JP7234227B2 - 情報処理装置、情報処理端末及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理端末及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理端末及び情報処理方法に関する。
現在、商品等を製造販売する事業者が当該商品の販売促進のために行う販売促進施策や、電子マネーに関するサービスを行う事業者が電子マネーの利用促進のために行う利用促進施策等、消費者に向けて様々な促進施策(キャンペーン)が行われている。上記販売促進施策としては、例えば、ユーザの購入履歴に基づいて、所定の商品を購買した等の所定の条件を満たしたことが確認された消費者に、次回の商品購入の際に使用することができる割引クーポンを提供する等のインセンティブを付与することが挙げられる。また、上記利用促進施策としては、例えば、実店舗における電子マネーの利用額に応じて、消費者に対して、電子マネーのように利用することが可能なポイントを獲得するためのゲームを行う権利がインセンティブとして付与される。そして、消費者は、上記ゲームを行うことにより、ゲーム結果に応じた所定の金額に相当するポイントを獲得することができる。上述のようなインセンティブの付与を伴う促進施策は、インセンティブの獲得が動機づけとなり、消費者の、商品の購入や電子マネーの利用といった行動を導き、商品販売や電子マネーの利用がより促進されることとなる。
また、インセンティブの付与を、消費者に紐づけられたカードや端末等を介して行うことにより、事業者側は、商品を購入した、又は、電子マネーを利用した消費者の属性情報(例えば、性別、年齢等)や行動情報(例えば、購入時間、購入場所等)をより多く収集し、収集した情報をマーケティング活動に生かすことができる。例えば、上述のように消費者にインセンティブを付与する方法の例としては、下記特許文献1~3に開示の技術を挙げることができる。
また、事業者は、従来から、販売促進施策として、新聞、テレビ等の各種媒体や、インターネット等を使って、消費者を新商品等の販売を広告してきた。特に、近年、アフィリエイトといった手法を用いて、第三者のウェブサイトの閲覧者を、当該ウェブサイトを介して事業者の広告ウェブサイトへ誘導するといった手法もある。このような手法を利用した技術としては、下記特許文献4に開示の技術を挙げることができる。
特開2002-92740号公報 特開2005-11116号公報 特開2012-181652号公報 特開2008-225968号公報
しかしながら、上述のような促進施策は、消費者が利用する様々な購買チャネル(例えば、電子商取引等)に対応したものではなかった。また、上述の事業者による広告は、事業者側から商品等に関する情報(キャンペーン等の情報も含む)が一方向で提供されるだけであることから、消費者に商品購入等の行動へ導く動機づけには限界があった。従って、これまでの促進施策は、消費者を商品購入行動又は電子マネーの利用行動に効果的に誘導できているとは言えなかった。
そこで、本開示では、上記事情を鑑みて、促進施策を効果的に行うことが可能な、新規且つ改良された情報処理装置、情報処理端末及び情報処理方法を提案する。
本開示によれば、ユーザとの商取引が直接行われた複数の電子商取引事業者と前記ユーザとの取引履歴を前記電子商取引事業者が前記ユーザに対して提供した情報から取得する情報取得部と、取得した前記取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定する判定部と、判定結果に基づいて、前記ユーザが使用する情報処理端末を介して、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を前記ユーザに付与するインセンティブ付与部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、ユーザとの商取引が直接行われた複数の電子商取引事業者と前記ユーザとの取引履歴であって、前記電子商取引事業者が前記ユーザに対して提供した情報から取得された取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしていると判定された場合に、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を受領する、情報処理端末が提供される。
さらに、本開示によれば、ユーザとの商取引が直接行われた複数の電子商取引事業者と前記ユーザとの取引履歴を前記電子商取引事業者が前記ユーザに対して提供した情報から取得することと、取得した前記取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定することと、判定結果に基づいて、前記ユーザが使用する情報処理端末を介して、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を前記ユーザに付与することと、を含む、情報処理方法が提供される。
以上説明したように、本開示によれば、促進施策を効果的に行うことができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の第1の実施形態に係る情報処理システム10の概略的構成を示したシステム図である。 本開示の第1の実施形態に係るユーザ端末100の機能ブロックの一例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係るサービスサーバ200の機能ブロックの一例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る購入履歴DB232の一例を説明するための説明図である。 本開示の第1の実施形態に係る獲得条件DB234の一例を説明するための説明図である。 本開示の第1の実施形態に係る集約サーバ300の機能ブロックの一例を示す図である。 本開示の第1の実施形態の変形例に係る集約サーバ300aの機能ブロックの一例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1の実施形態に係る抽選ゲームの表示画面602の一例を説明するための説明図である。 本開示の第1の実施形態に係る抽選ゲームの表示画面604の一例を説明するための説明図である。 本開示の第1の実施形態に係るエントリーの表示画面606の一例を説明するための説明図である。 本開示の第2の実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。 本開示の第2の実施形態で用いるレシート600の一例を説明するための説明図である。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理システム10aの概略的構成を示したシステム図である。 本開示の第3の実施形態に係るコード管理サーバ500の機能ブロックの一例を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係るコードDB532の一例を説明するための説明図である。 本開示の第3の実施形態に係るサービスサーバ200aの機能ブロックの一例を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係るキャンペーンDB238の一例を説明するための説明図である。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャート(その1)である。 本開示の第3の実施形態に係る紹介コード発行の表示画面700、710の一例を説明するための説明図である。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャート(その2)である。 本開示の第3の実施形態に係る紹介コード入力画面720、730、740の一例を説明するための説明図である。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャート(その3)である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置900のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一又は類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一又は類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1. 本開示の実施形態を創作するに至る背景
2. 第1の実施形態
2.1 情報処理システム10の概略的な構成
2.2 ユーザ端末100の詳細構成
2.3 サービスサーバ200の詳細構成
2.4 集約サーバ300の詳細構成
2.5 集約サーバ300aの変形例
2.6 情報処理方法
3. 第2の実施形態
4. 第3の実施形態
4.1 情報処理システム10aの概略的な構成
4.2 コード管理サーバ500の詳細構成
4.3 サービスサーバ200aの詳細構成
4.4 情報処理方法
4.4.1 紹介コードの発行段階
4.4.2 紹介コードによるインセンティブの付与段階
4.4.3 インターネット広告によるインセンティブの付与段階
5. まとめ
6. ハードウェア構成
7. 補足
<<1. 本開示の実施形態を創作するに至る背景>>
まずは、本開示の実施形態の詳細を説明する前に、本発明者らが本開示の実施形態を創作するに至る背景について説明する。
本発明者らは、先に説明したような促進施策等について検討を重ねてきた。例えば、促進施策としては、実店舗における電子マネーの利用額に応じて、消費者に対して、電子マネーのように利用することが可能なポイントを獲得するためのゲームを行う権利がインセンティブとして付与されるといったことが挙げられる。もしくは、上記促進施策として、実店舗にて指定した商品を購入した購入金額に応じて、消費者に対して上記ポイントをインセンティブとして付与されることが挙げられる。さらに、直接的な促進施策とは異なるものの、消費者が、電子マネー等の利用に関するアンケートに回答することにより上記ポイントをインセンティブとして獲得することができる場合もある。上述のようなインセンティブの付与を伴う促進施策は、インセンティブの獲得が動機づけとなり、消費者による電子マネーの利用や商品の購入といった行動を導き、商品の購入や電子マネーの利用がより促進されることとなる。また、インセンティブの付与を、消費者に紐づけられたカードや端末、アプリ等を介して行うことにより、事業者側は、予め電子マネーの利用会員の会員情報として収集されていた消費者の属性情報や行動情報を、購入した商品等の情報と紐づけて、より多く収集することができる。そして、事業者は、このように収集した情報を今後のマーケティング活動に生かすことができる。
しかしながら、近年、多くの消費者は、実店舗ではなく、その利便性から、EC(Electronic Commerce)事業者(電子商取引事業者)から商品を購入する場合が多くなってきている。従って、このような状況において、消費者は、EC事業者からの商品購入であっても、上述のようなインセンティブの獲得の機会を得ることができるような促進施策を強く要望するようになっていた。
また、これまでの促進施策は、電子商取引に対応したものではなかったことから、電子商取引に係る情報を収集できていないことから、収集した情報は十分な消費者の消費活動についての情報であるとは言えず、マーケティング活動に限界を生じさせていた。
そこで、本発明者らは、上述のような状況を鑑みて、電子商取引にも対応する、効果的な促進施策を行おうと鋭意検討を重ねてきた。そして、以下に説明するような、効果的な促進施策を行うことができる本開示の実施形態を創作するに至ったのである。
以下に説明する本開示の実施形態においては、実店舗だけでなく、電子商取引における商品購買においても、消費者は、電子マネーのように利用することができるポイント等のインセンティブを獲得することができる。従って、本実施形態によれば、消費者がインセンティブを獲得する機会を各段に増やすことができることから、効果的に、商品の購買促進等につなげることができる。加えて、本実施形態によれば、電子商取引に係る情報を収集することもできることから、より多くの消費者の消費活動に係る情報を収集することができ、収集した情報を今後のマーケティング活動に生かすことができる。以下に、本発明者らが創作した本開示の実施形態の詳細を順次説明する。
なお、以下の説明において、ユーザとは、特段のことわりがない限りは、一般消費者のことを意味し、EC事業者とは、特段のことわりがない限りは、一般消費者との間で電子商取引を行う事業者のことを意味する。また、事業者とは、特段のことわりがない限りは、EC事業者が運営するサイト等を利用して、商品等を一般消費者向けに製造又は販売する事業者、電子マネーに係るサービスを提供する事業者、促進施策(キャンペーン)を企画、運営する事業者等のことを意味する。
さらに、以下の説明において、紹介者とは、特段のことわりがない限りは、知人等に所定の電子マネーの利用を紹介するユーザのことを意味し、被紹介者とは、特段のことわりがない限りは、上記紹介者から電子マネーの利用の紹介を受けるユーザのことを意味するものとする。
<<2. 第1の実施形態>>
<2.1 情報処理システム10の概略的な構成>
まずは、図1を参照して、本開示の第1の実施形態に係る情報処理システム10の概略的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム10の概略的構成を示したシステム図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10は、例えば、ユーザ端末(情報処理端末)100と、サービスサーバ(情報処理装置)200と、集約サーバ(情報集約装置)300とを含むことができる。上述のユーザ端末100と、サービスサーバ200と、集約サーバ300とは、互いに有線、又は、無線の各種の通信ネットワーク(図示省略)を介して通信することができる。なお、情報処理システム10に含まれるユーザ端末100、サービスサーバ200及び集約サーバ300は、図1に図示された数に限定されるものではなく、さらに多くてもよい。以下に、本実施形態に係る情報処理システム10に含まれる各装置の概略について説明する。
