JP2007242009A - 特典付与システム - Google Patents

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Abstract

【課題】会員登録をせずとも、商品を購入した消費者に特典を付与する特典付与システムを提供する。
【解決手段】特典付与システム102は、電子商店サイトを運営する販売者に関する情報を管理し、管理している複数の販売者のいずれかであって電子商店サイト103を運営する販売者112と、電子商店サイト103にアクセスした消費者115との間で、電子商店サイト103を介して販売される商品に対して発生する商品購入手続を、電子商店サイト103に代わって、消費者115が操作する端末からインターネットを介して受け付け、端末から受信した照会要求に、広告媒体を介して配布されて特典が付与されることが示される特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、判定した結果、照会要求に特典付与識別情報が含まれる場合は、商品購入手続が受け付けられた暁に、消費者に対する特典を消費者115に付与する処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品を購入した消費者に特典を付与する特典付与システムに関する。
近年、インターネットなどのネットワークを介して、電子商取引が盛んに行われている。そして、電子商取引においても、電子商店サイトにアクセスする消費者を増やすことが、売り上げ向上に繋がると認識されている。このため、アクセス数の多いポータルサイトに広告を出したり、電子クーポンを発行したりして電子商店サイトに誘導することが広く行われている。ただし、消費者が電子商店サイトにアクセスしても成約に結びつかなければ売り上げにならないため、アクセス数を増やす以外に、販売を促進する工夫が必要となる。これに対して、電子クーポンを使用してクーポン分の値引き処理を実行するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−187140号公報
しかしながら、従来の技術において、予め会員登録を済ませた消費者だけに電子クーポンが発行される。すなわち、電子クーポンを得るために、予め会員登録を済ませておく煩わしさがある。
そこで、本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、会員登録をせずとも、商品を購入した消費者に特典を付与する特典付与システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、(a)本発明に係わる特典付与システムは、(a1)電子商店サイトを運営する販売者に関する情報を管理する販売者情報管理手段と、(a2)前記販売者情報管理手段で管理されている複数の販売者のいずれかであって所定の電子商店サイトを運営する所定の販売者と、前記所定の電子商店サイトにアクセスした所定の消費者との間で、前記所定の電子商店サイトを介して販売される所定の商品に対して発生する所定の手続を、前記所定の電子商店サイトに代わって、前記所定の消費者が操作する所定の端末からインターネットを介して受け付ける手続受付手段と、(a3)前記所定の端末から受信した所定の要求に、広告媒体を介して配布されて特典が付与されることが示される特典付与識別情報が含まれるか否かを判定する特典付与識別情報判定手段と、(a4)前記特典付与識別情報判定手段で判定された結果、前記所定の要求に前記特典付与識別情報が含まれる場合は、前記手続受付手段で前記所定の手続が受け付けられた暁に、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行する特典付与手段とを備える。
さらに、(b)前記特典付与システムは、(b1)前記所定の商品および前記所定の電子商店サイトのいずれかを紹介する紹介者に関する情報を管理する紹介者情報管理手段と、(b2)前記紹介者情報管理手段で管理されている複数の紹介者の中から所定の紹介者が特定される紹介者識別情報が前記所定の要求に含まれるか否かを判定する紹介者識別情報判定手段とを備え、(b3)前記特典付与手段は、前記紹介者識別情報判定手段で判定された結果、前記所定の要求に前記紹介者識別情報が含まれる場合は、紹介者に対する特典を前記所定の紹介者に付与する処理を実行するとしてもよい。
さらに、(c)前記特典付与システムは、(c1)少なくとも販売者および紹介者のいずれかと対応付けて特典を管理する特典管理手段を備え、(c2)前記特典付与手段は、前記特典管理手段で管理されている複数の特典の中から、少なくとも前記所定の販売者および前記所定の紹介者のいずれかによって、前記所定の消費者に付与される特典を特定するとしてもよい。
さらに、(d)前記特典付与システムは、(d1)前記所定の商品および前記所定の電子商店サイトのいずれかの照会を要求することが示される照会要求を受信する照会要求受信手段を備え、(d2)前記所定の要求は、前記照会要求であり、(d3)前記特典付与識別情報判定手段は、前記照会要求に前記特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、(d4)前記特典付与手段は、前記照会要求に前記特典付与識別情報が含まれる場合は、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行するとしてもよい。
または、(e)前記特典付与システムは、(e1)前記所定の商品に対する購入申込を要求することが示される申込要求を受信する申込要求受信手段を備え、(e2)前記所定の要求は、前記申込要求であり、(e3)前記特典付与識別情報判定手段は、前記申込要求に前記特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、(e4)前記特典付与手段は、前記申込要求に前記特典付与識別情報が含まれる場合は、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行するとしてもよい。
これによって、消費者は、広告媒体などを介して配布された特典付与識別情報を使用して資料請求手続、商品購入手続などの手続をするだけで、会員登録を要さずとも、値引きなどの特典を得ることができる。これにより、販売者は、アクセス数の増加を期待することができ、商品が売れる機会が増え、より多くの利益を生み出す機会を得ることができる。同様に、紹介者は、アクセス数の増加を期待することができ、商品を紹介する機会が増え、紹介料などの特典を手に入れる機会を得ることができる。
なお、本発明は、特典付与システムとして実現されるだけではなく、特典付与システムを制御する特典付与制御方法、特典付与制御方法を1以上のコンピュータシステムなどに実行させる特典付与制御プログラム、特典付与制御プログラムを記録した記録媒体などとして実現されるとしてもよい。
本発明によれば、消費者は、広告媒体などを介して配布された特典付与識別情報を使用して商品の資料請求や購入申込などをするだけで、会員登録を要さずとも、値引きなどの特典を得ることができる。これにより、販売者は、アクセス数の増加を期待することができ、商品が売れる機会が増え、より多くの利益を生み出す機会を得ることができる。同様に、紹介者は、アクセス数の増加を期待することができ、商品を紹介する機会が増え、紹介料などの特典を手に入れる機会を得ることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明に係わる実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係わる特典付与システムは、下記(a)〜(g)に示される特徴を備える。
(a)特典付与システムは、(a1)電子商店サイトを運営する販売者に関する情報を管理し、(a2)管理している複数の販売者のいずれかであって所定の電子商店サイトを運営する所定の販売者と、所定の電子商店サイトにアクセスした所定の消費者との間で、所定の電子商店サイトを介して販売される所定の商品に対して発生する所定の手続を、所定の電子商店サイトに代わって、所定の消費者が操作する所定の端末からインターネットを介して受け付け、(a3)所定の端末から受信した所定の要求に、広告媒体を介して配布されて特典が付与されることが示される特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、(a4)判定した結果、所定の要求に特典付与識別情報が含まれる場合は、所定の手続が受け付けられた暁に、消費者に対する特典を所定の消費者に付与する処理を実行する。
(b)特典付与システムは、(b1)所定の商品および所定の電子商店サイトのいずれかを紹介する紹介者に関する情報を管理し、(b2)管理している複数の紹介者の中から所定の紹介者が特定される紹介者識別情報が所定の要求に含まれるか否かを判定する。そして、(b3)判定した結果、所定の要求に紹介者識別情報が含まれる場合は、紹介者に対する特典を所定の紹介者に付与する処理を実行する。
(c)特典付与システムは、(c1)少なくとも販売者および紹介者のいずれかと対応付けて特典を管理する。そして、(c2)管理している複数の特典の中から、少なくとも所定の販売者および所定の紹介者のいずれかによって、所定の消費者に付与される特典を特定する。
