JP2024013665A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取引対象の販促活動を支援すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、特定部と、付与部とを有する。特定部は、処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する。付与部は、特定部により所定の誘導情報に起因する行動が特定された場合、所定の誘導情報の紹介を行った誘導者に対して利用者の行動に応じた所定の報酬を付与する。【選択図】図7

Description

本出願は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、通信ネットワークの普及が進み、通信ネットワークを介したサービスが盛んに提供されている。たとえば、EC(Electric Commerce)サイトなどを閲覧し、商品やサービスなどの取引対象を購入するエンドユーザに対してクーポンなどを配信することで、所定の特典をエンドユーザに付与するサービスが展開されている。
たとえば、エンドユーザに特典を付与する技術として、ユーザが所持している端末装置に対して、サーバ側からユーザの状況を示すユーザコンテキストに基づいて各種クーポンを配信する技術が提案されている。
また、商品やサービスなどの販促活動の一環として、成果報酬型の広告が利用されている。たとえば、ウェブサイトやSNS(Social Network Service)を閲覧しているユーザにより、ウェブサイトやSNSに掲載された成果報酬型の広告が選択されると、所定の条件に従って、広告の紹介者に報酬を付与する技術も知られている。
特開2020-201906号公報 特開2009-086854号公報
しかしながら、上述の従来技術では、取引対象の販促活動を支援する上で改善の余地がある。たとえば、外部からの情報に基づいて、成果報酬型の広告を通じて取引対象の紹介を行った紹介者の貢献度を推し量り、紹介者に対して報酬を付与するか否かを判断することが難しい場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、取引対象の販促活動を支援できる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、特定部と、付与部とを有する。特定部は、処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する。付与部は、特定部により所定の誘導情報に起因する行動が特定された場合、所定の誘導情報の紹介を行った誘導者に対して利用者の行動に応じた所定の報酬を付与する。
実施形態の態様の1つによれば、取引対象の販促活動を支援できる。
図1は、実施形態に係る情報提供処理の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供処理の具体例(その1)の概要を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報提供処理の具体例(その2)の概要を示す図である。 図4は、実施形態に係る利益付与処理の概要を示す図である。 図5は、実施形態に係る報酬付与処理の概要を示す図である。 図6は、実施形態に係る開示設定処理の概要を示す図である。 図7は、実施形態に係る店舗端末の構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係る決済履歴記憶部に記憶される決済履歴に関する情報の概要を示す図である。 図9は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される利用者情報の概要を示す図である。 図10は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図11は、実施形態に係る履歴情報記憶部に記憶される利用履歴に関する情報の概要を示す図である。 図12は、実施形態に係る開示設定記憶部に記憶される開示設定に関する情報の概要を示す図である。 図13は、実施形態に係る情報処理装置により実行される情報提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施形態に係る店舗端末により実行される利益付与処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施形態に係る店舗端末により実行される報酬付与処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、変形例に係る情報処理の概要を示す図である。 図17は、変形例に係る店舗端末の構成例を示す図である。 図18は、変形例に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図19は、変形例に係る証明情報記憶部に記憶される証明情報の概要を示す図である。 図20は、実施形態及び変形例に係る情報処理装置および店舗端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[1.実施形態に係るシステム構成]
まず、実施形態に係る情報処理システムSYS-Aの構成について説明する。図1に、実施形態に係る情報処理システムSYS-Aの構成例を模式的に示す。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSYS-Aは、利用者端末10と、店舗端末20と、決済サーバ30と、情報処理装置100とを有している。利用者端末10、店舗端末20、決済サーバ30、及び情報処理装置100は、インターネットなどのネットワークN(たとえば、図7や図10参照)に接続される。利用者端末10、店舗端末20、決済サーバ30、及び情報処理装置100は、ネットワークNを通じて相互に通信できる。また、店舗端末20、及び情報処理装置100は、ネットワークNを通じて相互に通信できる。なお、図1に示す情報処理システムSYS-Aの構成は一例であり、図1に示す例よりも多くの利用者端末10や店舗端末20が含まれていてもよい。
利用者端末10は、情報処理装置100の管理者がプラットフォーマーとして運営に携わる各種オンラインサービスのサービス利用者である利用者U1により使用される情報処理端末である。たとえば、利用者端末10は、スマートフォンや、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などにより実現され得る。利用者U1は、情報処理装置100にアクセスして、ブラウザにより表示される各種オンラインサービスのウェブページやアプリケーション用のコンテンツなどを閲覧できる。
また、以下の説明において、利用者端末10を利用者U1と表記して説明する場合がある。すなわち、利用者U1を利用者端末10と読み替えることができる。また、店舗端末20を店舗運営者U2と表記して説明する場合がある。すなわち、店舗運営者U2を店舗端末20と読み替えることができる。
店舗端末20は、所定のサービスを提供する施設や、所定の商品を取り扱う店舗に配置される情報処理装置である。たとえば、店舗端末20は、スマートフォンや、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などにより実現され得る。店舗端末20は、情報処理装置100にアクセスして、情報処理装置100から取得される情報をブラウザにより表示する。また、店舗端末20は、所定のサービスや所定の商品の決済に関する処理を行う機能を有する。また、店舗端末20は、決済に関する処理に伴って、所定のサービスを利用したり、商品を購入したりしたユーザ(たとえば、利用者U1)の各々についての決済履歴を記録して、記録した決済履歴をユーザごとに管理する。
また、店舗端末20は、現金による決済の他、キャッシュレス決済に関する処理を実行できる。キャッシュレス決済には、クレジットカード決済の他、各種電子決済が含まれる。また、店舗端末20は、NFC(Near Field Communication)規格などに対応する通信機能を備えることができる。これにより、店舗端末20は、非接触型ICカードの技術を用いた電子決済(ICカード決済)の処理を実行できる。具体的には、店舗端末20は、利用者U1が利用者端末10を用いてサービスを利用したり、商品を購入したりする場合、利用者端末10がサービスを利用した履歴や商品を購入した履歴を利用者端末10に記憶させたり、利用者端末10が保持しているサービスの利用履歴や商品の購入履歴を読み出したりする処理を実行できる。
また、店舗端末20は、2次元コードを用いた電子決済サービスを運営する決済事業者と利用契約を締結することにより、2次元コードを用いた電子決済(コード決済)の処理を実行できる。電子決済サービスの利用契約を締結し、コード決済を購入する店舗(または決済事業者)を加盟店と称する場合がある。コード決済は、店舗端末20または利用者端末10が、決済事業者により運営される決済サーバ30と連携することにより実現される。コード決済には、店舗端末20が主体となって決済を行うストアスキャン方式と、利用者端末10が主体となって決済を行うユーザスキャン方式とが含まれる。
まず、ストアスキャン方式について説明すると、店舗端末20は、コード決済の利用にあたり、決済事業者から配布される所定の店舗用アプリケーション(以下、「店舗アプリ」と称する。)をインストールする。以下に説明するストアスキャン方式の決済処理は、この店舗アプリの機能により実現される。まず、店舗端末20は、利用者端末10に表示されたコード情報から、電子決済サービスにおいて利用者U1を識別するための利用者識別情報(以下、説明の便宜上、「決済サービス用ユーザID」と称する。)を読み取る。次に、店舗端末20は、読み取った決済サービス用ユーザIDと、決済金額と、店舗端末20が設置されている店舗を識別する店舗識別情報とを含む取引情報を決済サーバ30へと送信する。これにより、決済サーバ30において取引情報に基づく決済処理が実行される。
続いて、ユーザスキャン方式について説明すると、利用者端末10は、コード決済の利用にあたり、決済事業者から配布される所定の決済サービス用アプリケーション(以下、「決済アプリ」と称する。)をインストールする。以下に説明するユーザスキャン方式の決済処理は、この決済アプリにより実現される。まず、利用者端末10は、たとえば、コード決済を導入する店舗(以下、説明の便宜上、「店舗X」と称する。)に設置された2次元コードを撮影する。この2次元コードには、店舗識別情報が記述されている。次に、利用者端末10は、取引対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1あるいは店舗Xの店員から決済金額の入力を受け付ける。次に、利用者端末10は、利用者U1を識別する決済サービス用ユーザIDと、店舗識別情報と、決済金額とを含む取引情報を決済サーバ30へと送信する。
また、店舗Xを運営する店舗運営者U2は、サービスや商品の代金を支払う際に、上述のコード決済を利用したユーザ(たとえば、利用者U1)に対し、決済アプリを通じて、クーポンなどの所定の特典を付与できる。たとえば、店舗運営者U2は、店舗端末20を操作して決済サーバ30にアクセスし、決済サーバ30から提供される所定の設定画面(ユーザインターフェイス)を通じて、クーポン情報を入稿するとともに、クーポンの適用条件などの詳細情報の設定を行う。これにより、店舗端末20は、コード決済により代金の支払いを行うユーザに対し、決済アプリ(決済サーバ30)を通じて、クーポンを付与できる。なお、店舗運営者U2は、コード決済以外の決済方法で決済を行ったユーザに対して、独自に運営する店舗システムを通じて、クーポンなどの所定の特典を付与することもできる。
決済サーバ30は、2次元コードを用いた電子決済サービスを運営する決済事業者により運営される情報処理装置である。決済サーバ30は、コード決済に関する各種処理を実行する。決済サーバ30は、メインフレームやワークステーションなどにより実現されてもよい。また、決済サーバ30は、単独のサーバ装置により実現されてもよいし、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現されてもよい。
