JP2018173849A - 不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム - Google Patents

不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018173849A
JP2018173849A JP2017071917A JP2017071917A JP2018173849A JP 2018173849 A JP2018173849 A JP 2018173849A JP 2017071917 A JP2017071917 A JP 2017071917A JP 2017071917 A JP2017071917 A JP 2017071917A JP 2018173849 A JP2018173849 A JP 2018173849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
real estate
information
tenant
property
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017071917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018173849A5 (ja
Inventor
清孝 藤崎
Kiyotaka Fujisaki
清孝 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OAK NET KK
Original Assignee
OAK NET KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OAK NET KK filed Critical OAK NET KK
Priority to JP2017071917A priority Critical patent/JP2018173849A/ja
Publication of JP2018173849A publication Critical patent/JP2018173849A/ja
Publication of JP2018173849A5 publication Critical patent/JP2018173849A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】不動産物件の貸し手においては、条件に合う借り手を選択し、選択した借り手のみ物件の情報を公開することができ、不動産物件の借り手においては、物件を借りるに際しての手間を軽減する。【解決手段】不動産貸借支援システム1は、テナントの属性情報に関する検索条件を、不動産物件を管理する不動産会社端末から取得する取得部11と、テナントとテナントの属性情報とを関連付けて記憶しているテナント情報記憶部21と、テナント情報記憶部21を参照して、検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出部12と、不動産情報を不動産会社ごとに記憶している物件情報記憶部23と、抽出部12により抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に、物件情報記憶部23に記憶されている不動産情報のうちの1以上の不動産情報を送信する送信部14と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラムに関する。
不動産物件の情報を提供するシステムにおいては、不動産の供給側が、不動産の情報を公開し、不動産の借り手が、物件の探索を行うというのが一般的な構成である。また、不動産物件の情報を提供するシステムにおいて、借用希望者が地域の希望範囲を入力し、所在地の情報を含む物件情報を不動産供給者が登録し、物件の所在地が借用希望者の希望範囲内である場合に、当該物件情報を借用希望者の端末に送信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−301270号公報
飲食店等の店舗の不動産物件の情報を提供するシステムにおいて、物件情報を貸し手側である不動産会社が公開し、借り手側である飲食店等経営者(テナント)が物件情報を検索するという従来の態様のシステムでは、適切な借り手を不動産会社が探すことができなかった。また、不動産会社は、優良なテナントを選んで物件情報を提供するということができなかった。また、不動産会社が、ある不動産物件の管理を不動産のオーナーから委託されて情報を公開すると、他の不動産会社がその情報を横取りするということが起きていた。また、借り手側が不動産物件を探索する場面においては、自らの店舗の内容やプロフィール等を不動産会社ごとに説明しなければならず、多くの手間を要していた。
そこで本発明は、不動産物件の貸し手においては、条件に合う借り手を選択し、選択した借り手のみ物件の情報を公開することができ、不動産物件の借り手においては、物件を借りるに際しての手間を軽減できるシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一形態に係る不動産貸借支援システムは、不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手側端末から取得する取得部と、テナントに該テナントの属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶しているテナント情報記憶部と、テナント情報記憶部を参照して、取得部により取得された検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出部と、不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側ごとに記憶している物件情報記憶部と、抽出部により抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に、物件情報記憶部に記憶されている貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を送信する送信部と、を備える。
本発明の一形態に係る不動産貸借支援方法は、不動産貸借支援システムにおける不動産貸借支援方法であって、不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手側端末から取得する取得ステップと、テナントに該テナントの属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶しているテナント情報記憶部を参照して、取得ステップにおいて取得された検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出ステップと、不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側ごとに記憶している物件情報記憶部に記憶されている貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を、抽出ステップにおいて抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に送信する送信ステップと、を有する。
本発明の一形態に係る不動産貸借支援プログラムは、不動産貸借支援システムとしてコンピュータを機能させる不動産貸借支援プログラムであって、不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手側端末から取得する取得手段、テナントに該テナントの属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶しているテナント情報記憶部を参照して、取得手段において取得された検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出手段、及び、不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側ごとに記憶している物件情報記憶部に記憶されている貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を、抽出手段において抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に送信する送信手段、として機能させる。
