JP7232071B2 - 加工装置におけるカメラの位置ずれ検出方法 - Google Patents
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Description
図1に示す加工装置1は、表面Waに分割予定ラインLが形成されている円板形状のウェーハWの分割予定ラインLに沿って切削ブレード73を切り込ませて、切削加工を行う加工装置である。ウェーハWの裏面Wbに貼着テープTが貼着した状態で貼着テープTの端部が環状フレームFに貼着されており、これにより、ウェーハWが環状フレームFに支持されている。
上述したウェーハWの切削加工の前に行われるアライメントにおいては、カメラ30と切削ブレード73との位置関係が加工装置1の組み立て時に予め定められており、その定められた両者の位置関係を基にして、カメラ30とウェーハWとの位置関係を調整することによって、間接的に、切削ブレード73とウェーハWとの位置関係の調整を行っている。
また、カメラ30と切削ブレード73との位置関係は、切削ブレード73を交換したときに切削ブレード73の厚みによって変わることがあるので、切削ブレード73を交換したときには位置関係を再調整するとよい。
従って、例えば、カメラ30が作業者と接触して、固定された基準の位置からずれてしまうと、アライメントを行ったとしても切削ブレード73を切削加工のための正しい位置に位置付けられなくなる。そこで、切削ブレード73を正しい位置に位置付けるために、前もってカメラ30の位置ずれを検出する。以下に、上記の加工装置1を用いたカメラ30の位置ずれの検出方法について記す。
図3に示すように、保持面20aの上における保持面20aの中心Oから径方向にずれた位置にあるマークMの上にカメラ30の撮像領域Aが位置するように両者の位置を調節した後、カメラ30を用いてマークMを撮像する。撮像された画像の情報は第一の撮像画として記憶部90に記憶される。保持面20aの上に形成されたマークMとカメラ30の撮像領域AとをZ軸方向に平行な同一軸上に位置付ける際には、チャックテーブル2をX軸方向移動手段6により移動制御してX軸方向に移動させ、さらにカメラ30をY軸方向移動手段4により移動制御してY軸方向に移動する。
上記のように、マークMの上にカメラ30の撮像領域Aが位置付けられているときのチャックテーブル2のX軸位置とカメラ30のY軸位置とをそれぞれスケール44とスケール64とによって読み取り、読み取られた位置を第1の座標P1として制御手段9の記憶部90に記憶させる。図2に示したカメラ30の撮像領域Aの中心Aoが保持面20aの中心Oに位置付けられている状態におけるチャックテーブル2のX軸位置及びカメラ30のY軸位置から、図3に示すように、-X方向にa、そして+Y方向にb、それぞれ移動した位置が、第1の座標P1となっている。
次いで、チャックテーブル2を所定の角度だけ回転させた場合に想定されるマークMの移動先の仮想の座標を、第2の座標P2として算出する。以下においては、本発明を実施するための一態様として、所定の回転角度を例えば90度とし、図4に示すような第1の座標P1を、基準座標を中心としてチャックテーブル2の上からみて反時計回りに90度回転させた位置の座標を第2の座標P2とする。第2の座標P2は、カメラ30の撮像領域Aの中心Aoが保持面20aの中心Oに位置付けられている状態におけるカメラ30のX軸位置から、-Y方向にa、-X方向にb、移動した位置となっている。なお、回転角度及び、回転角度によって定まる第1の座標P1と第2の座標P2との位置関係はこれに限定されるものではない。
図5に示すように、回転手段26を用いて、実際に、回転軸25を中心として所定の回転速度でチャックテーブル2の上方からみて反時計回りに90度回転させる。
上記の回転工程にてチャックテーブル2を90度回転させた後、カメラ30及びチャックテーブル2をそれぞれY軸方向移動手段4及びX軸方向移動手段6によって駆動させて、図6に示すように、第2の座標P2とカメラ30の撮像領域Aの中心AoとをZ軸方向に平行な同一軸上に位置付ける。その後、カメラ30を用いて保持面20aを撮像して第二の撮像画を取得する。第二の撮像画は、制御手段9の記憶部90に記憶される。
