JP7227859B2 - 免震装置 - Google Patents
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前記積層構造体は、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方の端部側において、前記硬質材料層である小径硬質材料層、及び、当該小径硬質材料層に対し軸線方向外側に隣り合うとともに前記小径硬質材料層よりも大径の前記硬質材料層である大径硬質材料層を、有しており、
前記大径硬質材料層の軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、少なくとも、前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する外周側部分は、前記小径硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層、又は、前記大径硬質材料層よりも小径の前記硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高いことを特徴とする。
本発明の免震装置によれば、めくれ上がりを抑制できる。
これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
前記複数の対が含む複数の前記大径硬質材料層のうち、少なくとも、当該大径硬質材料層における、当該大径硬質材料層と対をなす前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する段差部分の径方向長さが最大である、前記大径硬質材料層の、軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、前記外周側部分は、前記対をなす前記小径硬質材料層、又は、当該大径硬質材料層よりも小径の前記硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高いことが好ましい。
これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
前記複数の対のうち少なくとも2つの対のそれぞれの前記大径硬質材料層の、軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、前記外周側部分は、当該大径硬質材料層と対をなす前記小径硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高いことが好ましい。
これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係る免震装置の実施形態を例示説明する。各図において共通する構成要素には同一の符号を付している。
軟質材料層5は、硬質材料層4よりも剛性の低い、軟質材料から構成されている。軟質材料層5を構成する軟質材料としては、弾性体が好適であり、ゴムがより好適である。軟質材料層5を構成するゴムとしては、天然ゴム又は合成ゴム(高減衰ゴム等)が好適である。図1の例のように、各軟質材料層5の厚さは、互いに同じであると、好適である。
被覆層6は、軟質材料層5と一体に構成されている。
本実施形態において、被覆層6は、硬質材料層4及び軟質材料層5の外周側の表面の全体を覆っていており、ひいては、積層構造体3の外周側の表面の全体を構成している。ただし、被覆層6は、硬質材料層4及び軟質材料層5の外周側の表面の一部のみを覆っていてもよく、ひいては、積層構造体3の外周側の表面の一部のみを構成していてもよい。例えば、被覆層6は、硬質材料層4及び軟質材料層5の外周側の表面のうち、大径硬質材料層4Lの段差部分4LMの軸線方向内側の面のみを覆っていてもよい。あるいは、被覆層6は、硬質材料層4及び軟質材料層5の外周側の表面のうち、硬質材料層4及び軟質材料層5の外周面のみを覆っていてもよい。また、被覆層6は、設けられていなくてもよく、その場合、積層構造体3の外周側の表面は、硬質材料層4及び軟質材料層5の外周側の表面のみから構成される。
なお、本明細書では、隣り合う硬質材料層4が軸線方向に重複する径方向範囲で、径方向に延在する軟質の材料層を「軟質材料層5」と称し、これより外周側の、硬質材料層4以外の材料層を「被覆層6」と称している。
なお、本明細書において、積層構造体3、硬質材料層4、軟質材料層5、及び被覆層6のそれぞれの「外径」とは、これらが軸直方向断面において非円形の外縁形状を有している場合、軸直方向断面におけるこれらの外接円の直径を指す。
なお、1つの対4Pは、互いに隣り合う1つの小径硬質材料層4Sと1つの大径硬質材料層4Lとからなるものとし、当該小径硬質材料層4S及び当該大径硬質材料層4L以外の各硬質材料層4は、当該対4Pを構成しない(すなわち、当該1つの対4Pに着目したとき、当該小径硬質材料層4S及び当該大径硬質材料層4L以外の各硬質材料層4は、たとえ、当該小径硬質材料層4Sや当該大径硬質材料層4Lと同径であっても、小径硬質材料層4Sや大径硬質材料層4Lとは称しない)ものとする。
