JP7232350B2 - 仮想キーの位置調整方法及び装置、並びコンピュータ装置及びプログラム - Google Patents

Description

本出願は、2020年10月30日に中国専利局に出願した、出願番号が202011190860.8である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。

本出願は、コンピュータ技術の分野に関し、特に、仮想キーの位置調整方法及び装置、並びコンピュータ装置及びプログラムに関する。

グラフィックスプロセッシングハードウェアに基づく表示技術により、環境を感知して情報を取得する手段を多様化しており、特に仮想シーンの表示技術は、実際の応用ニーズに応じてユーザ又は人工知能によって制御される仮想オブジェクトの間の多様なインタラクションを実現することでき、様々な代表的な適用シーンを有する。例えば、軍事演習シミュレーション、ゲームなどの仮想シーンでは仮想オブジェクトの間のリアルな対戦過程をシミュレーションすることができる。

通常、ユーザは仮想キーによって仮想シーンにおける仮想オブジェクトや仮想小道具を制御する必要がある。仮想キーの位置をユーザの操作習慣により良く合わせるために、相関技術では自己定義キーの仮想シーンにおける位置を表示する方法が提供されている。しかし、仮想キーが複数種類の表示形態を有するときに、表示形態ごとにワンセット(one set)の自己定義キー設定を増やすと、アップロード及びダウンロードのトラフィックを増加させ、記憶空間の浪費を招く恐れがある。

本出願の実施例は、少なくとも、データ処理プロセスにおけるメモリ消費を削減し、データ記憶空間を節約することができる仮想キーの位置調整方法及び装置、並びコンピュータ装置及びプログラムを提供することを課題とする。

本出願の実施例により仮想キーの位置調整方法が提供され、該方法は、
ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示するステップ；
前記ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、前記ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整するステップであって、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含む、ステップ；及び
前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示するステップであって、前記ヒント情報は、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示は異常であることを指示するために用いられる、ステップを含む。

本出願の実施例により仮想キーの位置調整装置が提供され、該装置は、
ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示するように構成される表示モジュール；
前記ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、前記ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整するように構成される移動モジュールであって、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含む、移動モジュール；及び
前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示するように構成される指示モジュールであって、前記ヒント情報は、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示は異常であることを指示するために用いられる、指示モジュールを含む。

本出願の実施例によりコンピュータ装置が提供され、それは、
実行可能な指令を記憶している記憶器；及び
前記記憶器に記憶されている前記実行可能な指令を実行するときに、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法を実現するように構成される処理器を含む。

本出願の実施例によりコンピュータ可読記憶媒体が提供され、その中には実行可能な指令が記憶されており、該実行可能な指令は処理器によって実行されるときに、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法を実現し得る。

本出願の実施例によりコンピュータプログラムプロダクトが提供され、該コンピュータプログラムプロダクトはコンピュータプログラム又は指令を含み、該コンピュータプログラム又は指令は処理器によって実行されるときに、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法を実現することができる。

本出願の実施例を適用することにより、少なくとも2種類の表示形態が存在するターゲット仮想キーの表示位置に対して調整を行い、ターゲット仮想キーが境界領域に移動した場合、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときに表示の異常が生じ得ることを指示することができるため、ユーザはヒント情報に基づいて引き続きターゲット仮想キーの表示位置に対して調整を行うことで、ターゲット仮想キーの各種の表示形態を仮想シーンにおいて正常に表示し、ターゲット仮想キーの表示異常の問題を避けることができるとともに、ターゲット仮想キーの複数種類の表示形態が１つの表示位置をシェアするようにさせ、データ処理効率を向上させることもできる。よって、複数セットのキー設定を設けることに比べて、記憶空間を節約することができる。

本出願の実施例により提供される仮想キーの表示インターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供される仮想キーの表示インターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供される仮想キーの表示インターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法の実施シーンを示す図である。 本出願の実施例により提供されるコンピュータ装置500の構成を示す図である。 本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。 本出願の実施例により提供されるヒント情報の表示インターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供されるヒント情報の表示インターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供されるヒント情報の表示インターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供されるターゲット仮想キーの表示を示す図である。 本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。 本出願の実施例により提供される領域分割のインターフェースを示す図である。 本出願の実施例により提供されるターゲット仮想キーの表示を示す図である。 本出願の実施例により提供されるターゲット仮想キーの表示を示す図である。 本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。 本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。

本出願の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下、図面を参照しながら本出願について詳しく説明する。なお、説明される実施例は本出願を限定するものでなく、当業者が創造性のある労働をせずに得た他の実施例はすべて本出願の保護の範囲に属する。

以下の説明では、“幾つかの実施例”という表現が存在し、それはすべての可能な実施例のサブセットを指す。しかし、理解すべきは、“幾つかの実施例”はすべての可能な実施例の同じサブセット又は異なるサブセットであっても良く、かつ矛盾がない限り、互いに組み合わせることもできるということである。

また、以下の説明では、“第一/第二/第三”という用語があり、それは単に類似したオブジェクトを区別するために用いられ、オブジェクトについての特定の順序を意味しない。ただし、理解すべきは、“第一/第二/第三”は可能な限り、特定の順序又は前後の順序を交換することで、ここで説明される本出願の実施例がここで図示又は説明される順序以外の順序に従って実施されるようにさせることができるということである。

さらに、別段の定義がない限り、本文に使用されるすべての技術用語及び科学用語は、当業者によって一般的に理解されているのと同じ意味を有する。また、本文に使用される用語は、本出願の実施例を説明することのみを目的とし、本出願を限定することを意図するものではない。

本出願の実施例について詳細に説明する前に、まず、本出願の実施例に係る名詞や用語を簡単に紹介する。本出願の実施例に係る名詞や用語は以下のような解釈に適用可能である。

1)「クライアント」：端末で実行される、各種のサービスを提供するためのアプリケーションプログラムであり、例えば、ビデオ再生クライアント、ゲームクライアントなどである。

2)「…に応じて」：実行される操作が依存する条件又は状態を表すために用いられ、依存する条件又は状態が満足されるときに、実行される１つ又は複数の操作はリアルタイムであるか、設定される遅延を持つことができる。特に説明されない限り、実行される複数の操作は実行順序に制限が存在しない。

3)「仮想シーン」：アプリケーションプログラムが端末で実行されるときに表示(又は提供)される仮想シーンである。該仮想シーンはリアル世界に対してのシミュレーション環境であって良く、半シミュレーション半架空の仮想環境であって良く、さらに完全架空の仮想環境であって良い。仮想シーンは2次元仮想シーン、2.5次元仮想シーン又は3次元仮想シーンのうちの何れか1つであっても良いが、本出願の実施例は仮想シーンの次元について限定しない。例えば、仮想シーンには空、陸地、海などが含まれも良く、該陸地は砂漠、都市などの環境要素を含んでも良く、ユーザは、仮想オブジェクトが該仮想シーン内で移動するように制御することができる。

仮想シーンでは、同一の仮想キーが異なる表示形態及びサイズ(大小)を持つ可能性がある。発明者は本出願の実施例を実施した過程おいて、同じセットの自己定義キー設定を使用すると、幾つかの表示形態の仮想キーが不完全に表示される場合があるという問題が存在することを発見した。

