JP2003050106A - キャリブレーション方法、位置決め方法、位置決め装置、キャリブレーションプログラム、及び位置決めプログラム - Google Patents

キャリブレーション方法、位置決め方法、位置決め装置、キャリブレーションプログラム、及び位置決めプログラム

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JP2003050106A
JP2003050106A JP2001238857A JP2001238857A JP2003050106A JP 2003050106 A JP2003050106 A JP 2003050106A JP 2001238857 A JP2001238857 A JP 2001238857A JP 2001238857 A JP2001238857 A JP 2001238857A JP 2003050106 A JP2003050106 A JP 2003050106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータによるパラメータの入力又は調整
を必要とすることなくキャリブレーションを行うことが
できる位置決め装置等を提供する。 【解決手段】 マーク22が付されたテーブル20と、
撮像部C1及びC2と、画像認識部11と、テーブル2
0を移動させるモータM1〜M3と、エンコーダE1〜
E3と、モータ駆動部12と、テーブル位置情報取得部
13と、テーブル20と撮像部C1及びC2の位置関係
及びテーブル20とマーク22の位置関係を算出する位
置関係算出部31、及び、テーブル20とマーク22の
位置関係を補正するテーブル−マーク位置関係補正処理
部32を含むキャリブレーション処理部30と、ワーク
の位置決めの初期処理を行う位置決め初期処理部41及
びワークの位置の補正を行う位置決め補正処理部42を
含む位置決め処理部40とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の座標系にお
ける位置を1つの座標系に統合するキャリブレーション
方法、及び、位置決め対象物を所定の精度で位置決めす
る位置決め方法に関する。さらに、本発明は、そのよう
なキャリブレーション方法及び位置決め方法を用いる位
置決め装置、及び、キャリブレーションプログラム並び
に位置決めプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上の所定の位置への部品
の取り付け等のため、位置決め装置が用いられており、
さらに、近年、基板等を撮像するためのCCDカメラ等
を具備し、CCDカメラ等が撮像した画像情報に基づい
て画像認識を行うことにより、基板等の位置決めを行う
位置決め装置も用いられるようになってきている。この
ような画像認識を利用した位置決め装置においては、位
置決め対象物の位置決めを行うに先立って、基板等を載
せるためのテーブルと撮像部の位置関係を定めるキャリ
ブレーションを行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置決め装置においては、オペレータが、テーブルと撮
像部の位置関係に関するパラメータを入力する必要があ
った。さらに、入力されたパラメータに基づいて位置決
め装置を動作させ、その動作に応じて、オペレータがパ
ラメータを調整する必要があった。また、例えば、CO
G(チップ・オン・グラス)等の部品実装においては、
誤差が3μm以下となることが要求される場合もある
が、オペレータがパラメータの入力及び調整を行うた
め、キャリブレーションや位置決めの精度が所望の精度
に達しないという問題もあった。
【0004】そこで、上記の点に鑑み、本発明は、オペ
レータによるパラメータの入力又は調整を必要とするこ
となくキャリブレーションを行うことができ、また、キ
ャリブレーション及び位置決めの精度を所望の精度に高
めることができる位置決め装置、キャリブレーション方
法、位置決め方法、キャリブレーションプログラム、及
び、位置決めプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係るキャリブレーション方法は、移動可能
なテーブルと、テーブル又はテーブル上に載せられる位
置決め対象物を撮像する少なくとも1つの撮像部とを有
する位置決め装置のキャリブレーションを行う方法であ
って、テーブル又は撮像部を移動させ、テーブルと撮像
部との位置関係を算出するステップ(a)と、テーブル
又は撮像部を移動させ、テーブルとテーブルの所定部分
との位置関係を算出するステップ(b)と、テーブル又
は撮像部を移動させ、補正量を求めてテーブルとテーブ
ルの所定部分との位置関係を補正するステップ(c)
と、テーブル又は撮像部を移動させ、テーブルと撮像部
との位置関係を再算出するステップ(d)と、ステップ
(c)において求められた補正量が所定の値以下となる
まで、ステップ(c)及びステップ(d)を繰り返すス
テップ(e)とを具備する。
【0006】また、本発明に係る位置決め方法は、テー
ブル上に載せられた位置決め対象物の位置決めを行うた
めの方法であって、上記のキャリブレーション方法と、
位置決め対象物を移動させる際の目標位置を記録するス
テップ(f)と、位置決め対象物を初期移動させるステ
ップ(g)と、補正量を求めて位置決め対象物の位置を
補正するステップ(h)と、ステップ(h)における補
正量が所定の値以下となるまで、ステップ(h)を繰り
返すステップ(i)とを具備する。
【0007】また、本発明に係る位置決め装置は、移動
可能なテーブルと、テーブル又はテーブル上に載せられ
る位置決め対象物を撮像する少なくとも1つの撮像部
と、テーブル又は撮像部を移動させるアクチュエータ
と、テーブル又は撮像部の位置情報を取得する位置情報
取得部と、撮像部から画像情報を受信してテーブル、テ
ーブルの所定部分、又は、位置決め対象物の画像認識を
行う画像認識部と、テーブル又は撮像部を移動させるよ
うにアクチュエータを制御し、画像情報及び位置情報に
基づいてテーブルと撮像部との位置関係を算出する第1
の手段と、テーブル又は撮像部を移動させるようにアク
チュエータを制御し、画像情報及び位置情報に基づいて
テーブルとテーブルの所定部分との位置関係を算出する
第2の手段と、テーブル又は撮像部を移動させるための
アクチュエータの制御、画像情報及び位置情報に基づく
テーブルとテーブルの所定部分の位置関係の補正、及
び、テーブルと撮像部の位置関係を再算出させるための
第1の手段の制御を、補正量が所定の値以下となるまで
繰り返す第3の手段とを具備する。
【0008】ここで、位置決め対象物を移動させる際の
目標位置を記録し、位置決め対象物を初期移動させる第
4の手段と、位置決め対象物の位置の補正量を算出し、
補正量が所定の値以下となるまで、位置決め対象物の位
置を補正する第5の手段とを更に具備することとしても
良い。
【0009】また、本発明に係るキャリブレーションプ
ログラムは、移動可能なテーブルと、テーブル又はテー
ブル上に載せられる位置決め対象物を撮像する少なくと
も1つの撮像部とを有する位置決め装置のキャリブレー
ションを行うためのプログラムであって、テーブル又は
撮像部を移動させ、テーブルと撮像部の位置関係を算出
する手順(a)と、テーブル又は撮像部を移動させ、テ
ーブルとテーブルの所定部分の位置関係を算出する手順
(b)と、テーブル又は撮像部を移動させ、補正量を求
めてテーブルとテーブルの所定部分との位置関係を補正
する手順(c)と、テーブル又は撮像部を移動させ、テ
ーブルと撮像部との位置関係を再算出する手順(d)
と、手順(c)において求められた補正量が所定の値以
下となるまで、手順(c)及び手順(d)を繰り返す手
順(e)とをCPUに実行させる。
【0010】さらに、本発明に係る位置決めプログラム
は、テーブル上に載せられた位置決め対象物の位置決め
を行うためのプログラムであって、位置決め対象物を移
動させる際の目標位置を記録する手順(f)と、位置決
め対象物を初期移動させる手順(g)と、補正量を求め
て位置決め対象物の位置を補正する手順(h)と、手順
(h)において求めた補正量が所定の値以下となるま
で、手順(h)を繰り返す手順(i)とを更に具備す
る。
【0011】上記構成によれば、オペレータによるパラ
メータの入力又は調整を必要とすることなくキャリブレ
ーションを行うことができる。また、キャリブレーショ
ン及び位置決めの精度を所望の精度に高めることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る位置決め装置を示す図である。図1に示すよう
に、位置決め装置10は、撮像部C1及びC2と、画像
認識部11と、モータ駆動部12と、テーブル位置情報
取得部13と、テーブル20と、キャリブレーション処
理部30と、位置決め処理部40と、モータM1〜M3
と、エンコーダ(回転量検出部)E1〜E3とを具備し
ている。また、キャリブレーション処理部30は、位置
関係算出部31と、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32とを含んでおり、位置決め処理部40は、位置決
め初期処理部41と、位置決め補正処理部42とを含ん
でいる。
【0013】テーブル20は、その図1における上面に
載せられる物体(位置決め対象物)を所望の位置に移動
させるための可動台である。本実施形態において、テー
ブル20が所定の基準位置にある場合におけるテーブル
20上の点21を原点Oとする直交座標系(以下、「ワ
ールド座標系」という)を設定する。テーブル20は、
ワールド座標系のx方向(図1)の正負方向及びy方向
(図1)の正負方向に移動可能であるものとする。ま
た、テーブル20は、ワールド座標系の原点Oを中心に
x方向からy方向へ向かうθ方向(図1)の正負方向に
回転可能であるものとする。なお、テーブル20は、x
方向の正負方向及びy方向の正負方向への移動の合成に
より、任意の方向に移動可能となり、x方向の正負方向
及びy方向の正負方向への移動、並びに、θ方向の正負
方向への回転の合成により、点21を含む任意の点を中
心にθ方向の正負方向に回転可能となる。また、テーブ
ル20の図1における上面には、マーク22が付されて
いる。
【0014】モータM1〜M3は、シャフトがボールね
じ等の駆動機構を介してテーブル20にそれぞれ結合さ
れており、モータM1は、テーブル20をx方向の正負
方向に移動させ、モータM2は、テーブル20をy方向
の正負方向に移動させ、モータM3は、テーブル20を
θ方向の正負方向に回転させる。
【0015】エンコーダE1〜E3は、モータM1〜M
3にそれぞれ結合されており、モータM1〜M3のシャ
フトの回転量を検出してテーブル位置情報取得部13に
送信する。
【0016】モータ駆動部12は、モータM1〜M3に
駆動電流を供給するPWM(PulseWidth Modulation)
インバータ等である。モータ駆動部12は、位置関係算
出部31、テーブル−マーク位置関係補正処理部32、
位置決め初期処理部41、及び、位置決め補正処理部4
2からテーブル移動指示を受信し、受信したテーブル移
動指示に応じた駆動電流をモータM1〜M3に供給す
る。テーブル位置情報取得部13は、モータM1〜M3
のシャフトの回転量をエンコーダE1〜E3から受信
し、ワールド座標系におけるテーブル20の位置、及
び、回転角度を算出する。
【0017】撮像部C1及びC2は、CCDカメラ等で
ある。撮像部C1及びC2は、撮像レンズが図1におけ
る下方を向くようにテーブル20の図1における上方に
固定されており、テーブル20の図1における上面や位
置決め対象物などの画像を撮像する。画像認識部11
は、撮像部C1及びC2から画像データを受信し、テー
ブル20や位置決め対象物などの画像認識処理を行う。
【0018】キャリブレーション処理部30は、位置決
め装置10のキャリブレーションを行う。ここで、本実
施形態におけるキャリブレーションについて、図2を参
照しながら説明する。本実施形態において、キャリブレ
ーションとは、テーブル20と撮像部C1の位置関係を
所定の精度で算出すること、すなわち撮像部C1の撮像
範囲における直交座標系(以下、「撮像部C1座標系」
という)の原点のワールド座標系における座標(a,
b)、及び、ワールド座標系のx軸と撮像部C1座標系
のx軸との角度cを求めることである。図2において
は、ワールド座標系と撮像部C1座標系について示して
いるが、ワールド座標系と撮像部C2の撮像範囲の座標
系(以下、「撮像部C2座標系」という)についても同
様である。このように、テーブル20と撮像部C1の位
置関係を算出することにより、ワールド座標系と撮像部
C1座標系の間で相互に座標変換することが可能とな
る。同様に、テーブル20と撮像部C2の位置関係を算
出することにより、ワールド座標系と撮像部C2座標系
の間で相互に座標変換することが可能となる。これらの
テーブル20と撮像部C1及びC2の位置関係は、キャ
リブレーション処理部30の位置関係算出部31によっ
て算出される。
【0019】ここで、テーブル20と撮像部C1及びC
2の位置関係を高い精度で算出するためには、テーブル
20とマーク22の位置関係を高い精度で算出すること
が必要となる。従って、テーブル20とマーク22の位
置関係を高い精度で算出するため、位置関係算出部31
が、テーブル20とマーク22の位置関係を算出し、テ
ーブル−マーク位置関係補正処理部32が、位置関係算
出部31によって算出されたテーブル20とマーク22
の位置関係の補正を行う。
【0020】位置決め処理部40は、テーブル20に載
せられる位置決め対象物の位置決めを行う。より詳細に
は、位置決め処理部40の位置決め初期処理部41が、
位置決め対象物の位置決めの初期処理を行い、その後、
位置決め補正処理部42が、位置決め対象物の位置決め
の補正処理を行う。
【0021】なお、図1に示す画像認識部11、位置関
係算出部31、テーブル−マーク位置関係補正処理部3
2、位置決め初期処理部41、及び、位置決め補正処理
部42は、CPUとソフトウェア(プログラム)で構成
することができる。このプログラムは、ハードディス
ク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD
−ROM、又は、DVD−ROM等の記録媒体に記録す
ることができる。
【0022】図3〜図10は、本実施形態に係る位置決
め装置の第1のキャリブレーション処理の概要を示すフ
ローチャートである。以下、本実施形態に係る位置決め
装置の第1のキャリブレーション処理について、図1及
び図3〜図10を参照しながら説明する。
【0023】まず、キャリブレーション処理部30の位
置関係算出部31が、テーブル20と撮像部C1及びC
