JP7238838B2 - 自動運転システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動運転車両を制御する自動運転システムに関する。特に、本発明は、ドライバレス輸送サービスを提供する自動運転車両を制御する自動運転システムに関する。
特許文献1は、自動運転車両の停車位置を制御する技術を開示している。自動運転車両は、目的地に向かって移動する。目的地近傍において、自動運転車両が目的地に停車できるか否かが判定される。自動運転車両が目的地に停車できない場合、自動運転車両の停車位置は、目的地以外の場所に変更される。
特開2019-168370号公報
自動運転車両を利用したドライバレス輸送サービスが提案されている。自動運転車両は、利用者を乗せ(ピックアップ)、目的地まで自律的に走行する。目的地に到着すると、自動運転車両は、利用者を降ろす(ドロップオフ)。
ホテル、ビル、駅、空港、等の施設に、自動運転車両が利用者をピックアップあるいはドロップオフするために停車する所定の乗降エリア(車寄せ)が設けられている場合がある。そのような所定の乗降エリアに自動運転車両を停車させる際、利用者の観点から停車スペース(停車位置)を適切に決定することが望ましい。
特許文献1には、そのような所定の乗降エリアにおいて停車スペースをどのように決定するかについては開示されていない。所定の乗降エリアにおいて自動運転車両の停車スペースをどのように決定するかについては、改善の余地がある。
本発明の1つの目的は、自動運転車両を所定の乗降エリアに停車させる際に、乗降エリア内の停車スペースを利用者の観点から適切に決定することができる技術を提供することにある。
自動運転システムは、利用者にドライバレス輸送サービスを提供する自動運転車両を制御する。
乗降エリアは、自動運転車両が利用者をピックアップするあるいはドロップオフするために停車する所定のエリアである。
自動運転システムは、
乗降エリア内の目標停車スペースに停車するように自動運転車両を制御するプロセッサと、
乗降エリア内の標準停車スペースの位置を示す標準停車位置情報と、自動運転車両の周囲の状況を示す周辺状況情報と、が格納される記憶装置と
を備える。
乗降エリアにおける車両の進行方向は、第1方向に定められている。
乗降エリアは、標準停車スペースから第1方向に存在する下流エリアと、標準停車スペースから第1方向とは逆の第2方向に存在する上流エリアと、を含む。
プロセッサは、周辺状況情報に基づいて、標準停車位置情報で示される標準停車スペースに自動運転車両を停車させることができるか否かを判定する。
標準停車スペースに自動運転車両を停車させることができる場合、プロセッサは、標準停車スペースを目標停車スペースとして設定する。
標準停車スペースに自動運転車両を停車させることができない場合、プロセッサは、次のように目標停車スペースを設定する。
まず、利用者をドロップオフする際に標準停車スペースに自動運転車両を停車させることができない場合を考える。このドロップオフの場合、プロセッサは、周辺状況情報に基づいて、上流エリアにおいて自動運転車両を停車させることができる上流空きスペースを探索する。そして、プロセッサは、上流空きスペースを優先的に目標停車スペースとして設定する。
下流エリアではなく上流エリアに自動運転車両を停車させることによって、利用者はより早く自動運転車両から降りることが可能となる。その結果、利用者は、より早く自由になり、時間を効率的に使うことができるようになる。すなわち、利用者の観点から利便性と時間効率が向上する。
次に、利用者をピックアップする際に標準停車スペースに自動運転車両を停車させることができない状況である。このピックアップの場合、プロセッサは、周辺状況情報に基づいて、下流エリアにおいて自動運転車両を停車させることができる下流空きスペースを探索する。そして、プロセッサは、下流空きスペースを優先的に目標停車スペースとして設定する。
下流エリアで停車した自動運転車両は、上流エリアで停車した場合と比較して、より早く乗降エリアから出ることができる。従って、上流エリアではなく下流エリアに自動運転車両を停車させることによって、利用者を乗せた自動運転車両はより早く目的地に向かうことが可能となる。すなわち、利用者の観点から時間効率が向上する。
また、下流エリアで停車した自動運転車両から見ると、標準停車スペースは後方に存在している。従って、標準停車スペースに停車している他車両は、自動運転車両の発進の妨げとはならない。そのため、自動運転システムは、容易に自動運転車両を発進させることができる。このことは、車両走行制御の観点から好ましい。また、自動運転システムは、もたつくことなく自動運転車両を発進させることができる。このことは、時間効率の向上だけでなく、自動運転車両に乗っている利用者のストレスの軽減にも寄与する。
以上に説明されたように、本発明によれば、自動運転車両を所定の乗降エリアに停車させる際に、利用者の観点から適切な停車スペースを決定することが可能となる。
第1の実施の形態に係る自動運転車両によるドライバレス輸送サービスの概要を説明するための概念図である。 第1の実施の形態に係る乗降エリアにおける停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。 第1の実施の形態に係るドロップオフ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。 第1の実施の形態に係るピックアップ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。 第1の実施の形態に係る自動運転システムの構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における運転環境情報の例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る自動運転システムの乗降エリアにおける処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るステップS200の処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るドロップオフ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。 第2の実施の形態に係るピックアップ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。 第2の実施の形態に係るステップS200の処理を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.第1の実施の形態
