JP7243364B2 - 光分岐挿入装置及び光分岐挿入装置を使用した光伝送システム - Google Patents

光分岐挿入装置及び光分岐挿入装置を使用した光伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークにおける光波長多重通信又は波長分割多重通信(WDM:Wavelength Division Multiplexing)に使用され、光ファイバ中を伝送される光信号の分岐と挿入を行う光分岐挿入装置及び光分岐挿入装置を使用した光伝送システムに関する。
通信ネットワークの接続形態は、P2P(Point to Point)接続形態、リング接続形態、マルチリング接続形態、メッシュ接続形態のように進化を遂げてきた。P2P接続形態は、通信データを終端して通信端末機に中継する光伝送装置としてのノードが、1対1で対向状態に光ファイバで接続される形態である。リング接続形態は、複数ノードが光ファイバでリング状に接続される形態である。マルチリング接続形態は、リング接続された個々のリングが、ノードを介して光ファイバで複数接続される形態であり、後述のメッシュ接続に包含される。メッシュ接続形態は、ノード同士が相互通信可能に網の目状に光ファイバで接続される形態である。
このようなネットワーク接続形態の進化の背景には、ノードとしての光分岐挿入装置(Optical Add/Drop Multiplexer:OADM)の登場があり、経済的なフォトニックトランスポートネットワークの構築と、その運用の柔軟性とが進展を遂げている。
光分岐挿入装置には、後述の3つの第1機能、第2機能及び第3機能により高機能化されたCDC(Colorless,Directionless and Contentionless)-ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)が存在する。このCDC-ROADMによって、遠隔から光レイヤの再構成が可能となっている。ROADMは、各ノードにおいて光信号の挿入/分岐(Add/Drop)を可能とする機能である。CDCは、多方路ROADMにおいてAdd/Dropされる光信号を、波長や方路によらず、信号衝突なしにトランスポンダ(光中継機)に接続する機能(CDC機能)である。
第1機能としてのColor-less機能は、物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号を任意の波長で同じ方路に出力可能とする機能である。
第2機能としてのDirection-less機能は、物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号を任意の方路に出力可能とする機能である。
第3機能としてのContention-less機能は、物理配線を変更することなく、既設パス(既設伝送路)と別方路宛であれば、異なるトランスポンダから同じ波長で出力可能とする機能である。
この種の光分岐挿入装置を使用した光伝送システムとして、例えば非特許文献1に記載の技術がある。
坂巻陽平 他2名,"より柔軟な光ノードを実現する光スイッチ技術" NTT技術ジャーナル2013.11.
しかし、上述した光分岐挿入装置に用いられるCDC-ROADMは、1つの送信元から複数の宛先へデータを送る際にスイッチングを行うマルチキャストスイッチやアンプといったアクティブデバイスを数多く使用している。
このような使用部品により高価となるCDC-ROADMを、トラフィック量が少ないエリアに使用するとbit単価が高くなる。また、CDC-ROADMでは、アンプを多く使用した場合、消費電力も増加する。このように、CDC-ROADM等の光分岐挿入装置は、多数のアクティブデバイスやアンプを使用しており、ネットワーク運用の柔軟性を得る代わりに、装置コストや消費電力が増加するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、装置コストや消費電力を低減できる光分岐挿入装置及び光分岐挿入装置を使用した光伝送システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機と接続されたトランスポンダとの間で分岐又は挿入する光分岐挿入装置であって、前記光伝送路と前記トランスポンダとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダへ出力し、当該トランスポンダから送信される光信号をポートを介して前記光伝送路へ伝送するAWG(Arrayed Waveguide Gratings)と、複数の前記AWGのポートを結合又は分岐して前記トランスポンダに接続する光カプラとを備え、前記AWGのポートのチャネル間隔を、前記トランスポンダのポートのチャネル間隔の複数倍とし、1又は複数のトランスポンダに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、当該AWGのポートに通過可能とし、前記光伝送路が別経路の光伝送路を構成する際に、当該別経路の光伝送路と前記AWGとの間に、光信号を伝送又は遮断する状態となる光SW(Switch)部を備え、前記光SW部は、前記トランスポンダでトランスポンダ信号の波長が別の波長に変更された際に、この変更されたトランスポンダ信号を前記別経路の光伝送路へ伝送することを特徴とする光分岐挿入装置である。
この構成によれば、AWGのチャネルに、複数の異波長のトランスポンダ信号を通過できる。このため、トランスポンダからのトランスポンダ信号の波長(例えば波長λ1)を他の波長λ2に変更しても、変更後の波長λ2のトランスポンダ信号は、変更前の波長λ1と同様に、AWGのポートを介して同一方路の光伝送路へ伝送できる。つまり、光分岐挿入装置とトランスポンダ装置間の物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号であるトランスポンダ信号を異なる波長で同じ方路に出力できる。このため、本発明の光分岐挿入装置は、マルチキャストスイッチや光損失を補償するアンプといったアクティブデバイスをAdd/Drop(挿入/分岐)部に用いないので、装置コストや消費電力を低減できる。
また、この構成によれば、光分岐挿入装置とトランスポンダ装置間の物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号を任意の方路、即ち別方路でも出力できる。
請求項に係る発明は、前記AWG及び前記トランスポンダが各々複数存在する場合に、前記光SW部は、異なるトランスポンダから送信され、異なるAWGを経由した同波長のトランスポンダ信号を含む光信号を、別の光伝送路へ伝送することを特徴とする請求項に記載の光分岐挿入装置である。
この構成によれば、光分岐挿入装置とトランスポンダ装置間の物理配線を変更することなく、既設パスと別方路宛であれば、異なるトランスポンダから同じ波長で出力できる。