例えば、図1A-図1Bは本出願の実施例により提供される仮想キーの表示インターフェースを示す図である。図1Aに示すように、第一モードでは、各銃は1種類の弾丸しか装填することができず、かつ対応する弾丸は１つのレベル(等級)しかない。よって、図1Aにおける“弾丸クイックチェンジ”仮想キー（仮想ボタンとも呼ぶ）101は、トリガー操作(信号)が受信される（即ち、操作が受け付けられる。以下、同様である）ときにのみ、銃器に弾丸を装填するために用いられる。図1Bに示すように、第二モードでは、各銃は複数種類の弾丸を装填することができる。よって、図1Bにおける“弾丸クイックチェンジ”仮想キー102は本体キー102-1及びプルアップメニューキー102-2を含み、それは銃器に“弾丸装填”を行う機能だけでなく、弾丸種類を変える機能も備える必要があり、即ち、本体キー102-1に対してのクリック(Tapともいう)操作(信号)が受信されると、銃器に弾丸を装填し；プルアップメニューキー102-2に対してのクリック操作(信号)が受信されると、プルアップメニュー102-3を展示し、プルアップメニューにはこの銃に装填可能なすべての弾丸種類が含まれ；プルアップメニューの中の弾丸種類に対しての選択操作(信号)が受信されると、選択操作によって指示される弾丸種類をこの銃の次回の装填用の弾丸種類とする。

ここで、第一モード及び第二モードでは、“弾丸クイックチェンジ”仮想キーの表示形態が異なるが、他の仮想キーの表示形態及び操作方式はまったく同じである。各モードに１つの自己定義キー設定のためのパネルを設ける場合、複数セットのレイアウトデータを記憶する必要があるので、記憶空間の浪費を来し、アップロード及びダウンロードのトラフィックを増加させる恐れがある。

また、図2は本出願の実施例により提供される仮想キーの表示インターフェースを示す図である。図2に示すように、第二モードでの“弾丸クイックチェンジ”仮想キーが仮想シーンの頂部に置かれるときに、プルアップメニューを展示することができず、展示異常の問題が存在する。

これをもとに、本出願の実施例は少なくとも、データ処理プロセスにおけるメモリ消費を削減し、データ記憶空間を節約することができる仮想キーの位置調整方法及び装置、並びにコンピュータ装置及びコンピュータプログラムを提供する。以下、それぞれ詳細に説明。

図3を参照する。図3は本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法の実施シーンを示す図である。１つの例示的なアプリケーションをサポートすることを実現するために、端末(一例として端末400-1及び端末400-2が示されている)はネットワーク300によってサーバー200に接続され、ネットワーク300はワイドエリアネットワーク又はローカルエリアネットワークであり、あるいは、両者の組み合わせであって良い。

実際に実施するときに、端末では仮想シーンをサポートし得るアプリケーションプログラムがインストール及び実行される。該アプリケーションプログラムは一人称シューティングゲーム(FPS、First-Person Shooting game)、三人称シューティングゲーム、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム(MOBA、Multiplayer Online Battle Arena games)、仮想現実アプリケーションプログラム、3次元地図プログラムク、軍事シミュレーションプログラムク及びバトルロワイヤルシューティングゲームのうちの任意の1つであり得る。ユーザは端末を使用して仮想キーによって仮想シーンにおける仮想オブジェクトがアクティビティを行うように操作し、該アクティビティは、体勢の調整、クロール、ウォーキング、ランニング、ライディング、フライング、ジャンプ、運転、ピックアップ、射撃、攻撃、スローイングのうちの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。例示的に、該仮想オブジェクトは仮想人物であり、例えば、シミュレーションされた人物キャラクター又はアニメ人物キャラクターである。

１つの例示的なシーンにおいて、ユーザは端末400-1によって仮想キーの位置調整指令をトリガーし、端末400-1はターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示し；ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整し、そのうち、ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含み；及び、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示することで、ターゲット仮想キーが少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに、ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示は異常であることを指示する。

位置調整完了した後に、ユーザは端末400-1によって記憶指令をトリガーし、端末400-1はターゲット仮想キー調整後の位置データを取得し、そしてターゲット仮想キー調整後の位置データをサーバー200に送信し、サーバー200はターゲット仮想キーの位置データに対して記憶を行う。

ユーザが端末400-1によってト仮想シーンのロード指令、例えば、ゲーム開始指令をリガーするときに、サーバーは仮想シーンにおけるシーンデータ及び仮想キーの位置データの計算を行い、計算結果を端末400-1に送信し、端末400-1はグラフィックスコンピューティングハードウェアによって表示データのロード、解析及びレンダリングの計算を完了し、グラフィックス出力ハードウェアによって仮想シーンを出力して視覚感知を形成し、また、仮想シーンにおける調整後の位置でターゲット仮想キーを表示することにより、ターゲット仮想キーによって仮想シーンの中の仮想オブジェクトに対して制御を行う。

幾つかの実施例において、サーバー200は独立した物理サーバーであって良く、複数の物理サーバーからなるサーバー群又は分散システムであっても良く、又は、クラウドサービス、クラウドデータベース、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウド記憶、ネットワークサービス、クラウド通信、ミドルウェアサービス、ドメインネームサービス、セキュリティサービス、CDN(Content Delivery Network、コンテンツデリバリーネットワーク)、ビッグデータ、人工知能プラットフォームなどの基本クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバーであっても良い。端末はスマートフォン、タブレットパソコン、ノートブックコンピュータ、デスクトップパソコン、スマートスピーカー、スマートテレビ、スマートウォッチなどであり得るが、これに限定されない。また、端末とサーバーは有線又は無線通信方式で直接又は間接的に接続され得るが、本出願はこれについて限定しない。

図4を参照する。図4は本出願の実施例により提供されるコンピュータ装置500の構成を示す図である。実際に応用するときに、コンピュータ装置500は図3における端末(例えば、400-1)又はサーバー200であっても良い。ここで、コンピュータ装置が図1に示す端末400-1であることを例にとって、本出願の実施例に係る仮想シーンにおける情報展示方法を実施するコンピュータ装置について説明する。図4に示すコンピュータ装置500は少なくとも１つの処理器510、記憶器550、少なくとも１つのネットワークインターフェース520及びユーザインターフェース530を含む。コンピュータ装置500に含まれる各アセンブリはバスシステム540によって互いに接続される。理解すべきは、バスシステム540はこれらのアセンブリの間の接続及び通信を実現するように構成される。バスシステム540はデータバス以外に、電源バス、制御バス及び状態信号バスをも含み得る。しかし、説明を分かりやすくするために、図4では各種のバスをすべてバスシステム540と記す。

処理器510は集積型回路チップであっても良く、信号の処理能力を有し、例えば、汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP、Digital Signal Processor)、又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリなどであり、そのうち、汎用処理器はマイクロプロセッサ、通常の任意の処理器などであり得る。

ユーザインターフェース530はメディアコンテンツを表示可能な１つ又は複数の出力装置531、例えば、１つ又は複数のスピーカー及び/又は１つ又は複数の視覚的表示ディスプレイを含む。ユーザインターフェース530はさらに１つ又は複数の入力装置532、例えば、ユーザ入力用のユーザインターフェース部品を含んでも良く、例えば、キーボード、マウス、マイクフォン、タッチパネルディスプレイ、カメラヘッ、他の入力ボタン及びコントロールである。

記憶器550は取り外し可能なもの、取り外し不可のもの、又はそれらの組み合わせであり得る。例示的なハードウェア装置にはソリッドステートメモリ、ハードディスクドライブ、ディスクドライブなどが含まれる。記憶器550はオプションとして、処理器510から物理的に離れた１つ又は複数のストレージデバイスを含み得る。