(d)特典付与システムは、(d1)所定の商品および所定の電子商店サイトのいずれかの照会を要求することが示される照会要求を受信する。そして、(d2)照会要求に特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、(d3)判定した結果、照会要求に特典付与識別情報が含まれる場合は、消費者に対する特典を所定の消費者に付与する処理を実行する。
(e)特典付与システムは、(e1)特典付与識別情報の有効性が特定される有効性情報と特典付与識別情報とが対応付けられて登録されている有効性情報テーブルを保持し、(e2)有効性情報テーブルに基づいて、特典付与識別情報の有効性を判定する。そして、(e3)判定した結果、特典付与識別情報が有効でない場合は、消費者に特典を付与する処理を実行せず、特典付与識別情報が有効である場合は、消費者に対する特典を所定の消費者に付与する処理を実行する。
(f)特典付与システムは、(f1)特典付与識別情報を含むオリジナルコードと、オリジナルコードを短縮した短縮コードとが対応付けられて登録されている短縮コードテーブルを保持し、(f2)短縮コードが所定の要求に含まれるか否かを判定し、(f3)判定した結果、短縮コードが所定の要求に含まれる場合は、短縮コードテーブルに基づいて、所定の要求に含まれる短縮コードをオリジナルコードに書き換える。
(g)特典付与システムは、(g1)所定の商品の購入および所定の電子商店サイトの訪問のいずれかが見込まれる消費者に販売促進メールを送信し、(g2)販売促進メールに対する返答メールを受信し、(g3)返答メールを受信すると、特典付与識別情報を含む特典付与メールを返答メールの送信元に送信する。
以下、特典付与識別情報を特典付与識別コードとし、紹介者識別情報を紹介者識別コードとする。
以上の点を踏まえて、本実施の形態における特典付与システムについて図面を参照しながら説明する。
先ず、本実施の形態における特典付与システムを含む電子商取引システムの概要について説明する。
図1は、本実施の形態における特典付与システムを含む電子商取引システムの概要を示す図である。図1に示されるように、電子商取引システム100は、広告媒体を介して配布された特典付与識別情報を使用して、商品を購入した消費者に特典を付与する1以上のコンピュータシステムである。
ここで、広告媒体として、商品や商店などの広告内容が含まれる電子メール、Webページ、紙、放送、デジタルコンテンツなどがある。特典付与識別情報として、URI(Uniform Resource Identifier)アドレス、QR(Quick Response)コード、テキストデータ、画像データ、音声データ、映像データなどがある。消費者に対する特典として、値引き、ポイント還元、景品、配送料無料、限定モデル販売などがある。紹介者に対する特典として、紹介料、ポイント贈与、粗品提供などがある。消費者に対して特典が発生する手続として、資料請求手続、商品購入手続などがある。紹介者に対して特典が発生する手続として、資料請求手続、商品購入手続などがある。なお、消費者に特典付与識別情報を配布するにあたって、コマーシャル放送、新聞、折込チラシ、掲示板、ダイレクトメール、アフィリエイトサイトなどを介して配布するとしてもよい。また、音楽や映画などのデジタルコンテンツが記録されているDVDのパッケージに特典付与識別情報を印刷するとしてもよいし、そのデジタルコンテンツと一緒に特典付与識別情報を含むコマーシャルコンテンツをDVDに記録しておくとしてもよい。
また、決済方法として、クレジット決済、オンライン決済、代金引換、銀行振込、郵便振替、郵便振込、コンビニ払いなどがある。
ここでは、一例として、電子商取引システム100は、紹介システム101、特典付与システム102、電子商店システム103、決済システム104などを備える。また、広告媒体として、Webページとし、特典付与識別情報として、URIアドレスとし、消費者に対する特典として、値引き、紹介者に対する特典として、紹介料とする。消費者に対して特典が発生する手続として、商品購入手続とする。紹介者に対して特典が発生する手続として、商品購入手続とする。なお、これらの組み合わせに限定されないのは言うまでもない。
紹介システム101は、紹介者111(人)によって運営されているアフィリエイトサイトを消費者115(人)などに公開する1以上のコンピュータシステムなどである。
特典付与システム102は、広告媒体を介して配布された特典付与識別情報を使用して、商品を購入した消費者に特典を付与する1以上のコンピュータシステムである。
電子商店システム103は、販売者112(人)によって運営されている電子商店サイト(以下、エレクトリックコマースサイトと呼称する。)を消費者115(人)などに公開する1以上のコンピュータシステムである。
決済システム104は、決済代行業者113(社員)によって運営されている1以上のコンピュータシステムである。なお、一例として、決済代行業者113(業者)として、クレジット会社などとする。
紹介者111(端末)は、紹介者111(人)が所有する端末(不図示)である。また、データ通信網(不図示)を介して、紹介システム101、特典付与システム102にアクセスすることができる。さらに、紹介者111(人)は、特典付与システム102にアクセスし、紹介者登録手続きを事前に済ませているものとする。
販売者112(端末)は、販売者112(人)が所有する端末(不図示)である。また、データ通信網(不図示)を介して、特典付与システム102、電子商店システム103にアクセスすることができる。さらに、販売者112(人)は、特典付与システム102にアクセスし、販売者登録手続きを事前に済ませているものとする。
決済代行業者113(端末)は、決済代行業者113(社員)に設置されている端末(不図示)である。また、全銀協手順、全銀協TCP/IP手順、JCA手順、H手順などを使用し、ローカルネットワークを介して決済システム104にアクセスすることができるとする。
消費者115(端末)は、消費者115(人)が所有する端末(不図示)である。また、データ通信網を介して、紹介システム101、特典付与システム102、電子商店システム103、決済システム104などにアクセスすることができるものとする。
そして、これらがデータ通信網(不図示)を介して相互に接続され、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルに基づいて、パケット単位でデータが送受信される。また、紹介システム101、特典付与システム102、電子商店システム103などは、Webサーバ、メールサーバ、データベースなどの機能を備える。さらに、CGI(Common Gateway Interface)のように、WebサーバがWebブラウザからの要求に応じてプログラムを起動する機能、SQL(Structured Query Language)などを用いてデータベースにアクセスする機能などを備える。各端末は、Webブラウザ、メールユーザエージェントなどの機能を備える。
ここで、端末として、パーソナルコンピュータ、携帯電話機などがある。データ通信網として、インターネット、携帯電話網などがある。
続いて、本実施の形態における特典付与システム102の構成について説明する。
図2は、本実施の形態における特典付与システム102の構成を示す図である。図2に示されるように、特典付与システム102は、HTTPリクエスト受信部121、HTTPリクエスト解析部122、HTTPレスポンス送信部123、照会要求転送部124、申込要求応答部125、購入要求応答部126、電子メール受信部131、電子メール解析部132、電子メール送信部133、決済部134、販売促進部135、特典付与発行部136などを備える。さらに、販売者情報データベース141、紹介者情報データベース142、商品情報データベース143、顧客情報データベース144、短縮コード情報データベース145、特典付与情報データベース146、アクセス情報データベース147、ショッピングカート情報データベース148、申込情報データベース149などを備える。
HTTPリクエスト受信部121は、RFC(Request for Comments)2616において規定されているHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に基づいて送信されたHTTPリクエストを受信する。受信したHTTPリクエストをHTTPリクエスト解析部122に渡す。
HTTPリクエスト解析部122は、HTTPリクエスト受信部121からHTTPリクエストを受け取ると、受け取ったHTTPリクエストを解析する。解析した結果に応じて、受け取ったHTTPリクエストを、照会要求転送部124、申込要求応答部125、購入要求応答部126のいずれかに渡す。例えば、受け取ったHTTPリクエストが照会要求である場合は、照会要求転送部124に渡す。受け取ったHTTPリクエストが申込要求である場合は、申込要求応答部125に渡す。受け取ったHTTPリクエストが購入要求である場合は、購入要求応答部126に渡す。
ここで、照会要求とは、商品および商店のいずれかを照会することが示されるHTTPリクエストである。申込要求とは、照会要求によって照会された商品や商店で販売されている商品などの購入を申し込むことが示されるHTTPリクエストである。購入要求とは、申込要求によって申し込まれた商品の購入を確定することが示されるHTTPリクエストである。
HTTPレスポンス送信部123は、照会要求転送部124、申込要求応答部125、購入要求応答部126のいずれかからHTTPレスポンスを受け取る。受け取ったHTTPレスポンスを、HTTPリクエスト受信部121で受信されたHTTPリクエストの要求元に送信する。
