JP7223474B2 - コンクリート可変断面プレキャスト角杭 - Google Patents

コンクリート可変断面プレキャスト角杭 Download PDF

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Description

本出願は、下記の特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が援用されることで本出願に結合される。即ち、
1)2019年09月04日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201921464635.1であり、発明名称が「プレキャスト可変断面四面杭」である実用新案特許出願。
2)2020年05月06日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202010371564.1であり、発明名称が「コンクリート可変断面プレキャスト角杭」である発明特許出願。
本発明はコンクリートプレキャスト杭という技術的分野に関し、特にコンクリート可変断面プレキャスト角杭に関する。
コンクリートプレキャスト杭は、工場でプレキャストされた、内部に鉄筋かごがあるコンクリートプレキャスト部品である。
プレキャスト杭は直杭と、可変断面杭とを含み、その名の示すとおり、直杭の杭体は各横断面の形状及び寸法が長手方向においていずれも同じであるが、可変断面杭の杭体は横断面の寸法及び形状が杭の長さに沿って変化することになり、直杭と比較すれば、可変断面杭は、よりよい引抜き抵抗及び支持性能を有し、建築業界でますます人気がある。
特許文献1に開示されたプレキャストコンクリート竹節中実角杭のように、杭体断面が方形の杭体を含み、かつそれぞれ杭体上端及び杭体下端に位置する2つの大断面セグメントと、2つの前記大断面セグメントの間に位置する中間セグメントとを含み、前記中間セグメントの両端に小断面セグメントが設けられ、前記大断面セグメントの断面積が小断面セグメントの断面積よりも大きく、前記大断面セグメントと小断面セグメントとの間は斜面を介して遷移する。このような角杭は、高い縦方向支持力、強い水平せん断抵抗力、良好な耐食性性能、比較的に強い引抜き抵抗性能との多種の総合性能を備える。
中国実用新案公告第20473838291号明細書
実際の工事適用の場合、杭を打ち込む前に角杭を検査する過程中、一定の確率で、可変断面杭の中間セグメントに異なる程度の損害、例えば、表面のひび割れ、材料の破損や抜け等が存在することを発見することがあり、このような現象が発見されると、損害した角杭が引き続き正常に使用されることができるか否かを評価する必要があり、通常の場合、工事の品質及び施工の進捗を保証するために、重大な欠陥が存在する角杭は引き続き使用されなくなり、建築廃棄物として扱うことしかできない。
このような状況について、長い間、業者はいずれも通常、それをコンクリートの配合や製造プロセスの問題のせいにし、積み替えの過程での乱暴な操作によることであると認定する観点もあり、それぞれこれらの方向に向けて探索し改良した。
しかし、かなりの時間が経過しても、この問題は依然として効果的に解決されることができない。
本発明は、中間セグメントが損害しやすい現象を減少し、可変断面プレキャスト角杭の破損率を低減し、可変断面プレキャスト角杭の製品品質をより安定で確実にさせることにより、実際の使用要求をよりよく満たすコンクリート可変断面プレキャスト角杭を提供することを目的とする。
上記目的を実現するために、本発明は、コンクリート可変断面プレキャスト杭であって、大断面セグメント及び小断面セグメントが縦方向に沿って交互に配列された杭体を含み、前記大断面セグメント及び小断面セグメントの横断面は大体矩形をなし、前記大断面セグメントと、隣り合う前記小断面セグメントの側面との間に側方向遷移面が形成され、少なくとも一部の数量の前記側方向遷移面は、側方向投影において鉛直方向からずれた前縁及び/または後縁を有し、かつ該側方向遷移面と第1水平面との交線の鉛直方向投影は、該側方向遷移面と第2水平面との交線の鉛直方向投影の外側に位置し、前記第1水平面は任意の2つの水平面のうち上方に位置する水平面であり、前記第2水平面は任意の2つの水平面のうち下方に位置する水平面であり、前記小断面セグメントの1つまたは2つの側面は前記小断面セグメントの底面に対して垂直であり、または上から下へ杭体内側に向かって設定角度で傾斜するコンクリート可変断面プレキャスト杭を提供する。
好ましくは、前記側方向遷移面における側方向投影において鉛直方向からずれた前縁及び/または後縁は、傾斜した縁、または湾曲した縁である。
好ましくは、両端間に位置する前記大断面セグメントの側面の前縁及び後縁は鉛直縁であり、その面幅が上から下へ一定に保ち、あるいは、両端間に位置する前記大断面セグメントの側面の前縁及び/または後縁は側方向投影において鉛直方向からずれ、その面幅が上から下へ大きく、又は小さくなる。
好ましくは、前記側方向遷移面は、小断面セグメントの前部に位置する第1遷移面と、小断面セグメントの後部に位置する第2遷移面とを含み、前記第1遷移面の後縁が上から下へ前向きに傾斜、または湾曲し、及び/または、前記第2遷移面の前縁が上から下へ後向きに傾斜、または湾曲する。
好ましくは、前記側方向遷移面は、小断面セグメントの前部に位置する第1遷移面と、小断面セグメントの後部に位置する第2遷移面とを含み、前記第1遷移面の前縁が上から下へ前向きに傾斜、または湾曲し、及び/または、前記第2遷移面の後縁が上から下へ後向きに傾斜、または湾曲する。
好ましくは、前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行であって面幅が上から下へ一定に保つ平面であり、あるいは、前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行ではなくて面幅が上から下へ大きく、又は小さくなる平面であり、あるいは、
前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行であって面幅が上から下へ一定に保つ曲面であり、あるいは、前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行ではなくて面幅が上から下へ大きく、又は小さくなる曲面である。
好ましくは、前記側方向遷移面は内凹の曲面、外凸の曲面、またはねじれ面である。
好ましくは、前記内凹の曲面は内凹の弧面または内凹の錐面を含み、前記外凸の曲面は外凸の弧面または外凸の錐面を含む。
好ましくは、前記側方向遷移面と第1水平面との交線の鉛直方向投影の延長線と、該側方向遷移面と第2水平面との交線の鉛直方向投影の延長線とは交わる。
好ましくは、前記杭体は杭端面を有し、少なくとも1つの杭端面は凹溝と、間隔をおいて布置された複数の接続孔とを有し、前記凹溝は、粘性物質が貯蔵された貯蔵ブロックを少なくとも一部的に収容するためのものであり、前記凹溝の深さが貯蔵ブロックの初期高さよりも小さく、プレキャスト角杭を突き合わせる時に、前記貯蔵ブロックを圧縮すると、粘性物質を放出することで突き合わせたプレキャスト角杭の杭接続端面の隙間を除去及び/または充填することができる。
好ましくは、前記収容溝は溝深さが1mm以上であり、溝幅が1mm以上であり、かつ前記収容溝は前記接続孔から0.5cm以上離れる。
好ましくは、前記収容溝は溝深さが2mm~20mmである。
好ましくは、少なくとも1つの前記凹溝は円形または環形または矩形または正多角形をなして杭端面の中心箇所に位置し、
及び/または、少なくとも1つの前記凹溝は環状であって全ての接続孔を取り囲み、
及び/または、少なくとも1つの前記凹溝は環状であって一部の接続孔を取り囲み、
及び/または、少なくとも1つの前記凹溝は環状であって単一の接続孔を取り囲む。
好ましくは、その剛性骨格は、複数本の主筋が間隔をおいて配列されて予備空洞を取り囲む形成された主筋骨格と、前記主筋骨格を締め付ける骨格あばら筋とを含み、
前記主筋骨格の端部には、プレキャスト杭の構造強度を補強する剛性メッシュカバー及び/または剛性メッシュシートが外挿され、主筋骨格の端部が補助あばら筋によって締め付けて固定され、かつ補助あばら筋の巻き付けピッチが骨格あばら筋の巻き付けピッチ以下である。
好ましくは、前記補助あばら筋は、長さが端部の大断面セグメントの長さよりも大きなあばら筋密度増加領域を形成し、前記あばら筋密度増加領域の巻き付け密度が非密度増加領域の1.5~3倍である。