記憶器550は揮発性メモリ又は不揮発性メモリを含み、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含み得る。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)であっても良く、揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であっても良い。本出願の実施例で述べた記憶器550は任意の適切なタイプのメモリを含むことを意図している。

幾つかの実施例において、記憶器550はデータを記憶して各種の操作をサポートすることができ、これらのデータは例示的にプログラムク、モジュール並びにデータ構造又はそのサブセット又はスーパーセットを含む。以下、例示的に説明する。

オペレーティングシステム551：各種の基本システムサービスを処理し、かつハードウェア関連タスクを実行するように構成されるシステムプログラム、例えば、フレームワーク層、コアライブラリ層、駆動層などを含み、各種の基本業務を実現し、かつハードウェアベースのタスクを処理するように構成され；
ネットワーク通信モジュール552：１つ又は複数の(有線又は無線)ネットワークインターフェース520を介して他の計算装置に到達するように構成され、例示的なネットワークインターフェース520はブルートゥース、WiFi、ユニバーサルシリアルバス(USB、Universal Serial Bus)などを含み；
表示モジュール553：ユーザインターフェース530に関連付けられる１つ又は複数の出力装置531(例えば、表示画面、スピーカーなど)によって情報を表示し得るように構成され(例えば、周辺装置、表示内容及び情報を操作するためのユーザインターフェースである)；
入力処理モジュール554：１つ又は複数の入力装置532のうちの１つ又は複数からの１つ又は複数のユーザ入力又はインタラクションに対して検出を行い、かつ検出した入力又はインタラクションを処理するように構成される。

幾つかの実施例において、本出願の実施例により提供される仮想シーンにおける情報展示装置はソフトウェアの方式により実現され得る。図4は記憶器550に格納されている仮想キーの位置調整装置555を示す図であり、それはプログラムク、プラグインなどの形式のソフトウェアであっても良く、次のようなソフトウェアモジュール、即ち、表示モジュール5551、移動モジュール5552及び指示モジュール5553を含む。これらのモジュールは論理的であるので、実現される機能に基づいて任意の組み合わせ又は更なる分割を行うことができる。以下、各モジュールの機能を詳しく説明する。

他の幾つかの実施例において、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整装置はハードウェアの方式で実現され得る。一例として、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整装置はハードウェアデコーディングプロセッサの形式の処理器であっても良く、それは本出願の実施例によって提供される仮想キーの位置調整方法を実行するようにプログラムされており、例えば、ハードウェアデコーディングプロセッサの形式の処理器は１つ又は複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP、PLD(Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable
Gate Array)、他の電子デバイスを採用し得る。

以下、本出願の実施例により提供される端末の例示的な応用及び実施と合わせて、本出願の実施例によって提供される仮想キーの位置調整方法を説明する。

図5を参照する。図5は本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。以下、図5に示すステップに基づいて説明を行う。

ステップ501：端末がターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示する。

実際の応用にあたって、端末には仮想シーンをサポートし得るアプリケーションプログラムがインストールされる。該アプリケーションプログラムは一人称シューティングゲーム、三人称シューティングゲーム、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム、仮想現実アプリケーションプログラム、3次元地図プログラムク、軍事シミュレーションプログラムク、バトルロワイヤルシューティングゲームのうちの任意の1つであり得る。ユーザは仮想シーンに表示される仮想キーにより、仮想シーンのおける仮想オブジェクトのアクティビティを制御することができ、該アクティビティは、体勢の調整、クロール、ウォーキング、ランニング、ライディング、フライング、ジャンプ、運転、ピックアップ、射撃、攻撃、スローイングのうちの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。例示的に、該仮想オブジェクトは仮想人物、例えば、シミュレーションされた人物キャラクター又はアニメ人物キャラクターであっても良い。

実際に実施するときに、ユーザは仮想シーンの表示の前、表示中、又は表示の後に、キー調整指令をトリガーすることができ、端末はキー調整指令を受信した後に、ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示し、ユーザは該キー調整インターフェースに基づいてターゲット仮想キーの位置に対して調整を行うことができる。

例えば、仮想シーンがゲームであるときに、ユーザはゲーム開始前、又はゲーム実行中、又はゲーム終了後に、キー調整指令をトリガーすることができ、端末はキー調整指令を受信した後に、ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示し得る。

ここで、キー調整インターフェースには１つ又は複数の仮想キーが含まれても良く、仮想キーは仮想シーンにおける仮想オブジェクトがアクティビティを行うように制御するために用いられ、該仮想調整インターフェースによって、ユーザはキー調整インターフェースに含まれる１つ又は複数の仮想キーに対して位置調整を行うことができ、この１つ又は複数の仮想キーには少なくともターゲット仮想キーが含まれる。

ステップ502：ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整する。

そのうち、ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含む。

幾つかの実施例において、仮想シーンには少なくとも2種類のモードが設定されており、異なるモードでは機能が同じであり又は類似した仮想キーが存在し、ここで異なるモードで機能が同じであり又は類似したキーを１つの仮想キーとし、そのうち、異なるモードで機能が同じであり又は類似した仮想キーは異なる表示形態が存在する可能性がある。ここでターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示形態はモードに対応しても良く、例えば、第一モード及び第二モードが設定されているときに、ユーザが第一モードを選択したときに、仮想シーンには第一形態のターゲット仮想キーが表示され、ユーザが第二モードを選択したときに、仮想シーンには第二表示形態のターゲット仮想キーが表示される。

幾つかの実施例において、同一のモードで或る仮想キーのために異なる表示形態を設定しても良く、そのうち、表示形態の切り替えのタイミングが多様化され得る。例えば、ユーザがトリガーした表示形態の切り替え指令を受信した後、ターゲット仮想キーの表示形態に対して切り替えを行うことができる。例えば、仮想シーンの持続時間長が持続表示時間長閾値を超えたときに、即ち、軍事シミュレーションソフトウェアにおける或る回の演習シミュレーション又はゲームにける或る局の対戦の開始後に持続する時間長が表示時間長閾値を超えたときに、ターゲット仮想キーの表示形態に対して切り替えを行うことができる。例えば、ユーザが制御した第一仮想オブジェクトが所定数の敵を殺し又は所定のスコアを獲得したときに、ターゲット仮想キーの表示形態に対して切り替えを行うことができる。

幾つかの実施例において、以下の方式によって、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御することができ、即ち、移動操作がドラッグ(drag)操作であるときに、ターゲット仮想キーがドラッグ操作に追従してキー調整インターフェースにおいて移動するように制御し得る。

実際に実施するときに、移動操作はドラッグ操作であっても良く、ユーザはターゲット仮想キーに対してのドラッグ操作を実行し、ドラッグ操作が実行されている過程では、ドラッグ操作によって指示される位置に基づいて、ターゲット仮想キーの位置に対して同期調整を行うことで、ターゲット仮想キーのある位置がドラッグ操作によって指示される位置と一致するようにさせることができる。

実際の応用にあたって、ドラッグ操作はスクリーン上のスライディングによってトリガーされても良く、ここでは、ユーザの手のスクリーン上のタッチ位置を取得し、手がスクリーン上でスライディングするにつれて、ターゲット仮想キーが手の移動に追従するように制御することができ、ターゲット仮想キーのある位置は手のタッチ位置である。