照会要求転送部124は、HTTPリクエスト解析部122から照会要求を受け取ると、受け取った照会要求に基づいて、照会転送メッセージを生成する。生成した照会転送メッセージをHTTPリダイレクトとしてHTTPレスポンス送信部123に渡す。ここで、照会転送メッセージとは、HTTPリダイレクトによって、照会要求を、照会要求の要求元を介して電子商店システム103に転送するメッセージである。
申込要求応答部125は、HTTPリクエスト解析部122から申込要求を受け取ると、受け取った申込要求に基づいて、申込応答メッセージを生成する。生成した申込応答メッセージをHTTPレスポンスとしてHTTPレスポンス送信部123に渡す。ここで、申込応答メッセージとは、申し込まれた商品に関する情報を含むメッセージである。
購入要求応答部126は、HTTPリクエスト解析部122から購入要求を受け取ると、受け取った購入要求に基づいて、購入応答メッセージを生成する。生成した購入応答メッセージをHTTPレスポンスとしてHTTPレスポンス送信部123に渡す。ここで、購入応答メッセージとは、購入された商品に関する情報を含むメッセージである。なお、購入後の商品の配送先などのように、顧客に関するデータの登録を促す入力フォームも含まれる。
電子メール受信部131は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に基づいて送信された電子メールを受信する。受信した電子メールを電子メール解析部132に渡す。
電子メール解析部132は、電子メール受信部131から電子メールを受け取ると、受け取った電子メールを解析する。解析した結果、受信した電子メールが販売促進メールに対する返答メールである場合は、受信した電子メールを特典付与発行部136に渡す。
電子メール送信部133は、決済部134、販売促進部135、特典付与発行部136のいずれかから電子メールを受け取ると、受け取った電子メールを、SMTPに基づいて送信する。
決済部134は、購入された商品についての決済処理を行う。決済処理を行った結果を、決済システム104に送信する。また、購入された商品のうち、紹介者によって紹介された商品を特定する。特定した商品の小売価格に応じた紹介料を算出する。また、紹介者によって紹介された商品が成約されると、成約されたことと、成約によって得られる紹介料とを紹介者に通知する電子メール(以下、成約通知メールと呼称する。)を作成する。作成した成約通知メールを電子メール送信部133に渡す。なお、成約通知メールを作成するにあたって使用される成約通知メール用テンプレートについては保持しているものとする。
販売促進部135は、販売促進を目的とした電子メール(以下、販売促進メールと呼称する。)を作成する。作成した販売促進メールを電子メール送信部133に渡す。なお、販売促進メールを作成するにあたって使用される販売促進メール用テンプレートについては保持しているものとする。
特典付与発行部136は、販売促進メールの返答に対して特典を付与する電子メール(以下、特典付与メールと呼称する。)を作成する。作成した特典付与メールを電子メール送信部133に渡す。なお、特典付与メールを作成するにあたって使用される特典付与メール用テンプレートについては保持しているものとする。
販売者情報データベース141は、販売者情報が登録される販売者テーブルを保持して管理する。ここでは、販売者登録手続きによって生成された販売者情報が販売者テーブルに事前に登録されているとする。
紹介者情報データベース142は、紹介者情報が登録される紹介者テーブルを保持して管理する。ここでは、紹介者登録手続きによって生成された紹介者情報が紹介者テーブルに事前に登録されているとする。
商品情報データベース143は、商品情報が登録される商品テーブルを保持して管理する。ここでは、商品情報が商品テーブルに事前に登録されているとする。
顧客情報データベース144は、顧客情報が登録される顧客テーブルを保持して管理する。ここでは、資料請求、メールマガジン購読、商品注文などによって生成された顧客情報が顧客テーブルに事前に登録されているとする。
短縮コード情報データベース145は、短縮コード情報が登録される短縮コードテーブルを保持して管理する。特典付与コードを配布するにあたって生成された短縮コード情報が短縮コードテーブルに事前に登録されているとする。
特典付与情報データベース146は、特典付与情報が登録される特典付与テーブルを保持して管理する。広告媒体を介して配布するにあたって生成された特典付与情報が特典付与テーブルに事前に登録されているとする。なお、特典付与情報は、広告媒体を介して配布するにあたって生成されたものであれば、販売者(人)112、紹介者(人)111、または特典付与システム102を運営する運営者(不図示)などによって生成され、生成された特典付与情報が特典付与テーブルに登録されるとしてもよい。
アクセス情報データベース147は、アクセス情報が登録されるアクセステーブルを保持して管理する。特典付与システム102にアクセスがある度に生成されるアクセス情報がアクセステーブルに登録されているとする。
ショッピングカート情報データベース148は、ショッピングカート情報が登録されるショッピングカートテーブルを保持して管理する。申込要求を受信する度に生成される申込情報の識別情報が登録されているとする。
すなわち、これらの構成によって、特典付与システム102は、少なくとも、インターネットを介して他のシステムからアクセス可能なショッピングカートを管理するレンタルショッピングカート管理機能と、商品の紹介元と紹介先とを結び付ける紹介型広告を管理する紹介型広告管理機能と、レンタルショッピングカート管理機能と紹介型広告管理機能とを連携させることによって商品の購入者に付与される特典を管理する特典管理機能とを備える。
なお、特典付与システム102は、照会要求を受信したときに、受信した照会要求のURIアドレスに特典付与識別情報が含まれるか否かを判定するとしてもよい。また、申込要求を受信したときに、受信した照会要求のURIアドレスに特典付与識別情報が含まれるか否かを判定するとしてもよい。また、購入要求を受信したときに、受信した照会要求のURIアドレスに特典付与識別情報が含まれるか否かを判定するとしてもよい。
続いて、本実施の形態における電子商店システム103の構成について説明する。
図3は、本実施の形態における電子商店システム103の構成を示す図である。図3に示されるように、電子商店システム103は、HTTPリクエスト受信部151、HTTPリクエスト解析部152、HTTPレスポンス送信部153、照会要求応答部154、商品情報データベース161などを備える。
HTTPリクエスト受信部151は、RFC2616において規定されているHTTPに基づいて送信されたHTTPリクエストを受信する。受信したHTTPリクエストをHTTPリクエスト解析部152に渡す。
HTTPリクエスト解析部152は、HTTPリクエスト受信部151からHTTPリクエスト受け取ると、受け取ったHTTPリクエストを解析する。解析した結果に応じて、受け取ったHTTPリクエストを、照会要求応答部154に渡す。
HTTPレスポンス送信部153は、照会要求応答部154からHTTPレスポンスを受け取る。受け取ったHTTPレスポンスを、HTTPリクエスト受信部151で受信されたHTTPリクエストの要求元に送信する。
照会要求応答部154は、HTTPリクエスト解析部152から照会要求を受け取ると、受け取った照会要求に基づいて、照会応答メッセージを生成する。生成した照会応答メッセージをHTTPレスポンスとしてHTTPレスポンス送信部153に渡す。ここでは、照会応答メッセージとは、照会された商品に関する情報が含まれるメッセージである。
商品情報データベース161は、商品情報が登録される商品テーブルを保持して管理する。ここでは、商品情報データベース143と同一のデータ構造を有する商品情報が登録されるとする。
なお、電子商店システム103は、エレクトリックコマースサイトを運営するにあたって必要とされるショッピングカートを管理するショッピングカート管理機能や、アクセス数を増やすにあたって必要とされる広告を管理する広告管理機能などを敢えて備える必要がない。
というのも、特典付与システム102は、申込要求応答部125、購入要求応答部126などを備えることによって、他のシステムからアクセス可能なレンタルショッピングカートを電子商店システム103に提供することができる。また、照会要求転送部124を備えることによって、商品の紹介元と紹介先とを結び付ける紹介型広告サービスを電子商店システム103に提供することができる。さらに、レンタルショッピングカートと紹介型広告サービスとをセットで提供することができる。
このため、販売者112(人)は、電子商店システム103がショッピングカート管理機能や広告管理機能などを備えていなくとも、特典付与システム102から提供されるレンタルショッピングカートと紹介型広告サービスとを利用することによって、手軽に、エレクトリックコマースサイトを運営することができ、アクセス数を増やすことができる。
続いて、本実施の形態における特典付与システム102で使用される各種情報のデータ構造について説明する。