2の位置関係の算出処理を行う(ステップS101)。
本実施形態においては、テーブル20と撮像部C1の位
置関係の算出処理について説明し、テーブル20と撮像
部C2の位置関係の算出処理については説明を省略す
る。図4及び図5は、テーブル20と撮像部C1の位置
関係の算出処理の概要を示すフローチャートである。以
下、テーブル20と撮像部C1の位置関係の算出処理に
ついて、図4及び図5を参照しながら説明する。
【0024】位置関係算出部31は、テーブル20と撮
像部C1及びC2の位置関係の算出処理を開始すると、
テーブル20を所定の基準位置へ移動させるように、モ
ータ駆動部12に指示する(ステップS201)。モー
タ駆動部12は、指示を受け取ると、モータM1〜M3
に駆動電流を供給し、テーブル20を基準位置に移動さ
せる。
【0025】テーブル20の基準位置への移動が終了す
ると、エンコーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシ
ャフトの回転量をテーブル位置情報取得部13に送信す
る。テーブル位置情報取得部13は、モータM1〜M3
のシャフトの回転量に基づいて、ワールド座標系におけ
るテーブル20上の点21の座標(tX1,tY1)及
び点21とワールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワー
ルド座標系のx軸との角度tQ1を算出する(ステップ
S202)。本実施形態においては、tXi及びtYi
(iは自然数)の単位はmm(ミリメートル)とし、t
Qiの単位は°(度)とする。位置関係算出部31は、
(tX1,tY1)及びtQ1を受信する。
【0026】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。図11は、基準位置に移動されたテーブル20と、
撮像部C1の撮像範囲CV1を示す図である。画像認識
部11は、撮像部C1から画像データを受信して画像認
識処理を行い、撮像部C1座標系におけるマーク22の
代表点(例えば、重心)の座標(vX1,vY1)を算
出する(ステップS203)。本実施形態においては、
vXi及びvYiの単位は画素(ピクセル)とする。位
置関係算出部31は、(vX1,vY1)を受信する。
【0027】次に、位置関係算出部31は、テーブル2
0を基準位置からワールド座標系のx方向の正方向に所
定量移動させるように、モータ駆動部12に指示する
(ステップS204)。
【0028】テーブル20の移動が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX2,tY2)及び点21とワー
ルド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系のx
軸との角度tQ2を算出する(ステップS205)。位
置関係算出部31は、(tX2,tY2)及びtQ2を
受信する。
【0029】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。図12は、基準位置からワールド座標系のx方向の
正方向に所定量移動されたテーブル20と、撮像部C1
の撮像範囲CV1を示す図である。画像認識部11は、
撮像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX2,vY2)を算出する(ステップS20
6)。位置関係算出部31は、(vX2,vY2)を受
信する。
【0030】次に、位置関係算出部31は、テーブル2
0を基準位置に戻し、さらに基準位置からワールド座標
系のy方向の正方向に所定量移動させるように、モータ
駆動部12に指示する(ステップS207)。
【0031】テーブル20の移動が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX3,tY3)及び点21とワー
ルド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系のx
軸との角度tQ3を算出する(ステップS208)。位
置関係算出部31は、(tX3,tY3)及びtQ3を
受信する。
【0032】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。図13は、基準位置からワールド座標系のy方向の
正方向に所定量移動されたテーブル20と、撮像部C1
の撮像範囲CV1を示す図である。画像認識部11は、
撮像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX3,vY3)を算出する(ステップS20
9)。位置関係算出部31は、(vX3,vY3)を受
信する。
【0033】次に、位置関係算出部31は、ワールド座
標系におけるテーブル20上の点21の座標(tX1,
tY1)〜(tX3,tY3)、点21とワールド座標
系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系のx軸との角
度tQ1〜tQ3、及び、撮像部C1座標系におけるマ
ーク22の座標(vX1,vY1)〜(vX3,vY
3)に基づいて、テーブル20と撮像部C1の位置関係
(テーブル20の移動軸に対する撮像部C1の撮像軸の
傾き、テーブル20の移動単位(mm)に対する撮像範
囲CV1の倍率を含む)を算出する(ステップS21
0)。
【0034】以上により、位置関係算出部31は、テー
ブル20と撮像部C1の位置関係を算出することができ
る。なお、一般に、ここで算出されたテーブル20と撮
像部C1の位置関係は、位置決めに必要な誤差範囲内と
なる。その後、位置関係算出部31は、テーブル20と
撮像部C1の位置関係の算出処理を終了する。
【0035】次に、位置関係算出部31は、テーブル2
0とマーク22の位置関係の算出処理を行う(ステップ
S102)。図6及び図7は、テーブル20とマーク2
2の位置関係の算出処理の概要を示すフローチャートで
ある。以下、テーブル20とマーク22の位置関係の算
出処理について、図6及び図7を参照しながら説明す
る。
【0036】位置関係算出部31は、テーブル20とマ
ーク22の位置関係の算出処理を開始すると、テーブル
20を所定の基準位置へ移動させ、さらに基準位置から
ワールド座標系のθ方向の正方向に所定量回転させるよ
うに、モータ駆動部12に指示する(ステップS30
1)。モータ駆動部12は、指示を受け取ると、モータ
M1〜M3に駆動電流を供給し、テーブル20を基準位
置に移動させ、さらに基準位置からワールド座標系のθ
方向の正方向に所定量回転させる。
【0037】テーブル20の回転が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX4,tY4)、及び点21とワ
ールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系の
x軸との角度tQ4を算出する(ステップS302)。
位置関係算出部31は、(tX4,tY4)及びtQ4
を受信する。
【0038】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。図14は、基準位置からワールド座標系のθ方向の
正方向に所定量回転されたテーブル20と、撮像部C1
の撮像範囲CV1を示す図である。画像認識部11は、
撮像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX4,vY4)を算出する(ステップS30
3)。位置関係算出部31は、(vX4,vY4)を受
信する。
【0039】次に、位置関係算出部31は、テーブル2
0を所定の基準位置へ回転させ、さらに基準位置からワ
ールド座標系のθ方向の負方向に所定量回転させるよう
に、モータ駆動部12に指示する(ステップS30
4)。
【0040】テーブル20の回転が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX5,tY5)、及び点21とワ
ールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系の
x軸との角度tQ5を算出する(ステップS305)。
位置関係算出部31は、(tX5,tY5)及びtQ5
を受信する。
【0041】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。図15は、基準位置からワールド座標系のθ方向の
負方向に所定量回転されたテーブル20と、撮像部C1
の撮像範囲CV1を示す図である。画像認識部11は、
撮像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX5,vY5)を算出する(ステップS30
6)。位置関係算出部31は、(vX5,vY5)を受
信する。
【0042】次に、位置関係算出部31は、ワールド座
標系におけるテーブル20上の点21の座標(tX1,
tY1)、(tX4,tY4)、及び、(tX5、tY
5)、点21とワールド座標系の原点Oとを結ぶ直線と
ワールド座標系のx軸との角度tQ1、tQ4,及び、
tQ5、並びに、撮像部C1座標系におけるマーク22
の座標(vX1,vY1)、(vX4,vY4)、及
び、(vX5,vY5)に基づいて、テーブル20とマ
ーク22の位置関係を算出する(ステップS307)。
【0043】図16は、テーブル20とマーク22の位
置関係の算出原理を示す図である。図16に示すよう
に、テーブル20が基準位置にある時のマーク22の位
置51、テーブル20が基準位置からθ方向の正方向に
所定量回転された時のマーク22の位置52、及び、テ
ーブル20が基準位置からθ方向の負方向に所定量回転
された時のマーク22の位置53により、仮想的な円弧
54が特定される。そして、この円弧54の中心のワー
ルド座標系における座標及び円弧54の半径を求めるこ
とにより、テーブル20とマーク22の位置関係を算出
することができる。なお、3点により形成される仮想的
な円弧の中心座標及びその半径は、図17に示すよう
に、3点61〜63が等間隔となるように位置している
時に、その算出誤差が最小となる。しかしながら、実際
には、撮像部C1の撮像範囲が限られることから、図1
6に示すように、マークの位置51〜53は、円弧54
上の比較的近傍とならざるを得ない場合が多い。また、
テーブル20の移動誤差、撮像部C1及びC2のレンズ
の歪み、画像認識部12の認識誤差等も存在するため、
一般に、位置関係算出部31が算出するテーブル20と
マーク22の位置関係は、ある程度の誤差を有すること
となる。
【0044】その後、位置関係算出部31は、テーブル
20とマーク22の位置関係の算出処理を終了する。
【0045】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32が、位置関係算出部31によって算出されたテー
ブル20とマーク22の位置関係(ある程度の誤差を有
する)の補正処理を行う(ステップS103)。図8〜
図10は、テーブル20とマーク22の位置関係の補正
処理の概要を示すフローチャートである。以下、テーブ
ル20とマーク22の位置関係の補正処理について、図
8〜図10を参照しながら説明する。
【0046】テーブル−マーク位置関係補正処理部32
は、テーブル20とマーク22の位置関係の補正処理を
開始すると、テーブル20を所定の基準位置へ移動さ
せ、さらに基準位置からワールド座標系のθ方向の正方
向に所定量回転させるように、モータ駆動部12に指示
する(ステップS401)。モータ駆動部12は、指示
を受け取ると、モータM1〜M3に駆動電流を供給し、
テーブル20を基準位置に移動させ、さらに基準位置か
らワールド座標系のθ方向の正方向に所定量回転させ
る。図18は、基準位置からθ方向の正方向に所定量回
転されたテーブル20と、撮像部C1の撮像範囲CV1
とを示す図である。
【0047】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、位置関係算出部31によって算出されたテー
ブル20とマーク22の位置関係に基づいて、テーブル
20が基準位置にあった場合のマーク22の位置と現在
のマーク22の位置のx方向の移動量x1、及びテーブ
ル20が基準位置にあった場合のマーク22の位置と現
在のマーク22の位置のy方向の移動量y1を算出する
(ステップS402)。そして、テーブル−マーク位置
関係補正処理部32は、テーブル20をx方向に−x1
だけ移動させるように、モータ駆動部12に指示する
(ステップS403)。図19は、x方向に−x1だけ
移動されたテーブル20と、撮像部C1の撮像範囲CV
1とを示す図である。
【0048】さらに、テーブル−マーク位置関係補正処
理部32は、テーブル20をy方向に−y1だけ移動さ
せるように、モータ駆動部12に指示する(ステップS
404)。図20は、y方向に−y1だけ移動されたテ
ーブル20と、撮像部C1の撮像範囲CV1とを示す図
である。
【0049】テーブル20の移動が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX6,tY6)、及び点21とワ
ールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系の
x軸との角度tQ6を算出する(ステップS405)。
テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、(tX
6,tY6)及びtQ6を受信する。
【0050】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。一般に、位置関係算出部31によって算出されたテ
ーブル20とマーク22の位置関係がある程度の誤差を
有するため、図20に示すように、マーク22の現在の
位置は、テーブル20が基準位置にあった場合における
マーク22の位置と一致しない。画像認識部11は、撮
像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX6,vY6)を算出する(ステップS40
6)。テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、
(vX6,vY6)を受信する。
【0051】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、テーブル20を所定の基準位置へ移動させ、
さらに基準位置からワールド座標系のθ方向の負方向に
所定量回転させるように、モータ駆動部12に指示する
(ステップS407)。モータ駆動部12は、指示を受
け取ると、モータM1〜M3に駆動電流を供給し、テー
ブル20を基準位置に移動させ、さらに基準位置からワ