請求項に係る発明は、前記光カプラとして、前記AWGの複数のポートと接続可能なポートと、複数の前記トランスポンダを接続可能なポートとを有するN×N光カプラを用いたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光分岐挿入装置である。
この構成によれば、N×N光カプラである例えば2×2光カプラに、2台のトランスポンダを接続できるので、AWGに接続可能なトランスポンダ数を増加できる。
請求項5に係る発明は、通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機と接続されたトランスポンダとの間で分岐又は挿入する光分岐挿入装置であって、前記光伝送路と前記トランスポンダとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダへ出力し、当該トランスポンダから送信される光信号をポートを介して前記光伝送路へ伝送するAWGと、複数の前記AWGのポートを結合又は分岐して前記トランスポンダに接続する光カプラとを備え、前記AWGのポートのチャネル間隔を、前記トランスポンダのポートのチャネル間隔の複数倍とし、1又は複数のトランスポンダに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、当該AWGのポートに通過可能とし、前記光カプラと前記トランスポンダとの間に、当該光カプラに接続されたアンプと、当該アンプと接続するポートと、複数の前記トランスポンダを接続可能なポートとを有する1×N光カプラとを用いたことを特徴とする光分岐挿入装置である。
この構成によれば、AWGのチャネルに、複数の異波長のトランスポンダ信号を通過できる。このため、トランスポンダからのトランスポンダ信号の波長(例えば波長λ1)を他の波長λ2に変更しても、変更後の波長λ2のトランスポンダ信号は、変更前の波長λ1と同様に、AWGのポートを介して同一方路の光伝送路へ伝送できる。つまり、光分岐挿入装置とトランスポンダ装置間の物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号であるトランスポンダ信号を異なる波長で同じ方路に出力できる。このため、本発明の光分岐挿入装置は、マルチキャストスイッチや光損失を補償するアンプといったアクティブデバイスをAdd/Drop(挿入/分岐)部に用いないので、装置コストや消費電力を低減できる。
また、この構成によれば、1×N光カプラに、N数のトランスポンダを接続できるので、AWGに接続可能なトランスポンダ数を増加できる。この際、1×N光カプラによるN分岐での信号ロスを、アンプでの信号増幅により解消できる。
請求項に係る発明は、前記光SW部は、前記光伝送路に伝送される光信号の波長の合分波並びに方路切替を行うWSS(Wavelength Selective Switch)を備え、前記WSSに、前記AWG及び光カプラの組をパラレルに接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の光分岐挿入装置である。
この構成によれば、WSSにAWG及び光カプラの組をパラレルに接続して増やせるので、増やしたAWG及び光カプラの組に更にトランスポンダを接続できる。このため、接続可能なトランスポンダ数を増加できる。
請求項に係る発明は、通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機と接続されたトランスポンダとの間で分岐又は挿入する光分岐挿入装置であって、前記光伝送路と前記トランスポンダとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダへ出力し、当該トランスポンダから送信される光信号をポートを介して前記光伝送路へ伝送するAWGと、複数の前記AWGのポートを結合又は分岐して前記トランスポンダに接続する光カプラとを備え、前記AWGのポートのチャネル間隔を、前記トランスポンダのポートのチャネル間隔の複数倍とし、1又は複数のトランスポンダに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、当該AWGのポートに通過可能とし、前記光カプラと前記トランスポンダとの間に、前記光カプラに接続されたアンプと、当該アンプと接続するポートと、複数の前記トランスポンダを接続可能なポートとを有する1×N光カプラとを備え、前記1×N光カプラのN個のポートに、複数ポートずつの送受信ポートを有するマルチキャリア光パス用のトランスポンダを接続し、前記光カプラ又は1×N光カプラに、シングルキャリア光パス用のトランスポンダを接続したことを特徴とする光分岐挿入装置である。
この構成によれば、AWGのチャネルに、複数の異波長のトランスポンダ信号を通過できる。このため、トランスポンダからのトランスポンダ信号の波長(例えば波長λ1)を他の波長λ2に変更しても、変更後の波長λ2のトランスポンダ信号は、変更前の波長λ1と同様に、AWGのポートを介して同一方路の光伝送路へ伝送できる。つまり、光分岐挿入装置とトランスポンダ装置間の物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号であるトランスポンダ信号を異なる波長で同じ方路に出力できる。このため、本発明の光分岐挿入装置は、マルチキャストスイッチや光損失を補償するアンプといったアクティブデバイスをAdd/Drop(挿入/分岐)部に用いないので、装置コストや消費電力を低減できる。
また、この構成によれば、シングルキャリア光パスとマルチキャリア光パスとを混在させることができる。この際に、マルチキャリア光パス用のトランスポンダから、複数種類の波長の光信号を重畳したマルチキャリア光信号を送信すれば、同一AWGのポートに波長数の多い信号を入力できるので、1方路で大容量データ伝送が可能となる。また、1×N光カプラのN個のポートに接続されるマルチキャリア光パス用のトランスポンダから送信される光信号を、複数種類の波長の光信号に分け、この分けられた光信号を、別経路の光伝送路へ送信するようにしてもよい。この場合、1つのマルチキャリア光信号に重畳される光信号数は減るが、別経路の光伝送路で伝送するようにした場合、複数系統でのデータ伝送が可能となる。
請求項に係る発明は、請求項1~の何れか1項に記載の光分岐挿入装置と、当該光分岐挿入装置に離間して接続され、当該光分岐挿入装置に光パス生成制御及び波長変更制御の指示を行う監視制御装置とを備え、前記光分岐挿入装置は、前記指示された光パス生成制御及び波長変更制御を行い、当該光分岐挿入装置内において光パスの生成及び光信号の波長の変更を行うことを特徴とする光伝送システムである。
この構成によれば、光分岐挿入装置とトランスポンダ装置間の物理配線を変更することなく、監視制御装置の遠隔制御によって、例えばトランスポンダから送信される光信号の波長を別の波長に変更できる。