幾つかの実施例において、移動操作は選定操作及びクリック操作を含み、端末はターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御する前に、ターゲット仮想キーに対しての選定操作を受信し、ターゲット仮想キーがプリ移動状態にあるように制御し、キー調整インターフェースにおいてトリガーされるクリック操作を受信すると、対応して、次のような方式によって、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御し、即ち、クリック操作に対応するクリック位置を決定し、そしてプリ移動状態にあるターゲット仮想キーがクリック位置に移動するように制御する。

実際に実施するときに、移動操作は選定操作及びクリック操作を含み、まず、ユーザは選定操作をトリガーすることで、キー調整インターフェースからターゲット仮想キーを選択する必要があり、ここでの選定操作はクリック操作、長押し操作、ダブルクリック操作などであっても良い。端末はターゲット仮想キーに対しての選定操作(信号)を受信すると、ここでターゲット仮想キーの表示状態を調整することで、ターゲット仮想キーがプリ移動状態にあるように制御することができ、例えば、ターゲット仮想キーの表示色を調整して、該ターゲット仮想キーの色が調整前の非プリ移動状態にあるターゲット仮想キーの色とは異なるようにさせることにより、ターゲット仮想キーがプリ移動状態にあるように指示することができ、又は、ターゲット仮想キーがシェイク(shake)するように制御して、ターゲット仮想キーがプリ移動状態にあるように指示し、その後、ユーザはキー調整インターフェースにおいてクリック操作をトリガーし、端末はターゲット仮想キーがクリック操作に対応するクリック位置に移動するように制御することができ、ここで端末はターゲット仮想キーがクリック操作に対応するクリック位置に移動する過程を表示することができ、最終的な状態を直接表示することもでき、即ち、クリック位置でターゲット仮想キーを直接表示することができる。

ステップ503：ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示し、ヒント情報（提示情報とも呼ぶ）は、ターゲット仮想キーが少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに、ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示は異常であることを指示するために用いられる。

ここで、境界領域はターゲット仮想キーに対応し、実際に実施するときに、少なくとも2種類の表示形態のターゲット仮想キーのサイズを取得し、ここでのサイズはターゲット仮想キーの長さ及び幅であり、その後、そのうちから長さ及び幅の最大値を決定し、長さ及び幅の最大値に基づいてキー調整インターフェースに対して領域分割を行い、例えば、境界領域と非境界領域に分割することで、各種類の表示形態のターゲット仮想キーが非境界領域にあるときにすべて完全に表示され得るようにさせる。

実際に実施するときに、ターゲット表示形態は1種類又は複数種類の表示形態であっても良く、例えば、ターゲット仮想キーは3種類の表示形態があり、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、2種類の表示形態のターゲット仮想キーの表示の異常が存在する可能性がある。

幾つかの実施例において、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御する過程で、ターゲット表示方法によって、キー調整インターフェースにおける境界領域を表示することで、境界領域とキー調整インターフェースにおける非境界領域とを区別する。

実際に実施するときに、調整する必要のあるターゲット仮想キーを決定した後に、ターゲット仮想キーの各表示形態におけるサイズに基づいて、キー調整インターフェースにおける該ターゲット仮想キーに対応する境界領域を決定し、その後、ターゲット表示方法によって、境界領域を表示し、例えば、ターゲット透明度を採用して境界領域を表示することで、境界領域の透明度が他の非境界領域よりも低くなるようにさせることができる。

このようにして、ユーザは、表示される境界領域によって、ターゲット仮想キーが境界領域に移動した後に表示異常の問題が存在することを把握できるため、ターゲット仮想キーを境界領域に移動させることをできるだけ回避可能である。

幾つかの実施例において、端末は次のような方式でキー調整インターフェースを表示することができ、即ち、ターゲット仮想キーの少なくとも2種類の表示形態のうちから、ターゲット仮想キーの初期表示形態を決定し；及び、初期表示形態を含むターゲット仮想キーのキー調整インターフェースを表示する。

実際に実施するときに、ターゲット仮想キーが複数種類の表示形態を有するため、ここでは複数種類の形態のうちから任意の1種類の形態をターゲット仮想キーの初期表示形態として選択することができる。

幾つかの実施例において、キー調整インターフェースをできるだけ簡潔にするために、複数種類の表示形態のうちから、サイズが最も小さく、又は、機能が最も簡単な表示形態を初期表示形態として選択しも良く、例えば、図1A及び図1Bより分かるように、図1Aにおける仮想キー101は、トリガー操作(信号)を受信したときにのみ、銃器に弾丸を装填するために用いられ、これに対して、図1Bにおける“弾丸クイックチェンジ”仮想キー102は、銃器に“弾丸装填”を行う機能だけでなく、弾丸種類を変える機能も具備し、即ち、図1Bにおける“弾丸クイックチェンジ”仮想キー102の機能はより複雑であり、かつサイズがより大きい。そのため、ここでは図1Aにおける仮想キーの表示形態を初期表示形態とすることができる。

幾つかの実施例において、端末は次のような方法によってヒント情報を表示しても良く、即ち、ターゲット仮想キーを初期表示形態からターゲット表示形態に切り替え；及び、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーをヒント情報とする。

実際に実施するときに、ターゲット仮想キーが境界領域に移動したときに、端末はターゲット表示形態のターゲット仮想キーの表示データを取得し、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの表示データに基づいて解析及びレンダリングを行うことで、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示し、また、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーが表示されると同時に、初期表示形態のターゲット仮想キーの表示を取り消す。

ここで、端末はターゲット仮想キーを初期表示形態からターゲット表示形態に切り替えることで、ユーザに、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときに表示異常の問題が存在することを指示し、かつ、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することにより、ユーザはターゲット仮想キーのどの部分に表示の異常があるかを明確に知ることができる。

例えば、図6は本出願の実施例により提供されるヒント情報の表示インターフェースを示す図である。図6に示すように、ターゲット仮想キーが非境界領域(正常領域)から境界領域に移動したときに、ターゲット仮想キーは初期表示形態601からターゲット表示形態602に切り替えることができる。図6から分かるように、ターゲット仮想キーが境界領域に移動したときに、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーは一部のみの内容が表示され、他の一部の内容が表示されず、この未表示の部分の内容は表示に異常がある部分である。

幾つかの実施例において、端末は次のような方式によってヒント情報を表示することができ、即ち、初期表示形態のターゲット仮想キーの境界領域における表示位置を取得し；表示位置でターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することで、初期表示形態のターゲット仮想キーがターゲット表示形態のターゲット仮想キーとオーバーラップして表示されるようにさせ；及び、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーをヒント情報とする。

実際に実施するときに、ターゲット仮想キーが境界領域に移動したときに、端末はターゲット表示形態のターゲット仮想キーの表示データを取得し、初期表示形態のターゲット仮想キーの境界領域における表示位置を取得し、その後、該表示位置でターゲット表示形態のターゲット仮想キーの表示データに基づいて解析及びレンダリングを行うことで、該表示位置でターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することによって、初期表示形態のターゲット仮想キーがターゲット表示形態のターゲット仮想キーとオーバーラップして表示されるようにさせる。ここで、初期表示形態のターゲット仮想キーはターゲット表示形態のターゲット仮想キーの上に位置しても良く、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの下に位置しても良い。

実際の応用にあたって、異なる透明度を採用して初期表示形態のターゲット仮想キー及びターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することができ、例えば、初期表示形態のターゲット仮想キーの透明度を1とし、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの透明度を0.5とし、即ち、初期表示形態のターゲット仮想キーを完全に不透明にし、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを半透明にすることで、異なる表示形態のターゲット仮想キーを区別することができる。

