JP7240632B2 - 車両用電気装置のケース構造 - Google Patents

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本発明は、車両用電気装置のケース構造に関する。
ハイブリッド自動車等の車両では、バッテリ、DC/DCコンバータなどを備えた車両用電気装置が搭載されており、該電気装置は、装置本体と該装置本体を収容するケース部材を有している(例えば、特許文献1参照)。このような電気装置は、レイアウトの都合上、エンジンルームや車体フロアの下方などに配置されている。一方、小型自動車以下のハイブリッド車のレイアウトでは、エンジンルームや車体フロア下のスペースが小さく、車室内のスペースも有効利用するために、高電力機器や高電圧機器などの機器を車室内に配置することが行われている。
特開2017-224509号公報
しかしながら、上述した従来の車両用電気装置は、高電力機器や高電圧機器などの機器を車室内に配置する場合、熱発生に対する遮熱等の対策や漏電対策が必要となるので、小型車以下の車格では、大きな車格の車両とは異なる対策を取ることが求められ、改善する余地があった。また、前席シートの下に配置した電気装置については、特に車両側突時の衝撃荷重に対するレイアウトや電気装置の破損を避ける措置や抑制する構造を施す必要があり、改善する余地があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、装置本体を収容するケース部材の形状を工夫し、装置本体とケース部材との車両幅方向の空間を確保することにより、車両側突時の荷重を吸収するとともに、装置本体への過度の荷重伝達を緩和することが可能な車両用電気装置のケース構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、フロアパネルの車両幅方向側部に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシルと、該サイドシルの車両内側で、前記フロアパネル上に設置されるシートレールブラケット及びシートレールを介して設けられる前席シートと、前席シートのシート座席部の下方に配置される電気装置とを備え、前記電気装置は、装置本体と、該装置本体を収容する金属製のケース部材を有している車両用電気装置のケース構造において、前記ケース部材は、前記装置本体に対して車両幅方向外側に張り出し、前記装置本体との間に車両幅方向の空間を形成する張り出し部を有し、前記シートレールは、車両側方視で前記張り出し部の上部のみと重なり合う位置に設けられ、前記サイドシルは、車両側方視で少なくとも前記張り出し部の下部と重なり合う位置に設けられており、前記張り出し部は、前記ケース部材の上部に位置する上側凸部と、前記ケース部材の上下方向中間に位置し、車両前後方向に延びる凹部と、前記ケース部材の下部に位置する下側凸部と、前記ケース部材の車両前後方向中間に位置し、前記下側凸部よりも下側に設けられる段差凹部を有している。
上述の如く、本発明に係る車両用電気装置のケース構造は、フロアパネルの車両幅方向側部に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシルと、該サイドシルの車両内側で、前記フロアパネル上に設置されるシートレールブラケット及びシートレールを介して設けられる前席シートと、前席シートのシート座席部の下方に配置される電気装置とを備え、前記電気装置は、装置本体と、該装置本体を収容する金属製のケース部材を有しており、前記ケース部材は、前記装置本体に対して車両幅方向外側に張り出し、前記装置本体との間に車両幅方向の空間を形成する張り出し部を有し、前記シートレールは、車両側方視で前記張り出し部の上部のみと重なり合う位置に設けられ、前記サイドシルは、車両側方視で少なくとも前記張り出し部の下部と重なり合う位置に設けられている。
