JP7243803B1 - プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 - Google Patents
プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7243803B1 JP7243803B1 JP2021210128A JP2021210128A JP7243803B1 JP 7243803 B1 JP7243803 B1 JP 7243803B1 JP 2021210128 A JP2021210128 A JP 2021210128A JP 2021210128 A JP2021210128 A JP 2021210128A JP 7243803 B1 JP7243803 B1 JP 7243803B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- crack
- stress state
- test piece
- formed product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 104
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims abstract description 116
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 52
- 238000005336 cracking Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 51
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 45
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 17
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 17
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 2
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D22/00—Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D22/00—Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
- B21D22/02—Stamping using rigid devices or tools
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N3/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N3/20—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress by applying steady bending forces
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N3/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N3/28—Investigating ductility, e.g. suitability of sheet metal for deep-drawing or spinning
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2203/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N2203/0014—Type of force applied
- G01N2203/0023—Bending
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2203/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N2203/0058—Kind of property studied
- G01N2203/006—Crack, flaws, fracture or rupture
- G01N2203/0067—Fracture or rupture
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2203/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N2203/02—Details not specific for a particular testing method
- G01N2203/06—Indicating or recording means; Sensing means
- G01N2203/0641—Indicating or recording means; Sensing means using optical, X-ray, ultraviolet, infrared or similar detectors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明に係るプレス成形品の割れ判定方法は、割れが発生したプレス成形品21の割れ対策を決定するものであって、プレス成形品21における割れ発生部位である曲げ部23のプレス成形過程での応力状態を再現するように試験片31のプレス成形を行い、試験片31の応力状態再現部33における微小き裂の発生の有無を判定し(P1)、応力状態再現部33に微小き裂の発生有りと判定された場合、プレス成形過程での割れと判定し、応力状態再現部33に微小き裂の発生無しと判定された場合、プレス成形後のスプリングバックでの割れと判定する(P3)。