例示的に、図7は本出願の実施例により提供されるヒント情報の表示インターフェースを示す図である。図7に示すように、ターゲット仮想キーが非境界領域(正常領域)にあるときに、初期表示形態のターゲット仮想キー701のみを表示し、ターゲット仮想キーが非境界領域(正常領域)から境界領域に移動したときに、初期表示形態のターゲット仮想キーとターゲット表示形態のターゲット仮想キー702を同時に表示する。そのうち、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーは透明度が初期表示形態のターゲット仮想キーよりも低く、かつ初期表示形態のターゲット仮想キーに位置する。

幾つかの実施例において、端末はさらに、初期表示形態のターゲット仮想キーに対しての移動操作(信号)を受信し、移動操作に応じて、初期表示形態のターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動するように制御し、また、初期表示形態のターゲット仮想キーの移動に伴ってターゲット表示形態のターゲット仮想キーが同期的に移動するように制御することができる。

ここで、複数種類の表示形態のターゲット仮想キーが同時に表示されているときに、ユーザは2つの表示形態のうちの或る表示形態のターゲット仮想キーに対しての移動操作をトリガーし、端末はその同時に、複数種類の表示形態のターゲット仮想キーが移動するように制御することができる。

実際に実施するときに、ユーザは初期表示形態のターゲット仮想キーに対しての移動操作をトリガーするときに、移動操作によって指示される位置を取得し、移動操作によって指示される位置に基づいて、初期表示形態のターゲット仮想キーがターゲット表示形態のターゲット仮想キーとキー調整インターフェースにおいて同期的に移動するように制御し得る。

幾つかの実施例において、端末は次のような方式によってヒント情報を表示することができ、即ち、フローティングウィンドウの形式で指示インターフェースを表示することで、フローティングウィンドウがキー調整インターフェースの上にフローティングし、かつフローティングウィンドウ内でヒント情報を表示するようにさせることができる。

実際に実施するときに、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、１つのフローティングウィンドウ形式の指示インターフェースを表示し、また、フローティングウィンドウにおいてヒント情報を表示し、ここでのヒント情報はテキスト情報であっても良く、画像情報であっても良い。

例えば、図8は本出願の実施例により提供されるヒント情報の表示インターフェースを示す図である。図8に示すように、ターゲット仮想キー801がキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、指示インターフェース802を表示し、また、指示インターフェースにおいてテキストヒント情報としての“ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときに表示は異常である”を表示することで、ユーザに、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときにターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示は異常であることを指示する。

幾つかの実施例において、複数種類のヒント情報の組み合わせの方式でユーザに指示することができ、例えば、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、初期表示形態のターゲット仮想キー及びターゲット表示形態のターゲット仮想キーを同時に表示し、また、テキストヒント情報をも表示する。

幾つかの実施例において、端末はさらに、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得することができ；対応して、ヒント情報を表示した後、端末はさらに、ターゲット位置に対しての位置決定指令に応じて、ターゲット位置を、ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とし；ターゲット位置に基づいて、非境界領域においてターゲット位置に適した少なくとも１つの候補位置を決定し；少なくとも１つの候補位置のうちから、１つの候補位置を、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置として選択することができる。

実際に実施するときに、位置決定指令は解放(リリース)操作によってトリガーすることができ、即ち、移動操作がドラッグ操作であるときに、ユーザはターゲット仮想キーをターゲット位置にドラッグした後に解放操作を実行し、位置決定指令をトリガーし、あるいは、位置決定指令は保存操作によってトリガーすることができ、即ち、ユーザはターゲット仮想キーをターゲット位置に移動させた後に、保存操作をトリガーすることで、移動後の各仮想キーの位置を保存し、ユーザは保存操作をトリガーすると、位置決定指令をトリガーすることができる。

ここで、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーがターゲット位置にあるときに表示は異常であるという問題が存在し、非ターゲット表示形態のターゲット仮想キーがターゲット位置にあるときに正常に表示され得る。これに基づいて、ターゲット位置を、ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とし、その後、非境界領域のうちから、１つの位置を、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置として再選択する。

実際に実施するときに、非境界領域のうちから、ターゲット位置との間の距離が或る範囲内にある少なくとも１つの位置を選択しても良く、又は、非境界領域のうちからランダムに選択しても良いが、ここでは候補位置の選択方式について限定しない。

幾つかの実施例において、非境界領域のうちからターゲット表示形態に適した1つの候補位置を選択することができ、この場合、該候補位置はターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置である。

幾つかの実施例において、非境界領域のうちからターゲット表示形態に適した少なくとも2つの候補位置を選択し、その後、端末はターゲット表示形態に配した少なくとも2つの候補位置のうちから、１つの位置を、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置として選択することができ、あるいは、キー調整インターフェースにおいて少なくとも2つの候補位置をマークし、ユーザは選択操作をトリガーすることで、少なくとも2つの候補位置のうちから、１つの位置を、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置として選択することができる。

幾つかの実施例において、端末はさらに、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得することができ；対応して、ヒント情報を表示した後に、該方法はさらに、ターゲット位置に対しての位置決定指令に応じて、ターゲット位置を、ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とし；キー調整インターフェースにおける非境界領域でターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示し；及び、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーに基づいて、位置選択操作に応じて、位置選択操作によって指示される位置を、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置と決定することを含む。

そのうち、位置選択操作はターゲット表示形態のターゲット仮想キーに基づいてトリガーされ、実際に実施するときに、端末はターゲット位置を、ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とし、その後、非境界領域で１つのターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することができ、該ターゲット仮想キーの所在する位置はターゲット表示形態のターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置である。

幾つかの実施例において、該ターゲット仮想キーの所在する位置がユーザの選択したい位置である場合、位置選択操作を直接トリガーし、ターゲット仮想キーの所在する位置を、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置をとすることでき、また、該ターゲット仮想キーの所在する位置がユーザの選択したい位置でない場合、ユーザは該ターゲット表示形態のターゲット仮想キーに対しての移動操作をトリガーすることで、該ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの所在する位置を調整し、それをユーザの選択したい位置に調整した後に、位置選択操作をトリガーし、その後、調整後のターゲット仮想キーの所在する位置を、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置とすることができる。

幾つかの実施例において、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、非境界領域でターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示し、即ち、2つのターゲット仮想キーを同時に表示し、境界領域における仮想キーが移動する過程で、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーもそれに伴って移動するが、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーは非境界領域のみにおいて移動し得る。位置決定指令を受信したときに、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの所在する位置を、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置とする。

図9は本出願の実施例により提供されるターゲット仮想キーの表示を示す図である。図9を参照する。901に示すように、初期形態のターゲット仮想キーの真下にターゲット表示形態のターゲット仮想キーが表示され、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーは非境界領域に位置し、初期形態のターゲット仮想キーが右へ移動するときに、ターゲット表示形態のターゲット仮想キーもそれとともに右へ移動する。

幾つかの実施例において、端末はさらに、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける非境界領域に移動したときに、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得し、該ターゲット位置を、ターゲット仮想キーが少なくとも2種類の表示形態のうちの任意の1種類の表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とする。

実際に実施するときに、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける非境界領域に移動したときに、ターゲット仮想キーが任意の表示形態にあってもすべ正常に表示され得る。これに基づいて、直接、ターゲット位置を、ターゲット仮想キーが少なくとも2種類の表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とすることができる。