たとえば、決済サーバ30は、利用者端末10または店舗端末20から取引情報を受け付けると、取引情報に対応する決済処理を実行する。たとえば、決済サーバ30は、取引情報に含まれる決済サービス用ユーザIDが示す利用者U1に紐づくマネーウォレットから、取引情報に含まれる店舗識別情報に紐付くマネーウォレットへと、決済金額に相当する分の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ30は、利用者端末10または店舗端末20に対し、取引が完了した旨の通知を送信する。また、決済サーバ30は、店舗運営者U2により設定された適用条件に従って、クーポンの配信処理を実行する。
情報処理装置100は、利用者U1に対して各種オンラインサービスを提供する情報処理装置である。情報処理装置100は、典型的にはサーバ装置であるが、メインフレームやワークステーションなどにより実現されてもよい。また、情報処理装置100がサーバ装置により実現される場合、単独のサーバ装置により実現されてもよいし、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現されてもよい。
情報処理装置100により提供される各種オンラインサービスには、インターネット接続や、検索サービスや、SNS(Social Networking Service)や、電子商取引サービスや、電子決済サービスや、オンラインゲームや、オンラインバンキングサービスや、オンライントレーディングサービスや、宿泊予約サービスや、チケット予約サービスや、動画配信サービスや、音楽配信サービスや、ニュース配信サービスや、地図情報サービスや、ルート検索サービスや、経路案内サービスや、路線情報サービスや、運行情報サービスや、天気情報サービスなどが含まれ得る。なお、各種オンラインサービスには、各種アプリケーションに対応するAPI(Application Programming Interface)サービスが含まれていてもよい。
情報処理装置100は、各種オンラインサービスの提供にあたり、サービス利用者ごとに、サービス利用者を識別するための利用者識別情報を含むユーザアカウントを作成する。このユーザアカウントには、オンラインサービスの利用登録の際に利用者U1に付与される利用者識別情報(以下、説明の便宜上、「オンラインサービス用ユーザID」と称する。)が含まれる。情報処理装置100は、各サービス利用者(たとえば、利用者U1)のユーザアカウントに紐付けて、オンラインサービスの利用履歴(「行動履歴」の一例)を記録し、記録した利用履歴をサービス利用者ごとに管理する。また、情報処理装置100は、各種オンラインサービスのポータルサイトを利用するための所定のアプリケーションを各ユーザに配布できる。
上述のとおり、店舗端末20は、店舗に来店して決済したユーザ(たとえば、利用者U1)の決済履歴(オフラインでのユーザの行動に紐付く情報)を管理する。一方、情報処理装置100は、各サービス利用者について、オンラインサービスの利用履歴(オンラインでのユーザの行動に紐付く情報)を管理する。従来、店舗運営者U2は、店舗端末20に記録されている情報、又は連携する決済サーバ30から取得可能な情報に基づいて、クーポン発行などの販促活動を行うことができるに過ぎず、各種オンラインサービスの情報(オンラインでのユーザの行動に紐付く情報)を利用する術がない。このように、従来は、オンラインの情報(オンラインでのユーザの行動に紐付く情報)をさらに利用して、販促活動に利用することが難しい。そこで、以下に説明する実施形態では、エンドユーザのオフラインでのユーザの行動に紐付く情報と、オンラインでのユーザの行動に紐付く情報とを有機的に連携させて、エンドユーザに対する特典の付与を検討する際に参考となり得る有益な情報の提供を実現するための情報処理の一例を提案する。
[2.実施形態に係る情報処理]
(2-1.情報提供処理の概要)
以下、図1を用いて、実施形態に係る情報提供処理について説明する。なお、以下では、利用者U1が商品の代金の支払いに用いる決済方法がコード決済である場合の情報提供処理について説明する。
図1に示すように、利用者U1は、利用者端末10を操作し、コード決済のためのコード情報を店舗側に提示する(ステップS01)。また、利用者端末10の利用者U1は、取引対象の決済に先駆けて、取引対象に対して適用可能なクーポンを提示できる。このクーポンは、取引対象の決済に際して、利用者U1が、情報処理装置100から提供される各種オンラインサービスから取得する。利用者端末10側の動作について具体的に説明すると、利用者U1は、所定のオンラインサービスのウェブサイト、またはオンラインサービスを利用するための所定アプリケーション用のコンテンツにアクセスする。続いて、利用者U1は、クーポン利用の意思を店舗側に口頭で伝えるとともに、ウェブサイトまたはコンテンツ上に掲載されているクーポン情報(たとえば、バーコードなどの2次元コード)を利用者端末10に表示させ、店舗側に提示する。そして、利用者U1は、任意の決済方法を利用して取引対象の決済を行う。
このように、情報処理装置100は、オンラインサービスを通じて配布するクーポンを利用者U1に使用させることにより、店舗における利用者U1の決済(オンラインでのユーザの行動に紐付く情報)と、オンラインサービスにおける利用者U1のサービスの利用履歴(オンラインでのユーザの行動に紐付く情報)とを紐付けることができる。
店舗端末20は、利用者端末10に表示されたコード情報の読取を行う(ステップS02)。そして、店舗端末20は、コード情報から読み取った利用者識別情報を含む取引情報を決済サーバ30に送信する(ステップS03)。
また、店舗端末20は、取引対象である商品Aの決済を行う利用者U1に関する問合せを情報処理装置100に送信する(ステップS04)。たとえば、店舗端末20は、取引対象である商品Aに対して利用者U1が興味関心を有するか否かの問合せや、取引対象である商品Aの決済を行う利用者U1の利用者像の問合せを送信する。また、店舗端末20は、コード情報の提示に先駆けて、利用者U1により提示されたクーポン情報を読み取った場合、クーポン情報に含まれるオンラインサービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。なお、店舗端末20は、クーポン情報の提示がなく、利用者U1からコード情報の提示があった場合、決済サービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。また、店舗端末20は、問合せの内容を示す問合せ種別の情報を問合せに含めることができる。
情報処理装置100は、利用者U1に関する問合せを店舗端末20から受信すると、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴に基づいて、取引対象に対する利用者U1の興味関心に関する利用者情報について確認を行う確認処理を実行する(ステップS05)。そして、情報処理装置100は、確認処理の結果を店舗端末20に送信する(ステップS06)。
上述したように、店舗端末20は、取引対象の決済に用いる決済方法としてコード決済が利用者U1により採用された場合、利用者端末10に表示されたコード情報から決済サービス用ユーザIDを読み取り、読み取った決済サービス用ユーザIDを問合せに含めて情報処理装置100に送信できる。これに対して、情報処理装置100は、店舗端末20から受信した問合せに含まれる決済サービス用ユーザIDに基づいて、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴を取得できる。具体的には、情報処理装置100は、決済サービス用ユーザIDと、オンラインサービス用ユーザIDとの対応関係を示すテーブル情報を予め備えておく。そして、情報処理装置100は、店舗端末20から問合せを受信した場合、このテーブル情報を参照して、問合せに含まれる決済サービス用ユーザIDに対応するオンラインサービス用ユーザIDを特定することにより、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴を取得する。なお、情報処理装置100は、決済サービス用ユーザIDに紐づく個人情報(氏名や、年齢や、住所や、電話番号など)と、オンラインサービス用ユーザIDに紐付く個人情報との突合処理などによって、ユーザアカウントの照合を行い、決済サービス用ユーザIDと、オンラインサービス用ユーザIDとの対応関係を示すテーブル情報を予め生成できる。また、情報処理装置100は、テーブル情報を生成する際、利用者U1の承認の元、決済サーバ30から、決済サービス用ユーザID、及び利用者U1の登録情報を取得する。
店舗運営者U2は、情報処理装置100から提供された確認処理の結果を、利用者U1に対する所定の特典の付与を検討する際の参考情報として利用できる。たとえば、上述した実施形態に係る情報処理により、以下のようなユーザ体験が実現される。たとえば、検索サービスを利用して「商品A」を検索したことがあるユーザが、店舗に来店して「商品A」の代金を支払う際、「商品A」の値引きクーポンなどが自動的に適用され、お得に「商品A」を購入することが可能となる。
(2-1-1.情報提供処理の具体例(その1))
以下、実施形態に係る情報提供処理の具体例(その1)について説明する。図2に、実施形態に係る情報提供処理の具体例(その1)の概要を示す。以下では、店舗端末20が、利用者U1が取引対象となる商品に対して興味関心を有するか否かの問合せを行い、その問合せに応じた結果を情報処理装置100が応答する例を説明する。
図2に示すように、利用者U1は、利用者端末10を操作し、取引対象である商品Aに対応するクーポン情報を提示するとともに、コード決済のためのコード情報を店舗側に提示する(ステップS11)。
店舗端末20は、利用者端末10に表示されたクーポン情報およびコード情報の読取を行う(ステップS12)。そして、店舗端末20は、コード情報から読み取った決済サービス用ユーザIDを含む取引情報を決済サーバ30に送信する(ステップS13)。
また、店舗端末20は、取引対象である商品Aに対する利用者U1の興味関心に関する問合せを情報処理装置100に送信する(ステップS14)。また、店舗端末20は、コード情報の提示に先駆けて、利用者U1により提示されたクーポン情報を読み取った場合、クーポン情報に含まれるオンラインサービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。なお、店舗端末20は、クーポン情報の提示がなく、利用者U1からコード情報の提示があった場合、決済サービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。また、店舗端末20は、問合せの内容が商品Aに対して利用者が興味関心を有するか否かの問合せであることを示す問合せ種別の情報を、情報処理装置100に送信する問合せに含めることができる。
情報処理装置100は、店舗端末20から問合せを受信すると、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴に基づいて、利用者U1が取引対象である商品Aに対して興味関心を有するか否かを確認する確認処理を実行する(ステップS15)。たとえば、情報処理装置100は、取引対象に対する興味関心度を推定する学習済みモデルを用いて、利用者U1が取引対象である商品Aに対して興味関心を有するか否かを確認する。具体的には、情報処理装置100は、サービス利用者ごとにオンラインサービスの利用履歴を管理するデータベースに記録された情報の中から、問合せに含まれるオンラインサービス用ユーザIDまたは決済サービス用ユーザIDと、クーポンコードに紐付く商品Aとに対応する情報を取得する。続いて、情報処理装置100は、取得した情報を学習済みモデルに入力することにより、学習済みモデルから取得される興味関心度を示すスコアが所定の閾値を超えている場合、利用者U1が取引対象である商品Aに対する興味関心を有するという判定結果を導出する。そして、情報処理装置100は、確認処理の結果として、取引対象である商品Aに対して利用者U1が興味関心を有するか否かを示す情報を店舗端末20に送信する(ステップS16)。
なお、情報処理装置100が、取引対象である商品Aに対して利用者U1が興味関心を有するか否かを示す情報は、興味を有することを示す情報(興味関心あり)または興味を有しないことを示す情報(興味関心なし)であってもよいし、興味関心度を示す情報(たとえば、学習済みモデルから出力されるスコア)であってもよい。
(2-1-2.情報提供処理の具体例(その2))