(ユーザ端末100)
ユーザ端末100は、ユーザが使用する、ユーザ保有の情報処理端末である。例えば、ユーザ端末100は、スマートフォン等の携帯電話、汎用PC(Personal Computer)、タブレット型端末、HMD(Head Mounted Display)やスマートウォッチ等のウェアラブルデバイス等であることができる。
ユーザ端末100は、例えば、EC事業者に対して商品もしくはサービスの注文、すなわち、EC事業者との間で電子商取引を行うことができる。より具体的には、ユーザ端末100は、ユーザの操作に従って、EC事業者が提供するECサイトを介して電子商取引を行ったり、EC事業者に電子メール等を送信したり、EC事業者からの電子メールを受信したりすることによって電子商取引を行うことができる。例えば、上記ECサイトは、販売商品の商品情報として、商品コード、商品名称、カテゴリ、イメージ画像、製造、販売元、販売価格等の情報等を含むとともに、ECサイトのURL(Uniform Resource Locator)を含む。ユーザ端末100は、このようなECサイトをユーザに向けて表示し、ユーザは、表示に従って操作を行うことにより、販売ログをEC事業者の管理するEC事業者サーバ400に向けて送信することにより、電子商取引を行うことができる。さらに、上記販売ログを受け付けたEC事業者サーバ400は、決済処理や配送処理を行い、例えば、上記ユーザに対して商品の購入を確認するための、販売ログの情報を含むような購入確認メール等をユーザ端末100へ送信する。なお、販売ログは、販売商品の商品コード、名称、販売日時、販売価格、購入者、販売サイト等の情報とともに、購入者によるサイト閲覧履歴の情報等を含むことができる。
また、ユーザ端末100は、上記ECサイトだけでなく、事業者が提供する販売促進のためのキャンペーンの広告サイト等を閲覧することができるような閲覧アプリケーションが搭載されている。また、ユーザ端末100は、後述するサービスサーバ200での判定に基づいて、事業者からインセンティブを付与されるためのインセンティブ用アプリケーションが搭載されている。例えば、上記インセンティブ用アプリケーションは、後述するサービスサーバ200での判定に基づいて、電子マネーのように利用することが可能なポイントを獲得するためのゲームを実行することができる。そして、当該インセンティブ用アプリケーションは、ユーザが上記ゲームを実行することにより、ゲーム結果に応じた所定の金額に相当するポイントを受領することができる。
さらに、ユーザ端末100は、当該ユーザ端末100を介してユーザが電子マネーによって決済を行うための電子マネー用アプリケーションが搭載されていてもよい。より具体的には、ユーザ端末100は、上記アプリケーションが搭載され、実店舗に設置されたリーダライタにかざされることで、ユーザに関する識別情報等(例えば、会員ID、氏名、会員登録日、会員登録店舗等)や保有する電子マネーの情報(例えば、利用金額、利用可能金額等)をリーダライタに提供することができ、商品購入の際の決済処理を行うことができる。そして、決済処理に関する情報は、電子マネーに関するサービスを提供する事業者が管理するサーバ(図示省略)に送信され、当該事業者は、ユーザが利用した電子マネーの利用金額や、利用場所、購入商品等の情報を取得することができる。
また、ユーザ端末100は、例えば、レシート600(図13 参照)等の画像を撮像することもでき、撮像した画像データを他のサーバ(図示省略)に送信することもできる。さらに、ユーザ端末100は、後述するサービスサーバ200等の他のサーバとの間で情報の送受信を行うこともできる。
なお、上記の機能はあくまで一例であり、ユーザ端末100は上記以外の機能を適宜有していてもよい。さらに、ユーザ端末100は、一台で複数の機能を有していてもよい。また、ユーザ端末100の詳細構成については後述する。
(サービスサーバ200)
サービスサーバ200は、例えば、事業者によって管理されている、ユーザが操作するユーザ端末100と通信可能なコンピュータである。例えば、サービスサーバ200は、ユーザの行った電子商取引等がインセンティブを付与される条件(所定の条件)を満たしているかを判定し、判定結果に基づいて、ユーザにインセンティブを付与することができる。また、サービスサーバ200は、上記判定を行うにあたり用いる購入履歴(取引履歴)を取得するために、後述する集約サーバ300との間で、情報の送受信を行うことができる。なお、上記の機能はあくまで一例であり、サービスサーバ200は上記以外の機能を適宜有していてもよい。また、サービスサーバ200の詳細構成については後述する。
(集約サーバ300)
集約サーバ300は、EC事業者が管理するEC事業者サーバ(情報管理装置)400a、400b、400cからユーザに関する購買履歴(取引履歴)を集約するためのコンピュータである。EC事業者サーバ400は、ECサイトを通じて電子商取引の手続きを行うための情報、例えば、ユーザから送信された販売ログ等や、決済の状況、商品の配送状況といった情報等を格納している。そこで、集約サーバ300は、EC事業者サーバ400からユーザの購買履歴を取得し、集約する。さらに、上述のサービスサーバ200は、集約サーバ300から、所定のユーザの購入履歴を取得することができる。なお、集約サーバ300の詳細構成については後述する。
なお、上述のサービスサーバ200と集約サーバ300とは、API(Application Programming Interface)、すなわち、両者に共通するインタフェースを介して、購入履歴の情報を送受信する、言い換えると連携することが好ましい。
なお、本実施形態においては、サービスサーバ200及び集約サーバ300は、それぞれ単一の装置によって実現されていなくてもよい。例えば、上述のサービスサーバ200及び集約サーバ300のそれぞれは、有線又は無線の各種の通信ネットワーク(図示省略)を介して接続され、互いに協働する複数の装置によって実現されてもよい。
<2.2 ユーザ端末100の詳細構成>
以上、本実施形態に係る情報処理システム10の概要を説明した。次に、本実施形態に係る情報処理システム10に含まれる各装置の詳細構成について順次説明する。まずは、ユーザ端末100の詳細構成を、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るユーザ端末100の機能ブロックの一例を示す図である。
本実施形態に係るユーザ端末100は、図2に示すように、表示部110と、入力部120と、記憶部130と、制御部140と、通信部160と、撮像部170とを主に有する。以下に、ユーザ端末100の各機能ブロックについて順次説明する。
(表示部110)
表示部110は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light-Emitting Diode)又はCRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイを含む表示モジュールである。表示部110は、例えば、EC事業者から提供されるECサイトや販売促進のためのキャンペーンサイトの画像を表示するために使用される。なお、表示部110は、ユーザ端末100の一部として構成されていなくてもよく、例えば、ユーザ端末100と有線又は無線で接続される表示装置が表示部110として扱われてもよい。
(入力部120)
入力部120は、ユーザ端末100へのデータ、コマンドの入力を受け付ける。より具体的には、当該入力部120は、タッチパネル、キーボード等により実現され、ユーザからのコマンド指示の入力を受け付けることができる。
(記憶部130)
記憶部130は、ユーザ端末100内に設けられた、例えば、ハードディスク(Hard Disk:HD)等の磁気記録媒体や、不揮発性メモリ等により実現され、各種情報を記憶する。例えば、記憶部130は、例えば、ユーザによって撮像されたレシート600(図13 参照)の画像データを格納することができる。また、記憶部130は、ユーザ端末100で実行され得る各種のアプリケーションを格納することができる。さらに、記憶部130は、電子マネーを用いた決済についての一連の処理で使用される各種情報(会員情報、利用可能金額、電子決済情報等)の情報を格納してもよい。なお、上述した各種情報は、あくまで一例であり、記憶部130はその他の情報を格納してもよい。
(制御部140)
制御部140は、ユーザ端末100内に設けられた、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアにより実現され、ユーザ端末100によって実行される各種処理を行うことができる。
(通信部160)
通信部160は、例えば、通信アンテナ、送受信回路やポート等の通信デバイスにより実現され、サービスサーバ200等の他のサーバとの間で情報の送受信を行うことができる。例えば、通信部160は、サービスサーバ200からの電子メールを受信することができる。また、通信部160は、画像データをサービスサーバ200へ送信することができる。加えて、通信部160は、決済についての一連の処理で使用される各種情報を他のサーバ等へ、リーダライタを介して送信してもよい。なお、上述の各種の通信内容はあくまで一例であり、通信部160はその他の情報を通信してもよい。
(撮像部170)
撮像部170は、画像を撮像するカメラモジュールである。撮像部170は、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いて被写体(例えば、レシート600)を撮像し、画像データを生成する。
なお、図2に示される各種の機能ブロックはあくまでも一例であり、ユーザ端末100は、図2に示されていない他の機能ブロックを有していてもよい。
<2.3 サービスサーバ200の詳細構成>
以上、本実施形態に係るユーザ端末100の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係るサービスサーバ200の詳細構成について、図3から図5を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るサービスサーバ200の機能ブロックの一例を示す図である。図4は、本実施形態に係る購入履歴DB232の一例を説明するための説明図であり、図5は、本実施形態に係る獲得条件DB234の一例を説明するための説明図である。
本実施形態に係るサービスサーバ200は、先に説明したように、ユーザの行った電子商取引等がインセンティブを付与される条件を満たしているかを判定し、判定結果に基づいて、ユーザにインセンティブを付与することができる。詳細には、図3に示すように、サービスサーバ200は、入力部220と、記憶部230と、制御部240と、通信部260とを主に有することができる。以下に、サービスサーバ200の各機能ブロックについて順次説明する。
(入力部220)
入力部220は、サービスサーバ200へのデータ、コマンドの入力を受け付ける。より具体的には、当該入力部220は、タッチパネル、キーボード等により実現され、事業者からのインセンティブを付与されるための条件についての情報の入力を受け付けることができる。
(記憶部230)
記憶部230は、サービスサーバ200内に設けられた、例えば、ハードディスク等の磁気記録媒体や、不揮発性メモリ等により実現され、後述する制御部240が各種の処理を実行するためのプログラム等や、処理を行うための情報、受信した情報等を格納する。例えば、記憶部230は、事業者によって入力された上記条件についての情報や、集約サーバ300から取得した購入履歴を格納することができる。なお、上述した各種情報は、あくまで一例であり、記憶部230はその他の情報を格納してもよい。詳細には、図3に示すように、記憶部230は、購入履歴DB(Data Base)232、獲得条件DB234及びアカウントDB236を格納する。以下に、記憶部230に格納される情報の一例について説明する。
~購入履歴DB232~
購入履歴DB232は、図4に示すように、ユーザの識別情報(ユーザID)(例えば、後述する購入確認メールアドレス)に紐づけられた、ユーザの購入履歴(購入日時(取引日時)、購入曜日、購入店舗(例えば、EC事業者、実店舗等)、購入商品カテゴリ、購入商品(取引商品)、購入総額(取引金額)、購入商品カテゴリの組み合わせ数、支払方法(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー)、支払媒体種別(例えば、クレジットカード会社、電子マネーの種別)、ユーザの会員ランク、ポイントサービス又は電子マネーの会員番号、購入回数、初回購入であるか否かの判定結果等の各種の情報を格納する。なお、上述した各種情報は、あくまで一例であり、購入履歴DB232はその他の情報を格納してもよい。
~獲得条件DB234~
獲得条件DB234は、図5に示すように、事業者によって入力された、ユーザにインセンティブを付与する条件に関する情報を格納する。具体的には、獲得条件DB234は、図5に示すように、ユーザにインセンティブを付与する対象となる購入期間、購入曜日、購入店舗(例えば、EC事業者、実店舗等)、購入商品カテゴリ、購入商品名、購入総額、購入商品カテゴリの組み合わせ数(商品数)、購入回数、初回購入であるか否かの判定結果を条件とするか、支払方法(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー)、支払媒体種別(例えば、クレジットカード会社、電子マネーの種別)、ユーザの会員ランク等の各種の情報を格納する。