本出願の実施例を適用することにより、複数の表示形態のターゲット仮想キーの位置に対して同時に調整を行うことができるため、データ処理を削減することができ、複数セットのキー設定が設けられる場合に比較して、記憶空間を節約することができると同時に、ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示し、ユーザにターゲット仮想キーの表示異常を指示することで、ターゲット仮想キーの表示異常の問題を避けることができる。

以下、引き続き、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法を説明する。該仮想キーの位置調整方法は端末とサーバーが協力して実施することができる。図10は本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。図10に示すように、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法は以下のステップを含む。

ステップ1001：端末が仮想キーの位置調整機能項を表示し；
ステップ1002：位置調整機能項に対してのクリック操作に応じて、位置調整インターフェースの表示データの取得リクエストをサーバーに送信し；
ステップ1003：サーバーが位置調整インターフェースの表示データを端末に送信する。

ここで、サーバーは取得リクエストに基づいて、位置調整インターフェースの表示データを決定し、そして決定した表示データを端末に返す。

ステップ1004：端末が受信した位置調整インターフェースの表示データに基づいてレンダリングを行い、位置調整インターフェースを表示し、そして位置調整インターフェースにおいて第一表示形態のターゲット仮想キーを表示し；
ステップ1005：ターゲット仮想キーに対してのドラッグ操作に応じて、ターゲット仮想キーがドラッグ操作に追従してキー調整インターフェースにおいて移動するように制御し；
ステップ1006：ターゲット仮想キーがキー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、第二表示形態のターゲット仮想キーを表示し；
ステップ1007：ターゲット仮想キーに対しての解放操作に応じて、解放操作に対応するターゲット位置を取得し、そしてサーバーに送信し；
ステップ1008：ターゲット位置が境界領域に位置するときに、サーバーがターゲット位置を、ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とし、また、非境界領域のうちから、ターゲット位置との距離が最も小さい1つの位置を、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置として決定し；及び
ステップ1009：サーバーがターゲット仮想キーの位置情報を記憶する。

本出願の実施例を適用することにより、複数の表示形態のターゲット仮想キーの位置に対して同時に調整を行うことができるため、データ処理を削減することができ、複数セットのキー設定が設けられる場合に比べて、記憶空間を節約することができると同時に、ターゲット位置が境界領域に位置するときに、非境界領域のうちから、ターゲット位置との距離が最も小さい位置を、ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置として決定することで、ターゲット仮想キーの表示異常の問題を回避することができる。

以下、本出願の実施例の１つの実際の適用シーンにおける例示的な応用を説明する。

ここで、2種類のモードが存在し、2つのモードがそれぞれ異なる表示形態のターゲット仮想キーに対応することを例にとって、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法について説明する。ここで、第一モードが第一表示形態のターゲット仮想キーに対応し、第二モードが第二表示形態のターゲット仮想キーに対応し、そのうち、第二表示形態のターゲット仮想キーのサイズが第一表示形態のターゲット仮想キーよりも大きい。これにより、幾つかの領域において、第一表示形態のターゲット仮想キーが正常に表示され得るが、第二表示形態のターゲット仮想キーの表示は異常である問題が生じる恐れがある。

実際に実施するときに、まず、キー調整インターフェースに対して領域分割を行い、正常領域及び境界領域に分割し、そのうち、正常領域は第二表示形態のターゲット仮想キーが完全に表示され、かつ表示異常の問題がない領域であり、境界領域は第二表示形態のターゲット仮想キーの表示に異常がある領域である。

図11は本出願の実施例により提供される領域分割のインターフェースを示す図である。図11に示すように、キー調整領域を正常領域1101及び境界領域1102に分割し、正常領域では、第一表示形態のターゲット仮想キー及び第二表示形態のターゲット仮想キーがすべて正常に表示され得るが、異常領域では、第二表示形態のターゲット仮想キーが正常に表示され得ない。

図12A-図12Bは本出願の実施例により提供されるターゲット仮想キーの表示を示す図である。図12Aでは、正常領域において、第二表示形態のターゲット仮想キー1201が正常に表示され得る。図12Bでは、境界領域において、第二表示形態のターゲット仮想キー1201は一部の内容が表示領域の外部にあり、即ち、この部分の内容は正常に表示することができない。

ここで、領域分割の方式はターゲット仮想キーに対応し、例えば、ここでの領域分割は第二表示形態のターゲット仮想キーのサイズによって決定される。

その後、ユーザはキー調整インターフェースによってターゲット仮想キーに対しての移動操作をトリガーすることができ、ここでの移動操作はドラッグ操作であっても良く、ターゲット仮想キーがドラッグ操作の進行に伴って同期的に移動し得るため、ターゲット仮想キーの位置を調整することができる。

移動する過程で、ターゲット仮想キーが正常領域にある場合、第一表示形態のターゲット仮想キーのみを表示し、また、ターゲット仮想キーが境界領域にある場合、第一表示形態のターゲット仮想キー及び第二表示形態のターゲット仮想キーがオーバーラップして表示され、例えば、第二表示形態のターゲット仮想キーはシャドウの形式で第一表示形態のターゲット仮想キーの下方に表示され、ここではさらにテキストヒント情報を同時にトリガーすることで、ユーザに、新たに表示される仮想キーが第二表示形態のターゲット仮想キーであることを通知しても良く、このときに、ユーザが引き続き、ターゲット仮想キーに対しての移動操作をトリガーする場合、第一表示形態のターゲット仮想キーは第二表示形態のターゲット仮想キーと同期的に移動することができる。

ユーザが位置決定指令をトリガーするときに、即ち、ユーザが手を放したときに、ユーザが手放した位置を取得し、ユーザが手放した位置が正常領域にあるときに、第一モード及び第二モードにおけるターゲット仮想キーの位置をユーザが手放した位置に設定し、また、ユーザが手放した位置が境界領域にあるときに、第一モードにおけるターゲット仮想キーの位置をユーザが手放した位置に設定し、第二モードにおけるターゲット仮想キーの位置を、正常領域内でユーザが手放した位置とマッチした位置、例えば、正常領域内でユーザが手放した位置との距離が最も近い位置に設定する。

以下、本出願の実施例の機能側における実現過程を説明する。図13は本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。図13に示すように、本出願の実施例により提供される仮想キーのキー調整方法は以下のステップを含む。

ステップ1301：キー調整インターフェースに対して領域分割を行い、正常領域と境界領域に分割し、ここで、領域分割の方式はターゲット仮想キーの表示形態及びサイズ(大小)と関連付けられ；
ステップ1302：ターゲット仮想キーに対してのドラッグ操作を受信し；
ステップ1303：ターゲット仮想キーが境界領域にドラッグされたかを判断し、はいの場合、ステップ1304を実行し、そうでない場合、ステップ1305を実行し；
ステップ1304：ターゲット仮想キーの2つのモードでの表示形態が同じであるかを判断し、はいの場合、ステップ1305を実行し、そうでない場合、ステップ1306を実行し；
ステップ1305：第一表示形態のターゲット仮想キーのみを表示し；
ステップ1306：第一表示形態のターゲット仮想キー及び第二表示形態のターゲット仮想キーを表示し、また、ヒント情報をも表示し、ここで、第二表示形態のターゲット仮想キーは第一表示形態のターゲット仮想キーに比較して透明度が低く；
ステップ1307：ターゲット仮想キーに対しての手放し操作(信号)を受信し；
ステップ1308：手放しの位置が境界領域にあるかを判断し、はいの場合、ステップ1309を実行し、そうでない場合、ステップ1310を実行し；
ステップ1309：ターゲット仮想キーの2つのモードでの表示形態が同じであるかを判断し、はいの場合、ステップ1310を実行し、そうでない場合、ステップ1311を実行し；
ステップ1310：第一モード及び第二モードのターゲット仮想キーを手放しの位置に設定し；及び
ステップ1311：第一モードのターゲット仮想キーを手放しの位置に設定し、第二モードのターゲット仮想キーを正常領域内に設定する。

