JP7243302B2 - ロック機構制御装置、ロック機構制御方法、およびロック機構制御プログラム - Google Patents
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Description
なお、本発明とは、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、少なくともかぎ括弧内の語句は、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された語句を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。
特許請求の範囲の従属項に記載の構成および方法、従属項に記載の構成および方法に対応する実施形態の構成および方法、並びに特許請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成および方法は、本発明においては任意の構成および方法である。特許請求の範囲の記載が実施形態の記載よりも広い場合における実施形態に記載の構成および方法も、本発明の構成および方法の例示であるという意味で、本発明においては任意の構成および方法である。いずれの場合も、特許請求の範囲の独立項に記載することで、本発明の必須の構成および方法となる。
実施形態に記載した効果は、本発明の例示としての実施形態の構成を有する場合の効果であり、必ずしも本発明が有する効果ではない。
複数の実施形態がある場合、各実施形態に開示の構成は各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。例えば一の実施形態に開示の構成を、他の実施形態に組み合わせても良い。また、複数の実施形態それぞれに開示の構成を集めて組み合わせても良い。
発明が解決しようとする課題に記載した課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本発明の構成および方法と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
図1は、本実施形態のロック機構制御装置10と、ロック機構制御装置10に接続されている装置などを示している。図1に示すように、本実施形態のロック機構制御装置10は、車両20に設けられたドア21・22を施錠又は解錠するロック機構23を制御するものであり、検出部11、情報取得部12、決定部13、制御部14、異常検出部15、および通知部16を備えている。
なお、図1では、車両20に搭載された車載用のロック機構制御装置10を記載している。しかしながら、本実施形態のロック機構制御装置10は、車載用に限定されるものではない。例えば、ロック機構制御装置は車両の外部に設けられており、遠隔操作によりロック機構を制御するものであってもよい。
ここで、本発明の「検出する」とは、検出部において車両が停止している事実を特定することができれば足り、検出部自体が直接的に車両の停止を特定する場合の他、車両が停止していることを示す信号を受信することにより、間接的に車両の停止を特定する場合も含む。
本発明の「車両または車両の周辺環境に関する情報」のうち、「車両」に関する情報とは、車両そのものの状態を示す情報だけでなく、車両の構成部品又は構成部分の状態や車内の状態を示す情報をも含む。前者の例として車両の位置などの情報が、後者の例としてエアコンの状態や車内の温度を示す情報が挙げられる。また、「周辺環境」に関する情報とは、天気や車外の温度などの情報はもちろん、車両の周辺に存在する物の状態を示す情報をも含み、例えば、車両が走行している道路、近隣施設、車両の周囲を走行する周辺車両、の状態を示す情報が挙げられる。これらの情報は、例えば、車両に搭載したセンサやカメラ、車両に搭載したデータベース、あるいは、無線通信を介して路側機又は周辺車両から取得される。
例えば、情報取得部12が取得した情報が、車内温度が高温であることを示している場合、現実に生じている出来事として、車内で火災が発生していることを示している。あるいは、情報取得部12が取得した情報が後続車両の接近を示している場合、生じる可能性がある出来事として、後続車両と衝突する可能性があることを示している。なお、自然災害であっても、車両20が二次災害に巻き込まれる可能性がある場合には、生じる可能性がある出来事に相当することがある。
ここで、本発明の「危険度」とは、所定の評価基準に基づき分類される指標であり、分類の数は複数以上であればよい。