例えば、本実施形態においては、図5に示すように、異なる事業者(例えば、FN酒造、FN乳業、FN製粉)の販売する異なる商品を組み合わせて、ユーザにインセンティブを付与する対象となる商品としてもよい。このようにすることで、本実施形態によれば、複数の事業者に横断的な販売促進施策(キャンペーン)を容易に実施することができる。なお、上述した各種情報は、あくまで一例であり、獲得条件DB234はその他の情報を格納してもよい。
~アカウントDB236~
アカウントDB236は、サービスサーバ200が集約サーバ300から購入履歴を取得する際に使用するユーザの識別情報を格納する。例えば、アカウントDB236は、上記識別情報としての購入確認メールアドレス(詳細は後述する)を、ユーザが保有するユーザメールアドレスに紐づけて格納する。このようなアカウントDB236に格納された情報を用いることで、サービスサーバ200は、集約サーバ300からの、上記購入確認メールアドレスに係る電子メールを、上記ユーザメールアドレスを用いて、ユーザ(ユーザ端末100)に転送することができる。なお、集約サーバ300における購入履歴の集約方法によっては、当該アカウントDB236は設けられていなくてもよい。
(制御部240)
制御部240は、サービスサーバ200内に設けられた、例えば、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより実現され、サービスサーバ200によって実行される各種処理を行う。図3に示すように、当該制御部240は、情報取得部242と、判定部244と、出力制御部(インセンティブ付与部)246と、転送部(送信部)248とを主に有する。以下に、制御部240が有する各処理ブロックについて説明する。
~情報取得部242~
情報取得部242は、後述する集約サーバ300から所定のユーザの集約された購入履歴情報を、上記識別情報を用いて、取得することができる。購入履歴は、集約サーバ300によって、ユーザ毎に、複数のEC事業者とユーザとの間での取引に係る購入履歴が集約され、上記識別情報と紐づけられて管理されている。従って、情報取得部242は、上記識別情報を用いることで、特定のユーザの購入履歴を取得することができる。なお、情報取得部242は、ユーザ端末100からの求めに応じて、集約サーバ300から購入履歴を取得し、後述する判定部244に、取得した情報を出力することができる。
また、情報取得部242は、上述したユーザ端末100からレシート600(図13 参照)の画像データを取得することができる。情報取得部242は、取得した画像データに対して、画像処理及びOCR(Optical Character Recognition)を行い、当該画像データに表示された情報を抽出することにより、ユーザの実店舗での購入履歴(例えば、購入商品、購入金額、購入数等)の情報を取得することができる。そして、上述の同様に、情報取得部242は、後述する判定部244に、取得した情報を出力することができる。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、情報取得部242は、その他の処理を行ってもよい。
~判定部244~
判定部244は、取得した購入履歴に基づき、当該ユーザが、あらかじめ設定された、インセンティブを付与されるための条件を満たしているかの判定を行うことができる。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、判定部244は、その他の処理を行ってもよい。
~出力制御部246~
出力制御部246は、上述の判定部244の判定結果に基づいて、後述する通信部260を介してユーザ端末100へインセンティブに係る情報を出力することができる。例えば、上記判定部244が、ユーザが上記条件を満たしていると判定した場合には、出力制御部246は、電子マネーのように利用することが可能なポイントを獲得するためのゲームの実行を許可する旨の情報を、ユーザ端末100へ送信することができる。より詳細には、上記ゲームは、当該ゲームの結果に応じて上記ポイントをユーザに付与することができるゲームである。すなわち、本実施形態においては、インセンティブとして、上記ゲームを実行する権利をユーザに付与することとなる。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、出力制御部246は、その他の処理を行ってもよい。
~転送部248~
転送部248は、集約サーバ300からの、購入確認メールアドレスに係る電子メールを、購入確認メールアドレスに紐づけられたユーザメールアドレスを用いて、ユーザ(ユーザ端末100)に転送する。なお、集約サーバ300における購入履歴の集約方法によっては、当該転送部248は設けられていなくてもよい。
(通信部260)
通信部260は、例えば、送受信回路やポート等の通信デバイスにより実現され、ユーザ端末100、集約サーバ300等の他のサーバ等との間で情報の送受信を行うことができる。例えば、通信部260は、集約サーバ300からユーザの購入履歴を受信することができる。なお、上述の通信内容はあくまで一例であり、通信部260はその他の情報を送受信してもよい。
なお、図3に示される各種の機能ブロックはあくまでも一例であり、サービスサーバ200は、図3に示されていない他の機能ブロックを有していてもよい。
<2.4 集約サーバ300の詳細構成>
以上、本実施形態に係るサービスサーバ200の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係る集約サーバ300の詳細構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る集約サーバ300の機能ブロックの一例を示す図である。
本実施形態に係る集約サーバ300は、先に説明したように、EC事業者が管理するEC事業者サーバ400からユーザに関する購買履歴を集約することができる。詳細には、図6に示すように、集約サーバ300は、記憶部(管理部)330と、制御部340と、通信部360とを主に有することができる。以下に、集約サーバ300の各機能ブロックについて順次説明する。
(記憶部330)
記憶部330は、集約サーバ300内に設けられた、例えば、ハードディスク等の磁気記録媒体等により実現され、後述する制御部340が各種の処理を実行するためのプログラム等や、処理によって得た情報、受信した情報等を格納する。例えば、図6に示すように、記憶部330は、メールアドレスDB332及び購入履歴DB334等を格納する。なお、上述した格納情報は、あくまで一例であり、記憶部330はその他の情報を格納してもよい。
~メールアドレスDB332~
メールアドレスDB332は、後述する生成部350が生成した購入確認メールアドレスをユーザの識別情報として格納する。このようなメールアドレスDB332に格納された情報を用いることで、集約サーバ300は、EC事業者サーバ400から、ユーザに代わって受信した、上記ユーザに対して商品の購入を確認するための購入確認メールから、購入履歴を取得することができる。集約サーバ300は、異なるEC事業者からの購入確認メールであっても、同一の購入確認メールアドレスであれば、同一のユーザに紐づけることができるから、当該ユーザに係る購入履歴を集約することができる。
~購入履歴DB334~
購入履歴DB334は、識別情報としての購入確認メールアドレスに紐づけられた、ユーザの購入履歴を格納する。なお、格納される情報は、上述した購入履歴DB232と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
(制御部340)
制御部340は、集約サーバ300内に設けられた、例えば、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより実現され、集約サーバ300によって実行される各種処理を行う。例えば、制御部340は、図6に示されるように、情報取得部(集約部)342と、転送部348と、生成部350とを主に有する。以下に、制御部340が有する各処理ブロックについて説明する。
~情報取得部342~
情報取得部342は、先に説明したように、EC事業者サーバ400から、ユーザに代わって受信した、上記ユーザに対して商品の購入を確認するための購入確認メールから、購入履歴を取得する。情報取得部342は、異なるEC事業者からの購入確認メールであっても、同一の購入確認メールアドレスであれば、購入履歴の情報を同一のユーザに紐づけて集約することができる。
~転送部348~
転送部348は、集約サーバ300からの、購入確認メールアドレスに係る電子メールを、上述したサービスサーバ200へ転送する。
~生成部350~
生成部350は、上述の購入確認メールアドレスを生成することができる。詳細には、生成部350は、ユーザ端末100からのサービスサーバ200を介した要求に応じて、購入確認メールアドレスを生成し、生成した購入確認メールアドレスを、サービスサーバ200を介してユーザ端末100に通知する。この際、サービスサーバ200は、購入確認メールアドレスをユーザから通知されたユーザメールアドレスと紐づけて格納する。購入確認メールアドレスを通知されたユーザは、EC事業者との間で電子商取引を行う際に用いる電子メールのアドレスとして、上記購入確認メールアドレスをEC事業者に登録する。このようにすることで、EC事業者からの購入確認メールは、集約サーバ300に受信され、集約サーバ300は、受信した電子メールから購入履歴を取得することができる。また、本実施形態においては、直接ユーザから購入確認用メールを管理するシステムへログインするためのログイン用ID及びパスワードを直接預かってもよい。この場合、集約サーバ300は、預かったログイン用ID等を用いて、購入確認用メールを格納するメールボックスから該当するメールを取得することができる。さらに、本実施形態においては、集約サーバ300がユーザに代わってEC事業者からの購入確認メールを受信、取得した場合であっても、集約サーバ300及びサービスサーバ200を介して、ユーザの保有するユーザメールアドレス宛てに、当該購入確認メールを転送するようにしてもよい。
(通信部360)
通信部360は、例えば、送受信回路やポート等の通信デバイスにより実現され、ユーザ端末100、サービスサーバ200等の外部装置との通信を行うことができる。例えば、通信部360は、サービスサーバ200からの要求に応じて、購入確認メールアドレスと紐づけて、ユーザの購入履歴をサービスサーバ200へ送信することができる。なお、上述の通信内容はあくまで一例であり、通信部360はその他の情報を送受信してもよい。
<2.5 集約サーバ300aの変形例>
また、集約サーバ300は、以下のように変形することもできる。以下に、本実施形態の変形例に係る集約サーバ300aの詳細構成について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の変形例に係る集約サーバ300aの機能ブロックの一例を示す図である。本変形例に係る集約サーバ300aは、図7に示すように、上述の集約サーバ300と同様に、記憶部330aと、制御部340aと、通信部360とを主に有することができる。本変形例においては、記憶部330aが、メールアドレスDB332に代わりに、ログインアカウントDB332aを有しており、制御部340aは、購入履歴の取得の方法が上述の方法とは異なる情報取得部342aを有する。ここでは、上述の集約サーバ300と共通する点については詳細な説明を省略し、異なる点のみを説明する。
(記憶部330a)
記憶部330aは、集約サーバ300a内に設けられた、後述する制御部340aが各種の処理を実行するためのプログラム等を格納する。例えば、図7に示すように、記憶部330aは、ログインアカウントDB332aと、上述した購入履歴DB334とを格納する。
~ログインアカウントDB332a~
ログインアカウントDB332aは、ユーザが保有する、各EC事業者の管理するEC事業者サーバ400へログインのためのログインアカウント(なお、ログインアカウントは、事前に、ユーザから提供される)を、ユーザの識別情報(ユニークID)と紐づけて格納する。本変形例においては、購入履歴DB334は、EC事業者サーバ400から取得した購入履歴を上記識別情報に紐づけて格納する。従って、本変形例によれば、異なるEC事業者からの購入履歴であっても、各ユーザに割当てられた1つの識別情報に紐づけることができるから、当該ユーザに係る購入履歴を集約することができる。さらに、サービスサーバ200は、上記識別情報を用いることで、集約サーバ300から購入履歴を取得することができ、取得した購入履歴は、上記識別情報と紐づけて格納する。
すなわち、本実施形態においては、上記ログインアカウントは、サービスサーバ200ではなく集約サーバ300にて管理される。さらに、一人のユーザが複数のEC事業者に係る複数のログインアカウントを保有している場合であっても、集約サーバ300にて、ユーザの識別情報に複数のログインアカウントを紐づけることにより、ユーザの購入履歴を集約することができる。
(制御部340a)
制御部340aは、集約サーバ300a内に設けられた、例えば、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより実現され、集約サーバ300aによって実行される各種処理を行う。例えば、制御部340aは、図7に示されるように、情報取得部342aを主に有する。
~情報取得部342a~
情報取得部342aは、EC事業者サーバ400から、上記識別情報に紐づけられたログインアカウントを用いて、購入履歴を取得する。例えば、集約サーバ300は、EC事業者サーバ400が提供するECサイト(HTMLコンテンツ)のユーザに係るページから購入履歴を抽出するスクレイピングを行うように構成されている。もしくは、集約サーバ300とEC事業者サーバ400とは、API、すなわち、両者に共通するインタフェースを介して、購入履歴の情報を送受信するように構成されていてもよい。
<2.6 情報処理方法>
