JP7229172B2 - 木管楽器用リガチャー - Google Patents

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Description

本発明は、木管楽器のためのリガチャー、特に、請求項1のプレアンブル部に従った、ねじれおよび/またはスライドを防いで受けブロックを用いた音楽演奏用のリードを木管楽器のマウスピースに固定する、クラリネットまたはサキソフォンのためのリガチャーに関する。本発明はさらに、上に述べたリガチャーの使用に関する。本発明はまたさらに、請求項3のプレアンブル部に従った、受けブロックに関する。またさらに、特に請求項10のプレアンブル部に従った、スペーサーデバイスを使用するリードの固定のためのリガチャーに関する。これに加えて、本発明は、請求項16に従った、例えばクラリネットやサキソフォンのような木管楽器のマウスピースにリードを固定するための固定ストラップに関する。本発明はさらに、特に請求項26のプレアンブル部に従った、リガチャーを有するリードのマウスピース上へ固定方法、およびリガチャーの使用(請求項27を見よ)に関する。
リードによって音を発生させる、とりわけクラリネットおよびサキソフォンは、木管楽器と呼ばれる。音を発生するために演奏者はマウスピースに固定されたリードを振動させる。直接的な帰結としてリードは自身の振動を周りの楽器本体に伝送し、楽器本体を共鳴器として使用する。その名前が示すように、殆どのリードは竹の茎、葦、ダンチクから作られる。
従来技術のリードの固定における問題点は、3つの要素、-第一にマウスピース、第二にリード、そして第三に固定装置(これはリガチャーと云う名称でも知られている)-を、たったふたつの手によって、同時に調和状態、すなわち、意図した相対的な位置に、可能な限り迅速かつ正確に持ち来さなければならない、ということに起因していた。リードは、音楽を演奏するために、リガチャーを用いてマウスピースに付着させられる。このようにする際に、マウスピースの担持表面上への、正確な位置決めは、決定的なものである。かくして、楽器が楽曲音を奏でられるように、リードの前エッジはマウスピースの前エッジと、ほぼ同一位置にされなければならない。同時に、マウスピースの上のリードの精度の高い位置、リガチャーのリードに対する位置、そしてリードに対してリガチャーから印加される押圧力は、その楽器の一つ一つの音に大きな影響を与える。それで、音楽家たちは常に再現可能のリード位置によって、個々の再現可能な音を得ることに常に意を用いている。
リガチャーの締め付け具がリードをマウスピースのどこにどのように取り付けているかということもまた、その楽器の固有の音色に関して決定的である。締め付け具とマウスピースとが接触する領域の面積と位置とに加えて、締め付け具の材質もまた重要である。現状の従来技術においては、大多数の締め付け具が、きつく締める、周りを囲んでマウスピースと接触する形式を有している。締め付け具は、しばしば、皮革、ゴム含有材質、織物、または織られた合成樹脂からなる。これらの材質は、マウスピースに対して強力な周波数禁止効果または周波数減衰効果を有している。金属材質の場合、固有振動特性を有しているが、いずれにせよ、マウスピースの固有振動とは一致しないものである。締め付け具が、このとき周波数減衰作用をマウスピースに対して有していると、このことはまず第一にその楽器の応答挙動に対し、特にハイトーンを出そうとするときに、禁止的効果を有する。 この応答挙動は、所望の音が聞こえて来るまでの遅れ時間として理解される。ハイトーンの生成は本質的にロウトーンの生成よりも難しい。音楽演奏の後で、リードはマウスピースから外され部品は別々に保管される。かくして、音楽演奏は頻繁なリードとマウスの組み立て分解の作業を必要とする。例えば子供たちの様な、これを日常的に行うことのない演奏家にとって特にそうであるが、この作業は時間がかかり間違えやすいものである。
これに加えて、リガチャーの態様の如何、例えば、調節螺子の先端がリードに圧迫点を残すかどうか、に依存して、リードは著しい損耗をうける。このことはリードの頻繁な交換を必要とさせる。これに加えて、線状のまたは点状のリガチャーとリードとの圧着が、以前の締め付け過程における圧着位置に戻されてしまうので、リードの再調節がこのためにより困難となる。さらに、音響の質が歪まされるという悪影響も想定しなければならない。簡潔に、再現可能に、損耗の少ない態様で、そして固有の音響が得られて、また当然演奏する音楽家の美的要求にもこたえるようにリードを締め付けるための努力は、リガチャーを最も多様な態様を有するものにしてきた。しばしば、楽器のマウスピースも、形が変化してきた。
さらに、色々な木管楽器(クラリネット、アルトサックス、バリトンサックス、など)のマウスピース製造の分野において、マウスピースの外寸に関して標準は存在しない。それゆえ、新しいリガチャーを開発するうえにおいて、可能な限りの多くの異なった外径のもので使用できる締め付け機構の発見が、典型的な挑戦であった。ほとんどのリガチャー生産者は、彼らの製品を、繊維製品におけるとちょうど同じ様にサイズで、S(スモール)、M(メディアム)、L(ラージ)およびXL(エクストララージ)と、分類している。新しくリガチャーを購入する時には、音楽家たちは正しいサイズを選択するために、自分のマウスピースを持参しなければならない。
リガチャーが締め付け具、すなわち締め付けストラップとして、および/または緊縮ベルトとして、および/または織物ループとして、および/または編み布ループとして設計され、リードをマウスピースに固定するための調節螺子を含む締め付け具の場合、大きすぎるリガチャーは対象物にいかなる安定性も与えることはできず、螺子部分の長さが小さすぎる調節螺子は状況次第でマウスピースを引っかくであろう。
EP 0 847 575B1には、リブつき/波状固定プレートを有するリガチャーが開示されており、これはリブのところのシートをマウスピースの所望の担持表面に押し付ける。この固定プレートは、取り換え可能であるおかげで、いろいろな音色を達成するために固定プレートとして多種の材質のものを使用することができる。
US 2014/0305279A1には、一つまたは二つの回転軸を有する、リードのための圧力プレートを有するリガチャーが開示されており、これにより圧力プレートにおよりリードを押圧する力の配向がマウスピースの円錐の角度に適合する。この場合、圧力プレートはリードの背中側のみを押圧するが、これはリードがマウスピースの担持表面に既に接している場合に限られる。
DE 20 2015 000 307U1には、締め付け手段による締め付け力がリードの上に有効に印加されるためのリグニンウキガヤ(verholztem Sussgrass)で作った受け部材を有する、木管楽器用リガチャーが開示されている。
US 5,000,073Aには、とりわけ、リガチャーの生産方法が開示されており、それは基本的にプレス加工された金属帯板からなり、リブを有していて、マウスピースの周りに円周方向に延びるものである。リードおよびマウスピースとの接触表面は、最小化されることが意図されている。
US 1,525,105Aには、マウスピースと強固に結合したリガチャーが開示されている。マウスピースの設計は、金属製でないシェルと、シェルの直径にきつく填まったメタルのブッシュとを、付加部材として有するものである。リードは、マウスピースに対して、金属製の内部ブッシュによって固く接合されることができる。しかしながら、マウスピースに対して固く固定されるが故に、このリガチャーは他のマウスピースに広く使用できるということはない。
US 2004/0177743A1は、リガチャーとリードとの間の接触を減らそうとするものである。そのために、とりわけ、複数のエッジと突起とを有する多種類の圧力プレートが使用されている。
US 2009/10217798A1には、柔軟で伸縮性のストラップ材料のリガチャーが記述されており、リードに与える圧力を最小化するとともに、音響発生時に生じ、マウスピースに伝わりそして楽器全体に伝わる振動を減衰させるために、リガチャーは長手方向に大きい表面においてリードと接触している。特にこのリガチャーは、重量削減をも意図している。
US 1,801,421A1に開示されたリガチャーは、頻繁に用いられる標準的なリガチャーである。標準化されていない、絶え間なく市場に供給される多種の寸法(直径の相違)のマウスピースの所為で、この態様は限定的な程度でしか利用され得ない。上述のごとく、それを解消するために多種のサイズが提供されてきた。しかしながら、柔軟な使用は限定的である。
DE 100 15 108A1において、新規なリガチャーがマウスピースと一体化されている。互いに強固に固定されていない複数の金属部材は、固有振動数に達するやいなや共振状態(音響発生)の間は「カタカタ」しがちである。マウスピースの先端に始まって、リードは締め付け板バネの抵抗に抗して押し付けられる。欠点は、滑らせる力がリードの最も敏感な部分-すなわちリードの先端部-だけに印:働くという点である。
US 2012/0085218A1には、音質を向上させるためにエボナイト製としたリガチャーが開示されており、これはテーパーをつけた中空の円筒であり締め付けリムに囲まれている。
調節螺子を有する締め付け具が異なった寸法のマウスピースに対しても適合することを確実にするために、マウスピースと調節螺子との距離を最小化することを確実にする追加的な調節螺子を有するリガチャーが、従来技術において知られていた。これの欠点は、リードを締め付ける組み立て手順が、熟練の音楽家向きであることである。
従来技術において知られている、さらなるものは、テンションワイヤ、テンション紐またはテンションコードであり、これによってリードはマウスピースに、疑似「強固に取り付け」られる。原理としては古くからある紐結び型の靴にたとえられるものであり、紐/帯で締められるものである。このワイヤ、紐、またはコードは、リードに均等な力を印加し広い締め付け面積をカバーすることができる。ただ、欠点はこのような装着装置は形状が安定していないことであり、リードの取り付け方法としてやはり子供や初心者には適していないことである。
従来技術のリガチャーが有する欠点は、使用する固定プレートまたは圧力プレートが、リードの縦方向形状合わせ案内または応力合わせ案内をしないことである。リブも圧力印加点をリードのマウスピース側と反対側に生じさせ、このことはマウスピース上のリードを、あとになってずらすことを非常に困難にする。これに加えて、小さな部品を分解組み立てするので、固定プレートまたは圧力プレートの交換は、面倒なものであり、かつ経験の浅い音楽家にとって失敗を誘発しがちなものである。
本発明の目的は、従来技術における木管楽器のリガチャーを改良し、リガチャーを用いて、簡単かつ再現可能に複数の異なったサイズのリードも装着可能であり、または、複数の異なったサイズのマウスピースにでも装着可能である、装置及び方法を提供することである。この目的を達成するために、請求項1および10のリガチャー、請求項3の受けブロック、請求項16の締め付けストラップ、請求項26の方法、および請求項27の本リガチャーの使用、が提案される。任意選択的に、独立請求項の発明ならびにそれぞれの請求項の構成要件および/またはその組み合わせによる有利な実施例が以下の明細書に開示される。以下の説明において別々に記述される特徴や構成は、音楽家にとって実用的ないかなる態様によっても、互いに組み合わせることができ、さらなる実施態様を示すものである。以下の説明は図面とともに、本発明をさらに特徴付け、特定するものである。
本発明は、特に、クラリネットやサキソフォンのような木管楽器用のリガチャーである。 本リガチャーは、音楽を演奏するときに、リードに対して印加する所謂プレスオンフォースと呼ばれる押圧力を発生してリードを木管楽器のマウスピースに固定する、受けブロックを有している。これを行う際に、リードは、リードの長手方向対称中心線が、マウスピースのリード支持表面の長手方向対称中心線と一致し、リードの先端エッジがマウスピースの先端エッジとほぼ同位置になるように揃うという、ねじれおよび/または滑りが起きていない状態で固定される。受けブロックは、リードを圧力が適切となる態様、および/またはリードの少なくとも一つの側の面において形状の一致が達成されているようにすることによって、このことを達成している。
本発明の受けブロックは、リガチャーと整列し、リガチャーに接続されるものである。 リードの締め付け過程において、リードは受けブロックに受容され、受けブロックによってその位置に強固に保持される。その次のステップで、受けブロックおよびリードを含んでリガチャーは、ユニットとしてマウスピースに押し付けられる。最後に、このユニットは、リードの先端エッジがマウスピースの先端エッジと、ある距離をもって隣接するように、対称軸または長手方向軸に沿って押される必要があるだけである。本発明による新規な受けブロックの、任意選択的な従来のリガチャーとのただ一つのつながりは、役に立ち、確実であり、操作が素早くできるということであり、また未熟な音楽演奏家や子供にとっても操作が簡単である、ということを結果する
更なる有利な実施態様においては、本リガチャーはあらかじめ組み立てた構成(特に図6a、6b、6cを参照)、および/または、あらかじめ組み立てて使用すること、ここにおいて、あらかじめ組み立てた構成というのは、リードの付いたリガチャーをマウスピースに押し当てるより以前に、応力をフィットさせた、および/または形状をフィットさせたリードとリードを保持する受けブロックとを接合させることであるが、とすることへの適性を有している。この、事前組み立てという構成においては、マウスピースに対してリガチャーを接合してリードが最終位置に来るようにする前に、リードが受けブロックまたはリガチャーシステムにおけるリガチャーに対して、位置決めおよび/またはリガチャーへの応力をフィットさせておよび/または形状の一致をさせてリガチャーと接合させる。応力フィットさせる接合でも形状をフィットさせる接合でもどちらも、受けブロックの水平限定壁から始めることができる。限定壁の内側表面のどちらも、リードの円錐状の曲がりに対応しており、および/または限定壁はリードの横表面に対して圧力を印加する機構を有している。リードはそれで、もはやリガチャーから自ら脱落することはできなくなり、音楽家が両方の手をマウスピースを押し、固定作業をおこなうために、たとえばネジを調節するために、使用できるようになる。事前組立が任意選択的におこなえることは、それがリードをマウスピース上に、謂わば、位置に着かせ、それゆえ位置決め操作はすでに実行されている、という計り知れない利点をユーザーにもたらす。
リガチャーのための締め付け装置は、例えば皮革またはプラスチック製のベルトまたはストラップとして、または、例えば金属またはプラスチック製の弾性を有する/不変の柔軟性を有するストラップとして構成されてもよい。リードを固定するのに必要な締め付け力は、ベルトまたはストラップの両端を互いに連結する、通常はマウスピースのリードがある側と反対の側に位置する調節螺子によりもたらされる。この調節螺子の締め付け力は、受けブロックに対して押し付ける力を発生させ、これはすなわちマウスピースの支持面上にリードを押し付けることになる。受けブロックと、受けブロックとベルトまたはストラップとを固定する器具とに対するリードの、応力フィットした及び/または形状フィットした接合を伴って、リードは、リードの対称軸または長手方向軸がマウスピースの支持表面の対称軸線と一致するように、また、リードの先端エッジがマウスピースの前端エッジとほぼ同位置になるように揃うという締め付けられた状態を維持され、音楽演奏中にねじれたりずれたりすることが防止される。
独立請求項では前記リガチャーの受けブロックに関するものであり、リードとの応力フィットがなされ、および/または、リードの少なくとも一つの表面に形状フィットされた接合メカニズムを有している。
応力フィットされた受容または接合が、有利なさらなる実施例において、開示され、受けブロックは可逆的に柔軟性の要素を有する、および/または、不変の柔軟性を有する変形可能な材料でできており、その材料および/または対応する要素は、リードを挿入するときに変形することによって、直接的または間接的にリードの側部表面と適合する。間接的な適合というものは、受けブロックとリードの側部表面との接触面が硬い材質で形成され、常に弾性的な材質はリードの側面に面さずまたは距離を置いており、限定壁においてリードの側部表面との直接接触が無いことであると理解される。受けブロックの少なくとも一部の好適な弾性特性を伴って、受けブロックの内側表面は、湾曲した担持表面の対称軸に平行に伸びていてもよい。リードを受けブロック内に挿入するに際して、限定壁は、互いに傾斜しているリードの側部表面に対応して変形する。
さらに有利なさらなる実施例において、本リガチャーは、例えば金属製またはプラスチック製の少なくとも一つのスプリング弓又は他のタイプの弾性弓を有する事前組み立て式の構成について有用性を発揮する。このスプリング弓はばね性のある、たとえば巻かれた、平たい材質の、たとえばばね鋼、真鍮またはプラスチックの弾性体で形成される。自動車の構造における半楕円リーフスプリングに似て、弾性スプリングは中央の支持ポイントにおいて、回動可能に装架される。受けブロックにリードを挿入するときに、弾性スプリングの両端が、リードの横表面との接触点となる(図6b参照)。このときに、スプリングは撓み、スプリングの曲率が減少する。これにより、弓が、応力印加による嵌め込みを弓がこれら接触点において、挿入されたリードの横表面に対しておこなう。
これに対する代替的な実施例においては、スプリング弓またはほかのタイプの弾性的に柔軟な弓が、受けブロックの二つの限定壁の一つに組み込まれており、対応する限定壁の内側側壁は離される。スプリング弓は、特に弓の曲率および同時に生じる二つの接触が、挿入されるリードの横表面に対して押圧力を作用させることで応力フィッティングを行うのに適している(図6a参照)。離されていない限定壁は、リードの締め付け領域と相補的な形状に設計されており、このことは追加的におよび/またはこれに代わってリードの形状フィッティングを行うことの役に立つ。このような事前組み立て構成によって、リードとリガチャーとの間の応力フィッティングおよび形状フィッティングが同時に適用可能となり、滑りおよび/またはズレのない、マウスピースへのリードの装着に大きく寄与することになる。
好ましくは、リードの湾曲した表面が、受けブロックの締め付け領域に沿った内側担持表面、この担持表面はリードの表面と形状フィッティングした、組み合わせの湾曲カウンターパートとして形成されるものであるが、の上に定着する。この担持表面は、リードの湾曲締め付け表面領域の長さ全体に亘って、または、部分的に、伸びている。これはまた、リードにおいていかなる圧力点も発生させることがない。形状フィッティングをおこなう案内用の、任意選択的に採用する限定壁が、受けブロックの内側湾曲担持表面の水平エッジのところに設けられてもよい。これらの壁の内側横表面は、形状フィッティングしており、および/またはテーパー状の横表面と相補的になっており、そしてリードの締め付け領域又はその一部において定着するように形成され配置される。形状フィッティングした収容は、受けブロックがリードを形状フィッティングする方式で部分的に収容することによって実現する。
通常の市販品であるリードは、ある程度の寸法許容誤差および/または製造許容誤差を与えられている。そこで、形状フィッティングのみをおこなう、厳格に形成された受けブロックに対しては、個々の寸法において、大きすぎる、または、小さすぎる、かもしれない。しかし、形状フィッティングによる収容においては、どのような通常の市販品のリードでも所望の位置で使用できるようにするために、製造許容誤差を補償して許容度に適応するような組み合わされた機構を有する実施例が存在する。受けブロックの外側表面及び内側表面に、互いに平行であり、同時に、受けブロックの湾曲した内側担持表面の軸に対して、軸対称的にペアになって、受けブロックの全長に亘って伸びる溝および/またはでっぱりを設けることによって、受けブロックは屈曲した断面を得る。これによって、受けブロックは、それ自身でばね効果を有することとなり、限定壁の内側横表面が所謂屈曲ばねの脚としての作用をなし、たとえ寸法許容誤差を有するリードであっても形状フィッティングをおこなってリードの側部表面に定着する。
受けブロックのばね効果が、木質またはプラスチックによって発揮されようとする場合、弾性ばね弓が限定壁に組み込まれる。これは好ましくは受けブロックの湾曲した内側担持表面の軸に対して、軸対称的にペアになって伸びるものである。受けブロックにリードを挿入する際に、これらのばね弓は弾性的にそして好ましくは波状に屈曲し、リードの許容誤差に関わりなく、点状の支持を与える。この場合、ばね弓は0.1mmから1mm以上までの間の厚みを有しているが、厚みはまた、弓の材質に何を選ぶかにも依存する。そのため、弓は金属またはばね性のある弾性プラスチックからなるものとしてよい。この場合もまた、ばね弓の変形はリードを取り外した際には完全に復元可能である。
望ましい音色の要求に依存して、受けブロックは木材から成るものでも、硬質プラスチック、熱可塑性プラスチックまたは金属製でもよい。とりわけ、受けブロックは、マウスピース、または、楽器の共振空洞と同一の材質から製造されてもよい。好適な実施例においては、受けブロックは、クラリネット用に製造され、従って、クラリネットの作成においての習慣であるグレナディラ材で製作される。マウスピースとの材質同一性を確立するために受けブロックはエボナイト、すなわち天然ゴムで製造されてよい。限定壁の内側表面が、互いにテーパー状に伸びる場合は、受けブロックは、少なくともある部分においては、永久的に弾力のある変形可能な材質でなければならない。このための好ましい材質は、ポリウレタンまたは硬質ゴムである。
マウスピースに対するリードの簡潔で失敗なしの装填に加えて、リガチャー内の受けブロックの迅速な取り替えもまた、適切な締め付け装置の選択によって保証され、これにより、関連する演奏者は快適に多数の受けブロックの構造例や材料例を試すことができる。 とりわけ、受けブロックの工具を必要としない交換、すなわち、螺子回しの類を使用することなしに交換できることが目標である。このために、適切には、少なくとも一つの凹部(例えば開口またはポケット)が設けられ、ピン状の小さい部品(例えば螺子、リベット、ボルトまたは釘)を用いたリガチャーの留め具によって定位置に固定される。
請求項10のとおりの、スペーサー装置を有するリガチャーについて独立請求項としての保護が求められる。スペーサー装置の使命は、締め付け具の要素(例えば、皮革ベルト、金属帯、または調整螺子のような)が、マウスピースに直接接触することを防止することであり、これにより、望ましからざるリガチャーの要素がマウスピースの音響発生を妨害することを防止し、周波数禁制的で周波数減衰的な、マウスピースに対する全ての影響を抑制するか、または極小に抑えこむ。少なくとも一つのスペーサーの、適切な選択、特に適切な材料および/または適切な設計によって、狙った影響を楽器の音響特性、そしてとりわけ高音における応答に対して与えることができる。
好適な実施例において、一つまたは複数のスペーサーは、木製または金属製である。このことは第一義的に、音響発生に影響する、たとえば、緊張ベルトに、減衰がなく、共振もない材質ということである。これをおこなうために、一つまたは複数のスペーサーは、好ましくはマウスピースと同一の材質(例えばエボナイト)または楽器の共振空洞と同一の材質(グレナディラ材)である。このようにして、異なった材質が動作部材と接触すること、また、楽器の共振空洞と接触することなしにリガチャーが適用される一つの実施例を実現する。このことは、いわゆる純粋楽器を実現する可能性に導く。
本発明の非常に単純な実施例においては、スペーサーとマウスピースとの間の線状接触領域を形成するように、スペーサーが棒状の約1cmの長さの部品とされる。このような棒は、例えば緊張ベルトとマウスピースとの間に容易に挿入されて緊張ベルトとマウスピースとの間の接触がおきないようにする。スペーサーとリードとのみがこれによりマウスピースと接触する。たとえば、円筒形のまたはプリズム形がスペーサーの断面形状となっており、これはスペーサーの全長に亘る内に変化することもできる。スペーサーは、中実の材質でも中空でもよい。線状の形の接触領域に代替して、点状の接触領域も、スペーサーとマウスピースとの間に形成されることができる。線状と点状の接触領域の組み合わせもまた考えられる。さらに、スペーサーには追加のエッジ、凸状曲率または他の突出部または表面陵を有してもよい。
本発明の、任意選択的な更なる実施態様において、棒と締め付け具との間の接触が固定化されているものも考えられる。このように、リードと向かい合うマウスピースの側において線状または点状のみで接触するスペーサーもまた、保持部または複数の保持部におけるエッジ、曲線、突出部または他の表面陵として形成されてもよい。このように、保持部は、例えば受けブロックの相方として、圧力ブロックの上側部分という形で、マウスピースの上側に、形作られてもよい。本発明の受けブロックの代わりに、いかなる固定具も、リードのためにスペーサー装置に加えて使用することができる。
スペーサー装置付きの本願発明のリガチャーの部分としての受けブロックの使用についていえば、この受けブロックは第一義的に今まで述べたおよびこれから述べるリガチャーの実施例のいずれにも使用できる。
上側部分は、固定手段として調節螺子を任意選択的に有していてもよく、これはマウスピースへの取り付けのために必要な力をリガチャーに対して供給する。さらに、上側部分の一部として、接触部品が調節螺子の頂部に設けられてもよい。調節螺子の、外側螺子山の相方としての内側螺子山がベアリングアンカー内に設けられる。螺子が締められると、接触部が線状形の接触領域を形成してマウスピースを押し付ける。このようにすることによって、圧力が形成され、圧力はリガチャーシステム全体に伝達される。しかしながら、他の自明な複数の方法も当業者であれば想起するであろう。装置の特に迅速な装填のためには、例えばカムレバーが適切であろう。
本発明の、任意選択的な更なる実施例においては、上側部をマウスピースの反対側にある受けブロックまたはもう一つの固定具(例えば圧力プレート)に接続するための緊縮ベルトの代わりに、固いアンカーを使用することができる。これらのアンカーは、上側部のベアリングアンカーに強固に装着できる。固定具およびスペーサーはこのようにして臨むだけの小ささにすることができる。これらのアンカーは、二つの要素が接触することなしに互いに連結されるように湾曲しており、固定手段の力は対応してリードに伝わる。上側部とスペーサーとが一体化した設計においてはとりわけ、好適な実施例において、ベアリングアンカーと接触部とが、マウスピースにリガチャーを設置する際にマウスピースの円錐状鏡面の形状にほぼ適応するように形成されている。連結具は固定具と上側部とに固接手段の助けを借りて連結されている。視覚的理由からも、楽器の個々の鍵に使用されているような特別の固接手段が適している。同時に、これによって、楽器においては適さないような材質の使用が、本発明においては減少される。アンカー自体は、アルミニウムまたは洋銀で作成されてもよい。
受けブロックのさらなる利点は、リガチャーがどんな押圧力をリードの上に掛けられるか、そしてマウスピースを押し付ける力に対して作用することができるかについての理解から判明する。リガチャーの対応する押圧力は、緊縮ベルトまたはアンカーの曲がりに沿った方向に伝わる。そして、その力は力の水平成分と垂直成分に分けることができる。押し付ける力は、垂直方向の力成分から生じるのに対し、水平方向の力成分は、何の効果も発生させない。このように、垂直力成分が可能な限り強いリガチャーが望ましい。固定具および/または受けブロックの如何により、とりわけ、その幾何学的な外形の如何により、ベルトがマウスピースに巻き付く形またはアンカーが固定具に連結する態様が、影響を受けうる。固定具の外形が大きくなればなるほど、リードの横表面領域におけるベルトまたはアンカーは、より急峻/より垂直に近くなる。連結具がリードに及ぼす力の垂直成分は、これにより強化される。理想的な場合においては、固定具および/または受けブロックは、連結具がリードの横表面の中心に対して垂直に案内され、連結具はそれゆえリードの上に垂直力のみを印加するに十分なだけ幅広い。ベルトまたはアンカーの達成し得る押圧力は、これにより最大化される。
独立請求項による発明の保護が、請求項16に記載された装置、すなわち、クラリネットやサキソフォンのような木管楽器のマウスピースにリードを固定装着する締め付けストラップであって、締め付けストラップが可逆的に変形可能および/または伸縮性の材質により形成されるものが、請求されている。この締め付けストラップを実現するまたは製造するために、例えば、ばね作用真鍮薄板、ばね作用鋼薄板、または適切なプラスチックを使用することができる。いかなる材質も、ある張力のもので変形するが、その後変形の残存なしに最初の状態に弾性的に復帰するものであれば、使用可能である。さらに、締め付けストラップは、長く伸びた形態にされた弾性的な帯、金属板帯、またはワイヤ部材、またはマウスピースの周りに曲がって巻き付くように形成されたクランプによって特徴づけられる。この帯はバネ効果強化圧延真鍮シートおよび/またはバネ鋼帯および/またはプラスチック製である。そのような帯は、典型的には板バネに使用される。締め付けストラップは、マウスピース上に在って外から見える部材であるため、外見上の理由で銀メッキされてもよい。さらに、締め付けストラップは第一の端部、中間部および第二の端部を有する帯であって、金属板帯は曲がることが可能でありおよび/または巻き付くために曲がり得るものでありおよび/またはマウスピースを包含するものであり、二つの端部はまたは少なくとも端の二つの一部分は互いに結合する機構を有する。金属板帯はほぼ円形をなす表面を形作り、マウスピースを包含する状態でマウスピースの長手軸に対して基本的に直角に配置している。連結具は典型的には同時に固定機構でもあり、金属板はマウスピースを包含した状態での形状を維持する。間接的な結合の場合、追加的な中間部材またはアダプターがクランプの端部の間に使用され得る。
本発明の、さらなる好適な実施態様においては、クランプは帯の第一端部と連結するための、長穴および/または溝および/または通路および/または凹みおよび/または凸部として形成された機構を有する。長穴は、例えばプレス加工または圧延加工で形成することができる。
任意選択的に、帯板の第二の端部と連結するための機構が、長穴および/または溝および/または通路および/または凹みおよび/または凸部に連結する連結要素または相補的対応ノッチとして形成される。帯の端部を同じ位置に保持するという固定効果は、長穴内の連結要素によって奏される。
好適な実施例においては、連結および/または結合要素は帯板と共に単一部材として形成される。そこで、帯板、長穴および連結要素を有する弓は、例えば板材料から打ち出された部品として作られる。
本発明のさらなる任意選択的な態様として、固定ストラップは、ガイドとして形成された長穴および/または溝および/または通路および/または凹みおよび/または凸部を含む。連結要素は、固定のためおよび/または連結のために、このガイドに沿って可動または調節可能のままにされる。固定ストラップを包含し得る直径は、連結要素の相対的位置に応じて、このガイドまたは長穴の中に位置する。連結要素がガイドに沿って帯の地中幹部に移動すると、帯によってまたはクランプによって囲まれる領域の直径はより小さくなる。固定ストラップに適切なマウスピースが挿入されると、クランプに接続したリードがマウスピース上に、例えば本発明による受けブロックにより、押し付けられる固定過程が実施され得る。この機構によって、リードは、異なった寸法のマウスピースに固定されおよび/または装着されることができる。このようにして、比較的大きな固定領域をカバーすることができる。
マウスピースの円錐形の曲面に適応するために、本発明の好適な実施例において、固定ストラップはクランプを有しており、第一のおよび/または第二の点部は延長された脚の形をしている。丸められていない、平らな状態に置かれたものを考えた場合、これらの脚は水平軸または帯の長手方向軸またはその中央部分に対して、例えば約10°または5~40°の角度をなしており、この角度はマウスピースの円錐の度合いに応じて変化してもよい。この帯のほぼ水平な軸または長手方向軸は、基本的に基部に平行に伸びており、マウスピースの長手方向軸にほぼ直角である。本発明の、任意選択的な更なる実施態様においては、固定ストラップの中央部は固定具を装着するための、例えばマウスピース上のリードのための受けブロックまたは他の圧力プレートといった緩衝手段を有している。これらの緩衝手段は、例えば金属板に開けられた複数の穴として形成されてもよい。固定具はこれらの穴に、例えば螺子または固定ピンといった適切な固定手段によって装着することができる。
本発明の好適な実施態様においては、固定ストラップは、リードをマウスピースに装着する過程において、結合要素をガイド、このガイドは長穴および/または溝および/または通路および/または凹みおよび/または凸部によって形成されているが、に沿ってずらしたり調節したりするための、調節螺子または他の手動により操作できる調節要素を装備している。調節螺子の操作によって、固定ストラップの、楽器の所望の場所への締め付け過程または締め付け動作が行われる。帯および/または固定ストラップが取り囲む直径は、これにより、最終的にリードの締め付け力として所望の物が達成されるまで、広げられまたは狭められる。
本発明の、任意選択的な、さらなる実施態様において、固定ストラップの調節螺子は、第一の螺子山部と第二の螺子山部とを有する螺子山を有する。この際に、第一の螺子山部と第二の螺子山部とは互いに逆螺子となる螺子回転方向の螺子山を有している。第一の部分は、調節螺子のつまみに近い側であるが、例えば右螺子を有して良い。この場合、第二の部分は調節螺子のつまみから遠い側であるが、左螺子を有する。調節螺子のつまみは、二つの部分の中間部に、調節輪として設けてもよい。さらに、クランプの調節螺子との連結は内部螺子山を有するナットを、クランプの第一の端部にまたは第一の端部の領域に装着して実現される。ナットはクランプに溶接、接着、リベットどめ、および/または圧着によって連結される。固定ストラップの有利な実施例においては、第一の端部のナットは、調節螺子の第二の螺子山部と相補的に形成され、および/または、第にの端部のナットは調節螺子の第一の螺子山部と相補的に形成され、即ちそれらは互いに噛み合う。例えば、第一の螺子山具が左螺子を有している場合、クランプの第二の端部のナットは相補的な態様で形成されており、右螺子山と噛み合うようになっている。
本発明の固定ストラップの、任意選択的な更なる実施態様は、リードをマウスピースに装着する装着過程が、調節螺子の第一の方向への回転操作によって実行されることができ、そうすることによって、螺子山部の反対の方向の回転により二つのナットの間の距離が大きくなる。ナットの移動は、マウスピースの対称面に対してほぼ対称的に生じ、このことにより力の対称的な印加が行われる。
本発明の代替的なさらなる実施態様においては、前に述べた上側部分および/または圧力ブロックおよび/または前に述べたベアリングアンカーおよび/または前に述べた接触部分が提供され、締め付け動作中にマウスピースの表面に対して押し付けることができる。 一方において、このことは調節螺子の螺子山および/または金属帯によってマウスピースが引っ掻かれることを防止する。他方において、固定ストラップとマウスピースとの間の接触表面の材質は、これにより選択可能となる。
さらに別の態様における固定ストラップは、少なくとも二つの、例えば金属またはプラスチック製の弾性的なバネ弓を有する受けブロックを有する。こうする際に、バネ弓は、受けブロックの二つの限定壁の一つに組み入れられるかまたは、柔軟バネとして形成された限定壁の前側に設けられて回転可能に形成される。このことは、両方の側のリード側部表面への圧縮力の作用が好ましくはバネ弓とリードとの間の、特に事前組立した態様においては受けブロックとリードとの間の、4つの接触点においてなされる結果、対称的であってそれ故に特に安定的な応力フィッティングを実現する。一方において受けブロックの限定壁の円錐性を通じて、また他方において許容度補償的な限定壁のまたは限定壁の前に位置する板バネを通じて、この構成によって、形状フィッティングも追加的に実現されることができる。
好適な実施態様において、それぞれのマウスピースのためのリガチャーは適切なものであり、マウスピースに対する修正は実行されるべきでない。本発明のさらなる実施例において、本発明のリガチャーの個々の構成は、マウスピースに対して適宜統合して適用してよい。本件において提示されたリガチャーは、クラリネットやサキソフォンといった楽器にのみ限定されるものではなく、むしろ、自明な技術的に応用よって、リードを有する複数の木管楽器に対して適用可能である。マウスピースを修正する必要がないという事実によって、既存の楽器/マウスピースに対しての後付けが、簡潔化される。
リードをクラリネットやサキソフォンなどの木管楽器に装着する方法が、本発明の独立した保護として、さらに請求されている。この方法は、以下の工程に分説される。
―底面を外部に露出して、任意選択的に既存のマークの位置に、受けブロックの中にまたはリガチャーの中に、あらかじめ定めた受けブロックに対する相対的位置に、事前組立の構成を形成して、限定壁の内側表面が形状フィッティングの状態でリードの側部表面を取り囲み、および/またはリードの側部表面に対するあらかじめ定めた応力フィッティング結合が受けブロックまたはリガチャーとリードとの間で形成されるまで、リードを挿入および/または滑入すること。
―この事前組立された組み立て体を、マウスピースの中にリードの先端エッジがマウスピースの先端エッジと面一の配置になるように押し込むこと。形状フィッティングおよび/またはとりわけ応力をリードの側部表面に向ける応力フィッティングの故に、リードは受けブロックおよび/またはリガチャーに対して相対的に意図した位置に留まる。リードはもはや容易にはリガチャーから脱落することができず、音楽家はリードを片手でリガチャーおよび/またはマウスピースにおける意図した位置に保持させられることはない。
本発明のさらなる詳細、構成要件、構成要件の組み合わせ、効果および利点が以下の発明の詳細な説明および図面から理解される。それらは以下に記述される。
図1は市場にある従来のリードの見取り図を示す。 図2は、市場にある従来のリガチャー、リードおよびマウスピースの組み立て体の見取り図を示す。 図3は、リードに形状フィッティングの状態で適合する木製の受けブロックの、見取り図を示す。 図4は、マウスピースを取り囲むベルトおよび調節螺子を有する締め付け具の、見取り図を示す。 図5は、屈曲ばねを装着した受けブロックの断面図を示す。 図6aは、事前組立された リードの側部表面上に応力フィッティングする平行に組み込まれたバネ弓を有する受けブロックの組み立て体の見取り図を示す。 図6bは、事前組立された、リードの側部表面上に応力フィッティングする平行に接合するバネ弓を有する受けブロックの組み立て体の見取り図を示す。 図7は、緊縮ベルトを固定するための固定螺子を有する受けブロックの見取り図を示す。 図8は、事前組立された、ベルト、調節螺子および固定螺子を有する受けブロックからなる組み立て体の見取り図を示す。 図9は、スペーサー付きのリガチャーでできた組み立て体の見取り図を示す。 図10は、組み立て後にリード上に固定具を有するスペーサー装置を有する組み立て体の断面図を示す。 図11は、図10の実施例の側面図を示す。 図12は、受けブロックがリードに接するスペーサー装置を有する構成の、組み立て後の断面図を示す。 図13は、図12の実施例の側面図を示す。 図14は、上側部分、受けブロックアンカーおよびリードを含む事前組立した組み立て体の見取り図を示す。 図15は、組み立て体の前面見取り図を示す。 図16は、組み立て体の粗悪麺見取り図を示す。 図17は、拡大された受けブロックにリードに対して作用する応力の方向を表示した組み立て体の断面図を示す。 図18は、クランプの帯板を広げた状態の上面図を示す。 図19は、クランプの帯板の見取り図による表現を示す。 図20は、固定ストラップの見取り図による表現を示す。 図21は、固定ストラップの断面図による表現を示す。 図22は、ベアリングアンカーと受けブロックとを有する固定ストラップの見取り図による表現を示す。
図1は、ありきたりな、通常対称形でリードのおよび/または木管楽器の対称軸または長手方向軸1fを有するリードを示す。先端エッジ1aは振動領域1bの振動するエッジである。振動領域1bと比較して厚みが増やされている締め付け領域1cにおいて、リードはリガチャー内に固定され、従来技術の締め付け具は多かれ少なかれ大きな表面積での押圧力を、リードの横断方向に湾曲した表面に対して印加する。リードは振動領域1bにおいて音響を発生させるために振動しなければならないので、そこは非常に薄い厚みを有しており、二つの平行な限定壁1cが形成されている。締め付け領域1cにおいて、平行限定表面1dは、リード1が後部に行くにしたがって狭くなるように、互いにテーパーをなして伸びている。図には表示されていない、完全に平らに形成された底面1e(図6a、6bを参照)が、組み立てた後のマウスピース2の担持表面との接合面を形成する(図2を参照)。
図2は、大半の、リード1を有する木管楽器において音楽演奏のために使用されている、組み立てたマウスピース2の標準的な設計を示している。マウスピース2は楽器の音響生成空間につながる接続部2aと、音楽家によって空気が吹き込まれる先端エッジ2bとを有する。その際、先端エッジ2bはリード1aの先端エッジとおおむね同じ位置に必ずなっている。従来技術のリガチャー3は、リードの締め付け領域1cのところに取り付けられる。リードの底1eは、通常軸対称的なマウスピース2の担持表面に対接している。リガチャー3はマウスピース2とリードとを包み込む枚葉3aを有している。リガチャー3の締め付け力、したがってリード1上への押圧力は、二つの調節螺子3bにより印加される。リード1のねじれ対抗性および/または滑り抵抗性組み立て、とりわけ事前組立構造7、19(図6a、6b14参照)のための特別なガイドは設けられていない。
図3によれば、リード1は先ず、図3に示したような、好ましくは軸対称に形成された、木製の受けブロック4に挿入される。全く形状フィッティングであるリード1のためのリガチャーが、一方において、受けブロック4の内側担持表面4aがリード1の湾曲固定領域1cと相補的態様で形成されていることにより、この説明的態様において実現している。 他方において、制限壁4bおよび制限壁の内側麺に形成された内側側部表面4cは、リード1の平行制限表面1dの円錐曲面と適合している。表面(4a、4c)の形成は、リードに対して点対点の応力が掛かってはいけないことを意味し、これはリード1の損耗を減少させる。受けブロック4のリードに面さない側である外側表面4dは、同様に適切に湾曲していてよい。組み立てに資するために、目印4fが、例えば受けブロック4の前側エッジ4eに位置する切り欠きまたは他の凹部を以て形成される。この目印4fは、音楽家に対し、この点でリード1が前端エッジ1aを先にして受けブロックに挿入されるべきことを示す。リガチャー5のその他の部分(図4参照)に対して受けブロック4を固定するために、二つの貫通孔4gが受けブロック4の内側担持表面4aにおいて好ましくは長手方向および/または横断方向軸に対し対称的に設けられる。
図4は、本発明によって構成された受けブロック5のためのリガチャーおよび/または締め付け具が示され、ここにおいて受けブロック4(図3参照)は、従来技術から最も変化したリガチャー5と組み合わされていてもよい。好ましい実施例において、締め付け具5は、例えば皮革またはプラスチック製のストラップ/ベルト5aであって、その両端が螺子山5cを有する調節螺子5bおよび二つのガイド5dによって、マウスピース2の受けブロック4が面するのと反対の側(図8参照)において、互いに固定されているものからなる。図4によれば、ストラップ/ベルトは、二つの受け穴5eを有しており、これらは受けブロック4(図3参照)の貫通孔4gと合致するように位置付けられている。
図5は代替的な受けブロック4の形態であって屈曲ばね6を有し、その中を通って受けブロック内にリード1(図1参照)が異なった距離だけ押し込め得て、そのようにすることによって、依然として受けブロック4(図3参照)の限定壁に形状フィッティングの態様で取り囲まれるものを示す。このバネの形状は、受けブロックの外側表面4dの上に、少なくとも二つの溝、ノッチまたは他の凹み部6aがその全長に亘ってまたはその部分に亘って一組として、受けブロックの対称軸にたいして平行にかつ対称的に加工形成されることによって達成される。バネ効果を強化するために、同様な形成が受けブロックの内側においても、例えば内側側部表面4cと内側担持表面4aの間の切削角(図3参照)において実施される。リード1の製造時において発生する寸法的揺らぎへの受けブロック4の対応は、本発明のこの態様によって可能である。
図6aは、形状フィッティングであり、および/または、同時に応力フィッティングであるリード1の側部表面1dとの接合のための、事前組立構造7の態様を示す。図示されているのは、リード1が挿入された受けブロック4であり、リードの平面である底面1eは観察者の方に面している。二つの弾性バネ弓8、これは一回以上屈曲または湾曲しているが、その両端の機械的な係止によって受けブロックの限定壁4bに固定されている。リード1の挿入に際しては、バネ弓8は波状に曲がり、バネ弓8とリードの側部表面1dとの間で接触点8aが形成される。同時に、内側表面4cが、これは図においては見えないが、受けブロックの端部においてリードの側部表面1dと形状フィッティングの態様で定着する。リード1が、製造上の許容度の所為で幾分小さい場合でも、バネ弓の応力フィッティングのおかげで、やはり受けブロック4の所望の位置に固定される。
図6bは、上記に対して代替的な、少なくとも一つの応力フィッティングであるリード1の側部表面との接合を形成するための、受けブロック4を有する事前組立構造7の態様を示す。図示されているのは、リード1が挿入された受けブロックであり、同様にその平面である底面1eは観察者の方に面している。限定壁4b自体は、リードとの間にいかなる形状フィッティングをも形成していない。その代わり、二つの弾性弓8が、好ましくは中央において、および/または回転するように装着されており、リード1の側部表面上に作用し好ましくは端部接触点8aにおいて、機械的押圧力を印加する。この説明においては、弾性弓8は受けブロックの対称面および/または中央平面からみて限定壁の4bの前側に在る。リード1を挿入する際に、バネ弓8は曲率の減少を以て曲がる。リード1は受けブロック4内に、互いにテーパーをつけられたリードの二つの側部表面1dが、バネ弓8の回転軸として形成されている中央保持点9bに当たるまで、挿入されることができる。 この端部位置において、応力フィッティングに加えて、形状フィッティングが追加的に達成される。
図7は、図3の受けブロックを、外側から見た図であり、固定貫通孔4gには二つの固定ピン9が挿入されている。固定ピン9は受けブロック4を締め付け具5とそのための穴5e(図4参照)で接続する、または接続可能とすることを意図したものである。
図8は、締め付け具5と受けブロック4との組み立て体であって、リード1を挿入する前のものを示す。ストラップ/ベルト5aも同様に受け穴5e(図3参照)を有し、この中に固定ピン9が挿入可能である。ストラップ/ベルトの貫通孔5aには、螺子山は無い。 このことは、例えば多種類の材質による受けブロックを手雌してみるための、簡便で道具不要の受けブロック4の交換を可能としている。
図9は、本発明による組み立て体であって、リード1およびマウスピース2とともにスペーサー12を有する構成10に基づくものを示す。この実施形態においては、スペーサー12は、締め付け具5とマウスピース2との間のいかなる接触も可能な限り小さく保ち理想的な場合はそれを完全に制限する、という機能を果たす。この機能のために、スペーサー12はストラップ/ベルト5aとマウスピース2との間に、マウスピース2の両側で(左側は図においては見えない)挿入されている。スペーサー12自身は、これらとマウスピース2との間の接触領域12aが、点、および/または線の形となるように形成される。緊縮ベルト5aの音響品質および応答特性への減衰効果が、これにより抑制される。 スペーサー12はいかなる材質からでも作られ得るが、とりわけ、マウスピース2、および/または楽器の音響発生空間の材質と同じ材料で作られ得る。スペーサー12の寸法を可能な限り小さくするために、受けブロック4は対応して大きくされ得て、緊縮ベルト5aの横の空間はマウスピース2から可能な限り遠ざけられる。
図10は、スペーサー装置を有するリガチャーの、図11における長手方向軸を横切る方向の断面図を示す。子のスペーサー装置によって、接触点、接触線、および/または接触表面12aは上側部分17のエッジまたは凸部として形成されている。上側部分17は、リード1をマウスピース2の他の側に二つの固いアンカー16を介して固定する、単純な固定具15に連結されている。音楽の専門家に知られているいかなる装置も、とりわけ圧力板も、固定具15として適切である。マウスピース2との接触は、リード1自身と接触領域12aとにおいてのみ、行われる。これを行うために、平らな接触面を介して、形状フィッティング状態で、アンカー16は上側部材17側に在る。例えば楽器のリードバルブにおいて見ることができるように、リード1は固定手段16bによって装着された後は、もはや捩じれたり摺動したりすることはできない。締め付け力は上側部17によって提供される。これはアンカー16が連結されるベアリングアンカー17aからなる。締め付け力それ自体は、調節螺子としての、螺子溝が切られた螺子18に連結される接触部17bによって螺子山の作用により発生される。調節螺子と噛み合った内側螺子山はベアリングアンカー17a内に位置する。螺子溝が切られた螺子18が締められると、接触部17bはマウスピース2に向かって移動し、マウスピース2に対して線状接触領域12aを形成する。
図11は、図10の態様の側面図を示す。ここに示されているのは、マウスピースのテーパーが付いた中央部分であり、スペーサー付きのリガチャーが、リード1をマウスピース2に対して、リードの締め付け領域1cにおいて結合するために、その周りに装着されている。マウスピース2上のリガチャーの最も形状フィッティングな保持を可能とするために、固定具15と上側部17とは、マウスピース2の長手方向軸を横切る方向に互いに傾くことが可能である。
図12は、図10に示す実施例から2つの点で異なる、進歩性のある実施例の、図13における長手方向軸を横切る方向の断面図を示す。固定具15は、全ての前記した結果としての利点を伴って、本発明の受けブロック14で置き換えられている。さらに、ベアリングアンカー17aに接続するアンカー16はいかなる平面保持表面16aも形成しない。平らな接触表面16aを欠くことが、図13を見れば明瞭に理解される。
図14は、本発明のスペーサー装置(16、17、18)と受けブロック4(バネ弓8を有する事前組立構造7、図6a参照)とを有する、事前組立されたリガチャーの構造体19を示す。本発明による方法に従って、リード1は受けブロック4の後部の所望の場所に挿入され、バネ弓8がリードの側部表面と接触する。バネ弓8によって同時に形成される応力フィッティングの故に、リード1はもはや位置を変化させることは無く;特に、受けブロック4から脱落することは不可能である。
図15および図16は、図14に従った事前組立の構成19に基づいた、マウスピース2を伴った組み立て体の見取り図を示す。この設計においては、マウスピース2の上での事前組立の組み立て体19の接触は、リード1自身においてであり、接触表面12aは接触部17bに限定されている。螺子が切られた螺子18を締めることによって、リード1も固定され、捩じれ抵抗性であり、且つ摺動抵抗性の態様で、音楽演奏準備完了となる。
図17は、図9に示す、マウスピース2を通過する点線に沿って取られた、組み立て体の断面図を示し、ここにおいてスペーサー12と緊縮ベルト5aとが表現の単純性のために省略されている。受けブロック4が、リード1をマウスピース2の上に押し付ける押し付け力14に及ぼす影響が、ここで示されている。緊縮ベルト5aがその曲線に沿って及ぼしている力を垂直成分と水平成分に分離すれば、垂直成分のみがリード1をマウスピース2へ押し付ける力に関与している。緊縮ベルト5aがより垂直にリード1に対して位置すると、ベルト5aの締め付け力の垂直成分がそれだけ一層大きくなる。本実施例においては、受けブロック4は非常に広い設計になっているので、緊縮ベルト5aはマウスピース2に対して完全に垂直に通過するように位置させることができる。かくして、ベルト5aの締め付け力14は、対応する点において、捩じれ抵抗性で、および/または摺動抵抗性であるリード1の押圧に完全に使用することができ、音楽演奏中の滑りの危険性を減少させる。適切な寸法設定により、スペーサー装置、とりわけ上側部17およびアンカー16が、押し付け力14を有利に生成する。
図18は、固定ストラップ20(図20参照)のための、説明的実施例に従った長く伸びた帯21aを有する、一つの部品として構成されたクランプ21を示す。クランプ21、および/または帯21aは、好ましくはバネ力強化された圧延真鍮薄板、弾性的に屈曲可能なプラスチック、または比較的適する材質であって、平らにした状態で図18に示すようなものである。この長く伸びた基本的形態は3つの部分に分けられる:中央部21hと二つの端部21f,21gであり、これらはそれ自身長く伸びた中央部21hの両端と互いに連結している。中央部は領域21f、21gにおける二つに比べて幅広になっており、リード1のマウスピース2上への固定具(一般に15、図10参照、および/または受けブロック4、図13参照)を装着するのに適している。第一の端部21fは(図18における左側)は、結合要素21cと結合するための、長穴21bを形成する凹みが設けられている。結合要素は、帯21aの長さ方向延長部に比して幅広の形状として設計されており第二の部分21gの端部に設けられる。この中央部21hは、長く伸びた中央凹みまたは打ち抜き部が任意選択的に形成されており、これは特に重量を削減するために採用される。対抗する長く伸びたエッジは、中央の穴を規定するものであるが、懸架手段21dを備えており、代表的態様において、打ち抜きまたはドリル開口の取り付け穴を有し、帯21aの長手方向延長の中央に配置されている。中央部21hの長手方向軸21eに対して、二つの端部21f、21gは、傾いた配置で伸びており、長手方向軸21eに対して5~40度の角度、図においては10度、で形成されている。この長手方向曲線の疑似曲がり、曲げ、または曲線のおかげで、前記帯が曲げによって、自己の構造軸の周りに捩じれて、結合要素21cが長穴21b内に挿入されたときに、帯21aまたはクランプ21は、マウスピース2の円錐形曲面に適合することができる。結合要素21cが構造軸の周りに捩じれることは、前記の広幅化のゆえに、必要なことである。
図19は、図18においては平面的に置かれていたクランプ21の、帯21aが
曲げられて、円形形状に自己収納された状態を示す。ほぼ円形の断面形状を有するマウスピース2は、円い形にほぼ曲がったこの帯21aまたはクランプ21によって、完全に取り囲まれることができる。幅広にされた結合要素21cが、長穴21b内に挿入される。 この結合を解除するためには、帯21aは、結合要素21cまたはその拡幅部が、長穴の長手方向側部に平行または少なくとも傾いた角度となって、各腹部を有する結合要素21cが長穴21bを通って契合が解かれるように、弾性的可逆的態様でその長手方向軸周りに捩じられなければならない。結合要素21cの長穴21b内での長手方向における相対位置に依存して、クランプ21は異なった寸法のマウスピース2を包含することができる。図19によれば、クランプ21に作用してこれを調節する調節装置または他の手段は存在しないので、結合要素21cは、バネ強化された弾性的に可逆的な材料の特性および結果として生じる再設定力に起因して、長穴21bの最も外側の端の位置を想定し、ここにおいては外周が帯21aによって包含することのできる最大のものである。
図20は、この場合(図19参照)クランプ21と、異なった寸法の升ピース2を内包する、取り囲むまたは包含するために、長穴21b内の結合要素21cの移動および/または調節のための適合手段を有する、固定ストラップ20を示す。異なった寸法のマウスピース2に対応するためのこれらの手段は、例えば、調節螺子22および調節螺子と接合する2つのナット23a、23bを含む。2つのナット23a、23bのうちの一つは、第一のクランプ端部21fに、溶接、リベット止め、接着または他の形式の着脱可能なまたは取り外し不可能な、結合過程、そして好ましくは帯の長穴21bにおいて終了する可能な端部において固定されている。もう一つの対応するそれぞれのナット23aまたは23bは、第二のクランプの端部21gに結合され、好ましくは結合要素21cに形成された拡幅された帯21aの端部において取り付けられる。調節螺子22の螺子山は螺子の長手方向において二つの連続する部分に分けられており、第一の螺子山部22aと第二の螺子山部22b、二つのセクション22aと22bにおいて回転方向が互いに反対方向であり、すなわち、互いに反対方向に向いている。例えば第一の螺子山部22aの回転方向が右螺子であるとすれば、第二の螺子山部の螺子は左螺子に形成される。二つの螺子山部22aおよび22bは互いに離隔している、または例えば半径方向増径部22cによって、互いに区別されている。調節螺子22は、摘み22dにおよって操作されることができる。
図21は、固定ストラップ20の模式的な前面、長手方向に延びた調節螺子22、クランプ21または帯21aがマウスピース2の直径に適合することができることの動作原理を示す図を表示している。調節螺子22の摘み22dを時計回りに回転したならば、これに連結している二つのナット23aおよび23bは、調節螺子22の反対の螺子方向によって、二つのナット23aと23bとの間の距離が大きくなるような、互いに反対の方向への移動運動を起こす。このことと同時に、受けブロック4、ベアリングアンカー17aおよび任意選択的な部品を含むリードを固定する装置15の締め付けが増加する。図示した矢印は、この締め付け過程24を表している。二つのナット23a、23bの間の距離の増加に起因して、帯21aが取り囲むことのできる直径が減少する。かくして、締め付け動作24が開始し、対応する緩衝手段21d上(図19/20参照)の固定具15(一般には15、図10参照、および/または受けブロック4、図13参照)に装着されたリード1がマウスピース2に対して締め付けられることができる。
図22は、固定手段25または螺子によって帯21aの緩衝手段21d(図19/20参照)上に装着された本発明による受けブロック4(図3参照)として設計された固定機構を示している。ベアリングアンカー17aは受けブロック4の反対側に位置している。 調節螺子22と長穴21b内に位置する結合要素21cによって特別に設定された閉鎖機構により、接触部17b(図15参照)をなしに済ますことができる。調節螺子22が摘み22dによって起動され、締め付け動作24(図21参照)が開始すると、図22に示すように、金属板帯21aの結合要素21cが、長穴21b(図19参照)内を長穴の端の方向へ、これは帯21aの端から最も遠いところ、または、中央部21hに最も近いところ、であるが、へ移動する。特に好ましくは、この構成は、締め付け動作24(図21参照)を開始する前に、リード1が受けブロック4(図6a、6b)内に、例えば金属またはプラスチック製のばね弓8によって固定されるという、事前組み立ての構成19(図14参照)として、固定ストラップ20と受けブロック4において実現されてよい。音楽家は、固定ストラップをマウスピース上に滑らせる際に両手が使用でき、リード1の先端エッジ1aをマウスピース2の先端エッジ2bに整列させるだけでよいので、マウスピースへの装着プロセスは、これによって大幅に利益を得る。材質の同質性を得るために、受けブロック4とベアリングアンカー17aは、マウスピース2と同一の材質で製造される。 多くのマウスピース2は、エボナイト、天然ゴム、製である。そこで、リガチャーの、マウスピース2に装着した際にマウスピース2と接触面を形成する全ての要素を、エボナイトで製造することが適切である。すべての異質な材質、たとえば真鍮または鉄、はかくしてマウスピース2からの隔離が保たれる。
1 リード
1a リードの前端エッジ
1b リードの振動領域
1c リードの締め付け領域
1d リードの側部表面
1e リードの底面
1f リードの対称軸または長手方向軸
2 マウスピース
2a 楽器本体との接続部
2b マウスピースの前端エッジ
2c マウスピースの長手方向軸
2d マウスピースの担持表面
3 従来のリガチャー
3a リガチャーの保持シート
3b リガチャーの調節螺子
4 受けブロック
4a 受けブロックの内側担持表面
4b 限定壁
4c 限定壁の内側側部表面
4d 受けブロックの外側
4e 受けブロックの先端エッジ
4f 挿入目印
4g ロック穴
5 締め付け具
5a 緊縮ストラップ/緊縮ベルト
5b 調節螺子
5c 調節螺子のねじ山
5d 調節螺子のガイド
5e ロックピン受け穴
6 受けブロック用屈曲ばね
6a 受けブロックの外側の溝/ノッチ
6b 受けブロックの内側の溝/ノッチ
7 受けブロックを有する事前組み立て構造
8 ばね弓/弾性ばね
8a ばね弓とリードとの間の4点支持点
8b ばね弓と受けブロックとの間の支持点
9 ロックピン/ロック螺子
10 締め付け具内の受けブロックの配置
12 スペーサー
12a スペーサーとマウスピースの間の接触領域
14 リガチャーからリード上への力
15 リード/圧力プレートの一般的な固定具
16 コネクター/アンカー
16a 上側部材との平らな接続
16b 固定手段
17 上側部分
17a ベアリングアンカー
17b 接触部
18 調節手段/螺子溝つき螺子
19 受けブロックおよびスペーサー手段を有する事前組み立て構造
20 固定ストラップ
21 クランプ/弓
21a 帯
21b 長穴
21c 結合要素
21d リード固定具または受けブロック用懸架手段
21e クランプの長手方向軸
21f クランプまたはクランプ板の第1の端部
21g クランプまたはクランプ板の第2の端部
21h クランプまたはクランプ板の中央部
22 調節螺子
22a 第一の螺子山部
22b 第二の螺子山部
22c 半径方向増径部
22d 摘み
23a 第一螺子山部ナット
23b 第二螺子山部ナット
24 締め付け動作
25 固定手段


Claims (6)

  1. 木管楽器のマウスピースにリード(1)を捻じれ及び/またはズレを防止して締め付けるために、リード(1)にかかる応力(14)の負荷により、リード(1)の対称軸または長軸(1f)が、マウスピース(2)の表面の対称軸または長軸に合わせられるように形成された受けブロック(4)を有するクラリネットまたはサキソフォンを含む木管楽器用のリガチャーであって、
    受けブロック(4)が、リード(1)を応力フィッティングの態様で、または、リード(1)の少なくとも一つの側部表面(1d)と形状適合されるように構成され、マウスピース(2)に装着可能な事前組み立てされた組立構造(7、19)として使用するために形成され、リード(1)および該リードを保持する受けブロック(4)を有し、リード(1)は受けブロック(4)またはリガチャーに対し、応力フィッティングの態様、または、形状フィッティングと応力フィッティングの両方の態様で、受けブロック(4)またはリガチャーのマウスピース(2)上への締め付けの前に、あらかじめ定めたリガチャーに対する相対位置に装着可能であることを特徴とし、
    受けブロック(4)は、挿入可能なまたは挿入されたリード(1)の側部表面(1d)と応力フィッティングを形成するための、ばね作用を有する弾性材料で形成され、中央において回転するように装着されている、少なくとも一つの弓(8)を有する、前記リガチャー。
  2. リード(1)上に押圧力(14)を加えることによって捩れおよび/または滑りを防止して、リード(1f)の長手方向の対称軸(1f)がマウスピース(2)の担持表面の対称軸または長手方向と整列するように、クラリネットまたはサキソフォンを含む木管楽器の、マウスピース(2)にリード(1)を締め付けるための木管楽器用リガチャーのための受けブロック(4)であって、
    受けブロック(4)がリード(1)との応力フィッティング接続のための、および/またはリード(1)の少なくとも一つの側部表面(1d)との形状フィッティングを形成するための、機構(6、8)を有し、前記受けブロックはマウスピース(2)に装着可能な事前組み立てされた組立構造(7、19)として使用するために形成され、該組立構造はリード(1)および該リードを保持する受けブロック(4)を有し、リード(1)は受けブロック(4)またはリガチャーに対し、応力フィッティングの態様、または、形状フィッティングと応力フィッティングの両方の態様で、受けブロック(4)またはリガチャーのマウスピース(2)上への締め付けの前に、あらかじめ定めたリガチャーに対する相対位置に装着可能であることを特徴とし、
    受けブロック(4)は、挿入可能なまたは挿入されたリード(1)の側部表面(1d)と応力フィッティングを形成するための、ばね作用を有する弾性材料で形成され、中央において回転するように装着されている、少なくとも一つの弓(8)を有する、前記受けブロック。
  3. 請求項2に記載の受けブロック(4)であって、リードの寸法上の許容度を補償する目的で、許容度適応のための機構(7)を有し、該許容度適応のための機構(7)は、受けブロック(4)の限定壁(4b)内に平行的に繰り込まれた少なくとも二つの弾性的ばね弓またはばね性弾性弓(8)を、受けブロックの限定壁(4b)内に含み、それぞれのばね弓(8)は挿入可能または挿入されたリード(1)の二つの側部方面(1d)と応力フィッティングを形成するのに適していることを特徴とする、前記受けブロック。
  4. 請求項2に記載された受けブロック(4)であって、受けブロック(4)が木管楽器のマウスピース(2)と、または楽器の共振空洞と同一の材料から成ることを特徴とする、前記受けブロック。
  5. リード(1)を、けブロック(4)を備えたリガチャーを有する、クラリネットおよびはサキソフォンを含む木管楽器のマウスピース(2)に装着する方法であって、以下のステップ:
    ―受けブロック(4)の中にまたはリガチャーの中に、あらかじめ定めた受けブロック(4)またはリガチャーに対する相対的最終位置に、事前組立の構成(7、19)を形成して、ードの側部表面(1d)に対する、応力フィッティング結合が受けブロック(4)またはリガチャーとリード(1)との間で形成されるようにリード(1)を挿入および/または滑入すること。
    ―事前組立の構成(7、19)を、マウスピース(2)の上に、リードの先端エッジ(1a)がマウスピースの先端エッジ(2b)と面一の配置になるように押し込むこと。
    ―固定デバイス(5、20)を操作して、リードの締め付け領域(1c)において、リードの底(1e)をマウスピース(2)の担持表面(2d)に押し付けること。
    を特徴とし、
    受けブロック(4)は、挿入可能なまたは挿入されたリード(1)の側部表面(1d)と応力フィッティングを形成するための、ばね作用を有する弾性材料で形成され、中央において回転するように装着されている、少なくとも一つの弓(8)を有する、前記方法。
  6. クラリネットおよびサキソフォンを含む木管楽器のための、請求項1または2に記載のリガチャーの使用であって、
    リガチャーは受けブロック(4)を有し、捩れおよび/または滑りを防止して、リード(1)上に押圧力を印加することによって、リード(1f)の対称軸または長手方向軸(1f)がマウスピース(2)の担持表面の対称軸または長手方向軸と整列するように、リード(1)をマウスピース(2)に締め付けるように設計されたものであり、
    リード(1)と該リードを保持する受けブロック(4)とを有していて、リード(1)は、受けブロック(4)またはリガチャーがマウスピース(2)に固定されるより前に、リガチャーに対するあらかじめ定めた相対位置において、応力フィッティングの態様で、または形状フィッティング且つ応力フィッティングの態様で受けブロック(4)またはリガチャーと接合されており、
    受けブロック(4)は、挿入可能なまたは挿入されたリード(1)の側部表面(1d)と応力フィッティングを形成するための、ばね作用を有する弾性材料で形成され、中央において回転するように装着されている、少なくとも一つの弓(8)を有する、
    マウスピース(2)に装着可能である事前組み立てされた組立構造(7、19)としての前記使用。
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