好ましくは、主筋骨格の端面には、開口が予備空洞の中部に向かう若干のC型スリーブがさらに設けられる。
好ましくは、前記主筋の端部は接続ナットが接続されており、前記補助あばら筋は少なくともそのうちの1つの接続ナットを接続固定する。
好ましくは、前記C型スリーブは、主筋骨格の予備空洞内に横方向または縦方向に順次間隔をおいて配列して設置され、及び/または、C型スリーブは、主筋骨格の予備空洞内に交差して設置され、前記C型スリーブと補助あばら筋または/及び剛性メッシュカバーとは固定接続される。
好ましくは、補助あばら筋と剛性メッシュカバーとは接続固定され、かつ剛性メッシュカバーは補助あばら筋の内部に位置し、
あるいは、前記剛性メッシュカバーは、主筋骨格の長手方向に沿って順次間隔をおいて配列された若干の環状筋と、各環状筋を接続固定する若干の軸方向筋とを含み、軸方向筋が主筋と平行であり、
あるいは、前記剛性メッシュシートは主筋骨格の端部に設置されて前記予備空洞の長手方向に沿って間隔をおいて配置される。
好ましくは、前記杭体の両端の大断面セグメントの長さは中間部分の大断面セグメントの長さよりも大きく、前記杭体の両端の大断面セグメントの長さは中間部分の大断面セグメントの長さの約2倍~6倍であり、
及び/または、前記小断面セグメントの横断面において、前記小断面セグメントの横断面の面積をS1とし、鋼棒の横断面の面積総和をS2とし、S1に対するS2の割合は少なくとも0.5%~0.15%である。
本発明は以上の構造設計を採用し、従来技術と比較すれば、可変断面プレキャスト角杭の頂面及び側方向遷移面の強度を強化することで、可変断面プレキャスト角杭が吊り上げられる時に頂面の耐圧強度が強化され、底面の受ける引張力が小さくされるから、可変断面プレキャスト角杭の耐屈曲性能の向上効果を実現し、可変断面プレキャスト角杭が吊り上げられる時のひび割れの発生を小さくし、杭体品質を向上させ、廃棄杭、撤去杭の率を小さくする。
しかも、側方向遷移面の前縁及び/または後縁が側方向投影において鉛直方向からずれたので、側方向遷移面の面積を大きくし、側摩擦抵抗係数を変更することにより、可変断面プレキャスト角杭の杭体の側摩擦抵抗及び耐圧、引抜き抵抗性能を向上させ、同様の作業状況において、プレキャスト杭の規格を小さくし、コストパフォーマンスを向上させ、省エネと排出削減の国家政策に順応することができる。
なお、さらに、可変断面プレキャスト角杭の製造時の型抜き効率を向上させ、杭体品質を上げることが可能である。例えば、型抜き過程において、プレストレス、引張力を放出可能であり、可変断面箇所で金型の突出部をロックする状況を効果的に防止でき、可変断面プレキャスト角杭の竹節の破損を減少し、破損を人工補修する人工消耗を減少することができ、杭体の全体性がよく、杭体の強度が高い。
本発明の第1実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 図1に示す可変断面プレキャスト角杭の別の視点における構造模式図である。 図1に示す可変断面プレキャスト角杭の平面図である。 図3におけるA部位の部分拡大図である。 本発明の第2実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の平面図である。 図5におけるB部位の部分拡大図である。 本発明の第3実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の部分拡大図である。 本発明の第4実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の部分拡大図である。 本発明の第5実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 図9に示す可変断面プレキャスト角杭の平面図である。 本発明の第6実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 本発明の第7実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 本発明の第8実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 図13の部分拡大図である。 図14の底面図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の側面図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の底部縁が面取りを有する端部模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の底部縁が面取りを有する部分構造模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の頂部縁が滑らかに遷移する端部模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の底面縁が滑らかに遷移する部分構造模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の頂部及び底部縁が面取りを有する端部模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の頂部及び底部縁が面取りを有する部分構造模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の頂部縁が面取りを有し、底部縁が滑らかに遷移する端部模式図である。 図13に示す可変断面プレキャスト角杭の頂部縁が面取りを有し、底部縁が滑らかに遷移する部分構造模式図である。 本発明の第9実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 本発明の第10実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 本発明の第11実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。 図27に示す可変断面プレキャスト角杭の側面図である。 図27に示す可変断面プレキャスト角杭の底面図である。 図29におけるC部位の部分拡大図である。 杭体に形成された(a)~(g)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。 杭体に形成された(h)~(n)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。 杭体に形成された(o)~(u)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。 杭体に形成された(v)~(w)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。 同一の大断面セグメントの前部側方向遷移面と後部側方向遷移面とが対称である部分構造模式図である。 本発明の第12実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の取り付け構造模式図である。 図36におけるプレキャスト杭端面の凹溝の位置及び形状の模式図である。 図36におけるプレキャスト杭端面の凹溝の位置及び形状の別の模式図である。 図36におけるプレキャスト杭端面の凹溝の位置及び形状の別の模式図である。 図36におけるプレキャスト杭端面の凹溝の位置及び形状の別の模式図である。 本発明の第13実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の杭接続過程模式図である。 図41における可変断面プレキャスト角杭の杭接続完了状態の模式図である。 本発明の第14実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の杭接続構造模式図である。 図43における可変断面プレキャスト角杭の杭接続完了状態の模式図である。 図43におけるD箇所の構造拡大図である。 本発明の第15実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図である。 図46に示す剛性骨格の端面図である。 本発明の第16実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図である。 図48に示す剛性骨格の端面図である。 本発明の第17実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図である。 図50に示す剛性骨格の端面図である。 本発明の第18実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図である。 図52に示す剛性骨格の端面図である。 剛性メッシュシートの構造模式図である。 補助あばら筋の構造模式図である。 剛性メッシュカバーの構造模式図である。 C型スリーブの構造模式図である。