1-1.ドライバレス輸送サービス
図1は、第1の実施の形態に係る自動運転車両1によるドライバレス輸送サービスの概要を説明するための概念図である。自動運転車両1は、ドライバによる運転操作によらず自律的に走行することができる。自動運転車両1としては、例えば、無人タクシーや無人バスが例示される。そのような自動運転車両1が、利用者2に対してドライバレス輸送サービスを提供する。
具体的には、自動運転車両1は、利用者2によって指定される場所あるいは所定の場所において、利用者2を乗せる。そして、自動運転車両1は、利用者2によって指定される目的地あるいは所定の目的地まで自律的に走行する。目的地に到着すると、自動運転車両1は利用者2を降ろす。利用者2を自動運転車両1に乗せることを、以下、「ピックアップ(pick up)」と呼ぶ。一方、利用者2を自動運転車両1から降ろすことを、以下、「ドロップオフ(drop off)」と呼ぶ。利用者2の乗降は、まとめて「PUDO(Pick-Up/Drop-Off)」と呼ばれる場合もある。
本実施の形態では、特に、施設3に設けられる所定の乗降エリア5について考える。施設3としては、ホテル、ビル、駅、空港、等が例示される。乗降エリア5は、自動運転車両1が利用者2をピックアップあるいはドロップオフするために停車する所定のエリア(車寄せ)である。利用者2の目的地が施設3である場合、利用者2を乗せた自動運転車両1は、乗降エリア5に停車し、利用者2をドロップオフする。一方、利用者2の出発地が施設3である場合、自動運転車両1は、乗降エリア5に停車し、利用者2をピックアップし、そして、目的地に向かって出発する。
乗降エリア5は、一方通行である。つまり、乗降エリア5における車両(自動運転車両1を含む全ての車両)の進行方向は、予め定められている。その進行方向の観点から“上流”と“下流”を定義することができる。すなわち、車両の進行方向は、下流方向XD(第1方向)であり、車両の進行方向と逆の方向は、上流方向XU(第2方向)である。乗降エリア5の上流に設けられている進入路4は、公道から乗降エリア5まで車両を案内するための道路である。一方、乗降エリア5の下流に設けられている退出路6は、乗降エリア5から公道まで車両を案内するための道路である。車両は、進入路4、乗降エリア5、退出路6の順に下流方向XDに移動する。
自動運転システム10は、自動運転車両1を制御する。典型的には、自動運転システム10は、自動運転車両1に搭載されている。あるいは、自動運転システム10の少なくとも一部は、自動運転車両1の外部に配置され、リモートで自動運転車両1を制御してもよい。
自動運転システム10は、進入路4から乗降エリア5に進入し乗降エリア5において停車するように自動運転車両1を制御する。自動運転車両1が停車すると、自動運転システム10は、自動運転車両1のドアを開く。利用者2は、自動運転車両1から降りる、あるいは、自動運転車両1に乗り込む。その後、自動運転システム10は、自動運転車両1のドアを閉じる。そして、自動運転システム10は、自動運転車両1を発進させ、乗降エリア5から退出路6へ走行させる。
1-2.乗降エリアにおける停車スペースの決定
次に、乗降エリア5に自動運転車両1を停車させる際の停車スペース(停車位置)の決定方法について説明する。停車スペースは、1台の自動運転車両1が停車するための空きスペースである。ここでの停車スペースとは、仮想的なものであり、実際に区画線で規定されている必要はない。停車スペースは、停車を行う際に必要となる余白(車間距離)も含むように設定される。そのため、停車スペースは、自動運転車両1のサイズよりもある程度大きい。停車スペースは、利用者2の観点から適切に決定することが望まれる。
図2は、乗降エリア5における停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。乗降エリア5には、「標準停車スペースS0」が設定される。標準停車スペースS0は、利便性の高いデフォルトの停車スペース、あるいは、利用者2によって指定される停車スペースである。例えば、デフォルトの標準停車スペースS0は、施設3のエントランスに面した位置に設定されている。デフォルトの標準停車スペースS0の位置情報は、地図情報に予め登録される、あるいは、施設3から自動運転システム10に提供される。標準停車スペースS0が利用者2によって指定される場合、指定された標準停車スペースS0の位置情報は、利用者2のユーザ端末から自動運転システム10に提供される。
自動運転システム10は、自動運転車両1に搭載されたセンサを用いて、自動運転車両1の周囲の状況を認識する機能を有している。標準停車スペースS0が空いている場合、標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることが、利用者2の利便性あるいは要求の観点から最も好ましい。従って、標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることができる場合、自動運転システム10は、標準停車スペースS0を目標停車スペースSTとして設定する。そして、自動運転システム10は、目標停車スペースST(標準停車スペースS0)に向かって走行して目標停車スペースSTに停車するように自動運転車両1を制御する。