以下、実施形態に係る情報提供処理の具体例(その2)について説明する。図3に、実施形態に係る情報提供処理の具体例(その2)の概要を示す。以下では、店舗端末20が、利用者U1の利用者像に関する問合せを行い、その問合せに応じた結果を情報処理装置100が応答する例を説明する。
図3に示すように、利用者U1は、利用者端末10を操作し、取引対象である商品Aに対応するクーポン情報を提示するとともに、コード決済のためのコード情報を店舗側に提示する(ステップS21)。
店舗端末20は、利用者端末10に表示されたクーポン情報およびコード情報の読取を行う(ステップS22)。そして、店舗端末20は、コード情報から読み取った決済サービス用ユーザIDを含む取引情報を決済サーバ30に送信する(ステップS23)。
また、店舗端末20は、取引対象である商品Aの決済を行う利用者U1の利用者像に関する問合せを情報処理装置100に送信する(ステップS24)。また、店舗端末20は、コード情報の提示に先駆けて、利用者U1により提示されたクーポン情報を読み取った場合、クーポン情報に含まれるオンラインサービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。なお、店舗端末20は、クーポン情報の提示がなく、利用者U1からコード情報の提示があった場合、決済サービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。また、店舗端末20は、問合せの内容が商品Aについて決済を行う利用者の利用者像についての問合せであることを示す問合せ種別の情報を問合せに含めることができる。
情報処理装置100は、店舗端末20から問合せを受信すると、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴に基づいて、利用者U1が取引対象である商品Aに対して興味関心を有するか否かを確認する確認処理を行い、確認処理の結果を反映したペルソナ情報を生成する(ステップS25)。たとえば、情報処理装置100は、サービス利用者ごとにオンラインサービスの利用履歴を管理するデータベースに記録された情報の中から、問合せに含まれるオンラインサービス用ユーザIDまたは決済サービス用ユーザIDと、クーポンコードに紐付く商品Aとに対応する情報を取得する。続いて、情報処理装置100は、取得した情報を参照して、商品Aに対する利用者U1の興味関心に関する利用者情報について確認を行う確認処理を実行し、確認処理の結果を反映した仮想的な利用者像を表すペルソナ情報を生成する。たとえば、図3に示すように、情報処理装置100が生成するペルソナ情報は、利用者像を表す「属性」、「行動」、及び「興味関心」の各々の情報で構成されていてもよい。そして、情報処理装置100は、確認処理の結果として、生成したペルソナ情報を店舗端末20に送信する(ステップS26)。
また、情報処理装置100は、ペルソナ情報を生成する場合、利用者U1が決済を行う店舗の属性(たとえば、取り扱う商品の内容やターゲットとするユーザ層など)に合わせて、ペルソナ情報を生成してもよい。たとえば、情報処理装置100は、利用者U1が決済を行う店舗がレストランである場合、利用者像の属性の項目に家族構成を示す情報を含めたり、行動の項目に一か月あたりの外食の回数を示す情報を含めたり、興味嗜好の項目に好きな食事の傾向(和食好きや洋食好き)を示す情報などを含めたりしてもよい。
また、情報処理装置100は、利用者U1に対応する情報に基づいてペルソナ情報を生成する場合に限られない。たとえば、情報処理装置100は、利用者U1と、利用者U1に特徴が類似する他の利用者で構成されたユーザ群に紐付く情報を用いて、ユーザ群に含まれる各ユーザを代表する最大公約数的な仮想的なユーザ像を示すペルソナ情報を生成してもよい。
また、情報処理装置100は、ペルソナ情報として、商品Aに対する利用者U1の興味関心に関する利用者情報をそのまま提供してもよい。
(2-3.利益付与処理)
以下、実施形態に係る利益付与処理について説明する。図4に、実施形態に係る利益付与処理の概要を示す。図4に示すように、利用者U1は、利用者端末10を操作し、取引対象である商品Aに対応するクーポン情報を提示するとともに、コード決済のためのコード情報を店舗側に提示する(ステップS31)。
店舗端末20は、利用者端末10に表示されたクーポン情報およびコード情報の読取を行う(ステップS32)。そして、店舗端末20は、コード情報から読み取った決済サービス用ユーザIDを含む取引情報を決済サーバ30に送信する(ステップS33)。
また、店舗端末20は、取引対象である商品Aの決済を行う利用者U1に関する問合せを情報処理装置100に送信する(ステップS34)。たとえば、店舗端末20は、取引対象である商品Aに対する利用者の興味関心に関する利用者情報を取得するための問合せを送信する。また、店舗端末20は、コード情報の提示に先駆けて、利用者U1により提示されたクーポン情報を読み取った場合、クーポン情報に含まれるオンラインサービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。なお、店舗端末20は、クーポン情報の提示がなく、利用者U1からコード情報の提示があった場合、決済サービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。
情報処理装置100は、利用者U1に関する問合せを店舗端末20から受信すると、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴に基づいて、取引対象に対する利用者U1の興味関心に関する利用者情報について確認を行う確認処理を実行する(ステップS35)。そして、情報処理装置100は、確認処理の結果として、利用者情報を店舗端末20に送信する(ステップS36)。
店舗端末20は、情報処理装置100から確認処理の結果として利用者情報を受信すると、受信した利用者情報を参照して、利用者U1に対して付与する所定の特典を決定する(ステップS37)。たとえば、店舗端末20は、利用者情報を参照し、取引対象となる商品Aと同一または類似する商品に対する利用者U1の行動内容に基づいて、取引対象の商品Aに対する興味関心を有するか否かを判定する。そして、店舗端末20は、取引対象の商品Aに対する興味関心を有すると判定した場合、利用者U1に対して、取引対象である商品Aの決済時に利用可能なクーポンを付与することを決定する。これにより、店舗運営者U2は、利用者U1の囲い込みを図る。一方、店舗端末20は、取引対象の商品Aに対する興味関心を有しないと判定した場合、取引対象である商品Aの決済後に行われる他の決済時に利用可能なクーポンを利用者U1に付与することを決定する。これにより、店舗運営者U2は、店舗への再来店の可能性を高めることができる。そして、店舗端末20は、決定した所定の特典を利用者U1に付与する(ステップS38)。
なお、店舗端末20は、利用者U1に提供する所定の特典として、クーポンのみならず、取引対象に対応する代金の値引きや、ダイナミックプライシングなどを提供してもよい。
また、情報処理装置100は、利用者U1と所定の関係を有する他の利用者に対して、所定の特典を付与してもよい。たとえば、情報処理装置100は、所定の特典として、利用者U1に対してクーポンを付与する際、利用者情報記憶部25b(たとえば、図7参照)に記憶されている利用者情報を参照し、利用者U1の利用者IDに対応付けられている関連利用者IDを特定する。そして、情報処理装置100は、関連利用者IDにより識別される他の利用者に対しても、利用者U1と同様にクーポンを付与する。なお、付与部26eは、利用者U1と所定の関係を有する他の利用者に対して所定の特典を付与する場合、利用者U1に対しては、所定の特典を付与しなくてもよい。つまり、たとえば、付与部26eは、利用者U1に対して付与する予定のクーポンを、他の利用者に譲渡する形態であってもよい。
(2-4.報酬付与処理)
以下、実施形態に係る利益付与処理について説明する。図5に、実施形態に係る報酬付与処理の概要を示す。図5に示す情報処理システムSYS-Aは、紹介者端末11aおよび紹介者端末11bを有している。
紹介者端末11aは、店舗運営者U2から成果報酬型のウェブ広告(「所定の誘導情報」の一例)の配信依頼に応じて、ウェブ広告を紹介する紹介者U3-1(「誘導者」の一例)により使用される情報処理端末である。紹介者端末11bは、店舗運営者U2から成果報酬型のウェブ広告の配信依頼に応じて、ウェブ広告を紹介する紹介者U3-2(「誘導者」の一例)により使用される情報処理端末である。なお、以下の説明において、紹介者端末11aおよび紹介者端末11bを区別して説明する必要がない場合、「紹介者端末11」と総称して説明する。また、以下の説明において、紹介者U3-1および紹介者U3-2を区別して説明する必要がない場合、「紹介者U3」と総称して説明する。また、以下の説明において、紹介者U3は、情報処理装置100により提供されるオンラインサービスの利用者であることを前提とする。
図5に示すように、紹介者U3は、紹介者端末11を用いて、自身のブログやSNSなどに、広告主である店舗運営者U2から提供されるウェブ広告を掲載することにより、ウェブ広告の紹介を行う(ステップS41)。
また、利用者U1は、利用者端末10を操作し、取引対象である商品Aに対応するクーポン情報を提示するとともに、コード決済のためのコード情報を店舗側に提示する(ステップS42)。
店舗端末20は、利用者端末10に表示されたクーポン情報およびコード情報の読取を行う(ステップS43)。そして、店舗端末20は、コード情報から読み取った決済サービス用ユーザIDを含む取引情報を決済サーバ30に送信する(ステップS44)。
また、店舗端末20は、取引対象である商品Aの決済を行う利用者U1(「処理対象となる利用者」の一例)に関する情報提供依頼を情報処理装置100に送信する(ステップS45)。また、店舗端末20は、コード情報の提示に先駆けて、利用者U1により提示されたクーポン情報を読み取った場合、クーポン情報に含まれるオンラインサービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として情報提供依頼に含めることができる。なお、店舗端末20は、クーポン情報の提示がなく、利用者U1からコード情報の提示があった場合、決済サービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として情報提供依頼に含めることができる。
情報処理装置100は、情報提供依頼を店舗端末20から受信すると、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴を取得する(ステップS46)。そして、情報処理装置100は、取得したオンラインサービスの利用履歴を店舗端末20に送信する(ステップS47)。なお、情報処理装置100は、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴に基づいて、取引対象に対する利用者U1の興味関心に関する利用者情報について確認を行う確認処理を実行し、確認処理の結果を店舗端末20に送信してもよい。
店舗端末20は、情報処理装置100から利用者U1のオンラインサービスの利用履歴を受信すると、受信したオンラインサービスの利用履歴を参照して、利用者U1に対して紹介されたウェブ広告に起因する行動を特定する特定処理を実行する(ステップS48)。そして、店舗端末20は、ウェブ広告に起因する行動が特定された場合、ウェブ広告の紹介を行った紹介者U3に対して利用者U1の行動に応じた所定の報酬を付与する(ステップS49)。
たとえば、店舗端末20は、利用者U1について、紹介者U3により紹介された商品Aに関するウェブ広告の閲覧後、一定期間内に行われた利用者の行動のうち、ウェブ広告に紐付く店舗、又はウェブ広告に掲載されている商品Aに対する利用者U1の行動を広告に起因する行動として特定する。たとえば、店舗端末20は、利用者U1によるウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店があった場合、ウェブ広告に紐付く店舗への来店をウェブ広告に起因する行動として特定する。店舗端末20は、ウェブ広告に紐付く店舗への来店が確認された場合、所定の報酬を紹介者U3に付与してもよい。また、店舗端末20は、利用者U1によるウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店、及びウェブ広告に掲載されている商品の購入があった場合、ウェブ広告に紐付く店舗への来店、及びウェブ広告に掲載されている商品の購入をウェブ広告に起因する行動として特定する。この場合、店舗端末20は、来店のみが確認された場合よりも多くの報酬を紹介者U3に付与してもよい。また、店舗端末20は、ウェブ広告に掲載されている商品Aが購入された場合と、ウェブ広告に掲載されている商品Aとは異なる商品が購入された場合とで、紹介者U3に付与する所定の報酬の内容を変更してもよい。