当業者が本発明の方案をよりよく理解するために、以下は図面と具体的な実施形態を結合して本発明をさらに詳しく説明する。
本文において、「上、下、左、右、前、後」等の用語は、図面に示す位置関係に基づいて確立されたものであり、図面によっては、相応する位置関係もそれに伴って変化する可能性があるので、保護範囲への絶対的な限定と理解することができず、しかも、「第1」、「第2」等のような関係用語は、同じ名称を有する部材の1つともう1つとを区分するために使用されるだけであり、必ずしもこれらの部材の間にいずれのこのような実際の関係または順序が存在することを要求または暗示するとは限らない。
プレキャスト杭の施工順位は主にプレキャスト、輸送、積上がり、杭の打ち込みに分けられ、各施工順位において、プレキャスト杭は、頻繁に吊り上げられることを避けるのが困難である。
既存の吊り上げ方式は、杭体の頂部にフックを設け、吊り上げ機器を利用してプレキャスト杭を吊り上げることである。プレキャスト杭の杭体の長さ及び品質に応じて、杭体に2つのフックを設けて2点の吊り上げを行う形態の適用が多い。2点の吊り上げの際に、吊り上げ力と杭体の重力との共通作用により、吊り上げ方向において、杭体頂面は杭体底面の上方に位置し、杭体頂面が受圧され、杭体底面が引っ張られる。
発明者の研究によって発見されたように、コンクリートが、引張強度よりも耐圧強度がはるかに大きいとの性能を持ち、かつ杭体の重力が大きいため、杭体底面及び側方向遷移面は、引っ張られる強度が大きいからひび割れが極めて発生しやすく、これは、杭体が損害される原因の1つであり、既存の可変断面杭は、長手方向において横断面が変化するが、高さ方向における各断面が一致に保ち、よって、可変断面杭の引っ張られる強度が大きい場合、いつも先に底面が損害され、さらに杭全体が廃棄処分されることになる。
この研究結論に基づいて、本発明は可変断面プレキャスト角杭の構造をさらに改良することにより、可変断面プレキャスト角杭に存在する上記技術的課題をある程度改善または除去する。
図1~図4を参照し、図1は、本発明の第1実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図であり、図2は、図1に示す可変断面プレキャスト角杭の別の視点における構造模式図であり、図3は、図1に示す可変断面プレキャスト角杭の平面図であり、図4は、図3におけるA部位の部分拡大図である。
図に示すように、第1実施例において、本発明により提供されるコンクリート可変断面プレキャスト杭について、その杭体1は4つの小断面セグメント2及び3つの大断面セグメント3が前後方向に沿って交互に配列され、大断面セグメント3及び小断面セグメント2の横断面は大体矩形をなし、杭体の頂面、右側面及び底面は平面であり、左側面は凹凸面であり、その中、各々の大断面セグメント3の左側は小断面セグメント2に対して外へ突起し、各々の小断面セグメント2と左突起部5との間に側方向遷移面4が形成される。
中間に位置する1つの小断面セグメント2を例として、その両側の表面、即ち、図に示す左側面及び右側面は底面に対して垂直であり、大断面セグメント3の左側面及び右側面も底面に対して垂直であり、小断面セグメント2は、前部の大断面セグメント3との間に形成された側方向遷移面3が第1遷移面4-1であり、後部の大断面セグメント3との間に形成された側方向遷移面が第2遷移面4-2である。
第1遷移面4-1は傾斜する平面であり、その前縁4-1-1及び後縁4-1-2が直線縁であって両者が互いに平行であり、かつ前縁4-1-1及び後縁4-1-2が側方向投影においていずれも鉛直方向からずれ、上から下へ前向きに一定の角度傾斜する。平面図から分かるように、任意の2つの水平面と第1遷移面4-1とが交わる線を鉛直方向に投影すれば、第1遷移面4-1と第1水平面との交線の鉛直方向投影L1は、第1遷移面4-1と第2水平面との交線の鉛直方向投影L2の外側に位置し、その中、第1水平面4-1は任意の2つの水平面のうち上方に位置する水平面であり、第2水平面は任意の2つの水平面のうち下方に位置する水平面である。
第2遷移面4-2は斜め方向の平面であり、その前縁4-2-1及び後縁4-2-2が直線縁であって両者が互いに平行であり、かつ前縁4-2-1及び後縁4-2-2が側方向投影において鉛直方向を保持し、前または後向きに傾斜することがない。
該構造を有する可変断面プレキャスト角杭は、頂面及び側方向遷移面4の強度を強化できることで、可変断面プレキャスト角杭が吊り上げられる時に頂面の耐圧強度が強化され、底面の受ける引張力が小さくされるから、可変断面プレキャスト角杭の耐屈曲性能の向上効果を実現し、可変断面プレキャスト角杭が吊り上げられる時のひび割れの発生を小さくし、杭体品質を向上させ、廃棄杭、撤去杭の率を小さくする。
しかも、第1遷移面4-1の前縁4-1-1及び後縁4-1-2が側方向投影において鉛直方向からずれたので、第1遷移面4-1の面積を大きくし、側摩擦抵抗係数を変更することにより、可変断面プレキャスト角杭の杭体の側摩擦抵抗及び耐圧、引抜き抵抗性能を向上させ、同様の作業状況において、プレキャスト杭の規格を小さくし、コストパフォーマンスを向上させ、省エネと排出削減の国家政策に順応することができる。
なお、さらに、可変断面プレキャスト角杭の製造時の型抜き効率を向上させ、杭体品質を上げることが可能である。例えば、型抜き過程において、プレストレス、引張力を解放可能であり、可変断面で金型の突出部をロックする状況を効果的に防止でき、可変断面プレキャスト角杭の竹節の破損を減少し、破損を人工補修する人工消耗を減少することができ、杭体の全体性がよく、杭体の強度が高い。
図5、図6を参照し、図5は、本発明の第2実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の平面図であり、図6は、図5におけるB部位の部分拡大図である。
本実施例において、第1実施例と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
図に示すように、第2実施例において、小断面セグメント2の左側面及び右側面は底面に対して垂直ではなく、上から下へ杭体内側に向かって設定角度だけ傾斜するように変更し、又、大断面セグメント3の左側面及び右側面も底面に対して垂直ではなく、上から下へ杭体内側に向かって設定角度だけ傾斜するように変更する。
このように、平面図で、小断面セグメント2の上縁2-1と下縁2-2と(破線に示す)は重ならなくなり、その下縁2-2の鉛直方向投影が上縁2-1の鉛直方向投影の内側に位置し、同じ理由により、大断面セグメント3の上縁3-1と下縁3-2と(破線に示す)も重ならなくなり、その下縁3-2の鉛直方向投影が上縁3-1の鉛直方向投影の内側に位置する。
第1実施例を基礎とし、同一の左突起部5に前後対称の2つの上記側方向遷移面4を形成してもよいし(図7参照)、第2実施例を基礎とし、同一の左突起部5に前後対称の2つの上記側方向遷移面4を形成することにより(図8参照)、第3、第4及びより多くの実施例を得てもよい。
図9、図10を参照し、図9は、本発明の第5実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図であり、図10は、図9に示す可変断面プレキャスト角杭の平面図である。
本実施例において、第2実施例と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
図に示すように、第2実施例に基づいて、杭体1の右側面にも、杭体から突出する3つの右突起部6が間隔をおいて設けられ、杭体1の左側面の突起部5と右側面の突起部6とは鏡像対称である。
可変断面プレキャスト角杭は、鏡像対称の左突起部5及び右突起部6により、杭を打ち込んで土壌体に入る時、杭体の受力をより均一にさせることで、杭体が鉛直状態のまま土壌体に入ることができる。