以上、本実施形態に係る情報処理システム10に含まれる各装置の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係る情報処理方法について、図8から図11を参照して、本実施形態に係る情報処理方法について説明する。図8は、本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。また、図9及び図10は、本実施形態に係る抽選ゲームの表示画面602、604の一例を説明するための説明図である。さらに、図11は、本実施形態に係るエントリーの表示画面606の一例を説明するための説明図である。
詳細には、本実施形態に係る情報処理方法は、図8に示すように、ステップS101からステップS111までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細について説明する。
(ステップS101)
事業者は、ユーザにインセンティブを付与する条件をサービスサーバ200に入力し、条件を設定する。設定された条件に関する情報は、上述した獲得条件DB234に格納される。
例えば、獲得条件DB234は、図5に示すように、ユーザにインセンティブを付与する対象となる購入期間、購入曜日、購入店舗(例えば、EC事業者、実店舗等)、購入商品カテゴリ、購入商品名、購入総額、購入商品カテゴリの組み合わせ数、購入回数、初回購入であるか否かの判定結果を条件とするか、支払方法(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー)、支払媒体種別(例えば、クレジットカード会社、電子マネーの種別)、ユーザの会員ランク等の各種の情報を格納する。具体的には、図5に示す例においては、2018年2月1日から4月30日の間に、実店舗及びEC事業者との間で、「FN酒造 サワー缶」、「FN乳業 SSチーズ」及び「FN製粉 FN100%パスタ10mm」のうちのいずれか2商品を、各200円以上購入した場合に、インセンティブが付与される場合の条件が示されている。また、インセンティブが付与される制限回数については、3回までと設定されている。なお、本実施形態においては、設定される条件は、図5にしめすような条件に限定されるものではなく、様々な設定が可能である。
本実施形態においては、対象となる店舗は、実店舗に限定されるものではなく、EC事業者であってもよい。さらに、EC事業者についても、1つのEC事業者に限定されるものではなく、複数のEC事業者に跨って設定することができる。さらに、本実施形態においては、対象となる商品も、同一の事業者(販売者、製造者)が販売する商品であることに限定されるものではなく、異なる事業者が販売する商品を組み合わせることができる。例えば、図5に示される条件では、「FN酒造」、「FN乳業」及び「FN製粉」と異なる事業者が横断的にタイアップして、消費者に、パスタとチーズとお酒とを同時に楽しむことを提案することにより、横断的に販売促進を行おうとすることを目的としている。また、本実施形態においては、対象となる決済の方法についても、複数の電子マネーを跨って設定することもできる。このように、本実施形態においては、対象となるEC事業者、販売事業者、決済方法、電子マネーの種別、商品等を横断的に設定することや、対象期間、対象金額、支払方法等を細かく、柔軟に、且つ、予め設定することができることから、より効果的な促進施策を可能とすることができる。
(ステップS103)
集約サーバ300は、ユーザがEC事業者から商品を購入したことを確認するための購買確認メールをEC事業者サーバ400から受信する。先に説明したように、集約サーバ300は、予め、ユーザ端末100からのサービスサーバ200を介した要求に応じて、購入確認メールアドレスを生成し、生成した購入確認メールアドレスを、サービスサーバ200を介してユーザ端末100に通知する。そして、購入確認メールアドレスを通知されたユーザは、EC事業者との間で電子商取引を行う際に用いる電子メールのアドレスとして、上記購入確認メールアドレスをEC事業者に登録する。このようにすることにより、EC事業者からの購入確認メールは、集約サーバ300に受信される。この際、集約サーバ300は、サービスサーバ200を介して、ユーザの保有するユーザメールアドレス宛てに、当該購入確認メールを転送する。
(ステップS105)
集約サーバ300は、受信した購入確認メールから、ユーザの購入履歴を取得して、購入履歴DB334に格納する。その際、集約サーバ300は、購入確認メールアドレスと紐づけて購入履歴を格納する。例えば、購入履歴は、ユーザがEC事業者との間で行った取引の日時、商品、金額等の情報を含み、より具体的には、図4に示される各種の情報を含む。
(ステップS107)
サービスサーバ200は、ユーザ端末100からの要求に応じて(ユーザがユーザ端末100にて所定のアプリケーションを操作することによって、ユーザ端末100から、要求がサービスサーバ200へ送信される)、該当するユーザの購入履歴を集約サーバ300の購入履歴DB334から取得する。
そして、サービスサーバ200は、獲得条件DB234に格納された条件に関する情報と、取得した購入履歴とを比較して、ユーザがインセンティブを付与するための条件を満たしているかを判定する。サービスサーバ200は、条件を満たしていないと判定した場合には、処理を終了し、条件を満たしている場合には、ステップS109へ進む。
なお、この際、悪質なユーザによるインセンティブの二重取り等があることから、サービスサーバ200は、二重取りが無いか否かを判定する。例えば、1つの端末に同一のサービスに係るアプリケーションを複数インストールすることができないようにしてあっても、一人のユーザが複数の端末を有することにより、同一人物による複数のインセンティブの獲得が可能である場合がある。従って、サービスサーバ200は、各種の識別情報等を用いて、同一人物によってインセンティブの二重取りがされていないかを判定する。
(ステップS109)
サービスサーバ200は、電子マネーのように利用することが可能なポイントを獲得するためのゲームの実行を許可する旨の情報を、ユーザ端末100へ送信する。当該情報を受信したユーザ端末100は、例えば、図9に示すような抽選ゲームに係る表示画面602を表示する。そして、ユーザは、ユーザ端末100を介して、上述のように許可された抽選ゲームを実施することができる。なお、図9に示される表示画面602は、抽選ゲームに係る表示画面の一例であって、このような形態に限定されるものではない。
(ステップS111)
ユーザは、上述のステップS109で実施した抽選ゲームの結果に基づいて、ポイントを獲得する。ユーザ端末100は、例えば、図10に示すような抽選ゲームに係る表示画面604を表示することにより、ユーザにポイントを付与することとなる。なお、獲得したポイントの情報は、ユーザ端末100によって、電子マネーに係るサービスを提供する事業者のサーバ(図示省略)に送信されることにより、ユーザにポイントを付与する処理がなされることとなる。また、図10に示される表示画面604は、抽選ゲームに係る表示画面の一例であって、このような形態に限定されるものではない。そして、サービスサーバ200は、ステップS107へ戻る。
なお、本実施形態においては、インセンティブの付与は、抽選ゲームの実行に限定されるものではなく、例えば、このようなゲームの実施を介することなくポイントが付与されてもよく、割引クーポンの提供であってもよい。
なお、上述の説明においては、ユーザがユーザ端末100にて所定のアプリケーションを操作することによって、ユーザ端末100から、要求がサービスサーバ200へ送信されることで、サービスサーバ200が自動的に条件を満たしているかを判定していた。しかしながら、本実施形態はこのような方法に限定されるものではなく、ユーザが購入した商品の一覧表を確認して、キャンペーン(促進施策)に応募(エントリー)するか否かを判断し、判断に応じて、ユーザに対して応募の操作を行わせるようにしてもよい。
例えば、本実施形態においては、図11に示すように、ユーザ端末100に、ユーザが購入した商品の一覧表であるエントリーの表示画面606を表示してもよい。また、複数のキャンペーンが存在する場合には、各キャンペーンの対象となっており、且つ、ユーザが購入した商品のみの一覧を表示画面606に表示してもよい。そして、ユーザは、このような表示画面606を介して、商品等を選択することにより、応募するキャンペーンを選択することができる。
また、上述した情報処理方法においては、購入確認メールアドレスを利用して、所定のユーザの購入履歴を集約していたが、本実施形態においては、これに限定されるものではなく、ユーザの識別情報(ユニークID)と紐づけられた、ユーザが保有する各EC事業者の管理するEC事業者サーバ400へログインのためのログインアカウントを利用して、ユーザの購入履歴を集約してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、電子商取引における商品購買においても、消費者は、インセンティブを獲得することができる。従って、本実施形態によれば、消費者が上記ポイントを獲得する機会を各段に増やすことができることから、効果的に、商品の購買促進等につなげることができる。加えて、本実施形態によれば、電子商取引に係る情報を収集することもできることから、より多くの消費者の消費活動に関する情報を収集することができ、収集した情報を今後のマーケティング活動に生かすことができる。
また、本実施形態においては、対象となるEC事業者、販売事業者、決済方法、電子マネーの種別、商品等を横断的に設定することや、対象期間、対象金額、支払方法等の条件を細かく、柔軟に設定することができることから、より効果的な促進施策を可能とすることができる。特に、これまでは、購入期間と購入商品とを条件とするような、シンプルな条件しか設定することができなかったが、本実施形態によれば細かく、複数の条件を設定することはできることから、より効果的な促進施策を行うことができる。さらに、これまでは、横断的に複数のEC事業者を対象とするような促進施策を行うことが難しかったが、本実施形態によれば、横断的に複数のEC事業者を対象とすることができることから、より効果的な促進施策を行うことができる。加えて、本実施形態によれば、横断的に条件を設定することができることから、同一の促進施策に参加する事業者(タイアップ事業者)の数を増やすこともでき、大きなビジネスチャンスを創出することもできる。
<<3. 第2の実施形態>>
上述した本開示の第1の実施形態は、EC事業者からの商品購入を対象としてインセンティブを付与する促進施策を実現するものであった。しかしながら、実際には、商品を購入するチャネルは、EC事業者だけに限定されるものではなく、例えば、実店舗で購入することもある。そこで、以下に説明する本開示の第2の実施形態においては、EC事業者及び実店舗からの商品購入を対象としてインセンティブを付与する促進施策を実現する。以下に、第2の実施形態の詳細を説明する。なお、本実施形態に係る情報処理システム10及び情報処理システム10に含まれる各装置の詳細構成は、上述の第1の実施形態と共通する。従って、ここでは、本実施形態に係る情報処理システム10及び情報処理システム10に含まれる各装置の構成の詳細な説明を省略する。
まずは、本実施形態に係る情報処理方法について、図12及び図13を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理方法について説明する。図12は、本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートであり、図13は、本実施形態で用いるレシート600の一例を説明するための説明図である。
詳細には、本実施形態に係る情報処理方法は、図12に示すように、ステップS201からステップS221までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細について説明する。
(ステップS201)
事業者は、第1の実施形態と同様に、ユーザにインセンティブを付与する条件をサービスサーバ200に入力し、条件を設定する。設定された条件に関する情報は、上述した獲得条件DB234に格納される。
(ステップS203)
ユーザは、ユーザ端末100を用いて、実店舗から商品を購入したことを確認することができるレシート600を撮像し、撮像画像データをサービスサーバ200へ送信する。サービスサーバ200は、送信されたレシート600の画像データを受信する。
(ステップS205)
サービスサーバ200は、受信した撮像画像データに対して、画像処理及びOCRを行い、当該画像データに表示された情報を抽出することにより、ユーザの実店舗での購入履歴(例えば、購入商品、購入金額、購入数等)の情報を取得することができる。例えば、図13に示すようにレシート600には、商品に紐づけられた、数字の列からなる商品コード(例えば、JANコード等)が含まれている場合には、商品コードを抽出することで、ユーザが購入した商品の情報を取得することができる。なお、図13に示されるレシート600は、本実施形態に係るレシート600の一例であって、このような形態に限定されるものではない。
そして、サービスサーバ200は、取得した購入履歴を購入履歴DB232に格納する。
(ステップS207)
そして、サービスサーバ200は、獲得条件DB234に格納された条件に関する情報と、取得した購入履歴とを比較して、ユーザがインセンティブを付与するための条件を満たしているかを判定する。サービスサーバ200は、条件を満たしていないと判定した場合には、ステップS213へ進み、条件を満たしている場合には、ステップS209へ進む。
(ステップS209、ステップS211)
ステップS209及びステップS211は、図8に示される、第1の実施形態に係るステップS109及びステップS111と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
(ステップS213~ステップS221)