上記の形態によれば、貸し手側により設定されたテナントの属性に関する検索条件に該当するテナントが抽出され、貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報が、抽出されたテナントの端末に送信される。これにより、貸し手側が、借り手の属性を認識した上で不動産情報を送信する借り手を選択していることとなるので、借り手は、自らの属性に関しての不動産会社に対する説明の手間を軽減することができる。また、貸し手側においては、優良な借り手を選択して情報を提供することができる。また、設定した検索条件により抽出されたテナントのみに不動産情報が公開されるので、貸し手側が管理している不動産情報が、抽出されたテナント以外の不特定の者に公開されることが防止される。従って、貸し手側においては、不特定の者に知られることを恐れて優良な物件の情報の公開を控える必要がなくなり、借り手においては、優良な物件の情報を得る機会を得ることができる。
別の形態に係る不動産貸借支援システムでは、送信部により送信された不動産情報を受信したテナント端末において、提示された不動産情報に対する所定の操作であって、テナントが当該不動産物件に対する興味を有することを示す操作がされたことを示すアクション情報を、テナント端末から取得するアクション情報取得部と、アクション情報が取得された旨の情報を、アクション情報の対象の不動産情報に関連付けられている貸し手側の貸し手側端末に送信するアクション情報通知部と、を更に備えることとしてもよい。
上記の形態によれば、不動産情報に示される不動産物件に対してテナントが興味を有することを示すアクション情報を貸し手側端末が受信するので、貸し手側が、当該テナントが不動産物件に対して一定の興味を有していることを認識できる。
別の形態に係る不動産貸借支援システムでは、テナント情報記憶部が、テナントが該テナントのテナント情報を不動産貸借支援システムに登録する際に関連付けて入力された、テナント及び貸し手側とは異なる第三者の識別情報を記憶しており、アクション情報通知部は、アクション情報取得部によりアクション情報が取得された旨の情報を、アクション情報に係るテナントに関連付けられている識別情報により識別される第三者の第三者端末に送信することとしてもよい。
上記の形態によれば、不動産情報に示される不動産物件に対してテナントが興味を有することを示すアクション情報が、当該テナントに関連付けられた第三者の第三者端末に送信される。これにより、当該第三者は、当該テナントが不動産物件に対して一定の興味を有していることを認識できるので、例えば、当該テナントに対してのアクションを起こす契機を得ることができる。
別の形態に係る不動産貸借支援システムでは、送信部は、抽出部により抽出されたテナントの全部に不動産情報を送信することとしてもよい。
上記の形態によれば、貸し手側は、検索条件に該当する属性を有するテナントに、一括して不動産情報を提供できる。
別の形態に係る不動産貸借支援システムでは、抽出部により抽出されたテナントのテナント情報を貸し手側端末に提示させる提示部を更に備え、送信部は、貸し手側端末におけるテナント情報の提示に応じて選択されたテナントに不動産情報を送信することとしてもよい。
上記の形態によれば、貸し手側は、検索条件に該当する属性を有するテナントの中から選択したテナントに、不動産情報を提供できる。
別の形態に係る不動産貸借支援システムでは、テナントが該テナントの顧客に提供している所定のサービスの利用実績に関するサービス情報を、該テナントに関連付けて記憶しているサービス情報記憶部を更に備え、提示部は、抽出部により抽出されたテナントのサービス情報を、テナント情報に併せて貸し手側端末に提示させることとしてもよい。
テナントが顧客に提供している所定のサービスの利用実績は、テナントが営む事業の状態を反映した情報と捉えることができる。上記の形態によれば、所定のサービスの利用実績が貸し手側端末において提示されるので、貸し手側は、サービス情報を介してテナントが営む事業の状態を認識できる。
別の形態に係る不動産貸借支援システムでは、検索条件は、テナントに関するサービス情報を含み、抽出部は、検索条件に該当する属性情報及びサービス情報を有するテナントを抽出することとしてもよい。
上記の形態によれば、テナントに関するサービス情報を、テナントを抽出する際の検索条件に含めることができるので、貸し手側は、テナントが営む事業の状態に基づいたテナントの抽出を行うことができる。
本発明の一側面によれば、不動産物件の貸し手においては、条件に合う借り手を選択し、選択した借り手のみ物件の情報を公開することができ、不動産物件の借り手においては、物件を借りるに際しての手間を軽減することが可能となる。
本実施形態に係る不動産貸借支援システム及び不動産貸借支援システムと通信を行う端末を含むシステムの装置構成を示す図である。 不動産貸借支援システム1の機能的構成を示すブロック図である。 不動産貸借支援装置のハードウェア構成を示す図である。 不動産会社端末の機能的構成を示すブロック図である。 テナント端末の機能的構成を示すブロック図である。 関係会社端末の機能的構成を示すブロック図である。 テナントが属性情報を初期登録するためのテナント端末の画面例を示す図である。 テナント情報記憶部の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。 関係会社情報記憶部の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。 物件情報記憶部の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。 サービス情報記憶部の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。 不動産会社端末において表示される検索条件設定画面の例を示す図である。 テナント情報表示画面の例を示す図である。 テナント詳細情報表示画面の例を示す図である。 不動産会社端末におけるアクション情報表示画面の例を示す図である。 テナント端末における不動産情報一覧画面の例を示す図である。 テナント端末において不動産情報の詳細情報を示す不動産情報詳細画面の例を示す図である。 関係会社端末におけるアクション情報表示画面の例を示す図である。 不動産貸借支援システムにおいて実施される不動産貸借支援方法の処理内容を示すフローチャートである。 不動産貸借支援システムにおいて実施される不動産貸借支援方法の他の例の処理内容を示すフローチャートである。 不動産貸借支援システムにおいて実施される不動産貸借支援方法の、アクション情報に関する処理内容を示すフローチャートである。 不動産貸借支援プログラムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る不動産貸借支援システム1及び不動産貸借支援システム1と通信を行う端末を含むシステムの装置構成を示す図である。図1に示すシステムは、不動産貸借支援システム1、端末(不動産会社端末)30、端末(テナント端末)40及び端末(関係会社端末)50を含み、これらのシステム及び装置は、ネットワークNを介して互いに通信可能である。
不動産貸借支援システム1は、不動産物件を管理する貸し手側と、不動産物件の借り手とを仲介し、不動産の貸借に関わる情報の処理を行うシステムである。
不動産物件を管理する貸し手側は、例えば、オーナーから委託された不動産物件または自らが所有する不動産物件を貸すために不動産物件及び物件の情報を管理する不動産会社である。不動産会社端末30(貸し手側端末)は、不動産会社の端末である。