図11を参照し、図11は、本発明の第6実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。
本実施例において、第3実施例と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
図に示すように、第3実施例に基づいて、杭体1の両端に大断面セグメント3が形成され、両端に位置する大断面セグメント3の横断面は、中間に位置する大断面セグメント3の横断面と基本的に同じである。この構造設計により、杭体の杭端支持力を効果的に向上させると同時に、杭端の耐打撃能力を向上させることができ、最適な状況で杭端支持力、杭圧入力、側摩擦抵抗のバランスをとることができる。
本実施例は第3実施例と比較すれば、杭打ち時に受力が均一であることができ、土壌体に鉛直に入るように保証するだけでなく、さらに杭の支持力を効果的に向上させることができる。
図12を参照し、図12は、本発明の第7実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図である。
本実施例において、第3実施例と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
図に示すように、第3実施例に基づいて、杭体1の頂面に、杭体から突出する3つの上突起部7が設置され、杭体1の底面に、杭体から突出する3つの下突起部8が設置される。
第3実施例と比較すれば、本実施例の可変断面プレキャスト角杭は上突起部7及び下突起部8を追加し、杭体の耐屈曲強度をさらに向上させる。一方、土壌体との接触面積をさらに大きくし、側摩擦抵抗を向上させ、しかも、左突起部5、右突起部6と下突起部8とは、左突起部5、右突起部6と上突起部7とは均一に遷移し、製造が便利であり、構造がコンパクトであり、力学的性能がよい。
本実施例において、上記構造設計により、各突起部が1つの閉じた環形を形成し、可変断面プレキャスト角杭の全体性を補強し、最適な杭体耐屈曲性能も達成し、又、突起部の強度がある程度に補強され、耐破砕能力がさらに向上する。
図13~図16を参照し、図13は、本発明の第8実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図であり、図14は、図13の部分拡大図であり、図15は、図14の底面図であり、図16は、図13に示す可変断面プレキャスト角杭の側面図である。
本実施例において、第7実施例と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
図に示すように、第7実施例に基づいて、杭体1の両端に大断面セグメント3が形成され、両端に位置する大断面セグメント3の横断面は、中間に位置する大断面セグメント3の横断面と基本的に同じであり、小断面セグメント2に対して、周方向に左突起部5、右突起部6、上突起部7及び下突起部8を有する。
この構造設計により、杭体の杭端支持力を効果的に向上させると同時に、杭端の耐打撃能力を向上させることができ、最適な状況で杭端支持力、杭圧入力、側摩擦抵抗のバランスをとることができる。
杭体1の両端の大断面セグメント3の長さは中間部分の大断面セグメント3の長さよりも大きく、杭の両端の大断面セグメント3の長さは中間部分の大断面セグメント3の長さの約2倍~6倍であることにより、杭端の構造強度及び耐打撃性能を向上させる。
本実施例は第7実施例と比較すれば、杭打ち時に受力が均一であることができ、土壌体に、垂直に入るように保証するだけでなく、さらに杭の支持力を効果的に向上させることができる。
第8実施例を基礎とし、杭体の大断面セグメント3の上下縁の形状を変更することにより、より多くの実施例を得ることができる。例えば、可変断面プレキャスト角杭の底部縁が斜面面取りを有し(図17、図18参照)、あるいは、可変断面プレキャスト角杭の頂部縁が滑らかに遷移し、即ち、丸めであり(図19、図20参照)、あるいは、可変断面プレキャスト角杭の頂部及び底部縁がともに斜面面取りを有し(図21、図22参照)、あるいは、可変断面プレキャスト角杭の頂部縁が斜面面取りを有し、底部縁が滑らかに遷移する(図23、図24参照)。
なお、図11に示す第6実施例に基づいて、中間部分に位置する大断面セグメント3を省略し、両端に位置する大断面セグメント3のみを保留すると同時に、杭体の長さを短くするならば、図25に示すような実施例が得られ、あるいは、中間部分に位置する1つの大断面セグメント3のみを保留することにより、図26に示すような実施例を得、並びに図25、図26に基づいて、さらに大断面セグメント3に上突起部7、下突起部8を追加した後に得られた他の実施例である。これらの実施例における杭体1の長さが比較的に短いが、複数本の杭体1を突き合わせる形態により、寸法が比較的に長いプレキャスト杭として互いに接続し、さらに上記他の実施例と基本的に同じである使用効果を達成することができる。
図27~図30を参照し、図27は、本発明の第11実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の構造模式図であり、図28は、図27に示す可変断面プレキャスト角杭の側面図であり、図29は、図27に示す可変断面プレキャスト角杭の底面図であり、図30は、図29におけるC部位の部分拡大図である。
本実施例において、第8実施例と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
図に示すように、第8実施例に基づいて、その2つの小断面セグメント2の側方向遷移面4は前後方向に対称であり、以下、前側に位置する1つの小断面セグメント2を例として、その側方向遷移面4を説明する。
この小断面セグメント2は、前部に位置する第1遷移面4-1と、後部に位置する第2遷移面4-2とを有し、その中、第1遷移面4-1の前縁4-1-1と後縁4-1-2とは平行であり、かつ上から下へ前向きに傾斜し、第2遷移面4-2の前縁4-2-1は上から下へ後向きに傾斜し、第2遷移面4-2の後縁4-2-2は上から下へ前向きに傾斜し、両者は平行ではなく、両者の側方向投影は、上が大きく下が小さな台形のウエストラインを形成する。
底面図から分かるように、その第2遷移面4-2の上縁4-2-3の鉛直方向投影は第2遷移面4-2の下縁4-2-4の鉛直方向投影の外側に位置する。任意の2つの水平面と第2遷移面4-2とが交わる線を鉛直方向に投影すれば、第2遷移面4-2と第1水平面との交線の鉛直方向投影は、第2遷移面4-2と第2水平面との交線の鉛直方向投影の外側に位置することになり、その中、第1水平面は任意の2つの水平面のうち上方に位置する水平面であり、第2水平面は任意の2つの水平面のうち下方に位置する水平面であり、しかも、第2遷移面4-2と第1水平面との交線の鉛直方向投影の延長線は、第2遷移面4-2と第2水平面との交線の鉛直方向投影の延長線と1つの点で交わることになる。
図31を参照し、図31は、杭体に形成された(a)~(g)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。
図に示すように、他の実施例において、小断面セグメント2の側方向遷移面4はさらに、各種の異なる形式を有してもよい。
図に示す(a)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は平面であり、その前縁4-1-1と後縁4-1-2とが平行であり、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が一定に保ち、前の実施例において既に相応的に紹介された。
