JP7230104B2 - エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法に関する。
複数台のエレベータを統括して制御するシステムを、エレベータの群管理制御システムという。近年は、建物内でのエレベータの動きをリアルタイムに解析しつつ、将来の乗場呼びの発生状況を予測して運行を制御するリアルタイム割当制御機能(RTS)を搭載した群管理制御システムが開発されている。RTSを搭載することにより効率の良い群管理制御を行うことができ、利用者の利便性および省エネ効果を向上させることができる。
特開平5-319707号公報 特開2006-143360号公報
RTSを搭載した群管理制御では、乗場呼びが発生した際に、複数台のエレベータに関し、将来の仮想的な呼びを含む複数の呼びに対するすべての割り当ての組合せの中から、最適な組み合わせを見つけ出す演算処理を行う。この演算処理は、群管理に必要とされるリアルタイム性を実現するため、乗場呼びごとに所定の制限時間内に実行することが求められる。
しかし、この演算処理は複雑であるため、予め設定された制限時間内に終了しない場合があり、その場合には、呼びへのエレベータの割り当てに関する最適な組み合わせの判定精度が低下し、発生した乗場呼びに対して最適なエレベータを応答させることができない場合があるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、リアルタイム割当制御機能を用いて複数台のエレベータを群管理する際に、発生した乗場呼びに対して最適なエレベータを割り当てる処理を、所定の制限時間内に精度良く実行することが可能な、エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータの群管理制御装置は、発生を予測して生成された仮想呼び情報を記憶する仮想呼び情報記憶部と、複数台のエレベータそれぞれについて、乗場呼びおよび仮想呼びの割当パターンごとのサービス性能に関する評価値を算出する処理を、割当対象とする仮想呼びの数ごとに所定時間実行し、予め設定された制限時間が経過すると評価値を算出する処理を停止する単体割当パターン評価部と、すべてのエレベータに関し、該当するすべての単体割当パターンの評価値が算出された割り当て対象の仮想呼びの個数のうち最大の値を有効仮想呼び個数として決定する有効仮想呼び個数決定部と、乗場呼びおよび決定した個数の仮想呼びに対する割当パターンごとの評価値に基づいて乗場呼びに割り当てる乗りかごを決定する割当かご決定部とを備える。
一実施形態によるエレベータの群管理制御装置を利用したエレベータの群管理制御システムの構成を示すブロック図である。 一実施形態によるエレベータの群管理制御装置で、乗場呼びが発生した際に実行される動作を示すフローチャートである。 一実施形態によるエレベータの群管理制御装置で、乗場呼びが発生した際に実行される動作を示すフローチャートである。 一実施形態によるエレベータの群管理制御装置で生成された単体割当パターン情報の例を示す図である。 (a)および(b)は、一実施形態によるエレベータの群管理制御装置で生成されたエレベータ群割当パターン情報の例を示す図である。
本発明の実施形態を説明するにあたり、まず、複数台のエレベータを用いた群管理制御システムにおいて、乗場呼びが発生した際に実行される乗りかごの割当処理について説明する。
エレベータの群管理制御システムでは、利用者が乗場で乗場呼びを登録すると、最も効率よく利用者を輸送できるように、当該呼びに対して応答するかご(割当かご)を決定する割当処理を行う。割当処理で、割当かごを決める対象となる乗場呼びを、割当要求と呼ぶ。
割当処理ではまず、利用者の操作により発生した割当要求、および既に登録されエレベータに割当てられた呼びなどから生成された運行スケジュールに従い、各エレベータの運行予測処理を行う。運行予測処理では、割当要求にどの乗りかごを仮割当するかに応じて複数の割当パターンが想定され、それぞれの割当パターンごとに将来の運行を予測する。この処理では、割当要求に割当可能な乗りかごの台数分の割当パターンが存在する。
次に、割当パターンごとに割当要求への応答までに要する時間を見積もってサービス性能に関する評価値を算出し、割当要求と登録済みの呼びとに対し、全体的になるべく早く応答できる、つまり評価が高い最適な割当パターンを選ぶ。そして、選んだ割当パターンでの情報に基づいて、実際に割当を行う。