本発明によれば、装置コストや消費電力を低減する光分岐挿入装置及び光分岐挿入装置を使用した光伝送システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る光分岐挿入装置を使用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。 AWGのポートのチャネル間隔に対応した波長の波形と、トランスポンダにおけるポートのチャネル間隔に対応した波長の波形を示す図である。 本実施形態の光伝送システムにおける監視制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態の光伝送システムにおける各ノード接続間のリンク番号及び各波長の使用状態を示すブロック図である。 本実施形態の光伝送システムにおける監視制御装置のDBに記憶された波長利用管理テーブルのテーブル構成を示す図である。 本実施形態の光伝送システムにおける監視制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態の光伝送システムにおける光SW部及びAdd/Drop部の具体的な構成を示すブロック図である。 本実施形態の光伝送システムのAdd/Drop部におけるAWGや光カプラ等を含むAdd部又はDrop部の第1のポート数拡張構成を示すブロック図である。 本実施形態の光伝送システムのAdd/Drop部におけるAWGや光カプラ等を含むAdd部又はDrop部の第2のポート数拡張構成を示すブロック図である。 本実施形態の光伝送システムのAdd/Drop部において既存接続の1×NのAWGのポート透過波長(基準波長)と、パラレルに接続された追加接続の1×NのAWGのポート透過波長(対象波長)との関係を示す図である。 本実施形態の光伝送システムにおけるシングルキャリア光パスとマルチキャリア光パスの混在構成を示すブロック図である。 マルチキャリア光パス用のトランスポンダから出力されるマルチキャリア光信号の波長を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において機能が対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る光分岐挿入装置を使用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す光伝送システム10は、光分岐挿入装置としての各ノード11a,11b,11c,11dが、2本の光伝送路である光ファイバ12,13でリング状に接続されて構成されている。各光ファイバ12,13は、相反方向又は同一方向において、右回り方向と左回り方向にデータを伝送可能となっている。本例では、光ファイバ12において矢印Y1で示す右回り、光ファイバ13において矢印Y2で示す左回りの相反方向にデータが伝送されることを想定する。
各ノード11a~11dは同一構成となっており、ノード11aに代表して示すように、監視制御部21と、光アンプ22a,22bと、光SW(Switch)部23と、Add/Drop(挿入/分岐)部24と、複数のトランスポンダ25a,25b,…,25nとを備えて構成されている。監視制御部21には、各ノード11a~11dを監視制御する外部の監視制御装置15が接続されている。各トランスポンダ25a,25b,…,25nには、外部のパーソナルコンピュータ等の通信端末機31a,31b,…,31nが接続されている。
但し、図1には、1つのトランスポンダ(例えばトランスポンダ25a)に、1つの通信端末機31aが接続された様態を示しているが、1つのトランスポンダ25aに、複数の通信端末機31aが接続されていてもよい。
Add/Drop部24は、複数(2つ)のAWG(Arrayed Waveguide Gratings:アレイ導波路回折格子)24a,24bと、光カプラ24cとを備えて構成されている。AWG24a,24bは、入出力ポートの構成が1入出力×N入出力(1×Nと表現)となっており、1入出力側(一方側)が1ポートp0を備え、N入出力側(他方側)がN個のポートp1,p2,p3,p4,…,pnを備える。光カプラ24cは、1入出力×2入出力(1×2と表現)のポートを有する。
図1の例では、AWG24aの一方側のポートp0が光SW部23を介して光ファイバ12に接続され、他方側のポートp2が光カプラ24cに接続されている。AWG24bの一方側のポートp0が光SW部23を介して光ファイバ13に接続され、他方のポートp3が光カプラ24cに接続されている。図1では、光カプラ24cがトランスポンダ25bに接続された様態を示す。
AWG24a(又はAWG24b)のN個のポートp1~pn毎の光信号入出力のチャネル間隔(チャネルスペーシング)は、トランスポンダ25a~25nのポートにおける光信号入出力のチャネル間隔のm倍(複数倍又は逓倍)とされている。なお、トランスポンダ25a~25nに入出力される光信号を、トランスポンダ信号とも称す。
図2に、AWG24a,24bにおけるポートp2のチャネル間隔に対応した波長(AWG波長ともいう)λp2の波形と、ポートp3のチャネル間隔に対応した波長λp3の波形と、ポートp4のチャネル間隔に対応した波長λp4の波形とを示す。更に、トランスポンダ25a~25nにおけるポートのチャネル間隔に対応した波長(トランスポンダ波長ともいう)λ1~λ9の波形を示す。
AWG波長λp2~λp4の帯域幅(言い換えれば、フィルタの通過帯域)は、AWG波長λp4の波形に代表して示すように、トランスポンダ波長λ8の帯域幅jGHzの例えば4倍の4×jGHzとなっている。
AWG波長λp2の帯域幅には、例えば、3つの異なる波長λ1~λ3のトランスポンダ信号の帯域幅が入り、AWG波長λp3の帯域幅には、3つの異なる波長λ4~λ6のトランスポンダ信号の帯域幅が入り、AWG波長λp4の帯域幅には、3つの異なる波長λ7~λ9のトランスポンダ信号の帯域幅が入る。
このようなAWG波長λp2~λp4のチャネル間隔は、波長λp2の中心周波数fp2と波長λP3の中心周波数fp3との間に代表して示す4×jGHzである。この4×jGHzは、トランスポンダ波長λ2の中心周波数f2と、トランスポンダ波長λ3の中心周波数f3との間のチャネル間隔jGHzの4倍となっている。
つまり、AWG24aのポート(例えばポートp2)には、3つの波長λ1~λ3のトランスポンダ信号が通過可能な波長λp2が入出力される。この波長λp2の帯域幅を通過可能な各波長λ1~λ3は、監視制御部21の波長変更制御によって、トランスポンダ25a~25nや後述のWSS(Wavelength Selective Switch)23a,23b等において波長の変更が可能となっている。また、波長変更制御によれば、WSSの通過/遮断波長の変更も可能である。
このため、監視制御部21の波長変更制御により、例えば、トランスポンダ25aから光カプラ24cを介してポートp2へ出力される光信号を、波長λ1から波長λ2に変えても、同一方路の光ファイバ12へ出力できる。