不動産物件の借り手は、例えばテナントと称され、飲食店等の経営者等に例示される。テナント端末40は、テナントの端末である。また、不動産貸借支援システム1は、不動産物件の貸し手側及び借り手とは異なる第三者との間においても情報の処理を行う。第三者は、例えば、不動産会社またはテナントと何らかの関係を有する関係会社である。関係会社端末50(第三者端末)は、関係会社の端末である。
端末30,40,50は、例えば、据置型又は携帯型のパーソナルコンピュータ、高機能携帯電話機(スマートフォン)等により構成されるが、端末30,40,50を構成する装置は限定されず、例えば携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯端末でもよい。なお、図1では、例として各1台の端末30,40,50が示されているが、その数はこれに限定されない。
図2は、不動産貸借支援システム1の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態の例では、不動産貸借支援システム1は、不動産貸借支援装置10により構成される。不動産貸借支援装置10は、例えば、サーバにより構成される。
本実施形態の不動産貸借支援装置10は、図2に示すように、機能的には、取得部11、抽出部12、提示部13、送信部14、アクション情報取得部15及びアクション情報通知部16を備える。
また不動産貸借支援装置10は、テナント情報記憶部21、関係会社情報記憶部22、物件情報記憶部23及びサービス情報記憶部24といった記憶手段にアクセス可能である。これらの記憶部21〜24は、不動産貸借支援装置10に備えられることとしてもよいし、不動産貸借支援装置10からのアクセスが可能に設けられた外部の記憶手段として構成されてもよい。
図3は、不動産貸借支援装置10のハードウェア構成図である。不動産貸借支援装置10は、物理的には、図3に示すように、CPU101、RAM及びROMといったメモリにより構成される主記憶装置102、ハードディスク等で構成される補助記憶装置103、通信制御装置104などを含むコンピュータシステムとして構成されている。不動産貸借支援装置10は、入力デバイスであるキーボード、タッチパネル、マウス等の入力装置105及びディスプレイ等の出力装置106をさらに含むこととしてもよい。
図2に示した各機能は、図3に示すCPU101、主記憶装置102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信制御装置104等を動作させるとともに、主記憶装置102や補助記憶装置103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。処理に必要なデータやデータベースは主記憶装置102や補助記憶装置103内に格納される。なお、端末Tも、図3に示すようなハードウェア構成を有するコンピュータシステムとして構成される。なお、本実施形態では、機能部11〜16が、不動産貸借支援装置10に構成されることとしているが、各機能部11〜16が複数のコンピュータに分散して構成されることとしてもよい。
図4は、不動産会社端末30の機能的構成を示すブロック図である。不動産会社端末30は、図4に示すように、機能的には、検索条件送信部31、テナント情報受信部32、テナント情報表示部33、選択受付部34、選択テナント送信部35、アクション情報受信部36及びアクション情報表示部37を備える。
図5は、テナント端末40の機能的構成を示すブロック図である。テナント端末40は、図5に示すように、機能的には、登録部41、不動産情報受信部42、不動産情報表示部43、アクション受付部44、アクション送信部45及びポイントサービス管理部46を備える。
図6は、関係会社端末50の機能的構成を示すブロック図である。関係会社端末50は、図6に示すように、機能的には、アクション情報受信部51及びアクション情報表示部52を備える。
続いて、図2を参照して、不動産貸借支援装置10の各機能部の説明に先立ち、記憶部21〜24を説明する。
テナント情報記憶部21は、不動産物件の借り手であるテナントに関する情報を記憶している記憶手段である。具体的には、テナント情報記憶部21は、テナントごとにテナントの種々の属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶している。
図7は、テナントが自らの属性情報を初期登録するためのテナント端末40の画面例を示す図である。図7に示すように、テナントの初期登録画面d1は、ログイン情報入力欄d11及び紹介コード入力欄を含む。テナントは、テナント端末40において、メールアドレス及びパスワードといったログイン情報をログイン情報入力欄d11に入力し、引き続いて各種の属性情報を入力することにより、不動産貸借支援システム1に登録される。登録された種々の情報は、テナント情報記憶部21に記憶される。
図8は、テナント情報記憶部21の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。図8に示すように、テナント情報記憶部21は、テナントを識別するテナントIDに関連付けて、テナントの名称、ジャンル及び売上等の属性、テナントが借りることを希望している希望物件の条件(地域、面積及び賃料等)、及び紹介コード等を記憶している。
紹介コードは、関係会社を識別する情報であって、初期登録画面d1の紹介コード入力欄d12において入力される。関係会社は、不動産物件の貸し手側及び借り手とは異なる第三者であって、例えば、テナントにおいて供される商品等を取り扱うメーカー及び卸売り会社等に例示され、自社の商品等をテナントに販売することを望む者である。
関係会社情報記憶部22は、関係会社の情報を記憶している記憶手段である。図9は、関係会社情報記憶部22の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。図9に示すように、関係会社情報記憶部22は、関係会社を識別する会社IDに関連付けて、会社名及び紹介コードを記憶している。関係会社情報記憶部22に記憶されているデータは、例えば、関係会社端末50を介して、関係会社により予め入力されてもよいし、不動産貸借支援システム1の管理者により入力されることとしてもよい。
テナント情報記憶部21に記憶される紹介コードは、当該テナントと当該紹介コードにより識別される関係会社との間に関連があることを示す。例えば、ある関係会社が、営業活動等を通じて、本実施形態の不動産貸借支援システム1に未登録のテナントに対して、当該関係会社の紹介コードを示すと共に不動産貸借支援システム1への登録を促す。そのテナントが当該関係会社の紹介コードの入力と共に不動産貸借支援システム1への登録をすることにより、紹介コードにより識別される関係会社の推奨により当該テナントが登録を行ったことが不動産貸借支援システム1に認識される。これにより、後述するように、テナントが不動産貸借支援システム1に対して所定のアクションを実施すると、不動産貸借支援システム1は、その旨の情報を関係会社に通知することができる。関係会社は、この通知を契機として、テナントに対する種々のアクションを起こすことができる。
物件情報記憶部23は、不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側である不動産会社ごとに記憶している記憶手段である。図10は、物件情報記憶部23の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。図10に示すように、物件情報記憶部23は、不動産会社を識別する不動産会社ID及び不動産物件を識別する物件IDに関連付けて、所在地、面積及び図面データ等の、不動産物件の属性を記憶している。物件情報記憶部23に記憶されている不動産情報は、例えば、不動産会社端末30を介して不動産会社により予め登録される。
