JP7233335B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、収穫部によって収穫された収穫物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとに亘って設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する搬送装置と、前記穀粒タンクの底部内に設けられ、前記穀粒タンクから穀粒を排出する底スクリューと、が備えられたコンバインに関する。
上記したコンバインにおいて、搬送装置のうちの搬送終端側部が穀粒タンクの内部に差し込まれたものがある。この種のコンバインとしては、例えば、特許文献1に示されるものがある。特許文献1に示されるコンバインでは、収穫部としての刈取部、搬送装置としての揚穀装置、底スクリューとしての排出スクリューが備えられている。穀粒タンクの内部に差し込まれた搬送終端側部として、供給部の搬送終端側部が備えられている。
特開2014-14341号公報
上記したコンバインにおいて、穀粒タンクに供給された穀粒が搬送終端側部の排出部が位置する高さまで堆積すると、少なくとも搬送終端側部に穀粒の詰まりが発生する。搬送終端側部に穀粒が詰まると、穀粒タンクに穀粒が供給されなくなるので、穀粒タンク内のうちの排出部から外れた部位に、穀粒をまだ収容できる空きスペースがあっても、この部位に穀粒が供給されず、穀粒タンクの容積が無駄になる。
本発明は、穀粒タンクに空きスペースが極力できないように穀粒を多く貯留できるコンバインを提供する。
本発明によるコンバインは、
収穫部によって収穫された収穫物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとに亘って設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する搬送装置と、が備えられ、前記穀粒タンクの下部に下窄まり部が設けられ、前記下窄まり部は、左右両側から徐々に狭くなるように構成され、前記下窄まり部の底部内に前記穀粒タンクから穀粒を排出する底スクリューが設けられ、前記搬送装置が、前記下窄まり部における前記左右両側のうちの一方側の面から斜め上方向きに前記穀粒タンクの内部に差し込まれ、前記搬送装置のうちの搬送終端側部が、平面視で前記底スクリューに対して斜めに交差しており、前記搬送終端側部の排出部は、前記底スクリューの穀粒移送方向での中央部の上方箇所において前記排出部のうちの前記底スクリューに対向する排出部分から穀粒を回転羽根によって掻き飛ばして排出するよう構成されており、前記排出部において前記排出部の周方向に交互に配置された排出開口と排出規制壁とを備え、かつ、前記排出規制壁の周方向での大きさを異ならせることによって前記排出部の排出量を規制する制御部が備えられ、前記制御部は、前記排出部のうち、前記排出部分からの排出量が、前記排出部のうち、前記排出部分以外の部分からの排出量よりも少なくなるように、前記排出部からの排出量を制御する。
本構成によると、穀粒タンク内の最も低い箇所に設けられる底スクリューの上方箇所において排出部から穀粒が排出されるので、底スクリューから外れた箇所の上方箇所において排出部から穀粒が排出されるのに比べ、穀粒を排出部に堆積するまで供給できる量が多くなる。さらに、排出部においては、底スクリューの穀粒移送方向での中間部分の上方箇所で穀粒が回転羽根によって掻き飛ばされて排出されるが、底スクリューに対向する排出部分からの排出量が排出部分以外の部分からの排出量よりも少なくなるように排出部からの排出量が制御されるので、底スクリューの中間部分において他の部分よりも多く穀粒が堆積しないように穀粒堆積が均平化される。つまり、タンク内の極力高い位置まで穀粒が堆積し、かつ、タンク内における穀粒の堆積高さが極力均一になる状態で穀粒が供給され、タンク内に空きスペースが極力できない状態で穀粒を貯留できる。
本構成によると、排出部に排出口と排出規制壁とを排出部の周方向に交互に配置し、かつ、排出規制壁の大きさを異ならせるだけの簡単な構造で制御部を得ることができるので、穀粒を均一な堆積高さで貯留できるものを安価に得られる。
本発明においては、
前記制御部は、前記底スクリューへの穀粒の排出を規制するよう構成されていると好適である。
本構成によると、底スクリューから外れた箇所にも向けて穀粒が排出されるので、タンク内における穀粒の堆積高さがより均一になる状態で穀粒を貯留できる。
本発明においては、
前記制御部は、前記排出部に設けられ、前記底スクリューの上流側部分に向けた前記排出部の排出量が前記底スクリューの下流側部分に向けた前記排出部の排出量よりも多くなるように構成されていると好適である。