各割当パターンを評価して割当かごを決定する方法の例としては、割当要求および登録済みの乗場呼びに対し、各呼びが登録されてから各呼びの出発階でかごが応答するまでの時間(待ち時間)を運行予測の結果から予測し、各呼びの待ち時間の和、あるいは各呼びの待ち時間の2乗和をそのパターンの評価値とし、評価値が最小となるパターンを選択して、そのパターンで割当要求を割当てていたかごを最終的な割り当てかごとする方法がある。
その際、将来発生することを想定した呼び「仮想呼び」をあらかじめ数個程度用意し、これを用いて割当処理を行うことで、将来にわたり良好な群管理性能を維持することができる。仮想呼びとは、例えば、割当要求が発生してから15秒後に3階で発生することが想定されるUP方向(行先階は7階)の呼び、30秒後に7階で発生することが想定されるDOWN方向(行先階は3階)の呼び等である。
仮想呼びを用いた割当処理では、割当要求および仮想呼びに、割当候補となるさまざまなかごを仮割当した、複数の割当パターンを想定する。想定した割当パターンそれぞれに対して運行予測を行い、割当要求および仮想呼びと、登録済みの呼びとを対象に、応答までに要する時間を評価し、全体として最良となるパターンを選択する。そして、最良となるパターンで、割当要求に割り当てているかごを、割当処理の結果として選定するかご(割当かご)に決定する。
割当要求が発生して割当処理を行う際に生成される仮割当の割当パターンの数は、エレベータの台数をc、仮想呼びの個数をnとすると、c(n+1)通り存在する。例えば、3台のエレベータ(A号機エレベータ、B号機エレベータ、およびC号機エレベータ)を管理する群管理システムで割り当て要求が発生した際に、予め設定した仮想呼び3個を用いて割当パターンの情報を生成する場合、想定される割当パターンは、81通りとなる。このように割当パターンの数が多くなると、割当処理の演算に要する負荷が高くなり、限られた時間内に処理を正常に終えられない可能性がある。
一般的なエレベータの群管理制御システムにおいて、上述したように乗場呼びに対する割当処理が実行されることを前提に、以下に本発明の群管理制御システムの実施形態について説明する。
〈一実施形態による群管理制御装置を利用したエレベータの群管理制御システムの構成〉
本発明の一実施形態による群管理制御装置を利用したエレベータの群管理制御システムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータの群管理制御システム1は、m階建ての建物内に設置された複数台のエレベータ(A号機エレベータ10A、B号機エレベータ10B、およびC号機エレベータ10C)と、各階の乗場に設置された乗場呼び登録装置20-1~20-mと、群管理制御装置30とを備える。
A号機エレベータ10Aは、乗りかご11Aと、A号機制御装置12Aとを有する。A号機制御装置12Aは、乗りかご11Aの位置情報、走行状況情報、戸開閉状況情報、荷重状態情報等を、エレベータ情報として群管理制御装置30に出力する。またA号機制御装置12Aは、群管理制御装置30からの割り当て指令によりA号機エレベータ10Aを呼びの登録階へ応答させ、該当する乗りかごを戸開させる。
B号機エレベータ10BおよびC号機エレベータ10Cは、A号機エレベータ10Aと同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
乗場呼び登録装置20-1~20-mはそれぞれ、乗場の利用者が、行先階の方向を指定して乗りかご11A~11Cのいずれかを呼ぶ乗場呼びを登録するための装置である。なお、乗場呼び登録装置20-1~20-mは、行先階を入力する乗場行先階登録装置であっても構わない。
群管理制御装置30は、A号機エレベータ10A、B号機エレベータ10B、およびC号機エレベータ10Cを群管理する。群管理制御装置30は、乗場呼び登録部301と、仮想呼び情報記憶部302と、エレベータ情報取得部303と、単体割当パターン取得部としての単体割当パターン生成部304と、処理時間制限部305と、単体割当パターン評価部306と、有効仮想呼び個数決定部307と、エレベータ群割当パターン生成部308と、エレベータ群割当パターン評価部309と、割当かご決定部310と、割当情報出力部311とを有する。
乗場呼び登録部301は、乗場呼び登録装置20-1~20-mから取得した乗場呼びの情報を受け付けて登録する。