そして、カメラ30を用いて撮像した第二の撮像画と画像記憶工程において記憶部90に記憶した第一の撮像画を90度回転した画像とを照合する。図7は、第二の撮像画と、第一の撮像画を反時計回りに90度回転させた画像とを、撮像領域Aの中心Aoを重ね合わせた重畳画像を表している。なお、照合工程において第二の撮像画と第一の撮像画を反時計回りに90度回転させた画像とを重ねて比べる際には、例えば加工装置1に備えられた図示しないディスプレイ等に両者の画像を表示して行うという構成が考えられる。
照合工程において第二の撮像画と、第一の撮像画を反時計回りに90度回転させた画像とを重ねて二つの画像を比較する。このとき、画像が一致したときは、カメラ30がずれていないと制御手段9によって判断され、かかる場合においては、加工装置1によるウェーハWの切削加工が開始される。一方、画像が一致しないときは、カメラ30がずれていると判断して、オペレータに通知する。図7に示した比較画像においては、画像が一致しておらず、これにより、カメラ30がずれていると判断する。
2:チャックテーブル 20:吸引部 20a:保持面 21:枠体
22:クランプ 23:ケーシング 24:吸引手段 25:回転軸 26:回転手段
3:アライメント手段 30:カメラ 4:Y軸方向移動手段 40:ボールネジ
41:ガイドレール 42:モータ 43:可動板 44:スケール 45:回転軸
5:Z軸方向移動手段 50:ボールネジ 51:ガイドレール 52:モータ
53:支持部材 54:スケール 55:回転軸
6:X軸方向移動手段 60:ボールネジ 61:ガイドレール 62:モータ
63:可動板 64:スケール 65:回転軸
7:加工手段 71:スピンドル 72:ブレードカバー 73:切削ブレード
74:ハウジング 75:モータ 76:回転軸
9:制御手段 90:記憶部 91:算出部
W:ウェーハ Wa:ウェーハの表面 Wb:ウェーハの裏面
T:貼着テープ F:環状フレーム M:マーク
L:分割予定ライン H:ヘアライン C:補正値 O:保持面の中心
A:撮像領域 Ao:撮像領域の中心 P1:第1の座標 P2:第2の座標
Claims (1)
- ウェーハを保持する保持面を有するチャックテーブルと、該保持面の中心を軸に該チャックテーブルを回転させる回転手段と、該保持面の上方から該保持面又は該保持面が保持したウェーハを撮像するカメラと、該保持面が保持したウェーハの分割予定ラインに沿って加工する加工手段と、該チャックテーブルをX軸方向に加工送りするX軸方向移動手段と、該カメラと該加工手段とを該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸方向移動手段と、を備えた加工装置におけるカメラの位置ずれ検出方法であって、
該保持面に対し垂直なZ軸方向に平行な同一軸上に該保持面の中心と該カメラの撮像領域中心とを一致させたときの該X軸方向移動手段による制御上の該チャックテーブルのX軸位置と、該Y軸方向移動手段による制御上の該カメラのY軸位置とを基準座標として記憶していて、
該保持面の中心から径方向にずれた位置にある該保持面上のマーク又は該保持面が保持したウェーハ上面のマークを該カメラが撮像した第一の撮像画を記憶する画像記憶工程と、
該画像記憶工程で該マークを撮像したときの該X軸方向移動手段による制御上の該チャックテーブル2のX軸位置と、該Y軸方向移動手段による制御上の該カメラのY軸位置とを第1の座標として記憶する座標記憶工程と、
該チャックテーブルを所定の角度回転させたときに想定される該マークの移動先の仮想の第2の座標を算出する座標算出工程と、
該チャックテーブルを実際に該所定の角度回転させる回転工程と、
該第2の座標と該カメラの撮像領域中心とを該Z軸方向に平行な同一軸上に位置づけ、該カメラで該保持面又は該保持面が保持したウェーハ上面を撮像し第二の撮像画を取得する撮像工程と、
該撮像工程で撮像した第二の撮像画と該画像記憶工程で記憶している第一の撮像画を所定の角度回転させた画像とを照合する照合工程と、
該照合工程で両画像が一致したときは、該カメラがずれていないと判断し、
該照合工程で両画像が一致しないときは、該カメラがずれていると判断し、オペレータに通知する判断工程と、を備えた、カメラの位置ずれ検出方法。
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