ールド座標系のθ方向の負方向に所定量回転させる。図
21は、基準位置からθ方向の負方向に所定量回転され
たテーブル20と、撮像部C1の撮像範囲CV1とを示
す図である。
【0052】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、位置関係算出部31によって算出されたテー
ブル20とマーク22の位置関係に基づいて、テーブル
20が基準位置にあった場合のマーク22の位置と現在
のマーク22の位置のx方向の移動量x2、及びテーブ
ル20が基準位置にあった場合のマーク22の位置と現
在のマーク22の位置のy方向の移動量y2を算出する
(ステップS408)。そして、テーブル−マーク位置
関係補正処理部32は、テーブル20をx方向に−x2
だけ移動させるように、モータ駆動部12に指示する
(ステップS409)。図22は、x方向に−x2だけ
移動されたテーブル20と、撮像部C1の撮像範囲CV
1とを示す図である。
【0053】さらに、テーブル−マーク位置関係補正処
理部32は、テーブル20をy方向に−y2だけ移動さ
せるように、モータ駆動部12に指示する(ステップS
410)。図23は、y方向に−y2だけ移動されたテ
ーブル20と、撮像部C1の撮像範囲CV1とを示す図
である。
【0054】テーブル20の移動が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX7,tY7)、及び点21とワ
ールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系の
x軸との角度tQ7を算出する(ステップS411)。
テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、(tX
7,tY7)及びtQ7を受信する。
【0055】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。一般に、位置関係算出部31によって算出されたテ
ーブル20とマーク22の位置関係がある程度の誤差を
有するため、図23に示すように、マーク22の現在の
位置は、テーブル20が基準位置にあった場合における
マーク22の位置と一致しない。画像認識部11は、撮
像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX7,vY7)を算出する(ステップS41
2)。テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、
(vX7,vY7)を受信する。
【0056】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、(tX1,tY1)、tQ1、(vX1,v
Y1)、(tX6,tY6)、tQ6、(vX6,vY
6)、(tX7,tY7)、tQ7、及び、(vX7,
vY7)に基づいて、テーブル20とマーク22の位置
関係の補正を行う(ステップS413)。具体的には、
テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、図16に
示す原理に基づいて、3点(tX1,tY1)、(tX
6,tY6)、及び、(tX7,tY7)によって形成
される仮想的な円弧(以下、単に「補正円弧」という)
の中心のワールド座標系における座標及び半径を算出す
る。そして、テーブル−マーク位置関係補正処理部32
は、補正円弧の中心の座標及び半径に基づいて、位置関
係算出部31によって算出されたテーブル20とマーク
22の位置関係の補正を行う。これは、(a)補正円弧
の中心とマーク22の関係を小さくすることができるこ
と、及び、(b)マーク22中心の回転を考えることか
ら、撮像部C1の撮像範囲を気にすることなくテーブル
22の回転量を大きくすることができること、という2
つの効果が得られるためである。
【0057】以上により、テーブル−マーク位置関係補
正処理部32は、位置関係算出部31によって算出され
たテーブル20とマーク22の位置関係の誤差を小さく
し、精度を高くすることができる。その後、テーブル−
マーク位置関係補正処理部32は、テーブル20とマー
ク22の位置関係の補正処理を終了する。
【0058】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、テーブル20と撮像部C1の位置関係を再度
算出するように位置関係算出部31に指示する(ステッ
プS104)。位置関係算出部31は、指示を受け取る
と、ステップS201〜S210の処理を再度実行する
ことにより、テーブル20と撮像部C1の位置関係を再
度算出する。ステップS104においては、テーブル−
マーク位置関係補正処理部32の補正処理によりテーブ
ル20とマーク22の位置関係の精度が高くなっている
ため、位置関係算出部31は、ステップS101におけ
るよりも高い精度でテーブル20と撮像部C1の位置関
係を算出することができる。
【0059】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、補正量(ここでは、補正円弧の半径)が所定
の値以下であるか否かをチェックし、補正量が所定の値
以下でない場合には処理をステップS103に戻し、補
正量が所定の値以下である場合には処理を終了する(ス
テップS105)。
【0060】このように、本実施形態によれば、補正量
が所定の値以下になるまでステップS103〜S105
を繰り返すことにより、キャリブレーションの精度を所
望の精度まで高めることができる。なお、テーブル20
と撮像部C2の位置関係の算出については説明を省略し
たが、テーブル20と撮像部C1の位置関係の算出と同
様に算出することができる。
【0061】次に、本実施形態に係る位置決め装置の第
2のキャリブレーション処理について説明する。図24
〜図26は、本実施形態に係る位置決め装置の第2のキ
ャリブレーション処理の概要を示すフローチャートであ
る。以下、本実施形態に係る位置決め装置の第2のキャ
リブレーション処理について、図1及び図24〜図26
を参照しながら説明する。
【0062】図24に示す第2のキャリブレーション処
理のうち、ステップS101、S102、S104、及
び、S105は、先に説明した第1のキャリブレーショ
ン処理と同じであるため、その説明を省略し、第2のキ
ャリブレーション処理のうち、先に説明した第1のキャ
リブレーション処理と異なるステップS501につい
て、説明する。
【0063】テーブル−マーク位置関係補正処理部32
は、テーブル20とマーク22の位置関係の補正処理
(ステップS501)を開始すると、テーブル20を所
定の基準位置へ移動させるようにモータ駆動部12に指
示する(図25のステップS601)。モータ駆動部1
2は、指示を受け取ると、モータM1〜M3に駆動電流
を供給し、テーブル20を基準位置に移動させる。
【0064】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、ステップS102にて算出されたテーブル2
0とマーク22の位置関係に基づいて、ワールド座標系
におけるマーク22の代表点である点C(α,β)を算
出する(ステップS602)。なお、一般に、ステップ
S102にて算出されたテーブル20とマーク22の位
置関係がある程度の誤差を有するため、図27に示すよ
うに、点C(α,β)と実際のマーク22とは、一致し
ない。
【0065】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、テーブル20を点C(α,β)を中心として
+θ方向に所定量回転させるようにモータ駆動部12に
指示する(ステップS603)。モータ駆動部12は、
指示を受け取ると、モータM1〜M3に駆動電流を供給
し、テーブル20を点C(α,β)を中心として+θ方
向に所定量回転させる。図28は、点C(α,β)を中
心として+θ方向に所定量回転されたテーブル20、及
び撮像部C1の撮像範囲CV1を示す図である。
【0066】テーブル20の回転が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX8,tY8)、及び点21とワ
ールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系の
x軸との角度tQ8を算出する(ステップS604)。
テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、(tX
8,tY8)及びtQ8を受信する。
【0067】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。一般に、位置関係算出部31によって算出されたテ
ーブル20とマーク22の位置関係がある程度の誤差を
有するため、図28に示すように、マーク22の現在の
位置は、テーブル20が基準位置にあった場合における
マーク22の位置と一致しない。画像認識部11は、撮
像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX8,vY8)を算出する(ステップS60
5)。テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、
(vX8,vY8)を受信する。
【0068】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、テーブル20を基準位置に戻し、さらに、テ
ーブル20を点C(α,β)を中心として−θ方向に所
定量回転させるようにモータ駆動部12に指示する(ス
テップS606)。モータ駆動部12は、指示を受け取
ると、モータM1〜M3に駆動電流を供給し、テーブル
20を点C(α,β)を中心として−θ方向に所定量回
転させる。図29は、点C(α,β)を中心として−θ
方向に所定量回転させたテーブル20、及び撮像部C1
の撮像範囲CV1を示す図である。
【0069】テーブル20の回転が終了すると、エンコ
ーダE1〜E3は、モータM1〜M3のシャフトの回転
量をテーブル位置情報取得部13に送信する。テーブル
位置情報取得部13は、モータM1〜M3のシャフトの
回転量に基づいてワールド座標系におけるテーブル20
上の点21の座標(tX9,tY9)、及び点21とワ
ールド座標系の原点Oとを結ぶ直線とワールド座標系の
x軸との角度tQ9を算出する(ステップS607)。
テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、(tX
9,tY9)及びtQ9を受信する。
【0070】一方、撮像部C1は、マーク22を含むテ
ーブル20の画像を撮像し、画像認識部11に送信す
る。一般に、位置関係算出部31によって算出されたテ
ーブル20とマーク22の位置関係がある程度の誤差を
有するため、図29に示すように、マーク22の現在の
位置は、テーブル20が基準位置にあった場合における
マーク22の位置と一致しない。画像認識部11は、撮
像部C1から画像データを受信して画像認識処理を行
い、撮像部C1座標系におけるマーク22の代表点の座
標(vX9,vY9)を算出する(ステップS60
8)。テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、
(vX9,vY9)を受信する。
【0071】次に、テーブル−マーク位置関係補正処理
部32は、(tX1,tY1)、tQ1、(vX1,v
Y1)、(tX8,tY8)、tQ8、(vX8,vY
8)、(tX9,tY9)、tQ9、及び、(vX9,
vY9)に基づいて、テーブル20とマーク22の位置
関係の補正を行う(ステップS609)。具体的には、
テーブル−マーク位置関係補正処理部32は、図16に
示す原理に基づいて、3点(tX1,tY1)、(tX
8,tY8)、及び、(tX9,tY9)によって形成
される仮想的な円弧(以下、単に「補正円弧」という)
の中心のワールド座標系における座標及び半径を算出す
る。そして、テーブル−マーク位置関係補正処理部32
は、補正円弧の中心の座標及び半径に基づいて、位置関
係算出部31によって算出されたテーブル20とマーク
22の位置関係の補正を行う。
【0072】このように、本実施形態によれば、補正量
が所定の値以下になるまでステップS501、S10
4、及び、S105を繰り返すことにより、キャリブレ
ーションの精度を所望の精度まで高めることができる。
【0073】ここで、第2のキャリブレーション処理を
実行することにより、所望の精度でキャリブレーション
を行うことができることの原理について、図30〜図3
9を参照しながら説明する。図30において、ワールド
座標系をbbby座標系とし、撮像部C1座標系を1
ハット1oハット1yハット座標系とする。また、テーブ
ル20が基準位置にある場合のマーク22の代表点(例
えば、重心)を基準点71とする。ここで、bbb
座標系に平行であり、且つ、基準点71を原点とする直
交座標系である111y座標系を生成する。
【0074】図31に示すように、1xハット1oハット
1yハット座標系における基準点71の座標を
【数1】 とする。そして、テーブル20をbx軸方向にΔxだけ
移動させ、さらに、by軸方向にΔyだけ移動させる。
テーブル20の移動終了後のマーク22をシフト参照マ
ークとし、さらに、その代表点をシフト参照点72と
し、1xハット1oハット1yハット座標系におけるシフ
ト参照点72の座標を
【数2】 とする。
【0075】1x軸と1xハット軸の角度を1θハットと
し、基準点71及びシフト参照点72によって特定され
る直線と1xハット軸の角度を1θmハットとすると、
【数3】 から、
【数4】 となる。従って、1xハット1oハット1yハット座標系
111y座標系の関係は、
【数5】 となる。ここで、
【数6】 である。この1wは、1xハット1oハット1yハット座標
系から111y座標系へのスケール変換成分であり、
単位は「mm/画素」である。
【0076】よって、
【数7】 となる。
【0077】(7)式を用いれば、1xハット1oハット
1yハット座標系における座標は全て111y座標系に
おける座標に変換できる。例えば、
【数8】 となる。このように、1xハット1oハット1yハット座
標系における座標は全て111y座標系における座標
に変換できるため、以降においては111y座標系に
基づいて考察する。
【0078】次に、図32に示すように、テーブル22
boを中心としてdθ/2回転させる。そして、テー
ブル20の回転終了後におけるマーク22を第1の回転
参照マークとし、その代表点を第1の回転参照点73と
する。この第1の回転参照点73の111y座標系に
おける座標を
【数9】 とする。(9)式は、撮像部C1の画像から取り込んだ
