JP7228131B2 - ダイヤフラム構成体、ダイヤフラム装置及びダイヤフラム構成体の製造方法、並びに、ガラス構造体 - Google Patents
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Description
図1及び図2に示すように、第一実施形態に係るダイヤフラム装置1として、MEMS(Micro Electric Mechanical System)に好適に使用されるマイクロバルブを例示する。
成に限定されるものではない。
図7~図11に示すように、第二実施形態では、ダイヤフラム装置の量産に適した製造方法を例示する。
図12に示すように、第三実施形態では、第一実施形態と同様に、マイクロバルブからなるダイヤフラム装置1を示す。ただし、本実施形態に係るダイヤフラム装置1では、基材4の第一開口中空部7の側部7aが、厚み方向に対して傾斜したテーパ面である。同様に、カバー材5の第二開口中空部10の側部10aも、厚み方向に対して傾斜したテーパ面である。
図13に示すように、第四実施形態では、第一実施形態と同様に、マイクロバルブからなるダイヤフラム装置1を示す。ただし、本実施形態に係るダイヤフラム装置1では、基材4の第一開口中空部7が、基材4の上面4aから下面4bまで厚み方向に貫通する。つまり、基材4は、第一貫通孔8及び第二貫通孔9を備えていない。
図14に示すように、第五実施形態では、第一実施形態と同様に、マイクロバルブからなるダイヤフラム装置1を示す。ただし、本実施形態に係るダイヤフラム装置1の基材4は、内部に第一流路12と第二流路13とを備え、流路基板3を兼ねた構造となっている。つまり、ダイヤフラム装置1は、基材4と別体の流路基板3を備えていない。
図15は、本発明の第六実施形態を示す。本実施形態では、ダイヤフラム装置1としてダイヤフラムポンプを例示する。
2 ダイヤフラム構成体
3 流路基板
4 基材
5 カバー材
6 ダイヤフラム
7 第一開口中空部
8 第一貫通孔
9 第二貫通孔
10 第二開口中空部
11 溶融固化部
12 第一流路
13 第二流路
L レーザ光
Claims (14)
- 第一開口中空部を有する基材と、
前記第一開口中空部に対向する第二開口中空部を有するカバー材と、
前記第一開口中空部の開口部を一方主面で施蓋すると共に、前記第二開口中空部の開口部を他方主面で施蓋するように、前記基材と前記カバー材との間に配置されたガラス製のダイヤフラムと、
前記第一開口中空部の開口部を封止するように、前記第一開口中空部の開口部に沿って環状に形成され、前記基材、前記カバー材及び前記ダイヤフラムを接合する溶融固化部と、を備え、
前記基材及び前記カバー材の少なくとも一方が、ガラス部材であり、
前記溶融固化部が、前記ダイヤフラムを介して前記基材と前記カバー材とに連続して跨っており、
前記ダイヤフラムの厚みが、1~50μmであり、
前記ダイヤフラムの端面が、他の部材と非接触であることを特徴とするダイヤフラム構成体。 - 前記基材及び前記カバー材のうちの一方が、ガラス部材であり、前記基材及び前記カバー材のうちの他方が、非ガラス部材であることを特徴とする請求項1に記載のダイヤフラム構成体。
- 前記カバー材は、板状の部材であり、
前記第二開口中空部は、前記カバー材の一方主面から他方主面にかけて形成された貫通孔により構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のダイヤフラム構成体。 - 前記ガラス部材が、ガラス組成としてアルカリ金属酸化物を含有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のダイヤフラム構成体。
- 前記溶融固化部が、前記第一開口中空部の開口部に沿って同心環状に複数形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のダイヤフラム構成体。
- 前記第一開口中空部の開口部が、円形であり、
前記第一開口中空部の開口部の直径a[mm]と、前記ダイヤフラムの厚みb[mm]との比a/bが、100~2000であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のダイヤフラム構成体。 - 前記第一開口中空部の開口部の縁部と、最も内側の前記溶融固化部との間の幅寸法が、0.01~0.5mmであることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のダイヤフラム構成体。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載のダイヤフラム構成体と、前記第一開口中空部に流体を供給する第一流路と、前記第一開口中空部から前記流体を吐出する第二流路と、を備えることを特徴とするダイヤフラム装置。