したがって、車両側突によりサイドシルが車両内側へ変形し、重量を有する電気装置が慣性力で車両外側へ移動しようとする場合、本発明に係る車両用電気装置のケース構造においては、変形初期でケース部材の張り出し部の上部がシートレールと接触することになるので、電気装置の車両外側への移動を止め、張り出し部の上部の変形により装置本体へ加わる荷重を吸収して低減させることができる。また、本発明のケース構造においては、変形中期でシートレールが車両内側へ変形しながら移動することになるので、張り出し部の上部は押され続け、サイドシルの下部が張り出し部の下部に接触して電気装置を車両内側に押し、張り出し部の全体で時間差を付けて荷重を吸収することが可能となり、装置本体への過度の荷重伝達を緩和することができる。
本発明の実施形態に係るケース構造を適用した車両用電気装置、前席シート及びその周辺部を車両前方側の斜め上方から見た斜視図である。 図1における車両用電気装置を、前席シートを取り除いた状態で示す斜視図である。 図1における車両用電気装置を、前席シートを取り除いた状態で示す上面図である。 図1における車両用電気装置を車両前方側から見た断面図である。 図4における車両用電気装置とサイドシルとの位置関係を拡大して示す断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
なお、図において、矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印I方向は車両幅方向内側を示し、矢印U方向は車両上方を示している。また、矢印X方向は車両幅方向を示し、矢印Y方向は車両前後方向を示している。
図1~図5は本発明の実施形態に係る車両用電気装置のケース構造を示すものである。本実施形態の車両用電気装置のケース構造は、図1~図5に示すように、車両幅方向及び車両前後方向に展開するフロアパネル1の車両幅方向側部に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシル2と、該サイドシル2の車両内側で、フロアパネル1上に設置されるシートレールブラケット3及びシートレール4を介して設けられる前席シート5と、前席シート5のシート座席部51の下方に配置される電気装置6とを備えている。電気装置6は、駆動用バッテリ、DC/DCコンバータなどを備えており、車両前後方向に沿って配置され、車両前方視で四角形状に形成された装置本体(電池パック)7と、該装置本体7を収容する金属(鉄など)製のケース部材(外殻)8を有している。なお、ケース部材8は、装置本体7の全面を覆っている必要はなく、少なくとも車両外側側面、上面及び車両前後面を覆うようなカバー部材の形態でも良い。
本実施形態のフロアパネル1の上面には、図1~図5に示すように、車両幅方向に延びる前側クロスメンバ11及び後側クロスメンバ12が車両前後方向に間隔を空けて設けられているとともに、車両幅方向中央部には、車両前後方向に延びるフロアトンネル13が設けられている。前側クロスメンバ11及び後側クロスメンバ12の下部は、フロアパネル1の上面に接合され、これらクロスメンバ11,12の車両幅方向端部は、サイドシル2及びフロアトンネル13の側面にそれぞれ接合されている。
また、本実施形態のシートレールブラケット3は、前側クロスメンバ11及び後側クロスメンバ12の上部に起立した状態で接合されており、車両幅方向に間隔を空けて左右両側に設けられている。そして、前後左右のシートレールブラケット3の上面には、左右一対のシートレール4が設けられ、前席シート5のシート座席部51は、これらシートレール4に前後移動可能に設置されており、シート座席部51の下方には、電気装置6を配置できるスペースが確保されている。なお、サイドシル2の車両前後方向中間部には、車両上下方向に延びるセンタピラー(Bピラー)14が設けられている。
一方、本実施形態のケース部材8は、図4及び図5に示すように、装置本体7の車両外側側面7aに対して車両幅方向外側に張り出し、装置本体7との間に車両幅方向の空間Sを形成する張り出し部80を有している。そして、シートレール4は、図4のA線で示すように、車両側方視で張り出し部80の上部80aのみと重なり合う位置に設けられており、車両側突時の初期変形過程でシートレール4と張り出し部80の上部80aとが接触するように構成されている。また、サイドシル2は、図4のB線で示すように、車両側方視で少なくとも張り出し部80の下部80bと重なり合う位置に設けられており、車両側突時の中期変形過程でサイドシル2の下部と張り出し部80の下部80bとが接触するように構成されている。