第1の回転参照点73の 1xハット1oハット1yハット
座標系における座標
【数10】 を(7)式を用いて座標変換したものである。
【0079】次に、テーブル22をboを中心として−
dθ/2回転させる。そして、テーブル20の回転終了
後におけるマーク22を第2の回転参照マークとし、そ
の代表点を第2の回転参照点74とする。この第2の回
転参照点74の111y座標系における座標を
【数11】 とする。(11)式は、撮像部C1の画像から取り込ん
だ第2の回転参照点74の1xハット1oハット1yハッ
ト座標系における座標
【数12】 を(7)式を用いて座標変換したものである。
【0080】図33に示すように、1oから第1の回転
参照点73に向かうベクトルvopは、
【数13】 となる。ただし、xbase=0、ybase=0である。ま
た、1oから第2の回転参照点74に向かうベクトルv
omは、
【数14】 となる。さらに、第2の回転参照点74を始点とし第1
の回転参照点73を終点とするベクトルvmpは、
【数15】 となる。
【0081】ここで、
【数16】 を計算し、
【数17】 が成立するか否かをチェックする。(17)式が成立す
る場合とは、図34に示すように、ベクトルvopとベク
トルvomが略直線となる場合であり、以降の計算におい
て、第1の回転参照点73〜1o〜第2の回転参照点7
4の弧の長さlを求めることが出来ない。そのため、こ
のような場合には、
【数18】 とする。
【0082】次に、図35に示すように、基準点71、
第1の回転参照点73、及び、第2の回転参照点74に
よって円弧75を特定する。円弧75の中心76から第
1の回転参照点73に向かうベクトルをvcp、及び円弧
75の中心76から第2の回転参照点74に向かうベク
トルをvcmとすると、ベクトルvcpとベクトルvcmのな
す角θmpは、
【数19】 となる。また、第1の回転参照点73から第2の回転参
照点74に至る弧の長さlは、
【数20】 となる。
【0083】次に、図36に示すように、ベクトルvmp
を−π/2ラジアン回転させたベクトルをベクトルv
dirとすると、ワールド座標系(bbby座標系)から
見た撮像部C1座標系(1xハット1oハット1yハット
座標系)は、このベクトルvdir方向にあることから、
ベクトルvdirの偏角θdir
【数21】 により求めておく。
【0084】一方、ワールド座標系(bbby座標
系)の原点から撮像部C1座標系(1xハット1oハット
1yハット座標系)の原点までの距離rは、
【数22】 となる。ただし、Δθは、キャリブレーション時のテー
ブル22の回転量であり、外部から入力される。
【0085】従って、図37に示すように、ワールド座
標系(bbby座標系)から見た撮像部C1座標系(1
xハット1oハット1yハット座標系)の原点の座標は、
【数23】 で表される。
【0086】以上により、rとθdirが求められたが、
【数24】 とrの大きさが著しく異なる場合には、基準点71、第
1の回転参照点73、及び、第2の回転参照点74の計
測誤差により、r、θdirは、真値からずれ易い。そこ
で、以下のように、補正を行う。
【0087】
【数25】 を、ワールド座標系(bbby座標系)から見た撮像
部C1座標系(1xハット 1oハット1yハット座標系)
の原点の座標(計測誤差を含む)とする。図38に示す
ように、テーブル22をこの座標によって特定される点
を中心にdθ/2回転させ、この時のマーク22の代表
点を第1の補正用回転参照点77とする。また、テーブ
ル22を−dθ/2回転させ、この時のマーク22の代
表点を第2の補正用回転参照点78とする。
【0088】そして、基準点71、第1の補正用回転参
照点77、及び、第2の補正用回転参照点78の3点を
用い、基準点71、第1の回転参照点73、及び、第3
の回転参照点74を用いて行ったと同様の手順でr及び
θdirを算出し、さらに、これらのr及びθdirから補正
ベクトルvcoを算出する。図39に示すように、求める
ベクトルvは、ベクトルvco及びベクトルvacを用い
て、
【数26】 となる。このベクトルvでも所望の精度が得られない場
合には、上記の補正処理を繰り返せば良い。以上によ
り、本実施形態によれば、所望の精度でキャリブレーシ
ョンを行えることが明らかとなった。
【0089】次に、本実施形態に係る位置決め装置の位
置決め(アライメント)処理について説明する。図40
〜図43は、本実施形態に係る位置決め装置の位置決め
処理の概要を示すフローチャートである。以下、本実施
形態に係る位置決め装置の位置決め処理について、図1
及び図40〜図43を参照しながら説明する。
【0090】まず、位置決め初期処理部11が、目標位
置登録処理を行う(ステップS701)。図41は、目
標位置登録処理の概要を示すフローチャートである。以
下、目標位置登録処理について、図41を参照しながら
説明する。
【0091】位置決め初期処理部11は、テーブル20
の図1における上面に目標位置登録対象物80が載せら
れると、目標位置登録対象物80の位置が目標位置とな
るように、テーブル20を移動させるようモータ駆動部
12に指示する(ステップS801)。モータ駆動部1
2は、指示を受け取ると、モータM1〜M3に駆動電流
を供給し、テーブル20を移動させる。図44は、目標
位置登録対象物80の位置が目標位置となるように移動
されたテーブル20、テーブル20上の目標位置登録対
象物80、撮像部C1の撮像範囲CV1、及び、撮像部
C2の撮像範囲CV2を示す図である。図44におい
て、目標位置登録対象物80の所定位置には、マーク8
1及び82が付されている。
【0092】テーブル20の移動が終了すると、撮像部
C1及びC2は、マーク81及び82を含むテーブル2
0の画像を撮像し、画像認識部11に送信する。画像認
識部11は、撮像部C1及びC2から画像データを受信
して画像認識処理を行い、撮像部C1座標系におけるマ
ーク81の代表点の座標(vX10,vY10)及び撮
像部C2座標系におけるマーク82の代表点の座標(v
X11,vY11)を算出する(ステップS802)。
位置決め初期処理部41は、(vX10,vY10)及
び(vX11,vY11)を受信する。その後、目標位
置登録対象物80は撤去され、位置決め初期処理部41
は、目標位置登録処理を終了する。
【0093】次に、位置決め初期処理部41は、位置決
め初期処理を行う(ステップS702)。図42は、位
置決め初期処理の概要を示すフローチャートである。以
下、位置決め初期処理について、図42を参照しながら
説明する。
【0094】所定の位置にマーク91及び92が付され
た位置決め対象物(ワーク)90がテーブル20上に載
せられると(図45参照)、撮像部C1及びC2は、マ
ーク91及び92を含むテーブル20の画像を撮像し、
画像認識部11に送信する。画像認識部11は、撮像部
C1及びC2から画像データを受信して画像認識処理を
行い、撮像部C1座標系におけるマーク91の代表点の
座標(vX12,vY12)及び撮像部C2座標系にお
けるマーク92の代表点の座標(vX13,vY13)
を算出する(ステップS901)。位置決め初期処理部
41は、(vX12,vY12)及び(vX13,vY
13)を受信する。
【0095】次に、位置決め初期処理部41は、マーク
91及び92の位置を目標位置に一致させるためのテー
ブル20のx方向への移動量x3、y方向への移動量
3、及び、θ方向への回転量θ3を算出する(ステップ
S902)。
【0096】そして、位置決め初期処理部41は、テー
ブル20をx方向にx3、y方向にy3移動させ、θ方向
にθ3回転させるようにモータ駆動部12に指示する
(ステップS903)。モータ駆動部12は、指示を受
信すると、モータM1〜M3に駆動電流を供給し、テー
ブル20を移動させる。図46は、ワーク90の位置が
目標位置となるように移動されたテーブル20、テーブ
ル20上のワーク90、撮像部C1の撮像範囲CV1、
及び、撮像部C2の撮像範囲CV2を示す図である。そ
の後、位置決め初期処理部41は、位置決め初期処理を
終了する。
【0097】次に、位置決め補正処理部42は、位置決
め補正処理を行う(ステップS703)。図43は、位
置決め補正処理の概要を示すフローチャートである。以
下、位置決め補正処理について、図43を参照しながら
説明する。
【0098】まず、撮像部C1及びC2が、ワーク90
の画像を撮像し、画像認識部11に送信する。画像認識
部11は、撮像部C1及びC2から画像データを受信し
て画像認識処理を行い、撮像部C1座標系におけるマー
ク91の代表点の座標(vX14,vY14)及び撮像
部C2座標系におけるマーク92の代表点の座標(vX
15,vY15)を算出する(ステップS1001)。
位置決め補正処理部42は、(vX14,vY14)及
び(vX15,vY15)を受信する。
【0099】次に、位置決め補正処理部42は、マーク
91及び92の位置を目標位置に一致させるためのテー
ブル20のx方向への移動量x4、y方向への移動量
4、及び、θ方向への回転量θ4を算出する(ステップ
S1002)。
【0100】そして、位置決め補正処理部42は、テー
ブル20をx方向にx4、y方向にy4移動させ、θ方向
にθ4回転させるようにモータ駆動部12に指示する
(ステップS1003)。モータ駆動部12は、指示を
受信すると、モータM1〜M3に駆動電流を供給し、テ
ーブル20を移動させる。その後、位置決め補正処理部
42は、位置決め補正処理を終了する。
【0101】次に、位置決め補正処理部42は、補正量
(ここでは、x4、y4、及び、θ4)が所定の値以下で
あるか否かをチェックし、補正量が所定の値以下でない
場合には処理をステップS703に戻し、補正量が所定
の値以下である場合には処理を終了する(ステップS7
04)。
【0102】このように、本実施形態によれば、補正量
が所定の値以下になるまでステップS703〜S704
を繰り返すことにより、位置決めの精度を所望の精度ま
で高めることができる。
【0103】ところで、先に説明したように、一般に、
第1又は第2のキャリブレーション処理によって算出さ
れたテーブル20と撮像部C1及びC2の位置関係、並
びにテーブル20とマーク22の位置関係は、誤差を有
する。しかしながら、本実施形態に係る位置決め装置の
位置決め処理を実行することにより、所望の精度で位置
決めを行うことができることの原理について、図47〜
図49を参照しながら説明する。
【0104】図47において、ワールド座標系をΣwと
し、実際の撮像部C1座標系をΣv rとし、第1又は第
2のキャリブレーション処理によって導出された撮像部
C1座標系をΣvcとする。また、Σvrにおけるマーク
の位置をirとし、Σvrにおけるマークの目標位置をt
rとし、Σvcにおけるマークの位置をicとし、Σvc
おけるマークの目標位置をtcとする。さらに、第1又
は第2のキャリブレーション処理によって取りきれなか
ったx方向の誤差をxεとし、y方向の誤差をyεと
し、θ方向の誤差をθεとする。
【0105】ここで、図48に示すように、本当に必要
な補正量ベクトルをwzΔrとし、計算によって認識され
た撮像部C1座標系のずれに起因する補正量ベクトルを
wzΔcとし、補正しきれない誤差ベクトルをwzΔとす
る。まず、理想的な誤差のない補正量ベクトルwzΔr
求める。
【0106】図49に示すように、
【数27】 が成立する。ここで、ベクトルwtrは、Σwにおける
マーク91の座標である。また、行列wvrは、Σvr
らΣwへの座標変換行列であり、
【数28】 である。さらに、ベクトルvrtrは、Σvrにおけるマ
ーク91の座標であり、
【数29】 である。
【0107】また、
【数30】 が成立する。(27)式及び(30)式から、
【数31】 として、補正量ベクトルwzΔrを計算することができ
る。
【0108】しかしながら、現実にはΣvrを求める事
は不可能であり、Σvrからxε、yε、及び、θεだ
けすれたΣvcが求まることになる。Σvcにおいては、
Σvr上のマークirは、マークicの位置に認識され、
マークtrは、マークtcの位置に認識されることにな
る。このとき、各座標系における相対的な位置は等しく
なる。すなわち、
【数32】 を満足する。
【0109】Σvcにおける補正量ベクトルwzΔcは、
【数33】 から、
【数34】 として求められる。(36)式に(34)式及び(3
5)式を代入し、(32)式及び(33)式を加味する
と、
【数35】 となる。
【0110】ここで、
【数36】 の関係を用いると、(37)式は、
【数37】 と考えることができる。
【0111】本来求めなければならないのは補正量ベク
トルwzΔrであるが、計算で補正量ベクトルwzΔrを求
めることはできず、補正量ベクトルwzΔcが求まってし
まい、この補正量ベクトルwzΔcに基づいて、位置決め
装置10を動作させ、補正を行うことになる。誤差ベク
トルwzΔは、
【数38】 として、具体的に算出できる。
【0112】ここで、誤差ベクトルwzΔの各項を吟味
すると、項「wvr」は撮像部C1の取り付け場所によ
って一定値に定まる変換行列である。また、項「vrvc
−I」は、キャリブレーション時に取りきれなかった誤
差xε、yε、及び、θεを独立変数として有する行列
であり、具体的には、
【数39】 となる。よって、この行列Eは、xε→0、yε→0、
及び、θε→0の条件下では、
【数40】 となる。
【0113】また、項「vrtrvrir」は、マークi
rがマークtrに近づくにつれて、ノルム
【数41】 が0に近づく性質を有する項である。
【0114】一般に、1回目での合わせ込みでは、マー
クirがマークtrから比較的離れているため、
【数42】 となり、上述の行列EがE→0とはいえ、
【数43】 が多少なりとも発生する。しかし、2回目、3回目、…
と反復して合わせ込みを行うことにより、急激に
【数44】 となるため、(45)式は問題とならない程度の小さな
値となるのが通常である。勿論、キャリブレーション時
の精度(機械精度や画像計測精度を含む)が十分に高け
れば、xε→0、yε→0、及び、θε→0の条件が満
足され、1回目の補正で所望の精度を得ることも可能で
ある。以上により、本実施形態によれば、第1又は第2
のキャリブレーション処理によって算出されたテーブル
20と撮像部C1及びC2の位置関係、並びにテーブル
20とマーク22の位置関係が誤差を有していても、所
望の精度で位置決めを行えることが明らかとなった。
【0115】また、実際に位置決めを行う際に、位置決
め装置10の設置の都合等により、位置決め装置10を
稼働させない時に撮像部C1及びC2を待機位置に移動
させ、位置決め装置10を稼働させる時に撮像部C1及
びC2を撮像位置に戻す場合がある。このような場合
に、撮像部C1及びC2の移動の繰り返し位置精度があ