図に示す(b)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1はねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(c)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1はねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が鉛直に保ち、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(d)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1はねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が鉛直に保ち、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(e)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1はねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(f)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1はねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が鉛直に保ち、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(g)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1はねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が鉛直に保ち、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
上記(a)~(g)タイプの第1遷移面4-1と水平面との交線は直線である。
図32を参照し、図32は、杭体に形成された(h)~(n)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。
図に示すように、他の実施例において、小断面セグメント2の側方向遷移面4はさらに、各種の異なる形式を有してもよい。
図に示す(h)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は内凹面であり、具体的には、円柱面または楕円柱面であってもよく、その前縁4-1-1と後縁4-1-2とが平行であり、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ一定に保つ。
図に示す(i)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(j)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が鉛直に保ち、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(k)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が鉛直に保ち、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(l)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が鉛直に保ち、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(m)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(n)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が鉛直に保ち、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
上記(h)~(n)タイプの第1遷移面4-1と水平面との交線は内へ凹んだ弧線である。
図33を参照し、図33は、杭体に形成された(o)~(u)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。
図に示すように、他の実施例において、小断面セグメント2の側方向遷移面4はさらに、各種の異なる形式を有してもよい。
図に示す(o)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は外凸面であり、具体的には、円柱面または楕円柱面であってもよく、その前縁4-1-1と後縁4-1-2とが平行であり、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ一定に保つ。
図に示す(p)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(q)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が鉛直に保ち、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(r)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が鉛直に保ち、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に小さくなる。
図に示す(s)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(t)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が鉛直に保ち、後縁4-1-2の側方向投影が上から下へ後向きに傾斜し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
図に示す(u)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は錐面またはねじれ面であり、その前縁4-1-1の側方向投影が上から下へ前向きに傾斜し、後縁4-1-2の側方向投影が鉛直に保ち、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が上から下へ徐々に大きくなる。
上記(o)~(u)タイプの第1遷移面4-1と水平面との交線は外へ突出した弧線である。
図34を参照し、図34は、杭体に形成された(v)~(w)タイプの側方向遷移面の集中展示模式図である。
図に示すように、他の実施例において、小断面セグメント2の側方向遷移面4はさらに、各種の異なる形式を有してもよい。
図に示す(v)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は外凸面であり、その前縁4-1-1と後縁4-1-2とが平行な弧形をなし、上から下へ前向きに湾曲し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が一定に保つ。
図に示す(w)タイプの側方向遷移面4のうちの第1遷移面4-1は内凹面であり、その前縁4-1-1と後縁4-1-2とが平行な弧形をなし、上から下へ前向きに湾曲し、側面視において、前縁4-1-1と後縁4-1-2との間の幅が一定に保つ。
図31~図34に示す、中間に位置する大断面セグメント3について、片側のみには改良後の第1遷移面4-1が形成されているが、理解できるように、中間に位置する各々の大断面セグメント3にとって、その両側の側方向遷移面4がともに図35に示すような対称式構造を採用可能である。なお、中間に位置する大断面セグメント3の両側の側方向遷移面4はさらに、以上の任意の2種類の異なるタイプの側方向遷移面であってもよい。
プレキャスト可変断面角杭は工場の建物で鉄筋コンクリートによってプレキャストし成形されたものであり、プレキャスト杭は突き合わせを完了した後、杭接続箇所に隙間が発生しやすいので、地下の酸、アルカリ腐食性物質は隙間位置から杭接続箇所に入って金属接続具を腐食しやすく、この技術的課題を解決するために、下記の実施例における方案を採用できる。
これらの実施例において、主に可変断面プレキャスト角杭の端部構造及び内部の鉄筋構造を紹介するので、簡易にするために、図に示す可変断面プレキャスト角杭について簡略画法が採用され、大断面セグメント、小断面セグメント及び側方向遷移面等の部位が示されず、このような省略により、当業者が本発明の技術案を理解し再現することに影響を及ぼさない。
図36を参照し、図36は、本発明の第12実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の取り付け構造模式図である。