仮想呼び情報記憶部302は、将来発生することを予測して生成された仮想呼び情報を記憶する。仮想呼びは、後述するように、「割当要求の発生からX秒後に発生し、3F発7F行」のように、発生のタイミングと出発階および行先階を指定して、あらかじめ設定しておく。仮想呼びは、割当処理の対象となる乗場呼びが登録された時点以降も、呼びが発生し続ける状況を想定した予測と評価を行うことで、仮想呼びを発生させた階やその近傍において、将来にわたり早く応答できる状況を保つようにすることを目的として設定する。例えば、建物を出入する際に使われる出発基準階と、建物上端部付近のサービス性能を改善したい場合は、出発基準階と上端部の階に仮想呼びを設定してもよい。
仮想呼びを用いずに割当処理を行うと、割当要求が発生した時点で存在している呼びに対しては、よいサービスができても、後から発生する呼びを考慮した運行ができないので、将来発生する乗場呼びに対し、待ち時間が長くなってしまう可能性がある。仮想呼びは、そのような状況を避けるために用意されるものである。
エレベータ情報取得部303は、各制御装置12A~12Cから出力されるエレベータ情報を取得する。
単体割当パターン生成部304は、エレベータ10A、10B、10Cそれぞれについて、乗場呼び登録部301に登録された乗場呼びおよび仮想呼び情報記憶部302に記憶された仮想呼びに対する乗りかごの割り当ての有無を示した割当パターンを示す単体割当パターンの情報を生成する。
処理時間制限部305は、単体割当パターン評価部306において後述するように単体割当パターンごとの評価値算出処理が開始されると、当該処理の実行時間を計測し、計測値が予め設定された閾値tを超えると、時間切れ報知情報を単体割当パターン評価部306に送出する。
単体割当パターン評価部306は、各エレベータ10A、10B、10Cについて、単体割当パターン生成部304で生成された単体割当パターンに関し、割り当て対象とする仮想呼びの数が最も少ない単体割当パターンから順に、サービス性能に関する評価値を算出する。ここで算出した評価値を、単体評価値と呼ぶ。そして単体割当パターン評価部306は、処理の開始後、処理時間制限部305から時間切れ報知情報を取得すると、実行中の処理を停止する。
有効仮想呼び個数決定部307は、単体割当パターン評価部306において、エレベータ10A、10B、10Cのすべてに関し、該当するすべての単体割当パターンの評価値が算出された割り当て対象の仮想呼びの個数のうち最大の値を、有効仮想呼び個数として決定する。
エレベータ群割当パターン生成部308は、乗場呼び登録部301に登録された乗場呼びおよび有効仮想呼び個数決定部307で決定した個数の仮想呼びに対するエレベータ10A、10B、および10Cの乗りかごの割当パターンを示すエレベータ群割当パターン情報を生成する。
エレベータ群割当パターン評価部309は、単体割当パターン評価部306で算出された単体評価値に基づいて、エレベータ群割当パターン生成部308で生成されたエレベータ群割当パターンごとに、サービス性能に関する評価値を算出する。ここで算出した評価値を、エレベータ群評価値と呼ぶ。
割当かご決定部310は、エレベータ群割当パターン評価部309で算出されたエレベータ群評価値に基づいて最適なエレベータ群割当パターンを選択し、選択したエレベータ群割当パターンに基づいて割当要求に割り当てる乗りかごを決定する。
割当情報出力部311は、割当かご決定部310で決定した割当かごの情報に基づいて、該当するエレベータへ割り当て指令を出力する。
〈一実施形態によるエレベータの群管理制御システムの動作〉
本実施形態において、エレベータの群管理制御システム1で実行される動作について、図2A4および図2Bのフローチャートを参照して説明する。本実施形態において、仮想呼び情報記憶部302には、予め3個の仮想呼び(仮想呼び(1)、仮想呼び(2)、および仮想呼び(3))の情報が記憶されている。
建物内のいずれかの階床の乗場の乗場呼び登録装置、例えば1階乗場の乗場呼び登録装置20-1で利用者が乗場呼び登録操作を行うと、群管理制御装置30の乗場呼び登録部301に当該乗場呼びの情報が登録される(S1の「YES」)。乗場呼びの情報が登録されると、単体割当パターン生成部304が、エレベータ10A、10B、10Cごとに、乗場呼び登録部301に登録された乗場呼びを割当要求とし、当該割当要求および仮想呼び情報記憶部302に記憶された3個の仮想呼びに対する乗りかごの割当パターンを示す単体割当パターン情報を生成する(S2)。
