JP7244321B2 - 直流き電線の高抵抗地絡検出装置および検出方法 - Google Patents
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Description
なお、従来、高抵抗地絡の検出システムや検出装置、検出方法に関する発明としては、例えば特許文献1、2および3が提案されている。
本発明の他の目的は、夜間の非営業時間帯に車両基地や留置場等において発生した直流き電線の高抵抗地絡を確実に検出することができる高抵抗地絡検出方法を提供することにある。
直流電力を供給する変電所の整流器から出力される直流電流を直流き電線へ供給する給電線に対応して設けられた電流検出手段および電流遮断器と、前記電流検出手段によって測定された電流値に基づいて前記直流き電線が延設されている所定エリアにおける高抵抗地絡の発生の有無を判定する演算処理手段とを備えた高抵抗地絡検出装置において、
前記演算処理手段は、
前記電流検出手段によって所定の時間帯の開始直後に測定された電流値に基づいて整定値を決定する整定値設定手段と、
前記所定の時間帯に測定された電流値が前記整定値設定手段によって設定された整定値を超えている状態が、所定時間以上継続したか否か判定する電流状態判定手段と、
前記所定の時間帯に測定された電流値が前記整定値を超えている状態が所定時間以上継続したと判定した場合に、前記電流遮断器を開放させる信号を生成し出力する電流遮断実行手段と、
前記電流検出手段によって測定された電流値を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記記憶手段は、前記電流遮断実行手段によって前記電流遮断器を開放される直前および直後の所定時間に前記電流検出手段によって測定された電流値を記憶するようにしたものである。
また、前記演算処理手段は、記憶手段を備えるため、電流遮断の前後所定時間の電流測定値を記憶として残すことができるので、後に、記憶した電流値のデータを解析することで、高抵抗地絡が発生した際の状況を正確に把握することができる。
これにより、補機電流が変動していたとしても誤検出を起こすことなく、確実に直流き電線の高抵抗地絡を検出することができる。
かかる構成によれば、夜間の非営業時間帯に車両基地または留置場において高抵抗地絡が発生した際に、地絡電流と留置中の車両に流れる補機電流とを区別して確実に直流き電線の高抵抗地絡を検出して変電所の電流を遮断することができる。
列車ダイヤは列車の遅れ等によって変更されることがあるので、かかる変更によって車両基地への入区が遅れた際に車両の力行運転に伴う電流を誤って地絡電流と判定するのを回避するには、予定ダイヤ上の営業時間終了時点よりも少し遅れて高抵抗地絡の検出を開始する必要があるが、上記のような構成によれば、実際のダイヤ情報に基づいて非営業時間帯であるか否か判定するため、車両の入出区のなくなる非営業時間帯の開始直後から高抵抗地絡の発生を検出することができる。
現時刻が非営業時間帯であるか否か判定するステップと、
前記電流検出手段によって非営業時間帯の開始直後に測定された電流値に基づいて整定値を決定するステップと、
前記非営業時間帯に測定された電流値が前記ステップで設定された整定値を超えている状態が、所定時間以上継続したか否か判定するステップと、
前記非営業時間帯に測定された電流値が前記整定値を超えている状態が所定時間以上継続したと判定した場合に高抵抗地絡の発生と判定するステップと、を含んでいるようにしたものである。
図1は本実施形態に係る高抵抗地絡検出装置を適用した地絡検出システムの概略構成を示す図である。なお、図1に示す送電系は、直流き電線10の終端側は車両基地となっているため、片側送電系である。
また、タイマ67は、ハードウェアとして備えても良いが、ソフトウェアで構成することも可能である。
なお、本発明者らは、人工的な高抵抗地絡を何度か発生させて電流を測定したところ、測定電流値や電流の変化の仕方は毎回異なっていた。また、図3には示されていないが、車両が車両基地へ入区したり車両基地から出区したりする際の力行運転によっても、破線Aで囲まれた部分と似たような電流変化が見られた。
図3において、Bは車両基地内に夜間に留置された車両に搭載されているエアコンや照明などの電気機器により消費される補機電流である。図3より、車両基地への入出区のない時間帯においては、補機電流はほぼ一定となることが分かる。ただし、図3には示されていないが、この補機電流の大きさは、車両基地内に留置される車両の数によって変動することも分かった。