図に示すように、本実施例は可変断面プレキャスト角杭を提供し、該可変断面プレキャスト角杭は工場でプレキャストされたコンクリート部品であり、その内部には通常、若干の鉄筋からなる骨格があり、かつ杭端面19上の対応する鉄筋は複数の接続孔9が間隔をおいて設けられ、接続孔9内に、他の外部物体と接続するための機械的接続具14が取り付けられることにより、連続的な応力伝達を実現し、コンクリートプレキャスト部品間の接続強度及び確実性を向上させる。
本実施例において、外部物体はコンクリート部品、例えば、支持台、敷地等であり、その中、機械的接続具14は当分野の常用の機械的接続具である(例えば、特許文献CN201510649253.6、CN201510314380.0等に開示された接続具)。
具体的には、プレキャスト杭の少なくとも1つの杭端面19には、粘性物質12が貯蔵された貯蔵ブロック10を少なくとも一部的に収容するための凹溝11を有し、杭端面19が外部物体に当接した場合、貯蔵ブロック10が受圧されて粘性物質12が放出され、粘性物質12は凹溝11から溢れ出ることで接続孔9と接続孔に最も近い杭端面19のエッジとを仕切り、さらに機械的接続具14を保護し、塵埃、土砂、水等が杭端面19と外部物体との間の隙間を介して機械的接続具14に入ってさらに機械的接続具14を腐食することを防止する。
本実施例において、図36に示すように、プレキャスト杭の上端面及び下端面にそれぞれ凹溝11が設置され、粘性物質12が全ての接続孔9内の機械的接続具14を均一に保護できるために、凹溝11をプレキャスト杭の杭端面19の中心箇所に置き、かつ凹溝11の形状がプレキャスト杭の杭端面19の形状に応じて設置でき、円形、環形、矩形、または正多角形等であってもよく、図37~38に示すように、凹溝11も環形であってもよく、全ての接続孔9を取り囲み、或いは、各々の接続孔9はいずれも1つの凹溝11によって取り囲まれ、接続孔9と杭端面19のエッジとを隔てるようにし、粘性物質12は流動性を有するので、押圧されて凹溝11から溢れ出た後、杭端面19に沿って流動でき、環形の凹溝11は、一部の接続孔9のみを取り囲んでもよく、或いは、一部のみの接続孔9はそれぞれ1つの環形凹溝11によって取り囲まれ、図39~40に示すように、杭端面19は複数の凹溝11を有する場合、上記凹溝11の形状及び位置に応じて組み合わせて設置でき、無論、凹溝11は他の形状、他の位置、及び組み合わせ形態であってもよく、本実施例に示す状況に限定されるものではない。
好ましい技術的手段として、凹溝11内に貯蔵ブロック10を安定して据え置くことができ、かつ貯蔵ブロック10が圧縮されることができ、それに、粘性物質12が凹溝11から溢れ出た後、凹溝11内に十分な量の粘性物質12が貯蔵されることができるのを保証するために、凹溝11の深さを、プレキャスト杭の直径の0.5%よりも大きくかつ貯蔵ブロック10の高さよりも小さく設置する。このような構造の設置により、プレキャスト杭が生産誤差により杭端面19の傾斜が発生する場合、凹溝11は、貯蔵ブロック10の転倒を防止するように、凹溝内に置かれる貯蔵ブロック10に十分なストッパ面を提供できる。
図41、図42を参照し、図41は、本発明の第13実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の杭接続過程模式図であり、図42は、図41における可変断面プレキャスト角杭の杭接続完了状態の模式図である。
本実施例において、実施例12と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
本実施例は、粘性物質12と、順次縦方向に突き合わせた少なくとも2本のプレキャスト杭と、隣接する2本のプレキャスト杭の間に位置しかつ粘性物質が貯蔵された少なくとも1つの貯蔵ブロック10と、を含み、隣接する2本のプレキャスト杭のうちの少なくとも1本が実施例1から提供されるプレキャスト杭であり、順次縦方向に突き合わせた、隣接する2本のプレキャスト杭がそれぞれ上節プレキャスト杭、下節プレキャスト杭であり、圧縮貯蔵ブロック10が、隣接する2本のプレキャスト杭の杭接続端面の間の隙間を除去及び/または充填するように、粘性物質12を放出できる杭接続構造を提供する。
上節プレキャスト杭の下端面と下節プレキャスト杭の上端面とはそれぞれ凹溝11が開設され、両プレキャスト杭上の凹溝11の位置は一々に対応して形状は適合し、両プレキャスト杭上の凹溝11の形状は適合しなくて両プレキャスト杭上の凹溝11の軸方向に重なる空間は貯蔵ブロック10を収容できるようにしてもよく、杭接続後に貯蔵ブロック10が完全に凹溝11に置かれることを便利にさせるために、貯蔵ブロック10が圧縮された後に達成可能な最小厚さは、対応する2つの凹溝11の深さの和以下であり、無論、対応する凹溝11の形状は適合しなく、または対応しなくてもよく、杭接続後に貯蔵ブロック10が完全に凹溝11に置かれることを保証するために、貯蔵ブロック10が圧縮された後に達成可能な最小厚さは、それが位置する凹溝11の深さ以下であり、別の好ましい方案として、上節プレキャスト杭の下端面と下節プレキャスト杭の上端面とのうちのいずれか一方の杭端面19のみに凹溝11が設置され、杭接続後に貯蔵ブロック10が完全に凹溝11に置かれることを便利にさせるために、貯蔵ブロック10が圧縮された後に達成可能な最小厚さは、凹溝11の深さ以下であり、無論、両プレキャスト杭の端面に凹溝11があるか否か、及び凹溝11の位置を実際の状況に応じて設置してもよく、他の位置及び組み合わせ形態が可能であり、本実施例に示す状況に限定されるものではなく、貯蔵ブロック10は弾性のある吸水性材料、例えば、スポンジ等であり、優れた弾性及び吸水性を有し、大量の粘性物質12を吸着し貯蔵することができ、粘性物質12は一般的にエポキシ樹脂や変性エポキシ樹脂等の流動可能であって硬化性を有する材料であり、上節プレキャスト杭と下節プレキャスト杭の杭接続端面が互いに当接するまで接近する過程において、貯蔵ブロック10は上節プレキャスト杭と下節プレキャスト杭との押圧力を受けて圧縮され、図41に示すように、粘性物質12は貯蔵ブロック10から押圧されて凹溝11から溢れ出てさらに杭接続端面19に敷き詰め、杭端面19を遮断し、外界の空気、水、または砂利等との接触を防止し、プレキャスト杭端面に対して密封及び防腐保護を行い、貯蔵ブロック10は、フレキシブル材料からなるカプセルであってもよく、内部に一定量の粘性物質12がフィリングされ、杭接続端面19からの押圧を受ける場合、貯蔵ブロック10は破裂し、上記の破裂したクリアランスから粘性物質12が流出し、或いは、貯蔵ブロック10に小穴があり、受圧される時に、小穴が拡大され、小穴から粘性物質12が押し出される。
上記構造を採用すれば、粘性物質12を人工塗装する工程を省略し、図41に示すように、上節プレキャスト杭を吊り上げて下プレキャスト杭と位置合わせした後、機械的接続具に粘性物質12を満たすとともに、粘性物質12が含浸された、または予め製造された、粘性物質12を溜める貯蔵ブロック10を凹溝11に入れ、貯蔵ブロック10に貯蔵された粘性物質12が一定量に達成する場合、機械的接続具14に粘性物質12を注入するステップをさらに省略してもよく、貯蔵ブロック10中の粘性物質12は杭端面19を介して流入して機械的接続具14に満たされ、便利で快速であり、作業効率を向上させ、又、貯蔵ブロック10の体積が1つの定値であり、即ち、その内部に貯蔵される粘性物質12も定値であるため、粘性物質12の定量的使用を実現し、不適切な操作による粘性物質12の浪費を防止し、コストを節約し、上節プレキャスト杭が押し下げられ、貯蔵ブロック10中の粘性物質12が押圧されて流出し、杭端面19に沿って流動し、図42に示すように、杭接続端面が貼り合わせるまで引き続き押し下げ、貯蔵ブロック10が完全に凹溝11中に圧縮され、この場合、杭接続が完了し、貯蔵ブロック10は弾性作用により、圧縮された後に凹溝11の内壁に密着し、かつ貯蔵ブロック10中に依然として一部の粘性物質12があり、粘性物質12が硬化後、上プレキャスト杭と下節プレキャスト杭とを一体に接続し、小さなひずみの検出の合格率を保証し、プレキャスト杭の杭接続性能を向上させる。
図43、図44、図45を参照し、図43は、本発明の第14実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の杭接続構造模式図であり、図44は、図43における可変断面プレキャスト角杭の杭接続完了状態の模式図であり、図45は、図43におけるD箇所の構造拡大図である。