すなわち、本実施形態の張り出し部80は、図4及び図5に示すように、ケース部材8を構成する板状部材を加工することによって形成されており、ケース部材8の上部に位置する上側凸部81と、ケース部材8の上下方向中間に位置し、車両前後方向に延びる凹部82と、ケース部材8の下部に位置する下側凸部83と、ケース部材8の車両前後方向中間に位置し、下側凸部83の底部よりも下側に設けられる段差凹部84を有している。上側凸部81及び下側凸部83は、車両幅方向外側へ向かって略コ字状に突出して形成され、凹部82は、上側凸部81及び下側凸部83と反対側の車両幅方向内側へ向かって略コ字状に凹んで形成されているとともに、段差凹部84は、下側凸部83の底部から更に車両幅方向内側へ向かって略逆L字状に凹んで形成されている。
そのため、張り出し部80は、上下方向中間の凹部82により、上側凸部81、凹部82及び下側凸部83に区分けされ、側面剛性が向上するようになっている。また、上下方向中間に位置する凹部82を境に上側凸部81の変形と下側凸部83の変形とが独立して起こり、車両側突時に起こる張り出し部80の段階的な変形が確実に行われるようになっている。さらに、段差凹部84の有する区間と無い区間により張り出し部80の剛性が変わり、車両側突時に、小さく2段階の荷重吸収が行われるようになっている。
本実施形態のケース構造において、電気装置6の底面6aは、図1、図2、図4及び図5に示すように、フロアパネル1から離間して配置されている。電気装置6の底面6aをフロアパネル1から離して配置することによって、車両側突時に生じるフロアパネル1の変形の影響を電気装置6が受け難くなり、電気装置6への荷重伝達が段階的に行われるようにしている。
また、ケース部材8の張り出し部80のうち、下側凸部83は、図5のC線で示すように、サイドシル2の上下方向中央高さ位置と重なり合うように設けられている。これにより、車両側突時に入力されるサイドシル2からの荷重の多くが下側凸部83に加わり、電気装置6への段階的な荷重伝達が促進されるように構成している。
本実施形態のサイドシル2は、図4及び図5に示すように、開口部を横向きに対向して配置した断面略ハット型形状のサイドシルアウタパネル21とサイドシルインナパネル22から構成されており、これらサイドシルアウタパネル21及びサイドシルインナパネル22の上下端部21a,21b,22a,22bをそれぞれ重ね合わせて接合することにより、車両前方視閉断面を有する形状に形成されている。そして、サイドシル2の車両前方視閉断面内の車両幅方向外側(サイドシルアウタパネル21側)には、剛性を高めるバルクプレート9が配置され、サイドシルアウタパネル21の内側壁面に接合されている。
このバルクプレート9は、図5のD線及びE線で示すように、車両側方視で上側凸部81及び下側凸部83と重なり合う位置に設けられている。しかも、バルクプレート9は、図5のF線で示すように、車両側方視で段差凹部84と重なり合う位置に設けられており、この位置で、バルクプレート9の下部は、サイドシル2の下部の車両内側へ向かって膨出する膨出部91を有している。そして、バルクプレート9の上下面及び外側側面は、サイドシルアウタパネル21の内側壁面にほぼ対応した形状に形成され、バルクプレート9の内側側面は、垂直面状に形成されている。このような形状のバルクプレート9を上記位置に配置することにより、バルクプレート9が車両側突時に入力される車両内側への荷重を均一化し、局所的な荷重の負荷を低減できる構造が得られることになる。この場合、荷重入力の後半では、サイドシル2の荷重がケース部材8の上側凸部81及び下側凸部83に均等に加わり、局所的な荷重が低減されることになる。
このように、本発明の実施形態に係る車両用電気装置のケース構造では、フロアパネル1の車両幅方向側部に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシル2と、サイドシル2の車両内側で、フロアパネル1上に設置されるシートレールブラケット3及びシートレール4を介して設けられる前席シート5と、前席シート5のシート座席部51の下方に配置される電気装置6とを備えている。この電気装置6は、装置本体7と、装置本体7を収容する金属製のケース部材8を有している。そして、ケース部材8は、装置本体7に対して車両幅方向外側に張り出し、装置本体7との間に車両幅方向の空間Sを形成する張り出し部80を有している。また、シートレール4は、車両側方視で張り出し部80の上部80aのみと重なり合う位置に設けられ、サイドシル2は、車両側方視で少なくとも張り出し部80の下部80bと重なり合う位置に設けられている。