ここで、本発明の「所定の閾値」とは、常に一定の値の他、条件に応じて一意に定まる値も含む。また、本発明の「よりも」とは、比較対象と同じ値を含む場合および含まない場合の両方が含まれる。
また、車内温度が30℃までの場合は車内で火災が発生している可能性は低く、危険度は0である。また、31~50℃の場合も、通常の温度よりは高温ではあるが、火災が発生している可能性は低いため、危険度は1である。これに対し、車内温度が51℃を超える場合、車内が高温になりつつあるといえ、車両のどこかで火災が発生している可能性がある。そのため、運転者が車内に留まっていると、火災に巻き込まれる可能性が高い。そこで、危険度は2となっている。
ここで、本発明の「地図情報」とは、例えば、交差点、路側帯、トンネルといった道路に関する情報はもちろん、近隣施設に関する情報、および、崖、河川といった地形に関する情報も含む。
ここで、本発明の「検出する」とは、異常検出部が、運転者に異常が発生したことを特定することができれば足り、異常検出部が直接的に運転者に異常が発生したことを特定する場合の他、運転者の異常を示す信号を受信することにより、間接的に異常を検出する場合も含む。
ここで、本発明の「通知する」とは、視覚的に表示して通知する場合の他、音声によって通知する場合も含む。
異常検出部15が運転者の異常を検出している場合でも、運転者の意識は鮮明であり、運転者が車両の外側に出ることを希望することがある。このような場合、第1の施錠モードを解除しない限り、運転者は車両の外側に移動することはできない。
また、運転者が意識を失っている場合のように、車両の外部からの救助が必要なときがある。しかしながら、ドアが施錠されていると、救助者は運転者を救助することができない。
図4のフローチャートでは、本変形例の処理が図3のS7に示す処理の後に行われる場合の例を示している。既に上述したとおり、S7において、施錠モードは、車両の内側からドアを解錠不能な第1の施錠モードに設定される。
実施形態1では、車両の内側の危険度の判定結果に基づいて施錠モードを決定している。本実施形態2では、車両の内側の危険度に加えて、車両の外側の危険度を判定することによって施錠モードを決定する構成を、実施形態1との相違点を中心に説明する。
また、車外温度が30℃までの場合は車外で火災が発生している可能性は低く、危険度は0である。また、31~50℃の場合も、通常の温度よりは高温ではあるが、火災が発生している可能性は低いため、危険度は1である。これに対し、車外温度が51℃を超える場合、車両の停車位置付近で火災が発生している可能性がある。車両の停車位置付近で火災が発生している状態で車外に移動することは危険を伴う。運転者が車内に留まって火災に巻きこまれる可能性はあるが、車両で現在位置から退避することによって火災から避難することができる可能性がある。そこで、危険度は2となっている。
例えば、車両20が通行量の多い道路で停車した場合、他車両の通行量が多く衝突の危険のある側のドア21を第1の施錠モードとし、他車両の通行が少ない側のドア22を第2の施錠モードとする。
実施形態2では、車両の内側の危険度および車両の外側の危険度の双方を利用して、ロック機構を制御しているが、車両の外側の危険度のみを利用して、ロック機構を制御する構成としてもよい。
図7は、本実施形態によるロック機構制御装置10の動作を示している。本実施形態では、図7に示すように、図3における車両の内側の危険度の判定(S5)に代えて、車両の外側の危険度を判定する(S31)。また、車両の内側の危険度が所定の閾値よりも大きいか否かの判断(S6)に代えて、車両の外側の危険度が所定の閾値よりも大きいかを判断する(S32)。
そして、車両の外側の危険度が閾値よりも大きい場合には、施錠モードを第1の施錠モードに決定する(S7)。これに対し、車両の外側の危険度が閾値よりも小さい場合には、施錠モードを第2の施錠モードに決定する(S8)。
以上、本発明の各実施形態におけるロック機構制御装置の特徴について説明した。また、これらの装置は上述した特徴をそれぞれ備えていればよく、その名称は任意であり、情報処理装置等と称してもよい。
Claims (8)
- 車両(20)に設けられたドア(21,22)を施錠又は解錠するロック機構(23)を制御するロック機構制御装置(10)であって、
前記車両が停止していることを検出する検出部(11)と、
前記車両または前記車両の周辺環境に関する情報を取得する情報取得部(12)と、