従来のAWGを用いた従来のノード構成では、チャネルスペーシングが逓倍になっておらず、トランスポンダが接続されるポートと波長(例えば波長λ1)が対で固定されている。このため、波長λ1を別の波長λ2等に変更できない制約があった。波長λ1を、例えば波長λ2に変える場合、トランスポンダを物理的にAWGの別のポートに繋ぎ換える必要があった。つまり、ポート毎に合分波される波長が固定されているため、トランスポンダの波長を変更してもAWGを通過できない。
しかし、本発明では、上述したようにAWG24aのポートp2にトランスポンダ25bを接続したままの状態で、監視制御部21の波長変更制御により波長λ1を波長λ2に変えて同一方路へ出力できる。この波長変更制御の指示は、監視制御装置15によって行われる。
次に、監視制御装置15について図3を参照して説明する。図3には各ノード11a~11dを代表してノード11aを示す。
但し、監視制御装置15は、ネットワークを構成するノード11a~11d(図1)等の各機器(エレメント)を管理するEMS(Element Management System:エレメント管理システム)等により構成される。このEMSの場合、監視制御装置15の上位に接続された上位装置16は、ネットワークの管理を行うNMS(Network Management System:ネットワーク管理システム)となる。このNMSは、ネットワークを構成する機材やその設定に関する情報を収集及び管理し、ネットワーク上を流れるデータ状況や各機器の稼働状況等を監視して記録し、異常やその予兆が検知された際に管理者に通知する処理を行う。
監視制御装置15は、ノード11aに対して遠隔等に離間して配置されており、ノード11aの監視制御部21に光パス生成制御や波長変更制御等の指示を行う。この監視制御装置15は、NBI(North-bound interface)15aと、SBI(South-bound interface)15bと、パス計算部15cと、DB(Data Base)15dとを備えて構成されている。NBI15aは、上位装置16とのインタフェースである。SBI15bは、下位装置(ここではノード11a)とのインタフェースである。
DB15dは、波長利用管理テーブル15d1と、接続状況管理テーブル15d2と、使用可能波長管理テーブル15d3とを記憶する。これらを管理テーブル15d1,15d2,15d3とも称す。
波長利用管理テーブル15d1は、光ファイバ12,13によるリンク毎の波長利用状況を、次のように管理している。例えば、図4に示すように、各ノード11a~11dのリンク番号が#1,#2,#3,#4であるとする。この場合に、波長λ1の光信号が、ノード11aからリンク#1を経由してノード11bを抜けるように伝送されている。更に、波長λ3の光信号が、ノード11aからリンク#4及びノード11dを経由し、更にリンク#3を経由してノード11cを抜けるように伝送されていると仮定する。
この場合のリンク#1~#4毎の波長利用状況を管理する管理テーブル15d1を図5に示す。この管理テーブル15d1は、行列構成であって、列欄にリンク番号#1,#2,#3,#4を記載し、行欄に波長λ1,λ2,λ3,λ4,…を記載してある。図4に示したリンク毎の波長利用状況を基にすると、管理テーブル15d1において、波長λ1は、リンク番号#1で「使用中」であり、他のリンク番号#2~#4で「空(アキ)」であることが記載されている。波長λ2は、全てのリンク番号#1~#4で「空」であることが記載されている。波長λ3は、リンク番号#1,#2で「空」であり、リンク番号#3,#4で「使用中」であることが記載されている。波長λ4は、全てのリンク番号#1~#4で「空」であることが記載されている。このように、管理テーブル15d1に、リンク#1~#4毎の波長利用状況が管理されている。
図3に戻って、接続状況管理テーブル15d2は、ノード11a~11d(図1)毎のAdd/Drop部24及びトランスポンダ25a~25nの接続状況を管理している。使用可能波長管理テーブル15d3は、ノード11a~11d内の各トランスポンダ25a~25nの方路毎に使用可能な波長を管理している。
パス計算部15cは、上位装置16からNBI15aを介して光パス生成制御や波長変更制御等の要求が行われた際に後述の計算を行う。但し、その要求は、管理者等の人手によっても行われる。
即ち、パス計算部15cは、DB15dに記憶された管理テーブル15d1~15d3から、光ファイバ12,13によるリンク毎の空き波長数、トランスポンダ25a~25n(図1)毎の方路や使用可能波長数を読み込み、この読み込んだ情報を基に、空き状態の光経路(光ファイバ12,13)及び波長を使用した光パスを割り当てる計算を行う。
また、パス計算部15cは、計算結果に応じて、トランスポンダ25a~25nに対して送信波長を指示する等のノード11a~11dの方路や使用波長の設定指示を、SBI15bを介してノード11a~11dの監視制御部21に行う。
監視制御部21は、その設定指示に応じた制御により、トランスポンダ25a~25nの方路及び使用可能な波長を設定後に、監視制御装置15へ設定変更完了通知を行う。この通知内容は、管理テーブル15d1~15d3に記憶される。
この構成の監視制御装置15は、低コストにCDC機能を実現可能な一方、トランスポンダ25a~25n毎に接続されるAWG24a,24bの特性及び接続ポートによって、トランスポンダ出力方路毎に選択できる波長に制約を生じさせる。
つまり、各ノード11a~11dにおけるトランスポンダ25a~25nの接続状況や光パス収容状況を十分に考慮せずに、例えば波長番号の若番から優先して光パスを順次設定する等の簡易な収容設計を行った場合、収容可能な光パス数が低下してしまう。また、人手で様々な要因を加味して光パス収容設計を行うと、設計工数が膨大となってしまう欠点がある。
そこで、それらの欠点を回避するために、本実施形態の監視制御装置15では、空き波長リソース及び各ノード11a~11d間で使用可能な波長を管理し、光パスの生成及び変更要求に対して使用波長を推奨又は自動設定が可能とした。
この他、監視制御装置15は、図6に示すように、DB15d内にノード構成管理テーブル15d4を更に備えてもよい。このノード構成管理テーブル15d4は、ノード11a~11dが、CDC機能無しのノードであるか、既存CDC機能のノードであるか、本発明のAdd/Drop部24を含むノードであるか、といったノード種別を管理する。
この管理に応じて、光伝送システム10において、ノード種別を考慮した光パス収容設計を行うことで、ノード11a~11d(図1)にて既存ROADMや既存CDC-ROADMが混在したネットワークが実現可能となる。つまり、物理的なトポロジやトラヒックの状況に応じて、柔軟にネットワークを構築可能とできる。
<光SW部及びAdd/Drop部の具体構成例>
図7は、本実施形態の光伝送システム10における光SW部23及びAdd/Drop部24の具体的な構成を示すブロック図である。
光SW部23は、一方の光ファイバ13に介挿接続された光カプラ23aと、WSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)23bとを備え、他方の光ファイバ12に介挿接続された光カプラ23dと、WSS23cとを備えて構成されている。