サービス情報記憶部24は、テナントが既存の店舗において顧客に対して提供している所定のサービスの利用実績に関するサービス情報を記憶している記憶手段である。本実施形態の不動産貸借支援システム1は、テナントが顧客に対して提供する所定のサービスの実施をサポートすることとしてもよい。
所定のサービスは、例えば、いわゆるポイントサービスであってもよい。ポイントサービスでは、例えば、テナントの店舗において顧客が商品の購入等を行った場合に、その支払金額に応じたポイント及びクーポン等が顧客に付与される。ポイント等を付与された顧客は、保有ポイントに応じたサービス(例えば、ポイント等を用いた商品等の購入、ポイント等と所定の商品等との交換、等)を受けることができる。
サービス情報記憶部24は、テナントが実施しているポイントサービスにおける、ユーザ毎の保有ポイント等をサービス情報として記憶している。図11(a)及び図11(b)は、サービス情報記憶部24a,24bの構成及び記憶されているデータの例を示す図である。
図11(a)に示すように、サービス情報記憶部24aは、あるテナントにおいて顧客(ユーザ)に提供されているポイントサービスにおける、顧客の保有ポイント等を記憶している。具体的には、サービス情報記憶部24aは、顧客を識別するユーザIDに関連付けて、当該顧客の保有ポイントを記憶している。また、サービス情報記憶部24aは、保有ポイント内訳として、ポイントの取得日付及びポイント数をさらに記憶していてもよい。サービス情報記憶部24aが顧客毎の保有ポイントを記憶していることにより、テナントが、既存の店舗においてテナント端末40を介して提供するポイントサービスの管理が容易となる。
また、図11(b)に示すように、サービス情報記憶部24bは、あるテナントが顧客に提供しているポイントサービスにおける、一定期間ごとのポイント付与実績及びポイント利用実績を更に記憶していることとしてもよい。具体的には、サービス情報記憶部24bは、月ごとに顧客に付与されたポイント及び顧客が利用したポイントを集計して記憶している。このように、テナントにおけるポイントの付与実績及び利用実績が集計され、後述するように、集計された実績値が不動産会社により参照されることにより、不動産会社は、当該テナントの商活動の規模の程度を認識できる。また、ポイントの利用実績として、ポイントサービスを提供している顧客についての、人数、男女比、年齢、店舗への来店時間等の情報が集計及び記憶され、不動産会社に参照されることとしてもよい。
再び図2を参照して、不動産貸借支援装置10の各機能部を説明する。取得部11は、不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手端末から取得する。具体的には、取得部11は、不動産会社が管理する不動産物件を貸す相手方であるテナントを検索するために、テナントの属性情報に関する検索条件を、不動産会社端末30から取得する。検索条件は、例えば、テナント情報記憶部21に記憶されているテナントの属性、テナントが借りることを希望している不動産物件の条件等を含むことができる。また、検索条件は、テナントが顧客に対して実施しているポイントサービス等の所定のサービスのサービス情報に関する事項を含んでもよい。
抽出部12は、テナント情報記憶部21を参照して、取得部11により取得された検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する。また、検索条件にサービス情報に関する事項が含まれる場合には、抽出部12は、サービス情報記憶部24をさらに参照して、検索条件に該当するテナントを抽出する。これにより、不動産会社は、テナントが営む事業の状態に基づいたテナントの抽出を行うことができる。
提示部13は、抽出部12により抽出されたテナントのテナント情報を、不動産会社端末30に提示させる。具体的には、提示部13は、抽出されたテナント情報を不動産会社端末30に送信することにより、抽出されたテナント情報を不動産会社端末30の表示手段に表示させる。
また、提示部13は、抽出部12により抽出されたテナントのサービス情報を、テナント情報に併せて不動産会社端末30に提示させることとしてもよい。具体的には、提示部13は、抽出部12により抽出されたテナントにおいて提供されているポイントサービスに関するサービス情報をサービス情報記憶部24(24a、24b)から取得し、取得したサービス情報を、当該テナントのテナント情報と併せて不動産会社端末30に送信し、送信したサービス情報を不動産会社端末30の表示手段に表示させる。テナントが顧客に提供しているサービスの実績を示すサービス情報は、テナントが営む事業の状態を反映した情報と捉えることができる。テナントのサービス情報が不動産会社端末30において提示されることにより、不動産会社は、サービス情報を介してテナントが営む事業の状態を認識できる。
送信部14は、抽出部12により抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末40に、物件情報記憶部23に記憶されている、不動産会社(貸し手側)が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を送信する。送信される不動産情報は、例えば、予め物件情報記憶部23に記憶された不動産情報の中から、不動産会社端末30を介して不動産会社により選択された1または複数の不動産情報であってもよい。
具体的には、送信部14は、抽出部12により抽出されたテナントの全部のテナント端末40に所定の不動産情報を送信してもよい。この場合には、貸し手側である不動産会社は、検索条件に該当する属性を有するテナントに、一括して不動産情報を提供できる。
また、送信部14は、不動産会社端末30におけるテナント情報の提示に応じて選択された一部のテナントのテナント端末40に、所定の不動産情報を送信することとしてもよい。この場合には、不動産会社は、検索条件に該当する属性を有するテナントの中から選択したテナントに、不動産情報を提供できる。具体的には、送信部14は、不動産会社端末30の選択テナント送信部35により送信された、不動産会社端末30において選択されたテナントを示す選択情報を受信し、選択情報に示されるテナントのテナント端末40に、所定の不動産情報を送信する。
アクション情報取得部15は、送信部14により送信された不動産情報を受信したテナント端末40において、提示された不動産情報に対する所定の操作がされたことを示すアクション情報を、テナント端末40から取得する。不動産情報に対する所定の操作は、不動産情報を提示されたテナントが当該不動産情報に示される不動産物件に対する興味を有することを示す操作であって、例えば、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を不動産会社に示すための操作である。この所定の操作については、テナント端末40の各機能部の説明において詳述する。また、アクション情報は、例えば、提示された不動産情報の詳細情報の表示がリクエストされたことを示す情報であってもよい。
アクション情報通知部16は、アクション情報取得部15によりアクション情報が取得された旨の情報を、前記アクション情報の対象の不動産情報に関連付けられている不動産会社の不動産会社端末30に送信する。これにより、不動産情報に示される不動産物件に対してテナントが興味を有することを示すアクション情報を不動産会社端末30が受信するので、貸し手側である不動産会社が、当該テナントが不動産物件に対して一定の興味を有していることを認識できる。
また、テナント情報記憶部21において、取得したアクション情報に係るテナントに紹介コード(第三者の識別情報)が関連付けられている場合に、アクション情報通知部16は、その紹介コードにより識別される関係会社の関係会社端末50に、アクション情報取得部15によりアクション情報が取得された旨の情報を送信してもよい。アクション情報通知部16は、関係会社情報記憶部22を参照して、取得した紹介コードに関連付けられた、関係会社の会社ID等を取得することにより、送信先の関係会社を認識できる。関係会社端末50に対するアクション情報が取得された旨の情報の送信については、関係会社端末50(図6)の各機能部の説明において詳述する。