本実施形態において、小径硬質材料層4Sは、積層構造体3の軸線方向中心よりも軸線方向外側に位置している。小径硬質材料層4Sよりも軸線方向内側に位置する硬質材料層41は、それぞれ、小径硬質材料層4Sと同径(すなわち、外径が同じ)である。また、本実施形態において、積層構造体3は、大径硬質材料層4Lの軸線方向外側に位置する2つの硬質材料層42を有している。硬質材料層42は、大径硬質材料層4Lと同径(すなわち、外径が同じ)である。ただし、大径硬質材料層4Lを、積層構造体3を構成する複数の硬質材料層4のうち、最も軸線方向外側に位置するものとしてもよい。
本明細書では、大径硬質材料層4Lのうち、小径硬質材料層4Sよりも外周側に位置する部分4LMを、「段差部分(4LM)」と称する。
本明細書では、対をなす小径硬質材料層4S及び大径硬質材料層4Lのうち、大径硬質材料層4Lの軸線方向外側に隣接する上記軟質材料層5Lにおける、小径硬質材料層4Sよりも外周側に位置する外周側部分を、「外周側部分(5LM)」と称する。
なお、外周側部分5LMは、軟質材料層5Sのみよりも、弾性率が高いものとしてもよい。ただし、上述の図1の例に示すように、外周側部分5LMは、大径硬質材料層4Lよりも小径の全ての硬質材料層の軸線方向内側に隣接する軟質材料層5S、51よりも、弾性率が高いことが好ましい。また、より好適には、外周側部分5LMは、上記の軟質材料層5S及び51に加えて、大径硬質材料層4L及び小径硬質材料層4Sの間に配置された軟質材料層5Mよりも弾性率が高い。なお、外周側部分5LMのうち、少なくとも一部が、小径硬質材料層4Sの軸線方向内側に隣接する軟質材料層5S、又は、大径硬質材料層4Lよりも小径の硬質材料層(本例では、小径硬質材料層4S及び硬質材料層41)の軸線方向内側に隣接する、軟質材料層(本例では、軟質材料層5S及び軟質材料層51)よりも、弾性率が高ければよい。
まず、本実施形態の免震装置1は、上述のとおり、積層構造体3が、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方(図1の例では、両方)の端部側において、硬質材料層4である小径硬質材料層4Sと、当該小径硬質材料層4Sに対し軸線方向外側に隣り合うとともに小径硬質材料層4Sよりも大径の硬質材料層4である大径硬質材料層4Lと、を有している。これにより、仮に、積層構造体3の全ての硬質材料層4が小径硬質材料層4Sと同径である場合に比べて、免震装置1の水平変形時において、硬質材料層4どうしが軸線方向に重複する領域を増大でき、ひいては、積層構造体3がよりしっかりと軸線方向に支えられるので、免震装置1が座屈しにくくなる(言い換えれば、免震装置1の耐座屈性能を向上できる)。また、仮に、積層構造体3の全ての硬質材料層4が大径硬質材料層4Lと同径である場合に比べて、免震装置1の免震性能を向上できる。
なお、弾性率G2及びG3は同じでも異なっていてもよいが、製造性の観点から、本例のように同じであることが好ましい。
さらに、大径硬質材料層4Lよりも軸線方向外側の軟質材料層の全部を、軟質材料層5S、又は、軟質材料層5S及び軟質材料層51より高い弾性率としてもよく、加えて、軟質材料層5Mよりも高い弾性率としてもよい。
ここで、仮に軟質材料層5がそれぞれ同じ弾性率を有する場合、段差部分4LMの径方向長さが長いほど、免震装置1の水平方向変形時において、積層構造体3のうち、当該段差部分4LM、及び、それより軸線方向外側の部分は、軸線方向内側への反り返り(めくれ上がり)が生じやすくなる。このような観点から、積層構造体3が、その上側及び下側のうち少なくとも一方の端部側において、小径硬質材料層4S及び大径硬質材料層4Lからなる対4Pを複数有している場合、図6に示すように、少なくとも、径方向長さL3が最大である段差部分4LMを有する大径硬質材料層4L(本例では、径方向長さが長さL3である段差部分4LM3を有する大径硬質材料層4L3)の軸線方向外側に隣接する軟質材料層5L(本例では、軟質材料層5L3)における、少なくとも、大径硬質材料層4Lと対をなす小径硬質材料層4S(本例では、小径硬質材料層4S3)よりも外周側に位置する外周側部分5LM(本例では、外周側部分5LM3)の弾性率を、対をなす小径硬質材料層4S(本例では小径硬質材料層4S3)の軸線方向内側に隣接する軟質材料層5S(本例では、軟質材料層5S3)、又は、当該大径硬質材料層4Lよりも小径の硬質材料層4の軸線方向内側に隣接する軟質材料層5(本例では、軟質材料層5S3、5S2、5S1及び51)よりも、弾性率が高いものとすることが好ましい。即ち、外周側部分5LM3の弾性率を、軟質材料層5S3、又は、軟質材料層5S3、5S2、5S1及び51よりも、弾性率が高いものとすることが好ましい。これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
なお、外周側部分5LM3は、軟質材料層5S3、又は、軟質材料層5S3、5S2、5S1及び51に加えて、軟質材料層5M3、5M2及び5M1よりも弾性率が高いことがより好ましい。
