JP7243070B2 - 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、硬化性樹脂成形体の製造方法、及び硬化性樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
引張伸度(%)={(破断時の長さ)-(引張前の初期長さ)}×100/引張前の初期長さ・・・式(I)
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、ウレタン骨格と、2個の(メタ)アクリロイル基とを有することが好ましい。
前記硬化性樹脂成形体のガラス転移温度は、-50℃以上50℃以下であることが好ましい。
<残留ひずみ試験>
下記に示す伸張工程を行った後、1分間静置させる。続いて復元工程を行い、5分間静置させ、再度伸張工程を行う。2度目の伸長工程にて引張試験力が0.02Nとなった伸度を残留ひずみ長さとして、残留ひずみ率を下記式(II)で定義する。
伸張工程:
試験片をつかみ具に取り付けたときに発生するたわみを除去してから、温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの50%の長さまで伸長する。
復元工程:
温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの位置まで戻す。
残留ひずみ率(%)=(残留ひずみ長さ×100)/引張前の初期長さ・・・式(II)
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)と前記アクリル系モノマー(B)との合計重量に対する前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)の重量比αが、0.6以上1.0未満であることが好ましい。
前記機能性フィルムは、前記硬化性樹脂成形体を、熱可塑性樹脂基材上に配置してなるものでもよい。
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)を含む硬化性樹脂組成物を、基材に塗布する工程と、
前記硬化性樹脂組成物を加熱するか、又は活性エネルギー線を照射して前記硬化性樹脂組成物を硬化する工程と、
を有する。
また、本発明で使用される(メタ)アクリロイル基とは、メタクリロイル基とアクリロイル基の一方または両方を指す。
本発明に係る硬化性樹脂成形体は、ウレタン(メタ)アクリレート(A)を含み、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)がウレタン骨格と、(メタ)アクリロイル基とを有する。
引張伸度(%)={(破断時の長さ)-(引張前の初期長さ)}×100/引張前の初期長さ・・・式(I)
<残留ひずみ試験>
下記に示す伸張工程を行った後、1分間静置させる。続いて復元工程を行い、5分間静置させ、再度伸張工程を行う。2度目の伸長工程にて引張試験力が0.02Nとなった伸度を残留ひずみ長さとして、残留ひずみ率を下記式(II)で定義する。
伸張工程:
試験片をつかみ具に取り付けたときに発生するたわみを除去してから、温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの50%の長さまで伸長する。
復元工程:
温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの位置まで戻す。
残留ひずみ率(%)=(残留ひずみ長さ×100)/引張前の初期長さ・・・式(II)
本発明に係る硬化性樹脂成形体の製造方法は、本発明に係る硬化性樹脂成形体の製造方法であって、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)を含む硬化性樹脂組成物と、重合開始剤と、を含む塗液を基材に塗布する工程と、前記硬化性樹脂組成物を加熱するか、又は活性エネルギー線を照射して前記硬化性樹脂組成物を硬化する工程とを有する。
本発明に係る硬化性樹脂成形体を有する機能性フィルムは、前記硬化性樹脂組成物と前記重合開始剤と、を含む塗液を、機能性を持ったフィルムに塗布して、前記硬化性樹脂組成物を加熱するか、又は、活性エネルギー線を照射して前記硬化性樹脂組成物を硬化させることより製造することができる。また、前記硬化性樹脂組成物に、機能性を持った添加剤を添加して硬化することにより製造することもできる。前記硬化性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂組成物と比較して塗液粘度が低いため、前記硬化性樹脂組成物に機能性を持った添加剤を付与することができ、樹脂一層で機能の発現が可能な機能性フィルムを製造することができる。また、本発明に係る機能性フィルムは、熱可塑性樹脂基材へのコーティングにより作製される機能性フィルムよりも樹脂基材との密着性や面性において優れる。
<ウレタン(メタ)アクリレート(A1)>
ポリエチレングリコール(分子量2000)500gと、ヘキサメチレンジイソシアネート50gと、を冷却管、温度計、及び攪拌装置を備えた反応容器内でメチルエチルケトンとともに70℃で3時間攪拌し、反応物を得た。次いで、2-ヒドロキシエチルアクリレート4gと、ハイドロキノンモノメチルエーテルトキシフェノール0.10gと、を加えて80℃で10時間攪拌し、ウレタン(メタ)アクリレート(A1)を得た。得られた重合体の重量平均分子量は、14000であった。
ポリエチレングリコール(分子量2000)400gと、ヘキサメチレンジイソシアネート34gと、を冷却管、温度計、及び攪拌装置を備えた反応容器内でメチルエチルケトンとともに70℃で2時間攪拌し、反応物を得た。次いで、2-ヒドロキシエチルアクリレート4gと、ハイドロキノンモノメチルエーテルトキシフェノール0.10gと、を加えて80℃で10時間攪拌し、ウレタン(メタ)アクリレート(A2)を得た。得られた重合体の重量平均分子量は、8000であった。