本構成によると、回転羽根によって掻き飛ばされる穀粒の飛散方向が底スクリューの下流側部分に向く方向になりがちであっても、スクリューの上流側部分に向けた排出部の排出量が底スクリューの下流側部分に向けた排出部の排出量よりも多くなるように排出部における排出量が制御されるので、タンク内における穀粒の堆積高さが極力均一になる状態で穀粒を貯留できる。
本発明においては、
前記制御部に、前記穀粒タンクの内部に設けられ、前記排出部によって前記下窄まり部における前記左右両側のうちの他方側の面の方向に向けて排出された穀粒を前記底スクリューの上流側部分に向かうように案内する方向規制部材が備えられていると好適である。
本構成によると、排出部によって排出される穀粒を方向規制部材による案内によって底スクリューの上流側部分に精度よく向かわせることができる。
本発明においては、
前記穀粒タンクの壁のうち、前記方向規制部材における穀粒案内部の裏側の領域となる部分に、電装品が配置されていると好適である。
本構成によると、排出部から排出された穀粒が電装品に向かって飛散しても方向規制部材に当って電装品に当らないので、方向規制部材を電装品に対するガード部材に活用した構造簡単な保護構造によって電装品を保護できる。
普通型のコンバインの全体を示す右側面図である。 普通型のコンバインの全体を示す左側面図である。 普通型のコンバインの全体を示す平面図である。 穀粒タンク及び搬送装置の側面図である。 穀粒タンクの縦断側面図である。 穀粒タンクの横断平面図である。 均平化装置を示す後面図である。 排出部の横断平面図である。 排出部の縦断面図である。 底スクリューと穀粒排出装置のスクリューとの連結構造を示す平面図である。 底スクリューと穀粒排出装置のスクリューとの連結構造を示す側面図である。 図4のXII-XII断面矢視図である。 図4のXIII-XIII断面矢視図である。 第1搬送部とスクリューコンベヤの接続構造を示す縦断側面図である。 中継ケース及びスクリューコンベヤの縦断後面図である。 図15のXVI-XVI断面矢視図である。 中継ケースの斜視図である。 均平化スクリューのスクリュー羽根を示す断面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、普通型のコンバインの走行機体に関し、図1,2,3に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、図1,2に示される矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、図3に示される矢印Lの方向を「機体左方」、矢印Rの方向を「機体右方」とする。
図1,2,3に示されるように、普通型のコンバインの走行機体は、角パイプ材などの複数の鋼材を連結して構成された機体フレーム1を有している。機体フレーム1の前部に、左右一対の前車輪2が駆動可能に装備されている。機体フレーム1の後部に、左右一対の後車輪3が操向可能に装備されている。走行機体の前部に、運転座席4、後車輪3の操向操作を行うステアリングホィール5を有する運転部6が形成されている。運転部6には、搭乗空間を覆うキャビン7が備えられている。走行機体の前部に、収穫搬送装置8が連結されている。収穫搬送装置8に、走行機体の前方において稲、麦などの収穫物を刈取装置9によって刈り取って収穫する収穫部8Aと、収穫部8Aの後部に連結され、収穫部8Aが収穫した収穫物を後方に搬送するフィーダ8Bと、が備えられている。収穫搬送装置8は、フィーダ8Bに連結された昇降シリンダ10の伸縮作動によるフィーダ8Bの上下揺動操作によって、下降作業姿勢と上昇非作業姿勢とに亘って昇降操作される。機体フレーム1の後部に、フィーダ8Bによって搬送された収穫物を脱穀し、脱穀によって得られた穀粒と塵埃との選別を行う脱穀装置11が装備されている。脱穀装置11の前側部分の上方に、脱穀装置11によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンク12が設けられている。図7に示されるように、穀粒タンク12の運転部側の壁に、タンク外からタンク内を透視可能な点検窓13が設けられている。点検窓13は、スライドによって開閉可能な状態で設けられている。穀粒タンク12に対する穀粒の供給は、脱穀装置11と穀粒タンク12とに亘って設けられた搬送装置14によって行われる。搬送装置14は、走行機体の右横側部に設けられた上サイドカバー15及び下サイドカバー16によって横外側方から覆われている。穀粒タンク12の左横側部に、穀粒タンク12から穀粒を取り出す穀粒排出装置17が接続されている。穀粒タンク12の後方に、エンジン18を有する原動部19が形成されている。
〔穀粒タンクから穀粒を取り出す構成について〕