生成された単体割当パターン情報の例を、図3に示す。単体割当パターンは、仮想呼びがn個の場合に、2(n+1)個生成される。本実施形態においては仮想呼びが3個であることから、パターンNO.0~NO.15の16通りの単体割当パターンが生成されている。
生成された単体割当パターンのうち、該当するエレベータに、すべての呼びを割り当てないパターンNO.0をパターン分類(a)とし、すべての仮想呼びを割り当て対象とせず割当要求を割り当て対象とするパターンNO.1をパターン分類(b)とする。また、割当要求および仮想呼び(1)を割り当て対象とするパターンNo.2およびNo.3を、パターン分類(c)とする。また、割当要求、仮想呼び(1)、および仮想呼び(2)を割り当て対象とするパターンNO.4~No.7を、パターン分類(d)とする。また、割当要求、仮想呼び(1)、仮想呼び(2)、および仮想呼び(3)を割り当て対象とするパターンNO.8~NO.15を、パターン分類(e)とする。
次に、単体割当パターン評価部306が、エレベータごと、および単体割当パターンごとに運行予測を行い、この運行予測に基づいてそれぞれのパターンのサービス性能に関する単体評価値を算出して記憶する(S3)。単体割当パターン評価部306が単体割当パターンごとの単体評価値の算出処理を開始すると、処理時間制限部305が当該処理の実行時間の計測を開始する。
単体割当パターン評価部306は、各エレベータ10A、10B、10Cについて、16通りの単体割当パターンの中のパターン分類(a)→パターン分類(b)→パターン分類(c)→パターン分類(d)→パターン分類(e)の順に、単体評価値の算出処理を実行する。つまり、割当要求への割り当て処理を行わずに、登録済みの呼びに対してのみ各乗りかごの位置関係等に従って運行するパターンから開始し、仮想呼びを割り当て対象とせず割当要求のみを割り当て対象として生成された割当パターン→割当要求および仮想呼び1個を割り当て対象として生成された単体割当パターン→割当要求および仮想呼び2個を割り当て対象として生成された単体割当パターン→割当要求および仮想呼び3個を割り当て対象として生成された単体割当パターンの順に、割り当て対象とする仮想呼びの数を順次増やして単体評価値の算出処理を実行する(ループ(1))。
その際、単体割当パターン評価部306は、乗場呼びに応答不可能な乗りかごが割り当てられている単体割当パターンについては、単体評価値の算出対象外として記憶する。「乗場呼びに応答不可能な乗りかご」とは、例えば、乗場呼びが発生した階が、不停止階、中抜け階、またはサービス対象外の段違い階として設定されているエレベータの乗りかごである。不停止階とは、利用者が乗降できないように、該当する乗りかごが停車不可能に設定されている階である。中抜け階とは、サービス対象の区間の中で、該当する乗りかごが停車不可能に設定された途中階である。例えば、1~5階がサービス対象区間で、1、3、4、および5階が停車可能に設定され、2階が停車不可能に設定されている場合には、2階が中抜け階となる。また、段違い階とは、特定のエレベータのみがサービス可能な階(例えば地下階等)である。
単体評価値の算出処理が実行されている間、処理時間制限部305は実行時間の計測値を監視し、計測値が予め設定された閾値tを超えると、時間切れ報知情報を単体割当パターン評価部306に送出する。
単体割当パターン評価部306は、単体評価値の算出処理中に、処理時間制限部305から時間切れ報知情報を取得すると(S4の「YES」)、実行中の処理を停止してステップS5に移行する。
ステップS5では、有効仮想呼び個数決定部307が、単体割当パターン評価部306において、エレベータ10A、10B、10Cのすべてに関し、該当するすべての単体割当パターンの評価値が算出されたパターン分類に該当する仮想呼びの個数のうち最大の値を、有効仮想呼び個数として決定する。有効仮想呼び個数決定部307が実行する有効仮想呼び個数の決定処理について、詳細に説明する。
有効仮想呼び個数決定部307は、各エレベータ10A、10B、10Cについて、時間切れ報知情報を取得して単体評価値の算出処理を停止したときに、当該算出処理が完了しているパターン分類に基づいて、有効仮想呼び個数を決定する。
具体的には、有効仮想呼び個数決定部307は、処理を停止したときに、エレベータ10A、10B、10Cのいずれかについてパターン分類(c)に該当するすべての単体割当パターンまでの単体評価値の算出処理が終わっていなければ、有効仮想呼び個数を「0」と決定する。