- 前記第一流路及び前記第二流路が、前記基材に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のダイヤフラム装置。
- 前記基材に接合された流路基板を備え、前記流路基板に、前記第一流路及び前記第二流路の少なくとも一部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のダイヤフラム装置。
- 前記基材は、板状の部材であり、
前記第一開口中空部は、前記基材の一方主面から他方主面にかけて形成された貫通孔により構成されることを特徴とする請求項10に記載のダイヤフラム装置。 - 第一開口中空部を有する基材と、前記第一開口中空部に対向する第二開口中空部を有するカバー材との間に、厚みが1~50μmのガラス製のダイヤフラムをその端面が他の部材と非接触となるように配置し、前記第一開口中空部の開口部を前記ダイヤフラムの一方主面で施蓋し、前記第二開口中空部の開口部を前記ダイヤフラムの他方主面で施蓋する積層工程と、
前記積層工程の後で、前記第一開口中空部の開口部を封止するように、前記基材、前記ダイヤフラム及び前記カバー材を接合する溶融固化部を形成する接合工程と、を備え、
前記基材及び前記カバー材のうちの少なくとも一方が、ガラス部材であり、
前記接合工程では、前記基材、前記ダイヤフラム及び前記カバー材に対して、前記ガラス部材を通じて前記第一開口中空部の開口部に沿うようにレーザ光を照射し、前記基材、前記ダイヤフラム及び前記カバー材を溶融固化することにより、前記溶融固化部を、前記ダイヤフラムを介して前記基材と前記カバー材とに連続的に跨った状態で、前記第一開口中空部の開口部に沿って環状に形成することを特徴とするダイヤフラム構成体の製造方法。 - 複数の第一開口中空部を有し複数の基材が切り出される元基材と、複数の第二開口中空部を有し複数のカバー材が切り出される元カバー材との間に、各々の対向する前記第一開口中空部及び前記第二開口中空部を同時に施蓋するように、複数のダイヤフラムが切り出される元ダイヤフラムを配置する積層工程と、
前記積層工程の後で、各々の前記第一開口中空部の開口部を封止するように、前記元基材、前記元ダイヤフラム及び前記元カバー材を接合する溶融固化部を形成する接合工程と、を備え、
前記元基材及び前記元カバー材のうちの少なくとも一方が、ガラス部材であり、
前記接合工程では、前記元基材、前記元ダイヤフラム及び前記元カバー材に対して、前記ガラス部材を通じて各々の前記第一開口中空部の開口部に沿うようにレーザ光を照射し、前記元基材、前記元ダイヤフラム及び前記元カバー材を溶融固化することにより、前記溶融固化部を、前記元ダイヤフラムを介して前記元基材と前記元カバー材とに連続して跨った状態で、各々の前記第一開口中空部の開口部に沿って環状に形成することを特徴とするダイヤフラム構成体の製造方法。 - 第一開口中空部を有する基材と、
前記第一開口中空部に対向する第二開口中空部を有するカバー材と、
前記第一開口中空部の開口部を一方主面で施蓋すると共に、前記第二開口中空部の開口部を他方主面で施蓋するように、前記基材と前記カバー材との間に配置されたフィルム状のガラス体と、前記第一開口中空部を封止するように、前記第一開口中空部の開口部に沿って環状に形成され、前記基材、前記カバー材及び前記ガラス体を接合する溶融固化部と、を備え、
前記基材及び前記カバー材の少なくとも一方が、ガラス部材であり、
前記溶融固化部が、前記ガラス体を介して前記基材と前記カバー材とに連続して跨っており、
前記ガラス体の厚みが、1~50μmであり、
前記ガラス体の端面が、他の部材と非接触であることを特徴とするガラス構造体。
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JP2014015354A (ja) | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 接合体及びその製造方法 |
JP2014029327A (ja) | 2012-07-05 | 2014-02-13 | Institute Of Physical & Chemical Research | マイクロチップ用の流体制御デバイスおよびその利用 |
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