【選択図】 図1
Description
これまでに、プレス成形品の割れを防ぐために、プレス成形時における割れ発生の予測と評価に関する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、金属製の板材の曲げ変形後の曲げ戻し変形時における曲げ内側の曲げ内割れを評価する方法と、このような曲げ内割れの発生を予測する方法が開示されている。
また、特許文献2には、せん断加工された金属板にプレス成形を施して、目的のプレス成形部品を製造する際における、せん断端面での曲げ割れを評価する技術が開示されている。
そして、(1)プレス成形中の割れは、金属板11の曲げ成形中に曲げ部23に生じたひずみが割れ限界値を超えることにより、図7に示すように、曲げ部23の曲げ内側の表面に発生する微小き裂に起因するものである。
これに対し、(2)スプリングバック時の割れは、プレス成形中に曲げ部23の曲げ内側の表面に生じる強い圧縮応力の作用によって金属板が脆化を起こし、当該金属板の初期欠陥やプレス成形中に曲げ部23に発生した微小き裂を起点として、圧縮応力からスプリングバックによる引張応力への反転をきっかけとして発生するものである。
このように、プレス成形中の割れとスプリングバック時の割れは発生メカニズムが異なるため、プレス成形品に発生した割れを抑制する割れ対策についても異なった手段で行うことが必要である。
前記プレス成形品における割れが発生した又は割れが発生すると予測される割れ発生部位のプレス成形過程での応力状態を前記金属板の試験片のプレス成形により再現し、該試験片の応力状態再現部における微小き裂の発生の有無を判定する応力状態再現試験プロセスと、
前記応力状態再現試験プロセスにおいて前記試験片の前記応力状態再現部に微小き裂の発生が有ると判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形過程での割れと判定し、前記試験片の前記応力状態再現部に微小き裂の発生が無いと判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形後のスプリングバックでの割れと判定する割れ判定プロセスと、を含むことを特徴とするものである。
前記応力状態再現試験プロセスは、前記プレス成形品における前記割れ発生部位の応力状態を前記試験片のプレス成形により再現する応力状態再現プレス成形工程と、前記試験片の前記応力状態再現部における微小き裂発生の有無を判定する微小き裂発生有無判定工程と、を有し、
前記応力状態再現プレス成形工程は、
パンチと、ダイと、前記パンチ又は前記ダイに成形荷重を負荷する成形荷重負荷部と、成形荷重を負荷したままの成形状態を保持する成形荷重保持部と、を有する金型を用い、前記パンチと前記ダイとの間に前記試験片を配置した状態で前記成形荷重負荷部により前記パンチを前記ダイ側に押し込み、前記プレス成形品の前記割れ発生部位の応力状態を前記試験片に再現する成形荷重負荷ステップと、
該成形荷重負荷ステップにおいて前記試験片に対する成形荷重を負荷して前記割れ発生部位の応力状態を再現した成形状態を前記成形荷重保持部により保持する成形状態保持ステップと、を有し、
前記微小き裂発生有無判定工程は、
前記成形状態を保持した前記試験片における前記応力状態再現部の断面又は側面の顕微鏡観察を行い、微小き裂の発生の有無を判定する試験片顕微鏡観察ステップを有することを特徴とするものである。
前記プレス成形品は、前記金属板の曲げ成形により形成された曲げ部を有し、該曲げ部が前記割れ発生部位であることを特徴とするものである。
前記割れ判定プロセスにおいて前記プレス成形品のプレス成形過程での割れと判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形過程での前記割れ発生部位における微小き裂の発生を抑制する対策を前記プレス成形品の割れ対策として決定し、前記プレス成形品のプレス成形後のスプリングバックでの割れと判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形後のスプリングバックを抑制する対策を前記プレス成形品の割れ対策として決定する割れ対策決定プロセス、を含むことを特徴とするものである。
また、本発明によれば、プレス成形品の設計段階において該プレス成形品に割れが発生すると懸念される部位の割れ対策を予め決定することによって、プレス成形品の性能を効率的に高めることができる。
本発明の実施の形態1に係るプレス成形品の割れ判定方法は、金属板のプレス成形により割れが発生したプレス成形品に生じる割れ対策を決定するためのものであって、図1に示すように、応力状態再現試験プロセスP1と、割れ判定プロセスP3と、を含むものである。
以下、図6に示すように、金型1を用いて金属板11を曲げ成形して形成された曲げ部23を有するプレス成形品21において、曲げ部23に割れが発生した場合について説明する。
応力状態再現試験プロセスP1は、プレス成形品21における割れ発生部位である曲げ部23のプレス成形過程での応力状態を、一例として図2に示すように、金属板の試験片31のプレス成形により再現し、試験片31の応力状態再現部33における微小き裂の発生の有無を判定するものである。