ステップS213からステップS221は、図8に示される、第1の実施形態に係るステップS103からステップS111と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、EC事業者及び実店舗からの商品購入を対象としてインセンティブを付与する促進施策を実現することができる。従って、本実施形態によれば、消費者が上記ポイントを獲得する機会を各段に増やすことができることから、効果的に、商品の購買促進等につなげることができる。
<<4. 第3の実施形態>>
ところで、本発明者らは、先に説明したように、実店舗における電子マネーの利用額に応じて、消費者に対してポイントを獲得するためのゲームを行う権利がインセンティブとして付与されるといった、電子マネーの利用を促進する利用促進施策(キャンペーン)について検討を重ねていた。そして、このような利用促進施策については、事業者が、インターネット等を使って消費者に広告してきた。しかしながら、上述の事業者による広告は、事業者側からインセンティブの付与に関する情報等が一方向で提供されるだけであることから、消費者に電子マネーの利用へ導く強い動機づけを行うことに限界があった。
そこで、本発明者らは、上述のような状況を鑑みて、より効果的な利用促進施策を行おうと鋭意検討を重ねてきた。そのような検討の中で、本発明者らは、知人の紹介を利用することにより、消費者に電子マネーの利用へ導く強い動機づけが可能ではないかと考えた。詳細には、電子マネーについては、「利用が難しい」、「仕組みが難しい」等のイメージが障壁となって、多くの消費者に利用されているとは言えない状況にある。しかしながら、日常的に電子マネーを利用している知人から、電子マネーの利用を勧められた場合には、利用に関してわからないことがあればすぐに知人に尋ねればよいという安心感もあり、被紹介者は電子マネーを利用する行動に移りやすくなると、本発明者らは考えたのである。このような独自の着想を踏まえて、本発明者らは、上述した本開示の実施形態に、知人に対する電子マネーの利用の紹介に応じて、紹介者及び被紹介者にインセンティブを付与する利用促進施策を実現するような機能を適用した、本開示の第3の実施形態を創作するに至ったのである。
すなわち、以下に説明する第3の実施形態は、所定の電子マネーの利用を紹介した紹介者(他のユーザ)と、当該紹介を受けて新たに当該電子マネーを利用した被紹介者(ユーザ)とにインセンティブを付与するキャンペーンを実現することができる。本実施形態によれば、日常的に所定の電子マネーを利用する紹介者が電子マネーを紹介することにより、被紹介者は安心感を持つことができることから、被紹介者による電子マネーの利用を促進することができる。さらに、本実施形態によれば、被紹介者の電子マネーの利用により、紹介者及び被紹介者にインセンティブが付与されることから、紹介者に対して紹介を行う強い動機づけ、被紹介者に対して利用する強い動機づけを行うことができる。なお、本実施形態においては、被紹介者に対する電子マネーの利用の紹介は、紹介者によるものに限定されるものではなく、事業者による広告(店頭ポスター、新聞広告、雑誌広告、インターネット広告、SNS(Social Networking Service)、電子メール等)による紹介であってもよい。
なお、以下に説明する本実施形態においては、被紹介者がどのような流入経路を経て電子マネーの利用に至ったかに応じて、インセンティブが付与されるか否かを決定したり、付与されるインセンティブの内容を決定したりすることができる。ここで、流入経路とは、具体的には、被紹介者が、紹介者(紹介者は、ユーザだけでなく、事業者による店頭ポスター等であってもよい)による紹介によってインセンティブ用アプリケーションを自身の保有するユーザ端末100に搭載(インストール)することにより電子マネーの利用に至るケース、被紹介者が、事業者による利用促進施策(キャンペーン)のインターネット広告を閲覧したことによる電子マネーの利用に至るケース等のことを意味する。本実施形態においては、後述する紹介コード(流入経路情報)を利用して、被紹介者がどのような流入経路を経て電子マネーの利用に至ったかの情報を取得することが可能であり、流入経路に応じてインセンティブを被紹介者に付与することができることから、電子マネーの利用をより効果的に促進させることができる。加えて、本実施形態によれば、事業者が流入経路に係る情報を収集することもできることから、収集した情報を今後のマーケティング活動や広告宣伝活動に生かすこともできる。以下に、本発明者らが創作した本開示の第3の実施形態の詳細を順次説明する。
<4.1 情報処理システム10aの概略的な構成>
まずは、図14を参照して、本開示の第3の実施形態に係る情報処理システム10aの概略的な構成について説明する。図14は、本実施形態に係る情報処理システム10aの概略的構成を示したシステム図である。
図14に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10aは、例えば、ユーザ端末100と、サービスサーバ200aと、集約サーバ300と、コード管理サーバ500とを主に含むことができる。上述のユーザ端末100と、サービスサーバ200aと、集約サーバ300と、コード管理サーバ500とは、互いに有線、又は、無線の各種の通信ネットワーク(図示省略)を介して通信することができる。以下に、本実施形態に係る情報処理システム10aに含まれる各装置の概略について説明する。なお、本実施形態においては、ユーザ端末100及び集約サーバ300とは、第1の実施形態と同様であることから、ここではこれらの説明は省略する。
(サービスサーバ200a)
サービスサーバ200aは、第1の実施形態と同様に、例えば、事業者によって管理されている、ユーザが操作するユーザ端末100と通信可能なコンピュータである。例えば、サービスサーバ200aは、被紹介者が電子マネーを利用するに至る流入経路に応じて、被紹介者等にインセンティブを付与することができる。なお、上記の機能はあくまで一例であり、サービスサーバ200aは上記以外の機能を適宜有していてもよい。また、サービスサーバ200aの詳細構成については後述する。
(コード管理サーバ500)
コード管理サーバ500は、上記流入経路に関する情報を取得するための紹介コード等を管理するためのサーバであり、ユーザが操作するユーザ端末100と通信可能なコンピュータである。例えば、コード管理サーバ500は、ユーザ端末100からの要求に応じて、紹介コードを発行したり、ユーザ端末100から受信した紹介コード、流入経路に係る情報等を受信し、被紹介者がインセンティブを付与される条件を満たしているかを判定したりすることができる。なお、上記の機能はあくまで一例であり、コード管理サーバ500は上記以外の機能を適宜有していてもよい。また、コード管理サーバ500の詳細構成については後述する。
<4.2 コード管理サーバ500の詳細構成>
以上、本実施形態に係る情報処理システム10aの概要を説明した。次に、本実施形態に係るコード管理サーバ500の詳細構成について、図15及び図16を参照して説明する。図15は、本実施形態に係るコード管理サーバ500の機能ブロックの一例を示す図であり、図16は、本実施形態に係るコードDB532の一例を説明するための説明図である。
本実施形態に係るコード管理サーバ500は、先に説明したように、コード情報を管理するためのサーバである。詳細には、図15に示すように、コード管理サーバ500は、記憶部530と、制御部540と、通信部560とを主に有することができる。以下に、コード管理サーバ500の各機能ブロックについて順次説明する。
(記憶部530)
記憶部530は、コード管理サーバ500内に設けられた、例えば、ハードディスク等の磁気記録媒体等により実現され、後述する制御部540が各種の処理を実行するためのプログラム等や、処理を行うための情報、受信した情報等を格納する。例えば、記憶部530は、後述する発行部548が発行した紹介コードの情報を格納することができる。なお、上述した格納情報は、あくまで一例であり、記憶部530はその他の情報を格納してもよい。詳細には、図15に示すように、記憶部530は、例えばコードDB532を格納する。
~コードDB532~
コードDB532は、紹介者の保有するユーザ端末100からの要求に応じて発行されたコード(例えば、紹介コード)の情報を格納する。詳細には、後述する情報取得部542は、図16のコードDB532aに示すように、紹介者の保有するユーザ端末100から送信されたシステムID、キャンペーンID、紹介者ID(例えば、紹介者の保有するユーザ端末100に搭載されたインセンティブ用アプリケーションに紐づけられた識別情報等)、紹介者が利用した電子マネー種別を取得する。そして、後述する発行部548は、取得したこれらの情報に紐づけるように、紹介コードを発行し、コードDB532aは、紹介コードの有効期限の情報とともに、当該紹介コードを格納する。
さらに、情報取得部542は、被紹介者の保有するユーザ端末100から送信された、紹介コード(例えば、紹介コードは、紹介者によって被紹介者に通知され、被紹介者が通知された紹介コードを上記ユーザ端末100に入力する)、被紹介者ID(例えば、紹介者の保有するユーザ端末100に搭載されたインセンティブ用アプリケーションに紐づけられた識別情報等)、及び、被紹介者が紹介コードを入力、すなわち登録した登録日時等の情報を取得する。そして、図16に示すコードDB532bは、紹介コードに紐づけられた他の情報(システムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネー種別)とともに、被紹介者ID及び紹介コードの登録日時の情報を紐づけて格納する。
なお、システムIDとは、後述するサービスサーバ200aを識別するための情報であり、キャンペーンIDとは、利用促進施策(キャンペーン)を識別するための情報である。紹介者IDとは、電子マネーを紹介する紹介者に紐づけられた識別情報であり、例えば、紹介者の保有するユーザ端末100に搭載されたインセンティブ用アプリケーションに紐づけられた識別情報や、紹介者が電子マネーを利用する際に用いる識別情報であることができる。また、被紹介者IDは、電子マネーを紹介された被紹介者に紐づけられた識別情報であり、例えば、紹介者の保有するユーザ端末100に搭載されたインセンティブ用アプリケーションに紐づけられた識別情報や、被紹介者が電子マネーを利用する際に用いる識別情報であることができる。また、被紹介者IDは、上記識別情報の他に、被紹介者がアプリケーションのインストールを行ったことや、被紹介者が上記キャンペーンのインターネット広告を閲覧したことを認識するための認識情報を含んでいてもよい。このような場合、被紹介者IDは、認識情報を含むような形式で、コード管理サーバ500やサービスサーバ200aへ送信されることとなる。さらに、本実施形態においては、例えば、上記被紹介者IDと上記紹介コードとは一対一対応であってもよい。この場合、一対一対応させるようにすることにより、一人の被紹介者に対して、1つの紹介コードによるインセンティブ用アプリケーションのインストールを一回に限定することができる。
なお、上述の説明においては、紹介コードは、紹介者の保有するユーザ端末100からの要求に応じて発行されるものとして説明したが、本実施形態においては、これに限定されるものではない。本実施形態においては、例えば、事業者の求めに応じて予め発行されていてもよい。この場合、コードDB532は、紹介コードの有効期限の情報とともに、予め発行した紹介コードを格納することとなる。
(制御部540)
制御部540は、コード管理サーバ500内に設けられた、例えば、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより実現され、コード管理サーバ500によって実行される各種処理を行う。図15に示すように、当該制御部540は、情報取得部542と、判定部544と、発行部548とを主に有する。以下に、制御部540が有する各処理ブロックについて説明する。
~情報取得部542~
情報取得部542は、紹介者の保有するユーザ端末100から送信されたシステムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネー種別等を取得し、取得した情報を後述する発行部548及び記憶部530に出力する。また、情報取得部542は、被紹介者の保有するユーザ端末100から送信された、紹介コード、被紹介者ID及び紹介コードの登録日時の情報等を取得し、判定部544及び記憶部530に出力する。本実施形態においては、紹介コードや紹介者IDを取得することができることから、被紹介者が、どのような紹介者の紹介を経て電子マネーの利用に至ったこと(流入経路)を認識することができる。
また、情報取得部542は、被紹介者の保有するユーザ端末100から送信された、被紹介者が閲覧した、事業者によるキャンペーンのインターネット広告のページのURL(Uniform Resource Locator)パラメータから、紹介コードを取得してもよい。詳細には、被紹介者は、自身の保有するユーザ端末100を用いて、上記URLに係るページを閲覧すると、ユーザ端末100は、URLパラメータで指定された値をコード管理サーバ500へ送信することにより、紹介コードを取得することができる。さらに、当該ユーザ端末100は、上記URLに係るページの閲覧がトリガーとなって、本実施形態に係るインセンティブ用アプリケーションをインストール又は起動することができる。従って、本実施形態においては、被紹介者が上記インターネット広告の閲覧を経て電子マネーの利用に至ったこと(流入経路)を認識することが可能となる。この場合、情報取得部542は、被紹介者が上記インターネット広告を閲覧した日時の情報も、紹介コードとともに取得し、取得したこれら情報を判定部544及び記憶部530に出力する。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、情報取得部542は、その他の処理を行ってもよい。