本実施形態において、積層構造体3は、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方の端部側において、小径硬質材料層4S及び大径硬質材料層4Lからなる対を複数有している場合、図7に示すように、複数の対4Pのうち少なくとも2つの対(より好適には全て)のそれぞれの大径硬質材料層4Lの、軸線方向外側に隣接する軟質材料層5Lにおける、外周側部分5LMは、当該大径硬質材料層4Lと対をなす小径硬質材料層4Sの軸線方向内側に隣接する軟質材料層5Sよりも、弾性率が高いことが好ましい。より好ましくは、外周側部分5LMは、当該大径硬質材料層4Lと対をなす小径硬質材料層4Sの軸方向内側に隣接する軟質材料層5Sに加えて、対をなす大径硬質材料層4Lと小径硬質材料層との間に配置された軟質材料層5Mよりも、弾性率が高い。図7において、より具体的には、外周側部分5LM3は、軟質材料層5S3(図示例では、軟質材料層5S3は、軟質材料層5L2でもあり、そのうちの、外周側部分5LM2以外の部分)よりも、弾性率が高いことが好ましい。さらに、外周側部分5LM2は、軟質材料層5S2よりも、弾性率が高いことが好ましい。
これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
なお、本例において、軟質材料層5LM2及び5LM3の弾性率は同じだが、弾性率が異なっていてもよい。
免震装置1において、大径硬質材料層4Lが、小径硬質材料層4Sよりも外周側に位置する段差部分4LMを有していると、段差部分4LMに軸線方向内側へ反り返る力が作用しやすく、さらに、上述のとおり、仮に軟質材料層5がそれぞれ同様の弾性率を有する場合、段差部分4LMの径方向長さが長いほど、免震装置1の水平方向変形時において、積層構造体3のうち、当該段差部分4LM、及び、それより軸線方向外側の部分は、軸線方向内側への反り返り(めくれ上がり)が生じやすくなる。このような観点から、本実施形態において、積層構造体3が、その上側及び下側のうち少なくとも一方の端部側において、小径硬質材料層4S及び大径硬質材料層4Lからなる対4Pを複数有している場合、少なくとも2つの対(本例では、対4P1、対4P2、対4P3の3つ)が含む複数の大径硬質材料層(本例では、大径硬質材料層4L1、4L2、4L3)のそれぞれの軸線方向外側に隣接する軟質材料層(本例では、軟質材料層5L1、5L2、5L3)における、外周側部分の複数(本例では、外周側部分5LM1、5LM2、5LM3)は、当該大径硬質材料層における、当該大径硬質材料層と対をなす小径硬質材料層(本例では、小径硬質材料層4S1、4S2、4S3)よりも外周側に位置する段差部分(本例では、段差部分4LM1、4LM2、4LM3)の径方向長さが大きいものほど、弾性率が高いことが好ましい。より具体的には、図8に示す例では、対4P1、4P2及び4P3において、段差部分4LM1、4LM2及び4LM3の径方向長さは、径方向長さL1、L2及びL3の順に大きくなり、外周側部分5LMの弾性率は、外周側部分5LM1、5LM2、5LM3の順に高くなっていることが好ましい。これにより、めくれ上がりをさらに抑制できる。
なお、図8の例では、複数の対4Pのうち、外周側部分5LM1、5LM2、5LM3の弾性率がそれぞれ異なっているが、外周側部分5LM1、5LM2、5LM3の弾性率の大小関係は、任意でよい。例えば、図8の例のように、各対4Pの段差部分4LM1、4LM2及び4LM3の径方向長さL1、L2及びL3が、軸線方向外側に位置するものほど、径方向長さが長い(即ち、長さL1<L2<L3)場合において、外周側部分5LM1、5LM2、5LM3の弾性率は、互いに同じであってもよい。あるいは、外周側部分5LM1及び5LM2の弾性率が互いに同じであってもよく、又は、外周側部分5LM2及び5LM3の弾性率が互いに同じであってもよい。
また、本明細書で説明する各例において、積層構造体3は、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方の端部側において、最も軸線方向外側に位置する複数の硬質材料層4が、それぞれ当該硬質材料層4に対し軸線方向内側に隣り合う他の硬質材料層4の外径よりも大きな外径を有している(すなわち、これら複数の硬質材料層4の外径が、軸線方向外側に向かうにつれて、一部で一定となることなく常に滑らかに増大している)と、好適である。この場合、免震装置1の耐座屈性能及び免震性能を、向上できることに加えて、積層構造体3のめくれ上がりをさらに抑制することができる。
なお、積層構造体3は、図1~図5の各例のように、積層構造体3における軸線方向中央部分において、複数の硬質材料層4が同径であってもよいし、あるいは、積層構造体3の中央部分において、複数の硬質材料層4が、それぞれ当該硬質材料層4に対し軸線方向内側に隣り合う他の硬質材料層4の外径よりも大きな外径を有し(すなわち、これら複数の硬質材料層4の外径が、軸線方向外側に向かうにつれて、一部で一定となることなく常に滑らかに増大し)ていてもよい。例えば、積層構造体3は、積層構造体3における軸線方向の全体において、複数の硬質材料層4が、それぞれ当該硬質材料層4に対し軸線方向内側に隣り合う他の硬質材料層4の外径よりも大きな外径を有し(すなわち、これら複数の硬質材料層4の外径が、軸線方向外側に向かうにつれて、一部で一定となることなく常に滑らかに増大し)ていてもよい。