応力状態再現プレス成形工程S11は、プレス成形品21における割れ発生部位である曲げ部23の応力状態を試験片31のプレス成形により再現する工程であり、図1に示すように、成形荷重負荷ステップS11aと、成形状態保持ステップS11bと、を有する。
成形荷重負荷ステップS11aは、図2に示すように、パンチ3と、ダイ5と、パンチ3に成形荷重を負荷する成形荷重負荷部7と、成形荷重を負荷したままの成形状態を保持する成形荷重保持部9と、を有する金型1を用い、パンチ3に成形荷重を負荷して試験片31をプレス成形し、試験片31にプレス成形品21の割れ発生部位である曲げ部23の応力状態を再現するステップである。
ワーク部3aの先端R部3cの曲率は、図6に示すように、プレス成形品21のプレス成形に用いた金型51におけるプレス成形品21の曲げ部23を成形する曲げ成形部53の曲率とする。
また、凹部5bの深さは、パンチ3を所定の押し込み量で押し込んだ後に底部5dに試験片31が接触しないように決定するとよい。
成形状態保持ステップS11bは、図2(c)に示すように、成形荷重負荷ステップS11aにおいてプレス成形品21の曲げ部23の応力状態を再現した成形状態の試験片31を成形荷重負荷部7により保持するステップである。
微小き裂発生有無判定工程S13は、試験片31の応力状態再現部33における微小き裂の発生の有無を判定する工程である。
本実施の形態において、微小き裂発生有無判定工程S13は、図1に示すように、樹脂埋込ステップS13aと、試験片顕微鏡観察ステップS13bと、を有する。
樹脂埋込ステップS13aは、図2(d)に示すように、応力状態再現プレス成形工程S11においてプレス成形品21の曲げ部23の応力状態を再現した成形状態で保持された試験片31と、パンチ3及びダイ5と、の間の空隙部35に樹脂を充填し、試験片31を樹脂37に埋め込むステップである。
試験片顕微鏡観察ステップS13bは、試験片31の応力状態再現部33の顕微鏡観察を行い、微小き裂の発生の有無を判定するステップである。
割れ判定プロセスP3は、応力状態再現試験プロセスP1において試験片31の応力状態再現部33に微小き裂の発生が有ると判定された場合、プレス成形品21のプレス成形過程での割れと判定し、試験片31の応力状態再現部33に微小き裂の発生が無いと判定された場合、プレス成形品21のプレス成形後のスプリングバックでの割れと判定するものである。
本発明の実施の形態2に係るプレス成形品の割れ対策決定方法は、前述した実施の形態1に係るプレス成形品の割れ判定方法を用い、金属板のプレス成形により割れが発生したプレス成形品に講じる割れ対策を決定するものであって、図3に示すように、割れ対策決定プロセスP5を含むものである。
以下、前述した実施の形態1と同様、図6に示すプレス成形品21の曲げ部23に割れが発生した場合について説明する。
割れ対策決定プロセスP5は、割れ判定プロセスP3においてプレス成形品21のプレス成形過程での割れと判定された場合、プレス成形品21のプレス成形過程での割れ発生部位である曲げ部23における微小き裂の発生を抑制する対策をプレス成形品21の割れ対策として決定し、割れ判定プロセスP3においてプレス成形品21のプレス成形後のスプリングバックでの割れと判定された場合、プレス成形品21のプレス成形後のスプリングバックを抑制する対策をプレス成形品21の割れ対策として決定するものである。
(公知文献1)中哲夫、村上英正、橋本友彰、高張力鋼板の曲げにおけるスプリングバックに及ぼす引張力の影響、弓削商船高等専門学校紀要、第34号(平成24年)、p.1
(公知文献2)吉田亨、片山知久、橋本浩二、栗山幸久、高強度鋼板の形状凍結性改善技術、新日鉄技報、第378号(2003)、9.25
例えば、絞り成形では、引張荷重が発生するため、曲げ成形の曲げ部位と比較すると割れ発生の危険性は低くなるものの、曲げ内割れが発生する可能性があるため、本発明を絞り成形により成形された曲げ部位に適用することができる。
上記の本実施の形態1及び実施の形態2は、実際に金属板をプレス成形したプレス成形品に割れが発生した場合を対象とするものであった。
そして、応力状態再現部33に微小き裂が観察された場合、スプリングバックによる割れ発生有りと判定する。
これに対し、スプリングバックさせた試験片31の応力状態再現部33に微小き裂が観察されなかった場合、プレス成形品21の曲げ部23に割れの発生無しと判定する。
本実施例では、引張強度の異なる2種類の金属板(金属板A及び金属板B)を供試材とし、図5に示すような、天板部43と、天板部43の両端から曲げ部45を介して連続する一対の縦壁部47とを有してなる略コ字断面形状であり、天板部43に屈曲凹部49が形成されたプレス成形品41をプレス成形した。
プレス成形品41の成形工程として、まず、第一成形工程において金属板A及び金属板Bを曲げ成形して屈曲凹部49を形成した。続いて、第二成形工程において屈曲凹部49が形成された金属板A及び金属板Bを曲げ成形して曲げ部45を形成した。ここで、屈曲凹部49は、曲げ半径3mm、曲げ角度90°であり、曲げ部45は、曲げ半径10mm、曲げ角度90°とした。
そして、プレス成形品41における割れ発生の有無を確認したところ、屈曲凹部49の曲げ内側に割れが発生していた。
そして、曲げ成形した後の成形状態を保持した試験片31と、成形状態を保持せずに金型1から取り出してスプリングバックさせた試験片31と、のそれぞれについて、目視又は顕微鏡により試験片31の断面を観察し、割れ発生の有無を判定した。