次に、再び図4を参照して、不動産会社端末30の各機能部について説明する。検索条件送信部31は、不動産物件の貸し手である不動産会社により指定された検索条件を不動産貸借支援システム1に送信する。検索条件は、前述のとおり、テナントの属性情報に関する。また、検索条件は、テナントが顧客に提供している所定のサービス(例えば、ポイントサービス)の実績に関するサービス情報に関する事項を含んでもよい。
図12は、不動産会社端末30において表示される検索条件設定画面の例を示す図である。図12に示すように、検索条件設定画面d2は、検索条件設定部d21を含む。
不動産会社は、検索条件設定部d21においてテナントの属性(ジャンル、賃料、売上等)に関する検索条件を設定できる。検索条件送信部31は、検索条件設定部d21において設定された検索条件を不動産貸借支援システム1に送信する。
テナント情報受信部32は、不動産貸借支援装置10の提示部13により送信されたテナント情報を受信する。また、テナント情報受信部32は、提示部13により送信された、テナントのサービス情報を併せて受信できる。
テナント情報表示部33は、テナント情報受信部32により受信された、テナントのテナント情報を、不動産会社端末30の表示手段に表示させる。テナントのサービス情報がテナント情報受信部32により併せて受信された場合には、テナント情報表示部33は、テナントのサービス情報を併せて表示させてもよい。
図13は、テナント情報表示部33により表示されるテナント情報表示画面の例を示す図である。図13に示すように、テナント情報表示画面d3は、例えば、不動産貸借支援装置10の抽出部12により抽出されたテナント情報のテナントを示すテナントリストd31を含む。
図14は、テナント情報表示部33により表示されるテナント詳細情報表示画面の例を示す図である。例えば、テナント情報表示画面d3において、テナントリストd31に含まれるテナントのうちの「aaaレストラン」のテナント情報の詳細表示のリクエストが受け付けられると、テナント情報表示部33は、詳細情報を含むテナント詳細情報表示画面d4を表示させる。テナント詳細情報表示画面d4は、例えば、受信したテナント情報に含まれる属性情報d41、及び当該テナントのサービス情報d42を含む。
選択受付部34は、表示したテナント情報に対する選択を受け付ける。具体的には、選択受付部34は、不動産貸借支援装置10から送信されテナント情報表示部33により表示されたテナントの中から、不動産情報を提供する対象となる一部のテナントの選択を受け付ける。例えば、選択受付部34は、図13に示したテナント情報表示画面d3において、テナントリストd31に含まれるテナントのうちの一部のテナントを指定する操作に基づいて、テナントの選択を受け付ける。
選択テナント送信部35は、選択受付部34において選択が受け付けられたテナントの情報を不動産貸借支援装置10に送信する。前述のとおり、不動産貸借支援装置10においては、選択テナント送信部35により送信された情報に基づいて、送信部14が、不動産会社端末30において選択されたテナントのテナント端末40に、所定の不動産情報を送信する。
アクション情報受信部36は、不動産貸借支援装置10のアクション情報通知部16により送信されたアクション情報を受信する。アクション情報は、前述のとおり、不動産情報を受信したテナント端末40において、提示された不動産情報に対する所定の操作がされたことを示す情報であって、当該テナント端末40のテナントが、当該不動産情報に示される不動産物件に対する興味を有することを示す情報である。不動産物件に対する興味を有することを示す情報は、例えば、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を示す情報である。
アクション情報表示部37は、アクション情報受信部36により受信されたアクション情報を、不動産会社端末30の表示手段に表示させる。図15は、アクション情報表示部37により表示されるアクション情報表示画面の例を示す図である。図15に示すように、アクション情報表示画面d7は、送信部14により送信された不動産情報の不動産物件であって、当該不動産会社が管理する不動産物件に対してテナントが興味を有することを示すアクション情報d71,d72を含む。具体的には、アクション情報d71,d72は、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を示す。
次に、再び図5を参照して、テナント端末40の各機能部について説明する。登録部41は、テナントの属性情報等を不動産貸借支援システム1に登録するために、テナント端末40に入力されたテナントの属性情報等を不動産貸借支援装置10に送信する。属性情報等の入力は、図7に例示した初期登録画面d1及びそれに引き続く属性情報登録画面等において行われる。
登録部41は、メールアドレス及びパスワードといったログイン情報、テナントの各種の属性情報、及び、関係会社を識別する紹介コード等を不動産貸借支援装置10に送信する。ここで入力及び送信される紹介コードは、例えば、当該テナントに対して、不動産貸借支援システム1への登録を促した関係会社を識別する情報であって、当該関係会社からテナントに対して、登録の際に入力するために知らされた情報である。登録部41により不動産貸借支援装置10に送信された属性情報等は、テナント情報記憶部21に記憶される。
不動産情報受信部42は、不動産貸借支援装置10の送信部14により送信された不動産情報を受信する。ここで受信される不動産情報は、不動産会社端末30において不動産会社により選択された不動産物件に関する情報である。
不動産情報表示部43は、不動産情報受信部42により受信された不動産情報を、テナント端末40の表示手段に表示させる。図16は、不動産情報表示部43により表示される不動産情報一覧画面の例を示す図である。図16に示すように、不動産情報一覧画面d5は、複数の不動産情報をいわゆるサムネイルの形式で表した不動産情報一覧d51を含む。
また、不動産情報表示部43は、不動産情報一覧d51に含まれる複数の不動産情報のうちの一の不動産情報に対する詳細の表示のリクエストを受け付けることができる。図17は、不動産情報表示部43により表示される、不動産情報の詳細情報を示す不動産情報詳細画面の例を示す図である。図17に示すように、不動産情報詳細画面d6は、不動産情報一覧d51に含まれる不動産情報の中から選択された一の不動産情報の詳細情報d61を含む。また、不動産情報表示部43は、不動産情報に対する所定の操作を受け付けるための操作ボタンd62を、不動産情報詳細画面d6に含ませて表示させてもよい。
アクション受付部44は、テナント端末40において表示された不動産情報に対する所定の操作を受け付ける。所定の操作は、前述のとおり、不動産情報を提示されたテナントが当該不動産情報に示される不動産物件に対する興味を有することを示す操作であって、例えば、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を不動産会社に示すための操作である。所定の操作の受け付けは、例えば、不動産情報詳細画面d6に表示された操作ボタンd62をテナントが操作されることにより実現される。
アクション送信部45は、アクション受付部44により、所定の操作が受け付けられたことを示す情報をアクション情報として不動産貸借支援装置10に送信する。
ポイントサービス管理部46は、テナントの店舗において顧客に対して提供されるポイントサービスを管理する。具体的には、テナントの店舗において顧客が商品の購入等を行った場合に、ポイントサービス管理部46は、その支払金額に応じたポイント及びクーポン等を顧客に付与すると共に、付与されたポイント等の情報を当該顧客に関連付けて、不動産貸借支援装置10に送信し、サービス情報記憶部24に記憶させる。また、ポイントサービス管理部46において管理されるポイントは、テナントの店舗に顧客が来店する度に当該顧客に付与される、いわゆる来店ポイントであってもよい。即ち、来店ポイントは、顧客の来店回数に応じたポイントである。