WSS23b,23cは、光ファイバ12,13に伝送される波長分割多重されたWDM信号を波長毎に異なるポートに接続する波長合分波機能に加え、監視制御装置15の遠隔制御により、波長とポートとの組合せを変更可能な光スイッチである。また、WSS23b,23cは、波長毎に通過光パワーレベルを調整するアッテネーション機能を有する。
このようなWSS23b,23cを用いることで、送受信波長をλ1からλ2等に変更する際に現地ノードでの配線切替が必要なく、遠隔操作による迅速なパス変更が可能となっている。この処理機能は、ノード内部における信号経路が光信号の波長(=色)による制約を受けないことから、前述した第1機能としてのColor-less機能を実現している。
Add/Drop部24は、1×8のAWG24c,24d,24e,24fと、AWG24c~24fのポートp1,p4に接続された1×2の光カプラ24h,24i,24j,24kを備えて構成されている。
ここで、AWG24c,24eと、このポートp1,p4に接続された光カプラ24h,24jとを併合してAdd(挿入)機能(Add部)が構成される。また、AWG24d,24fと、このポートp1,p4に接続された光カプラ24i,24kとを併合してDrop(分岐)機能(Drop部)が構成される。以降、Add機能に係るAWG24c,24e、Drop機能に係るAWG24d,24fとも表現する。
各AWG24c~24fは、一方側の1ポートp0と、他方側の8ポートp1~p8とを備える。ポートp1~p8毎のAWG波長(透過波長)λpの帯域幅には、各々帯域が異なる8つの波長λ1~λ8のトランスポンダ信号が通過可能(図2の3波長λ1~λ3を参照)とする。
1つのAWG波長λpの帯域幅は400GHzであり、8つのポートp1~p8の透過帯域のチャネル間隔も400GHzであるとする。1つのトランスポンダ信号の帯域幅は50GHzであり、トランスポンダ信号のチャネル間隔も50GHzであるとする。
Add機能に係るAWG24cは、一方側のポートp0が光ファイバ12側のWSS23cのポートに接続され、他方側のポートp1が光カプラ24hを介してトランスポンダ25aに接続され、ポートp4が光カプラ24jを介してトランスポンダ25bに接続されている。Add機能に係るAWG24eは、一方側のポートp0が光ファイバ13側のWSS23bのポートに接続され、他方側のポートp1が光カプラ24jを介してトランスポンダ25bに接続され、ポートp4が光カプラ24hを介してトランスポンダ25aに接続されている。
Drop機能に係るAWG24dは、一方側のポートp0が光ファイバ13側の光カプラ23aに接続され、他方側のポートp1が光カプラ24iを介してトランスポンダ25aに接続され、ポートp4が光カプラ24kを介してトランスポンダ25bに接続されている。Drop機能に係るAWG24fは、一方側のポートp0が光ファイバ12側の光カプラ23dに接続され、他方側のポートp1が光カプラ24kを介してトランスポンダ25bに接続され、ポートp4が光カプラ24iを介してトランスポンダ25aに接続されている。
このような構成において、WSS23b,23cの遠隔制御により、Add/Drop部24を介したトランスポンダ25a,25bと光ファイバ12,13間で、任意波長の光信号を、次のように伝送又は遮断できる。
即ち、トランスポンダ25aから矢印Y1aで示す方向に例えば波長λ1の光信号が出力されたとする。この波長λ1の光信号は、光カプラ24hを介してAdd機能に係るAWG24cのポートp1へ入力され、ポートp0から光ファイバ12側のWSS23cへ出力される。WSS23cが波長λ1を伝送状態に制御されていれば、WSS23cは、波長λ1の光信号を、ファイバ12へ矢印Y1で示す方向へ伝送する。一方、WSS23cが波長λ1を遮断状態に制御されていれば、WSS23cは、波長λ1の光信号を遮断する。
このWSS23cの伝送又は遮断の制御は、光ファイバ13側のWSS23bにおいても同様に行われる。即ち、トランスポンダ25bから矢印Y1bで示す例えば波長λ2の光信号が、WSS23bで光ファイバ13へ伝送又は遮断される。
また、光ファイバ13側の光カプラ23aは、光ファイバ13で伝送されて来た例えば波長λ3の光信号を分岐する。この分岐された波長λ3の光信号は、Drop機能に係るAWG24dのポートp0から入力され、ポートp1から光カプラ24iを介して矢印Y1cで示すように、トランスポンダ25aに入力される。一方、波長λ3の光信号がAWG24dのポートp4から出力された場合、光カプラ24kを介して矢印Y1dで示すように、トランスポンダ25bに入力される。
同様に、光ファイバ12側の光カプラ23dは、光ファイバ12で伝送されて来た例えば波長λ4の光信号を分岐する。この分岐された波長λ4の光信号は、Drop機能に係るAWG24fのポートp0へ入力され、ポートp1から光カプラ24kを介して矢印Y1dで示すように、トランスポンダ25bに入力される。一方、波長λ4の光信号がDrop機能に係るAWG24fのポートp4から出力されたとすると、光カプラ24iを介して矢印Y1cで示すように、トランスポンダ25aに入力される。
このような光信号の伝送において、監視制御装置15からの波長変更制御指示に応じて監視制御部21が、ノード11a~11dに対して次のように波長変更制御を行う。例えば、トランスポンダ25aから矢印Y1aで示すように、光カプラ24hを介してAdd機能に係るAWG24cのポートp1へ波長λ1の光信号が送信されているとする。この場合に、トランスポンダ25aで光信号の波長λ1を波長λ2に変え、波長λ1を伝送する状態のWSS23cを遠隔制御により波長λ2を伝送する状態とすれば、波長変更後の波長λ2の光信号は、変更前の波長λ1の光信号と同一方路(矢印Y1)へ伝送できる。
ここで、Add機能に係るAWG24cでは、1ポートp1の透過波長λpの帯域幅を、前述したように8つの波長λ1~λ8のトランスポンダ信号が通過可能である。このため、上述したようにトランスポンダ25aからの光信号の波長λ1を波長λ2に変更しても、変更後の波長λ2の光信号は、変更前の波長λ1と同様に、AWG24cのポートp1を介してWSS23cから同一の光ファイバ12へ伝送される。
つまり、前述した第1機能としてのColor-less機能によって、物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号を任意の波長で同じ方路に出力できる。
また、トランスポンダ25aからの光信号の波長λ1を、波長λ1~λ8以外の波長λxに変えた際に、波長変更制御によってWSS23bを伝送状態に変更すれば、変更後の波長λxの光信号は、Add機能に係るAWG24eのポートp4を介してWSS23bから光ファイバ13へ、矢印Y2方向へ伝送される。
つまり、前述した第2機能としてのDirection-less機能によって、物理配線を変更することなく、トランスポンダからの光信号を任意の方路、即ち別方路でも出力できる。