また有効仮想呼び個数決定部307は、処理を停止したときに、エレベータ10A、10B、10Cのすべてについてパターン分類(c)に該当するすべての単体割当パターンまでの単体評価値の算出処理が終わっており、エレベータ10A、10B、10Cのいずれかについてパターン分類(d)に該当するすべての単体割当パターンの単体評価値の算出処理が終わっていなければ、有効仮想呼び個数を「1」と決定する。
また有効仮想呼び個数決定部307は、処理を停止したときに、エレベータ10A、10B、10Cのすべてについてパターン分類(d)に該当するすべての単体割当パターンまでの単体評価値の算出処理が終わっており、エレベータ10A、10B、10Cのいずれかについてパターン分類(e)に該当するすべての単体割当パターンの単体評価値の算出処理が終わっていなければ、有効仮想呼び個数を「2」と決定する。
また有効仮想呼び個数決定部307は、処理を停止したときに、エレベータ10A、10B、10Cのすべてについてパターン分類(e)に該当するすべての単体割当パターンまでの単体評価値の算出処理が終わっていれば、有効仮想呼び個数を「3」と決定する。
ここでは、A号機エレベータ10AについてパターンNo.7まで算出処理が終わっており、B号機エレベータ10BについてパターンNo.9まで算出処理が終わっており、C号機エレベータ10CについてパターンNo.12まで算出処理が終わっていたものとする。この場合、有効仮想呼び個数決定部307は、すべてのエレベータについてパターン分類(d)まで算出処理が終わっているがパターン分類(e)の算出処理は終わっていないため、有効仮想呼び個数を「2」と決定する。
次に、エレベータ群割当パターン生成部308が、割当要求および有効仮想呼び個数決定部307で決定した個数(2個)の仮想呼びに対するエレベータ10A、10B、10Cの乗りかごの割当パターンを示すエレベータ群割当パターン情報を生成する(S6)。
このエレベータ群割当パターンを生成する際に用いる有効仮想呼びに関し、有効仮想呼び個数決定部307は、エレベータ10A、10B、10Cのすべてに関し、該当するすべての単体割当パターンの評価値が算出された仮想呼びの個数のうち最大の値を有効仮想呼び個数として決定している。これにより、エレベータ群割当パターン生成部308は、すべてのエレベータについて平均的に、なるべく多くの仮想呼びを割り当て対象として、算出可能なエレベータ群割当パターンを生成することができる。
生成されたエレベータ群割当パターン情報の例を、図4(a)および(b)に示す。図4(a)および(b)において、「A号機単体パターン」は、A号機エレベータ10Aについて採用する単体割当パターンNO.を示し、「B号機単体パターン」は、B号機エレベータ10Bについて採用する単体割当パターンNO.を示し、「C号機単体パターン」は、C号機エレベータ10Cについて採用する単体割当パターンNO.を示す。
エレベータ群割当パターンは、エレベータの台数がc台で、仮想呼びがn個であればc(n+1)個が生成されるため、図4(a)および(b)に示すエレベータ群割当パターン情報では、エレベータが3台、仮想呼びが2個で、27通りのエレベータ群割当パターンが生成されている。
次に、エレベータ群割当パターン評価部309が、エレベータ群割当パターン生成部308で生成されたエレベータ群割当パターンごとに、サービス性能に関する評価値を算出する。エレベータ群割当パターン評価部309はまず、評価値算出対象としてエレベータ群割パターン情報のパターンNo.1について、処理を開始する。
エレベータ群割当パターン評価部309は、当該エレベータ群割当パターンNo.1に該当する単体割当パターンとして、A号機エレベータ10Aの単体割当パターンがNo.7であり、B号機エレベータ10Bの単体割当パターンがNo.0であり、C号機エレベータ10Cの単体割当パターンがNo.0であることを特定する。そしてエレベータ群割当パターン評価部309は、特定したそれぞれの単体割当パターンについて、ステップS3で記憶された評価値を取得する。
エレベータ群割当パターン評価部309は、取得した各単体割当パターンの単体評価値の和を求めることで、エレベータ群割当パターンNO.1のエレベータ群評価値を算出して記憶する。このようにエレベータ群評価値を算出することで、エレベータ群割当パターンそれぞれに対して改めて運行予測を行うことなく、簡易な処理でエレベータ群評価値を算出することができる。エレベータ群割当パターン評価部309は、ステップS7の処理をエレベータ群割当パターンごと(ループ(2))に、実行する。