図4は、本実施の形態における特典付与システム102で使用される各種情報のデータ構造を示す図である。図4に示されるように、販売者情報(レコード171)は、販売者情報データベース141で保持されている販売者テーブルのレコードである。販売者情報(レコード171)には、販売者識別コード(フィールド171a)、名称(フィールド171b)、住所(フィールド171c)、電話番号(フィールド171d)、メールアドレス(フィールド171e)、ログインID(フィールド171f)、ログインパスワード(フィールド171g)などが含まれる。また、販売者情報(レコード171)には、図には示されてはいないが、販売者登録手続きによって販売者から入力された値が設定されている。
紹介者情報(レコード172)は、紹介者情報データベース142で保持されている紹介者テーブルのレコードである。紹介者情報(レコード172)には、紹介者識別コード(フィールド172a)、名称(フィールド172b)、住所(フィールド172c)、電話番号(フィールド172d)、メールアドレス(フィールド172e)、ログインID(フィールド172f)、ログインパスワード(フィールド172g)などが含まれる。また、紹介者情報(レコード172)には、図には示されてはいないが、紹介者登録手続きによって紹介者から入力された値が設定されている。
特典付与情報(レコード173)は、特典付与情報データベース146で保持されている特典付与テーブルのレコードである。特典付与情報(レコード173)には、特典付与識別コード(フィールド173a)、販売者識別コード(フィールド173b)、紹介者識別コード(フィールド173c)、商品識別コード(フィールド173d)、有効期限(フィールド173e)などが含まれる。この特典付与情報(レコード173)によって、紹介元と紹介先とが結びつけられる。また、特典付与識別コード(フィールド173a)、販売者識別コード(フィールド173b)、および紹介者識別コード(フィールド173c)が対応付けられている。これによって、販売者と紹介者との組み合わせ、または少なくとも販売者および紹介者のいずれかから、商品の購入者に付与される特典を特定することができる。なお、ここでは、話を簡潔にするために、消費者に対する特典と、紹介者に対する特典とをあらかじめ固定したために省略したが、特典付与情報(レコード173)には、消費者に対する特典が特定される情報と、紹介者に対する特典が特定される情報とが含まれるとしてもよい。
また、販売者識別コード(フィールド173b)には、販売者情報(レコード171)の販売者識別コード(フィールド171a)が設定される。紹介者識別コード(フィールド173c)には、紹介者情報(レコード172)の紹介者識別コード(フィールド172a)が設定される。なお、特典付与識別コード(フィールド173a)には、広告媒体を介して配布される特典付与識別情報が登録される。
申込情報(レコード174)は、申込情報データベース149で保持されている申込テーブルのレコードである。申込情報(レコード174)には、申込識別コード(フィールド174a)、販売者識別コード(フィールド174b)、商品識別コード(フィールド174c)、販売価格(フィールド174d)などが含まれる。また、販売者識別コード(フィールド174a)には、販売者情報(レコード171)の販売者識別コード(フィールド171a)が登録される。商品識別コード(フィールド174c)には、商品情報(レコード176)の商品識別コード(フィールド176a)が登録される。
商品情報(レコード175)は、商品情報データベース143で保持されている商品テーブルのレコードである。商品情報(レコード175)には、商品識別コード(フィールド175a)、商品名(フィールド175b)、小売価格(フィールド175c)、値引価格(フィールド175d)などが含まれる。
ショッピングカート情報(レコード176)は、ショッピングカート情報データベース148で保持されているショッピングカートテーブルのレコードである。ショッピングカート情報(レコード176)には、ショッピングカート識別コード(フィールド176a)、申込識別コード(フィールド176b)、申込識別コード(フィールド176c)、申込識別コード(フィールド176d)などが含まれる。また、申込識別コード(フィールド176b〜176d)には、申込要求を受け取る度に生成された申込情報(レコード174)の申込識別コード(フィールド174a)が登録される。これによって、申込要求を受け取る度に、受け取った申込要求によって特定される商品がショッピングカートに投入されることになる。
図5は、本実施の形態における特典付与システム102で生成されるアクセス情報のデータ構造を示す図である。図5に示されるように、アクセス情報(レコード181)は、アクセス情報データベース147で保持されているアクセステーブル182のレコードである。アクセス情報(レコード181)には、タイムスタンプ(フィールド181a)、アクセス元(フィールド181b)、URIアドレス(フィールド181c)などが含まれる。ここで、タイムスタンプ(フィールド181a)には、特典付与システム102にアクセスしてきたときの日時が登録される。アクセス元(フィールド181b)には、アクセスしてきた端末の識別情報が登録される。URIアドレス(フィールド181c)には、アクセス先の識別情報が登録される。
ここで、アクセス元(フィールド181b)には、端末のIPアドレスやホスト名などが登録される。URIアドレス(フィールド181c)には、“http://特典付与システムのURLアドレス/販売者識別コード/商品識別コード/特典付与識別コード/紹介者識別コード/”が登録される。なお、“紹介者識別コード”については、省略するとしてもよい。
例えば、“http://www.hogehoge.co.jp/s0001/m0001/”については、特典付与システムのURLアドレスが“www.hogehoge.co.jp”であり、販売者識別コードが“s0001”であり、商品識別コードが“m0001”であり、特典付与識別コードが“なし”であり、紹介者識別コードが“なし”である。すなわち、販売者(s0001)から商品(m0001)を購入しても、購入者(201.200.123.34)には特典が付与されない。
また、“http://www.hogehoge.co.jp/s0002/m0002/d0001/”については、特典付与システムのURLアドレスが“www.hogehoge.co.jp”であり、販売者識別コードが“s0002”であり、商品識別コードが“m0002”であり、特典付与識別コードが“d0001”であり、紹介者識別コードが“なし”である。すなわち、販売者(s0002)から商品(m0002)を購入すれば、購入者(203.190.21.45)には特典が付与される。
また、“http://www.hogehoge.co.jp/s0003/m0003/d0002/i0001/”については、特典付与システムのURLアドレスが“www.hogehoge.co.jp”であり、販売者識別コードが“s0003”であり、商品識別コードが“m0003”であり、特典付与識別コードが“d0002”であり、紹介者識別コードが“i0001”である。すなわち、販売者(s0003)から商品(m0003)を購入すれば、購入者(199.109.12.45)には特典が付与され、紹介者(i0001)には販売者(s0003)から紹介料が支払われる。
また、“http://www.hogehoge.co.jp/s0003/m0003/d0003/”については、特典付与システムのURLアドレスが“www.hogehoge.co.jp”であり、販売者識別コードが“s0003”であり、商品識別コードが“m0003”であり、特典付与識別コードが“d0003”であり、紹介者識別コードが“なし”である。すなわち、販売者(s0003)から商品(m0003)を購入すれば、購入者(167.11.87.2)には特典が付与される。なお、同一の商品であっても、この場合は、紹介者を介さずに商品(m0003)を購入することになるため、紹介料は発生しない。
また、“http://www.hogehoge.co.jp/s0005/m0005/d0005/i0005/”については、特典付与システムのURLアドレスが“www.hogehoge.co.jp”であり、販売者識別コードが“s0005”であり、商品識別コードが“m0005”であり、特典付与識別コードが“d0005”であり、紹介者識別コードが“i0005”である。すなわち、販売者(s0005)から商品(m0005)を購入すれば、購入者(188.51.221.4)には特典が付与され、紹介者(i0005)には販売者(s0005)から紹介料が支払われる。
図6は、本実施の形態における特典付与システム102で使用される短縮コード情報のデータ構造を示す図である。図6に示されるように、短縮コード情報(レコード183)は、短縮コード情報データベース145で保持されている短縮コードテーブル184のレコードである。短縮コード情報(レコード183)には、短縮コード(フィールド183a)、オリジナルコード(フィールド183b)などが含まれる。
ここで、オリジナルコード(フィールド183b)には、“販売者識別コード/商品識別コード/特典付与識別コード/紹介者識別コード/”が登録される。
例えば、短縮コード“r0001”については、オリジナルコード“s0005/m0005/d0005/i0005”が対応付けられている。これによって、“http://www.hogehoge.co.jp/s0005/m0005/d0005/i0005/”を、“http://www.hogehoge.co.jp/r0001/”に短縮することができ、長くなりがちなURIアドレスの入力に伴う煩わしさを軽減することができる。