(2-5.開示設定処理)
以下、実施形態に係る開示設定処理について説明する。図6に、実施形態に係る開示設定処理の概要を示す。情報処理装置100は、オンラインサービスを利用するサービス利用者である利用者U1から、行動または興味関心に関する利用者情報の第三者への提供の可否に関する設定を予め受け付けてもよい。これにより、利用者U1(「エンドユーザ」)の一例)の要望に応じた情報開示を実現する。
たとえば、図6に示すように、情報処理装置100は、オンラインサービスの利用登録の際などに、利用者端末10に対し、情報開示確認依頼を送信する(ステップS51)。
利用者端末10は、情報処理装置100から情報開示確認依頼を受信すると、情報開示確認依頼を表示する(ステップS52)。また、利用者端末10は、所定の設定画面などを通じて、利用者U1から開示設定を受け付ける(ステップS53)。そして、利用者端末10は、開示設定情報を情報処理装置100に送信する(ステップS54)。
情報処理装置100は、利用者端末10から開示設定情報を受信すると、利用者U1に対応するオンラインサービス用ユーザIDに対応付けて、開示設定情報を登録する(ステップS55)。
また、情報処理装置100は、上述の開示設定処理に伴い、確認処理の結果に含まれる利用者情報のうち、利用者U1に対応する開示設定情報を参照し、第三者への開示が許可されている情報を、利用者U1に関する問合せの送信元である店舗に提供する。また、情報処理装置100は、第三者への開示が許可されていない利用者情報のうち、問合せの件数が所定数を超える問合せ多数情報について、開示の許可を依頼する旨の通知を利用者U1に提供してもよい。また、この場合、情報処理装置100は、問合せ多数情報の開示の許可と引換に獲得可能な所定の報酬に関する情報を含む通知を利用者U1に提供してもよい。
[3.その他]
なお、上述したオンラインサービス用ユーザIDとの対応関係を示すテーブル情報は、必ずしも必須ではない。例えば、未ログイン状態でユーザが検索を行う場合、例えば、ユーザが自身の情報の提供を許諾している場合、ユーザにより許諾された各種トラッキング技術(クッキーなど)の情報を用いて、各種ドメインのクライアントから当該ユーザの検索履歴を取得し、取得した検索履歴に基づいて、ユーザが所定の特典を付与される資格を有しているかを推定してもよい。すなわち、情報提供装置100は、ユーザの過去の行動履歴を取得することができるのであれば、任意の手法で取得された行動履歴を取得し、取得した行動履歴から、利用者が各種条件を満たす利用者であるかを判定すればよい。
また、例えば、情報処理装置100は、クーポン以外にも、各種任意のサービス提供において、ユーザが各種条件を満たすユーザであるかを判定し、判定結果を店舗端末20や、その他各種端末に対して提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、保険サービスの提供に関して、ユーザが各種条件を満たすユーザであるかを判定し、判定結果を店舗端末20や、その他各種端末に対して提供してもよい。より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、車の事故が発生した際に、車を運転していたユーザが各種条件(所定の検索を行っていたか、位置履歴から所定の運転を行っていたか、飲酒可能な店舗を所定の期間内に訪問していたか等)を満たすか否かを判定し、判定結果を提供することで、保険料の支払い可否や、保険料の減額もしくは増額、毎月の保険料の算出や保険に関するグレードの変更可否についての判断を行わせてもよい。
また、図2に示す情報提供処理の具体例は、あくまで一例であり、これに限定されるものではない。例えば、情報処理装置100は、クーポンの配布判断を行えればよく、興味関心以外にも、各種任意の条件を利用者U1が満たすか否かに応じて、クーポンや割引等の利益の提供を判断すればよい。このような処理の結果、情報処理装置100は、ユーザやユーザが利用した店舗から情報の提供を受け付けると、対価として、ユーザに各種割引等の提供を行うことができる。
また、上述した例では、情報提供装置100は、店舗端末20から利用者に関する問い合わせを受け付けていた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置100は、利用者端末10から利用者に関する問い合わせを受け付けてもよい。例えば、利用者端末10は、各種の決済や取引をユーザが行う場合、情報提供装置100に対して、上述した各種問い合わせを行い、情報提供装置100から得られた問い合わせの結果を表示することで、問い合わせ結果を店舗端末20に提供してもよい。例えば、利用者端末10は、ペルソナ情報や興味関心を示すQRコード(登録商標)等を表示することで、店舗端末20に問い合わせの結果を提供してもよい。
なお、利用者端末10は、各種問い合わせの結果をキャッシュとして保持してもよい。例えば、利用者端末10は、ユーザからの操作に従って、あらかじめペルソナ情報や興味関心の情報を情報提供装置100から取得し、キャッシュとして保持する。そして、利用者端末10は、取引の際に、キャッシュとして保持した情報を店舗端末20に提供することで、各種クーポンの適用や割引を受けることができる。
[4.実施形態に係る各装置の構成]
(4-1.店舗端末の構成)
まず、実施形態に係る店舗端末の構成例について説明する。図7に、実施形態に係る店舗端末20の構成例を示す。図7に示すように、実施形態に係る店舗端末20は、入力部21と、出力部22と、センサ部23と、通信部24と、記憶部25と、制御部26とを有する。
入力部21は、ユーザ(たとえば、図1に示す店舗運営者U2など)から各種の操作情報の入力を受け付ける。たとえば、入力部21は、タッチセンサにより表示面(たとえば、出力部22)を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部21は、店舗端末200に設けられたボタンや、店舗端末200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。入力部21は、入力された各種操作に関する情報を制御部26に受け渡す。
出力部22は、各種情報を出力する。たとえば、出力部22は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro - Luminescence)ディスプレイなどにより構成される。また、出力部22は、スピーカなどの音出力部を有して構成されていてもよく、この場合、各種音声を出力できる。
また、入力部21と出力部22とがタッチスクリーンディスプレイにより一体的に構成される場合、店舗端末20は、出力部22を構成するディスプレイの表示画面を介してユーザからの入力を受け付け、表示画面を介してユーザに対する情報出力を行う。たとえば、入力部21および出力部22は、店舗運営者U2からの操作に応じて電子決済サービスのウェブサイトや店舗アプリの画面を表示し、これらのウェブサイトや画面などを介して、ユーザからの操作を受け付けることができる。
センサ部23は、各種情報を取得する。たとえば、センサ部23は、画像情報を取得するデジタルカメラを有して構成されていてもよい。デジタルカメラは、光学素子と撮像素子とを含む。光学素子は、例えばレンズ、ミラー、プリズム、フィルタなどの光学系を構成する素子である。撮像素子は、光学素子を通して入射した光を電気信号である画像信号に変換する素子である。撮像素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどである。たとえば、センサ部23は、利用者端末10に表示されたコード情報を取得し(読み取り)、取得したコード情報を制御部26に受け渡す。
通信部24は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部24は、ネットワークNと有線または無線で接続される。店舗端末20は、ネットワークNを介して、利用者端末10や、決済サーバ30や、情報処理装置100などの他の装置との間で情報の送受信を行う。たとえば、通信部24は、決済サーバ30に対して、コード決済を利用した決済に関する取引情報を送信する。
記憶部25は、各種情報などを記憶する。記憶部25は、たとえば、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、またはハードディスクや、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。たとえば、記憶部25は、決済履歴記憶部25aと、利用者情報記憶部25bとを有する。
決済履歴記憶部25aは、店舗端末20が設置された店舗における決済履歴に関する情報を記憶する。図8に、実施形態に係る決済履歴記憶部25aに記憶される決済履歴に関する情報の概要を示す。
図8に示すように、決済履歴記憶部25aに記憶される決済履歴に関する情報は、「履歴ID」の項目や、「利用者ID」の項目や、「決済日時」の項目や、「決済方法」の項目や、「決済サービス用ユーザID」の項目や、「クーポン情報(オンラインサービス用ユーザID/クーポンコード)」の項目などといった複数の項目を有している。決済履歴に関する情報が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
「履歴ID」の項目には、決済履歴を識別するための識別情報である履歴IDが記憶されている。「利用者ID」の項目には、決済の当事者である利用者(たとえば、取引対象の購入者)を識別するための識別情報である利用者IDが記憶される。この利用者IDは、たとえば、店舗が利用者に配布する会員用ポイントカードに対して固有に割り振られているカードID(会員番号)などの識別情報であってもよいし、店舗が利用者に配布する会員用の所定のアプリケーションに固有に割り振られているアプリケーションID(会員番号)などの識別情報であってもよい。
「決済日時」の項目には、店舗において決済が行われた日時を示す情報が記憶される。「決済方法」の項目には、決済に用いられた決済方法を示す情報が記憶される。なお、「決済方法」の項目に記憶されている情報が「スマートフォン」である場合、スマートフォンを用いたコード決済や、非接触IC決済などに該当する。「決済サービス用ユーザID」の項目には、決済方法としてコード決済を用いたストアスキャン決済が採用された場合、店舗端末20により読み取られた決済サービス用ユーザIDが記憶される。「クーポン情報(オンラインサービス用ユーザID/クーポンコード)」の項目には、決済に先駆けて利用者によりクーポンが提示された場合、店舗端末20により読み取られたオンラインサービス用ユーザIDおよびクーポンコードが記憶される。
利用者情報記憶部25bは、店舗の利用者に関する利用者情報を記憶する。図9に、実施形態に係る利用者情報記憶部25bに記憶される利用者情報の概要を示す。
図9に示すように、利用者情報記憶部25bは、「利用者ID」の項目と、「関連利用者ID」の項目とを有している。利用者情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「利用者ID」の項目には、決済の当事者である利用者(たとえば、取引対象の購入者)を識別するための識別情報である利用者IDが記憶される。この利用者IDは、決済履歴に関する情報が有する「利用者ID」に項目に記憶されている情報と同一の情報であってもよい。「関連利用者ID」の項目には、利用者IDにより識別される利用者に対して付与されたクーポンなどの所定の特典を譲渡することができる他の利用者を識別するための識別情報である利用者IDが記憶される。「関連利用者ID」の項目に記憶される利用者IDは、「利用者ID」の項目に記憶される利用者IDと同種の情報であってもよい。たとえば、会員用ポイントカードに対して固有に割り振られているカードID(会員番号)などの識別情報や、店舗が利用者に配布する会員用の所定のアプリケーションに固有に割り振られているアプリケーションID(会員番号)などの識別情報であってもよい。