前記検出部が前記車両の停止を検出した場合、前記情報に基づいて前記車両の内側の危険度を判定し、判定結果に基づいて前記車両の内側から前記ドアを解錠不能な施錠モードである第1の施錠モード、または前記車両の内側から前記ドアを解錠可能な施錠モードである第2の施錠モードのいずれかを決定する決定部(13)と、
前記施錠モードに応じて前記ロック機構を制御する制御部(14)と、
を備え、
前記決定部は、
前記危険度が所定の閾値よりも低い場合、前記ドアを前記第1の施錠モードに決定し、
前記危険度が前記所定の閾値よりも高い場合、前記ドアのうち第1のドアを前記第1の施錠モードに、前記第1のドアとは異なる第2のドアを前記第2の施錠モードに、それぞれ決定する、
ロック機構制御装置。 - 前記決定部はさらに、前記情報に基づいて前記危険度である第1の危険度に加えて、前記車両の外側の危険度である第2の危険度を判定し、
前記所定の閾値は前記第2の危険度と等しい、
請求項1記載のロック機構制御装置。 - 前記決定部は、前記車両の位置情報および前記車両が位置する場所の地図情報に基づいて、前記第1のドア及び前記第2のドアをそれぞれ決定する、
請求項1記載のロック機構制御装置。 - 当該ロック機構制御装置はさらに、前記車両の運転者の異常を検出する異常検出部(15)を備え、
前記決定部はさらに、前記異常の検出結果に基づいて前記施錠モードを決定する、
請求項1記載のロック機構制御装置。 - 前記決定部が決定した前記施錠モードを前記車両の運転者に通知する通知部(16)をさらに備える、
請求項1記載のロック機構制御装置。 - 前記決定部は、前記第2の施錠モードに代えて、前記ドアを解錠した状態である解錠モードに決定する、
請求項1記載のロック機構制御装置。 - 車両に設けられたドアを施錠又は解錠するロック機構を制御するロック機構制御方法であって、
前記車両が停止していることを検出し、
前記車両または前記車両の周辺環境に関する情報を取得し、
前記車両の停止を検出した場合に、前記情報に基づいて前記車両の内側の危険度を判定し、判定結果に基づいて前記車両の内側から前記ドアを解錠不能な施錠モードである第1の施錠モード、または前記車両の内側から前記ドアを解錠可能な施錠モードである第2の施錠モードのいずれかを決定し、
前記施錠モードに応じて前記ロック機構を制御する方法であり、
前記危険度が所定の閾値よりも低い場合、前記ドアを前記第1の施錠モードに決定し、
前記危険度が前記所定の閾値よりも高い場合、前記ドアのうち第1のドアを前記第1の施錠モードに、前記第1のドアとは異なる第2のドアを前記第2の施錠モードに、それぞれ決定する、
ロック機構制御方法。 - 車両に設けられたドアを施錠又は解錠するロック機構を制御するロック機構制御プログラムであって、
前記車両が停止していることを検出し、
前記車両または前記車両の周辺環境に関する情報を取得し、
前記車両の停止を検出した場合に、前記情報に基づいて前記車両の内側の危険度を判定し、判定結果に基づいて前記車両の内側から前記ドアを解錠不能な施錠モードである第1の施錠モード、または前記車両の内側から前記ドアを解錠可能な施錠モードである第2の施錠モードのいずれかを決定し、
前記施錠モードに応じて前記ロック機構を制御するプログラムであり、
前記危険度が所定の閾値よりも低い場合、前記ドアを前記第1の施錠モードに決定し、
前記危険度が前記所定の閾値よりも高い場合、前記ドアのうち第1のドアを前記第1の施錠モードに、前記第1のドアとは異なる第2のドアを前記第2の施錠モードに、それぞれ決定する、
ロック機構制御用プログラム。
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---|---|---|---|---|
JP2000170422A (ja) | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Fujitsu Ten Ltd | ドアロック制御装置 |
JP2010128920A (ja) | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Toyota Motor Corp | 車両用安全装置 |
JP2011154022A (ja) | 2011-01-12 | 2011-08-11 | Shinobu Hidaka | 自動車の安全装置および自動車 |
JP2016088201A (ja) | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 株式会社デンソー | 停車時車両制御装置 |
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