なお、これらの場合、各対4Pの小径硬質材料層4Sは、当該対4Pに対し軸線方向内側に隣り合う他の対4Pの大径硬質材料層4Lとなり得る。同様に、各対4Pの大径硬質材料層4Lは、当該対4Pに対し軸線方向外側に隣り合う他の対4Pの小径硬質材料層4Sとなり得る。
Claims (6)
- 鉛直方向に交互に積層された硬質材料層及び軟質材料層を有する、積層構造体を備えた、免震装置であって、
前記積層構造体は、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方の端部側において、前記硬質材料層である小径硬質材料層、及び、当該小径硬質材料層に対し軸線方向外側に隣り合うとともに前記小径硬質材料層よりも大径の前記硬質材料層である大径硬質材料層を、有しており、
前記大径硬質材料層の軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、少なくとも、前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する外周側部分は、前記小径硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層、又は、前記大径硬質材料層よりも小径の前記硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高く、
いずれか1つの前記大径硬質材料層の軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、少なくとも、前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する外周側部分は、前記いずれか1つの大径硬質材料層に対し軸線方向外側に隣り合う前記硬質材料層の軸線方向外側に隣接する前記軟質材料よりも、弾性率が高い、免震装置。 - 前記大径硬質材料層の軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層は、前記小径硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層、又は、前記大径硬質材料層よりも小径の前記硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高い、請求項1に記載の免震装置。
- 前記大径硬質材料層よりも軸線方向外側に配置された前記軟質材料層における、少なくとも、前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する外周側部分は、前記小径硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層、又は、前記大径硬質材料層よりも小径の前記硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高い、請求項1又は2に記載の免震装置。
- 前記積層構造体は、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方の端部側において、前記小径硬質材料層及び前記大径硬質材料層からなる対を複数有しており、
前記複数の対が含む複数の前記大径硬質材料層のうち、少なくとも、当該大径硬質材料層における、当該大径硬質材料層と対をなす前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する段差部分の径方向長さが最大である、前記大径硬質材料層の、軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、前記外周側部分は、前記対をなす前記小径硬質材料層、又は、当該大径硬質材料層よりも小径の前記硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高い、請求項1~3のいずれか一項に記載の免震装置。 - 前記積層構造体は、その上側及び下側のうち少なくともいずれか一方の端部側において、前記小径硬質材料層及び前記大径硬質材料層からなる対を複数有しており、
前記複数の対のうち少なくとも2つの対のそれぞれの前記大径硬質材料層の、軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、前記外周側部分は、当該大径硬質材料層と対をなす前記小径硬質材料層の軸線方向内側に隣接する前記軟質材料層よりも、弾性率が高い、請求項1~4のいずれか一項に記載の免震装置。 - 前記少なくとも2つの対が含む複数の前記大径硬質材料層のそれぞれの軸線方向外側に隣接する前記軟質材料層における、前記外周側部分の複数は、当該大径硬質材料層における、当該大径硬質材料層と対をなす前記小径硬質材料層よりも外周側に位置する段差部分の径方向長さが大きいものほど、弾性率が高い、請求項5に記載の免震装置。
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