図7は、本実施の形態における特典付与システム102で管理されている顧客情報のデータ構造を示す図である。図7に示されるように、顧客情報(レコード191)は、顧客情報データベース144で保持されている顧客テーブルのレコードである。顧客情報(レコード191)には、顧客識別コード(フィールド191a)、氏名(フィールド191b)、住所(フィールド191c)、電話番号(フィールド191d)、メールアドレス(フィールド191e)、顧客タイプ(フィールド191f)などが含まれる。ここで、顧客タイプ(フィールド191f)には、潜在顧客および既存顧客のいずれかの識別コードが登録される。なお、潜在顧客とは、現在において購入実績がなくても、資料請求やメールマガジン購読などによって商品に興味を持ち、将来において顧客になる見込みがある消費者をいう。既存顧客とは、現在において購入実績がある消費者をいう。
続いて、以上のように構成されている電子商取引システム100の動作について説明する。
図8は、本実施の形態における電子商取引システム100のシーケンスを示す図である。図8に示されるように、消費者115(端末)は、購入に伴い購入者に特典が付与される商品について、事前に、紹介システム101から紹介されているものとする(S101)。
消費者115(端末)は、紹介システム101から紹介された商品についての照会要求を特典付与システム102に送信する(S102)。特典付与システム102は、照会要求を受信すると、照会要求転送処理(例えば、図9参照。)を実行し、受信した照会要求を、HTTPリダイレクトによって、消費者115(端末)を介して、電子商店システム103に転送する(S103)。電子商店システム103は、照会要求を受信すると、受信した照会要求に対する応答として照会応答を消費者115(端末)に送信する(S104)。
消費者115(端末)は、照会応答を受信すると、受信した照会応答メッセージ(例えば、Webページなど。)を表示し、照会要求によって照会された商品に関する情報を表示する。そして、そのメッセージによって表示された商品の購入を申し込む操作、例えば、申込ボタンのクリックなどが行われると、その商品についての申込要求を特典付与システム102に送信する(S105)。特典付与システム102は、申込要求を受信すると、申込要求応答処理(例えば、図10参照。)を実行し、受信した申込要求に対する応答として申込応答を消費者115(端末)に送信する(S106)。
さらに、消費者115(端末)は、その商品の購入を確定する操作、例えば、精算ボタンのクリックなどが行われると、その商品についての購入要求を特典付与システム102に送信する(S107)。特典付与システム102は、購入要求を受信すると、購入要求応答処理(例えば、図11参照。)を実行し、受信した購入要求に対する応答として購入応答を送信する(S108)。
また、特典付与システム102は、購入要求を受信すると、決済処理(例えば、図12参照。)を実行し、申込要求によってショッピングカートに投入された商品について決済を行う。決済を行って得られた結果を決済システム104に送信する(S109)。また、購入要求によって購入された商品の中から、紹介者によって紹介された商品が存在する場合は、紹介した商品が成約されたことと、その商品の小売価格に応じた紹介料とを紹介者に知らせる成約通知を送信する(S110)。
なお、これら以外にも、特典付与システム102は、販売促進処理(例えば、図13参照。)を実行したり、特典付与発行処理(例えば、図14参照。)を実行したりする。
続いて、本実施の形態における照会要求転送部124で実行される照会要求転送処理について説明する。
図9は、本実施の形態における照会要求転送部124で実行される照会要求転送処理を示す図である。図9に示されるように、照会要求転送部124は、HTTPリクエスト解析部122から照会要求を受け取ると(S121:Yes)、受け取った照会要求のURIアドレスに短縮コードが含まれるか否かを判定する(S122)。判定した結果、短縮コードが含まれる場合は(S122:Yes)、短縮コード情報データベース145にアクセスし、その短縮コードと対応付けられているオリジナルコードを取得する。受け取った照会要求のURIアドレスに含まれる短縮コードを、取得したオリジナルコードに書き換える(S123)。一方、短縮コードが含まれない場合は(S122:No)、短縮コードをオリジナルコードに書き換える処理(S123)をスキップする。
また、照会要求転送部124は、受け取った照会要求に基づいて、タイムスタンプ、アクセス元、URIアドレスなどを特定する。特定したタイムスタンプ、アクセス元、URIアドレスなどを含むアクセス情報を生成する(S124)。生成したアクセス情報をアクセス情報データベース147に登録する(S125)。
また、照会要求転送部124は、受け取った照会要求に基づいて、照会転送メッセージを生成する(S126)。生成した照会転送メッセージをHTTPレスポンス送信部123に渡し、HTTPレスポンス送信部123を介して、照会要求の要求元に照会転送メッセージを送信する(S127)。
ここで、照会転送メッセージとは、照会要求の要求元を介して、照会要求のURIアドレスによって特定される電子商店システムに、照会要求を転送するリダイレクトメッセージである。
続いて、本実施の形態における申込要求応答部125で実行される申込要求応答処理について説明する。
図10は、本実施の形態における申込要求応答部125で実行される申込要求応答処理を示す図である。図10に示されるように、申込要求応答部125は、HTTPリクエスト解析部122から申込要求を受け取ると(S131:Yes)、クッキー情報などを使用して、受け取った申込要求の要求元に割り当てられたショッピングカート識別コードを特定する(S132)。また、販売者情報データベース141にアクセスし、受け取った申込要求に基づいて、販売者識別コードを特定する(S133)。商品情報データベース143にアクセスし、受け取った申込要求に基づいて、商品識別コードを特定する(S134)。
さらに、申込要求応答部125は、特典付与情報データベース146とアクセス情報データベース147とにアクセスし、特定した販売者識別コードと、特定した商品識別コードとを使用して、受け取った申込要求によって特定される商品が値引対象の商品であるか否かを照合する(S135)。照合した結果、値引対象である場合は(S135:Yes)、販売価格を値引価格として、申込情報を生成する(S136)。一方、値引対象でない場合は(S135:No)、販売価格を小売価格として、申込情報を生成する(S141)。
このとき、申込要求応答部125は、販売者情報データベース141にアクセスし、特定した販売者識別コードを含む販売者情報を販売者情報データベース141から取得する。商品情報データベース143にアクセスし、特定した商品識別コードを含む商品情報を商品情報データベース143から取得する。
さらに、申込要求応答部125は、アクセス情報データベース147にアクセスし、申込者の端末のIPアドレスをアクセス元に含むアクセス情報をアクセス情報データベース147から取得する。取得したアクセス情報の中から、特定した販売者識別コードと商品識別コードとをURIアドレスに含むアクセス情報を抽出する。抽出したアクセス情報に含まれるURIアドレスに特典付与識別コードが含まれるか否かを判定する。
判定した結果、申込要求応答部125は、特典付与識別コードが含まれる場合は、URIアドレスに含まれる特典付与識別コードを特定する。特典付与情報データベース146にアクセスし、特定した特典付与識別コードを含む特典付与情報を特典付与情報データベース146から取得する。取得した特典付与情報に含まれる有効期限が経過しているか否かを判定する。
判定した結果、申込要求応答部125は、有効期限が経過している場合は、取得した商品情報に含まれる小売価格を販売価格に設定する。有効期限が経過していない場合は、取得した商品情報に含まれる値引価格を販売価格に設定する。
一方、申込要求応答部125は、特典付与識別コードが含まれない場合は、取得した商品情報に含まれる小売価格を販売価格に設定する。
そして、申込要求応答部125は、新たに一意の申込識別コードを生成する。生成した申込識別コードと、特定した販売者識別コードと、特定した商品識別コードと、設定した販売価格とを含む申込情報を生成する。
さらに、申込要求応答部125は、生成した申込情報を申込情報データベース149に登録する(S137)。また、受け取った申込要求によって特定される商品をショッピングカートに投入する(S138)。このとき、生成した申込情報の申込識別コードをショッピングカート情報に登録する。
そして、申込要求応答部125は、ショッピングカートに投入されている商品で申込応答メッセージを生成する(S139)。このとき、申込要求、ショッピングカート情報、販売者情報、商品情報などを使用して申込応答メッセージを生成する。生成した申込応答メッセージをHTTPレスポンス送信部123に渡し、HTTPレスポンス送信部123を介して、申込要求の要求元に申込応答メッセージを送信する(S140)。
続いて、本実施の形態における購入要求応答部126で実行される購入要求応答処理について説明する。