図1,5,6などに示されるように、穀粒タンク12の底部内に、底スクリュー20が回転可能に設けられている。底スクリュー20は、穀粒タンク12の全横幅にわたって、かつ、機体横幅方向に延びる状態で設けられている。図4,12に示されるように、底スクリュー20のスクリュー軸20aの端部に駆動プーリ25cが設けられている。底スクリュー20は、駆動プーリ25cがエンジン18からの動力によって駆動されることによって駆動される。図2,6に示されるように、穀粒排出装置17と穀粒タンク12との間に、穀粒排出装置17の搬送始端部と底スクリュー20の搬送終端部とを接続する接続ケース21が設けられている。接続ケース21は、穀粒タンク12の壁に回転可能に支持されている。穀粒排出装置17は、接続ケース21の回転軸芯を揺動支点にして揺動操作されることにより、走行機体の左横外側に張り出た使用姿勢と、穀粒タンク12の横外側に機体前後方向に沿って位置する格納姿勢とに亘って揺動する。
穀粒排出装置17は、スクリューコンベヤによって構成されている。図10,11に示されるように、底スクリュー20と穀粒排出装置17のスクリュー17aとは、連結スクリュー22を介して連結されている。連結スクリュー22に、底スクリュー20のスクリュー軸20aに第1自在継手23を介して連結され、かつ、穀粒排出装置17のスクリュー軸17bに第2自在継手24を介して連結されるスクリュー軸25、及び、スクリュー軸25に相対回転不能に支持されるスクリュー羽根22aが備えられている。スクリュー軸25は、第1自在継手23を有する第1スクリュー軸部25aと、第2自在継手24を有する第2スクリュー軸部25bとを有している。第1スクリュー軸部25aと、第2スクリュー軸部25bとは、第1スクリュー軸部25aに備えられたスプライン軸部分が第2スクリュー軸部25bに備えられたスプライン穴に挿入されることにより、伸縮可能かつ相対回転不能に連結されている。第1スクリュー軸部25aと第2スクリュー軸部25bとの伸縮は、穀粒排出装置17が揺動するときのスクリュー軸25の伸縮を可能にしている。スクリュー羽根22aは、第2スクリュー軸部25bに相対回転不能に外嵌された筒部材26を介して第2スクリュー軸部25bに相対回転不能に支持されている。第1スクリュー軸部25aと第2スクリュー軸部25bとを連結するときに第1スクリュー軸部25aと第2スクリュー軸部25bとの位相を合わせるための位相合わせマーク27が、第1スクリュー軸部25aのスプライン軸部分、及び、第2スクリュー軸部25bに設けられている。筒部材26の端部は、位相合わせマーク27を見やすいように露出させるべく斜めカット形状に形成されている。接続ケース21は、接続ケース21の回動軸芯が第1自在継手23の屈伸点Xの近くに位置するように構成され、穀粒排出装置17が揺動しても、底スクリュー20のスクリュー羽根20bと、連結スクリュー22のスクリュー羽根22aとがあまり離れない。
穀粒タンク12から穀粒を取り出す場合、穀粒排出装置17を使用姿勢にし、底スクリュー20を駆動する。連結スクリュー22が底スクリュー20の動力によって駆動され、底スクリュー20の動力が連結スクリュー22を介して穀粒排出装置17のスクリュー軸17bに伝達されて穀粒排出装置17のスクリュー17aが駆動される。底スクリュー20によって穀粒タンク12の内部から接続ケース21に移送された穀粒が連結スクリュー22によって穀粒排出装置17に供給されて穀粒排出装置17によって搬送され、走行機体の左横外側において、穀粒排出装置17の吐出筒17c(図2参照)から穀粒が吐出される。底スクリュー20のスクリュー羽根20bと連結スクリュー22のスクリュー羽根22aとがあまり離れないので、多量の穀粒が底スクリュー20によって穀粒タンク12から取り出されても、連結スクリュー22によって穀粒排出装置17にスムーズに供給されて吐出筒17cからスムーズに吐出される。
図5,6に示されるように、底スクリュー20の上方に、縦断面山形状の案内部材28が設けられている。図4,12に示されるように、案内部材28の回転支軸28aと、底スクリュー20のスクリュー軸20aとに亘り、底スクリュー20の動力によって案内部材28の回転支軸28aを往復回転させる案内駆動機構29が設けられている。穀粒タンク12から穀粒を取り出すとき、案内部材28が案内駆動機構29よって往復揺動操作され、穀粒が底スクリュー20にスムーズに下降するように案内部材28によって案内される。
〔穀粒タンクに穀粒を供給する構成について〕