まり高くないと、撮像位置に戻ってきた撮像部C1及び
C2の位置や角度が多少ずれてしまうことがある。ま
た、撮像部C1及びC2を設置している土台やネジの老
朽化などによっても、撮像部C1及びC2がずれてしま
うことがある。このような場合に、ワークを撮像する
と、画像認識部11が撮像部C1の位置がずれているこ
とを意識しないにもかかわらず、モニタに表示されるマ
ークの位置が変わってしまう。このように、画像中のマ
ークの位置が変わってしまうため、画像認識部11は、
同じ位置に存在するマークを違う位置に存在する別のマ
ークとして画像認識してしまうこととなる。しかしなが
ら、このような場合であっても、本実施形態に係る位置
決め装置の位置決め処理を実行することにより、所望の
精度で位置決めを行うことができる。この原理につい
て、図50〜図53を参照しながら説明する。
【0116】図50において、ワールド座標系をΣwと
し、実際の撮像部C1座標系をΣv cとし、撮像部C1
の移動誤差により微少量だけずれた撮像部C1座標系を
Σvrとする。また、Σvrにおけるマークの位置をir
とし、Σvrにおけるマークの目標位置をtrとし、Σv
cにおけるマークの位置をicとし、Σvcにおけるマー
クの目標位置をtcとする。さらに、第1又は第2のキ
ャリブレーション処理によって取りきれなかったx方向
の誤差をxεとし、y方向の誤差をyεとし、θ方向の
誤差をθεとする。
【0117】撮像部C1が何らかの影響により、キャリ
ブレーション時の位置とは微少量だけずれてしまった場
合の位置決めを考える。撮像部C1に撮像されるマーク
は、撮像部C1がキャリブレーション時のΣvcの位置
にある場合と微少量ずれた時のΣvrの位置にある場合
とでは、座標値が変わってしまう。しかし、画像認識部
11及び位置決め処理部40は、撮像部C1の位置がず
れていることを認識していないため、撮像部C1がΣv
rの位置にずれている場合であっても、Σvcにおける計
測値として計算を行ってしまう。すなわち、Σvrにず
れてしまった撮像部C1で計測されたマークtr、ir
Σvrの位置で取得したキャリブレーションデータを使
用してワールド座標系に座標変換すると、tc、icの位
置に変換され、補正処理はこの位置の値で行うことにな
る(図51参照)。
【0118】ここで、図52に示すように、本当に必要
な補正量ベクトルをwzΔrとし、撮像部C1の位置のず
れに起因する補正量ベクトルをwzΔcとし、補正しきれ
ない誤差ベクトルをwzΔとする。まず、理想的な誤差
のない補正量ベクトルwzΔrを求める。
【0119】図53に示すように、
【数45】 が成立する。ここで、ベクトルwtrは、Σwにおける
マークの座標である。また、行列wvrは、ΣvrからΣ
wへの座標変換行列であり、具体的には、
【数46】 である。さらに、ベクトルvrtrは、Σvrにおけるマ
ークtrの座標であり、
【数47】 である。
【0120】また、
【数48】 が成立する。(47)式及び(50)式から、
【数49】 として、補正量ベクトルwzΔrを計算することができ
る。
【0121】しかしながら、現実には、キャリブレーシ
ョン時の位置であるΣvc上から見た時のir及びtr
座標値を求める事は不可能であり、Σvcからxε、y
ε、及び、θεだけすれたΣvr上で取得したir及びt
rが判っているだけである。従って、撮像部C1の位置
がΣvcにあると考えた時のマークirの位置は、マーク
cの位置に認識され、マークtrの位置は、マークtc
の位置に認識されることになる。このとき、各座標系に
おける相対的な位置は等しくなる。すなわち、
【数50】 を満足する。
【0122】Σvcにおける補正量ベクトルwzΔcは、
【数51】 から、
【数52】 として求められる。(56)式に(54)式及び(5
5)式を代入し、(52)式及び(53)式を加味する
と、
【数53】 となる。
【0123】ここで、
【数54】 の関係を用いると、(57)式は、
【数55】 と考えることができる。
【0124】実際に求めなければならないのは補正量ベ
クトルwzΔrであるが、補正量ベクトルwzΔrを求める
ことはできず、補正量ベクトルwzΔcが求まってしま
い、この補正量ベクトルwzΔcに基づいて、位置決め装
置10を動作させ、補正を行うことになる。従って、補
正量ベクトルwzΔrと補正量ベクトルwzΔcの差である
誤差ベクトルwzΔが補正しきれずに残ってしまうこと
となる。誤差ベクトルwzΔは、
【数56】 として、具体的に算出できる。
【0125】ここで、誤差ベクトルwzΔの各項を吟味
すると、項「wvr」は撮像部C1の取り付け場所によ
って一定値に定まる変換行列である。また、項「vrvc
−I」は、キャリブレーション時からの撮像部C1の位
置のずれ量である誤差xε、yε、及び、θεを独立変
数として有する行列であり、具体的には、
【数57】 となる。よって、この行列Eは、xε→0、yε→0、
及び、θε→0の条件下では、
【数58】 となる。
【0126】また、項「vrtrvrir」は、マークi
rがマークtrに近づくにつれて、ノルム
【数59】 が0に近づく性質を有する項である。
【0127】一般に、1回目での合わせ込みでは、マー
クirがマークtrから比較的離れているため、
【数60】 となり、上述の行列EがE→0とはいえ、
【数61】 が多少なりとも発生する。しかし、2回目、3回目、…
と反復して合わせ込みを行うことにより、急激に
【数62】 となるため、(65)式は問題とならない程度の小さな
値となるのが通常である。勿論、撮像部C1の移動精度
が十分に高ければ、xε→0、yε→0、及び、θε→
0の条件が満足され、1回目の補正で所望の精度を得る
ことも可能である。以上により、本実施形態によれば、
撮像部C1及びC2の位置がずれてしまっても、所望の
精度で位置決めを行えることが明らかとなった。
【0128】なお、撮像部C1及びC2にも移動軸があ
ったり、テーブル20の移動軸の方向が常に同じである
とは限らないが、そのような場合であっても、あらかじ
め軸の移動方向を定義しておき、計算時にある一定の軸
の方向に統合してマーク22やテーブル20の位置を考
慮することにより、大掛かりな計算式の変更、システム
の再構築等を少なくすることができる。
【0129】また、本実施形態においては、ワールド座
標系、撮像部C1座標系、及び、撮像部C2座標系が直
交座標系であることとしているが、これらの座標系が直
交座標系でなくても良い。ワールド座標系、撮像部C1
座標系、及び、撮像部C2座標系が直交座標系でない場
合には、仮想的な直交座標系を設定し、ワールド座標
系、撮像部C1座標系、及び、撮像部C2座標系におけ
る移動、回転、座標を仮想的な直交座標系に変換するこ
ととすれば良い。
【0130】また、本実施形態においては、テーブル2
0がワールド座標系のx方向及びy方向に移動可能であ
り、θ方向に回転可能であり、撮像部C1及びC2が移
動不可能であることとしているが、テーブル20と撮像
部C1及びC2が相対的に移動可能であれば良い。すな
わち、テーブル20がワールド座標系のx方向又はy方
向に移動可能であり、撮像部C1及びC2がワールド座
標系のy方向又はx方向に移動可能であることとしても
良い。また、テーブル20がワールド座標系のθ方向に
回転可能であり、撮像部C1及びC2がワールド座標系
のx方向及びy方向に移動可能であることとしても良
い。撮像部C1及びC2が移動可能である場合には、撮
像部C1及びC2の移動方向及び移動量をワールド座標
系に変換することにより、対処可能である。
【0131】また、本実施形態においては、2つの撮像
部C1及びC2を用いることとしているが、1つ又は3
つ以上の撮像部を用いることとしても良い。
【0132】また、本実施形態においては、図1に示す
ように、撮像部C1及びC2がテーブル20の上方に設
置されることとしているが、図54に示すように、撮像
部C1又はC2がテーブル20の下方に設置されること
としても良い。撮像部C1又はC2がテーブル20の下
方に設置されている場合には、撮像部C1座標系又は撮
像部C2座標系におけるx方向又はy方向の向きを反対
方向にし、若しくは、撮像部C1座標系又は撮像部C2
座標系におけるx方向とy方向を入れ替えることによ
り、対処可能である。
【0133】また、撮像部C1及びC2の撮像方向は、
図55に示すように、テーブル20の上面に鉛直であっ
ても良いし、図56に示すように、鉛直でなくても良
い。撮像部C1及びC2の撮像方向がテーブル20の上
面に鉛直でない場合には、テーブル20の実際の移動量
に対する画像内の移動量の比率が変わるため、テーブル
20のワールド座標系におけるx方向への移動単位に対
する撮像範囲倍率と、テーブル20のワールド座標系に
おけるy方向への移動単位に対する撮像範囲倍率とを別
個独立した値とすることにより、対処可能である。
【0134】また、本実施形態においては、テーブル2
0にマーク22が付されており、このマーク22を撮像
してキャリブレーション処理を行うこととしているが、
テーブル20にマーク22を付さずに、要求される精度
を出すために十分な精度を持つテーブル20の一部(例
えば、コーナー部分等)を撮像してキャリブレーション
処理を行うこととしても良い。また、本実施形態におい
ては、ワーク90に2つのマーク91及び92が付され
ているが、1つ又は3つ以上のマークを付すこととして
も良いし、ワーク90にマーク91及び92を付さず
に、ワーク90のコーナー部分等を撮像して位置決め処
理を行うこととしても良い。
【0135】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、オペ
レータによるパラメータの入力又は調整を必要とするこ
となくキャリブレーションを行うことができる。また、
キャリブレーション及び位置決めの精度を所望の精度に
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る位置決め装置の構成
を示す図である。
【図2】ワールド座標系と撮像部C1座標系の関係の一
例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図7】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図8】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の一実施形態に係る位置決め装置におけ
る第1のキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける第1のキャリブレーション処理を示すフローチャー
トである。
【図11】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図12】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図13】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図14】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図15】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図16】図1のテーブル20とマーク22の位置関係
の算出原理を示す図である。
【図17】3点によって特定される円弧の一例を示す図
である。
【図18】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図19】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図20】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図21】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図22】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図23】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図24】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける第2のキャリブレーション処理を示すフローチャー
トである。
【図25】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける第2のキャリブレーション処理を示すフローチャー
トである。
【図26】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける第2のキャリブレーション処理を示すフローチャー
トである。
【図27】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図28】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図29】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図30】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図31】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図32】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図33】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図34】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図35】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図36】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図37】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図38】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図39】テーブル20とマーク22の位置関係の精度
を所望の精度にまで高めることができることの原理を示
す図である。
【図40】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける位置決め処理を示すフローチャートである。
【図41】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける位置決め処理を示すフローチャートである。