図11は、本実施の形態における購入要求応答部126で実行される購入要求応答処理を示す図である。図11に示されるように、購入要求応答部126は、HTTPリクエスト解析部122から購入要求を受け取ると(S151)、受け取った購入要求に基づいて、顧客情報を生成する(S152)。生成した顧客情報を顧客情報データベース144に登録する(S153)。このとき、顧客情報(レコード191)の各フィールドに登録される値が、入力フォームを介して購入者から入力される。
さらに、購入要求応答部126は、ショッピングカートに投入されている商品を精算する(S154)。精算した内容で購入応答メッセージを生成する(S155)。生成した購入応答メッセージをHTTPレスポンス送信部123に渡し、HTTPレスポンス送信部123を介して、購入要求の要求元に購入応答メッセージを送信する(S156)。このとき、購入要求、ショッピングカート情報、申込情報、販売者情報、商品情報、特典付与情報、顧客情報などを使用して購入応答メッセージを生成する。
そして、購入要求応答部126は、精算した内容で決済する(S157)。このとき、成約されたことを決済部134に知らせ、決済処理を実行させる。
続いて、本実施の形態における決済部134で実行される決済処理について説明する。
図12は、本実施の形態における決済部134で実行される決済処理を示す図である。図12に示されるように、決済部134は、購入要求によって成約されると(S161:Yes)、小売価格に応じた紹介料を算出する(S162)。算出した紹介料も含めて決済する(S163)。
さらに、決済部134は、紹介者情報データベース142にアクセスし、紹介者情報を取得する。取得した紹介者情報と、保持している成約通知メール用テンプレートとを使用して、成約通知メールを作成する(S164)。
このとき、決済部134は、ショッピングカート情報データベース148にアクセスし、クッキー情報によって特定される決済対象のショッピングカート識別コードを含むショッピングカート情報をショッピングカート情報データベース148から取得する。取得したショッピングカート情報に含まれる全ての申込識別コードに対して下記(1)〜(3)の処理を実行する。
(1)決済部134は、申込情報データベース149にアクセスし、申込識別コードを含む申込情報を申込情報データベース149から取得する。販売者情報データベース141にアクセスし、取得した申込情報に含まれる販売者識別コードを含む販売者情報を販売者情報データベース141から取得する。商品情報データベース143にアクセスし、取得した申込情報に含まれる商品識別コードを含む商品情報を商品情報データベース143から取得する。
(2)さらに、決済部134は、アクセス情報データベース147にアクセスし、購入者の端末のIPアドレスをアクセス元に含むアクセス情報をアクセス情報データベース147から取得する。取得したアクセス情報の中から、取得した申込情報に含まれる販売者識別コードと商品識別コードとをURIアドレスに含むアクセス情報を抽出する。抽出したアクセス情報に含まれるURIアドレスに紹介者識別コードが含まれるか否かを判定する。
(3)判定した結果、決済部134は、紹介者識別コードが含まれる場合は、紹介者情報データベース142にアクセスし、URIアドレスに含まれる紹介者識別コードを含む紹介者情報を紹介者情報データベース142から取得する。取得した商品情報に含まれる小売価格に応じた紹介料を算出する。取得した紹介情報に含まれるメールアドレスを送信先とし、紹介者から紹介されて成約されたことと、算出した紹介料を報酬として支払われることとが示される成約通知メールを生成する。次の申込識別コードに対して上記(1)〜(3)の処理を実行する。一方、紹介者識別コードが含まれない場合は、次の申込識別コードに対して上記(1)〜(3)の処理を実行する。
そして、決済部134は、作成した成約通知メールを電子メール送信部133に渡し、電子メール送信部133を介して、紹介者に成約通知メールを送信する(S165)。
続いて、本実施の形態における販売促進部135で実行される販売促進処理について説明する。
図13は、本実施の形態における販売促進部135で実行される販売促進処理を示す図である。図13に示されるように、販売促進部135は、顧客情報データベース144にアクセスし、販売促進メールの送信先となる顧客情報を取得し、送信先リストを生成する(S171)。生成した送信先リストと、保持している販売促進メール用テンプレートを使用して、販売促進メールを送信先毎に作成する(S172)。送信先毎に作成した販売促進メールを電子メール送信部133に渡し、電子メール送信部133を介して、送信先毎に販売促進メールを送信する(S173)。
続いて、本実施の形態における特典付与発行部136で実行される特典付与発行処理について説明する。
図14は、本実施の形態における特典付与発行部136で実行される特典付与発行処理を示す図である。図14に示されるように、特典付与発行部136は、電子メール解析部132から販売促進メールに対する返答メールを受け取ると(S181:Yes)、受け取った返答メールに基づいて、特典付与情報を生成する(S182)。生成した特典付与情報を特典付与情報データベース146に登録する(S183)。
また、特典付与発行部136は、生成した特典付与情報と、保持している特典付与メール用テンプレートとを使用して、特典付与メールを作成する(S184)。このとき、特典付与メールの送信先として、受け取った返答メールの送信元メールアドレスが設定される。特典付与メールの内容として、特典付与識別情報(特典付与識別コード)が含まれる。
そして、特典付与発行部136は、作成した特典付与メールを電子メール送信部133に渡し、電子メール送信部133を介して、返答メールの送信元に特典付与メールを送信する(S185)。
以上、本実施の形態に係わる特典付与システム102によれば、消費者は、広告媒体を介して配布された特典付与識別情報を使用して商品を購入すれば、特典が付与される。さらに、会員登録に要する煩わしさを軽減することができる。また、紹介者は、商品を紹介する機会が増える。紹介する機会が増えれば、成約して紹介料を手にする機会も増え、多くの収入を得ることができる。そして、販売者は、特典を付与することで、紹介者と消費者とに刺激を与え、商品が売れる機会が増え、より多くの利益を生み出すことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係わる実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係わる特典付与システムは、下記(h)に示す特徴を備える。
(h)特典付与システムは、(h1)所定の商品に対する購入申込を要求することが示される申込要求を受信する。そして、(h2)申込要求に特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、(h3)判定した結果、申込要求に特典付与識別情報が含まれる場合は、消費者に対する特典を所定の消費者に付与する処理を実行する。
以上の点を踏まえて、本実施の形態における特典付与システムについて図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
先ず、本実施の形態における特典付与システムを含む電子商取引システムの概要について説明する。
図15は、本実施の形態における特典付与システムを含む電子商取引システムの概要を示す図である。図15に示されるように、電子商取引システム200は、実施の形態1における電子商取引システム100と比べて(例えば、図1参照。)、下記の点が異なる。
電子商取引システム100は、商品の照会時に、特典付与識別情報を照会要求のURIアドレスに含めて消費者115(端末)から特典付与システム102に送信する。これに対して、電子商取引システム200は、商品の申込時に、特典付与識別情報を申込要求のエンティティに含めて消費者215(端末)から特典付与システム202に送信する。
続いて、本実施の形態における特典付与システム202の構成について説明する。
図16は、本実施の形態における特典付与システム202の構成を示す図である。図16に示されるように、特典付与システム202は、実施の形態1における特典付与システム102と比べて(例えば、図2参照。)、申込要求応答部125の代わりに、申込要求応答部225を備える点が異なる。
申込要求応答部225は、HTTPリクエスト解析部122から申込要求を受け取ると、受け取った申込要求のエンティティに特典付与識別情報が含まれるか否かを判定する。
続いて、以上のように構成されている電子商取引システム200の動作について説明する。
図17は、本実施の形態における電子商取引システム200のシーケンスを示す図である。図17に示されるように、消費者215(端末)は、照会応答を受信すると、受信した照会応答メッセージ(例えば、Webページなど。)を表示し、照会要求によって照会された商品に関する情報を表示する。そして、そのメッセージによって表示された商品の購入を申し込む操作、例えば、申込ボタンのクリックなどが行われると、その商品についての申込要求を特典付与システム202に送信する(S205)。
このとき、消費者215(人)は、その商品に割り当てられた特典付与識別コードを入力フォームに入力する。これに伴い、消費者215(端末)は、消費者215(人)が入力フォームを介して入力した特典付与識別コードを申込要求のエンティティに含めて送信する。特典付与システム202は、申込要求を受信すると、申込要求応答処理(例えば、図18参照。)を実行する。
続いて、本実施の形態における申込要求応答部225で実行される申込要求応答処理について説明する。