以下、本出願の実施例のクライアント側における実現過程を説明する。図14は本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整方法のフローチャートである。図14に示すように、本出願の実施例により提供される仮想キーのキー調整方法は以下のステップを含む。

ステップ1401：クライアントが関連データを取得し、ここで、関連データは各仮想キーの表示形態、サイズ、表示位置などのデータを含み；
ステップ1402：2つのモードの自己定義キー設定をキャリー(carry)したかを判断し、はいの場合、ステップ1403を実行し、そうでない場合、ステップ1404を実行し；
ステップ1403：2種類のモードにおいて機能が同じであるが、形態が異なる仮想キーが存在するかを判断し、はいの場合、ステップ1405を実行し、そうでない場合、ステップ1404を実行し；
ステップ1404：ユーザ操作に基づいて、仮想キーの位置を自己定義し；
ステップ1405：境界領域を設定し、仮想キーが境界領域にあるときに、第二モードでの仮想キーを表示し；
ステップ1406：ユーザ操作に基づいて、2つのモードにおける仮想キー位置を自己定義し；及び
ステップ1407：自己定義仮想キー位置を自己定義設定データに書き込む。

このようにして、ゲームに入った後に、選択されたモードに基づいて、自己定義設定データをロードし、自己定義設定データに基づいて仮想キーを表示する。

本出願の実施例は以下のような有利な効果を有する。

同じ操作のキー調整インターフェースにおいて、ユーザは複数のモードにおける類似した又は同じである機能キーを同時に調整し得るため、ヒューマンマシンインタラクション効率を向上させることができると同時に、データ処理プロセスにおけるメモリ消費を削減し、データ記憶空間を節約することができる。

以下、引き続き、本出願の実施例により提供される仮想キーの位置調整装置555がソフトウェアモジュールとして実施される例示的な構成を説明する。幾つかの実施例において、図4に示すように、記憶器550に格納されている仮想キーの位置調整装置555のソフトウェアモジュールは以下のモジュールを含んでも良い。

表示モジュール5551：ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示するように構成され；
移動モジュール5552：前記ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、前記ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整するように構成され、そのうち、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含み；及び
指示モジュール5553：前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示し、ヒント情報は、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示は異常であることを指示するために用いられる。

幾つかの実施例において、前記表示モジュール5551はさらに、前記ターゲット仮想キーの少なくとも2種類の表示形態のうちから、前記ターゲット仮想キーの初期表示形態を決定し；及び、前記初期表示形態のターゲット仮想キーを含むキー調整インターフェースを表示するように構成される。

幾つかの実施例において、前記指示モジュール5553はさらに、前記ターゲット仮想キーを前記初期表示形態から前記ターゲット表示形態に切り替え；及び、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを前記ヒント情報とするように構成される。

幾つかの実施例において、前記指示モジュール5553はさらに、前記初期表示形態のターゲット仮想キーの前記境界領域における表示位置を取得し；前記表示位置でターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することで、前記初期表示形態のターゲット仮想キーが前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーとオーバーラップして表示されるようにさせ；及び、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを前記ヒント情報とするように構成される。

幾つかの実施例において、前記表示モジュール5551はさらに、前記初期表示形態のターゲット仮想キーに対しての移動操作(信号)を受信し；前記移動操作に応じて、前記初期表示形態のターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御し；及び、前記初期表示形態のターゲット仮想キーの移動に伴って、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーが同期的に移動するように制御するように構成される。

幾つかの実施例において、前記指示モジュール5553はさらに、フローティングウィンドウの形式で指示インターフェースを表示することで、前記フローティングウィンドウが前記キー調整インターフェースの上にフローティングするようにさせ；及び、前記フローティングウィンドウにおいて前記ヒント情報を表示するように構成される。

幾つかの実施例において、前記移動モジュール5552はさらに、前記移動操作がドラッグ操作であるときに、前記ターゲット仮想キーが前記ドラッグ操作に伴って前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御するように構成される。

幾つかの実施例において、前記移動モジュール5552はさらに、前記ターゲット仮想キーに対しての選定操作(信号)を受信し、前記ターゲット仮想キーがプリ移動状態にあるように制御し；前記キー調整インターフェースにおいてトリガーされるクリック操作(信号)を受信し；前記クリック操作に対応するクリック位置を決定し；及び、前記プリ移動状態にあるターゲット仮想キーが前記クリック位置に移動するように制御するように構成される。

幾つかの実施例において、前記表示モジュール5551はさらに、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御する過程で、ターゲット表示方法によって、前記キー調整インターフェースにおける境界領域を表示することで、前記境界領域と前記キー調整インターフェースにおける非境界領域を区別するように構成される。

幾つかの実施例において、前記移動モジュール5552はさらに、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得し；前記ターゲット位置に対しての位置決定指令に応じて、前記ターゲット位置を、前記ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置とし；前記ターゲット位置に基づいて、非境界領域において前記ターゲット表示形態に適した少なくとも１つの候補位置を決定し；及び、前記少なくとも１つの候補位置のうちから、１つの候補位置を、前記ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置として選択するように構成される。

幾つかの実施例において、前記移動モジュール5552はさらに、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得し；前記ターゲット位置に対しての位置決定指令に応じて、前記ターゲット位置を、前記ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置とし；前記キー調整インターフェースにおける非境界領域でターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示し；及び、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーに基づいて、位置選択操作に応じて、前記位置選択操作によって指示される位置を、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示位置として決定するように構成される。

幾つかの実施例において、前記移動モジュール5552はさらに、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける非境界領域に移動したときに、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得し；及び、前記ターゲット位置を、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とするように構成される。

本出願の実施例はコンピュータプログラムプロダクト又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラムプロダクト又はコンピュータプログラムはコンピュータ指令を含み、該コンピュータ指令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。コンピュータ装置の処理器がコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ指令を読み取り、該処理器は該コンピュータ指令を実行することで、該コンピュータ装置に、本出願の実施例の上述の仮想キーの位置調整方法を実行させる。

本出願の実施例はさらに、実行可能な指令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、その中には実行可能な指令が記憶されており、実行可能な指令は処理器によって実行されるときに、処理器に、本出願の実施例により提供される方法、例えば、図5に示す方法を実行させる。

幾つかの実施例において、コンピュータ可読記憶媒体はFRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フレッシュメモリ、磁気表面メモリ、光ディスク、CD-ROMなどの記憶器であっても良く、また、上述の記憶器のうちの1つ又は任意の組み合わせを含む各種類の装置であっても良い。

幾つかの実施例において、実行可能な指令はプログラムク、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、スクリプト又はコードの形式を採用し、任意の形式のプログラミング言語(コンパイル型又はインタープリタ型言語、宣言型言語又は手続き型言語を含む)で書かれても良く、また、それは任意の形式でデプロイされても良く、例えば、独立したプログラムク、モジュール、アセンブリ、サブルーチン、又は、計算環境に使用され得る他のユニットとしてデプロイされても良い。