また、顧客に対して保有ポイント等に応じたサービスを提供した場合に、ポイントサービス管理部46は、そのポイント等の利用実績、提供したサービス等の情報を、不動産貸借支援装置10に送信し、サービス情報記憶部24に記憶させる。
次に、再び図6を参照して、関係会社端末50の各機能部について説明する。アクション情報受信部51は、不動産貸借支援装置10のアクション情報通知部16により送信されたアクション情報を受信する。アクション情報は、前述のとおり、不動産情報を受信したテナント端末40において、提示された不動産情報に対する所定の操作がされたことを示す情報であって、当該テナント端末40のテナントが、当該不動産情報に示される不動産物件に対する興味を有することを示す情報である。不動産物件に対する興味を有することを示す情報は、例えば、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を示す情報である。
アクション情報表示部52は、アクション情報受信部51により受信されたアクション情報を、関係会社端末50の表示手段に表示させる。図18は、アクション情報表示部52により表示されるアクション情報表示画面の例を示す図である。図18に示すように、アクション情報表示画面d8は、テナント端末40に送信された不動産情報の不動産物件に対してテナントが興味を有することを示すアクション情報d81を含む。具体的には、アクション情報d81は、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を示す。
このようにアクション情報が関係会社端末50に通知及び表示されることにより、関係会社は、当該テナントが不動産物件に対して一定の興味を有していることを認識できるので、例えば、当該テナントに対しての種々のアクションを起こす契機を得ることができる。関係会社が、例えば、テナントにおいて供される商品等を取り扱うメーカー及び卸売り会社等である場合には、アクション情報の受信を契機として、自社の商品等をテナントに販売するための営業活動を行うことができる。
次に、図19を参照して、本実施形態の不動産貸借支援システム1の動作について説明する。図19は、不動産貸借支援システム1において実施される不動産貸借支援方法の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS1において、取得部11は、テナントの属性情報に関する検索条件を、不動産会社端末30から取得する。検索条件は、テナントが顧客に提供している所定のサービス(例えば、ポイントサービス)の実績に関するサービス情報に関する事項を含んでもよい。
ステップS2において、抽出部12は、テナント情報記憶部21を参照して、ステップS1において取得された検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する。
ステップS3において、送信部14は、ステップS2において抽出されたテナントのうちの全部のテナント端末40に所定の不動産情報を送信してもよい。所定の不動産情報は、例えば、当該不動産会社が管理している不動産物件の情報であって、不動産会社により予め指定された不動産情報である。
図19に示すフローチャートの不動産貸借支援方法により、不動産会社は、検索条件に該当する属性を有するテナントに、一括して不動産情報を提供できる。
次に、図20を参照して、不動産貸借支援システム1において実施される不動産貸借支援方法の他の例の処理内容を説明する。
ステップS11において、取得部11は、テナントの属性情報に関する検索条件を、不動産会社端末30から取得する。検索条件は、テナントが顧客に提供している所定のサービス(例えば、ポイントサービス)の実績に関するサービス情報に関する事項を含んでもよい。
ステップS12において、抽出部12は、テナント情報記憶部21を参照して、ステップS1において取得された検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する。続いて、ステップS13において、提示部13は、ステップS12において抽出されたテナントのテナント情報を不動産会社端末30に送信する。
ステップS14において、送信部14は、不動産会社端末30において不動産会社により選択されたテナントを示す選択情報を不動産会社端末30から受信する。そして、ステップS15において、選択情報に示されるテナントのテナント端末40に、所定の不動産情報を送信する。
次に、図21を参照して、不動産貸借支援システム1において実施される不動産貸借支援方法の、アクション情報に関する処理内容を説明する。
ステップS21において、アクション情報取得部15は、テナント端末40からアクション情報を受信したか否かを判定する。アクション情報は、不動産情報を提示されたテナント端末40において、提示された不動産情報に対する所定の操作がされたことを示す情報である。不動産情報に対する所定の操作は、例えば、テナントが当該不動産情報に示される物件の下見を希望する旨を不動産会社に示すための操作であって、例えば、不動産情報詳細画面d6に表示された操作ボタンd62の操作である。テナント端末40からアクション情報を受信したと判定された場合には、処理はステップS22に進む。一方、テナント端末40からアクション情報を受信したと判定されなかった場合には、ステップS21の判定処理が繰り返される。
ステップS22において、アクション情報通知部16は、アクション情報取得部15によりアクション情報が取得された旨の情報を、アクション情報の対象の不動産情報に関連付けられている不動産会社の不動産会社端末30に送信する。
ステップS23において、アクション情報通知部16は、ステップS21におけるアクション情報の送信元のテナントが不動産貸借支援システム1に初期登録される際に、紹介コードが入力されたか否かを判定する。具体的には、アクション情報通知部16は、テナント情報記憶部21を参照して、テナントに紹介コードが関連付けられているか否かを判定する。テナントに紹介コードが関連付けられていると判定された場合には、処理はステップS24に進む。一方、テナントに紹介コードが関連付けられていると判定されなかった場合には、処理は終了する。
ステップS24において、アクション情報通知部16は、関係会社情報記憶部22において紹介コードに関連付けられている関係会社の関係会社端末50に、アクション情報取得部15によりアクション情報が取得された旨の情報を送信する。なお、ステップS22の処理と、ステップS23〜S24の処理とは、いずれの処理が先に行われてもよい。
次に、図22を参照して、コンピュータを不動産貸借支援装置10として機能させるための不動産貸借支援プログラムを説明する。不動産貸借支援プログラムp10は、メインモジュールm10、取得モジュールm11、抽出モジュールm12、提示モジュールm13、送信モジュールm14、アクション情報取得モジュールm15及びアクション情報通知モジュールm16を備える。
メインモジュールm10は、不動産貸借支援処理を統括的に制御する部分である。取得モジュールm11、抽出モジュールm12、提示モジュールm13、送信モジュールm14、アクション情報取得モジュールm15及びアクション情報通知モジュールm16を実行することにより実現される機能はそれぞれ、図2に示される不動産貸借支援装置10の取得部11、抽出部12、提示部13、送信部14、アクション情報取得部15及びアクション情報通知部16の機能と同様である。
不動産貸借支援プログラムp10は、例えば、磁気ディスクや光ディスクまたは半導体メモリ等の記憶媒体rm10によって提供される。また、不動産貸借支援プログラムp10は、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
