JP7245429B2 - トイレ空間用脱臭装置および衛生洗浄装置 - Google Patents
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Description
例えば、温水洗浄便座に設けられ、吸入された空気に水を噴出する水噴出装置を備えるものがある(例えば、特許文献1)。水噴出装置は、水を貯留する貯水部及びこの貯水部の底部に配置される振動子を備える、または、水噴出装置は、水を霧状に噴出するノズルである。
また、この種の脱臭装置として、吸入された空気を消臭室内に貯められた貯水内へ導入するものがある(例えば、特許文献2)。
第1の発明によれば、空気の流れを伴う負圧の形成によって水溜め部に水を溜めるため、その水の水面に沿って臭気成分を含む空気が流れる。このような構成は、例えば負圧の形成によって水を溜めるのではなく、あらかじめタンクに水を蓄えておき、蓄えた水の表面に空気を接触させる構成よりも、水面に接触する空気の量を多くでき、臭気成分の水への溶解効率を向上させることができる。これは、大型化および複雑化の抑止と、脱臭性能とを両立させる。
第2の発明は、第1の発明において、前記負圧形成手段の停止によって、前記水溜め部に溜めた水を前記排水口から排水させる。
第1の発明により大型化および複雑化の抑止と脱臭性能とを両立させることができるが、水を溜めるに当たり、水を溜めた状態を維持する構成の場合、常時、水が存在するため、この水に起因するバイオフィルムの形成が懸念される。そのため、排水機構により排水を行うことが考えられるが、排水機構として可動部材、例えば電磁弁を用いた場合、電磁弁の固着により開弁不良が生じ排水できなくなる懸念がある。一方、第2の発明によれば、排水機構として可動部材を用いずとも、簡単な制御と構成により、水溜め部から排水することができ、バイオフィルムの形成を抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記負圧形成手段は前記ファン装置である。
第3の発明によれば、吸気口から空気を吸引するファン装置以外に負圧を形成する手段を備える構成より、大型化を抑制することができる。
第4の発明は、第1~第3の発明のいずれか1つにおいて、前記水溜め部の底面は前記排水口へ向けて下り傾斜を形成する。
第4の発明によれば、水溜め部からより確実に排水でき、水溜め部に残る水を少なくすることができ、水溜め部に残った水に起因するバイオフィルムの形成を抑制することができる。
第5の発明の衛生洗浄装置は、第1~第4のいずれか1つに記載のトイレ空間用脱臭装置を備える衛生洗浄装置であり、ボウル部を有する便器に設けられる衛生洗浄装置であって、前記排水口は前記ボウル部に向けて開口され、前記ボウル部へ前記排水口から排水する。
第5の発明によれば、トイレ空間用脱臭装置の中でも、特に、衛生洗浄装置に設けられる脱臭装置は小型化が要請されるところ、例えばボウル部に溜められた水の中に排水する構成や、トイレ装置の排水が流れこむ排水配管に排水する構成より、脱臭装置の複雑化および大型化を抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記排水口は前記吸気口である。
第6の発明によれば、排水口と吸気口とがそれぞれ形成される構成よりも、脱臭装置の複雑化および大型化を抑制することができる。
図2に示すように、脱臭装置10は、水脱臭ユニット20と、制御部30とを有する。
図4は、図3の水脱臭ユニット20からカバー22を外した状態の斜視図である。
図5は、水脱臭ユニット20の断面斜視図である。
図7は、脱臭装置10における排水動作時の断面図である。
また、第2空間52(絞り部)で空気が加速されると、空気が水Wを押す圧力が高まり、水Wを水溜め部50に保持しておく効果も高まる。
また、負圧を形成する手段として、空気の吸排気のために脱臭装置に元々必要なファン装置という最小限の電気的構成要素で、水を溜めることと排水を実現でき、負圧を形成するためのポンプなどを別途設ける必要がなく、コスト低減および小型化が可能になる。
また、水溜め部50底面を下り傾斜にすることで、水溜め部50から水が排水されやすくなり、水溜め部50に残る水をより少なくすることができ、バイオフィルムの形成を抑制する効果を高くできる。
なお、トイレ空間用脱臭装置の中でも、特に、衛生洗浄装置200に設けられる脱臭装置は小型化が要請されるところ、排水口25をボウル部101に向けて開口した構成は、ボウル部101に溜められた水の中に排水する構成や、排水配管に排水する構成より、脱臭装置の複雑化および大型化を抑制することができる。
図6に示す例では、第2空間52の上側の面と第1空間51の上側の面との間に段差をつけることで、第2空間52の上下方向の長さを第1空間51の上下方向の長さよりも小さくしている。
または、第2空間52の下側の面と第1空間51の下側の面との間に段差をつけることで、第2空間52の上下方向の長さを第1空間51の上下方向の長さよりも小さくすることができる。
または、第2空間52の側面間距離(横方向の長さ)を、第2空間51の側面間距離(横方向の長さ)よりも小さくすることで、第2空間52の風路断面積を第1空間51の風路断面積よりも小さくすることができる。
Claims (4)
- トイレ空間用脱臭装置であって、
吸気口を形成する吸気口部と、
排気口を形成する排気口部と、
前記吸気口から空気を吸気するファン装置と、
前記吸気口と前記排気口とを連通し空気を流通させる脱臭風路中に設けられ、前記脱臭風路中で水を溜めることが可能な水溜め部と、
前記脱臭風路外から前記水溜め部へ給水する給水部と、
前記水溜め部から排水する排水口を形成する排水部と、
前記水溜め部にて負圧を形成する負圧形成手段と、
前記負圧形成手段の駆動を制御する制御部と、
を有し、
前記吸気口は、前記排水口を兼ねており、
前記負圧形成手段は、前記ファン装置であって、
前記脱臭風路において、前記水溜め部より上流側に前記排水部を、前記水溜め部より下流側に前記負圧形成手段を設け、
前記制御部は、前記水溜め部に流れ込む空気を、前記負圧形成手段を駆動させ、この駆動により形成される負圧によって前記給水部から給水される水に押し当てることで、前記給水部から給水される水を前記水溜め部の底面に溜め、
前記水溜め部に溜められた水の水面に接触させるように空気が流れることにより脱臭を行うトイレ空間用脱臭装置。 - 前記負圧形成手段の停止によって、前記水溜め部に溜めた水を前記排水口から排水させる請求項1記載のトイレ空間用脱臭装置。
- 前記水溜め部の前記底面は前記排水口へ向けて下り傾斜を形成する請求項1または2に記載のトイレ空間用脱臭装置。
- 請求項1~3のいずれか1つに記載のトイレ空間用脱臭装置を備える衛生洗浄装置であり、ボウル部を有する便器に設けられる衛生洗浄装置であって、前記排水口は前記ボウル部に向けて開口され、前記ボウル部へ前記排水口から排水する衛生洗浄装置。
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