このときエレベータ群割当パターン評価部309は、処理対象のエレベータ群割当パターンに該当する単体割当パターンの中に、単体評価値の算出対象外と判断された単体割当パターンが含まれているか否かを判断する。単体評価値の算出対象外と判断された単体割当パターンが含まれていると判断した場合には、エレベータ群割当パターン評価部309は、当該エレベータ群割当パターンが実施不可能であり、エレベータ群評価値の算出対象外であると判断する。
次に、割当かご決定部310が、エレベータ群割当パターン評価部309で算出されたエレベータ群評価値から最適なエレベータ群割当パターンを選択し、選択したエレベータ群割当パターンに基づいて割当要求に割り当てる乗りかごを決定する(S8)。
そして、割当情報出力部311が、割当かご決定部310で決定した割当要求への割当かごの情報に基づいて、該当するエレベータの制御装置へ割り当て指令を出力する(S9)。各制御装置12A~12Cは、取得した割当指令に基づいて該当する乗場呼びに応答するように、各エレベータ10A~10C内の機器を制御する。
上述した実施形態の中のステップS5~S7において、有効仮想呼び個数が「0」と決定された場合の割り当てかご決定処理について説明する。まず、単体評価値の算出処理を停止したときに、いずれかのエレベータについてパターン分類(a)に該当する単体割当パターンNO.0の単体評価値の算出処理が終わらなかったことにより有効仮想呼び個数が「0」と決定されていた場合について説明する。この場合は、当該エレベータについては割当要求に応答するまでの時間を算出するための情報が出揃っていないと想定され、割当かご決定部310は、割当要求と各エレベータ10Aの20A、30Aの乗りかごの位置関係等から、当該割当要求に割り当てる乗りかごを決定する。
また、単体評価値の算出処理を停止したときに、最も処理の進度が遅いエレベータについて、パターン分類(a)に該当する単体割当パターンNO.0の単体評価値の算出処理が終わり、パターン分類(b)に該当する単体割当パターンNO.1の単体評価値の算出処理が終わらなかったことにより有効仮想呼び個数が「0」と決定されていた場合について説明する。この場合は、割当かご決定部310は、割当要求のみを割り当て対象として仮割り当てした場合の割当要求への応答までに要する時間(未応答時間)は算出できないものの、割当要求が登録された階を、割当要求で指定された方向で乗りかごが通過するまでに要すると見込まれる時間は推定可能であるため、この推定時間に基づいて割当要求への応答が最も早いと予測される乗りかごを当該割当要求に割り当てる決定をする。
また、単体評価値の算出処理を停止したときに、最も処理の進度が遅いエレベータについて、パターン分類(b)に該当する単体割当パターンNO.1の単体評価値の算出処理が終わり、パターン分類(c)に該当する単体割当パターンNO.2およびNO.3の単体評価値の算出処理が終わらなかったことにより有効仮想呼び個数が「0」と決定されていた場合について説明する。この場合は、割当かご決定部310は、割当要求を仮割り当てしない場合における登録済みの各呼びの未応答時間の予測値、割当要求を仮割り当てする場合における登録済みの各呼びの未応答時間の予測値、および、割当要求に対する未応答時間の予測値に基づいて、当該割当要求に割り当てる乗りかごを決定する。
また、有効仮想呼び個数が「1」と決定された場合、具体的には、最も処理の進度が遅いエレベータについて、パターン分類(c)に該当する単体割当パターンNO.2およびNO.3の単体評価値の算出処理が終わり、パターン分類(d)に該当する単体割当パターンNO.4~NO.7すべての単体評価値の算出処理が終わらなかった場合には、割当かご決定部310は、割当要求および1個の仮想呼びを割り当て対象として生成されたエレベータ群割当パターンに基づいて、割当要求に割り当てる乗りかごを決定する。
また、有効仮想呼び個数が「3」と決定された場合、具体的には、最も処理の進度が遅いエレベータについて、パターン分類(e)に該当する単体割当パターンNO.9~NO.15まですべての単体評価値の算出処理が終わった場合には、割当かご決定部310は、割当要求および3個の仮想呼びを割り当て対象として生成されたエレベータ群割当パターンに基づいて、割当要求に割り当てる乗りかごを決定する。
以上の実施形態によれば、エレベータの群管理制御装置は、リアルタイム割当制御機能を用いて複数台のエレベータを群管理する際に、発生した乗場呼びに対し、すべてのエレベータについて平均的になるべく多くの仮想呼びを考慮して、所定の制限時間内に精度良く割り当て処理を実行することができる。