また、一方のトランスポンダ25aから波長λ1の光信号を、矢印Y1aで示すようにAdd機能に係るAWG24cのポートp1へ出力し、他方のトランスポンダ25bから同じ波長λ1の光信号を、矢印Y1bで示すようにAdd機能に係るAWG24eのポートp1へ出力する。この場合、同じ波長λ1の光信号が、異なるAWG24c,24eを介して別の伝送路である光ファイバ12,13へ伝送されるので、衝突することは無い。
つまり、前述した第3機能としてのContention-less機能によって、物理配線を変更することなく、既設パスと別方路宛であれば、異なるトランスポンダから同じ波長で出力できる。
<実施形態の効果>
本実施形態に係るノード11a~11dとしての光分岐挿入装置の効果について説明する。光分岐挿入装置は、通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機31a~31nと接続されたトランスポンダ25a~25nとの間で分岐又は挿入するものである。
(1)光分岐挿入装置は、光ファイバ12,13である光伝送路とトランスポンダ25a~25nとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダ25a~25nへ出力し、当該トランスポンダ25a~25nから送信される光信号をポートを介して光伝送路へ伝送するAWG24a,24bと、複数のAWG24a,24bのポートを結合又は分岐してトランスポンダ25a~25nに接続する光カプラ24cとを備える。
そして、AWG24a,24bのポートのチャネル間隔を、トランスポンダ25a~25nのポートのチャネル間隔の逓倍とする。更に、1又は複数のトランスポンダ25a~25nに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、AWG24a,24bのポートに通過可能とする構成とした。
この構成によれば、AWG24a,24bのチャネルに、1又は複数の異波長のトランスポンダ25a~25nのチャネル間隔の波長の光信号を、異なる波長で複数通過できる。このため、トランスポンダ25a~25nからの光信号の波長(例えば波長λ1)を他の波長λ2に変更しても、変更後の波長λ2の光信号は、変更前の波長λ1と同様に、AWG24a,24bのポートを介して同一方路の光伝送路へ伝送できる。つまり、光分岐挿入装置とトランスポンダ25a~25n装置間の物理配線を変更することなく、トランスポンダ25a~25nからの光信号を異なる波長で同じ方路に出力できる。このため、本発明の光分岐挿入装置は、マルチキャストスイッチや光損失を補償するアンプといったアクティブデバイスをAdd/Drop部24に用いないので、装置コストや消費電力を低減できる。
(2)光伝送路が別経路の光伝送路を構成する際に、当該別経路の光伝送路とAWG24a,24bとの間に、光信号を伝送又は遮断する状態となる光SW部23を備える。光SW部23は、トランスポンダ25a~25nでトランスポンダ信号の波長が別の波長に変更された際に、この変更されたトランスポンダ信号を別経路の光伝送路へ伝送する状態となる構成とした。
この構成によれば、光分岐挿入装置とトランスポンダ25a~25n装置間の物理配線を変更することなく、トランスポンダ25a~25nからの光信号を任意の方路、即ち別方路でも出力できる。
(3)AWG24a,24b及びトランスポンダ25a~25nが各々複数存在する場合に、光SW部23は、異なるトランスポンダ25a~25nから送信され、異なるAWG24a,24bを経由した同波長のトランスポンダ信号を含む光信号を、別の光伝送路へ伝送する状態となる構成とした。
この構成によれば、光分岐挿入装置とトランスポンダ25a~25n装置間の物理配線を変更することなく、既設パスと別方路宛であれば、異なるトランスポンダ25a~25nから同じ波長で出力できる。
<AWGの第1のポート数拡張構成>
図8は光伝送システムのAdd/Drop部におけるAWGや光カプラ等を含むAdd部・Drop部の第1のポート数拡張構成を示すブロック図である。
図8に示すAdd/Drop部24Aの構成が、図7に示したAdd/Drop部24と異なる点は、1×2の光カプラ24h,24i(図7)に代え、2×2(2入出力×2入出力)の光カプラ24m,24nを備え、光カプラ24j,24kに光アンプ24o,24pを介して1×Nの光カプラ24q,24rを接続して構成したことにある。なお、光カプラ24m,24nは請求項記載のN×N光カプラを構成する。
図7に示す1×2の光カプラ24h~24kは、AWG24c~24fのポート数に依存した数となる。このため、光カプラ24h~24kを介して、Add/Drop部24に接続可能なトランスポンダ数に制限が生じる。
そこで、本実施形態では次のようにAdd/Drop部24を変更した構成とした。即ち、Add機能に係る一方のAWG24cのポートp1と他方のAWG24eのポートp4とに2×2の光カプラ24mを接続した。更に、Drop機能に係る一方のAWG24dのポートp1と他方のAWG24fのポートp4とに2×2の光カプラ24nを接続した(拡張案1)。
また、Add機能に係る一方のAWG24cのポートp4と他方のAWG24eのポートp1とに接続された1×2の光カプラ24jに、光アンプ24oを介して1×Nの光カプラ24qを接続した。また、Drop機能に係る一方のAWG24dのポートp4と他方のAWG24fのポートp1とに接続された1×2の光カプラ24kに、光アンプ24pを介して1×Nの光カプラ24rを接続した(拡張案2)。図8のAdd/Drop部24Aの構成において、拡張案1のみが搭載された構成又は、拡張案2のみが搭載された構成であってもよい。
ここで、図7の構成では、Add機能に係るAWG24cに光カプラ24h,24jを接続すると共に、Drop機能に係るAWG24dに光カプラ24i,kを接続して1系統目とし、Add機能に係るAWG24eに光カプラ24j,24hを接続すると共に、Drop機能に係るAWG24fに光カプラ24k,24iを接続して2系統目としていた。このため、トランスポンダを1系統につき8個、2系統で16個接続できていた。しかし、本実施形態の拡張案1では、図8に示すように、2×2の光カプラ24q,24rを接続したので、トランスポンダを、上記の16個から2倍の32個まで接続可能となる。
拡張案2では、AWG24c,24eと、このポートp1,p4に接続された光カプラ24m,24j,24hに加えて光カプラ24qを更に併合してAdd機能が構成される。AWG24d,24fと、このポートp1,p4に接続された光カプラ24n,24kに加えて光カプラ24rを更に併合してDrop機能が構成される。