図18は、本実施の形態における申込要求応答部225で実行される申込要求応答処理を示す図である。図18に示されるように、申込要求応答部225は、受け取った申込要求によって特定される商品が値引対象の商品であるか否かを照合する(S235)。
このとき、申込要求応答部225は、抽出したアクセス情報に含まれるURIアドレスに特典付与識別コードが含まれるか否かを判定する代わりに、受け取った申込要求のエンティティに特典付与識別コードが含まれるか否かを判定する。
判定した結果、申込要求応答部225は、特典付与識別コードが含まれる場合は、申込要求のエンティティに含まれる特典付与識別コードを特定する。特典付与情報データベース146にアクセスし、特定した特典付与識別コードを含む特典付与情報を特典付与情報データベース146から取得する。取得した特典付与情報に含まれる有効期限が経過しているか否かを判定する。
なお、申込要求応答部225は、受け取った申込要求のエンティティに短縮コードが含まれるか否かを判定するとしてもよい。この場合において、判定した結果、短縮コードが含まれる場合は、短縮コード情報データベース145にアクセスし、その短縮コードと対応付けられているオリジナルコードを取得する。受け取った申込要求のエンティティに含まれる短縮コードを、取得したオリジナルコードに書き換える。一方、短縮コードが含まれない場合は、短縮コードをオリジナルコードに書き換える処理をスキップする。
以上、本実施の形態に係わる特典付与システム202によれば、商品の申込時に、特典付与識別情報を申込要求のエンティティに含めて消費者215(端末)から受け付けることができる。これによって、消費者は、商品の申込時に、入力フォームを介して特典付与識別情報を入力して商品を購入すれば、特典が付与される。さらに、会員登録に要する煩わしさを軽減することができる。また、紹介システム101を介して商品を照会する必要もなくなり、多種多様な広告媒体を介して配布された特典付与識別情報を利用することができる。
(その他)
なお、有効期限の代わりに、購入を申し込んだ回数(以下、申込回数と呼称する。)を基準に特典を付与するか否かを判定するとしてもよい。また、有効期限と併用して申込回数を基準に特典を付与するか否かを判定するとしてもよい。例えば、予め申込回数を含む特典付与情報を特典付与情報データベース146に登録しておく。申込要求を受けたときに、申込回数が所定の回数以上であるか否かを判定する。申込回数が所定の回数以上であれば、特典を付与し、所定の回数を超えていなければ、特典を付与しないとする。また、有効期限と併用する場合は、有効期限内に申込回数が所定の回数以上であれば、特典を付与し、有効期限が経過していれば申込回数が所定の回数以上であっても、特典を付与しないとする。このとき、申込回数をインクリメントやデクリメントしてもよいし、アクセス情報データベース147から抽出したアクセス情報から申込回数を特定するとしてもよい。
なお、有効期限の代わりに、特典を付与した回数(以下、付与回数と呼称する。)を基準に特典を付与するか否かを判定するとしてもよい。また、有効期限と併用して付与回数を基準に特典を付与するか否かを判定するとしてもよい。例えば、予め付与回数を含む特典付与情報を特典付与情報データベース146に登録しておく。申込要求を受けたときに、付与回数が所定の回数以下であるか否かを判定する。付与回数が所定の回数以下であれば、特典を付与し、所定の回数を超えれば、特典を付与しないとする。また、有効期限と併用する場合は、有効期限内に付与回数が所定の回数以下であれば、特典を付与し、有効期限が経過していれば付与回数が所定の回数以下であっても、特典を付与しないとする。このとき、付与回数をインクリメントやデクリメントしてもよいし、アクセス情報データベース147から抽出したアクセス情報から付与回数を特定するとしてもよい。
なお、特典付与システム102,202は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、ネットワークアダプタなどを備えるとしてもよい。さらに、HDDなどに、特典付与システム102を制御するプログラム(以下、特典付与制御プログラムと呼称する。)がインストールされており、特典付与制御プログラムが実行されることによって、特典付与システム102の各機能が実現されるとしてもよい。
また、特典付与システム102,202は、複数のコンピュータシステムによって構成されているとしてもよい。この場合において、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)に基づいて、複数のコンピュータシステムに分散された特典付与システム102の各機能間でメッセージ通信が行われるとしてもよい。また、SOAP(Simple Object Access Protocol)に基づいて、複数のコンピュータシステムに分散された特典付与システム102,202の各機能間でメッセージ通信が行われるとしてもよい。
また、特典付与システム102,202は、アプリケーションサーバとデータベースサーバとから構成されているとしてもよい。この場合において、少なくともHTTPリクエスト受信部121、HTTPリクエスト解析部122、HTTPレスポンス送信部123、照会要求転送部124、申込要求応答部125,225、購入要求応答部126、電子メール受信部131、電子メール解析部132、電子メール送信部133、決済部134、販売促進部135、特典付与発行部136などがアプリケーションサーバにおいて実現されるとしてもよい。また、販売者情報データベース141、紹介者情報データベース142、商品情報データベース143、顧客情報データベース144、短縮コード情報データベース145、特典付与情報データベース146、アクセス情報データベース147、ショッピングカート情報データベース148、申込情報データベース149などがデータベースサーバにおいて実現されるとしてもよい。さらに、アプリケーションサーバからデータベースサーバへのアクセスにODBC(Open DataBase Connectivity)やJDBC(Java(登録商標) DataBase Connectivity)などを用いるとしてもよい。
また、RFC2246において規定されているTLS(Transport Layer Security)に基づいて、特典付与システム102と各端末間とでセキュリティ通信が行われるとしてもよい。また、XML暗号化(http://www.w3.org/TR/2002/REC-xmlenc-core-20021210/)に基づいて、データを暗号化し、暗号化したデータを送受信することで、セキュリティ通信が行われるとしてもよい。
なお、電子商店システム103は、CPU、RAM、ROM、HDD、ネットワークアダプタなどを備えるとしてもよい。さらに、HDDなどに、電子商店システム103を制御するプログラム(以下、電子商店制御プログラムと呼称する。)がインストールされており、電子商店制御プログラムが実行されることによって、電子商店システム103の各機能が実現されるとしてもよい。
また、電子商店システム103は、複数のコンピュータシステムによって構成されているとしてもよい。この場合において、CORBAに基づいて、複数のコンピュータシステムに分散された電子商店システム103の各機能間でメッセージ通信が行われるとしてもよい。また、SOAPに基づいて、複数のコンピュータシステムに分散された電子商店システム103の各機能間でメッセージ通信が行われるとしてもよい。
また、電子商店システム103は、アプリケーションサーバとデータベースサーバとから構成されているとしてもよい。この場合において、少なくともHTTPリクエスト受信部151、HTTPリクエスト解析部152、HTTPレスポンス送信部153、照会要求応答部154などがアプリケーションサーバにおいて実現されるとしてもよい。また、商品情報データベース161がデータベースサーバにおいて実現されるとしてもよい。さらに、アプリケーションサーバからデータベースサーバへのアクセスにODBCやJDBCなどを用いるとしてもよい。
また、RFC2246において規定されているTLSに基づいて、電子商店システム103と各端末間とでセキュリティ通信が行われるとしてもよい。また、XML暗号化(http://www.w3.org/TR/2002/REC-xmlenc-core-20021210/)に基づいて、データを暗号化し、暗号化したデータを送受信することで、セキュリティ通信が行われるとしてもよい。
なお、特典付与制御プログラムや電子商店制御プログラムは、コンピュータシステム、組み込みシステムなどのようなハードウェアシステムに読み取り可能な記録媒体に記録されているとしてもよい。さらに、記録媒体を介して他のハードウェアシステムに読み出されて実行されるとしてもよい。これによって、特典付与システム102の各機能や電子商店システム103の各機能を他のハードウェアシステムに実現することができる。ここで、コンピュータシステム読み取り可能な記録媒体として、光学記録媒体(例えば、CD−ROMなど。)、磁気記録媒体(例えば、ハードディスクなど。)、光磁気記録媒体(例えば、MOなど。)、半導体メモリ(例えば、メモリカードなど。)などがある。