但し、標準停車スペースS0が常に利用可能であるとは限らない。例えば、図2に示されるように、標準停車スペースS0に他車両7が停車している場合がある。その場合、標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることはできない。従って、自動運転システム10は、標準停車スペースS0とは異なる代替の停車スペースを決定する。
本実施の形態によれば、自動運転システム10は、代替の停車スペースを、ランダムではなく所定のルールに従って決定する。特に、自動運転システム10は、ドロップオフとピックアップのいずれのための停車であるかを考慮して、代替の停車スペースを決定する。以下、ドロップオフとピックアップのそれぞれの場合について説明する。
1-2-1.ドロップオフ
図3は、ドロップオフ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。乗降エリア5は、上流エリア5Uと下流エリア5Dを含んでいる。上流エリア5Uは、標準停車スペースS0から上流方向XUに存在する乗降エリア5である。一方、下流エリア5Dは、標準停車スペースS0から下流方向XDに存在する乗降エリア5である。ドロップオフ時に標準停車スペースS0が利用できない場合、自動運転システム10は、「上流エリア5U」を優先的に利用する。つまり、上流エリア5Uが優先エリアである。
具体的には、自動運転システム10は、上流エリア5Uにおける空きスペースであって、自動運転車両1を停車させることができる「上流空きスペースSU」を探索する。余白を確保するために、自動運転車両1のサイズよりもある程度大きい上流空きスペースSUが必要である。上流空きスペースSUが見つかると、自動運転システム10は、上流空きスペースSUを目標停車スペースSTとして設定する。例えば、自動運転システム10は、標準停車スペースS0から最も近い上流空きスペースSUを目標停車スペースSTとして設定する。標準停車スペースS0に近いことは、利用者2の利便性あるいは要求の観点から好ましい。
そして、自動運転システム10は、目標停車スペースST(上流空きスペースSU)に向かって走行して目標停車スペースSTに停車するように自動運転車両1を制御する。自動運転車両1が停車すると、利用者2は自動運転車両1から降りる。
自動運転車両1は、下流エリア5Dよりも上流エリア5Uに早く到達する。従って、下流エリア5Dではなく上流エリア5Uに自動運転車両1を停車させることによって、利用者2はより早く自動運転車両1から降りることが可能となる。その結果、利用者2は、より早く自由になり、時間を効率的に使うことができるようになる。すなわち、利用者2の観点から利便性と時間効率が向上する。
利用者2が降車した後、自動運転システム10は、自動運転車両1を発進させる。このとき、自動運転車両1の前方の標準停車スペースS0には他車両7がまだ停車しているかもしれない。その他車両7は、自動運転車両1の発進の妨げとなり得る。しかしながら、利用者2は既に降車しているので、自動運転車両1の発進が多少もたついたとしても、利用者2がストレスを感じることはない。
1-2-2.ピックアップ
図4は、ピックアップ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。ピックアップ時に標準停車スペースS0が利用できない場合、自動運転システム10は、「下流エリア5D」を優先的に利用する。つまり、下流エリア5Dが優先エリアである。
具体的には、自動運転システム10は、下流エリア5Dにおける空きスペースであって、自動運転車両1を停車させることができる「下流空きスペースSD」を探索する。余白を確保するために、自動運転車両1のサイズよりもある程度大きい下流空きスペースSDが必要である。下流空きスペースSDが見つかると、自動運転システム10は、下流空きスペースSDを目標停車スペースSTとして設定する。例えば、自動運転システム10は、標準停車スペースS0から最も近い下流空きスペースSDを目標停車スペースSTとして設定する。標準停車スペースS0に近いことは、利用者2の利便性あるいは要求の観点から好ましい。
そして、自動運転システム10は、目標停車スペースST(下流空きスペースSD)に向かって走行して目標停車スペースSTに停車するように自動運転車両1を制御する。自動運転車両1が停車すると、利用者2は自動運転車両1に乗車する。利用者2が到着するまで自動運転車両1が目標停車スペースSTで待機する場合もある。利用者2が自動運転車両1に乗車すると、自動運転システム10は、自動運転車両1を発進させ、次の目的地に向かって走行させる。
下流エリア5Dで停車した自動運転車両1は、上流エリア5Uで停車した場合と比較して、より早く乗降エリア5から出ることができる。従って、上流エリア5Uではなく下流エリア5Dに自動運転車両1を停車させることによって、利用者2を乗せた自動運転車両1はより早く目的地に向かうことが可能となる。すなわち、利用者2の観点から時間効率が向上する。
また、下流エリア5Dで停車した自動運転車両1から見ると、標準停車スペースS0は後方に存在している。従って、標準停車スペースS0に停車している他車両7は、自動運転車両1の発進の妨げとはならない。そのため、自動運転システム10は、容易に自動運転車両1を発進させることができる。このことは、車両走行制御の観点から好ましい。また、自動運転システム10は、もたつくことなく自動運転車両1を発進させることができる。このことは、時間効率の向上だけでなく、自動運転車両1に乗っている利用者2のストレスの軽減にも寄与する。
1-2-3.ドロップオフに続くピックアップ