AWG24c,24e及びAWG24d,24fに接続された2つの1×2の光カプラ24j,24kに、2つの1×Nの光カプラ24q,24rを接続したので、1×Nの光カプラ24q,24rで合波される光信号は、AWG24c,24eを通過する。この際、AWG24c,24eのポートp1~p8に対応したもののみ通過する。従って、拡張案2では、実効的には、「AWGのチャネル間隔÷トランスポンダの出力光信号のチャネル間隔-1」だけの波長数Wxを、ポートp1~p8に入力可能となる。実質的な接続可能なトランスポンダ数の上限値は、「波長数Wx×AWGのポート数」となる。この際、光カプラ24q,24rによるN分岐で信号ロスが大きくなるが、2つの1×2の光カプラ24j,24kと新規接続した2つの1×Nの光カプラ24q,24rとの各々の間に、アンプ24o,24rを接続して信号増幅を行い信号ロスを解消している。
このようなAWGの第1のポート数拡張構成によれば、2×2や1×Nの光カプラを介して、Add機能に係るAWG24c,24e及びDrop機能に係るAWG24d,24fに接続可能なトランスポンダ数を増加できる。
<AWGの第2のポート数拡張構成>
図9は光伝送システムのAdd/Drop部におけるAWGや光カプラを含むAdd部及びDrop部の第2のポート数拡張構成を示すブロック図である。
図9に示すAdd/Drop部24Bの構成が、図7に示したAdd/Drop部24と異なる点は、WSS23cに、既存接続の1×NのAWG24c+光カプラ24hに加えて、1×NのAWG24c1+光カプラ24sをパラレルに接続したことにある。AWG24c1+光カプラ24sもAdd機能として動作する。その接続の際に、当該接続対象のAWG24c1のポート透過波長(対象波長λjとする)を、既存接続のAWG24cのポート透過波長(基準波長λkとする)に対して、図10に示すような複数の関係とする。
第1の関係は、図10に符号0で示す基準波長λkの中心周波数fkに対して、符号1で示す対象波長λj1の中心周波数fj1を合わせる関係とする。
第2の関係は、基準波長λkの中心周波数fkに対して、符号2で示す対象波長λj2の中心周波数fj2を、波長の半分ずらす関係とする。
第3の関係は、基準波長λkの中心周波数fkに対して、符号3で示す対象波長λj3の中心周波数fj3を、波長1つ分ずらす関係とする。
この他、対象波長λjに、第2の関係と第3の関係との双方の特性を持たせてもよい。
このように、WSS23の既存接続の1×NのAWG24c+光カプラ24hに加えて、1×NのAWG24c1+光カプラ24sをパラレルに新規接続すれば、新規接続されたAWG24c1のN個のポート分のトランスポンダを増やして接続できる。つまり、AWGの第2のポート数拡張構成によれば、WSSにパラレルにAWG+光カプラを新規接続するので、AWGであるAWG24c,24e及びAWG24d,24fに接続可能なトランスポンダ数を増加できる。
<シングルキャリア光パスとマルチキャリア光パスの混在構成>
図11は光伝送システムにおけるシングルキャリア光パスとマルチキャリア光パスの混在構成を示すブロック図である。
図11に示す混在構成は、図7に示したAdd/Drop部24の構成要素に、次の構成要素を加えて構成してある。即ち、図11に示すように、光カプラ24h,24i(図7参照)を取り除き、2×2の光カプラ24s,24tを、AWG24cのポートp1とAWG24eのポートp4とに接続(第1追加構成)し、既存の光カプラ24j,24k(図7参照)に、光アンプ24o,24pを介して1×4の光カプラ24q,24rを追加接続(第2追加構成)した。
但し、AWG24c,24eと、このポートp1,p4に接続された光カプラ24s及び光カプラ24j,24qとを併合してAdd機能が構成される。AWG24d,24fと、このポートp1,p4に接続された光カプラ24t及び光カプラ24k,24rとを併合してDrop機能が構成される。
追加接続の1×2の光カプラ24s,24tに、2ポートずつの送信ポートp11,p12と受信ポートp13,p14を有するマルチキャリア光パス用のトランスポンダ25fを接続した。更には、追加接続の1×4の光カプラ24q,24rに、4ポートずつの送信ポートp21,p22,p23,p24と受信ポートp25,p26,p27,p28を有するマルチキャリア光パス用のトランスポンダ25gを接続した。また、AWG24c~24fのポートp1~p8の内、図示の現接続以外のポートに接続された光カプラ(図示せず)に、シングルキャリア光パス用のトランスポンダ25hを接続した。
マルチキャリア光パス用のトランスポンダ25fの2つの送信ポートp11,p12からは、図12に示す波長λ1の光信号と波長λ2の光信号とが重畳された波長λp5のマルチキャリア光信号M1が送信される。この送信されたマルチキャリア光信号M1は、光カプラ24s及び光カプラ24tを介してAdd機能に係るAWG24cのポートp1に入力される。この入力後、AWG24cのポートp0から出力され、WSS23cを介して光ファイバ12に矢印Y1方向へ伝送される。
一方、光ファイバ13側の光カプラ23aで分岐されたマルチキャリア光信号(図12のマルチキャリア光信号M1参照)は、Drop機能に係るAWG24dのポートp0に入力され、ポートp1から光カプラ24tを介してトランスポンダ25fの受信ポートp13,p14に入力される。
また、シングルキャリア光パス用のトランスポンダ25hの送信ポートからは、図示せぬ例えば波長λ3のシングルキャリア光信号が送信されて、光カプラを介してDrop機能に係るAWG24cのマルチキャリア光パス以外のポートに入力される。一方、光ファイバ13側の光カプラ23aで分岐されたシングルキャリア光信号は、AWG24dを介し、更に光カプラ24tを介してトランスポンダ25fの受信ポートに入力される。
この他、トランスポンダ25fの2つの送信ポートp11,p12から、図示せぬ波長λ41と波長λ42の2つの光信号が重畳されたマルチキャリア光信号M2(図12のマルチキャリア光信号M1参照)を送信することも可能である。この場合、送信されたマルチキャリア光信号M2を、光カプラ24sを経由して他方のAdd機能に係るAWG24eのポートp4に入力する。この入力後、AWG24eからWSS23bを介して光ファイバ13に矢印Y2方向へ伝送できる。
このようにシングルキャリア光パスとマルチキャリア光パスを混在させることができる。
次に、もう一方のマルチキャリア光パス用のトランスポンダ25gにおける4つの送信ポートp21~p24からは、4つの波長λ1~λ4(図示せず)の各光信号を重畳したマルチキャリア光信号M3を送信できる。この送信されたマルチキャリア光信号M3は、光カプラ24q及び光カプラ24jを介してAWG24eのポートp1に入力される。この入力後、AWG24eのポートp0から出力され、WSS23bを介して光ファイバ13に矢印Y2方向へ伝送される。
このように、4波長λ1~λ4の各光信号を重畳したマルチキャリア光信号M3を送信すれば、同一AWG(AWG24e参照)のポートに波長数の多い信号(マルチキャリア光信号M3参照)を入力できるので、1方路で大容量データ伝送が可能となる。
また、トランスポンダ25gの4つの送信ポートp21~p24の内、2ポートp21,P22から2波長λ1,λ2(図示せず)の各光信号を重畳したマルチキャリア光信号M4を送信し、他の2ポートp23,P24から2波長λ41,λ42(図示せず)の各光信号を重畳したマルチキャリア光信号M5を送信するようにしてもよい。