制御部26は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、店舗端末20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部26は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部26は、問合せ部26aと、取得部26bと、決定部26cと、特定部26dと、付与部26eとを有し、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
問合せ部26aは、通信部24を通じて、取引対象の決済を行う利用者に関する問合せを情報処理装置100に送信する。また、問合せ部26aは、コード情報の提示に先駆けて、利用者により提示されたクーポン情報を読み取った場合、クーポン情報に含まれるオンラインサービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。なお、店舗端末20は、クーポン情報の提示がなく、利用者U1からコード情報の提示があった場合、決済サービス用ユーザIDを、利用者U1の識別情報として問合せに含めることができる。また、問合せ部26aは、問合せの内容を示す問合せ種別の情報を問合せに含めることができる。
取得部26bは、取引対象の決済を行う利用者の行動に関する利用者情報を取得する。たとえば、取得部26bは、通信部24を通じて、取引対象の決済を行う利用者(たとえば、図4に示す利用者U1)に関する問合せを情報処理装置100に送信することにより、該当の利用者の興味関心に関する利用者情報を取得する。
また、取得部26bは、処理対象となる利用者のオンラインサービスの利用履歴(オンラインでの行動履歴)を取得する。たとえば、取得部26bは、通信部24を通じて、取引対象の決済を行う利用者(たとえば、図5に示す利用者U1)に関する情報提供依頼を情報処理装置100に送信することにより、該当の利用者に関するオンラインサービスの利用履歴を取得する。
決定部26cは、取得部26bにより取得された利用者情報に基づいて、利用者に対して付与する所定の特典を決定する。たとえば、決定部26cは、利用者情報を参照し、取引対象となる商品と同一または類似する商品に対する利用者の行動内容に基づいて、取引対象の商品に対する興味関心を有するか否かを判定する。そして、決定部26cは、取引対象の商品に対する興味関心を有すると判定した場合、利用者に対して、取引対象の決済時に利用可能なクーポンを利用者に付与することを決定する。一方、決定部26cは、取引対象に対する興味関心を有しないと判定した場合、取引対象の決済後に行われる他の決済時に利用可能なクーポンを利用者に付与する。
また、決定部26cが利用者に提供するクーポンは、取引対象を提供する店舗の店舗運営者U2(たとえば、図1など参照)が店舗の会員に対して独自に付与するクーポンであってもよいし、利用者が取引対象の決済に利用するコード決済の決済処理において決済サーバ30により付与されるクーポンであってもよい。決済サーバ30から利用者に対するクーポンの付与は、店舗運営者U2が、決済サーバ30に対して予め適用条件を設定しておくことにより実現される。
特定部26dは、処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する。たとえば、特定部26dは、通信部24を通じて、処理対象となる利用者(たとえば、図5に示す利用者U1)のオンラインサービスの利用履歴を受信すると、受信したオンラインサービスの利用履歴を参照して、利用者U1に対して提供されたウェブ広告の閲覧に起因する行動の特定を試みる。具体的には、特定部26dは、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内に行われた利用者の行動のうち、ウェブ広告に紐付く店舗、又はウェブ広告に掲載されている取引対象に対する利用者の行動を広告に起因する行動として特定する。たとえば、特定部26dは、利用者U1によるウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店があった場合、ウェブ広告に紐付く店舗への来店をウェブ広告に起因する行動として特定する。また、特定部26dは、利用者U1によるウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店、及びウェブ広告に掲載されている商品の購入があった場合、ウェブ広告に紐付く店舗への来店、及びウェブ広告に掲載されている商品の購入をウェブ広告に起因する行動として特定する。
付与部26eは、決定部26cにより決定された所定の特典を利用者(たとえば、図4に示す利用者U1)に対して付与する。たとえば、付与部26eは、取引対象の決済時に適用可能な特典を利用者に付与する。具体的には、付与部26eは、利用者U1に対して、取引対象である商品Aの決済時に利用可能なクーポンを利用者に付与する。また、たとえば、付与部26eは、取引対象の決済後に行われる他の決済時に適用可能な特典を利用者に付与する。具体的には、付与部26eは、取引対象の決済後に行われる他の決済時に利用可能なクーポンを利用者に付与する。
また、付与部26eは、特定部26dにより所定の誘導情報(たとえば、ウェブ広告)に起因する行動が特定された場合、所定の誘導情報の紹介を行った誘導者(たとえば、図5に示す紹介者U3)に対して利用者(たとえば、図5に示す利用者U1)の行動に応じた所定の報酬を付与する。たとえば、付与部26eは、特定部26dにより、ウェブ広告に起因する行動として、店舗および取引対象のうちの少なくともいずれか一方に対する利用者の行動が特定された場合、所定の報酬を誘導者に付与してもよい。また、付与部26eは、ウェブ広告に掲載されている商品が購入された場合と、ウェブ広告に掲載されている商品とは異なる商品が購入された場合とで、誘導者に付与する所定の報酬の内容を変更してもよい。
(4-2.情報処理装置の構成)
以下、実施形態に係る情報処理装置100の構成例について説明する。図10に、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す。図10に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続される。情報処理装置100は、ネットワークNを介して、利用者端末10や店舗端末20、決済サーバ30などの他の装置との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、情報処理装置100による情報処理の機能や作用を実現または実行するためのプログラムおよびデータなどを記憶する。記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、またはハードディスクや、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。たとえば、記憶部120は、履歴情報記憶部121と、モデル記憶部122と、対応テーブル記憶部123と、開示設定記憶部124とを有する。
(履歴情報記憶部121)
履歴情報記憶部121は、各サービス利用者によるオンラインサービスの利用履歴に関する情報を記憶する。図11に、実施形態に係る履歴情報記憶部121に記憶される利用履歴に関する情報の概要を示す。
図11に示すように、実施形態に係る履歴情報記憶部121に記憶される利用履歴に関する情報は、「利用者ID」の項目や、「検索履歴」の項目や、「移動履歴」の項目や、「購買履歴」の項目や、「閲覧履歴」の項目などといった複数の項目を有している。利用履歴に関する情報が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
「利用者ID」の項目には、オンラインサービスの利用登録の際に利用者U1に付与される利用者識別情報であるオンラインサービス用ユーザIDが記憶される。
「検索履歴」の項目には、オンラインサービスにおけるサービス利用者の検索履歴を示す情報が記憶される。「移動履歴」の項目には、オンラインサービスにおけるサービス利用者の移動の履歴を示す情報が記憶される。「購買履歴」の項目には、オンラインサービスにおけるサービス利用者の購買の履歴を示す情報が記憶される。「閲覧履歴」の項目には、オンラインサービスにおけるサービス利用者の閲覧の履歴を示す情報が記憶される。
(モデル記憶部122)
モデル記憶部122は、取引対象に対する興味関心度を推定する学習済みモデルの情報を記憶する。たとえば、モデル記憶部122に記憶される学習済みモデルは、たとえば、取引対象に対する心象情報と、取引対象に対する所定の行動との組を入力データとし、入力データに対応するスコアを推定する推定モデルである。
取引対象に対する心象情報は、広告に掲載されている商品に対するアンケートの回答などから取得される。また、取引対象に対する所定の行動として、取引対象に対する興味関心を類推するために予め設定される行動であり、たとえば、所定の検索クエリの入力回数や、所定のウェブサイトの閲覧回数などがデータサンプルの一例として想定される。たとえば、取引対象に対して「興味がある」または「興味がない」と回答した各サービス利用者に紐付くオンラインサービスの利用履歴から、正解データとする学習用データを準備できる。
学習済みモデルは、任意の学習手法を用いた機械学習により生成される。学習手法として、ディープラーニング(Deep learning:深層学習)や、RNN(Recurrent Neural Network)や、LSTM(Long Short Term Memory)などが例示される。また、推定モデルの学習処理において、情報処理装置100は、ニューラルネットワークなどの任意の機械学習モデルを学習用モデルとして、推定モデルを学習できる。また、ニューラルネットワークを学習用モデルとする場合、情報処理装置100は、ニューラルネットワークを構成する各層のノード間でスコア(値)が伝搬される際に考慮される重み(接続係数)の値を調整する学習処理を行う。たとえば、情報処理装置100は、バックプロパゲーション(誤差逆伝播法)などの任意の手法を用いて、学習用モデルからの出力と、入力に対応する正解(正解データ)との誤差が少なくなるように、パラメータ(接続係数)を補正する処理を行うことにより推定モデルを学習する。なお、情報処理装置100は、バックプロパゲーションの手法を用いる場合、所定の損失(ロス)関数を最小化するように学習処理を実行することで、学習用モデルからの出力と、入力に対応する正解(正解データ)との誤差が少なくなるようにパラメータ(接続係数)を補正できる。
(対応テーブル記憶部123)
対応テーブル記憶部123は、サービス利用者の承諾を得て、決済サーバ30から予め取得される決済サービス用ユーザIDとオンラインサービス用ユーザIDとの対応関係を示す情報が記憶される。なお、対応テーブル記憶部123は、サービス利用者の承諾を得て、サービス利用者が利用する店舗のポイントカードに関するカードID(会員番号)と、オンラインサービス用ユーザIDとの対応関係を記憶してもよい。また、対応テーブル記憶部123は、店舗が利用者に配布する会員用の所定のアプリケーションに固有に割り振られているアプリケーションID(会員番号)と、オンラインサービス用ユーザIDとの対応関係を記憶してもよい。
(開示設定記憶部124)
開示設定記憶部124は、処理対象となる利用者ごとに予め設定される情報であって、利用者の行動または興味関心に関する利用者情報の第三者への開示の可否を示す開示設定に関する情報を記憶する。図12に、実施形態に係る開示設定記憶部124に記憶される開示設定に関する情報の概要を示す。
図12に示すように、開示設定記憶部124に記憶される開示設定に関する情報は、「利用者ID」の項目や、「開示設定」の項目といった複数の項目を有している。開示設定に関する情報が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
「利用者ID」の項目には、オンラインサービスの利用登録の際にサービス利用者に付与される利用者識別情報であるオンラインサービス用ユーザIDが記憶される。