したがって、本実施形態に係る車両用電気装置のケース構造は、車両側突時の変形過程で、徐々に車体側部のサイドシル2から電気装置6に荷重を伝えるという目的を達成することができる。すなわち、本実施形態のケース構造においては、車両側突によりサイドシル2が車両内側へ変形し、重量を有する電気装置6が慣性力で車両外側へ移動しようとする場合、変形初期でケース部材8の張り出し部80の上部80aがシートレール4と接触することになるので、電気装置6の車両外側への移動を止めるとともに、張り出し部80の上部80aが変形することにより装置本体7へ加わる荷重を吸収し、装置本体7へ加わる荷重を低減させることができる。また、本発明のケース構造においては、変形中期でシートレール4が車両内側へ向かって変形しながら移動することになるので、張り出し部80の上部80aは車両内側へ押され続け、サイドシル2の下部が張り出し部80の下部80bに接触して、ここでも電気装置6を車両内側に押圧することになり、張り出し部80の全体で時間差を付けて荷重を効率的に吸収でき、重要部品である装置本体7への過度の(もしくは急激な)荷重伝達を緩和することができる。
また、本実施形態のケース構造において、張り出し部80は、ケース部材8の上部に位置する上側凸部81と、ケース部材8の上下方向中間に位置し、車両前後方向に延びる凹部82と、ケース部材8の下部に位置する下側凸部83と、ケース部材8の車両前後方向中間に位置し、下側凸部83よりも下側に設けられる段差凹部84を有している。
すなわち、本実施形態のケース構造では、ケース部材8の張り出し部80が、上下方向中間の凹部82により、上側凸部81、凹部82及び下側凸部83に区分けされることになるので、張り出し部80の側面剛性を向上させることができる。また、本実施形態のケース構造では、上下方向中間に位置する凹部82を境に上側凸部81の変形と下側凸部83の変形とが独立して起こるので、車両側突時において、張り出し部80の段階的な変形を確実に行うことができる。その結果、張り出し部80の段階的な荷重吸収が可能となり、過剰な入力荷重ピークを低減させることができる。
さらに、本実施形態のケース構造では、段差凹部84の有する区間と無い区間により張り出し部80の剛性が変わるようになっているので、車両側突時に、小さく2段階の荷重吸収を行うことができる。しかも、段差凹部84は、電気装置6の設置時やメンテナンス時に引っ掛け部として利用可能になるため、電気装置6の持ち運びを容易にする効果も発揮できる。
そして、本実施形態のケース構造において、電気装置6の底面6aは、フロアパネル1から離間して配置されているので、車両側突時に生じるフロアパネル1の変形の影響を電気装置6が受け難くなり、電気装置6への段階的な荷重伝達を確実に行うことができる。その理由として、電気装置6の底面6aがフロアパネル1の上面に設置されていると、フロアパネル1の変形はサイドシル2の移動と同時期に始まるので、上側凸部81への荷重伝達の次に下側凸部83への荷重伝達という電気装置6への段階的な荷重伝達が行われ難くなるからである。
しかも、本実施形態のケース構造において、下側凸部83は、サイドシル2の上下方向中央高さ位置と重なり合うように設けられているので、車両側突時に入力されるサイドシル2からの荷重の多くが下側凸部83に加わり、電気装置6への段階的な荷重入力となり易くなり、段階的な荷重伝達を促進することができる。
さらに、本実施形態のケース構造において、サイドシル2の車両前方視閉断面内の車両幅方向外側には、バルクプレート9が配置され、バルクプレート9は、車両側方視で上側凸部81及び下側凸部83と重なり合う位置に設けられている。しかも、バルクプレート9は、車両側方視で段差凹部84と重なり合う位置に設けられ、この位置で、バルクプレート9は、サイドシル2の下部の車両内側へ向かって膨出する膨出部91を有している。
