JP7179257B2 - 大便器用脱臭装置 - Google Patents
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Description
第1の発明によれば、1つの風路中に水脱臭部と酸化触媒を配置した簡易な構成により、水溶性の高い臭気成分と、これら臭気成分より水溶性は低いが酸化分解性の高い臭気成分の両方を効果的に脱臭することができる。大型化および複雑化の抑止と脱臭性能を両立することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記酸化触媒は、前記水脱臭部よりも、前記脱臭風路における下流側に設けられる。
第2の発明によれば、吸気口から空気と一緒に吸い込まれた埃や紙片等の粉塵を、水脱臭部で捕捉することができ、酸化触媒に粉塵等が流れることによる酸化触媒の性能低下を抑制することができる。また、芳香剤などに含まれるアルコール成分を水脱臭部で水に溶解させることができ、酸化触媒へのアルコール成分の付着を抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記ファン装置は、前記水脱臭部よりも、前記脱臭風路における下流側に設けられる。
第3の発明によれば、吸気口から空気と一緒に吸い込まれた粉塵を、水脱臭部で捕捉することができ、粉塵等がファン装置へ到達してしまうことも抑制できる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記水脱臭部と前記酸化触媒との間に設けられ、前記水脱臭部の水が前記酸化触媒側へ飛散することを抑制する飛散抑制手段をさらに有する。
第4の発明によれば、水脱臭部の水への溶解でアルコール成分の酸化触媒への付着を効果的に抑止しつつ、さらに、飛散抑制手段によってアルコール成分の溶解した水が酸化触媒側へ飛散するのを抑制し、酸化触媒がアルコール成分の溶解した水に被水することを抑止できる。
第5の発明は、第4の発明において、前記水脱臭部は、水を溜めることが可能な水溜め部を有し、前記水溜め部に溜められた水の水面が、前記脱臭風路の一部を形成する。
第5の発明によれば、溜めた水でアルコール溶解できるため、例えばノズルからのミスト噴霧等に比べて、より飛散を抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記飛散抑制手段は、前記水溜め部の底面から前記脱臭風路内へ向けて突出する水受け壁を有する。
第6の発明によれば、簡単な構成により、アルコール成分の溶解した水が酸化触媒側へ飛散するのを抑制することができる。
第7の発明は、第5または第6の発明において、前記飛散抑制手段は、前記水溜め部に形成され、前記脱臭風路の断面積を拡大する拡大部を有する。
第7の発明によれば、風路断面積が拡大することで風速を低減させることができ、水脱臭部の水の下流側への飛散を抑制することができる。
図2に示すように、脱臭装置10は、水脱臭ユニット20と、制御部30とを有する。
図4は、図3の水脱臭ユニット20からカバー22を外した状態の斜視図である。
図5は、水脱臭ユニット20の断面斜視図である。
図7は、脱臭装置10における排水動作時の断面図である。
また、第2空間52(絞り部)で空気が加速されると、空気が水Wを押す圧力が高まり、水Wを水溜め部50に保持しておく効果も高まる。
また、負圧を形成する手段として、空気の吸排気のために脱臭装置に元々必要なファン装置という最小限の電気的構成要素で、水を溜めることと排水を実現でき、負圧を形成するためのポンプなどを別途設ける必要がなく、コスト低減および小型化が可能になる。
また、水溜め部50底面を下り傾斜にすることで、水溜め部50から水が排水されやすくなり、水溜め部50に残る水をより少なくすることができ、バイオフィルムの形成を抑制する効果を高くできる。
本発明における水脱臭部は、例えば、吸入された空気に水を噴出する構成を備えるものでもよい。
Claims (5)
- 大便器用脱臭装置であって、
空気を吸気する吸気口を形成する吸気部と、
脱臭した空気を排気する排気口を形成する排気部と、
前記吸気口と前記排気口とを連通し空気を流通させる脱臭風路に設けられたファン装置と、
前記脱臭風路に設けられ、吸気した空気を水により脱臭する水脱臭部と、
前記脱臭風路に設けられた酸化触媒と、
前記水脱臭部と前記酸化触媒との間に設けられ、前記水脱臭部の水が前記酸化触媒側へ飛散することを抑制する飛散抑制手段と、
を有し、
前記酸化触媒は、前記水脱臭部よりも、前記脱臭風路における下流側に設けられる大便器用脱臭装置。 - 前記ファン装置は、前記水脱臭部よりも、前記脱臭風路における下流側に設けられる請求項1記載の大便器用脱臭装置。
- 前記水脱臭部は、水を溜めることが可能な水溜め部を有し、
前記水溜め部に溜められた水の水面が、前記脱臭風路の一部を形成する請求項1または2に記載の大便器用脱臭装置。 - 前記飛散抑制手段は、前記水溜め部の底面から前記脱臭風路内へ向けて突出する水受け壁を有する請求項3記載の大便器用脱臭装置。
- 前記飛散抑制手段は、前記水溜め部に形成され、前記脱臭風路の断面積を拡大する拡大部を有する請求項3または4に記載の大便器用脱臭装置。
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