なお、ステップS1においては、メモリからダイヤ情報を読み込む代わりに、車両の現在位置(軌道回路単位を含む)を把握して実行ダイヤを管理する機能を有する車両運行管理システム等からリアルタイムでダイヤ情報を取得するようにしても良い。
一方、ステップS4で、整定値を設定済みである(Yes)と判定するとステップS6へ進んで、ステップS3で読み込んだ電流測定値が整定値よりも大きいか否か判定する。ここで、電流測定値が整定値よりも小さい(No)と判定ときはステップS7へ移行して、RAM63に記憶されている電流測定値のうち45秒以前のものを破棄(消去)し、ステップS1へ戻る。
なお、演算処理装置61は、ステップS9で電流遮断器24を開放すると同時にアラームを出力するように構成しても良い。また、ステップS3とS10で記憶した電流測定値は、カード式の不揮発性メモリに保存するようにしても良い。
さらに、整定値を超える電流が60秒のような時間継続して流れたことを検出して高抵抗地絡が発生したと判断しているので、例えば補機の一つであるエアコンが作動して一時的に電流が増加したとしても、誤って高抵抗地絡を検出しまうことがない。
20 変電所
21 変圧器
22 整流器
24 遮断器
25 直流用CT(電流検出手段)
26 高抵抗地絡検出装置
61 演算処理装置
Claims (5)
- 直流電力を供給する変電所の整流器から出力される直流電流を直流き電線へ供給する給電線に対応して設けられた電流検出手段および電流遮断器と、前記電流検出手段によって測定された電流値に基づいて前記直流き電線が延設されている所定エリアにおける高抵抗地絡の発生の有無を判定する演算処理手段とを備えた高抵抗地絡検出装置であって、
前記演算処理手段は、
前記電流検出手段によって所定の時間帯の開始直後に測定された電流値に基づいて整定値を決定する整定値設定手段と、
前記所定の時間帯に測定された電流値が前記整定値設定手段によって設定された整定値を超えている状態が、所定時間以上継続したか否か判定する電流状態判定手段と、
前記所定の時間帯に測定された電流値が前記整定値を超えている状態が所定時間以上継続したと判定した場合に、前記電流遮断器を開放させる信号を生成し出力する電流遮断実行手段と、
前記電流検出手段によって測定された電流値を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記記憶手段は、前記電流遮断実行手段によって前記電流遮断器を開放される直前および直後の所定時間に前記電流検出手段によって測定された電流値を記憶することを特徴とする直流き電線の高抵抗地絡検出装置。 - 前記整定値は、前記電流検出手段によって前記所定の時間帯の開始直後の所定期間に測定された電流の平均値に、高抵抗地絡電流分と所定のマージンを加算した電流値であることを特徴とする請求項1に記載の直流き電線の高抵抗地絡検出装置。
- 前記所定エリアは車両基地または留置場であり、前記所定の時間帯は非営業時間帯であることを特徴とする請求項1または2に記載の直流き電線の高抵抗地絡検出装置。
- 前記演算処理手段は、車両の現在位置を把握する機能を有する車両の運行管理システムから取得したダイヤ情報に基づいて前記非営業時間帯であるか否か判定し、前記非営業時間帯である場合に前記電流状態判定手段による判定および前記電流遮断実行手段による前記電流遮断器の開放を実行させることを特徴とする請求項3に記載の直流き電線の高抵抗地絡検出装置。
- 直流電力を供給する変電所から直流き電線へ出力される直流電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段によって測定された電流値に基づいて前記直流き電線が延設されている車両基地または留置場における高抵抗地絡の発生の有無を判定する演算処理手段と、を備えた検出装置による高抵抗地絡検出方法であって、
現時刻が非営業時間帯であるか否か判定するステップと、
前記電流検出手段によって非営業時間帯の開始直後に測定された電流値に基づいて整定値を決定するステップと、
前記非営業時間帯に測定された電流値が前記ステップで設定された整定値を超えている状態が、所定時間以上継続したか否か判定するステップと、
前記非営業時間帯に測定された電流値が前記整定値を超えている状態が所定時間以上継続したと判定した場合に高抵抗地絡の発生と判定するステップと、
を含んでいることを特徴とする直流き電線の高抵抗地絡検出方法。
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