「開示設定」の項目は、「検索履歴」の項目や、「移動履歴」の項目や、「購買履歴」の項目や、「閲覧履歴」の項目や、「登録情報」の項目や、「属性情報」の項目などといった複数の項目を有している。「開示設定」の項目が有するこれらの項目には、サービス利用者による第三者への情報開示の可否を示す情報が記憶される。「検索履歴」の項目や、「移動履歴」の項目や、「購買履歴」の項目や、「閲覧履歴」の項目は、履歴情報記憶部121に記憶されている利用履歴に関する情報が有する各項目に対応している。
「登録情報」の項目には、オンラインサービスの利用登録の際にサービス利用者に登録された情報を記憶する。「登録情報」の項目には、サービス利用者の氏名や、年齢や、性別や、住所や、家族構成などのデモグラフィック属性に対応する情報などが記憶される。「属性情報」の項目には、サービス利用者の興味嗜好やライフスタイルなどのサイコグラフィック属性に対応する情報などが記憶される。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現され得る。
図10に示すように、制御部130は、受付部131と、確認処理部132と、提供部133とを有し、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する処理単位で複数の分割された内部構成を有していてもよい。また、制御部130は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受付部131)
受付部131は、通信部110を通じて、取引対象を提供する店舗から、取引対象について決済を行う利用者(たとえば、図1に示す利用者U1)に関する問合せを受け付ける。受付部131は、取得した問合せを確認処理部132に受け渡す。
また、受付部131は、処理対象となる利用者(たとえば、オンラインサービスのサービス利用者から)から、利用者の行動または興味関心に関する利用者情報の第三者への開示の可否を予め受け付ける。たとえば、受付部131は、オンラインサービスの利用登録の際などに、通信部110を通じて、利用者端末10に対し、情報開示確認依頼を送信する。受付部131は、情報開示確認依頼を通じて、たとえば、利用者の利用履歴が有する各項目の単位で、利用者から利用履歴の第三者への開示の可否を受け付けることができる。また、受付部131は、情報開示確認依頼を通じて、利用者の登録情報や属性情報などの第三者への開示の可否を受け付けることができる。
また、受付部131は、情報開示依頼に対する回答として、通信部110を通じて、利用者端末10から開示設定情報を受け付ける。また、受付部131は、通信部110を通じて、利用者から受け付けた開示設定情報を利用者ごとに登録する。たとえば、受付部131は、利用者に対応するオンラインサービス用ユーザIDに対応付けて、開示設定情報を登録する。
また、受付部131は、利用者に関する情報のうち、特定の行動に関する情報の問合せを店舗から受け付けてもよい。また、受付部131は、利用者ごとに問合せのあった特定の行動に関する情報の問合せの件数を管理してもよい。また、受付部131は、問合せの件数の情報を提供部133に受け渡す。
(確認処理部132)
確認処理部132は、受付部131により問合せが受け付けられた場合、取引対象について決済を行う利用者に紐付く行動履歴から、取引対象に対する利用者の興味関心に関する利用者情報を取得し、取得した利用者情報について確認を行う確認処理を実行する。
たとえば、確認処理部132は、受付部131により問合せが受け付けられた場合、問合せに含まれるオンラインサービス用ユーザIDまたは決済サービス用ユーザIDに基づいて、これらのIDに紐付くオンラインサービスの利用履歴(「行動履歴」の一例)を履歴情報記憶部121から取得する。
また、確認処理部132は、問合せに含まれる問合せ種別に基づいて、問合せ内容を判別する。たとえば、確認処理部132は、問合せ内容が取引対象に対する利用者の興味関心に関する問合せである場合、オンラインサービスの利用履歴に基づいて、取引対象に対して利用者が興味関心を有するか否かを確認する確認処理を実行する。具体的には、確認処理部132は、利用履歴に基づいて取引対象に対する興味関心度を推定する学習済みモデルを用いて、取引対象に対して利用者が興味関心を有するか否かを確認する確認処理を実行する。たとえば、確認処理部132は、利用者ごとにオンラインサービスの利用履歴を管理する履歴情報記憶部121に記録された利用履歴の中から、問合せに含まれるオンラインサービス用ユーザIDまたは決済サービス用ユーザIDと、クーポンコードに紐付く商品とに対応する情報を取得する。続いて、確認処理部132は、取得した情報を学習済みモデルに入力することにより、学習済みモデルから取得される興味関心度を示すスコアが所定の閾値を超えている場合、利用者が取引対象である商品に対する興味関心を有するという判定結果を導出する。
また、確認処理部132は、問合せ内容が取引対象の決済を行う利用者の利用者像についての問合せである場合、取引対象について決済を行う利用者に紐付く行動履歴に基づいて、利用者が興味関心を有するか否かを確認する確認処理を実行し、確認処理の結果を反映したペルソナ情報を生成する。具体的には、確認処理部132は、利用者ごとにオンラインサービスの利用履歴を管理する履歴情報記憶部121に記録された利用履歴の中から、問合せに含まれるオンラインサービス用ユーザIDまたは決済サービス用ユーザIDと、クーポンコードに紐付く商品とに対応する情報を取得する。続いて、確認処理部132は、取得した情報を参照して、取引対象の商品に対する利用者の興味関心に関する利用者情報について確認を行う確認処理を実行し、確認処理の結果を反映した仮想的な利用者像を表すペルソナ情報を生成する。たとえば、確認処理部132が生成するペルソナ情報は、利用者像を表す「属性」、「行動」、及び「興味関心」の各々の情報で構成されていてもよい(たとえば、図3参照)。
また、確認処理部132は、ペルソナ情報を生成する場合、利用者が決済を行う店舗の属性(たとえば、取り扱う商品の内容やターゲットとするユーザ層など)に合わせて、ペルソナ情報を生成してもよい。たとえば、確認処理部132は、利用者が決済を行う店舗がレストランである場合、利用者像の属性の項目に家族構成を示す情報を含めたり、行動の項目に一か月あたりの外食の回数を示す情報を含めたり、興味嗜好の項目に好きな食事の傾向(和食好きや洋食好き)を示す情報などを含めたりしてもよい。
(提供部133)
提供部133は、確認処理部132による確認処理の結果を利用者に関する問合せの問合せ元である店舗に提供する。また、提供部133は、確認処理部132により生成されたペルソナ情報を、利用者に関する情報の問合せ元である店舗に提供する。
また、提供部133は、確認処理部132による確認処理の結果に含まれる利用者情報を、利用者に関する情報の問合せの問合せ元である店舗に提供する場合、利用者に対応する開示設定情報を参照し、利用者による第三者への開示が許可されている情報を、利用者に関する情報の問合せ元である店舗に提供する。
また、提供部133は、第三者への開示が許可されていない利用者情報のうち、問合せの件数が所定数を超える問合せ多数情報について開示の許可を依頼する旨の通知を利用者に提供してもよい。たとえば、提供部133は、利用者がオンラインサービスを利用した際に、上述の通知を利用者端末10に送信する。また、この場合、提供部133は、問合せ多数情報の開示の許可と引換に獲得可能な所定の報酬に関する情報を含む通知を利用者に提供してもよい。
[5.実施形態に係る処理手順]
(5-1.情報提供処理)
以下、実施形態に係る情報処理装置100により実行される情報提供処理の手順について説明する。図13に、実施形態に係る情報処理装置100により実行される情報提供処理の手順の一例を示す。図13に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130により実行される。図13に示す処理手順は、情報処理装置100の稼働中、繰り返し実行される。
図13に示すように、確認処理部132は、受付部131により問合せが受け付けられた場合、問合せに含まれるオンラインサービス用ユーザIDまたは決済サービス用ユーザIDに基づいて、これらのIDに紐付くオンラインサービスの利用履歴を履歴情報記憶部121から取得する(ステップS101)。
また、確認処理部132は、たとえば、問合せに含まれる問合せ種別に基づいて、問合せの内容を判別する(ステップS102)。確認処理部132は、ステップS102の判別の結果、問合せ内容が取引対象に対する利用者の興味関心についての問合せである場合、ステップS101で取得したオンラインサービスの利用履歴に基づいて、学習済みモデルを用いて、取引対象に対して利用者が興味関心を有するか否かを確認する確認処理を実行する(ステップS103)。
また、提供部133は、ステップS103の確認処理の結果として、利用者が取引対象に対して興味関心を有するか否かを示す情報を提供して(ステップS104)、図13に示す処理手順を終了する。
また、確認処理部132は、ステップS102の判別の結果、問合せの内容が取引対象の決済を行う利用者の利用者像についての問合せである場合、取引対象について興味関心を有するか否かの確認処理の結果を反映したペルソナ情報を生成する(ステップS105)。
また、提供部133は、ステップS105の確認処理の結果として、ステップS105で生成したペルソナ情報を提供して(ステップS106)、図13に示す処理手順を終了する。
(5-2.利益付与処理)
以下、実施形態に係る店舗端末20により実行される利益付与処理の手順について説明する。図14に、実施形態に係る店舗端末20により実行される利益付与処理の手順の一例を示す。図14に示す処理手順は、店舗端末20の制御部26により実行される。図14に示す処理手順は、店舗端末20の稼働中、繰り返し実行される。
図14に示すように、取得部26bは、取引対象の決済を行う利用者の興味関心に関する利用者情報を取得する(ステップS201)。
また、決定部26cは、ステップS201で取得された利用者情報に基づいて、取引対象に対して利用者が興味関心を有するか否かを判定する(ステップS202)。
決定部26cは、取引対象に対して利用者が興味関心を有すると判定した場合(ステップS202;Yes)、取引対象の決済時に利用可能なクーポンを利用者に付与することを決定して(ステップS203)、図14に示す処理手順を終了する。
一方、決定部26cは、取引対象に対して利用者が興味関心を有しないと判定した場合(ステップS202;No)、取引対象の決済後に行われる他の決済時に利用可能なクーポンを利用者に付与して(ステップS204)、図14に示す処理手順を終了する。
(5-3.報酬付与処理)
以下、実施形態に係る店舗端末20により実行される報酬付与処理の手順について説明する。図15に、実施形態に係る店舗端末20により実行される報酬付与処理の手順の一例を示す。図15に示す処理手順は、店舗端末20の制御部26により実行される。図15に示す処理手順は、店舗端末20の稼働中、繰り返し実行される。
図15に示すように、取得部26bは、処理対象となる利用者のオンラインサービスの利用履歴を取得する(ステップS301)。
特定部26dは、ステップS301で取得した利用者のオンラインサービスの利用履歴を参照して、利用者に対して紹介されたウェブ広告に起因する行動を特定する(ステップS302)。
特定部26dは、ステップS302の特定結果を参照して、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店があったかどうかを判定する(ステップS303)。
特定部26dは、ステップS302の特定結果を参照して、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店があったと判定した場合(ステップS303;Yes)、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に掲載されている商品の購入があったかどうかを判定する(ステップS304)。
特定部26dにより、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に掲載されている商品の購入があったと判定された場合(ステップS304;Yes)、付与部26eは、ウェブ広告を紹介した誘導者に対して、ウェブ広告に紐付く店舗への来店および商品購入に応じた所定の報酬を付与して(ステップS305)、図15に示す処理手順を終了する。