1,4-ブタンジオールとアジピン酸とから得られたポリエステルジオール化合物(数平均分子量3000)750gと、水添キシリレンジイソシアネート55gと、を冷却管、温度計、及び攪拌装置を備えた反応容器内でメチルエチルケトンとともに70℃で3時間攪拌し、反応物を得た。次いで、2-ヒドロキシエチルアクリレート4g、ハイドロキノンモノメチルエーテルトキシフェノール0.10gと、を加えて80℃で10時間攪拌し、ウレタン(メタ)アクリレート(A3)を得た。得られた重合体の重量平均分子量は、9000であった。
ポリエチレングリコール(分子量3000)750gと、ヘキサメチレンジイソシアネート40gと、を冷却管、温度計、及び攪拌装置を備えた反応容器内でメチルエチルケトンとともに70℃で3時間攪拌し、反応物を得た。次いで、2-ヒドロキシエチルアクリレート4gと、ハイドロキノンモノメチルエーテルトキシフェノール0.10gと、を加えて80℃で10時間攪拌し、ウレタン(メタ)アクリレート(A4)を得た。得られた重合体の重量平均分子量は、16000であった。
ポリネオペンチルグリコール(数平均分子量2000)500gと、水添キシリレンジイソシアネート55gと、を冷却管、温度計、及び攪拌装置を備えた反応容器内でメチルエチルケトンとともに70℃で3時間攪拌し、反応物を得た。次いで、2-ヒドロキシエチルアクリレート12g、ハイドロキノンモノメチルエーテルトキシフェノール0.10gと、を加えて80℃で10時間攪拌し、ウレタン(メタ)アクリレート(A5)を得た。得られた重合体の重量平均分子量は、20000であった。
実施例及び比較例で得られた硬化性樹脂成形体について、以下の評価試験を実施した。
硬化性樹脂成形体の引張特性(引張強度及び引張伸度)及び50%モジュラスは、以下の方法により調べた。
先ず、硬化性樹脂成形体を長さ100mm×幅15mmの寸法に切り出して、短冊形状サンプルを得た。このサンプルについて、島津製作所社製の小型卓上試験機EZ-Lを用いた測定を行った。ここでは、測定開始時のチャック間距離は50mmとし、引張速度は5mm/minとした。硬化性樹脂成形体が破断した時の応力を引張強度(N/mm2)とし、引張伸度(%)は、上記式(I)を用いて算出した。また、フィルムの50%伸長時における単位面積当たりの応力を50%モジュラス(N/mm2)とした。
硬化性樹脂成形体のガラス転移温度は、以下の方法により調べた。
先ず、硬化性樹脂成形体を支持体とともに50mm(MD方向)×10mm(TD方向)の寸法に切り出した後、支持体から剥離し、短冊形状のサンプルを得た。作製したサンプルについて、日立ハイテクサイエンス製のDMA SII EXSTAR6000 DMS6100を用いた測定を行った。ここでは、チャック間距離を20mm、測定周波数1Hz、昇温速度2℃/minとし、測定温度範囲は-50℃~100℃で測定した。測定より得られたtanδがピークを示す温度をガラス転移温度とした。
硬化性樹脂成形体の残留ひずみ率は、以下の方法により調べた。
先ず、硬化性樹脂成形体を長さ100mm×幅15mmの寸法に切り出して、短冊形状サンプルを得た。このサンプルについて、島津製作所社製の小型卓上試験機EZ-Lを用いた測定を行った。ここでは、測定開始時のチャック間距離は50mmとし、下記に示す伸張工程を行った後、1分間静置させた。続いて復元工程を行い、5分間静置させ、再度伸張工程を行った。2度目の伸長工程にて引張試験力が0.02Nとなった伸度を残留ひずみ長さとして、残留ひずみ率を下記式(II)で求めた。
伸張工程:
試験片をつかみ具に取り付けたときに発生するたわみを除去してから、温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの50%の長さまで伸長する。
復元工程:
温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの位置まで戻す。
残留ひずみ率(%)=(残留ひずみ長さ×100)/引張前の初期長さ・・・式(II)
・ウレタン(メタ)アクリレート(A):「ウレタン(メタ)アクリレート(A1)」、「ウレタン(メタ)アクリレート(A2)」、「ウレタン(メタ)アクリレート(A3)」、「ウレタン(メタ)アクリレート(A4)」、「ウレタン(メタ)アクリレート(A5)」
・アクリル系モノマー(B):「ライトアクリレートDCP-4EO-A(分子量:480、共栄社化学(株)製)」、「ライトアクリレートNP-A(分子量:212、共栄社化学(株)製)」、「ライトアクリレート3EG-A(分子量258、共栄社化学(株)製)」
・光重合開始剤:「IRGACURE184(BASFジャパン(株)製)」
<硬化性樹脂組成物の調製1>
ウレタン(メタ)アクリレート(A1)100重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。
硬化性樹脂組成物の調製1で得られた硬化性樹脂組成物を固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンで希釈し、メチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を得た。
硬化性樹脂組成物の調製2で得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルムであるルミラーT60(厚さ75μm;東レ(株)製)に、バーコート法によって硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗膜を、80℃のオーブン内で3分間乾燥させた後、これに高圧水銀ランプによって500mJ/cm2の紫外線を照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。