これに対し、成形状態を保持した試験片31には微小き裂の発生が見られず、スプリングバックした後の試験片31にのみ微小き裂の発生が見られた場合、スプリングバックにより割れが発生したと判定した。
表1及び表2に、金属板A及び金属板Bそれぞれの試験片31における微小き裂発生の有無の判定結果を示す。
金属板Aの試験片31に発生した微小き裂の模式図を図7に示す。微小き裂は成形下死点の状態で応力状態再現部33の曲げ内側の表面の凹凸の底に発生していた。そのため、金属板Aを用いたプレス成形品41については、プレス成形過程における微小き裂発生を抑制する対策を割れ発生の対策として決定した。
3 パンチ
3a ワーク部
3b パンチベース部
3c 先端R部
5 ダイ
5a 肩部
5b 凹部
5c ダイベース部
5d 底部
7 成形荷重負荷部
7a 成形用ボルト
7b 支持板
7c 支持ボルト
7d ネジ穴
7e 通し穴
9 成形荷重保持部
9a 固定用ナット
9b 支持ボルト
9c スペーサー
11 金属板
21 プレス成形品
23 曲げ部
31 試験片
33 応力状態再現部
35 空隙部
37 樹脂
41 プレス成形品
43 天板部
45 曲げ部
47 縦壁部
49 屈曲凹部
51 金型
53 曲げ成形部
Claims (2)
- 金属板のプレス曲げ成形により形成された曲げ部の曲げ内側の表面に割れが発生した又は割れが発生すると予測されたプレス成形品に生じる割れ対策を決定するためのプレス成形品の割れ判定方法であって、
前記プレス成形品は、前記金属板の曲げ成形により形成された曲げ部を有し、
前記プレス成形品における割れが発生した又は割れが発生すると予測される割れ発生部位を前記曲げ部の曲げ内側の表面とし、該割れ発生部位のプレス成形過程又はスプリングバックした後での応力状態を前記金属板の試験片のプレス成形により再現し、該試験片の応力状態再現部における微小き裂の発生の有無を判定する応力状態再現試験プロセスと、
前記応力状態再現試験プロセスにおいてプレス成形過程の応力状態を再現して、前記試験片の前記応力状態再現部に微小き裂の発生が有ると判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形過程での前記曲げ部の曲げ内側の表面割れと判定し、前記試験片の前記応力状態再現部に微小き裂の発生が無いと判定され、前記応力状態再現試験においてスプリングバックした後の応力状態を再現して、該試験片の前記応力状態再現部に微小き裂の発生が有ると判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形後のスプリングバックでの前記曲げ部の曲げ内側の表面割れと判定する割れ判定プロセスと、を含み、
前記応力状態再現試験プロセスは、前記プレス成形品における前記割れ発生部位の応力状態を前記試験片のプレス成形により再現する応力状態再現プレス成形工程と、前記試験片の前記応力状態再現部における微小き裂発生の有無を判定する微小き裂発生有無判定工程と、を有し、
前記応力状態再現プレス成形工程は、
パンチと、ダイと、前記パンチ又は前記ダイに成形荷重を負荷する成形荷重負荷部と、成形荷重を負荷したままの成形状態を保持する成形荷重保持部と、を有する金型を用い、前記パンチと前記ダイとの間に前記試験片を配置した状態で前記成形荷重負荷部により前記パンチを前記ダイ側に押し込み、前記プレス成形品の前記割れ発生部位の応力状態を前記試験片に再現する成形荷重負荷ステップと、
該成形荷重負荷ステップにおいて前記試験片に対する成形荷重を負荷して前記割れ発生部位の応力状態を再現した成形状態、又は該成形状態から成形荷重を除荷したスプリングバックさせた応力状態を前記成形荷重保持部により保持する成形状態保持ステップと、を有し、
前記微小き裂発生有無判定工程は、
前記成形状態又はスプリングバックさせた応力状態を保持した前記試験片における前記応力状態再現部の断面又は側面の顕微鏡観察を行い、微小き裂の発生の有無を判定する試験片顕微鏡観察ステップを有することを特徴とするプレス成形品の割れ判定方法。 - 請求項1に記載のプレス成形品の割れ判定方法を用い、金属板のプレス成形により割れが発生した又は割れが発生すると予測されたプレス成形品に講じる割れ対策を決定するプレス成形品の割れ対策決定方法であって、
前記割れ判定プロセスにおいて前記プレス成形品のプレス成形過程での割れと判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形過程での前記割れ発生部位における微小き裂の発生を抑制する対策を前記プレス成形品の割れ対策として決定し、前記プレス成形品のプレス成形後のスプリングバックでの割れと判定された場合、前記プレス成形品のプレス成形後のスプリングバックを抑制する対策を前記プレス成形品の割れ対策として決定する割れ対策決定プロセス、を含むことを特徴とするプレス成形品の割れ対策決定方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021210128A JP7243803B1 (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 |
KR1020247018706A KR20240104146A (ko) | 2021-12-24 | 2022-08-18 | 프레스 성형품의 파단 판정 방법 및 프레스 성형품의 파단 대책 결정 방법 |