特定部26dにより、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に掲載されている商品の購入がなかったと判定された場合(ステップS304;Yes)、付与部26eは、ウェブ広告に紐付く店舗への来店に応じた所定の報酬を付与して(ステップS306)、図15に示す処理手順を終了する。
上述のステップS303において、特定部26dは、ウェブ広告の閲覧後、一定期間内にウェブ広告に紐付く店舗への来店がなかったと判定した場合(ステップS303;No)、図15に示す処理手順を終了する。
[6.変形例]
(6-1.変形例に係る情報処理の概要)
本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムは、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。以下では、実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例では、情報処理装置500が、オンラインサービスのサービス利用者からの申請に応じて、サービス利用者と関連性が強い商品(お気に入り商品)に対してお墨付き(保証)を与え、第三者に提示することが可能な証明情報を付与する場合の情報処理の一例について説明する。図16は、変形例に係る情報処理の概要を示す。
図16に示すように、変形例に係る情報処理システムSYS-Bは、利用者端末10と、店舗端末200と、情報処理装置500とを有している。情報処理システムSYS-Bが有する店舗端末200は、実施形態に係る情報処理システムSYS-Aが有する店舗端末20に対応している。また、情報処理システムSYS-Bが有する情報処理装置500は、実施形態に係る情報処理システムSYS-Aが有する情報処理装置100に対応している。
利用者U1は、利用者端末10を操作して、自身との関連性が強い商品を証明するための証明情報の申請を情報処理装置500に送信する(ステップS61)。たとえば、証明情報の申請には、利用者U1が所有するオンラインサービス用ユーザIDが含まれる。
情報処理装置500は、利用者端末10から証明情報の申請を受信すると、証明情報登録処理を実行する(ステップS62)。たとえば、情報処理装置500は、証明情報の申請に含まれているオンラインサービス用ユーザIDに基づいて、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴を取得する。続いて、情報処理装置500は、取得したオンラインサービスの利用履歴を参照して、利用者U1と関連性の強さが推認される商品(お気に入り商品)を特定する。
たとえば、情報処理装置500は、他のサービス利用者と比較して相対的に入力回数が多い検索クエリの情報や、訪問回数の多い場所の情報や、閲覧回数の多いウェブサイトの情報や、購入回数の多い商品の情報などに基づいて、利用者U1と関連性の強さが推認される商品の特定を試みる。以下、検索クエリの入力回数を用いて、申請元の利用者U1と関連性の強い商品の特定方法について具体的に説明する。まず、情報処理装置500は、申請元の利用者U1により入力された検索クエリのうち、処理対象となる検索クエリについて、全てのサービス利用者による入力回数の中央値を算出する。次に、情報処理装置500は、算出した中央値よりも申請元の利用者U1による入力回数が多ければ、申請元の利用者U1による処理対象となる検索クエリの入力は、他のサービス利用者と比較して特徴的な行動であると判断し、処理対象となる検索クエリに紐付く商品を申請元の利用者U1と関連性の強い商品として特定する。なお、情報処理装置500は、処理対象となる検索クエリと類似する検索クエリの入力回数を加味して、利用者U1と関連性の強さが推認される商品の特定を行ってもよい。
続いて、情報処理装置500は、特定した商品に対し、申請元の利用者U1との関連性の強さを保証する証明情報を割り当てて、申請元の利用者U1が所有するオンラインサービス用ユーザIDに対応付けて登録する。そして、情報処理装置500は、証明情報を利用者U1に提供する(ステップS63)。情報処理装置500が提供する証明情報は真正性を証明するために、たとえば、所定の公開鍵で暗号化された状態で提供される。
また、情報処理装置500は、証明情報の申請元であるサービス利用者と、取引対象との関連性の強さを評価し、評価結果に応じて、証明情報の内容を変更してもよい。たとえば、情報処理装置500は、処理対象となる検索クエリの入力回数が、各サービス利用者による同一の検索クエリの入力回数の分布のうち上位何%に位置するかに応じて、取引対象との関連性の強さを評価してもよい。そして、情報処理装置500は、取引対象との関連性の強さの評価結果に応じて、取引対象ごとに評価結果に対応する証明情報を割り当てる。
利用者U1は、コード決済を用いて取引対象の代金の支払いを行う場合、利用者端末10を操作し、コード決済を行うためのコード情報を店舗側に提示する(ステップS64)。このとき、利用者U1は、コード情報の提示に先駆けて、情報処理装置500から提供された証明情報を利用者端末10に表示させ、利用者端末10に表示させた証明情報を店舗側に提示できる。
店舗端末20は、利用者U1により利用者端末10を用いて証明情報が提示された場合、利用者端末10に表示された証明情報を読み取るとともに、証明情報の検証情報提供要求を情報処理装置500に送信する(ステップS65)。
情報処理装置500は、店舗端末20から検証情報提供要求を受信すると、証明情報を復号するための公開鍵を検証情報として店舗端末20に送信する(ステップS66)。
店舗端末20は、情報処理装置500から検証情報を受信すると、受信した検証情報を用いて、証明情報の検証処理を実行する(ステップS67)。たとえば、店舗端末20は、検証情報として受信した公開鍵を用いて、利用者端末10から読み取った証明情報を復号する。そして、店舗端末20は、検証結果に応じて、利用者U1に対して所定の特典を付与する(ステップS68)。
このようにして、利用者U1は、情報処理装置100から提供された証明情報を、店舗での決済の際に店舗側に提示することにより、店舗側から所定の特典の提供を受けることができ、ユーザビリティを向上できる。また、店舗側では、決済時の際に、利用者から証明情報の提示を受けることにより、利用者U1に対して特典の付与を検討する際に参考となり得る有効な情報を取得できる。
(6-2.変形例に係る各装置の構成)
(6-2-1.店舗端末の構成)
以下、変形例に係る店舗端末200の構成例について説明する。図17に、変形例に係る店舗端末200の構成例を示す。図17に示すように、変形例に係る店舗端末200は、入力部210と、出力部220と、センサ部230と、通信部240と、記憶部250と、制御部260とを有する。変形例に係る店舗端末200は、基本的には、実施形態に係る店舗端末20と同様の構成を有している。
すなわち、変形例に係る店舗端末200が有する入力部210、出力部220、センサ部230、通信部240、記憶部250、及び制御部260は、実施形態に係る店舗端末20が有する入力部21、出力部22、センサ部23、通信部24、記憶部25、及び制御部26にそれぞれ対応している。また、記憶部250が有する決済履歴記憶部250aおよび利用者情報記憶部250bは、記憶部25が有する決済履歴記憶部25aおよび利用者情報記憶部25bにそれぞれ対応している。また、制御部260が有する問合せ部260a、取得部260b、決定部260c、特定部260d、及び付与部260eは、制御部26が有する問合せ部26a、取得部26b、決定部26c、特定部26d、及び付与部26eにそれぞれ対応している。
また、変形例に係る店舗端末200は、変形例に係る情報処理を実行するための機能として、制御部260に検証部260fが含まれている点が、実施形態に係る店舗端末20とは相違している。
検証部260fは、利用者U1により提供された証明情報の真正性を検証するための検証処理を実行する。たとえば、検証部260fは、利用者端末10に表示された証明情報を読み取る。また、たとえば、検証部260fは、通信部240を通じて、証明情報の検証情報提供要求を情報処理装置500に送信する。また、たとえば、検証部260fは、通信部240を通じて、情報処理装置500から検証情報を取得すると、取得した検証情報を用いて、利用者端末10から読み取った証明情報の検証処理を実行する。たとえば、検証部260fは、検証情報として取得した公開鍵を用いて、利用者端末10から読み取った証明情報を復号する。
(6-2-2.情報処理装置の構成)
以下、変形例に係る情報処理装置500の構成例について説明する。図18に、変形例に係る情報処理装置500の構成例を示す。図18に示すように、変形例に係る情報処理装置500は、通信部510と、記憶部520と、制御部530とを有している。変形例に係る情報処理装置500は、基本的には、実施形態に係る情報処理装置100と同様の構成を有している。
すなわち、変形例に係る情報処理装置500が有する通信部510、記憶部520、及び制御部530は、実施形態に係る情報処理装置100が有する通信部110、記憶部120、及び制御部130にそれぞれ対応している。また、記憶部520が有する履歴情報記憶部521、モデル記憶部522、対応テーブル記憶部523、及び開示設定記憶部524は、記憶部120が有する履歴情報記憶部121、モデル記憶部122、対応テーブル記憶部123、及び開示設定記憶部124にそれぞれ対応している。また、制御部530が有する受付部531、確認処理部532、及び提供部533は、制御部130が有する受付部131、確認処理部132、及び提供部133にそれぞれ対応している。
また、変形例に係る情報処理装置500は、実施形態に係る情報処理を実行するための機能として、記憶部520に証明情報記憶部525が含まれている点、及び制御部530に証明処理部534が含まれている点が、実施形態に係る情報処理装置100とは相違している。
証明情報記憶部525は、オンラインサービスのサービス利用者に対して提供された証明情報を記憶する。図19に、変形例に係る証明情報記憶部525に記憶される証明情報の概要を示す。
図19に示すように、変形例に係る証明情報記憶部525に記憶される証明情報は、「利用者ID」の項目や、「お気に入り商品」の項目や、「証明情報」の項目といった複数の項目を有しており、これらの項目は相互に対応付けられている。
「利用者ID」の項目には、オンラインサービスの利用登録の際に利用者U1に付与される利用者識別情報であるオンラインサービス用ユーザIDが記憶される。「お気に入り商品」の項目には、サービス利用者と関連性が強い商品を示す情報が記憶される。
「証明情報」の項目には、お気に入り商品の項目に記憶されている商品に対応した証明情報が記憶される。たとえば、「証明情報」の項目に記憶される証明情報は、取引対象との関連性の強さの評価結果に応じて割り当てられる。
図19に示す例では、利用者ID:「利用者Y#01」で識別されるサービス利用者のお気に入り商品として「商品EX111」が記憶されており、さらに、「商品EX111」に対応する証明情報として「レインボートロフィー」が記憶されている。また、図19に示す例では、利用者ID:「利用者Y#01」で識別されるサービス利用者のお気に入り商品として「商品EX112」が記憶されており、さらに、「商品EX112」に対応する証明情報として「ゴールドトロフィー」が記憶されている。証明情報の「レインボートロフィー」と「ゴールドトロフィー」とを比較した場合、レインボートロフィーの方が、サービス利用者との関連性が強いことを示している。つまり、サービス利用者と「商品EX112」との関連性よりも、サービス利用者と「商品EX111」との関連性の方がより強いことを示している。なお、図19に例示する証明情報の関連性の強さの序列は、「レインボートロフィー」を筆頭として、「ゴールドトロフィー」→「シルバートロフィー」→「ブロンズトロフィー」の順である。
証明処理部534は、オンラインサービスのサービス利用者(たとえば、図16に示す利用者U1など)からの申請に応じて、サービス利用者に証明情報の提供などを行うための各種処理を実行する。
たとえば、証明処理部534は、通信部510を通じて、利用者端末10から送信された証明情報の申請を取得すると、証明情報の申請に含まれているオンラインサービス用ユーザIDに基づいて、利用者U1に紐付くオンラインサービスの利用履歴を取得する。また、証明処理部534は、取得したオンラインサービスの利用履歴を参照して、利用者U1と関連性の強さが推認される商品(お気に入り商品)を特定する。