【図42】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける位置決め処理を示すフローチャートである。
【図43】本発明の一実施形態に係る位置決め装置にお
ける位置決め処理を示すフローチャートである。
【図44】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図45】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図46】図1のテーブル20と図1の撮像部C1の撮
像範囲を示す図である。
【図47】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図48】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図49】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図50】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図51】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図52】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図53】位置決めの精度を所望の精度にまで高めるこ
とができることの原理を示す図である。
【図54】図1の撮像部C1及びC2の撮像方向の一例
を示す図である。
【図55】図1の撮像部C1及びC2の撮像方向の一例
を示す図である。
【図56】図1の撮像部C1及びC2の撮像方向の一例
を示す図である。
【符号の説明】
10 位置決め装置 11 画像認識部 12 モータ駆動部 13 テーブル位置情報取得部 20 テーブル 21 回転中心点 22 マーク 30 キャリブレーション処理部 31 位置関係算出部 32 テーブル−マーク位置関係補正処理部 40 位置決め処理部 41 位置決め初期処理部 42 位置決め補正処理部 C1、C2 撮像部 M1〜M3 モータ E1〜E3 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢崎 智広 神奈川県大和市下鶴間2791−5 株式会社 ファースト内 (72)発明者 松田 貴文 神奈川県大和市下鶴間2791−5 株式会社 ファースト内 Fターム(参考) 2F065 AA03 CC00 FF04 FF15 FF66 FF67 JJ03 JJ05 JJ26 QQ31 UU05 3C030 DA32 DA37 5B057 AA03 DA07 DB02 DC05 DC33 DC36 5E313 AA11 CC04 EE03 FF11 FF31 FF40

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能なテーブルと、前記テーブル又
    は前記テーブル上に載せられる位置決め対象物を撮像す
    る少なくとも1つの撮像部とを有する位置決め装置のキ
    ャリブレーションを行う方法であって、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、前記テーブル
    と前記撮像部との位置関係を算出するステップ(a)
    と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、前記テーブル
    と前記テーブルの所定部分との位置関係を算出するステ
    ップ(b)と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、補正量を求め
    て前記テーブルと前記テーブルの所定部分との位置関係
    を補正するステップ(c)と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、前記テーブル
    と前記撮像部との位置関係を再算出するステップ(d)
    と、 ステップ(c)において求められた補正量が所定の値以
    下となるまで、ステップ(c)及びステップ(d)を繰
    り返すステップ(e)と、を具備するキャリブレーショ
    ン方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(a)が、前記テーブルを所定
    の基準位置に移動させるステップ(a1)と、前記テー
    ブルの位置の第1の座標系における座標(tX1,tY
    1)及び角度tQ1、並びに前記撮像部が撮像した画像
    中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系にお
    ける座標(vX1,vY1)を算出するステップ(a
    2)と、前記テーブルを第1の座標系における第1の方
    向に第1の所定量移動させるステップ(a3)と、前記
    テーブルの位置の第1の座標系における座標(tX2,
    tY2)及び角度tQ2、並びに前記撮像部が撮像した
    画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系
    における座標(vX2,vY2)を算出するステップ
    (a4)と、前記テーブルを第1の座標系における第2
    の方向に第2の所定量移動させるステップ(a5)と、
    前記テーブルの位置の第1の座標系における座標(tX
    3,tY3)及び角度tQ3、並びに前記撮像部が撮像
    した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座
    標系における座標(vX3,vY3)を算出するステッ
    プ(a6)と、(tX1,tY1)〜(tX3,tY
    3)、tQ1〜tQ3、及び、(vX1,vY1)〜
    (vX3,vY3)に基づいて前記テーブルと前記撮像
    部との位置関係を算出するステップ(a7)とを含み、 ステップ(b)が、前記テーブルを所定の基準位置に移
    動させるステップ(b1)と、前記テーブルを第1の座
    標系における第3の方向を軸として第1の所定角度回転
    させるステップ(b2)と、前記テーブルの位置の第1
    の座標系における座標(tX4,tY4)及び角度tQ
    4、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブル
    の所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    4,vY4)を算出するステップ(b3)と、前記テー
    ブルを第1の座標系における第3の方向を軸として第2
    の所定角度回転させるステップ(b4)と、前記テーブ
    ルの位置の第1の座標系における座標(tX5,tY
    5)及び角度tQ5、並びに前記撮像部が撮像した画像
    中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系にお
    ける座標(vX5,vY5)を算出するステップ(b
    5)と、(tX1,tY1)、(tX4,tY4)、及
    び、(tX5,tY5)によって特定される円の中心座
    標、並びに、(vX1,vY1)、(vX4,vY
    4)、及び、(vX5,vY5)によって特定される円
    の中心座標を算出し、これらの座標とtQ1、tQ4、
    及び、tQ5に基づいて前記テーブルと前記テーブルの
    所定部分との位置関係を算出するステップ(b6)とを
    含み、 ステップ(c)が、前記テーブルを所定の基準位置に移
    動させるステップ(c1)と、前記テーブルを所定の基
    準位置から第3の方向を軸として第3の所定量回転させ
    るステップ(c2)と、第3の所定量の回転による第1
    の座標系における第1の方向への前記テーブルの所定部
    分の移動量x1及び第2の方向への移動量y1を算出する
    ステップ(c3)と、前記テーブルを第1の座標系にお
    ける第1の方向に−x1移動させるステップ(c4)
    と、前記テーブルを第1の座標系における第2の方向に
    −y1移動させるステップ(c5)と、前記テーブルの
    位置の第1の座標系における座標(tX6,tY6)及
    び角度tQ6、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前
    記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座
    標(vX6,vY6)を算出するステップ(c6)と、
    前記テーブルを第1の座標系における第3の方向を軸と
    して第4の所定量回転させるステップ(c7)と、第4
    の所定量の回転による前記テーブルの所定部分の第1の
    方向への移動量x2及び第2の方向への移動量y2を算出
    するステップ(c8)と、前記テーブルを第1の座標系
    における第1の方向に−x2移動させるステップ(c
    9)と、前記テーブルを第1の座標系における第2の方
    向に−y2移動させるステップ(c10)と、前記テー
    ブルの位置の第1の座標系における座標(tX7,tY
    7)及び角度tQ7、並びに前記撮像部が撮像した画像
    中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系にお
    ける座標(vX7,vY7)を算出するステップ(c1
    1)と、(tX1,tY1)、(tX6,tY6)、及
    び、(tX7,tY7)によって特定される円の中心座
    標、並びに、(vX1,vY1)、(vX6,vY
    6)、及び、(vX7,vY7)によって特定される円
    の中心座標を算出し、これらの座標とtQ1、tQ6、
    及び、tQ7に基づいて前記テーブルと前記テーブルの
    所定部分との位置関係を補正するステップ(c12)と
    を含む、請求項1記載のキャリブレーション方法。
  3. 【請求項3】 ステップ(a)が、前記テーブルを所定
    の基準位置に移動させるステップ(a1)と、前記テー
    ブルの位置の第1の座標系における座標(tX1,tY
    1)及び角度tQ1、並びに前記撮像部が撮像した画像
    中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系にお
    ける座標(vX1,vY1)を算出するステップ(a
    2)と、前記テーブルを第1の座標系における第1の方
    向に第1の所定量移動させるステップ(a3)と、前記
    テーブルの位置の第1の座標系における座標(tX2,
    tY2)及び角度tQ2、並びに前記撮像部が撮像した
    画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系
    における座標(vX2,vY2)を算出するステップ
    (a4)と、前記テーブルを第1の座標系における第2
    の方向に第2の所定量移動させるステップ(a5)と、
    前記テーブルの位置の第1の座標系における座標(tX
    3,tY3)及び角度tQ3、並びに前記撮像部が撮像
    した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座
    標系における座標(vX3,vY3)を算出するステッ
    プ(a6)と、(tX1,tY1)〜(tX3,tY
    3)、tQ1〜tQ3、及び、(vX1,vY1)〜
    (vX3,vY3)に基づいて前記テーブルと前記撮像
    部との位置関係を算出するステップ(a7)とを含み、 ステップ(b)が、前記テーブルを所定の基準位置に移
    動させるステップ(b1)と、前記テーブルを第1の座
    標系における第3の方向を軸として第1の所定角度回転
    させるステップ(b2)と、前記テーブルの位置の第1
    の座標系における座標(tX4,tY4)及び角度tQ
    4、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブル
    の所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    4,vY4)を算出するステップ(b3)と、前記テー
    ブルを第1の座標系における第3の方向を軸として第2
    の所定角度回転させるステップ(b4)と、前記テーブ
    ルの位置の第1の座標系における座標(tX5,tY
    5)及び角度tQ5、並びに前記撮像部が撮像した画像
    中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系にお
    ける座標(vX5,vY5)を算出するステップ(b
    5)と、(tX1,tY1)、(tX4,tY4)、及
    び、(tX5,tY5)によって特定される円の中心座
    標、並びに、(vX1,vY1)、(vX4,vY
    4)、及び、(vX5,vY5)によって特定される円
    の中心座標を算出し、これらの座標とtQ1、tQ4、
    及び、tQ5に基づいて前記テーブルと前記テーブルの
    所定部分との位置関係を算出するステップ(b6)とを
    含み、 ステップ(c)が、ステップ(b)にて算出された前記
    テーブルと前記テーブルの所定部分との位置関係に基づ
    いて、前記テーブルが所定の基準位置にある場合の前記
    テーブルの所定部分の位置の第1の座標系における座標
    (α,β)を算出するステップ(c1)と、前記テーブ
    ルを所定の基準位置に移動させるステップ(c2)と、
    前記テーブルを座標(α,β)を中心として第3の所定
    量回転させるステップ(c3)と、前記テーブルの位置
    の第1の座標系における座標(tX8,tY8)及び角
    度tQ8、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テ
    ーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標
    (vX8,vY8)を算出するステップ(c4)と、前
    記テーブルを座標(α,β)を中心として第4の所定量
    回転させるステップ(c5)と、前記テーブルの位置の
    第1の座標系における座標(tX9,tY9)及び角度