上記硬化性樹脂成形体の作製で得た硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して、硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度10N/mm2、引張伸度100%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度5℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)100重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥させた後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度10N/mm2、引張伸度100%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度-15℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A3)100重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥した後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度20N/mm2、引張伸度140%、50%モジュラス2N/mm2、ガラス転移温度-30℃、及び、残留ひずみ率1%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A4) 100重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度20N/mm2、引張伸度150%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度15℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A5) 100重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度25N/mm2、引張伸度250%、50%モジュラス5N/mm2、ガラス転移温度45℃、及び、残留ひずみ率20%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)95重量部と、DCP-4EO-A 5.0重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度10N/mm2、引張伸度80%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度-10℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)90重量部と、DCP-4EO-A 10重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度5N/mm2、引張伸度60%、50%モジュラス4N/mm2、ガラス転移温度0℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)70重量部と、DCP-4EO-A 30重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度10N/mm2、引張伸度60%、50%モジュラス5N/mm2、ガラス転移温度15℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)60重量部と、DCP-4EO-A 40重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度15N/mm2、引張伸度60%、50%モジュラス5N/mm2、ガラス転移温度30℃、及び、残留ひずみ率5%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)90重量部と、DCP-4EO-A 10重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が10μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度5N/mm2、引張伸度120%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度0℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)90重量部と、DCP-4EO-A 10重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が85重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が200μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度15N/mm2、引張伸度80%、50%モジュラス4N/mm2、ガラス転移温度0℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)95重量部と、ライトアクリレートNP-A 5重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が60重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度10N/mm2、引張伸度100%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度0℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)95重量部と、ライトアクリレート3EG-A 5重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が60重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度15N/mm2、引張伸度130%、50%モジュラス3N/mm2、ガラス転移温度-10℃、及び、残留ひずみ率2%である、伸縮性及び柔軟性に優れる硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)50重量部と、DCP-4EO-A 50重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度20N/mm2、引張伸度50%、50%モジュラス20N/mm2、ガラス転移温度40℃、及び、残留ひずみ率10%である、伸縮性の低い硬化性樹脂フィルムであった。