また、特典付与制御プログラムや電子商店制御プログラムは、インターネット、ローカルエリアネットワークなどのようなネットワークに接続されているハードウェアシステムに保持されているとしてもよい。さらに、ネットワークを介して他のハードウェアシステムにダウンロードされて実行されるとしてもよい。これによって、特典付与システム102の各機能や電子商店システム103の各機能を他のハードウェアシステムに実現することができる。ここで、ネットワークとして、地上放送網、衛星放送網、PLC(Power Line Communication)、移動電話網、有線通信網(例えば、IEEE802.3など。)、無線通信網(例えば、IEEE802.11など。)がある。
本発明は、商品を購入した消費者に特典を付与する特典付与システムなどとして、特に、予め会員登録を済ませていなくとも、広告媒体を介して配布された特典付与識別情報を使用することで特典を付与する特典付与システムなどとして、利用することができる。
本発明に係わる実施の形態1における特典付与システムを含む電子商取引システムの概要を示す図 本発明に係わる実施の形態1における特典付与システムの構成を示す図 本発明に係わる実施の形態1における電子商店システムの構成を示す図 本発明に係わる実施の形態1における特典付与システムで使用される各種情報のデータ構造を示す図 本発明に係わる実施の形態1における特典付与システムで生成されるアクセス情報のデータ構造を示す図 本発明に係わる実施の形態1における特典付与システムで使用される短縮コード情報のデータ構造を示す図 本発明に係わる実施の形態1における特典付与システムで管理されている顧客情報のデータ構造を示す図 本発明に係わる実施の形態1における電子商取引システムのシーケンスを示す図 本発明に係わる実施の形態1における照会要求転送部で実行される照会要求転送処理を示す図 本発明に係わる実施の形態1における申込要求応答部で実行される申込要求応答処理を示す図 本発明に係わる実施の形態1における購入要求応答部で実行される購入要求応答処理を示す図 本発明に係わる実施の形態1における決済部で実行される決済処理を示す図 本発明に係わる実施の形態1における販売促進部で実行される販売促進処理を示す図 本発明に係わる実施の形態1における特典付与発行部で実行される特典付与発行処理を示す図 本発明に係わる実施の形態2における特典付与システムを含む電子商取引システムの概要を示す図 本発明に係わる実施の形態2における特典付与システムの構成を示す図 本発明に係わる実施の形態2における電子商取引システムのシーケンスを示す図 本発明に係わる実施の形態2における申込要求応答部で実行される申込要求応答処理を示す図
符号の説明
100,200 電子商取引システム
101 紹介システム
102,202 特典付与システム
103 電子商店システム
104 決済システム
111 紹介者
112 販売者
113 決済代行業者
115,215 消費者
121 HTTPリクエスト受信部
122 HTTPリクエスト解析部
123 HTTPレスポンス送信部
124 照会要求転送部
125,225 申込要求応答部
126 購入要求応答部
131 電子メール受信部
132 電子メール解析部
133 電子メール送信部
134 決済部
135 販売促進部
136 特典付与発行部
141 販売者情報データベース
142 紹介者情報データベース
143 商品情報データベース
144 顧客情報データベース
145 短縮コード情報データベース
146 特典付与情報データベース
147 アクセス情報データベース
148 ショッピングカート情報データベース
149 申込情報データベース
151 HTTPリクエスト受信部
152 HTTPリクエスト解析部
153 HTTPレスポンス送信部
154 照会要求応答部
161 商品情報データベース

Claims (8)

  1. 電子商店サイトを運営する販売者に関する情報を管理する販売者情報管理手段と、
    前記販売者情報管理手段で管理されている複数の販売者のいずれかであって所定の電子商店サイトを運営する所定の販売者と、前記所定の電子商店サイトにアクセスした所定の消費者との間で、前記所定の電子商店サイトを介して販売される所定の商品に対して発生する所定の手続を、前記所定の電子商店サイトに代わって、前記所定の消費者が操作する所定の端末からインターネットを介して受け付ける手続受付手段と、
    前記所定の端末から受信した所定の要求に、広告媒体を介して配布されて特典が付与されることが示される特典付与識別情報が含まれるか否かを判定する特典付与識別情報判定手段と、
    前記特典付与識別情報判定手段で判定された結果、前記所定の要求に前記特典付与識別情報が含まれる場合は、前記手続受付手段で前記所定の手続が受け付けられた暁に、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行する特典付与手段と
    を備えることを特徴とする特典付与システム。
  2. 前記特典付与システムは、さらに、
    前記所定の商品および前記所定の電子商店サイトのいずれかを紹介する紹介者に関する情報を管理する紹介者情報管理手段と、
    前記紹介者情報管理手段で管理されている複数の紹介者の中から所定の紹介者が特定される紹介者識別情報が前記所定の要求に含まれるか否かを判定する紹介者識別情報判定手段と
    を備え、
    前記特典付与手段は、前記紹介者識別情報判定手段で判定された結果、前記所定の要求に前記紹介者識別情報が含まれる場合は、紹介者に対する特典を前記所定の紹介者に付与する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の特典付与システム。
  3. 前記特典付与システムは、さらに、少なくとも販売者および紹介者のいずれかと対応付けて特典を管理する特典管理手段を備え、
    前記特典付与手段は、前記特典管理手段で管理されている複数の特典の中から、少なくとも前記所定の販売者および前記所定の紹介者のいずれかによって、前記所定の消費者に付与される特典を特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の特典付与システム。
  4. 前記特典付与システムは、さらに、前記所定の商品および前記所定の電子商店サイトのいずれかの照会を要求することが示される照会要求を受信する照会要求受信手段を備え、
    前記所定の要求は、前記照会要求であり、
    前記特典付与識別情報判定手段は、前記照会要求に前記特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、
    前記特典付与手段は、前記照会要求に前記特典付与識別情報が含まれる場合は、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の特典付与システム。
  5. 前記特典付与システムは、さらに、前記所定の商品に対する購入申込を要求することが示される申込要求を受信する申込要求受信手段を備え、
    前記所定の要求は、前記申込要求であり、
    前記特典付与識別情報判定手段は、前記申込要求に前記特典付与識別情報が含まれるか否かを判定し、
    前記特典付与手段は、前記申込要求に前記特典付与識別情報が含まれる場合は、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の特典付与システム。
  6. 前記特典付与システムは、さらに、
    前記特典付与識別情報の有効性が特定される有効性情報と前記特典付与識別情報とが対応付けられて登録されている有効性情報テーブルを保持する有効性情報テーブル保持手段と、
    前記有効性情報テーブルに基づいて、前記特典付与識別情報の有効性を判定する有効性判定手段と
    を備え、
    前記特典付与手段は、前記有効性判定手段で判定された結果、前記特典付与識別情報が有効でない場合は、消費者に対する特典を付与する処理を実行せず、前記特典付与識別情報が有効である場合は、消費者に対する特典を前記所定の消費者に付与する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の特典付与システム。
  7. 前記特典付与システムは、さらに、
    前記特典付与識別情報を含むオリジナルコードと、前記オリジナルコードを短縮した短縮コードとが対応付けられて登録されている短縮コードテーブルを保持する短縮コードテーブル保持手段と、
    前記短縮コードが前記所定の要求に含まれるか否かを判定する短縮コード判定手段と、
    前記短縮コード判定手段で判定された結果、前記短縮コードが前記所定の要求に含まれる場合は、前記短縮コードテーブルに基づいて、前記所定の要求に含まれる前記短縮コードを前記オリジナルコードに書き換える短縮コード書換手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の特典付与システム。
  8. 前記特典付与システムは、さらに、
    前記所定の商品の購入および前記所定の電子商店サイトの訪問のいずれかが見込まれる消費者に販売促進メールを送信する販売促進メール送信手段と、
    前記販売促進メールに対する返答メールを受信する返答メール受信手段と、
    前記返答メールを受信すると、前記特典付与識別情報を含む特典付与メールを前記返答メールの送信元に送信する特典付与メール送信手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の特典付与システム。
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