    tQ9、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テー
    ブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標(v
    X9,vY9)を算出するステップ(c6)と、(tX
    1,tY1)、(tX8,tY8)、及び、(tX9,
    tY9)によって特定される円の中心座標、並びに、
    (vX1,vY1)、(vX8,vY8)、及び、(v
    X9,vY9)によって特定される円の中心座標を算出
    し、これらの座標とtQ1、tQ8、及び、tQ9に基
    づいて前記テーブルと前記テーブルの所定部分との位置
    関係を補正するステップ(c7)とを含む、請求項1記
    載のキャリブレーション方法。
  4. 【請求項4】 第1の座標系が、直交座標系であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャ
    リブレーション方法。
  5. 【請求項5】 前記撮像部の撮像方向が、前記テーブル
    の位置決め対象物を載せる面の対面から前記テーブルの
    位置決め対象物を載せる面に向かう方向であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャリブ
    レーション方法。
  6. 【請求項6】 前記撮像部の撮像方向が、前記テーブル
    の位置決め対象物を載せる面に鉛直ではないことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャリブレ
    ーション方法。
  7. 【請求項7】 前記テーブルの所定部分が、前記テーブ
    ルに付されたマークであることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載のキャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記テーブル上に載せられた位置決め対
    象物の位置決めを行う方法であって、 請求項1〜7のいずれか1項に記載のキャリブレーショ
    ン方法と、 位置決め対象物を移動させる際の目標位置を記録するス
    テップ(f)と、 位置決め対象物を初期移動させるステップ(g)と、 補正量を求めて、位置決め対象物の位置を補正するステ
    ップ(h)と、 ステップ(h)において求めた補正量が所定の値以下と
    なるまで、ステップ(h)を繰り返すステップ(i)
    と、を具備する位置決め方法。
  9. 【請求項9】 移動可能なテーブルと、 前記テーブル又は前記テーブル上に載せられる位置決め
    対象物を撮像する少なくとも1つの撮像部と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させるアクチュエー
    タと、 前記テーブル又は前記撮像部の位置情報を取得する位置
    情報取得部と、 前記撮像部から画像情報を受信して前記テーブル、前記
    テーブルの所定部分、又は、位置決め対象物の画像認識
    を行う画像認識部と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させるように前記ア
    クチュエータを制御し、前記画像情報及び前記位置情報
    に基づいて前記テーブルと前記撮像部との位置関係及び
    前記テーブルと前記テーブルの所定部分との位置関係を
    算出する第1の手段と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させるための前記ア
    クチュエータの制御、前記画像情報及び前記位置情報に
    基づく前記テーブルと前記テーブルの所定部分との位置
    関係の補正、及び、前記テーブルと前記撮像部との位置
    関係を再算出させるための前記第1の手段の制御を、補
    正量が所定の値以下となるまで繰り返す第2の手段と、
    を具備する位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記テーブルが、第1の座標系におけ
    る第1の方向及び第2の方向に移動可能であるとともに
    第3の方向を軸として回転可能であり、 前記第1の手段が、前記テーブルを所定の基準位置に移
    動させ、前記テーブルの位置の第1の座標系における座
    標(tX1,tY1)及び角度tQ1、並びに前記撮像
    部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の
    第2の座標系における座標(vX1,vY1)を算出
    し、前記テーブルを第1の座標系における第1の方向に
    第1の所定量移動させ、前記テーブルの位置の第1の座
    標系における座標(tX2,tY2)及び角度tQ2、
    並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所
    定部分の位置の第2の座標系における座標(vX2,v
    Y2)を算出し、前記テーブルを第1の座標系における
    第2の方向に第2の所定量移動させ、前記テーブルの位
    置の第1の座標系における座標(tX3,tY3)及び
    角度tQ3、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記
    テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標
    (vX3,vY3)を算出し、(tX1,tY1)〜
    (tX3,tY3)、tQ1〜tQ3、及び、(vX
    1,vY1)〜(vX3,vY3)に基づいて前記テー
    ブルと前記撮像部との位置関係を算出し、前記テーブル
    を所定の基準位置に移動させ、前記テーブルを第1の座
    標系における第3の方向を軸として第1の所定角度回転
    させ、前記テーブルの位置の第1の座標系における座標
    (tX4,tY4)及び角度tQ4、並びに前記撮像部
    が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第
    2の座標系における座標(vX4,vY4)を算出し、
    前記テーブルを第1の座標系における第3の方向を軸と
    して第2の所定角度回転させ、前記テーブルの位置の第
    1の座標系における座標(tX5,tY5)及び角度t
    Q5、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブ
    ルの所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    5,vY5)を算出し、(tX1,tY1)、(tX
    4,tY4)、及び、(tX5,tY5)によって特定
    される円の中心座標、並びに、(vX1,vY1)、
    (vX4,vY4)、及び、(vX5,vY5)によっ
    て特定される円の中心座標を算出し、これらの座標とt
    Q1、tQ4、及び、tQ5に基づいて前記テーブルと
    前記テーブルの所定部分との位置関係を算出し、 前記第2の手段が、前記テーブルを所定の基準位置に移
    動させ、前記テーブルを所定の基準位置から第3の方向
    を軸として第3の所定量回転させ、第3の所定量の回転
    による第1の座標系における第1の方向への前記テーブ
    ルの所定部分の移動量x1及び第2の方向への移動量y1
    を算出し、前記テーブルを第1の座標系における第1の
    方向に−x1移動させ、前記テーブルを第1の座標系に
    おける第2の方向に−y1移動させ、前記テーブルの位
    置の第1の座標系における座標(tX6,tY6)及び
    角度tQ6、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記
    テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標
    (vX6,vY6)を算出し、前記テーブルを第1の座
    標系における第3の方向を軸として第4の所定量回転さ
    せ、第4の所定量の回転による前記テーブルの所定部分
    の第1の方向への移動量x2及び第2の方向への移動量
    2を算出し、前記テーブルを第1の座標系における第
    1の方向に−x2移動させ、前記テーブルを第1の座標
    系における第2の方向に−y2移動させ、前記テーブル
    の位置の第1の座標系における座標(tX7,tY7)
    及び角度tQ7、並びに前記撮像部が撮像した画像中の
    前記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における
    座標(vX7,vY7)を算出し、(tX1,tY
    1)、(tX6,tY6)、及び、(tX7,tY7)
    によって特定される円の中心座標、並びに、(vX1,
    vY1)、(vX6,vY6)、及び、(vX7,vY
    7)によって特定される円の中心座標を算出し、これら
    の座標とtQ1、tQ6、及び、tQ7に基づいて前記
    テーブルと前記テーブルの所定部分との位置関係を補正
    することを特徴とする請求項9記載の位置決め装置。
  11. 【請求項11】 前記テーブルが、第1の座標系におけ
    る第1の方向及び第2の方向に移動可能であるとともに
    第3の方向を軸として回転可能であり、 前記第1の手段が、前記テーブルを所定の基準位置に移
    動させ、前記テーブルの位置の第1の座標系における座
    標(tX1,tY1)及び角度tQ1、並びに前記撮像
    部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の
    第2の座標系における座標(vX1,vY1)を算出
    し、前記テーブルを第1の座標系における第1の方向に
    第1の所定量移動させ、前記テーブルの位置の第1の座
    標系における座標(tX2,tY2)及び角度tQ2、
    並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所
    定部分の位置の第2の座標系における座標(vX2,v
    Y2)を算出し、前記テーブルを第1の座標系における
    第2の方向に第2の所定量移動させ、前記テーブルの位
    置の第1の座標系における座標(tX3,tY3)及び
    角度tQ3、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記
    テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標
    (vX3,vY3)を算出し、(tX1,tY1)〜
    (tX3,tY3)、tQ1〜tQ3、及び、(vX
    1,vY1)〜(vX3,vY3)に基づいて前記テー
    ブルと前記撮像部との位置関係を算出し、前記テーブル
    を所定の基準位置に移動させ、前記テーブルを第1の座
    標系における第3の方向を軸として第1の所定角度回転
    させ、前記テーブルの位置の第1の座標系における座標
    (tX4,tY4)及び角度tQ4、並びに前記撮像部
    が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第
    2の座標系における座標(vX4,vY4)を算出し、
    前記テーブルを第1の座標系における第3の方向を軸と
    して第2の所定角度回転させ、前記テーブルの位置の第
    1の座標系における座標(tX5,tY5)及び角度t
    Q5、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブ
    ルの所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    5,vY5)を算出し、(tX1,tY1)、(tX
    4,tY4)、及び、(tX5,tY5)によって特定
    される円の中心座標、並びに、(vX1,vY1)、
    (vX4,vY4)、及び、(vX5,vY5)によっ
    て特定される円の中心座標を算出し、これらの座標とt
    Q1、tQ4、及び、tQ5に基づいて前記テーブルと
    前記テーブルの所定部分との位置関係を算出し、 前記第2の手段が、前記第1の手段によって算出された
    前記テーブルと前記テーブルの所定部分の位置関係に基
    づいて、前記テーブルが所定の基準位置にある場合の前
    記テーブルの所定部分の位置の第1の座標系における座
    標(α,β)を算出し、前記テーブルを所定の基準位置
    に移動させ、前記テーブルを座標(α,β)を中心とし
    て第3の所定量回転させ、前記テーブルの位置の第1の
    座標系における座標(tX8,tY8)及び角度tQ
    8、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブル
    の所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    8,vY8)を算出し、前記テーブルを座標(α,β)
    を中心として第4の所定量回転させ、前記テーブルの位
    置の第1の座標系における座標(tX9,tY9)及び
    角度tQ9、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記
    テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標
    (vX9,vY9)を算出し、(tX1,tY1)、
    (tX8,tY8)、及び、(tX9,tY9)によっ
    て特定される円の中心座標、並びに、(vX1,vY
    1)、(vX8,vY8)、及び、(vX9,vY9)
    によって特定される円の中心座標を算出し、これらの座
    標とtQ1、tQ8、及び、tQ9に基づいて前記テー
    ブルと前記テーブルの所定部分との位置関係を補正する
    ことを特徴とする請求項9記載の位置決め装置。
  12. 【請求項12】 第1の座標系が、直交座標系であるこ
    とを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の
    位置決め装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像部の撮像方向が、前記テーブ