図4に示されるように、脱穀装置11の底部に、選別処理後の穀粒を脱穀装置11の右横外側に排出する一番スクリュー11aが設けられている。搬送装置14は、脱穀装置11の穀粒排出部としての一番スクリュー11aの搬送終端部に搬送始端部が接続された第1搬送部30、及び、穀粒タンク12に搬送終端部が接続された第2搬送部40を有している。第2搬送部40は、第1搬送部30の搬送方向と異なる方向に延ばされている。第1搬送部30の搬送終端部と第2搬送部40の搬送始端部とが中継ケース50によって接続されている。第2搬送部40は、図14に示されるように、スクリューコンベヤによって構成されている。以下において、搬送装置14を説明するに当たり、第2搬送部40をスクリューコンベヤ40と呼称する。
〔第1搬送部について〕
図4に示されるように、第1搬送部30は、一番スクリュー11aの搬送終端部から機体上方向きに延ばされた搬送ケース31を備えている。搬送ケース31の下端部が一番スクリュー11aの搬送終端部に連通されている。図14に示されるように、搬送ケース31の上端部31aが中継ケース50の投入口51に連通されている。図4,14に示されるように、搬送ケース31の下端部内に、駆動スプロケット32が回転可能に設けられ、搬送ケース31の上端部内に、従動スプロケット33が回転可能に設けられている。駆動スプロケット32と従動スプロケット33とに無端チェーン34が巻回されている。無端チェーン34の長手方向での複数箇所に搬送体35(スラット)が支持されている。
第1搬送部30は、いわゆる、スラットコンベヤである。第1搬送部30においては、駆動スプロケット32が一番スクリュー11aの動力によって駆動されて無端チェーン34が駆動スプロケット32によって駆動され、各搬送体35が無端チェーン34によって搬送経路36を上昇移送され、戻り経路37を下降移送される。脱穀装置11の一番スクリュー11aによって搬送ケース31の下端部内に供給された穀粒が搬送経路36を搬送体35によって揚送される。搬送ケース31の上端部内に搬送された穀粒が搬送経路36から戻り経路37に移動する搬送体35によって中継ケース50の投入口51に投入されて中継ケース50に供給される。
〔中継ケースについて〕
中継ケース50は、図14,15,16,18に示されるように、投入口51が備えられた投入ケース部50A、及び、貫通穴52が備えられた供給ケース部50Bを有している。図14,15,17に示されるように、投入口51は、中継ケース50の周壁55のうちの第1搬送部30の搬送終端部に対向する部分に備えられている。投入口51の上縁51aは、投入ケース部50Aの天板部53における折り曲げ端部53aによって形成されている。図14,15,16に示されるように、中継ケース50は、投入口51が第1搬送部30の搬送終端部に連通する状態で第1搬送部30に支持されている。投入口51に投入された穀粒は、投入ケース部50Aに流入し、投入ケース部50Aから供給ケース部50Bに流入する。スクリューコンベヤ40のスクリュー羽根41の下部41aが貫通穴52を通して供給ケース部50Bに挿入されている。中継ケース50に投入された穀粒が供給ケース部50Bでスクリューコンベヤ40に供給される。
図14,15,16,17に示されるように、供給ケース部50Bは、投入口51に対して投入口51の横一端側に変位した状態で設けられている。中継ケース50の底部54は、投入口51の下端51bより低い位置に設けられている。投入口51とスクリュー羽根41との間に穀粒が溜まり得る空間Sが形成されている。第1搬送部30から中継ケース50に多量の穀粒が投入されても、空間Sに溜まる。
図14,15に示されるように、スクリューコンベヤ40のスクリュー羽根41は、中継ケース50の底部54まで延ばされている。スクリュー羽根41の下部41aにおける送りピッチP1は、上部41bにおける送りピッチP2よりも小さく設定されている。スクリューコンベヤ40の下部において、スクリュー羽根41が狭い間隔で並んでいる。本実施形態では、下部41aにおける送りピッチP1は、上部41bにおける送りピッチP2の約1/2に設定されている。本実施形態では、下部41aにおけるスクリュー羽根41、及び、上部におけるスクリュー羽根41のそれぞれを1重螺旋にして、下部41aの送りピッチP1を上部41bの送りピッチP2よりも小さくしているが、これに替え、下部41aにおけるスクリュー羽根41を2重螺旋にし、上部におけるスクリュー羽根41を1重螺旋にして、下部41aの送りピッチP1を上部41bの送りピッチP2よりも小さくしてもよい。スクリュー羽根41のうち、小さい送りピッチP1を有する部分は、底部54から、供給ケース部50Bとスクリューコンベヤ40の搬送筒42との境界Kよりも高い位置まで延ばされている。スクリューコンベヤ40のスクリュー羽根41は、平面視において、図16に矢印Aで示される回転方向に駆動される。