本実施例において、実施例13と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
実施例13と比較すれば、本実施例の杭接続構造は、縦方向に突き合わせる、隣接する2本のプレキャスト杭の接続箇所に外挿される耐腐食密封リング15をさらに含み、杭接続前に、密封リング15を杭端面19に接近する杭体に外挿し、さらに2本のプレキャスト杭の突き合わせを行い、杭接続完了後、両プレキャスト杭の端面貼り合わせ箇所に移動してその箇所を包むまで密封リング15をドラッグし、密封リング15は一定の弾性を有するので、外挿完了後、密封リング15はプレキャスト杭を圧着して杭端面19の貼り合わせ箇所を密封し、粘性物質12が凝固せずに流出することを防止し、粘性物質12の損失を減少する。
さらに、プレキャスト杭の杭端直径が杭体直径よりも小さく、密封リング15の厚さが、杭体直径と杭端直径との差の1/2以下であり、密封リング15の幅が杭端の長さの2倍以下であることにより、密封リング15が杭体から突出しなく、杭打ち時に、土が密封リング15を元の位置から押し出すことがなく、密封リング15の取り付けを便利にさせるために、杭端と杭体との間に平滑遷移部18が設置されることが好ましい。
図46、図47、図55、図56を参照し、図46は、本発明の第15実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図であり、図47は、図46に示す剛性骨格の端面図であり、図55は、補助あばら筋の構造模式図であり、図56は、剛性メッシュカバーの構造模式図である。
図に示すように、本実施例における可変断面プレキャスト角杭の杭用剛性骨格は、複数本の主筋21が間隔をおいて配列されて予備空洞を取り囲むように形成されたプレキャスト杭用剛性骨格と、前記主筋骨格を締め付ける骨格あばら筋22とを含み、主筋骨格の端部に、プレキャスト杭の構造強度を補強する剛性メッシュカバー26及び/または剛性メッシュシート23が嵌着され、主筋骨格の端部が補助あばら筋24によって締め付け、かつ補助あばら筋24のピッチが骨格あばら筋のピッチ以下である。
具体的には、主筋骨格の端部に剛性メッシュカバー26を追加し、又、主筋骨格の端部の外周に補助あばら筋24を巻き付けて剛性メッシュカバー26及び主筋21を締め付け、コンクリートプレキャスト杭の製造時にポンピングコンクリートが主筋骨格の端部の主筋21を衝撃し爆破させることを防止し、主筋骨格の端部構造を保護することができ、杭打ち時に主筋21が衝撃で爆破することを防止し、コンクリートプレキャスト杭の端部の構造強度を補強することもできる。補助あばら筋と主筋21とピッチが比較的に大きくすれば、主筋骨格の爆破防止の作用がないから、補助あばら筋24は主筋21に密着する必要がある。それに、補助あばら筋24の間のピッチを限制することにより、主筋骨格の構造強度をよりよく補強できる。好ましい方案として、プレキャスト杭用剛性骨格は鉄筋かごであり、骨格あばら筋及び補助あばら筋は螺旋あばら筋であり、剛性メッシュカバー26は鉄筋メッシュカバーである。
好ましい形態として、補助あばら筋24と剛性メッシュカバー26とは接続固定し、かつ補助あばら筋24は剛性メッシュカバー26の外部に位置する。剛性メッシュカバー26を主筋骨格の端部に外挿した後、さらに補助あばら筋24で剛性メッシュカバー26を締めつけることにより、主筋骨格がより大きなハンマリング力に耐えることができ、補助あばら筋24がばらばらになることを避けることが可能である。
図46及び図54に示すように、前記剛性メッシュカバー26は、主筋骨格の長手方向に沿って順次間隔をおいて配列された若干の環状筋26-1と、各環状筋26-1を接続固定する若干の軸方向筋26-2とを含み、軸方向筋26-2が主筋21と平行である。好ましい形態として、軸方向筋26-2は環状筋26-1の内側周方向に沿って固定接続され、剛性メッシュカバー26の受力が均一であることを保証できる。
主筋骨格の端部に剛性メッシュカバー26を外挿することにより、補助あばら筋24とともに主筋骨格の端部を締めつけ、主筋骨格の主筋21をより爆破し難しくなることができる。剛性メッシュカバー26は鉄筋メッシュカバーであってもよいことが好ましい。
剛性メッシュシート23は主筋骨格の端部に設置されて前記予備空洞の長手方向に沿って間隔をおいて配置される。コンクリートプレキャスト杭の端部の構造強度及び耐ハンマリング能力を補強し、杭を打ち込む時に、コンクリートプレキャスト杭の端部が爆発まで打たれるのを防止することができる。本実施例において、剛性メッシュシート23は個別に設置されてもよいし、あるいは、剛性メッシュカバー26は個別に設置されてもよく、あるいは、剛性メッシュシート23と剛性メッシュカバー26とを一緒に設置してもよい。
剛性メッシュシート23は、交差して接続固定された若干本の補強筋23-1を含み、剛性メッシュシート23の端部が補助あばら筋24及び/または主筋骨格と固定接続される。剛性メッシュシート23は格子状をなし、コンクリートプレキャスト杭の端部の強度を補強できるし、コンクリートプレキャスト杭の製造時に、コンクリートが筋23-1を十分に包むことができるのも保証でき、受力が均一であることを保証し、それに、剛性メッシュシート23の端部は補助あばら筋24に接続してもよいし、主筋21に接続し、あるいは、補助あばら筋24及び主筋21に接続してもよく、剛性メッシュシート23の安定した接続を保証する。
具体的に言えば、剛性メッシュシート23が位置する平面は、軸方向筋26-2の中心軸と垂直である。軸方向筋26-2に対して垂直のまま、剛性メッシュシート23を剛性メッシュカバー26に順次設置し、予備空洞を長手方向において若干の小空間に仕切ることにより、コンクリートプレキャスト杭の端部のコンクリートをより緊密にさせられる。
好ましい形態として、剛性メッシュシート23を剛性メッシュカバー26に接続し、さらに主筋骨格の端部に挿入することにより、予め剛性メッシュシート23を剛性メッシュカバー26に接続して一体式構造を形成し、剛性メッシュシート23の据え置きをより簡易にすることができる。少なくとも1つの剛性メッシュシート23は剛性メッシュカバー26の端部に接続し、剛性メッシュカバー26にストップ面を有させて剛性メッシュカバー26の端部の構造強度を補強し、剛性メッシュカバー26での剛性メッシュシート23の接続形式について、剛性メッシュシート23がいずれも環状筋26-1に接続することであってもよく、あるいは、剛性メッシュシート23がいずれも軸方向筋26-2に接続することであり、あるいは、一部の剛性メッシュシート23が環状筋26-1に接続し、一部の剛性メッシュシート23が軸方向筋26-2に接続することである。
本実施例の作業原理は、プレキャスト時に、骨格あばら筋22で主筋21を締め付けて主筋骨格を形成し、それとともに、剛性メッシュシート23を剛性メッシュカバー26に接続し、さらに剛性メッシュカバー26を主筋骨格の端部に外挿し、最後に補助あばら筋24で剛性メッシュカバー26及び主筋21を締め付けることである。コンクリートプレキャスト杭の製造時にポンピングコンクリートが主筋骨格の端部の主筋21を衝撃し爆破させることを防止し、主筋骨格の端部構造を保護することができ、また、コンクリートプレキャスト杭の端部の構造強度及び抗ハンマリング力を補強することにより、杭を打ち込む時にコンクリートプレキャスト杭の端部が爆発することを防止できる。
図48、図49を参照し、図48は、本発明の第16実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図であり、図49は、図48に示す剛性骨格の端面図である。
本実施例において、実施例15と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
実施例15に対して、本実施例の相違点は、主筋21の端部に接続ナット25が設けられ、前記補助あばら筋24が少なくとも、そのうちの1つの接続ナット25を接続固定することにある。プレキャスト杭の間は接続ナット25及びスクリュにより接続されるので、主筋21の先端に接続ナット25を設置し、補助あばら筋24と接続ナット25とのピッチが比較的に大きくすれば、主筋骨格の爆破防止の作用がないから、補助あばら筋24は、少なくとも1つの接続ナット25と接続固定する必要があることにより、接続ナット25がハンマリングで分散してプレキャスト杭の間の接続が変位することを防止する。