    ルの位置決め対象物を載せる面の対面から前記テーブル
    の位置決め対象物を載せる面に向かう方向であることを
    特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の位置
    決め装置。
  14. 【請求項14】 前記撮像部の撮像方向が、前記テーブ
    ルの位置決め対象物を載せる面に鉛直ではないことを特
    徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の位置決
    め装置。
  15. 【請求項15】 位置決め対象物を移動させる際の目標
    位置を記録し、位置決め対象物を初期移動させる第3の
    手段と、 位置決め対象物の位置の補正量を算出し、補正量が所定
    の値以下となるまで、位置決め対象物の位置を補正する
    第4の手段と、を更に具備する請求項9〜14のいずれ
    か1項に記載の位置決め装置。
  16. 【請求項16】 前記テーブルの所定部分が、前記テー
    ブルに付されたマークであることを特徴とする請求項9
    〜15のいずれか1項に記載の位置決め装置。
  17. 【請求項17】 移動可能なテーブルと、前記テーブル
    又は前記テーブル上に載せられる位置決め対象物を撮像
    する少なくとも1つの撮像部とを有する位置決め装置の
    キャリブレーションを行うためのプログラムであって、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、前記テーブル
    と前記撮像部との位置関係を算出する手順(a)と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、前記テーブル
    と前記テーブルの所定部分との位置関係を算出する手順
    (b)と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、補正量を求め
    て前記テーブルと前記テーブルの所定部分との位置関係
    を補正する手順(c)と、 前記テーブル又は前記撮像部を移動させ、前記テーブル
    と前記撮像部の位置関係を再算出する手順(d)と、 手順(c)において求められた補正量が所定の値以下と
    なるまで、手順(c)及び手順(d)を繰り返す手順
    (e)と、をCPUに実行させるプログラム。
  18. 【請求項18】 手順(a)が、前記テーブルを所定の
    基準位置に移動させる手順(a1)と、前記テーブルの
    位置の第1の座標系における座標(tX1,tY1)及
    び角度tQ1、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前
    記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座
    標(vX1,vY1)を算出する手順(a2)と、前記
    テーブルを第1の座標系における第1の方向に第1の所
    定量移動させる手順(a3)と、前記テーブルの位置の
    第1の座標系における座標(tX2,tY2)及び角度
    tQ2、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テー
    ブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標(v
    X2,vY2)を算出する手順(a4)と、前記テーブ
    ルを第1の座標系における第2の方向に第2の所定量移
    動させる手順(a5)と、前記テーブルの位置の第1の
    座標系における座標(tX3,tY3)及び角度tQ
    3、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブル
    の所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    3,vY3)を算出する手順(a6)と、(tX1,t
    Y1)〜(tX3,tY3)、tQ1〜tQ3、及び、
    (vX1,vY1)〜(vX3,vY3)に基づいて前
    記テーブルと前記撮像部との位置関係を算出する手順
    (a7)とを含み、 手順(b)が、前記テーブルを所定の基準位置に移動さ
    せる手順(b1)と、前記テーブルを第1の座標系にお
    ける第3の方向を軸として第1の所定角度回転させる手
    順(b2)と、前記テーブルの位置の第1の座標系にお
    ける座標(tX4,tY4)及び角度tQ4、並びに前
    記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の
    位置の第2の座標系における座標(vX4,vY4)を
    算出する手順(b3)と、前記テーブルを第1の座標系
    における第3の方向を軸として第2の所定角度回転させ
    る手順(b4)と、前記テーブルの位置の第1の座標系
    における座標(tX5,tY5)及び角度tQ5、並び
    に前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部
    分の位置の第2の座標系における座標(vX5,vY
    5)を算出する手順(b5)と、(tX1,tY1)、
    (tX4,tY4)、及び、(tX5,tY5)によっ
    て特定される円の中心座標、並びに、(vX1,vY
    1)、(vX4,vY4)、及び、(vX5,vY5)
    によって特定される円の中心座標を算出し、これらの座
    標とtQ1、tQ4、及び、tQ5に基づいて前記テー
    ブルと前記テーブルの所定部分との位置関係を算出する
    手順(b6)とを含み、 手順(c)が、前記テーブルを所定の基準位置に移動さ
    せる手順(c1)と、前記テーブルを所定の基準位置か
    ら第3の方向を軸として第3の所定量回転させる手順
    (c2)と、第3の所定量の回転による第1の座標系に
    おける第1の方向への前記テーブルの所定部分の移動量
    1及び第2の方向への移動量y1を算出する手順(c
    3)と、前記テーブルを第1の座標系における第1の方
    向に−x1移動させる手順(c4)と、前記テーブルを
    第1の座標系における第2の方向に−y1移動させる手
    順(c5)と、前記テーブルの位置の第1の座標系にお
    ける座標(tX6,tY6)及び角度tQ6、並びに前
    記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の
    位置の第2の座標系における座標(vX6,vY6)を
    算出する手順(c6)と、前記テーブルを第1の座標系
    における第3の方向を軸として第4の所定量回転させる
    手順(c7)と、第4の所定量の回転による前記テーブ
    ルの所定部分の第1の方向への移動量x2及び第2の方
    向への移動量y2を算出する手順(c8)と、前記テー
    ブルを第1の座標系における第1の方向に−x2移動さ
    せる手順(c9)と、前記テーブルを第1の座標系にお
    ける第2の方向に−y2移動させる手順(c10)と、
    前記テーブルの位置の第1の座標系における座標(tX
    7,tY7)及び角度tQ7、並びに前記撮像部が撮像
    した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第2の座
    標系における座標(vX7,vY7)を算出する手順
    (c11)と、(tX1,tY1)、(tX6,tY
    6)、及び、(tX7,tY7)によって特定される円
    の中心座標、並びに、(vX1,vY1)、(vX6,
    vY6)、及び、(vX7,vY7)によって特定され
    る円の中心座標を算出し、これらの座標とtQ1、tQ
    6、及び、tQ7に基づいて前記テーブルと前記テーブ
    ルの所定部分との位置関係を補正する手順(c12)と
    を含む、請求項17記載のプログラム。
  19. 【請求項19】 手順(a)が、前記テーブルを所定の
    基準位置に移動させる手順(a1)と、前記テーブルの
    位置の第1の座標系における座標(tX1,tY1)及
    び角度tQ1、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前
    記テーブルの所定部分の位置の第2の座標系における座
    標(vX1,vY1)を算出する手順(a2)と、前記
    テーブルを第1の座標系における第1の方向に第1の所
    定量移動させる手順(a3)と、前記テーブルの位置の
    第1の座標系における座標(tX2,tY2)及び角度
    tQ2、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テー
    ブルの所定部分の位置の第2の座標系における座標(v
    X2,vY2)を算出する手順(a4)と、前記テーブ
    ルを第1の座標系における第2の方向に第2の所定量移
    動させる手順(a5)と、前記テーブルの位置の第1の
    座標系における座標(tX3,tY3)及び角度tQ
    3、並びに前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブル
    の所定部分の位置の第2の座標系における座標(vX
    3,vY3)を算出する手順(a6)と、(tX1,t
    Y1)〜(tX3,tY3)、tQ1〜tQ3、及び、
    (vX1,vY1)〜(vX3,vY3)に基づいて前
    記テーブルと前記撮像部との位置関係を算出する手順
    (a7)とを含み、 手順(b)が、前記テーブルを所定の基準位置に移動さ
    せる手順(b1)と、前記テーブルを第1の座標系にお
    ける第3の方向を軸として第1の所定角度回転させる手
    順(b2)と、前記テーブルの位置の第1の座標系にお
    ける座標(tX4,tY4)及び角度tQ4、並びに前
    記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の
    位置の第2の座標系における座標(vX4,vY4)を
    算出する手順(b3)と、前記テーブルを第1の座標系
    における第3の方向を軸として第2の所定角度回転させ
    る手順(b4)と、前記テーブルの位置の第1の座標系
    における座標(tX5,tY5)及び角度tQ5、並び
    に前記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部
    分の位置の第2の座標系における座標(vX5,vY
    5)を算出する手順(b5)と、(tX1,tY1)、
    (tX4,tY4)、及び、(tX5,tY5)によっ
    て特定される円の中心座標、並びに、(vX1,vY
    1)、(vX4,vY4)、及び、(vX5,vY5)
    によって特定される円の中心座標を算出し、これらの座
    標とtQ1、tQ4、及び、tQ5に基づいて前記テー
    ブルと前記テーブルの所定部分との位置関係を算出する
    手順(b6)とを含み、 手順(c)が、手順(b)にて算出された前記テーブル
    と前記テーブルの所定部分との位置関係に基づいて、前
    記テーブルが所定の基準位置にある場合の前記テーブル
    の所定部分の位置の第1の座標系における座標(α,
    β)を算出する手順(c1)と、前記テーブルを所定の
    基準位置に移動させる手順(c2)と、前記テーブルを
    座標(α,β)を中心として第3の所定量回転させる手
    順(c3)と、前記テーブルの位置の第1の座標系にお
    ける座標(tX8,tY8)及び角度tQ8、並びに前
    記撮像部が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の
    位置の第2の座標系における座標(vX8,vY8)を
    算出する手順(c4)と、前記テーブルを座標(α,
    β)を中心として第4の所定量回転させる手順(c5)
    と、前記テーブルの位置の第1の座標系における座標
    (tX9,tY9)及び角度tQ9、並びに前記撮像部
    が撮像した画像中の前記テーブルの所定部分の位置の第
    2の座標系における座標(vX9,vY9)を算出する
    手順(c6)と、(tX1,tY1)、(tX8,tY
    8)、及び、(tX9,tY9)によって特定される円
    の中心座標、並びに、(vX1,vY1)、(vX8,
    vY8)、及び、(vX9,vY9)によって特定され
    る円の中心座標を算出し、これらの座標とtQ1、tQ
    8、及び、tQ9に基づいて前記テーブルと前記テーブ
    ルの所定部分との位置関係を補正する手順(c7)とを
    含む、請求項17記載のプログラム。
  20. 【請求項20】 第1の座標系が、直交座標系であるこ
    とを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載
    のプログラム。
  21. 【請求項21】 前記撮像部の撮像方向が、前記テーブ
    ルの位置決め対象物を載せる面の対面から前記テーブル
    の位置決め対象物を載せる面に向かう方向であることを
    特徴とする請求項17〜20のいずれか1項に記載のプ
    ログラム。
  22. 【請求項22】 前記撮像部の撮像方向が、前記テーブ
    ルの位置決め対象物を載せる面に鉛直ではないことを特
    徴とする請求項17〜21のいずれか1項に記載のプロ
    グラム。
  23. 【請求項23】 前記テーブルの所定部分が、前記テー
    ブルに付されたマークであることを特徴とする請求項1
    7〜22のいずれか1項に記載のプログラム。
  24. 【請求項24】 前記テーブル上に載せられた位置決め
    対象物の位置決めを行うためのプログラムであって、 位置決め対象物を移動させる際の目標位置を記録する手
    順(f)と、 位置決め対象物を初期移動させる手順(g)と、 位置決め対象物の位置を補正する手順(h)と、 手順(h)において求めた補正量が所定の値以下となる
    まで、手順(h)を繰り返す手順(i)と、を更にCP
    Uに実行させる請求項17〜23のいずれか1項に記載
    のプログラム。
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