具体的には、証明処理部534は、他のサービス利用者と比較して相対的に入力回数が多い検索クエリの情報や、訪問回数の多い場所の情報や、閲覧回数の多いウェブサイトの情報や、購入回数の多い商品の情報などに基づいて、サービス利用者と関連性の強さが推認される商品の特定を試みる。以下、検索クエリの入力回数を用いて、申請元のサービス利用者と関連性の強い商品の特定方法について具体的に説明する。まず、証明処理部534は、申請元のサービス利用者により入力された検索クエリのうち、処理対象となる検索クエリについて、全てのサービス利用者による入力回数の中央値を算出する。次に、証明処理部534は、算出した中央値よりも申請元のサービス利用者による入力回数が多ければ、申請元のサービス利用者による処理対象となる検索クエリの入力は、他のサービス利用者と比較して特徴的な行動であると判断し、処理対象となる検索クエリに紐付く商品を申請元のサービス利用者と関連性の強い商品として特定する。
また、証明処理部534は、特定した商品に対し、申請元のサービス利用者との関連性の強さを保証する証明情報を割り当てて、申請元のサービス利用者が所有するオンラインサービス用ユーザIDに対応付けて登録する。また、証明処理部534は、通信部510を通じて、証明情報を利用者端末10に送信することにより、サービス利用者に提供する。
また、証明処理部534は、証明情報の申請元であるサービス利用者と、取引対象との関連性の強さを評価し、評価結果に応じて、証明情報の内容を変更してもよい。たとえば、証明処理部534は、処理対象となる検索クエリの入力回数が、各サービス利用者による同一の検索クエリの入力回数の分布のうち上位何%に位置するかに応じて、取引対象との関連性の強さを評価してもよい。そして、証明処理部534は、取引対象との関連性の強さの評価結果に応じて、取引対象ごとに評価結果に対応する証明情報を割り当てる。
たとえば、証明処理部534は、処理対象となる検索クエリの入力回数が上位10%未満に位置する場合、この検索クエリに紐付く商品に割り当てる証明情報として、レインボートロフィーを選定する。また、たとえば、証明処理部534は、処理対象となる検索クエリの入力回数が上位10%以上~20%未満の範囲に位置する場合、この検索クエリに紐付く商品に割り当てる証明情報として、ゴールドトロフィーを選定する。また、たとえば、証明処理部534は、処理対象となる検索クエリの入力回数が上位20%以上~30%未満の範囲に位置する場合、この検索クエリに紐付く商品に割り当てる証明情報として、シルバートロフィーを選定する。また、たとえば、証明処理部534は、処理対象となる検索クエリの入力回数が上位30%以上~50%未満の範囲に位置する場合、この検索クエリに紐付く商品に割り当てる証明情報として、ブロンズトロフィーを選定する。
また、証明処理部534は、検索クエリの入力回数のみならず、購入回数などの他の指標を組み合わせて、取引対象との関連性の強さを評価してもよい。たとえば、証明処理部534は、検索クエリの入力回数が上位数パーセント以内であり、かつ、検索クエリに紐付く商品の購入回数が上位数パーセント以内である場合、この検索クエリに紐付く商品に割り当てる証明情報として、レインボートロフィーを選定する。
また、変形例に係る情報処理装置500は、取引対象との関連性の強さを評価する場合に限られず、たとえば、取引対象との関連性の弱さ(無関心度合い)を評価してもよい。この場合、情報処理装置500は、評価結果に基づいて、取引対象ごとに、取引対象との関連性の弱さを示す証明情報を割り当ててもよい。
[7.ハードウェア構成]
また、上述してきた実施形態および変形例に係る情報処理装置や店舗端末は、たとえば、図20に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図20は、実施形態及び変形例に係る情報処理装置および店舗端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラムなどに基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAMなど、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナなどといった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、例えば、USBなどにより実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどから情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリなどの外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
たとえば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部130と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(例えば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態に係る情報処理装置100による処理を実現する。
また、たとえば、コンピュータ1000が変形例に係る情報処理装置500として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部530と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(例えば、情報処理プログラム)との協働により、変形例に係る情報処理装置500による処理を実現する。
また、たとえば、コンピュータ1000が実施形態に係る店舗端末20として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部26と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(例えば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態に係る店舗端末20による処理を実現する。
また、たとえば、コンピュータ1000が変形例に係る店舗端末200として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部260と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(例えば、情報処理プログラム)との協働により、変形例に係る店舗端末200による処理を実現する。
[8.その他]
上述の実施形態または変形例において、店舗端末20において実行される情報処理は、店舗端末20と決済サーバ30とが連携して実行してもよいし、決済サーバ30が実行してもよい。
上記実施形態などにおいて説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[9.効果]
実施形態に係る店舗端末200は、特定部26dと、付与部26eとを有する。特定部26dは、処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する。付与部26eは、特定部26dにより所定の誘導情報に起因する行動が特定された場合、所定の誘導情報の紹介を行った誘導者に対して利用者の行動に応じた所定の報酬を付与する。
また、特定部26dは、所定の誘導情報として紹介された広告の閲覧後、一定期間内に行われた利用者の行動のうち、広告に紐付く店舗、又は広告に掲載されている取引対象に対する利用者の行動を広告に起因する行動として特定する。
また、付与部26eは、特定部26dにより、広告に起因する行動として、店舗および取引対象のうちの少なくともいずれか一方に対する利用者の行動が特定された場合、所定の報酬を誘導者に付与する。
また、付与部26eは、広告に掲載されている商品が購入された場合と、広告に掲載されている商品とは異なる商品が購入された場合とで誘導者に付与する所定の報酬の内容を変更する。
このようなことから、実施形態に係る店舗端末20は、上述した各部により実行される処理、又は各部のうちのいずれかの組合せにより、情報処理装置100から取得した利用者に関する情報に基づいて、成果報酬型の広告を通じて取引対象の紹介を行った紹介者の貢献度を推し量り、紹介者に対して報酬を付与するか否かを自動的に判断できる。この結果、店舗端末20は、店舗運営者U2の負担を軽減するとともに、成果報酬型の広告の紹介者に対する適正な報酬の付与を通じて、取引対象の販促活動を支援できる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
N ネットワーク
SYS-A、SYS-B 情報処理システム
10 利用者端末
20、200 店舗端末
21、210 入力部
22、220 出力部
23、230 センサ部
24、240 通信部
25、250 記憶部
25a、250a 決済履歴記憶部
25b、250b 利用者情報記憶部
26、260 制御部
26a、260a 問合せ部
26b、260b 取得部
26c、260c 決定部
26d、260d 特定部
26e、260e 付与部
260f 検証部
100、500 情報処理装置
110、510 通信部
120、520 記憶部
121、521 履歴情報記憶部
122、522 モデル記憶部
123、523 対応テーブル記憶部
124、524 開示設定記憶部
525 証明情報記憶部
130、530 制御部
131、531 受付部
132、532 確認処理部
133、533 提供部
534 証明処理部

Claims (6)

  1. 処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、前記利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する特定部と、
    前記特定部により前記所定の誘導情報に起因する行動が特定された場合、前記所定の誘導情報の紹介を行った誘導者に対して前記利用者の行動に応じた所定の報酬を付与する付与部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定部は、
    前記所定の誘導情報として紹介された広告の閲覧後、一定期間内に行われた前記利用者の行動のうち、前記広告に紐付く店舗、又は前記広告に掲載されている取引対象に対する前記利用者の行動を前記広告に起因する行動として特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記付与部は、
    前記特定部により、前記広告に起因する行動として、前記店舗および前記取引対象のうちの少なくともいずれか一方に対する前記利用者の行動が特定された場合、前記所定の報酬を前記誘導者に付与する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記付与部は、
    前記広告に掲載されている商品が購入された場合と、前記広告に掲載されている商品とは異なる商品が購入された場合とで前記誘導者に付与する前記所定の報酬の内容を変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、前記利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する特定工程と、
    前記特定工程により前記所定の誘導情報に起因する行動が特定された場合、前記所定の誘導情報の紹介を行った誘導者に対して前記利用者の行動に応じた所定の報酬を付与する付与工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    処理対象となる利用者の行動履歴を参照して、前記利用者に対して紹介された所定の誘導情報に起因する行動を特定する特定手順と、
    前記特定手順により前記所定の誘導情報に起因する行動が特定された場合、前記所定の誘導情報の紹介を行った誘導者に対して前記利用者の行動に応じた所定の報酬を付与す付与手順と
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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