以上説明した本実施形態の不動産貸借支援システム1、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラムp10によれば、貸し手側である不動産会社により設定されたテナントの属性に関する検索条件に該当するテナントが抽出され、当該不動産会社が管理する不動産物件の不動産情報が、抽出されたテナントのテナント端末40に送信される。これにより、不動産会社が、テナントの属性を認識した上で不動産情報を送信するテナントを選択していることとなるので、テナントは、自らの属性に関しての不動産会社に対する説明の手間を軽減することができる。また、不動産会社においては、優良なテナントを選択して情報を提供することができる。また、設定した検索条件により抽出されたテナントのみに不動産情報が公開されるので、不動産会社が管理している不動産情報が、抽出されたテナント以外の不特定の者に公開されることが防止される。従って、不動産会社においては、不特定の者に知られることを恐れて優良な物件の情報の公開を控える必要がなくなり、テナントにおいては、優良な物件の情報を得る機会を得ることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、本実施形態では、不動産貸借支援装置10が取得部11、抽出部12、提示部13、送信部14、アクション情報取得部15及びアクション情報通知部16を備えることとしているが、これらの機能部11〜16が、互いに通信可能な複数のコンピュータに分散して構成されることとしてもよい。
1…不動産貸借支援システム、10…不動産貸借支援装置、11…取得部、12…抽出部、13…提示部、14…送信部、15…アクション情報取得部、16…アクション情報通知部、21…テナント情報記憶部、22…関係会社情報記憶部、23…物件情報記憶部、24…サービス情報記憶部、30…不動産会社端末、31…検索条件送信部、32…テナント情報受信部、33…テナント情報表示部、34…選択受付部、35…選択テナント送信部、36…アクション情報受信部、37…アクション情報表示部、40…テナント端末、41…登録部、42…不動産情報受信部、43…不動産情報表示部、44…アクション受付部、45…アクション送信部、46…ポイントサービス管理部、50…関係会社端末、51…アクション情報受信部、52…アクション情報表示部、m10…メインモジュール、m11…取得モジュール、m12…抽出モジュール、m13…提示モジュール、m14…送信モジュール、m15…アクション情報取得モジュール、m16…アクション情報通知モジュール、p10…不動産貸借支援プログラム、rm10…記憶媒体。

Claims (9)

  1. 不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手側端末から取得する取得部と、
    前記テナントに該テナントの属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶しているテナント情報記憶部と、
    前記テナント情報記憶部を参照して、前記取得部により取得された前記検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出部と、
    前記不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側ごとに記憶している物件情報記憶部と、
    前記抽出部により抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に、前記物件情報記憶部に記憶されている前記貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を送信する送信部と、
    を備える不動産貸借支援システム。
  2. 前記送信部により送信された不動産情報を受信した前記テナント端末において、提示された不動産情報に対する所定の操作であって、前記テナントが当該不動産物件に対する興味を有することを示す操作がされたことを示すアクション情報を、前記テナント端末から取得するアクション情報取得部と、
    アクション情報が取得された旨の情報を、前記アクション情報の対象の不動産情報に関連付けられている貸し手側の貸し手側端末に送信するアクション情報通知部と、
    を更に備える、請求項1に記載の不動産貸借支援システム。
  3. 前記テナント情報記憶部が、前記テナントが該テナントのテナント情報を前記不動産貸借支援システムに登録する際に関連付けて入力された、前記テナント及び前記貸し手側とは異なる第三者の識別情報を記憶しており、
    前記アクション情報通知部は、前記アクション情報取得部により前記アクション情報が取得された旨の情報を、前記アクション情報に係るテナントに関連付けられている前記識別情報により識別される第三者の第三者端末に送信する、
    請求項2に記載の不動産貸借支援システム。
  4. 前記送信部は、前記抽出部により抽出されたテナントの全部に前記不動産情報を送信する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の不動産貸借支援システム。
  5. 前記抽出部により抽出されたテナントのテナント情報を貸し手側端末に提示させる提示部を更に備え、
    前記送信部は、前記貸し手側端末におけるテナント情報の提示に応じて選択されたテナントに前記不動産情報を送信する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の不動産貸借支援システム。
  6. 前記テナントが該テナントの顧客に提供している所定のサービスの利用実績に関するサービス情報を、該テナントに関連付けて記憶しているサービス情報記憶部を更に備え、
    前記提示部は、前記抽出部により抽出されたテナントの前記サービス情報を、前記テナント情報に併せて貸し手側端末に提示させる、
    請求項5に記載の不動産貸借支援システム。
  7. 前記検索条件は、テナントに関する前記サービス情報を含み、
    前記抽出部は、前記検索条件に該当する属性情報及びサービス情報を有するテナントを抽出する、
    請求項6に記載の不動産貸借支援システム。
  8. 不動産貸借支援システムにおける不動産貸借支援方法であって、
    不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手側端末から取得する取得ステップと、
    前記テナントに該テナントの属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶しているテナント情報記憶部を参照して、前記取得ステップにおいて取得された前記検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出ステップと、
    前記不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側ごとに記憶している物件情報記憶部に記憶されている前記貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を、前記抽出ステップにおいて抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に送信する送信ステップと、
    を有する不動産貸借支援方法。
  9. 不動産貸借支援システムとしてコンピュータを機能させる不動産貸借支援プログラムであって、
    不動産物件の借り手であるテナントの属性情報に関する検索条件を、貸借の対象の不動産物件を管理する貸し手側の貸し手側端末から取得する取得手段、
    前記テナントに該テナントの属性情報が関連付けられたテナント情報を記憶しているテナント情報記憶部を参照して、前記取得手段において取得された前記検索条件に該当する属性情報を有するテナントを抽出する抽出手段、及び、
    前記不動産物件の情報である不動産情報を貸し手側ごとに記憶している物件情報記憶部に記憶されている前記貸し手側が管理する不動産物件の不動産情報のうちの1以上の不動産情報を、前記抽出手段において抽出されたテナントの全部又は一部のテナント端末に送信する送信手段、
    として機能させる不動産貸借支援プログラム。
JP2017071917A 2017-03-31 2017-03-31 不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム Pending JP2018173849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071917A JP2018173849A (ja) 2017-03-31 2017-03-31 不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071917A JP2018173849A (ja) 2017-03-31 2017-03-31 不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018173849A true JP2018173849A (ja) 2018-11-08
JP2018173849A5 JP2018173849A5 (ja) 2020-02-06

Family

ID=64108688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017071917A Pending JP2018173849A (ja) 2017-03-31 2017-03-31 不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018173849A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157522A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Nis Real Estate:Kk 不動産関連役務代行管理装置、同管理システム及び同管理方法
JP2007242009A (ja) * 2006-02-13 2007-09-20 E-Tower:Kk 特典付与システム
JP2010204968A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Ochimizu Tamotsu 介護福祉ビル構築用サーバ装置
JP2011128963A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Villa Housing:Kk プレゼンテーション資料兼チラシ提供システム
JP2014102603A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Ddr8 Co Ltd 紹介報酬付与サーバ、方法およびプログラム
JP2017049957A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 富士通株式会社 賃貸条件提供方法、装置、及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157522A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Nis Real Estate:Kk 不動産関連役務代行管理装置、同管理システム及び同管理方法
JP2007242009A (ja) * 2006-02-13 2007-09-20 E-Tower:Kk 特典付与システム
JP2010204968A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Ochimizu Tamotsu 介護福祉ビル構築用サーバ装置
JP2011128963A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Villa Housing:Kk プレゼンテーション資料兼チラシ提供システム
JP2014102603A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Ddr8 Co Ltd 紹介報酬付与サーバ、方法およびプログラム
JP2017049957A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 富士通株式会社 賃貸条件提供方法、装置、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220335537A1 (en) Electronic receipt system, commodity sales data processing apparatus, electronic receipt management server and method
US11880873B2 (en) Systems and methods for inferred review
US10163064B2 (en) Methods and systems for connected sales associate services
US20160086189A1 (en) Item Registration Services
JP2016062376A (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
JP6005113B2 (ja) 決済管理装置、決済管理方法および決済管理プログラム
US8375057B2 (en) Database system, server device, terminal device, and data presentation method
JP2016206783A (ja) 情報提供方法及び情報提供装置
JP2019046108A (ja) 管理装置、制御方法及びプログラム
WO2018061297A1 (ja) 情報処理方法、プログラム、情報処理システム、及び情報処理装置
JP2012058785A (ja) 情報共有システム、及び情報管理装置
US20170032441A1 (en) Payment apparatus, payment system, and program
JP2016201151A (ja) 決済管理装置、決済管理方法および決済管理プログラム
JP2007304637A (ja) 公開予約処理サーバ
JP2006228156A (ja) サービス提供システム及び方法並びにプログラム
JP6887153B2 (ja) 買物支援システム
JP2020064516A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2020087041A (ja) 買物支援システムおよびプログラム
US20210256493A1 (en) Transaction processing system and information processing method
JP2018173849A (ja) 不動産貸借支援システム、不動産貸借支援方法及び不動産貸借支援プログラム
JP6207121B2 (ja) 販売情報提供システム及び販売情報提供サーバ
JP7018261B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
JP2021117957A (ja) ポイント交換方法、ポイント交換システム及びプログラム
JP6072487B2 (ja) 地理的情報を用いた情報仲介サーバ
KR20140125939A (ko) 인맥정보 기반의 컨텐츠 추천 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191219

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200114

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210112