上述した実施形態においては、処理時間制限部305が単体割当パターン評価部306による単体評価値算出処理の実行時間の計測値を監視し、計測値が予め設定された閾値tを超えると、時間切れ報知情報を単体割当パターン評価部306に送出する場合について説明した。しかしこれには限定されず、処理時間制限部305が単体割当パターン評価部306による単体評価値算出処理の進捗状況も監視して当該進捗状況に基づいて単体評価値算出処理を継続するか否かを判断し、継続しないと判断したときに時間切れ報知情報を単体割当パターン評価部306に送出するようにしてもよい。
具体的には、単体割当パターン評価部306において、所定数の仮想呼びを割り当て対象とした単体割当パターンすべてについて単体評価値の算出処理が終了したときに、処理時間制限部305が、現時点から計測値が予め設定された閾値tに達するまでの間に、仮想呼びの数が当該所定数よりも1個多い単体割当パターンすべてについて単体評価値の算出処理を終了することができるか否かを判断する。
そして、処理時間制限部305が、該当する単体割当パターンすべてについての単体評価値の算出処理を終了することができないと判断したときには、計測値が閾値tに達するのを待たずに、時間切れ報知情報を単体割当パターン評価部306に送出する。
例えば、上述した実施形態において、2個の仮想呼びを割り当て対象とした単体割当パターンすべて(単体割当パターンのパターンNo.7まで)が終了したときに、閾値tまでの時間が各エレベータについてあと3個の単体評価値の算出時間しか残っていない場合には、処理時間制限部305は、3個の仮想呼びを割り当て対象とした単体割当パターンすべて(単体割当パターンのパターンNo.15まで)を実行することが困難であると判断する。
ここで、仮想呼び数を1個増やしたときの単体割当パターンすべてについて単体評価値の算出処理を実行可能であるか否かは、例えば、該当する単体割当パターンの数が、閾値tまでの残り時間で算出可能な単体評価値の数の150%を超えているか否かで判断する。該当する単体割当パターンの数が閾値tまでの残り時間で算出可能な単体評価値の数の150%を超えていれば、処理時間制限部305は当該算出処理の実行を困難と判断して、この時点で時間切れ報知情報を単体割当パターン評価部306に送出する。
このように処理することにより、無駄な処理が実行されることが回避され、群管理制御装置30の処理負荷が軽減されるとともに、エレベータの割り当て処理の時間を短縮することができる。
また、上述した実施形態において、仮想呼び情報記憶部302に記憶される仮想呼びとして、曜日や時間帯ごとに異なるものを設定してもよい。また、仮想呼びの設定がない曜日や時間帯があってもよい。また仮想呼びは、群管理制御装置30が予め設定されたプログラムを実行することにより、過去に発生した乗場呼びの情報等に基づいて自動生成して仮想呼び情報記憶部302に設定してもよい。
また、上述した実施形態においては、単体割当パターンの生成、単体評価値の算出を群管理制御装置30が実行する場合について説明したが、これらの処理を各エレベータの制御装置で実行して、取得した情報を群管理制御装置に送信するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…群管理制御システム、10A,10B,10C…エレベータ、11A,11B,11C…乗りかご、12A,12B,12C…制御装置、20-1~20-m…乗場呼び登録装置、30…群管理制御装置、301…乗場呼び登録部、302…仮想呼び情報記憶部、303…エレベータ情報取得部、304…単体割当パターン生成部、305…処理時間制限部、306…単体割当パターン評価部、307…有効仮想呼び個数決定部、308…エレベータ群割当パターン生成部、309…エレベータ群割当パターン評価部、310…割当かご決定部、311…割当情報出力部

Claims (4)

  1. 複数台のエレベータを群管理し、
    発生した乗場呼びの情報を登録する乗場呼び登録部と、
    将来発生することを予測して生成された複数の仮想呼びの情報を記憶する仮想呼び情報記憶部と、
    前記複数台のエレベータそれぞれについて、前記乗場呼び登録部に登録された乗場呼びおよび前記仮想呼び情報記憶部に記憶された仮想呼びに対する乗りかごの割り当ての有無を示した単体割当パターンの情報を取得する単体割当パターン取得部と、
    前記複数台のエレベータそれぞれについて、前記単体割当パターン取得部で取得された単体割当パターンに関し、割り当て対象とする仮想呼びの数が最も少ない単体割当パターンから順に所定時間、サービス性能に関する評価値を算出する処理を実行し、予め設定された制限時間が経過すると前記評価値を算出する処理を停止する単体割当パターン評価部と、
    前記単体割当パターン評価部において、前記複数台のエレベータのすべてに関し、該当するすべての単体割当パターンの評価値が算出された割り当て対象の仮想呼びの個数のうち最大の値を、有効仮想呼び個数として決定する有効仮想呼び個数決定部と、
    前記乗場呼び登録部に登録された乗場呼びおよび前記有効仮想呼び個数決定部で決定した個数の仮想呼びに対する前記複数台のエレベータの割当パターンを示すエレベータ群割当パターンの情報を生成するエレベータ群割当パターン生成部と、
    前記エレベータ群割当パターン生成部で生成されたエレベータ群割当パターンごとに、サービス性能に関する評価値を算出するエレベータ群割当パターン評価部と、
    前記エレベータ群割当パターン評価部で算出された評価値に基づいて最適なエレベータ群割当パターンを選択し、選択したエレベータ群割当パターンに基づいて前記乗場呼びに割り当てる乗りかごを決定する割当かご決定部と
    を備えることを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  2. 前記単体割当パターン評価部は、前記乗場呼びに応答不可能な乗りかごが割り当てられている単体割当パターンについては評価値の算出対象外と判断し、
    前記エレベータ群割当パターン評価部は、前記単体割当パターン評価部で評価値の算出対象外とした単体割当パターンを含むエレベータ群割当パターンについては評価値の算出対象外と判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  3. 前記単体割当パターン評価部は、単体割当パターンの評価値を算出する処理の進捗状況に基づいて当該単体割当パターンの評価値を算出する処理を継続しないと判断したときに、前記単体割当パターンの評価値を算出する処理を停止する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 複数台のエレベータを群管理する群管理制御装置が、
    発生した乗場呼びの情報を登録する乗場呼び登録ステップと、
    将来発生することを予測して生成された複数の仮想呼びの情報を記憶する仮想呼び情報記憶ステップと、
    前記複数台のエレベータそれぞれについて、前記乗場呼び登録ステップで登録された乗場呼びおよび前記仮想呼び情報記憶ステップで記憶された仮想呼びに対する乗りかごの割り当ての有無を示した単体割当パターンの情報を取得する単体割当パターン取得ステップと、
    前記複数台のエレベータそれぞれについて、前記単体割当パターン取得ステップで取得された単体割当パターンに関し、割り当て対象とする仮想呼びの数が最も少ない単体割当パターンから順に所定時間、サービス性能に関する評価値を算出し、予め設定された制限時間が経過すると前記評価値を算出する処理を停止する処理を実行する単体割当パターン評価ステップと、
    前記単体割当パターン評価ステップにおいて、前記複数台のエレベータのすべてに関し、該当するすべての単体割当パターンの評価値が算出された割り当て対象の仮想呼びの個数のうち最大の値を、有効仮想呼び個数として決定する有効仮想呼び個数決定ステップと、
    前記乗場呼び登録ステップで登録された乗場呼びおよび前記有効仮想呼び個数決定ステップで決定した個数の仮想呼びに対する前記複数台のエレベータの割り当てパターンを示すエレベータ群割当パターンの情報を生成するエレベータ群割当パターン生成ステップと、
    前記エレベータ群割当パターン生成ステップで生成されたエレベータ群割当パターンごとに、サービス性能に関する評価値を算出するエレベータ群割当パターン評価ステップと、
    前記エレベータ群割当パターン評価ステップで算出された評価値に基づいて最適なエレベータ群割当パターンを選択し、選択したエレベータ群割当パターンに基づいて前記乗場呼びに割り当てる乗りかごを決定する割当かご決定ステップと
    を有することを特徴とするエレベータの群管理制御方法。
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