中継ケース50は、図16に示されるように、中継ケース50における周壁55のうちのスクリュー羽根41に対して投入口51側と反対側に位置する部分55aとスクリュー羽根41の外周部との間隔W1が、周壁55のうちのスクリュー羽根41に対して投入口51側に位置する部分55bとスクリュー羽根41の外周部との間隔W2よりも広くなるように構成されている。図16に示されるように、周壁55とスクリュー羽根41の外周部との間に隙間Eが設けられている。隙間Eは、図16に示されるように、投入口51におけるスクリュー羽根回転方向下手側での端部51cに対向する部位E1から投入口51におけるスクリュー羽根回転方向上手側での端部51dに対向する部位E2に向かうほど小さくなる状態で設けられている。図15に示されるように、供給ケース部50Bにおいて、周壁55と、スクリューコンベヤ40の搬送筒42との間に、搬送筒42が周壁55に対して搬送筒42の内側に変位した段差56が形成されている。
中継ケース50においては、第1搬送部30から投入口51に投入された穀粒が空間Sを介し、間隔W1が位置する部位に流入し、この部位でスクリュー羽根41に受け継がれてスクリューコンベヤ40によって搬送されていく。第1搬送部30から中継ケース50に多量の穀粒が投入されても、空間Sが位置する部位、及び、間隔W1が位置する部位に溜まる。底部54が投入口51の下端51bより低いので多量に溜まる。溜まった穀粒がスクリューコンベヤ40の下部において狭い間隔で並ぶスクリュー羽根41に小分けして受け継がれて搬送され、穀粒が詰まらないで搬送されていく。穀粒が供給ケース部50Bにおいて搬送される際、搬送方向下手側に行くほどスクリュー羽根41との間隔が狭くなる供給ケース部50Bの周壁55によってしっかり案内されてスムーズに搬送されていく。穀粒が段差56を超えると、周壁55よりもスクリューコンベヤ40の内側に位置する搬送筒42によってしっかり案内されてスムーズに搬送されていく。
〔スクリューコンベヤ(第2搬送部)について〕
図4,5,6に示されるように、スクリューコンベヤ40の搬送終端側部40A(搬送装置14の搬送終端側部に相当)が穀粒タンク12の内部に接続されている。具体的には、搬送終端側部40Aが穀粒タンク12の底壁に設けられた貫通穴を通して穀粒タンク12の内部に差し込まれている。搬送終端側部40Aの穀粒タンク12への差し込みは、平面視において、搬送終端側部40Aが底スクリュー20と交差する状態で行われている。
搬送終端側部40Aは、支持部材43を介して穀粒タンク12の壁に支持されている。
搬送終端側部40Aの先端部に、排出部44が設けられている。排出部44は、図8,9に示されるように、スクリューコンベヤ40の搬送筒42の周方向での三箇所に開口された排出開口45、排出開口45の内側に回転可能に設けられた二枚の回転羽根46を有している。二枚の回転羽根46は、スクリュー軸47に相対回転不能に支持され、スクリュー軸芯Zを回転中心にしてスクリュー軸47によって回転操作される。排出部44は、底スクリュー20の穀粒移送方向での中間部分の上方箇所において、穀粒を回転羽根46によって掻き飛ばして三箇所の排出開口45から排出する。
〔穀粒タンクにおける穀粒の貯留について〕
図5,6に示されるように、穀粒タンク12の上部内に、穀粒タンク12の内部に溜まった穀粒を底スクリュー20の穀粒移送方向に沿う方向に分散させて穀粒堆積の均平化を図る均平化装置としての均平化スクリュー60が設けられている。排出部44に、排出部44から排出される穀粒の排出量を制御し、かつ、排出部44による底スクリュー20っへの排出を規制する制御部70が設けられている。制御部70に、排出部44から排出された穀粒の飛散方向を規制する方向規制部材72が備えられている。
穀粒が排出部44の高さまで堆積すると、スクリューコンベヤ40に穀粒の詰まりが発生して、スクリューコンベヤ40が穀粒を供給できない状態になる。スクリューコンベヤ40による穀粒の供給が不可能になると、穀粒タンク内のうちの排出部44から外れた部位に穀粒をまだ収容できる空きスペースがあっても、この空きスペースに穀粒を供給できなくなるが、均平化スクリュー60による穀粒堆積の均平化、及び、制御部70による排出量の制御、制御部70による排出の規制、方向規制部材72による穀粒飛散方向の規制により、穀粒タンク12に多量の穀粒を均平化した堆積高さで貯留できる。
具体的には、図5,6,7に示されるように、均平化スクリュー60は、底スクリュー20よりも上方、かつ、排出部44よりも下方に設けられている。均平化スクリュー60は、底スクリュー20の下流側端部に対応する箇所と、底スクリュー20の上流側端部に対応する箇所とに亘って設けられている。均平化スクリュー60は、穀粒タンク12の全副に亘るスクリュー軸61を備えている。スクリュー軸61のうち、排出部44に対応する箇所に対して均平化スクリュー60の左端側に位置する部分に、スクリュー羽根62が相対回転不能に設けられている。スクリュー軸61のうち、排出部44に対応する箇所に対して均平化スクリュー60の右端側に位置する部分に、スクリュー羽根63が相対回転不能に設けられている。左端側部分のスクリュー羽根62は、右端側部分のスクリュー羽根63よりも底スクリュー20の下流側に位置している。右端側部分のスクリュー羽根63は、左端側部分のスクリュー羽根62よりも底スクリュー20の上流側に位置している。左端側部分のスクリュー羽根62は、スクリュー軸61の長手方向での三箇所に設けられ、右端側部分のスクリュー羽根63は、スクリュー軸61の一箇所のみに設けられている。左端側部分のスクリュー羽根62の螺旋方向と、右端側部分のスクリュー羽根63の螺旋方向とは、異なる方向に設定されている。排出部44の下方において、穀粒が均平化スクリュー60によって底スクリュー20の穀粒移送方向に沿う方向に分散される。
左端側部分のスクリュー羽根62は、図18に示されるように、スクリュー羽根62が連結された支持筒64を有し、支持筒64がスクリュー軸61に外嵌され、支持筒64及びスクリュー軸61に取付けボルト65が装着されることによってスクリュー軸61に相対回転不能に支持される。取付けボルト65は、スクリュー羽根62の裏側に隠れて位置する状態で装着され、穀粒に触れ難くなっている。スクリュー軸61の複数箇所に、取付けボルト65を装着するボルト穴66が設けられている。複数箇所のボルト穴66に取付けボルト65を付け替えることにより、スクリュー軸61におけるスクリュー羽根62の取付位置を変更できる。右端側部分のスクリュー羽根63は、左端側部分のスクリュー羽根62の取付け構造と同じ取付構造によってスクリュー軸61に支持される。
本実施形態では、図6,7に示されるように、左端側部分のスクリュー羽根62の螺旋方向は、穀粒を左向きに移送する螺旋方向に設定され、右端側のスクリュー羽根63は、穀粒を右向きに移送する螺旋方向に設定されている。均平化スクリュー60においては、排出部44に対して左側に位置する穀粒が左横方向に分散され、排出部44に対して右側に位置する穀粒が右横方向に分散される。
本実施形態では、左端側部分のスクリュー羽根62がスクリュー軸61の三箇所に設けられ、右端側のスクリュー羽根63がスクリュー軸61の一箇所のみに設けられているが、これに限らない。例えば、排出部44が穀粒タンク12の横幅方向での左寄りに位置する場合、左端側部分のスクリュー羽根62の設置数を右端側部分のスクリュー羽根63の設定数よりも少なくすると好適である。右端側部分のスクリュー羽根63の設置数、及び、左端側部分のスクリュー羽根62の設置数は、排出部44の位置に対応させていかなる数にしてもよい。本実施形態では、左端側部分のスクリュー羽根62の螺旋方向を左向き移送方向に設定し、右端側部分のスクリュー羽根63の螺旋方向を右向き移送方向に設定しているが、これに限らない。例えば、穀粒タンク12の左端寄りの箇所や右端寄りの箇所に多量の穀粒が排出される場合、左端側部分のスクリュー羽根62の螺旋方向を右向き移送方向に設定し、右端側部分のスクリュー羽根63の螺旋方向を左向き移送方向に設定すると好適である。スクリュー羽根62,63の螺旋方向は、穀粒の堆積状況に対応させて設定するものであり、いかなる方向に設定されたものであってもよい。
制御部70は、図5,6に示されるように、排出部44に設けられている。制御部70は、排出部44による底スクリュー20への穀粒の排出を規制し、かつ、排出部44の前方や後方への排出量を制御する。
具体的には、制御部70は、図5,6,8に示されるように、排出部44に、三つの排出開口45と三つの排出規制壁73とを排出部44の周方向に交互に配置して設け、かつ、三つの排出規制壁73の排出部周方向での大きさを異ならせることによって構成されている。本実施形態では、図8に示されるように、スクリューコンベヤ40のスクリュー軸芯Zに沿う方向視において、三つの排出規制壁73のうち、排出部44の下部に位置する第1排出規制壁73aの大きさをW1とし、排出部44の上部左右側一方に位置する第2排出規制壁73bの大きさをW2とし、排出部44の上部左右側他方に位置する第3排出規制壁73cの大きさをW3とすると、大きさW1>大きさW3>大きさW2と設定されている。
排出部44の排出量に対する制御部70の制御、及び、排出部44の排出に対する制御部70の規制は、排出部44のうち、底スクリュー20に対向する排出部分からの排出量が、排出部44のうち、底スクリュー20に対向する排出部分以外の排出部分からの排出量よりも少なるように、かつ、底スクリュー20の上流側部分に向けた排出部44の排出量が、底スクリュー20の下流側部分に向けた排出部44の排出量よりも多くなるように行われる。さらに、制御部70による排出量の制御は、排出部44の左後方に向けた排出部44の排出量が、排出部44の左前方に向けた排出部44の排出量よりも多くなるように、かつ、排出部44の右前方に向けた排出部44の排出量が、排出部44の右後方に向けた排出部44の排出量よりも多くなるように行われる。制御部70による排出量の制御は、さらに、底スクリュー20に対向する部分における排出量が他の部分に対向する排出量よりも少なくなるように行われる。
方向規制部材72は、図5,6,7に示されるように、排出部44の前方において、前側ほど右側に位置する傾斜姿勢で支持部材74に支持されている。支持部材74は、穀粒タンク12の天板12tに連結されている。排出部44から排出されて底スクリュー20よりも前方に向けて飛散しようとする穀粒が方向規制部材72の穀粒案内部72aとしての側面に当り、底スクリュー20の上流側部分に向かうように方向規制部材72によって案内される。
図5,6,7に示されるように、穀粒タンク12の内部に、タンク内を照明するライト80(電装品に相当)、及び、穀粒の貯留量を検出する上下一対のセンサ81(電装品に相当)が設けられている。ライト80、及び、上下一対のセンサ81のうちの上のセンサ81aは、図5,6に示されるように、穀粒タンク12の壁のうち、方向規制部材72における穀粒案内部72aの裏側の領域Y、すなわち、排出部44から排出されてライト80、及び、上のセンサ81aに向かって飛散した穀粒が方向規制部材72に当たってライト80、及び、上のセンサ81aに達することがない部位に配置されている。ライト80、及び、上のセンサ81aは、排出部44から飛散する穀粒が当たらないように方向規制部材72によってガードされる。
〔均平化スクリューに対する動力伝達について〕
図4に示されるように、搬送装置14と均平化スクリュー60とに亘り、搬送装置14の動力を分岐させて均平化スクリュー60に伝達する動力伝達機構85が設けられている。均平化スクリュー60は、搬送装置14を動力源にして駆動される。
具体的には、図4に示されるように、搬送装置14の第1搬送部30の上部とスクリューコンベヤ40の下部との間に、第1搬送部30の動力をスクリューコンベヤ40に伝達する動力中継部86が備えられている。動力中継部86は、従動スプロケット33(図14参照)の回転支軸33aに設けられた出力スプロケット87、スクリューコンベヤ40のスクリュー軸47(図14参照)に連動連結された動力伝達軸48、動力伝達軸48に設けられた入力スプロケット88、出力スプロケット87と入力スプロケット88とに巻回された無端チェーン89を有している。
動力中継部86においては、第1搬送部30の動力が出力スプロケット87によって取り出され、出力スプロケット87から無端チェーン89、入力スプロケット88及び動力伝達軸48を介してスクリュー軸47に伝達される。
動力伝達機構85は、図4、13に示されるように、動力伝達軸48に設けられた動力取出しスプロケット90、中継軸91に支持された第1中継スプロケット92、動力取出しスプロケット90と第1中継スプロケット92とに巻回された第1無端チェーン93、中継軸91に支持された第2中継スプロケット94、均平化スクリュー60の入力軸67に設けられた入力スプロケット95、第2中継スプロケット94と入力スプロケット95とに巻回された第2無端チェーン96を有している。均平化スクリュー60の入力軸67は、スクリュー軸61に対してスプライン係合68によって分離可能な状態で連動連結されている。
動力伝達機構85においては、搬送装置14の動力が動力中継部86の動力伝達軸48から動力取出しスプロケット90によって分岐され、動力取出しスプロケット90から第1無端チェーン93、第1中継スプロケット92、中継軸91、第2中継スプロケット94、第2無端チェーン96及び入力スプロケット95を介して入力軸67に伝達される。
図4,13に示されるように、動力中継部86、及び、均平化スクリュー60の入力部としての入力軸67のそれぞれは、穀粒タンク12に対して、横一側方(右横側方)の側方に設けられ、動力伝達機構85は、穀粒タンク12の横一側方の壁部12a(右側壁)沿って設けられている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、搬送装置14が穀粒タンク12の右横側に設けられ、穀粒排出装置17が穀粒タンク12の左横側に設けられた例を示したが、これに限らず、搬送装置14が穀粒タンク12の左横側に設けられ、穀粒排出装置17が穀粒タンク12の右横側に設けられたものであってもよい。
(2)上記した実施形態では、第1搬送部30がスラットコンベヤによって構成された例を示したが、これに限らない。たとえば、バケットコンベヤ、スクリューコンベヤであってもよい。
(3)上記した実施形態では、均平化装置が備えられているが、均平化装置を備えないものであってもよい。
(4)上記した実施形態では、搬送装置14の動力を分岐させて均平化スクリュー60に伝達する構成が採用された例を示したが、これに限らない。たとえば、エンジン18の動力を均平化スクリュー60に伝達する専用の動力伝達構成を採用したものであってもよい。
(5)上記した実施形態では、排出部44が三つの排出開口45を有する例を示したが、これに限らず、二つ以下、あるいは、四つ以上の排出開口を有するものであってもよい。
(6)制御部70としては、上記した実施形態の構成と異なる構成を有するものであってもよい。例えば、穀粒の性状などに基づく電子制御や手動制御によって排出開口の位置や大きさを変更するものであってもよい。穀粒の性状などに基づく電子制御や手動制御によって排出規制壁の位置や大きさを変更するものであってもよい。
(7)上記した実施形態では、制御部70に方向規制部材72が備えられた例を示したが、方向規制部材72を備えないものであってもよい。
(8)上記した実施形態では、ライト80及びセンサ81aが設けられた例を示したが、これに限らない。ライト80及びセンサ81aのいずれか一方のみが設けられたものであってもよい。また、ライト80及びセンサ81a以外の各種の電装品が設けられたものであってもよい。たとえば、穀粒の水分などの成分などを検出するセンサなどが設けられたものであってもよい。
本発明は、脱穀装置、穀粒タンク、底スクリューが備えられ、搬送装置のうちの搬送終端側部が穀粒タンクの内部に差し込まれた自脱型のコンバインに適用できる。また、クローラ式走行装置が装備されたコンバインに適用できる。
8A 収穫部
11 脱穀装置
12 穀粒タンク
14 搬送装置
20 底スクリュー
40A 搬送終端側部
44 排出部
45 排出開口
46 回転羽根
70 制御部
72 方向規制部材
72a 穀粒案内部
73 排出規制壁
80 電装品(ライト)
81a 電装品(センサ)
Y 領域

Claims (5)

  1. 収穫部によって収穫された収穫物を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置と前記穀粒タンクとに亘って設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する搬送装置と、が備えられ、
    前記穀粒タンクの下部に下窄まり部が設けられ、
    前記下窄まり部は、左右両側から徐々に狭くなるように構成され、
    前記下窄まり部の底部内に前記穀粒タンクから穀粒を排出する底スクリューが設けられ、
    前記搬送装置が、前記下窄まり部における前記左右両側のうちの一方側の面から斜め上方向きに前記穀粒タンクの内部に差し込まれ、前記搬送装置のうちの搬送終端側部が、平面視で前記底スクリューに対して斜めに交差しており、
    前記搬送終端側部の排出部は、前記底スクリューの穀粒移送方向での中央部の上方箇所において前記排出部のうちの前記底スクリューに対向する排出部分から穀粒を回転羽根によって掻き飛ばして排出するよう構成されており、
    前記排出部において前記排出部の周方向に交互に配置された排出開口と排出規制壁とを備え、かつ、前記排出規制壁の周方向での大きさを異ならせることによって前記排出部の排出量を規制する制御部が備えられ、
    前記制御部は、前記排出部のうち、前記排出部分からの排出量が、前記排出部のうち、前記排出部分以外の部分からの排出量よりも少なくなるように、前記排出部からの排出量を制御するコンバイン。
  2. 前記制御部は、前記底スクリューへの穀粒の排出を規制するよう構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記制御部は、前記排出部に設けられ、前記底スクリューの上流側部分に向けた前記排出部の排出量が前記底スクリューの下流側部分に向けた前記排出部の排出量よりも多くなるように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  4. 前記制御部に、前記穀粒タンクの内部に設けられ、前記排出部によって前記下窄まり部における前記左右両側のうちの他方側の面の方向に向けて排出された穀粒を前記底スクリューの上流側部分に向かうように案内する方向規制部材が備えられている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記穀粒タンクの壁のうち、前記方向規制部材における穀粒案内部の裏側の領域となる部分に、電装品が配置されている請求項4に記載のコンバイン。
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