図3で示されたドロップオフの完了後、同じ乗降エリア5において別の利用者2をピックアップする場合も考えられる。その場合、自動運転システム10は、ドロップオフの完了後に、目標停車スペースSTをリセットし、図4で示されたピックアップを行う。ドロップオフの完了時、自動運転車両1は上流エリア5Uで停車しているため、乗降エリア5から出ることなく下流エリア5Dに移動することができる。つまり、乗降エリア5から一旦出て、外の道路を引き返し、乗降エリア5に入り直す必要はない。このように、本実施の形態によれば、同じ乗降エリア5におけるドロップオフからピックアップへの移行を効率的に行うことが可能となる。
1-3.自動運転システムの構成例
図5は、本実施の形態に係る自動運転システム10の構成例を示すブロック図である。自動運転システム10は、センサ群20、走行装置30、通信装置40、及び制御装置100を備えている。
センサ群20は、自動運転車両1に搭載されている。センサ群20は、位置センサ21、車両状態センサ22、及び認識センサ23を含んでいる。位置センサ21は、自動運転車両1の位置及び方位を検出する。位置センサ21としては、GPS(Global Positioning System)センサが例示される。車両状態センサ22は、自動運転車両1の状態を検出する。車両状態センサ22としては、車速センサ、ヨーレートセンサ、横加速度センサ、操舵角センサ、等が例示される。認識センサ23は、自動運転車両1の周囲の状況を認識(検出)する。認識センサ23としては、カメラ、レーダ、ライダー(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)、等が例示される。
走行装置30は、自動運転車両1に搭載されている。走行装置30は、操舵装置、駆動装置、及び制動装置を含んでいる。操舵装置は、自動運転車両1の車輪を転舵する。例えば、操舵装置は、パワーステアリング(EPS: Electric Power Steering)装置を含んでいる。駆動装置は、駆動力を発生させる動力源である。駆動装置としては、エンジン、電動機、インホイールモータ、等が例示される。制動装置は、制動力を発生させる。
通信装置40は、自動運転システム10の外部と通信を行う。例えば、通信装置40は、ドライバレス輸送サービスを管理する管理サーバと通信を行う。他の例として、通信装置40は、利用者2が所有するユーザ端末(例:スマートフォン、タブレット、パソコン)と通信を行う。
制御装置100は、自動運転車両1を制御する。典型的には、制御装置100は、自動運転車両1に搭載されるマイクロコンピュータである。制御装置100は、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。あるいは、制御装置100は、自動運転車両1の外部の情報処理装置であってもよい。その場合、制御装置100は、自動運転車両1と通信を行い、自動運転車両1をリモートで制御する。
制御装置100は、プロセッサ110及び記憶装置120を備えている。プロセッサ110は、各種処理を実行する。記憶装置120には、各種情報が格納される。記憶装置120としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、等が例示される。プロセッサ110がコンピュータプログラムである制御プログラムを実行することにより、プロセッサ110(制御装置100)による各種処理が実現される。制御プログラムは、記憶装置120に格納されている、あるいは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている。
プロセッサ110は、自動運転車両1の走行を制御する車両走行制御を実行する。車両走行制御は、操舵制御、加速制御、及び減速制御を含む。プロセッサ110は、走行装置30を制御することによって車両走行制御を実行する。具体的には、プロセッサ110は、操舵装置を制御することによって操舵制御を実行する。また、プロセッサ110は、駆動装置を制御することによって加速制御を実行する。また、制御装置100は、制動装置を制御することによって減速制御を実行する。
また、プロセッサ110は、自動運転車両1の運転環境を示す運転環境情報200を取得する。運転環境情報200は、自動運転車両1に搭載されたセンサ群20による検出結果に基づいて取得される。取得された運転環境情報200は、記憶装置120に格納される。
図6は、運転環境情報200の例を示すブロック図である。運転環境情報200は、車両位置情報210、車両状態情報220、周辺状況情報230、及び地図情報240を含んでいる。
車両位置情報210は、絶対座標系における自動運転車両1の位置及び方位を示す情報である。プロセッサ110は、位置センサ21による検出結果から車両位置情報210を取得する。また、プロセッサ110は、周知のローカライズ(Localization)によって、より高精度な車両位置情報210を取得してもよい。
車両状態情報220は、自動運転車両1の状態を示す情報である。自動運転車両1の状態としては、車速、ヨーレート、横加速度、操舵角、等が例示される。プロセッサ110は、車両状態センサ22による検出結果から車両状態情報220を取得する。
周辺状況情報230は、自動運転車両1の周囲の状況を示す情報である。周辺状況情報230は、認識センサ23によって得られた情報を含む。例えば、周辺状況情報230は、カメラによって撮像された自動運転車両1の周囲の状況を示す画像情報を含む。他の例として、周辺状況情報230は、レーダやライダーによって計測された計測情報を含む。更に、周辺状況情報230は、自動運転車両1の周辺の物体に関する物体情報を含む。自動運転車両1の周辺の物体としては、他車両、歩行者、標識、白線、路側構造物(例:ガードレール、縁石)、等が例示される。物体情報は、自動運転車両1に対する物標の相対位置を示す。例えば、カメラによって得られた画像情報を解析することによって、物体を識別し、その物体の相対位置を算出することができる。また、レーダ計測情報に基づいて、物体を識別し、その物体の相対位置を取得することもできる。
地図情報240は、レーン配置、道路形状、等を示す。地図情報240は、一般的なナビゲーション地図を含む。プロセッサ110は、地図データベースから、必要なエリアの地図情報240を取得する。地図データベースは、自動運転車両1に搭載されている所定の記憶装置に格納されていてもよいし、自動運転車両1の外部の管理サーバに格納されていてもよい。後者の場合、プロセッサ110は、通信装置40を介して管理サーバと通信を行い、必要な地図情報240を取得する。
乗降エリア情報250は、施設3に設けられた乗降エリア5の位置及び範囲を示す。例えば、乗降エリア情報250は、地図情報240に予め登録されている。他の例として、乗降エリア情報250は、自動運転車両1が施設3に近づいたときに施設3から提供されてもよい。その場合、プロセッサ110は、通信装置40を介して施設3と通信を行い、当該施設3に関する乗降エリア情報250を取得する。尚、現実の乗降エリア5は明確ではないとしても、地図上では乗降エリア5の位置と範囲は明確に定められている。
更に、プロセッサ110は、標準停車位置情報300を取得する(図5参照)。標準停車位置情報300は、乗降エリア5内の標準停車スペースS0の位置を示す。例えば、標準停車位置情報300は、乗降エリア情報250に予め含まれている。その場合、プロセッサ110は、乗降エリア情報250から標準停車位置情報300を取得する。他の例として、標準停車スペースS0は、利用者2によって指定されてもよい。その場合、利用者2は、ユーザ端末を用いて、地図の中から標準停車スペースS0を指定する。プロセッサ110は、通信装置40を介して利用者2のユーザ端末と通信を行い、指定された標準停車スペースS0の位置を示す標準停車位置情報300を取得する。標準停車位置情報300は、記憶装置120に格納される。
尚、車両位置情報210を用いることによって、乗降エリア5や標準停車スペースS0の絶対位置を、自動運転車両1に対する相対位置に変換することができる。その逆も可能である。以下の説明において、乗降エリア5や標準停車スペースS0の位置は、絶対位置と相対位置のうち適切な方を意味する。
以下、本実施の形態に係る自動運転システム10(プロセッサ110)の乗降エリア5における処理を説明する。
1-4.乗降エリアにおける処理
図7は、本実施の形態に係る自動運転システム10(プロセッサ110)の乗降エリア5における処理を示すフローチャートである。尚、上述の運転環境情報200は、別の処理フローにおいて一定サイクル毎に更新されるとする。また、標準停車位置情報300は既に取得されているとする。また、ドロップオフかピックアップかは、自動運転の走行プランに登録されているとする。
ステップS100において、プロセッサ110は、自動運転車両1が乗降エリア5に進入したか否かを判定する。自動運転車両1の位置は、車両位置情報210から得られる。乗降エリア5の位置及び範囲は、乗降エリア情報250から得られる。従って、プロセッサ110は、車両位置情報210と乗降エリア情報250に基づいて、自動運転車両1が乗降エリア5に進入したか否かを判定することができる。自動運転車両1が乗降エリア5に進入した場合(ステップS100;Yes)、処理は、ステップS200に進む。
ステップS100の変形例として、プロセッサ110は、自動運転車両1が乗降エリア5から一定距離だけ手前の位置に到達したか否かを判定してもよい。自動運転車両1が乗降エリア5から一定距離だけ手前の位置に到達した場合(ステップS100;Yes)、処理は、ステップS200に進む。
ステップS200において、プロセッサ110は、乗降エリア5内の目標停車スペースSTを決定する。周辺状況情報230は、自動運転車両1の周囲の状況を示している。特に、周辺状況情報230は、自動運転車両1の周辺の物体(他車両7等)に関する物体情報を含んでいる。従って、プロセッサ110は、周辺状況情報230に基づいて、利用可能な目標停車スペースSTを決定することができる。このステップS200の詳細については、後述される。
ステップS300において、プロセッサ110は、自動運転車両1が目標停車スペースSTに向かって走行して目標停車スペースSTに停車するように車両走行制御を行う。この車両走行制御は、運転環境情報200に基づいて行われる。目標位置に到達するように車両を制御する技術は周知であるため、その詳細な説明は省略する。
自動運転車両1が目標停車スペースSTに到着するまで、ステップS300は繰り返される。自動運転車両1が目標停車スペースSTに到着すると(ステップS400;Yes)、図7で示される処理フローは終了する。利用者2は、自動運転車両1から降車する、あるいは、自動運転車両1に乗車する。
図8は、ステップS200(目標停車スペースSTの決定)を示すフローチャートである。
ステップS210において、プロセッサ110は、標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることができるか否かを判定する。標準停車スペースS0の位置は、標準停車位置情報300から得られる。周辺状況情報230は、自動運転車両1の周辺の物体(他車両7等)に関する物体情報を含んでいる。従って、プロセッサ110は、周辺状況情報230と標準停車位置情報300に基づいて、標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることができるか否かを判定することができる。
標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることができる場合(ステップS210;Yes)、処理は、ステップS270に進む。ステップS270において、プロセッサ110は、標準停車スペースS0を目標停車スペースSTとして設定する。
一方、標準停車スペースS0に自動運転車両1を停車させることができない場合(ステップS210;No)、処理は、ステップS220に進む。ステップS220において、プロセッサ110は、自動運転の走行プランに基づいて、今回の停車がドロップオフのためのものかピックアップのためのものかを判定する。ドロップオフの場合(ステップS220;Yes)、処理は、ステップS230に進む。一方、ピックアップの場合(ステップS220;No)、処理は、ステップS250に進む。
ステップS230において、プロセッサ110は、上流エリア5U内で上流空きスペースSUを探索する。上流エリア5Uは、標準停車スペースS0よりも上流の乗降エリア5であり、乗降エリア情報250と標準停車位置情報300から認識可能である。上流空きスペースSUは、自動運転車両1を停車させることができる空きスペースである。自動運転車両1のサイズに関する情報(図示されない)は、予め自動運転システム10に登録されている。自動運転車両1の周辺の物体(他車両7等)に関する物体情報は、周辺状況情報230から得られる。プロセッサ110は、その周辺状況情報230に基づいて、利用可能な上流空きスペースSUを探索することができる。
そして、プロセッサ110は、上流空きスペースSUを目標停車スペースSTとして設定する(ステップS280)。プロセッサ110は、標準停車スペースS0から最も近い上流空きスペースSUを目標停車スペースSTとして設定してもよい。標準停車スペースS0に近いことは、利用者2の利便性あるいは要求の観点から好ましい。
ステップS250において、プロセッサ110は、下流エリア5D内で下流空きスペースSDを探索する。下流空きスペースSDの探索方法は、上流空きスペースSUの場合と同様である。そして、プロセッサ110は、下流空きスペースSDを目標停車スペースSTとして設定する(ステップS290)。プロセッサ110は、標準停車スペースS0から最も近い下流空きスペースSDを目標停車スペースSTとして設定してもよい。標準停車スペースS0に近いことは、利用者2の利便性あるいは要求の観点から好ましい。
1-5.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、自動運転システム10は、乗降エリア5内の目標停車スペースSTに停車するように自動運転車両1を制御する。標準停車スペースS0が空いている場合、自動運転システム10は、標準停車スペースS0を目標停車スペースSTとして設定する。一方、標準停車スペースS0が空いていない場合、自動運転システム10は、利用者2をドロップオフするかピックアップするかに応じて優先エリアを選択し、優先エリアにおいて目標停車スペースSTを設定する。
ドロップオフの場合(図3参照)、上流エリア5Uが優先エリアである。その上流エリア5Uにおいて自動運転車両1を停車させることができる上流空きスペースSUが探索される。そして、上流空きスペースSUが目標停車スペースSTとして設定される。下流エリア5Dではなく上流エリア5Uに自動運転車両1を停車させることによって、利用者2はより早く自動運転車両1から降りることが可能となる。その結果、利用者2は、より早く自由になり、時間を効率的に使うことができるようになる。すなわち、利用者2の観点から利便性と時間効率が向上する。
一方、ピックアップの場合(図4参照)、下流エリア5Dが優先エリアである。その下流エリア5Dにおいて自動運転車両1を停車させることができる下流空きスペースSDが探索される。そして、下流空きスペースSDが目標停車スペースSTとして設定される。下流エリア5Dで停車した自動運転車両1は、上流エリア5Uで停車した場合と比較して、より早く乗降エリア5から出ることができる。従って、上流エリア5Uではなく下流エリア5Dに自動運転車両1を停車させることによって、利用者2を乗せた自動運転車両1はより早く目的地に向かうことが可能となる。すなわち、利用者2の観点から時間効率が向上する。
また、下流エリア5Dで停車した自動運転車両1から見ると、標準停車スペースS0は後方に存在している。従って、標準停車スペースS0に停車している他車両7は、自動運転車両1の発進の妨げとはならない。そのため、自動運転システム10は、容易に自動運転車両1を発進させることができる。このことは、車両走行制御の観点から好ましい。また、自動運転システム10は、もたつくことなく自動運転車両1を発進させることができる。このことは、時間効率の向上だけでなく、自動運転車両1に乗っている利用者2のストレスの軽減にも寄与する。
ドロップオフの完了後、同じ乗降エリア5において別の利用者2をピックアップする場合も考えられる。ドロップオフの完了時、自動運転車両1は上流エリア5Uで停車しているため、乗降エリア5から出ることなく下流エリア5Dに移動することができる。つまり、乗降エリア5から一旦出て、外の道路を引き返し、乗降エリア5に入り直す必要はない。すなわち、同じ乗降エリア5におけるドロップオフからピックアップへの移行を効率的に行うことが可能となる。
2.第2の実施の形態
第2の実施の形態は、標準停車スペースS0が利用できない場合の更に柔軟な対応を提案する。第1の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
2-1.ドロップオフ
図9は、第2の実施の形態に係るドロップオフ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。標準停車スペースS0から上流方向XUに複数の他車両7が連続的に停車している。標準停車スペースS0から最も近い上流空きスペースSUを、便宜上、「第1上流空きスペースSU1」と呼ぶ。その第1上流空きスペースSU1が標準停車スペースS0からあまりにも遠すぎる場合、降車位置が、施設3のエントランスから遠くなり過ぎる、あるいは、利用者2によって指定された位置から離れすぎることになる。その場合、第1上流空きスペースSU1に固執する必要は必ずしもない。標準停車スペースS0から遠すぎる第1上流空きスペースSU1の代わりに、下流エリア5D内の下流空きスペースSDを用いることも考えられる。
そこで、第2の実施の形態では、柔軟な対応を可能とするため、標準停車スペースS0と第1上流空きスペースSU1との間の距離DU1も考慮に入れて、目標停車スペースSTを決定する。具体的には、距離DU1が閾値Dth以下である場合、第1の実施の形態の場合と同様に、上流空きスペースSUが目標停車スペースSTに設定される。一方、距離DU1が閾値Dthを超える場合、第1上流空きスペースSU1の代わりに下流空きスペースSDが目標停車スペースSTとして設定される。すなわち、基本的には上流空きスペースSUが目標停車スペースSTとして用いられるが、第1上流空きスペースSU1が標準停車スペースS0から遠すぎる場合に限っては、下流空きスペースSDが目標停車スペースSTとして用いられる。このような手法も、「上流空きスペースSUを“優先的”に目標停車スペースSTとして設定する」という概念に含まれる。
2-2.ピックアップ
図10は、第2の実施の形態に係るピックアップ時の停車スペースの決定方法を説明するための概念図である。標準停車スペースS0から下流方向XDに複数の他車両7が連続的に停車している。標準停車スペースS0から最も近い下流空きスペースSDを、便宜上、「第1下流空きスペースSD1」と呼ぶ。上述のドロップオフの場合と同様に、柔軟な対応を可能とするため、標準停車スペースS0と第1下流空きスペースSD1との間の距離DD1も考慮に入れて、目標停車スペースSTを決定する。
具体的には、距離DD1が閾値Dth以下である場合、第1の実施の形態の場合と同様に、下流空きスペースSDが目標停車スペースSTに設定される。一方、距離DD1が閾値Dthを超える場合、第1下流空きスペースSD1の代わりに上流空きスペースSUが目標停車スペースSTとして設定される。すなわち、基本的には下流空きスペースSDが目標停車スペースSTとして用いられるが、第1下流空きスペースSD1が標準停車スペースS0から遠すぎる場合に限っては、上流空きスペースSUが目標停車スペースSTとして用いられる。このような手法も、「下流空きスペースSDを“優先的”に目標停車スペースSTとして設定する」という概念に含まれる。
2-3.処理フロー
図11は、第2の実施の形態に係るステップS200(目標停車スペースSTの決定)を示すフローチャートである。図8で示された第1の実施の形態の場合と重複する説明は適宜省略する。
ステップS230(ドロップオフ)において、プロセッサ110は、上流エリア5U内で上流空きスペースSUを探索する。第1上流空きスペースSU1は、標準停車スペースS0から最も近い上流空きスペースSUである。続くステップS240において、プロセッサ110は、標準停車スペースS0と第1上流空きスペースSU1との間の距離DU1が閾値Dth以下であるか否かを判定する。距離DU1が閾値Dth以下である場合(ステップS240;Yes)、プロセッサ110は、上流空きスペースSUを目標停車スペースSTとして設定する(ステップS280)。一方、距離DU1が閾値Dthを超える場合(ステップS240;No)、プロセッサ110は、下流エリア5D内で下流空きスペースSDを探索し、その下流空きスペースSDを目標停車スペースSTとして設定する(ステップS290)。
ステップS250(ピックアップ)において、プロセッサ110は、下流エリア5D内で下流空きスペースSDを探索する。第1下流空きスペースSD1は、標準停車スペースS0から最も近い下流空きスペースSDである。続くステップS260において、プロセッサ110は、標準停車スペースS0と第1下流空きスペースSD1との間の距離DD1が閾値Dth以下であるか否かを判定する。距離DD1が閾値Dth以下である場合(ステップS260;Yes)、プロセッサ110は、下流空きスペースSDを目標停車スペースSTとして設定する(ステップS290)。一方、距離DU1が閾値Dthを超える場合(ステップS260;No)、プロセッサ110は、上流エリア5U内で上流空きスペースSUを探索し、その上流空きスペースSUを目標停車スペースSTとして設定する(ステップS280)。
2-4.効果
以上に説明されたように、第2の実施の形態によれば、基本的には第1の実施の形態の場合と同様に目標停車スペースSTが決定される。但し、第1上流空きスペースSU1が標準停車スペースS0から遠すぎる場合に限っては、代わりに下流空きスペースSDが目標停車スペースSTとして用いられる。同様に、第1下流空きスペースSD1が標準停車スペースS0から遠すぎる場合に限っては、代わりに上流空きスペースSUが目標停車スペースSTとして用いられる。このような柔軟な対応により、目標停車スペースSTが標準停車スペースS0から遠くなり過ぎることが抑制される。その結果、目標停車スペースSTが標準停車スペースS0から遠くなり過ぎることに起因する利用者2の不満が軽減される。
1 自動運転車両
2 利用者
3 施設
5 乗降エリア
5U 上流エリア
5D 下流エリア
7 他車両
10 自動運転システム
100 制御装置
110 プロセッサ
120 記憶装置
200 運転環境情報
230 周辺状況情報
300 標準停車位置情報
S0 標準停車スペース
SU 上流空きスペース
SD 下流空きスペース
ST 目標停車スペース
XU 上流方向
XD 下流方向

Claims (7)

  1. 利用者にドライバレス輸送サービスを提供する自動運転車両を制御する自動運転システムであって、
    乗降エリアは、前記自動運転車両が前記利用者をピックアップするあるいはドロップオフするために停車する所定のエリアであり、
    前記自動運転システムは、
    前記乗降エリア内の目標停車スペースに停車するように前記自動運転車両を制御するプロセッサと、
    前記乗降エリア内の標準停車スペースの位置を示す標準停車位置情報と、前記自動運転車両の周囲の状況を示す周辺状況情報と、が格納される記憶装置と
    を備え、
    前記乗降エリアにおける車両の進行方向は、第1方向に定められており、
    前記乗降エリアは、前記標準停車スペースから前記第1方向に存在する下流エリアと、前記標準停車スペースから前記第1方向とは逆の第2方向に存在する上流エリアと、を含み、
    前記プロセッサは、
    前記周辺状況情報に基づいて、前記標準停車位置情報で示される前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができるか否かを判定し、
    前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができる場合、前記標準停車スペースを前記目標停車スペースとして設定し、
    前記利用者をドロップオフする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記周辺状況情報に基づいて、前記上流エリアにおいて前記自動運転車両を停車させることができる上流空きスペースを探索し、前記上流空きスペースを優先的に前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
  2. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記利用者をドロップオフする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記プロセッサは、前記標準停車スペースから最も近い前記上流空きスペースを前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
  3. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記利用者をドロップオフする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記プロセッサは、前記標準停車スペースから最も近い前記上流空きスペースである第1上流空きスペースを探索し、
    前記標準停車スペースと前記第1上流空きスペースとの間の距離が閾値を超える場合、前記プロセッサは、前記周辺状況情報に基づいて、前記下流エリアにおいて前記自動運転車両を停車させることができる下流空きスペースを探索し、前記下流空きスペースを前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動運転システムであって、
    前記利用者をピックアップする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記プロセッサは、前記周辺状況情報に基づいて、前記下流エリアにおいて前記自動運転車両を停車させることができる下流空きスペースを探索し、前記下流空きスペースを優先的に前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
  5. 利用者にドライバレス輸送サービスを提供する自動運転車両を制御する自動運転システムであって、
    乗降エリアは、前記自動運転車両が前記利用者をピックアップするあるいはドロップオフするために停車する所定のエリアであり、
    前記自動運転システムは、
    前記乗降エリア内の目標停車スペースに停車するように前記自動運転車両を制御するプロセッサと、
    前記乗降エリア内の標準停車スペースの位置を示す標準停車位置情報と、前記自動運転車両の周囲の状況を示す周辺状況情報と、が格納される記憶装置と
    を備え、
    前記乗降エリアにおける車両の進行方向は、第1方向に定められており、
    前記乗降エリアは、前記標準停車スペースから前記第1方向に存在する下流エリアと、前記標準停車スペースから前記第1方向とは逆の第2方向に存在する上流エリアと、を含み、
    前記プロセッサは、
    前記周辺状況情報に基づいて、前記標準停車位置情報で示される前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができるか否かを判定し、
    前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができる場合、前記標準停車スペースを前記目標停車スペースとして設定し、
    前記利用者をピックアップする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記周辺状況情報に基づいて、前記下流エリアにおいて前記自動運転車両を停車させることができる下流空きスペースを探索し、前記下流空きスペースを優先的に前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
  6. 請求項5に記載の自動運転システムであって、
    前記利用者をピックアップする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記プロセッサは、前記標準停車スペースから最も近い前記下流空きスペースを前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
  7. 請求項5に記載の自動運転システムであって、
    前記利用者をピックアップする際に前記標準停車スペースに前記自動運転車両を停車させることができない場合、前記プロセッサは、前記標準停車スペースから最も近い前記下流空きスペースである第1下流空きスペースを探索し、
    前記標準停車スペースと前記第1下流空きスペースとの間の距離が閾値を超える場合、前記プロセッサは、前記周辺状況情報に基づいて、前記上流エリアにおいて前記自動運転車両を停車させることができる上流空きスペースを探索し、前記上流空きスペースを前記目標停車スペースとして設定する
    自動運転システム。
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