したがって、本実施形態のケース構造では、バルクプレート9が車両側突時に入力される車両内側への荷重を均一化することになるので、局所的な荷重の負荷を低減できる。この場合、荷重入力の後半では、サイドシル2の荷重がケース部材8の上側凸部81及び下側凸部83に均等に加わるので、局所的な荷重を低減させることができる。その理由として、車両側突時においてサイドシル2の閉断面の車両内側が変形する時期は、シートレール4が電気装置6のケース部材8の上側凸部81に荷重を伝えている時であるから、特別な剛性を設定する必要がない。他方、サイドシル2の閉断面の車両外側が変形する時期は、サイドシル2の荷重が下側凸部83に加わる時期となるので、安定した荷重の方向性を保つことが、電気装置6への荷重を均一化し、局所的な荷重の負荷を低減することとなるからである。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態では、シートレールブラケット3が前後一対の前側クロスメンバ11及び後側クロスメンバ12の上部に設けられているが、適用車種などに応じて上下寸法の大きなシートレールブラケット3を用いることによりシート座席部51の下方に電気装置6を配置することが可能なスペースを確保できれば、フロアパネル1の上面に接合するシートレールブラケット3が設けられていても良い。
1 フロアパネル
2 サイドシル
3 シートレールブラケット
4 シートレール
5 前席シート
6 電気装置
6a 底面
7 装置本体
7a 車両外側側面
8 ケース部材
9 バルクプレート
11 前側クロスメンバ
12 後側クロスメンバ
13 フロアトンネル
21 サイドシルアウタパネル
22 サイドシルインナパネル
80 張り出し部
81 上側凸部
82 凹部
83 下側凸部
84 段差凹部
91 バルクプレートの膨出部
S 空間

Claims (3)

  1. フロアパネルの車両幅方向側部に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシルと、該サイドシルの車両内側で、前記フロアパネル上に設置されるシートレールブラケット及びシートレールを介して設けられる前席シートと、前席シートのシート座席部の下方に配置される電気装置とを備え、
    前記電気装置は、装置本体と、該装置本体を収容する金属製のケース部材を有している車両用電気装置のケース構造において、
    前記ケース部材は、前記装置本体に対して車両幅方向外側に張り出し、前記装置本体との間に車両幅方向の空間を形成する張り出し部を有し、
    前記シートレールは、車両側方視で前記張り出し部の上部のみと重なり合う位置に設けられ、前記サイドシルは、車両側方視で少なくとも前記張り出し部の下部と重なり合う位置に設けられており、
    前記張り出し部は、前記ケース部材の上部に位置する上側凸部と、前記ケース部材の上下方向中間に位置し、車両前後方向に延びる凹部と、前記ケース部材の下部に位置する下側凸部と、前記ケース部材の車両前後方向中間に位置し、前記下側凸部よりも下側に設けられる段差凹部を有していることを特徴とする車両用電気装置のケース構造。
  2. 前記電気装置の底面は、前記フロアパネルから離間して配置され、前記下側凸部は、前記サイドシルの上下方向中央高さ位置と重なり合うように設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用電気装置のケース構造。
  3. 前記サイドシルの車両前方視閉断面内の車両幅方向外側には、バルクプレートが配置され、該バルクプレートは、車両側方視で前記上側凸部前記下側凸部及び前記段差凹部と重なり合う位置に設けられ、
    前記サイドシルは、開口部を横向きに配置した断面略ハット型形状のサイドシルアウタパネルを含み、
    記バルクプレートの上下面及び外側側面は、前記サイドシルアウタパネル内側壁面に略対応した形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用電気装置のケース構造。
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