一例として、実行可能な指令は、ファイルシステムにおけるファイルに対応する場合があり、他のプログラムク又はデータを保存するファイルの一部に格納されても良く、例えば、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML、Hyper Text Markup Language)ドキュメントにおける１つ又は複数のスクリプトに格納され、議論されるプログラムクに専用のシングルファイルに格納され、又は、複数の連携したファイ(例えば、１つ又は複数のモジュール、サブプログラムク又はコード部分を格納するファイル)に格納されても良い。

また、一例として、実行可能な指令は１つの計算装置上で実行され、又は、１つの場所にある複数の計算装置上で実行され、あるいは、複数の場所に分散しておりかつ通信ネットワークによって互いに接続される複数の計算装置上で実行されるようにデプロイされても良い。

以上、本出願の好ましい実施形態を説明したが、本出願はこの実施形態に限定されず、本出願の趣旨を離脱しない限り、本出願に対するあらゆる変更は本出願の技術的範囲に属する。

Claims (15)

1. コンピュータ装置が実行する仮想キーの位置調整方法であって、
   ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示するステップ；
   前記ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、前記ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整するステップであって、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含む、ステップ；
   前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示するステップであって、前記ヒント情報は、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示は異常であることを指示するために用いられる、ステップを含む、位置調整方法。
2. 請求項1に記載の位置調整方法であって、
   前記ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示するステップは、
   前記ターゲット仮想キーの少なくとも2種類の表示形態のうちから、前記ターゲット仮想キーの初期表示形態を決定するステップ；及び
   前記初期表示形態のターゲット仮想キーを含むキー調整インターフェースを表示するステップを含む、位置調整方法。
3. 請求項2に記載の位置調整方法であって、
   前記ヒント情報を表示することは、
   前記ターゲット仮想キーを前記初期表示形態から前記ターゲット表示形態に切り替えるステップ；及び
   前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを前記ヒント情報とするステップを含む、位置調整方法。
4. 請求項2に記載の位置調整方法であって、
   前記ヒント情報を表示することは、
   前記初期表示形態のターゲット仮想キーの前記境界領域における表示位置を得るステップ；
   前記表示位置で前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示することで、前記初期表示形態のターゲット仮想キーが前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーとオーバーラップして表示されるようにさせるステップ；及び
   前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを前記ヒント情報とするステップを含む、位置調整方法。
5. 請求項4に記載の位置調整方法であって、
   前記ヒント情報を表示した後に、前記位置調整方法は、さらに、
   前記初期表示形態のターゲット仮想キーに対しての移動操作を受け付けるステップ；
   前記移動操作に応じて、前記初期表示形態のターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御するステップ；及び
   前記初期表示形態のターゲット仮想キーの移動に伴って、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーが同期的に移動するように制御するステップを含む、位置調整方法。
6. 請求項1に記載の位置調整方法であって、
   前記ヒント情報を表示することは、
   フローティングウィンドウの形式で指示インターフェースを表示することで、前記フローティングウィンドウが前記キー調整インターフェースの上にフローティングするようにさせるステップ；及び
   前記フローティングウィンドウにおいて前記ヒント情報を表示するステップを含む、位置調整方法。
7. 請求項1に記載の位置調整方法であって、
   前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することは、
   前記移動操作がドラッグ操作であるときに、前記ターゲット仮想キーが前記ドラッグ操作に追従して前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御するステップを含む、位置調整方法。
8. 請求項1に記載の位置調整方法であって、
   前記移動操作は選定操作及びクリック操作を含み、
   前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御する前に、前記位置調整方法は、さらに、
   前記ターゲット仮想キーに対しての選定操作を受け付け、前記ターゲット仮想キーがプリ移動状態にあるように制御するステップ；及び
   前記キー調整インターフェースにおいてトリガーされるクリック操作を受け付けるステップを含み、
   前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することは、
   前記クリック操作に対応するクリック位置を決定するステップ；及び
   前記プリ移動状態にある前記ターゲット仮想キーが前記クリック位置に移動するように制御するステップを含む、位置調整方法。
9. 請求項1に記載の位置調整方法であって、さらに、
   前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御する過程で、ターゲット表示方法によって、前記キー調整インターフェースにおける境界領域を表示することで、前記境界領域と、前記キー調整インターフェースにおける非境界領域とを区別するステップを含む、位置調整方法。
10. 請求項1に記載の位置調整方法であって、さらに、
    前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得するステップを含み、
    前記ヒント情報を表示した後に、前記位置調整方法は、さらに、
    前記ターゲット位置に対しての位置決定指令に応じて、前記ターゲット位置を、前記ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置とするステップ；
    前記ターゲット位置に基づいて、非境界領域において前記ターゲット表示形態に適した少なくとも１つの候補位置を決定するステップ；及び
    前記少なくとも１つの候補位置のうちから、１つの候補位置を、前記ターゲット仮想キーがターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置として選択するステップを含む、位置調整方法。
11. 請求項1に記載の位置調整方法であって、さらに、
    前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を取得するステップを含み、
    前記ヒント情報を表示した後に、前記位置調整方法は、さらに、
    前記ターゲット位置に対しての位置決定指令に応じて、前記ターゲット位置を、前記ターゲット仮想キーが非ターゲット表示形態にあるときの前記仮想シーンにおける表示位置とするステップ；
    前記キー調整インターフェースにおける非境界領域で前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーを表示するステップ；及び
    前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーに基づいて、位置選択操作に応じて、前記位置選択操作によって指示される位置を、前記ターゲット表示形態のターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示位置と決定するステップを含む、位置調整方法。
12. 請求項1に記載の位置調整方法であって、さらに、
    前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける非境界領域に移動したときに、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動を停止するときのターゲット位置を得るステップ；及び
    前記ターゲット位置を、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態のうちの任意の1種類の表示形態にあるときの仮想シーンにおける表示位置とするステップを含む、位置調整方法。
13. 仮想キーの位置調整装置であって、
    ターゲット仮想キーを含む仮想シーンのキー調整インターフェースを表示するように構成される表示モジュール；
    前記ターゲット仮想キーに対しての移動操作に応じて、前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおいて移動するように制御することで、前記ターゲット仮想キーの仮想シーンにおける表示位置を調整するように構成される移動モジュールであって、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示形態が少なくとも2種類を含む、移動モジュール；及び
    前記ターゲット仮想キーが前記キー調整インターフェースにおける境界領域に移動したときに、ヒント情報を表示するように構成される指示モジュールであって、前記ヒント情報は、前記ターゲット仮想キーが前記少なくとも2種類の表示形態のうちのターゲット表示形態にあるときに、前記ターゲット仮想キーの前記仮想シーンにおける表示は異常であることを指示するために用いられる、指示モジュールを含む、位置調整装置。
14. コンピュータ装置であって、
    プログラムを記憶している記憶器；及び
    前記記憶器に接続される処理器を含み、
    前記処理器は、前記プログラムを実行することによって、請求項1乃至12のうちの何れか1項に記載の仮想キーの位置調整方法を実現するように構成される、コンピュータ装置。
15. コンピュータに、請求項1乃至12のうちの何れか1項に記載の仮想キーの位置調整方法を実行させるためのプログラム。

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