに、露出させた領域36に対応する1cm×5cmサイズの上部電極34が形成されたフィルム33を得た。その後、上部電極34表面の下部電極32と対向する領域34aの表面粗さS(μm)を、表面粗さ測定装置(OLS4100、OLYMPUS社製)を用い、測定倍率を10倍、測定面積を1280μm×1280μmとして測定を行った。表面粗さS(μm)は、二乗平均平方根粗さ(Sq)の値とした。
(耐摩耗試験)
実施例及び比較例の湿度センサの試験片について、上部電極34表面の領域34a(図3(h))を中心として含む1cm幅×2cmの長さの領域を、摩擦摩耗試験機(商品名:トライボギアTYPE38、新東科学株式会社製)を用いて、接触端子と上部電極との接触面に不織布ワイパー(BEMCOTM-1、旭化成株式会社製)を載置して、移動速度1600mm/分、垂直荷重30gの条件で、接触端子を100往復させた。
[耐久性の評価結果]
表1に、実施例及び比較例の湿度センサの試験片について、上記のようにして測定した感湿膜の第1表面の表面粗さS(μm)、上部電極の表面粗さS(μm)、及び静電容量保持率(%)を示す。また、図4は、表1に示す結果を、感湿膜の第1表面の表面粗さS(μm)を横軸、静電容量保持率(%)を縦軸にプロットしたグラフであり、図5は、表1に示す結果を、上部電極の表面粗さS(μm)を横軸、静電容量保持率(%)を縦軸にプロットしたグラフである。
Figure 0007245693000001
1 絶縁性基板、2,32 下部電極、3,33 感湿膜、4,34 上部電極、7 下部電極用リード線、9 上部電極用リード線、10 感湿センサ、20 感湿センサ、33a (感湿膜の)第1表面、33b (感湿膜の)第2表面。

Claims (12)

  1. 樹脂組成物から形成される検知膜と、前記検知膜の第1表面上に設けられた第1電極と、前記検知膜の第2表面上に設けられた第2電極と、を備えるセンサであって、
    前記検知膜の前記第1表面は、前記第1電極と接触する部分に、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.5μm~2.5μmの微細な凹凸を有する粗面を含み、
    前記第1電極の厚みが、100nm~300nmであり、
    前記センサの露出面が、前記第1電極側の面である、センサ。
  2. 樹脂組成物から形成される検知膜と、前記検知膜の第1表面上に設けられた第1電極と、前記検知膜の第2表面上に設けられた第2電極と、を備えたセンサ素子を含むセンサであって、
    前記センサ素子の前記第1電極を有する表面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.5μm~2.5μmの微細な凹凸を有する粗面を含み、
    前記第1電極の厚みが、100nm~300nmであり、
    前記センサの露出面が、前記第1電極を有する表面である、センサ。
  3. 前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも一方は、めっき膜である、請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 前記検知膜の前記第1表面は、前記第1電極と接触しない部分を含む、請求項1~のいずれか1項に記載のセンサ。
  5. 前記検知膜は、平均厚さが0.3μm~10μmである、請求項1~のいずれか1項に記載のセンサ。
  6. 前記検知膜の前記第2表面は、前記第2電極と接触する部分に、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.3μm~3.0μmの微細な凹凸を有する粗面を含む、請求項1~のいずれか1項に記載のセンサ。
  7. 基板をさらに備え、
    前記基板、前記第2電極、前記検知膜、前記第1電極がこの順に積層されている、請求項1~のいずれか1項に記載のセンサ。
  8. 可撓性を有する、請求項1~のいずれか1項に記載のセンサ。
  9. 前記検知膜は感湿膜である、請求項1~のいずれか1項に記載のセンサ。
  10. 前記感湿膜は、ポリイミド樹脂成分を含有する樹脂組成物から形成される、請求項に記載のセンサ。
  11. センサの製造方法であって、
    基板を準備する工程と、
    前記基板上に第2電極を形成する工程と、
    前記第2電極上に樹脂を主成分とする検知膜を形成する工程と、
    前記検知膜の前記第2電極と反対側の表面の少なくとも一部を粗面化して粗面とする工程と、
    前記検知膜の前記表面の前記粗面を含む領域に、第1電極をめっきにより形成する工程と、を有し、
    前記粗面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.5μm~2.5μmであり、
    前記第1電極の厚みが、100nm~300nmであり、
    前記センサの露出面が、前記第1電極側の面である、センサの製造方法。
  12. センサの製造方法であって、
    基板を準備する工程と、
    前記基板上に第2電極を形成する工程と、
    前記第2電極上に樹脂を主成分とする検知膜を形成する工程と、
    前記検知膜の前記第2電極と反対側の表面に、第1電極をめっきにより形成する工程と、を有し、
    前記第1電極を有する表面は、二乗平均平方根粗さ(Sq)が0.5μm~2.5μmの微細な凹凸を有する粗面を含み、
    前記第1電極の厚みが、100nm~300nmであり、
    前記センサの露出面が、前記第1電極を有する表面である、センサの製造方法。
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