ウレタン(メタ)アクリレート(A2)20重量部と、DCP-4EO-A 80重量部と、IRGACURE184 5.0重量部とを混合し、硬化性樹脂組成物を得た。この組成物に固形分の割合が70重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得たメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布したメチルエチルケトン希釈硬化性樹脂組成物を80℃のオーブン内で3分間乾燥後、UV照射して硬化し、硬化性樹脂成形体を得た。得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、引張強度35N/mm2、引張伸度20%、ガラス転移温度55℃である、柔軟性の低い硬化性樹脂フィルムであった。
また、実施例6~13の、2個の(メタ)アクリロイル基を有し、分子量が100以上1500以下であるアクリル系モノマー(B)を含み、ウレタン(メタ)アクリレート(A)とアクリル系モノマー(B)との合計重量に対するウレタン(メタ)アクリレート(A)の重量比αが、0.6以上1.0未満である、硬化性樹脂フィルムは、いずれも引張強度5~15N/mm2、引張伸度60~130%、50%モジュラス3~5N/mm2、ガラス転移温度が-10~30℃、残留ひずみ率が2~5%であり、伸縮性及び柔軟性に優れていた。
また、前記αが0.2である、比較例2の硬化性樹脂フィルムは、引張強度35N/mm2、引張伸度20%、ガラス転移温度55℃であり、柔軟性において劣っていた。なお、比較例2の硬化性樹脂フィルムは、50%まで伸長できないため、50%モジュラス及び残留ひずみ率は計測できなかった。
Claims (6)
- ウレタン(メタ)アクリレート(A)を含み、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)がウレタン骨格と、2個の(メタ)アクリロイル基とを有し、
さらに、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有し、分子量が100以上1500以下であるアクリル系モノマー(B)を含み、
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)の重量平均分子量が7000以上20000以下であり、
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、ポリエーテル骨格を有し、ポリエーテル骨格の繰り返し単位数がウレタン骨格の20~250倍であり、
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)と前記アクリル系モノマー(B)との合計重量に対する前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)の重量比αが、0.6以上1.0未満であり、
引張強度が5N/mm2以上15N/mm2以下であり、
50%モジュラスが3N/mm2以上5N/mm2以下であり、
下記式(I)で定義される引張伸度が60%以上130%以下であり、
引張伸度(%)={(破断時の長さ)-(引張前の初期長さ)}×100/引張前の初期長さ・・・式(I)
ガラス転移温度が-10℃以上30℃以下であり、
以下の残留ひずみ試験により測定される残留ひずみ率が2%以上5%以下である、硬化性樹脂成形体。
<残留ひずみ試験>
下記に示す伸張工程及び復元工程を行ったのち5分間静置させ、再度伸張工程を行う。2度目の伸長工程にて引張試験力が0.02Nとなった伸度を残留ひずみ長さとして、残留ひずみ率を下記式(II)で定義する。
伸張工程:
試験片をつかみ具に取り付けて0.02N以下の力でたわみを除去した後に、温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの50%の長さまで伸長する。
復元工程:
温度23℃、試験速度50mm/minで、引張前の初期長さの位置まで戻す。
残留ひずみ率(%)=(残留ひずみ長さ×100)/引張前の初期長さ・・・式(II) - 厚さが10μm以上200μm以下である、請求項1に記載の硬化性樹脂成形体。
- 請求項1又は2に記載の硬化性樹脂成形体を有する機能性フィルム。
- 請求項1~3のいずれか1項に記載の硬化性樹脂成形体を熱可塑性樹脂基材上に配置してなる機能性フィルム。
- 請求項1又は2に記載の硬化性樹脂成形体の製造方法であって、
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)と、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有し、重量平均分子量が100以上1500以下であるアクリル系モノマー(B)と、を含み、
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)と前記アクリル系モノマー(B)との合計重量に対する前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)の重量比αが、0.6以上1.0未満である、硬化性樹脂組成物と、重合開始剤と、を含む塗液を基材に塗布する工程と、
前記硬化性樹脂組成物を加熱するか、又は活性エネルギー線を照射して前記硬化性樹脂組成物を硬化する工程と、
を有する、硬化性樹脂成形体の製造方法。 - 請求項5に記載の製造方法で得られた硬化性樹脂成形体を、前記基材から剥離する工程を有する、硬化性樹脂フィルムの製造方法。
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