EP22910452.6A EP4420805A1 (en) | 2021-12-24 | 2022-08-18 | Method for assessing fracture in press-formed part, and method for determining fracture countermeasure in press-formed part |
PCT/JP2022/031206 WO2023119724A1 (ja) | 2021-12-24 | 2022-08-18 | プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 |
CN202280082917.3A CN118369168A (zh) | 2021-12-24 | 2022-08-18 | 冲压成形品的裂纹判定方法和冲压成形品的裂纹对策决定方法 |
MX2024007073A MX2024007073A (es) | 2021-12-24 | 2022-08-18 | Metodo de determinacion de fractura de pieza conformada por prensa y metodo de decision de contramedida de fractura de pieza conformada por prensa. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021210128A JP7243803B1 (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7243803B1 true JP7243803B1 (ja) | 2023-03-22 |
JP2023094682A JP2023094682A (ja) | 2023-07-06 |
Family
ID=85685025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021210128A Active JP7243803B1 (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP4420805A1 (ja) |
JP (1) | JP7243803B1 (ja) |
KR (1) | KR20240104146A (ja) |
CN (1) | CN118369168A (ja) |
MX (1) | MX2024007073A (ja) |
WO (1) | WO2023119724A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12017265B2 (en) * | 2019-02-26 | 2024-06-25 | Jfe Steel Corporation | Method for evaluating bending crack, system for evaluating bending crack, and method for manufacturing press-formed component |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017131042A1 (ja) | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 新日鐵住金株式会社 | プレス装置及びプレス成形品の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59751U (ja) | 1982-06-25 | 1984-01-06 | 株式会社静幸産業 | シ−ト状ガス流通弁 |
JP5900751B2 (ja) * | 2013-08-30 | 2016-04-06 | Jfeスチール株式会社 | 曲げ内側割れの評価方法および予測方法 |
JP6870670B2 (ja) * | 2018-09-13 | 2021-05-12 | Jfeスチール株式会社 | 変形限界の評価方法、割れの予測方法及びプレス金型の設計方法 |
WO2020174841A1 (ja) | 2019-02-26 | 2020-09-03 | Jfeスチール株式会社 | 曲げ割れ評価方法、曲げ割れ評価システム、及びプレス成形部品の製造方法 |
-
2021
- 2021-12-24 JP JP2021210128A patent/JP7243803B1/ja active Active
-
2022
- 2022-08-18 CN CN202280082917.3A patent/CN118369168A/zh active Pending
- 2022-08-18 EP EP22910452.6A patent/EP4420805A1/en active Pending
- 2022-08-18 WO PCT/JP2022/031206 patent/WO2023119724A1/ja active Application Filing
- 2022-08-18 KR KR1020247018706A patent/KR20240104146A/ko unknown
- 2022-08-18 MX MX2024007073A patent/MX2024007073A/es unknown