この場合、光カプラ24qを経由後、光カプラ24jからマルチキャリア光信号M4がAWG24eのポートp1に入力されると共に、マルチキャリア光信号M5が他方のAWG24cのポートp4に入力される。AWG24eに入力されたマルチキャリア光信号M4は、WSS23bを介して光ファイバ13に矢印Y2方向へ伝送される。AWG24cに入力されたマルチキャリア光信号M5は、WSS23cを介して光ファイバ12に矢印Y1方向へ伝送される。
このように、1つのマルチキャリア光信号M4又はM5に重畳される光信号数を減らして異なる光ファイバ12,13で相反方向へ伝送するようにした場合、両系でのデータ伝送が可能となる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10 光伝送システム
11a,11b,11c,11d ノード
12,13 光ファイバ
15 監視制御装置
15a NBI
15b SBI
15c パス計算部
15d DB
16 上位装置
21 監視制御部
22a,22b 光アンプ
23 光SW部
24 Add/Drop部
24a,24e,24c1 AWG(Add部)
24b,24f AWG
23a,23b,24c,24h,24i,24j,24k,24q,24r 光カプラ
25a,25b,…,25n トランスポンダ
31a,31b,…,31n 通信端末機

Claims (7)

  1. 通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機と接続されたトランスポンダとの間で分岐又は挿入する光分岐挿入装置であって、
    前記光伝送路と前記トランスポンダとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダへ出力し、当該トランスポンダから送信される光信号をポートを介して前記光伝送路へ伝送するAWG(Arrayed Waveguide Gratings)と、
    複数の前記AWGのポートを結合又は分岐して前記トランスポンダに接続する光カプラと
    を備え、
    前記AWGのポートのチャネル間隔を、前記トランスポンダのポートのチャネル間隔の複数倍とし、1又は複数のトランスポンダに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、当該AWGのポートに通過可能とし
    前記光伝送路が別経路の光伝送路を構成する際に、当該別経路の光伝送路と前記AWGとの間に、光信号を伝送又は遮断する状態となる光SW(Switch)部を備え、
    前記光SW部は、前記トランスポンダでトランスポンダ信号の波長が別の波長に変更された際に、この変更されたトランスポンダ信号を前記別経路の光伝送路へ伝送する
    ことを特徴とする光分岐挿入装置。
  2. 前記AWG及び前記トランスポンダが各々複数存在する場合に、
    前記光SW部は、異なるトランスポンダから送信され、異なるAWGを経由した同波長のトランスポンダ信号を含む光信号を、別の光伝送路へ伝送する
    ことを特徴とする請求項に記載の光分岐挿入装置。
  3. 前記光カプラとして、前記AWGの複数のポートと接続可能なポートと、複数の前記トランスポンダを接続可能なポートとを有するN×N光カプラを用いた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光分岐挿入装置。
  4. 前記光SW部は、前記光伝送路に伝送される光信号の波長の合分波並びに方路切替を行うWSS(Wavelength Selective Switch)を備え、
    前記WSSに、前記AWG及び光カプラの組をパラレルに接続した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光分岐挿入装置。
  5. 通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機と接続されたトランスポンダとの間で分岐又は挿入する光分岐挿入装置であって、
    前記光伝送路と前記トランスポンダとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダへ出力し、当該トランスポンダから送信される光信号をポートを介して前記光伝送路へ伝送するAWGと、
    複数の前記AWGのポートを結合又は分岐して前記トランスポンダに接続する光カプラと
    を備え、
    前記AWGのポートのチャネル間隔を、前記トランスポンダのポートのチャネル間隔の複数倍とし、1又は複数のトランスポンダに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、当該AWGのポートに通過可能とし、
    前記光カプラと前記トランスポンダとの間に、
    当該光カプラに接続されたアンプと、
    当該アンプと接続するポートと、複数の前記トランスポンダを接続可能なポートとを有する1×N光カプラとを用いた
    ことを特徴とする光分岐挿入装置。
  6. 通信ネットワークを構成する光伝送路に波長分割多重通信により伝送される光信号を、通信端末機と接続されたトランスポンダとの間で分岐又は挿入する光分岐挿入装置であって、
    前記光伝送路と前記トランスポンダとの間に接続され、当該光伝送路を伝送する光信号をポートから当該トランスポンダへ出力し、当該トランスポンダから送信される光信号をポートを介して前記光伝送路へ伝送するAWGと、
    複数の前記AWGのポートを結合又は分岐して前記トランスポンダに接続する光カプラと
    を備え、
    前記AWGのポートのチャネル間隔を、前記トランスポンダのポートのチャネル間隔の複数倍とし、1又は複数のトランスポンダに入出力される複数の異なる波長の光信号であるトランスポンダ信号を、当該AWGのポートに通過可能とし、
    前記光カプラと前記トランスポンダとの間に、
    前記光カプラに接続されたアンプと、当該アンプと接続するポートと、複数の前記トランスポンダを接続可能なポートとを有する1×N光カプラとを備え、
    前記1×N光カプラのN個のポートに、複数ポートずつの送受信ポートを有するマルチキャリア光パス用のトランスポンダを接続し、前記光カプラ又は1×N光カプラに、シングルキャリア光パス用のトランスポンダを接続した
    ことを特徴とする光分岐挿入装置。
  7. 請求項1~の何れか1項に記載の光分岐挿入装置と、当該光分岐挿入装置に離間して接続され、当該光分岐挿入装置に光パス生成制御及び波長変更制御の指示を行う監視制御装置とを備え、
    前記光分岐挿入装置は、前記指示された光パス生成制御及び波長変更制御を行い、当該光分岐挿入装置内において光パスの生成及び光信号の波長の変更を行う
    ことを特徴とする光伝送システム。
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