~判定部544~
判定部544は、コードDB532の格納する紹介コード等(例えば、紹介コード、システムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネー種別、有効期限等)と、被紹介者の保有するユーザ端末100から取得した紹介コード等(例えば、紹介コード、登録日時、被紹介者ID、電子マネー種別等)とを比較して、被紹介者の入力した紹介コードが適切な紹介コードであるか否かを判定する。詳細には、上述した情報取得部542は、被紹介者の保有するユーザ端末100から、被紹介者が入力した紹介コードと、登録日時の情報を取得し、判定部544に出力する。判定部544は、情報取得部542から取得した紹介コードと、登録日時とを記憶部530のコードDB532に格納された紹介コードと、それに紐づけられた情報とを比較し、有効期限内に登録されたか、インセンティブの二重取り(例えば、同一の被紹介者を重ねて紹介する)といったことがないかを判定する。そして、判定部544は、判定結果を被紹介者の保有するユーザ端末100へ送信する。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、判定部544は、その他の処理を行ってもよい。
~発行部548~
発行部548は、上述の紹介コードを生成することができる。詳細には、発行部548は、例えば、ユーザ端末100からの要求に応じて、数字や文字等からなる紹介コードを発行する。より具体的には、発行部548は、紹介者の保有するユーザ端末100から送信されたシステムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネー種別等と紐づけるように、紹介コードを発行し、紹介コードの有効期限の情報とともに、記憶部530に出力する。さらに、発行部548は、発行した紹介コードを紹介者の保有するユーザ端末100へ送信する。
なお、先に説明したように、発行部548は、紹介者の保有するユーザ端末100からの要求に応じて、紹介コードを発行するとして説明したが、本実施形態においては、これに限定されるものではない。発行部548は、例えば、事業者の求めに応じて、紹介コードを予め発行してもよい。この場合、予め発行された紹介コードは、事業者の広告(例えば、店頭ポスター、インターネット広告等)を介して、ユーザ(被紹介者)に通知されることとなる。
(通信部560)
通信部560は、例えば、送受信回路やポート等の通信デバイスにより実現され、ユーザ端末100等の間で情報の送受信を行うことができる。
なお、図15に示される各種の機能ブロックはあくまでも一例であり、コード管理サーバ500は、図15に示されていない他の機能ブロックを有していてもよい。
<4.3 サービスサーバ200aの詳細構成>
以上、本実施形態に係るコード管理サーバ500の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係るサービスサーバ200aの詳細構成について、図17及び図18を参照して説明する。図17は、本実施形態に係るサービスサーバ200aの機能ブロックの一例を示す図であり、図18は、本実施形態に係るキャンペーンDB238の一例を説明するための説明図である。
本実施形態に係るサービスサーバ200aは、先に説明したように、ユーザが電子マネーを利用するに至る流入経路に応じて、被紹介者及び紹介者にインセンティブを付与するためのコンピュータである。詳細には、図17に示すように、サービスサーバ200aは、入力部220と、記憶部230aと、制御部240aと、通信部260とを主に有することができる。以下に、サービスサーバ200aの各機能ブロックについて順次説明する。なお、ここでは、上述の第1の実施形態に係るサービスサーバ200と共通する点については詳細な説明を省略し、異なる点のみを説明する。
(記憶部230a)
記憶部230aは、サービスサーバ200a内に設けられた、例えば、ハードディスク等の磁気記録媒体等により実現され、後述する制御部240aが各種の処理を実行するためのプログラム等を格納する。詳細には、図17に示すように、記憶部230aは、例えば、購入履歴DB232、獲得条件DB234及びアカウントDB236の他に、さらにキャンペーンDB238を格納する。なお、ここでは、購入履歴DB232、獲得条件DB234及びアカウントDB236は、第1の実施形態と共通するため、これらの詳細な説明を省略する。
~キャンペーンDB238~
キャンペーンDB238は、図18に示すように、事業者によって入力されたインセンティブの付与の条件に関する情報を格納する。具体的には、キャンペーンDB238は、図15に示すように、ユーザにインセンティブを付与する対象となる、サービスサーバ200aを識別するための識別情報(システムID)、キャンペーン識別するための識別情報(キャンペーンID)、電子マネーの種別、流入経路(例えば、紹介コード等)、電子マネーの発行条件(例えば、発行額、発行期間等)、電子マネーの利用条件(例えば、利用額、利用期間等)を格納する。また、キャンペーンDB238は、付与するインセンティブの内容や、付与する際等に表示するメッセージや遷移先となるURLパラメータ等を格納する。なお、上述した各種情報は、あくまで一例であり、キャンペーンDB238はその他の情報を格納してもよい。
(制御部240a)
制御部240aは、サービスサーバ200a内に設けられた、例えば、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより実現され、サービスサーバ200aによって実行される各種処理を行う。図17に示すように、当該制御部240aは、情報取得部242aと、判定部244aと、出力制御部246と、転送部248とを主に有する。以下に、制御部240aが有する各処理ブロックについて説明する。なお、ここでは、上述の第1の実施形態に係るサービスサーバ200の制御部240と共通する点については詳細な説明を省略し、異なる点のみを説明する。
~情報取得部242a~
情報取得部242aは、被紹介者の保有するユーザ端末100から、システムID、キャンペーンID、電子マネーの種別、紹介コードの判定結果(上述の判定部544による判定結果)を取得することができる。さらに、情報取得部242aは、上記ユーザ端末100から、被紹介者が発券した電子マネーの種別、金額及び発券日時や、被紹介者が利用した電子マネーの種別、金額及び発券日時の情報を取得することもできる。そして、情報取得部242aは、取得した情報を、後述する判定部244aに出力する。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、情報取得部242aは、その他の処理を行ってもよい。
~判定部244a~
判定部244aは、情報取得部242aが被紹介者の保有するユーザ端末100から取得した情報と、キャンペーンDB238の格納する条件に関する情報とを比較して、被紹介者がインセンティブを付与する条件を満たしているかを判定する。そして、判定部244aは、判定結果を出力制御部246へ出力する。なお、上述の処理内容は、あくまでも一例であり、判定部244aは、その他の処理を行ってもよい。
なお、図17に示される各種の機能ブロックはあくまでも一例であり、サービスサーバ200aは、図17に示されていない他の機能ブロックを有していてもよい。
<4.4 情報処理方法>
以上、本実施形態に係る情報処理システム10aに含まれる各装置の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係る情報処理方法について説明する。詳細には、本実施形態に係る情報処理方法は、紹介コードの発行段階と、紹介コードによるインセンティブの付与段階と、インターネット広告によるインセンティブの付与段階との主に3つの段階を有する。以下に、これら各段階について順次説明する。
(4.4.1 紹介コードの発行段階)
まずは、本実施形態に係る紹介コードの発行段階について、図19及び図20を参照して説明する。図19は、本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートであり、詳細には、本実施形態に係る紹介コードの発行段階のフローチャートである。また、図20は、本実施形態に係る紹介コード発行の表示画面700、710の一例を説明するための説明図である。
詳細には、本実施形態に係る紹介コードの発行段階は、図19に示すように、ステップS301からステップS311までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細について説明する。
~ステップS301~
紹介者の保有するユーザ端末100に、インセンティブ用アプリケーションが搭載されていない場合には、当該ステップS301で、上記インセンティブ用アプリケーションがインストールされる。
~ステップS303~
上記ユーザ端末100は、紹介者の操作に従って、所定の電子マネーを発券する。なお、本実施形態に係る情報処理方法が実行される前に、上記ユーザ端末100には、所定の電子マネーを発券、利用するための電子マネー用アプリケーションが搭載されているものとする。ユーザ端末100は、所定の電子マネーを発券した場合には、ステップS305へ進み、当該電子マネーを発券していない場合には、当該ステップS303を繰り返す。このように、本実施形態においては、後述するステップS305において紹介コードを発行するためには、電子マネーの発券が条件となっている。すなわち、本実施形態においては、所定の電子マネーを利用する紹介者によってのみ、当該電子マネーの紹介を行うことができるようになっている。
~ステップS305~
上記ステップS303における所定の電子マネーの発券がトリガーとなって、上記ユーザ端末100は、インセンティブ用アプリケーションを用いて、サービスサーバ200aのキャンペーンDB238に格納された紹介コード発行画面のデータを取得する。さらに、ユーザ端末100は、上記紹介コード発行画面を表示する。例えば、ユーザ端末100は、図20の左側に示すような紹介コード発行画面700を表示する。当該紹介コード発行画面700は、紹介者による紹介コードの発行を要求する操作を受け付ける紹介発行用ボタン702を含む。なお、図20に示される紹介コード発行画面700は、紹介コード発行画面の一例であって、本実施形態においては、このような形態に限定されるものではない。
~ステップS307~
ユーザ端末100は、紹介者による紹介発行用ボタン702に対する操作を受け付ける。そして、ユーザ端末100は、システムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネー種別等の情報をコード管理サーバ500へ送信し、コード管理サーバ500に対して紹介コードの発行を要求する。
~ステップS309~
紹介コードの発行の要求を受けたコード管理サーバ500は、紹介コードを発行し、ユーザ端末100へ送信する。ユーザ端末100は、受信した紹介コードを表示する。例えば、ユーザ端末100は、図20の右側に示すような紹介コード発行画面710を表示する。当該紹介コード発行画面710は、発行された紹介コードを表示する表示欄712と、紹介コードを被紹介者に送信することを要求する操作を受け付ける送信用ボタン714とを含む。なお、図20に示される紹介コード発行画面710は、紹介コード発行画面の一例であって、本実施形態においては、このような形態に限定されるものではない。
~ステップS311~
ユーザ端末100は、紹介者による送信用ボタン714に対する操作を受け付ける。そして、ユーザ端末100は、電子メール又はSNS等を介して紹介コードを被紹介者に送信する。以上のようにして、本実施形態に係る紹介コードの発行段階は実行され、処理を終了する。さらに、後述する紹介コードによるインセンティブの付与段階において、被紹介者が受け取った紹介コードを用いて処理を実行することにより、被紹介者及び紹介者にインセンティブが付与されることとなる。
(4.4.2 紹介コードによるインセンティブの付与段階)
次に、本実施形態に係る紹介コードによるインセンティブの付与段階について、図21及び図22を参照して説明する。図21は、本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートであり、詳細には、本実施形態に係る紹介コードによるインセンティブの付与段階のフローチャートである。また、図22は、本実施形態に係る紹介コード入力画面720、730、740の一例を説明するための説明図である。
詳細には、本実施形態に係る紹介コードによるインセンティブの付与段階は、図21に示すように、ステップS401からステップS415までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細について説明する。
~ステップS401~
被紹介者の保有するユーザ端末100は、紹介者からの紹介コードを受信する。
~ステップS403~
上記ユーザ端末100に、インセンティブ用アプリケーションが搭載されていない場合には、当該ステップS403で、上記インセンティブ用アプリケーションがインストールされる。
~ステップS405~
上記ユーザ端末100は、インセンティブ用アプリケーションのインストールの途中段階で、被紹介者に紹介コードの入力を要求する。例えば、ユーザ端末100は、図22の左側に示すような紹介コード入力画面720を表示する。当該紹介コード入力画面720は、発行された紹介コードを入力するための画面に遷移することを要求する操作を受け付ける入力用ボタン722を含む。そして、被紹介者が入力用ボタン722に対して操作を行うと、ユーザ端末100は、図22の中央に示すような紹介コード入力画面730を表示する。当該紹介コード入力画面730は、発行された紹介コードの入力するための入力欄732を含む。なお、図22に示される紹介コード入力画面720、730は、紹介コード発行画面の一例であって、本実施形態においては、このような形態に限定されるものではない。
そして、被紹介者が、紹介者から受信した紹介コードを入力欄732に入力すると、ユーザ端末100は、入力された紹介コードを、被紹介者ID及び紹介コードの入力(登録)日時の情報とともに、コード管理サーバ500へ送信する。
さらに、コード管理サーバ500は、被紹介者の入力した紹介コードが適切な紹介コードであるか否かを判定し、適切であると判定した場合には、判定結果を、紹介コードに紐づけられたシステムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネーの種別等の情報ともに、ユーザ端末100へ送信する。また、コード管理サーバ500は、紹介コードが適切でないと判定した場合には、判定結果をユーザ端末100へ送信する。なお、この際、コード管理サーバ500は、悪質なユーザによるインセンティブの二重取り等があることから、二重取りが無いか否か等も判定することが好ましい。
~ステップS407~
ユーザ端末100は、紹介コードが適切な紹介コードである場合には、コード管理サーバ500から、システムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネーの種別、紹介コードの判定結果等の情報を取得する。そして、ユーザ端末100は、取得した情報をサービスサーバ200aへ送信する。一方、ユーザ端末100は、紹介コードが適切な紹介コードでない場合には、当該ステップS407を繰り返す。
~ステップS409~
サービスサーバ200aは、ユーザ端末100から、システムID、キャンペーンID、電子マネーの種別、紹介コードの判定結果等の情報を取得する。さらに、サービスサーバ200は、これらの情報がどのキャンペーンに該当するかを判定し、該当するキャンペーンに応じた告知画面の画像データをユーザ端末100へ送信する。そして、ユーザ端末100は、当該告知画面を表示する。
~ステップS411~
ユーザ端末100は、被紹介者の操作に従って、所定の電子マネーを発券する。そして、ユーザ端末100は、被紹介者IDとともに、被紹介者が発券した電子マネーの種別、金額及び発券日時等の情報をサービスサーバ200aへ送信する。
~ステップS413~
ユーザ端末100は、被紹介者の操作に従って、所定の電子マネーを利用する。そして、ユーザ端末100は、被紹介者IDとともに、被紹介者が利用した電子マネーの種別、金額及び発券日時等の情報をサービスサーバ200aへ送信する。
~ステップS415~
サービスサーバ200aは、ステップS411及びステップS413で取得した情報に基づき、被紹介者がインセンティブを付与する条件を満たしているかを判定する。被紹介者がインセンティブを付与する条件を満たしていた場合には、被紹介者及び紹介者の両者にインセンティブを付与することとなる。インセンティブとしては、例えば、第1の実施形態のように抽選ゲームを実行する権利の付与であってもよい。しかしながら、本実施形態においては、インセンティブの付与は、抽選ゲームに限定されるものではなく、例えば、このようなゲームの実施を介することなくポイントが被紹介者及び紹介者の両者に付与されてもよく、両者に対する割引クーポンの提供であってもよい。以上のようにして、本実施形態に係る紹介コードによるインセンティブの付与段階は実行され、処理を終了する。
加えて、本実施形態によれば、インセンティブ用アプリケーションのインストールだけでなく、被紹介者による所定の電子マネーの発券、利用を条件としてインセンティブを付与することができることから、より強力に、電子マネーの利用促進を行うことができる。
なお、上述の紹介コードは、紹介者によって送信された紹介コードであるものして説明したが、本実施形態においては、先に説明したように、事業者の広告(店頭ポスター等)を介して、被紹介者に通知された紹介コードであってもよい。このような場合、ステップS401の実行が省略される。さらに、このような場合、ステップS405においては、例えば、ユーザ端末100は、図22の左側に示すような紹介コード入力画面720を表示した後、被紹介者が入力用ボタン722に対する操作をトリガーにして、図22の右側に示すような紹介コード入力画面740を表示する。当該紹介コード入力画面740も、発行された紹介コードの入力するための入力欄742を含む。なお、図22に示される紹介コード入力画面740は、紹介コード発行画面の一例であって、本実施形態においては、このような形態に限定されるものではない。
(4.4.3 インターネット広告によるインセンティブの付与段階)
次に、本実施形態に係るインターネット広告によるインセンティブの付与段階について、図23を参照して説明する。図23は、本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートであり、詳細には、本実施形態に係るインターネット広告によるインセンティブの付与段階のフローチャートである。
詳細には、本実施形態に係るインターネット広告によるインセンティブの付与段階は、図23に示すように、ステップS501からステップS521までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細について説明する。
~ステップS501~
被紹介者は、被紹介者の保有するユーザ端末100を介して、事業者によるキャンペーンのインターネット広告を閲覧し、当該広告に係るページの所定の箇所を操作(タップ)する。
~ステップS503~
サービスサーバ200aは、上記ユーザ端末100との間で情報を送受信し、当該ユーザ端末100に、インセンティブ用アプリケーションが搭載(インストール)されているかを判定する。サービスサーバ200aは、インストールされていない場合には、ステップS505へ進み、インストールされている場合には、ステップS507へ進む。
~ステップS505~
ユーザ端末100に、インセンティブ用アプリケーションがインストールされる。ユーザ端末100は、インストールが完了した後に、上述のステップS503へ戻る。
~ステップS507~
ステップS501における被紹介者によるインターネット広告の所定の箇所に対する操作をトリガーにして、ユーザ端末100は、インターネット広告のページのURLパラメータから、紹介コードを取得する。そして、ユーザ端末100は、取得した紹介コードを、被紹介者ID及び紹介コードの取得(登録)日時の情報とともに、コード管理サーバ500へ送信する。
~ステップS509~
ユーザ端末100は、インセンティブ用アプリケーションを起動する。この際、ユーザ端末100は、上記URLパラメータから、起動の方法を指定する情報を取得することができ、取得した指定情報に基づき、インセンティブ用アプリケーションを起動する。
さらに、コード管理サーバ500は、受信した紹介コードが適切な紹介コードであるか否かを判定し、適切であると判定した場合には、判定結果を、紹介コードに紐づけられたシステムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネーの種別等の情報ともに、ユーザ端末100へ送信する。また、コード管理サーバ500は、紹介コードが適切でないと判定した場合には、判定結果をユーザ端末100へ送信する。なお、この際、コード管理サーバ500は、二重取りが無いか否か等も判定することが好ましい。
~ステップS511~
ユーザ端末100は、紹介コードが適切な紹介コードである場合には、コード管理サーバ500から、システムID、キャンペーンID、紹介者ID、電子マネーの種別、紹介コードの判定結果等の情報を取得する。そして、ユーザ端末100は、取得した情報をサービスサーバ200aへ送信し、ステップS515へ進む。一方、ユーザ端末100は、紹介コードが適切な紹介コードでない場合には、ステップS513へ進む。
~ステップS513~
ユーザ端末100は、エラーメッセージを表示し、処理を終了する。
~ステップS515、ステップS517、ステップS519及びステップS521~
当該ステップS515は、上述した図21のステップS409、ステップS411、ステップS413及びステップS415とそれぞれ同様であることから、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態においては、インターネット広告の閲覧時に、ユーザ端末100からサービスサーバ200aへ送信された閲覧日時、被紹介者ID等の情報に基づいて、被紹介者が、所定のインターネット広告を閲覧した後に、所定の電子マネーの発券、利用に至ったのかを認識することができる。
また、本実施形態においては、コード管理サーバ500の機能をサービスサーバ200aによって実行してもよく、処理する装置については、特に限定されるものではない。
以上のように、本実施形態によれば、日常的に所定の電子マネーを利用する紹介者が電子マネーを紹介することにより、被紹介者は安心感を持つことができることから、被紹介者による電子マネーの利用を促進することができる。さらに、本実施形態によれば、被紹介者の電子マネーの利用により、紹介者及び被紹介者にインセンティブが付与されることから、紹介者に対して紹介を行う強い動機づけ、被紹介者に対して利用する強い動機づけを行うことができる。
加えて、本実施形態においては、被紹介者がどのような流入経路を経て電子マネーの利用に至ったかの情報を取得することが可能であり、流入経路に応じてインセンティブを被紹介者に付与することができることから、電子マネーの利用をより効果的に促進させることができる。さらに、本実施形態によれば、事業者が流入経路に係る情報を収集することもできることから、収集した情報を今後のマーケティング活動や広告宣伝活動に生かすこともできる。
なお、上述の説明では、第3の実施形態は、上述した本開示の第1の実施形態又は第2の実施形態に係る情報処理システム10に所定の装置等を付加した情報処理システム10aで実施されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第3の実施形態においては、当該実施形態のみを実施することができるような情報処理システム10aにより、単独で実施されてもよい。
<<5. まとめ>>
以上のように、上述した本開示の各実施形態によれば、促進施策を効果的に行うことが可能となる。
<<6. ハードウェア構成>>
次に、図24を参照して、本開示の実施形態に係るユーザ端末100、サービスサーバ200、集約サーバ300、コード管理サーバ500のハードウェア構成について説明する。図24は、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図示された情報処理装置900は、例えば、上述の実施形態におけるユーザ端末100、サービスサーバ200、集約サーバ300、コード管理サーバ500を実現し得る。
情報処理装置900は、CPU901と、ROM902と、RAM903と、ホストバス904とを有する。また、情報処理装置900は、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、ドライブ911と、リムーバブル記憶媒体912と、通信装置913とを有する。
CPU901は、演算処理装置及び制御装置として機能し、ROM902、RAM903、ストレージ装置910、又はリムーバブル記録媒体912に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般、又は、その一部を制御する。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU901、ROM902、及びRAM903は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス904により相互に接続されている。さらに、ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905及び外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置900を操作するユーザは、当該入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。なお、入力装置908は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよい。
出力装置909は、取得した情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置909は、例えば、LCD、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、ランプ等の表示装置、スピーカ及びヘッドフォン等の音声出力装置等であり得る。出力装置909は、情報処理装置900の処理により得られた結果を、テキスト又は画像などの映像として出力したり、音声又は音響等の音声として出力したりすることができる。
ストレージ装置910は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置910は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得した各種のデータ等を格納する。
ドライブ911は、磁気ディスク、光ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体912のためのリーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ911は、例えば、装着されているリムーバブル記録媒体912に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ911は、装着されているリムーバブル記録媒体912に記録を書き込む。
通信装置913は、例えば、通信ネットワークに接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。通信装置913は、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、WUSB(wireless USB)用の通信カード等であり得る。また、通信装置913は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は、各種通信用のモデム等であってもよい。通信装置913は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号等を送受信する。また、通信装置913に接続される通信ネットワークは、有線又は無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信又は衛星通信等である。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更され得る。
<<7. 補足>>
なお、先に説明した本開示の実施形態は、例えば、上記で説明したような情報処理装置又は情報処理システムで実行される情報処理方法、情報処理装置を機能させるためのプログラム、及びプログラムが記録された一時的でない有形の媒体を含みうる。また、当該プログラムをインターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。
また、上述した本開示の実施形態の情報処理方法における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部や装置等によって他の方法により処理されていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
1つ又は複数の電子商取引事業者とユーザとの取引履歴を取得する情報取得部と、
取得した前記取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定する判定部と、
判定結果に基づいて、前記ユーザが使用する情報処理端末を介して、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を前記ユーザに付与するインセンティブ付与部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
取得した前記取引履歴を識別情報と紐づけて格納する記憶部をさらに備える、上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記情報取得部は、情報集約装置を介して、前記電子商取引事業者の管理する情報管理装置から前記取引履歴を取得する、
上記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記情報取得部は、前記情報集約装置において前記識別情報と紐づけられた前記取引履歴を取得する、
上記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記識別情報は、前記情報集約装置が生成した購入確認メールアドレスであり、
前記購入確認メールアドレスは、前記ユーザの保有のユーザメールアドレスと紐づけられて前記記憶部に格納される、
上記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記情報集約装置は、
前記購入確認メールアドレスへの、前記各電子商取引事業者からの電子メールを受信することにより、前記取引履歴を集約する集約部と、
集約した当該取引履歴を前記購入確認メールアドレスと紐づけて管理する管理部と、
受信した前記電子メールを転送する転送部と、
を有する、
上記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記情報集約装置から転送された前記電子メールを、前記購入確認メールアドレスに紐づけられた前記ユーザメールアドレスを用いて、前記ユーザの保有する情報処理端末に送信する送信部をさらに備える、上記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記情報集約装置は、
前記識別情報と紐づけられたアカウントを用いて、前記情報管理装置から前記取引履歴を集約する集約部と、
取得した当該取引履歴を前記識別情報と紐づけて管理する管理部と、
を有する、
上記(4)に記載の情報処理装置。
(9)
前記取引履歴は、前記ユーザが前記電子商取引事業者との間で行った取引の取引日時、取引商品、取引金額の情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、上記(1)~(8)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(10)
前記判定部は、予め設定された前記所定の条件に基づき、前記ユーザが前記所定の条件を満たしているかを判定する、上記(1)~(9)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(11)
前記所定の条件は、期間、商品、金額、商品数、前記電子商取引事業者に対する条件のうちの少なくともいずれか1つを含む、上記(1)~(10)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(12)
前記情報取得部は、レシートの撮像画像データを用いて、実店舗と前記ユーザとの取引履歴を取得する、上記(1)~(11)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(13)
前記情報取得部は、前記ユーザが保有する情報処理端末から送信された流入経路情報を取得し、
前記判定部は、取得した前記流入経路情報に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定する、
上記(1)に記載の情報処理装置。
(14)
前記流入経路情報は、前記ユーザ以外の他のユーザから送信されたコード情報である、上記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記流入経路情報は、前記ユーザが閲覧したサイトから得られるコード情報である、上記(13)に記載の情報処理装置。
(16)
1つ又は複数の電子商取引事業者とユーザとの取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしていると判定された場合に、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を受領する、
情報処理端末。
(17)
1つ又は複数の電子商取引事業者とユーザとの取引履歴を取得することと、
取得した前記取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定することと、
判定結果に基づいて、前記ユーザが使用する情報処理端末を介して、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を前記ユーザに付与することと、
を含む、情報処理方法。
10、10a 情報処理システム
100 ユーザ端末
110 表示部
120、220 入力部
130、230、230a、330、330a、530 記憶部
140、240、240a、340、340a、540 制御部
160、260、360、560 通信部
170 撮像部
200、200a サービスサーバ
232、334 購入履歴DB
234 獲得条件DB
236 アカウントDB
238 キャンペーンDB
242、242a、342、342a、542 情報取得部
244、244a、544 判定部
246、346 出力制御部
248、348 転送部
300、300a 集約サーバ
332 メールアドレスDB
332a ログインアカウントDB
350 生成部
400a、400b、400c EC事業者サーバ
500 コード管理サーバ
532、532a、532b コードDB
548 発行部
600 レシート
602、604、606、700、710、720、730、740 表示画面
702、714、722 ボタン
712 表示欄
732、742 入力欄
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ホストバス
905 ブリッジ
906 外部バス
907 インタフェース
908 入力装置
909 出力装置
910 ストレージ装置
911 ドライブ
912 リムーバブル記憶媒体
913 通信装置

Claims (17)

  1. ユーザとの商取引が直接行われた複数の電子商取引事業者と前記ユーザとの取引履歴を前記電子商取引事業者が前記ユーザに対して提供した情報から取得する情報取得部と、
    取得した前記取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定する判定部と、
    判定結果に基づいて、前記ユーザが使用する情報処理端末を介して、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を前記ユーザに付与するインセンティブ付与部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 取得した前記取引履歴を識別情報と紐づけて格納する記憶部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報取得部は、情報集約装置を介して、前記電子商取引事業者の管理する情報管理装置から前記取引履歴を取得する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報取得部は、前記情報集約装置において前記識別情報と紐づけられた前記取引履歴を取得する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記識別情報は、前記情報集約装置が生成した購入確認メールアドレスであり、
    前記購入確認メールアドレスは、前記ユーザの保有のユーザメールアドレスと紐づけられて前記記憶部に格納される、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報集約装置は、
    前記購入確認メールアドレスへの、前記各電子商取引事業者からの電子メールを受信することにより、前記取引履歴を集約する集約部と、
    集約した当該取引履歴を前記購入確認メールアドレスと紐づけて管理する管理部と、
    受信した前記電子メールを転送する転送部と、
    を有する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報集約装置から転送された前記電子メールを、前記購入確認メールアドレスに紐づけられた前記ユーザメールアドレスを用いて、前記ユーザの保有する情報処理端末に送信する送信部をさらに備える、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報集約装置は、
    前記識別情報と紐づけられたアカウントを用いて、前記情報管理装置から前記取引履歴を集約する集約部と、
    取得した当該取引履歴を前記識別情報と紐づけて管理する管理部と、
    を有する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  9. 前記取引履歴は、前記ユーザが前記電子商取引事業者との間で行った取引の取引日時、取引商品、取引金額の情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記判定部は、予め設定された前記所定の条件に基づき、前記ユーザが前記所定の条件を満たしているかを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記所定の条件は、期間、商品、金額、商品数、前記電子商取引事業者に対する条件のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報取得部は、レシートの撮像画像データを用いて、実店舗と前記ユーザとの取引履歴を取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記情報取得部は、前記ユーザが保有する情報処理端末から送信された流入経路情報を取得し、
    前記判定部は、取得した前記流入経路情報に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記流入経路情報は、前記ユーザ以外の他のユーザから送信されたコード情報である、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記流入経路情報は、前記ユーザが閲覧したサイトから得られるコード情報である、請求項13に記載の情報処理装置。
  16. ユーザとの商取引が直接行われた複数の電子商取引事業者と前記ユーザとの取引履歴であって、前記電子商取引事業者が前記ユーザに対して提供した情報から取得された取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしていると判定された場合に、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を受領する、
    情報処理端末。
  17. 情報処理装置が、
    ユーザとの商取引が直接行われた複数の電子商取引事業者と前記ユーザとの取引履歴を前記電子商取引事業者が前記ユーザに対して提供した情報から取得することと、
    取得した前記取引履歴に基づいて、前記ユーザが所定の条件を満たしているかを判定することと、
    判定結果に基づいて、前記ユーザが使用する情報処理端末を介して、結果に応じてポイントを付与することができるゲームを実行する権利を前記ユーザに付与することと、
    を含む処理を実行する、情報処理方法。
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