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017131042A1 (ja) | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 新日鐵住金株式会社 | プレス装置及びプレス成形品の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12017265B2 (en) * | 2019-02-26 | 2024-06-25 | Jfe Steel Corporation | Method for evaluating bending crack, system for evaluating bending crack, and method for manufacturing press-formed component |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN118369168A (zh) | 2024-07-19 |
EP4420805A1 (en) | 2024-08-28 |
MX2024007073A (es) | 2024-06-21 |
WO2023119724A1 (ja) | 2023-06-29 |
JP2023094682A (ja) | 2023-07-06 |
KR20240104146A (ko) | 2024-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6558515B2 (ja) | 金属板のせん断加工面での変形限界の評価方法、割れ予測方法およびプレス金型の設計方法 | |
Al-Momani et al. | An application of finite element method and design of experiments in the optimization of sheet metal blanking process | |
JP4681420B2 (ja) | 形状凍結性に優れたプレス成形方法及びプレス金型 | |
JP7243803B1 (ja) | プレス成形品の割れ判定方法及びプレス成形品の割れ対策決定方法 | |
KR20200044903A (ko) | 변형 한계의 평가 방법, 균열 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법 | |
JP6870670B2 (ja) | 変形限界の評価方法、割れの予測方法及びプレス金型の設計方法 | |
JP4814831B2 (ja) | 金属板の薄板プレス成形における伸びフランジ性評価試験方法 | |
Chen et al. | Deformation analysis of springback in L-bending of sheet metal | |
JPWO2020129903A1 (ja) | 自動車車体用金属板材の衝突性能評価試験方法および設備 | |
Hussain et al. | A new parameter and its effect on the formability in single point incremental forming: A fundamental investigation | |
JP2020131232A (ja) | 曲げ加工方法 | |
Chen et al. | An analysis of draw-wall wrinkling in a stamping die design | |
JP2015036147A (ja) | バーリング加工用パンチおよびバーリング加工方法 | |
JP7318602B2 (ja) | 試験体の作製方法、及び高張力鋼板の遅れ破壊特性評価方法 | |
JP4814829B2 (ja) | 薄板プレス成形における金属板の伸びフランジ性評価試験方法 | |
JP4706521B2 (ja) | Uプレス装置およびuプレス方法 | |
JP4510572B2 (ja) | 疲労特性に優れた打ち抜き端面を有する自動車用部品の製造方法 | |
JP5900751B2 (ja) | 曲げ内側割れの評価方法および予測方法 | |
Jawad et al. | Studying the effect of punch nose radius on deep drawing operation | |
Said et al. | Analysis of springback effects in deep drawing processes: simulation and experimental studies | |
JP7156340B2 (ja) | 金属板の曲げ加工方法 | |
JP2010167437A (ja) | 型かじり評価金型および型かじり評価方法 | |
JP2020069534A (ja) | プレス部品の製造方法及び下金型の設計方法 | |
Jawad | Investigation of contact interface between the punch and blank in deep drawing process | |
JP2001219219A (ja) | 金属板の曲げ加工方法及び曲げ加工用ダイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221206 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221206 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20221206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7243803 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |