JP7236735B2 - 梱包方法 - Google Patents

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Description

本発明は、梱包材およびフィルムを用いて物品を梱包する梱包方法に関する。
様々な製品が、オンラインショッピング、通信販売、テレビショッピングなどで購入されることが一般的になってきている。このような物品は、梱包された状態で配達され、物品の大きさによっては、配達先のポストに投函される。物品は、典型的には、その内容が知得されないように梱包される。
例えば、特許文献1では、梱包材およびフィルムを用いて物品を梱包する梱包方法が提案されている。梱包材は、ケース本体と、天蓋とを備える。ケース本体は、底蓋と、底蓋の各縁に連続して設けられ底蓋に対して折り曲げ可能なフラップとを備える。フィルムは、シュリンクフィルムである。
物品が、ケース本体の底蓋に載置される。各フラップが物品の側面に接触するまで折り曲げられる。次いで、天蓋がケース本体に被せられ、物品は、底蓋と天蓋との間に配置される。次いで、梱包材がシュリンクフィルムで包まれ、シュリンクフィルムが熱収縮される。これによって、物品の梱包が完了する。
この梱包方法によれば、物品は、梱包材内で拘束されるので、配達中に梱包材内で動くことはない。また、物品は、梱包材で覆われるので、その内容が第三者に知得されることが防止される。
特開2008-56245号公報
しかしながら、この梱包方法によれば、フラップの折曲げは、アームや手作業によって行なわれる。アームが用いられる場合、アーム駆動機構が必要である。また、作業者がフラップを折り曲げる場合、その作業は非常に面倒である。
そこで、本発明は、梱包材およびフィルムを用いて物品を梱包する梱包方法において、物品をより簡単に梱包できるようにする。
本発明の一態様によれば、梱包材および収縮性を有するフィルムを用いて物品を梱包する梱包方法が提供される。
前記梱包材は、上材および下材を備える。
前記上材は、天蓋と、前記天蓋の縁に連続して設けられ、前記天蓋に対して折り曲げ可能な上フラップと、を備える。
前記下材は、底蓋と、前記底蓋の縁に連続して設けられ、前記底蓋に対して折り曲げ可能な下フラップと、を備える。
前記梱包方法は、
前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間に配置するとともに、前記上フラップと前記下フラップとを互いに対向させ、
前記梱包材を前記フィルムで包み、
前記フィルムを収縮させ、
前記フィルムの収縮を利用して前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間で挟み込み、
前記フィルムの収縮を利用して前記上フラップおよび前記下フラップを前記天蓋および前記底蓋に対してそれぞれ折り曲げて、前記上フラップの内側面と前記下フラップの外側面とを互いに対向させる、または、前記上フラップの外側面と前記下フラップの内側面と互いに対向させる。
前記上材は、前記上フラップを複数備えてよく、前記下材は、前記下フラップを複数備えてよい。前記上フラップおよび前記下フラップが前記フィルムの収縮の利用によって折り曲げられたとき、前記上材および前記下材が互いに嵌り合った状態になってよい。
前記下フラップの前記底蓋に対する折曲げが前記上フラップの前記天蓋に対する折曲げよりも容易なように前記梱包材が構成されていることで、前記上フラップおよび前記下フラップが前記フィルムの収縮の利用によって折り曲げられているときに、前記下フラップが、前記上材の内側にくるようにしてよい。
前記上フラップの前記天蓋に対する折曲げが前記下フラップの前記底蓋に対する折曲げよりも容易なように前記梱包材が構成されていることで、前記上フラップおよび前記下フラップが前記フィルムの収縮の利用によって折り曲げられているときに、前記上フラップが、前記下材の内側にくるようにしてよい。
前記下材が前記上材よりも小さく、
前記梱包方法は、
前記フィルムの収縮を利用して前記上フラップおよび前記下フラップを折り曲げて、前記上フラップの内側面と前記下フラップの外側面とを互いに対向させ、前記上材が前記下材に外嵌された状態にしてよい。
前記上材が前記下材よりも小さく、
前記梱包方法は、
前記フィルムの収縮を利用して前記上フラップおよび前記下フラップを折り曲げて、前記上フラップの外側面と前記下フラップの内側面とを互いに対向させ、前記下材が前記上材に外嵌された状態にしてよい。
本発明の別の態様によれば、梱包材および収縮性を有するフィルムを用いて物品を梱包する別の梱包方法が提供される。
前記梱包材は、天蓋と下材とを備える。
前記下材は、底蓋と、前記底蓋の縁に連続して設けられ、前記底蓋に対して折り曲げ可能な下フラップと、を備える。
前記梱包方法は、
前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間に配置し、
前記梱包材を前記フィルムで包み、
前記フィルムを収縮させ、
前記フィルムの収縮を利用して前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間で挟み込み、
前記フィルムの収縮を利用して、前記下フラップを前記底蓋に対して折り曲げるとともに前記下フラップ自体も曲げて、前記下フラップをその先端部において前記天蓋の縁または上面の少なくともどちらか一方に係合させる。
前記フィルムとしてシュリンクフィルムを用い、前記フィルムを熱によって収縮させてよい。
図1Aは、梱包材の展開された上材を示し、図1Bは、梱包材の展開された下材を示す。 図2A-Cは、一例に係る梱包方法を説明する図である。 図3A、Bは、一例に係る梱包方法を説明する図である。 図4A、Bは、同じ梱包材で異なる高さの物品を梱包した例を示す。 図5A-Cは、他例に係る梱包方法を説明する図である。 図6Aは、別の梱包材の天蓋を示し、図6Bは、梱包材の展開された下材を示す。 図7A-Cは、さらに他例に係る梱包方法を説明する図である。 図8Aは、さらに別の梱包材の天蓋を示し、図8Bは、梱包材の展開された下材を示す。 図9A、Bは、梱包材の変形例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る梱包方法が説明される。各実施形態において、同一または類似の構成については、同一の符号が付される。
[第1実施形態]
図1は、梱包材1の展開図である。梱包材1は、図1Aに示される上材2と、図1Bに示される下材3とを備える梱包箱である。上材2および下材3は、実施形態では、例えばダンボール等の紙からなるが、プラスチックからなってもよい。
図1Aは、展開された上材2の内面側を示す。上材2は、天蓋20と、複数(計4つ)の上フラップ21とを含む。天蓋20は、実施形態では長方形状であり、4つの縁200を含む。上フラップ21は、それぞれ、天蓋20の縁200に連続して設けられている。各縁200には折曲線が形成されている。したがって、上フラップ21は、それぞれ、対応する縁200に沿って天蓋20に対して折り曲げ可能である。
図1Bは、展開された下材3の内側面を示す。下材3は、底蓋30と、複数(計4つ)の下フラップ31とを含む。底蓋30は、実施形態では長方形状であり、4つの縁300を含む。下フラップ31は、それぞれ、底蓋30の縁300に連続して設けられている。各縁300には折曲線が形成されている。したがって、下フラップ31は、それぞれ、対応する縁300に沿って底蓋30に対して折り曲げ可能である。
実施形態では、下材3が上材2よりも一回りだけ小さい。従って、各フラップ21,31が90°折り曲げられた状態においては、上材2を下材3に外嵌めすることができるようになっている。
梱包方法に用いられるフィルム4(図2Bなどで2点鎖線で示されている)は、収縮性を有する。実施形態のフィルム4は、シュリンクフィルムであって、熱によって収縮されるものである。なお、これに代えて、フィルム4として、テンションを付与して伸張させると、その後に自発的に収縮する自己収縮性を有するフィルム(常温収縮フィルム)が用いられてもよい。このような、フィルムは、例えば特開2018-177375号に開示されている。実施形態のフィルム4は、透明であるが、不透明のフィルムが用いられてもよい。
次に、図2、図3を参照して、梱包方法が説明される。まず、上記構成の梱包材1(上材2および下材3)、および、収縮性を有するフィルム4が準備される。
梱包される物品Pは、図2Aの通り、実施形態では、例えばCD、DVD、書籍などのように扁平な直方形状のものである。物品Pは、展開状態の下材3の底蓋30上に置かれる。次いで、物品Pが天蓋20と底蓋30との間に配置されるようにし、かつ、上フラップ21と下フラップ31とが互いに対向するように、展開状態の上材2が物品P上に置かれる。このとき、上材2および下材3の内側面が互いに対向している。この工程は、作業者または周知の装置によって行われる。
次いで、図2Bの通り、梱包材1がフィルム4で包まれる。実施形態では、梱包材1全体がフィルム4によって包まれる。この工程は、作業者または包装装置によって行なわれる。
次いで、フィルム4が収縮される。シュリンクフィルムが用いられている本実施形態では、フィルム4が熱収縮される。この工程は、例えばシュリンクトンネルによって行なわれる。
梱包材1を包んでいるフィルム4が収縮されると、フィルム4は、梱包材1に、すなわち、上材2および下材3に、さらに詳細には、天蓋20、底蓋30、上フラップ21、および、下フラップ31に密着する。フィルム4の収縮力は、梱包材1を閉じるように作用する。
フィルム4の収縮は、天蓋20と底蓋30とを物品Pに向けて押し付けるので、物品Pは、フィルム4の収縮によって天蓋20と底蓋30との間で挟み込まれる。
図2Cの通り、これと同時に、フィルム4は、収縮することにより、上フラップ21および下フラップ31を折り曲げる。すなわち、上フラップ21は、フィルム4の収縮力によって、天蓋20に対して、折曲線(縁200)に沿って下方に折り曲げられる。そして、下フラップ31は、フィルム4の収縮力によって、底蓋30に対して、折曲線(縁300)に沿って上方に折り曲げられる。
上フラップ21および下フラップ31が、このようにして、フィルム4の収縮によって折り曲げられているときに、図3Aの通り、下フラップ31が、上フラップ21が折り曲げられている上材2の内側にくる。
図3Aの状態から、上フラップ21が、フィルム4の収縮によってさらに折り曲げられ、下フラップ31も、フィルム4の収縮によって、及び/又は、上フラップ21に押されることによって、さらに内側に折り曲げられる。
以上のようにして、図3Bの通り、上フラップ21および下フラップ31が、フィルム4の収縮の利用によって、実質的に90度(直角に)折り曲げられて、上フラップ21の内側面210と下フラップ31の外側面311とが互いに対向し接触する。図2、図3に図示されてない、残りの2つの上フラップ21および2つの下フラップ31も同様にフィルム4の収縮の利用によって折り曲げられている。したがって、上材2が下材3に外嵌めされた状態となる。こうして、フィルム4の収縮力によって、梱包材1が自然に閉じられ、物品Pが梱包材1およびフィルム4によって梱包される。
この梱包方法によれば、物品Pは、天蓋20と底蓋30との間に挟み込まれており、梱包材1に拘束されている。したがって、物品Pが配送中に梱包材1内で移動することは規制される。
図3Bの通り、折り曲げられた上フラップ21および下フラップ31によって、天蓋20の縁200と底蓋30の縁300との間の隙間が覆われるので、物品Pの内容が知得されることが防止される。
この梱包方法によれば、フラップ21,31の折曲げは、フィルム4が収縮して梱包材1に密着する際のフィルム4の収縮を利用して行なわれる。それゆえ、フラップを折り曲げるためのアーム駆動機構や、作業者がフラップを折り曲げる面倒な作業は不要である。つまり、梱包材1およびフィルム4を用いた物品Pの梱包は、より簡単になる。
上フラップ21および下フラップ31の長さに依存するが、図4A,Bの通り、同一の梱包材1で、ある程度の範囲内の高さの物品Pを梱包することができる。
下材3が上材2より一回り小さい本実施形態では、図2Cの通り、下フラップ31が、折り曲げられる初期の段階で、上フラップ21よりも大きく折れ曲がって、図3Aの通り上材2の内側にくるようにして、上材2が下材3に外嵌された梱包状態が実現される。
これを確実にするために、第1実施形態では、下フラップ31の底蓋30に対する折曲げが上フラップ21の天蓋20に対する折曲げよりも容易なように梱包材1が構成されることが好ましい。すなわち、下フラップ31が上フラップ21よりも折り曲げやすいことが好ましい。これは、例えば、上述の通り下材3が上材2より一回り小さいことによって自然と達成されることがある。これは、下材3を上材2よりも曲げやすい材料で構成すること、下材3を上材2よりも薄くすること、下フラップ31の折曲線を上フラップ21の折曲線より強く形成すること、の1つまたは複数によって達成されてよい。
また、これを確実にするために、フィルム4の収縮前に、下フラップ31が予めある程度折り曲がった状態の下材3を用いてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態において、第1実施形態と同一または類似のステップはその説明が省略される。第2実施形態の梱包方法は、「第1実施形態の上材2」を下材として用い、「第1実施形態の下材3」を上材として用いる。すなわち、第2実施形態では、上材2が下材3よりも一回り小さい。
本実施形態の梱包方法は、図5Aの通り、フィルム4の収縮を利用して、上フラップ21および下フラップ31を折り曲げる。そのときに、図5Bの通り、上フラップ21は、下フラップ31が折り曲げられている下材3の内側にくる。次いで、梱包方法は、下フラップ31を、フィルム4の収縮によってさらに折り曲げ、上フラップ21を、フィルム4の収縮によって、及び/又は、下フラップ31に押されることによって、さらに内側に折り曲げる。
以上にようにして、梱包方法は、図5Cの通り、上フラップ21および下フラップ31を、フィルム4の収縮の利用によって、実質的に90度(直角に)折り曲げて、上フラップ21の外側面211と下フラップ31の内側面310とを互いに対向させ接触させ、下材3が上材2に外嵌された状態にする。こうして、物品Pが、梱包材1およびフィルム4によって梱包される。
第2実施形態でも第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、第2実施形態では、上フラップ21が、折り曲げられる初期の段階で、下フラップ31よりも大きく折り曲がって、下材3の内側にくることによって、下材3が上材2に外嵌された梱包状態が実現される。これを確実にするために、第1実施形態と同様の手法により、上フラップ21の天蓋20に対する折曲げが下フラップ31の底蓋30に対する折曲げよりも容易なように梱包材1が構成されることが好ましい。また、これを確実にするために、フィルム4の収縮前に、上フラップ21が予めある程度折り曲がった状態の上材2を用いてもよい。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態で用いられる梱包箱1を示す。梱包箱1の上材2は、図1Aの通り、前述の上フラップ21を備えていない。すなわち、上材2は天蓋20のみからなる。下材3は、前述の実施形態と同様に底蓋30および複数(4つ)の下フラップ31を備える。この実施形態では、下フラップ31自体が曲げ可能に構成されている。このために、各下フラップ31の内側面310に、複数の曲げ線312が、下フラップ31の突出方向に互いに適宜の間隔をあけて設けられ、それぞれ、下フラップ31の突出方向に直角な方向にのびるように形成されている。
第3実施形態の梱包方法は、図7Aの通り、物品Pを展開状態の下材3の底蓋30上に置き、上蓋20を物品P上に置いて、物品Pが天蓋20と底蓋30との間に配置されるようにする。それから、梱包方法は、梱包材1をフィルム4で包み、フィルム4を、収縮、具体的には熱収縮させる。
フィルム4の収縮の利用によって、物品Pが天蓋20と底蓋30との間で挟み込まれること、下フラップ31が底蓋30に対して折曲線(縁300)に沿って折り曲げられることは、前述の実施形態と同様である。この実施形態では、図7Bの通り、下フラップ31は、蓋材30に対して折り曲げられる際に、それ自体も、フィルム4の収縮によって曲げられる。具体的には、下フラップ31は、フィルム4の収縮により生じる収縮力によって、各曲げ線312(図6B参照)に沿って曲げられていく。
その結果、図7Cの通り、下フラップ31が、フィルム4の収縮の利用によって、実質的に90度折り曲げられ、さらに、下フラップ31自体も曲げられて、その先端部31aにおいて天蓋20の縁200または上面201の少なくともどちらか一方に、実施形態では、先端部31aが天蓋20の縁200および上面201の双方に係合する。図示されてない残り2つの下フラップ31も同様である。こうして、フィルム4の収縮力によって、梱包材1が自然に閉じられ、物品Pが梱包材1およびフィルム4によって梱包される。
この実施形態では、上フラップ21が設けられていないが、下フラップ31によって天蓋20の縁200と底蓋30の縁300との間の隙間が覆われるので、物品Pの内容が知得されることが防止される。また、下フラップ31が、その先端部31aによって天蓋20をオーバーハングしていることで、天蓋20が下フラップ31によってしっかりと固定され、物品Pに押し付けられるので、物品Pはよりしっかり拘束されている。
この実施形態の梱包方法では、梱包が完成したときの下フラップ31の曲り具合は、梱包される物品Pの高さに応じて自然に変わる。したがって、ある程度の範囲内の高さの物品Pを梱包することができる。
なお、下フラップ31の曲げ易さや曲げ線312の数は、梱包方法が実施できるように、下フラップ31の材質や、フィルム4の収縮力などを考慮して適宜設定されるものである。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態で用いられる梱包箱1を示す。図8Aの上材2は、第3実施形態と同一である。図8Bの通り、下材3の各下フラップ31は、その突出方向に窄まるテーパー形状を有する。その他の点は、第3実施形態の下フラップ31と同じである。第4実施形態の梱包方法のステップは、第3実施形態と同一である。この実施形態では、テーパー形状の下フラップ31を用いているので、下フラップ31がフィルム4の収縮の利用によって折れ曲げられたとき、互いに隣り合う下フラップ31がその側端において互いに接触しない。したがって、梱包の仕上りおよび外観が綺麗である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明されたが、本発明は、上記構成に限定されるものではない。例えば、第3実施形態および第4実施形態において、下フラップ31を一斉に折り曲げているが、下フラップ31を折り曲げる順番を決めて、各下フラップ31を、タイミングをずらして折り曲げてよい。
例えば、4つの下フラップ31のうち、先に、両側の2つの下フラップ31(図6B、図8Bの紙面左右方向にある2つの下フラップ31)をフィルム4の収縮の利用によって折り曲げて、後から、残りの両側の2つの下フラップ31(図6B、図8Bの紙面上下方向にある2つの下フラップ31)をフィルム4の収縮の利用によって折り曲げてよい。この順番は、逆でもよい。このようにすることによって、下フラップ31がフィルム4の収縮によって折り曲げられている際に、互いに隣り合う下フラップ31が互いに干渉することが防止される。
これは、フィルム4の各箇所をタイミングずらして順番に収縮させることによって達成することができる。具体的には、シュリンクフィルム4の各箇所に熱風を当てる順番を変えることによって達成することができる。また、これは、シュリンクトンネルを通過させる際の下材3の配向によって達成することができる。具体的には、図6B、図8Bの紙面左右方向の2つの下フラップ31をシュリンクトンネルの通過方向に配向することで、当該2つの下フラップ31を先に収縮させ、残りの2つの下フラップ31をその後に収縮させることができる。また、下フラップ31の幅の大きさの相違ゆえに、下フラップ31が順番に折れ曲がっていくことがあり、それを利用してもよい。
天蓋20および底蓋30は、長方形状に限定されるものではなく、五角形、六角形などの多角形状でよい。多角形状の天蓋20の各縁200に上フラップ21が設けられてよい。多角形状の底蓋30の各縁300に下フラップ31が設けられてよい。天蓋20や底蓋30は、多角形状以外の他の形状であってもよい。
図9Aの梱包材1が用いられてもよい。この梱包材1は、その1つの上フラップ21および1つの下フラップ31(図9Aの右側のフラップ21,31)が接続縁10によって繋がっていることで、上材2と下材3とが別体ではなく一体となっている。この上フラップ21および下フラップ31は、折曲線としての接続縁10に沿って互いに折り曲げ可能である。このような梱包材1でも、本発明の梱包方法は実施可能である。
また、図9Bの梱包材1が用いられてもよい。この梱包材1は、その1つの上フラップ21および1つの下フラップ31が省略され、天蓋20および底蓋30が縁200,300において1つの連結フラップ11によって連結されていることで、上材2と下材3とが別体ではなく一体となっている。連結フラップ11は、天蓋20および底蓋30に対して縁200および縁300に沿ってそれぞれ折り曲げ可能である。
4つの上フラップ21および4つの下フラップ31のうち、図2-5、7、9に図示されていない2つの上フラップ21および2つの下フラップ31は省略されてよい。というのも、例えば、物品Pが書籍であれば、図示されたフラップ21、31だけで、書籍の背に記載されたタイトルを第三者がそれを知得するのを防止できるからである。
物品Pは、書籍、CD、DVD以外のものであってもよい。複数の物品Pが、1つの梱包材1に梱包されてもよい。物品Pは、直方形状に限られない。他の形状を有する物品Pが、上記の梱包方法によって梱包されてもよい。
1 梱包材
2 上材
20 天蓋
200 天蓋の縁
201 天蓋の上面
21 上フラップ
210 上フラップの内側面
211 上フラップの外側面
3 下材
30 底蓋
300 底蓋の縁
31 下フラップ
31a 下フラップの先端部
310 下フラップの内側面
311 下フラップの外側面
312 曲げ線
4 フィルム

Claims (8)

  1. 梱包材および収縮性を有するフィルムを用いて物品を梱包する梱包方法であって、
    前記梱包材は、
    上材および下材を備え、
    前記上材は、
    天蓋と、
    前記天蓋の縁に連続して設けられ、前記天蓋に対して折り曲げ可能な上フラップと、を備え、
    前記下材は、
    底蓋と、
    前記底蓋の縁に連続して設けられ、前記底蓋に対して折り曲げ可能な下フラップと、を備え、
    前記梱包方法は、
    前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間に配置するとともに、前記上フラップと前記下フラップとを互いに対向させ、
    前記梱包材を前記フィルムで包み、
    前記フィルムを収縮させ、
    前記フィルムの収縮を利用して前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間で挟み込み、
    前記フィルムの収縮を利用して前記上フラップおよび前記下フラップを前記天蓋および前記底蓋に対して折り曲げて、前記上フラップの内側面と前記下フラップの外側面とを互いに対向させる、または、前記上フラップの外側面と前記下フラップの内側面と互いに対向させる、
    ことを特徴とする梱包方法。
  2. 前記上材は、前記上フラップを複数備え、
    前記下材は、前記下フラップを複数備え、
    前記上フラップおよび前記下フラップが前記フィルムの収縮の利用によって折り曲げられたとき、前記上材および前記下材が互いに嵌り合った状態になる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の梱包方法。
  3. 前記下フラップの前記底蓋に対する折曲げが前記上フラップの前記天蓋に対する折曲げよりも容易なように前記梱包材が構成されていることで、前記上フラップおよび前記下フラップが前記フィルムの収縮の利用によって折り曲げられているときに、前記下フラップが、前記上材の内側にくるようにした、
    ことを特徴とする請求項1また請求項2に記載の梱包方法。
  4. 前記上フラップの前記天蓋に対する折曲げが前記下フラップの前記底蓋に対する折曲げよりも容易なように前記梱包材が構成されていることで、前記上フラップおよび前記下フラップが前記フィルムの収縮の利用によって折り曲げられているときに、前記上フラップが、前記下材の内側にくるようにした、
    ことを特徴とする請求項1また請求項2に記載の梱包方法。
  5. 前記下材が前記上材よりも小さく、
    前記梱包方法は、
    前記フィルムの収縮を利用して前記上フラップおよび前記下フラップを折り曲げて、前記上フラップの内側面と前記下フラップの外側面とを互いに対向させ、前記上材が前記下材に外嵌された状態にする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の梱包方法。
  6. 前記上材が前記下材よりも小さく、
    前記梱包方法は、
    前記フィルムの収縮を利用して前記上フラップおよび前記下フラップを折り曲げて、前記上フラップの外側面と前記下フラップの内側面とを互いに対向させ、前記下材が前記上材に外嵌された状態にする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の梱包方法。
  7. 梱包材および収縮性を有するフィルムを用いて物品を梱包する梱包方法であって、
    前記梱包材は、
    天蓋と下材とを備え、
    前記下材は、
    底蓋と、
    前記底蓋の縁に連続して設けられ、前記底蓋に対して折り曲げ可能な下フラップと、を備え、
    前記梱包方法は、
    前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間に配置し、
    前記梱包材を前記フィルムで包み、
    前記フィルムを収縮させ、
    前記フィルムの収縮を利用して前記物品を前記天蓋と前記底蓋との間で挟み込み、
    前記フィルムの収縮を利用して、前記下フラップを前記底蓋に対して折り曲げるとともに前記下フラップ自体も曲げて、前記下フラップをその先端部において前記天蓋の縁または上面の少なくともどちらか一方に係合させる、
    ことを特徴とする梱包方法。
  8. 前記フィルムとしてシュリンクフィルムを用い、前記フィルムを熱によって収縮させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の梱包方法。
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