図50、図51を参照し、図50は、本発明の第17実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図であり、図51は、図50に示す剛性骨格の端面図である。
本実施例において、実施例15と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
実施例15に対して、本実施例の相違点は、剛性メッシュシート23が位置する平面が軸方向筋26-2の中心軸と平行であることにある。軸方向筋26-2と平行のまま、剛性メッシュシート23を剛性メッシュカバー26に順次設置し、予備空洞を幅方向、または高さ方向において若干の小空間に仕切ることにより、コンクリートプレキャスト杭の端部のコンクリートをより緊密にさせる。
好ましい形態として、剛性メッシュカバー26での剛性メッシュシート23の接続形式について、剛性メッシュシート23の対向する2つの端部が剛性メッシュカバー26に接続することであってもよい。
図52、図53、図57を参照し、図52は、本発明の第18実施例に開示された可変断面プレキャスト角杭の剛性骨格の構造模式図であり、図53は、図52に示す剛性骨格の端面図であり、図57は、C型スリーブの構造模式図である。
本実施例において、実施例15と同一の部分には、同一の符号を付し、同一の文字説明を省略する。
実施例15に対して、本実施例の相違点は、主筋骨格の端面に若干のC型スリーブ27がさらに設けられ、かつC型スリーブ27の開口が予備空洞の中間セグメントに向かうことにある。
上記構造において、C型スリーブ27により、主筋骨格の端部が1つのストップ面を形成でき、主筋骨格の端部構造をより安定し、コンクリートプレキャスト杭の端面の構造強度を補強する。
具体的に言えば、C型スリーブ7は、主筋骨格の予備空洞内に横方向または縦方向に順次均一に配列して設置され、あるいは、C型スリーブ7は、主筋骨格の予備空洞内に交差して設置され、前記C型スリーブ7と補助あばら筋24または/及び剛性メッシュカバー26とは固定接続する。C型スリーブ27は以上の布置形式を採用してストップ面を形成することにより、コンクリートプレキャスト杭の端面の構造強度を補強でき、又、補助あばら筋24とともに剛性メッシュカバー26を締め付けることができる。好ましくは、C型スリーブ27は主筋骨格の端面に交差して布置される。無論、実施例15における剛性メッシュシート23の端部は、C型スリーブ27に接続してもよい。
好ましい形態として、剛性メッシュシート23の端部は剛性メッシュカバー26に接続固定し、C型スリーブ7は剛性メッシュカバー26の端部に接続固定し、かつC型スリーブ27は剛性メッシュカバー26の内部に位置する。剛性メッシュシート23をC型スリーブ27に接続し、さらに剛性メッシュカバー26に接続して一体式構造を形成し、さらに主筋骨格の端部に外挿することにより、剛性メッシュシート23の据え置きをより簡易にしてもよい。
本実施例の作業原理は、プレキャスト時に、骨格あばら筋22で主筋21を締め付けて主筋骨格を形成し、それとともに、先にC型スリーブ7における剛性メッシュカバー26に接続された端部にストップ面を形成し、さらに剛性メッシュシート23を剛性メッシュカバー26に接続し、その後、剛性メッシュカバー26を主筋骨格の端部に外挿し、最後に補助あばら筋24で剛性メッシュカバー26及び主筋21を締め付けることである。コンクリートプレキャスト杭の製造時に、ポンピングコンクリートが主筋骨格の端部の主筋21を衝撃し爆破させることを防止でき、剛性メッシュシートがポンピングコンクリートに衝撃され、主筋骨格の予備空洞から脱出することも防止でき、主筋骨格の端部構造を保護し、主筋骨格の構造をより安定にさせ、コンクリートプレキャスト杭の端部のコンクリートをより緊密にさせられることにより、コンクリートプレキャスト杭の端部の構造強度及び耐ハンマリング能力を補強する。
上記実施例に基づいて、小断面セグメント2の横断面において、小断面セグメント2の横断面の面積をS1とし、鋼棒の横断面の面積総和をS2とし、S1に対するS2の割合は少なくとも0.5%~0.15%であり、受力筋の割合が高く、杭体の構造強度及び引抜き抵抗強度を向上させる。なお、杭両端の螺旋あばら筋の密度増加領域の長さが端部の大断面セグメント3の長さよりも大きく、杭両端の螺旋あばら筋の密度増加領域の密度が普通領域の1.5~3倍であることにより、杭端の構造強度及び耐打撃性能を向上させ、鋼棒のピッチが50mm以上であることにより、コンクリートを打設またはポンピングする場合、粗骨材(即ち、石子)が均一に布置できることを便利にさせ、杭端部に剛性メッシュカバー26及び鉄筋メッシュシート23が追加されることにより、杭端部の耐ハンマリング能力を向上させられ、爆杭に起因する、接続具または受力筋が地下の酸、アルカリ腐食性物質に現れることを避ける。
側方向遷移面4が内凹面または外凸面であれば、滑らかに遷移するから、その前縁または後縁の痕跡はあまり明らかではなく、人間の目で見れば、区別するのが難しいかもしれなく、この場合、側方向遷移面4の境界に沿って補助線を作ることでその前縁または後縁が位置する位置を画成することができる。
本発明の保護請求している可変断面プレキャスト角杭は、可変断面中実角杭と、可変断面中空角杭とを含み、可変断面中実角杭にとって、U形金型を採用して生産してもよいし、対角線に沿って開閉する閉合金型を採用して生産してもよい。U形金型を採用して生産する場合、本発明は型抜きに非常に有利であり、暴力の脱型によるコンクリート保護層の裂開や抜けリスクを避けることができる。
各実施例の間の技術案は互いに結合できるが、当業者が実現できることを基礎とすべきである。技術案の結合に互いに矛盾があり、または実現できない場合、このような技術案の結合が存在しなく、本発明の請求する保護範囲内にもないと認定すべきである。
以上、本発明により提供されるコンクリート可変断面プレキャスト角杭を詳しく紹介する。本明細書において、具体的な例を利用して本発明の原理及び実施形態を記載し、以上の実施例に対する説明は、ただ本発明の核心思想に対する理解のために用いられる。指摘すべきは、当業者にとって、本発明の原理から離脱しない前提で、本発明に対して若干の改良及び修飾を行ってもよく、これらの改良及び修飾も本発明の請求項の保護範囲に該当している。
1 ・・・杭体;
2 ・・・小断面セグメント;
2-1 ・・・上縁;
2-2 ・・・下縁;
3 ・・・大断面セグメント;
3-1 ・・・上縁;
3-2 ・・・下縁;
4 ・・・側方向遷移面;
4-1 ・・・第1遷移面;
4-1-1 ・・・前縁;
4-1-2 ・・・後縁;
4-2 ・・・第2遷移面;
4-2-1 ・・・前縁;
4-2-2 ・・・後縁;
4-2-3 ・・・上縁;
4-2-4 ・・・下縁;
5 ・・・左突起部;
6 ・・・右突起部;
7 ・・・上突起部;
8 ・・・下突起部;
9 ・・・接続孔;
10 ・・・貯蔵ブロック;
11 ・・・凹溝;
12 ・・・粘性物質;
13 ・・・鉄筋;
14 ・・・機械的接続具;
15 ・・・密封リング;
16 ・・・コンクリート部品;
17 ・・・杭端;
18 ・・・平滑遷移部;
19 ・・・杭端面;
21 ・・・主筋;
22 ・・・骨格あばら筋;
23 ・・・剛性メッシュシート;
23-1 ・・・補強筋;
24 ・・・補助あばら筋;
25 ・・・接続ナット;
26 ・・・剛性メッシュカバー;
26-1 ・・・環状筋;
26-2 ・・・軸方向筋;
27 ・・・C型スリーブ。

Claims (20)

  1. 大断面セグメント及び小断面セグメントが縦方向に沿って交互に配列された杭体を含み、前記大断面セグメント及び小断面セグメントの横断面は大体矩形をなし、前記大断面セグメントと、隣り合う前記小断面セグメントとの側面の間に側方向遷移面が形成され、少なくとも一部の数量の前記側方向遷移面は、側方向投影において鉛直方向からずれた前縁及び/または後縁を有し、かつ該側方向遷移面と第1水平面との交線の鉛直方向投影は、該側方向遷移面と第2水平面との交線の鉛直方向投影の外側に位置し、前記第1水平面は任意の2つの水平面のうち上方に位置する水平面であり、前記第2水平面は任意の2つの水平面のうち下方に位置する水平面であり、前記小断面セグメントの1つまたは2つの側面は前記小断面セグメントの底面に対して垂直であり、または上から下へ杭体内側に向かって設定角度で傾斜する、ことを特徴とするコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  2. 前記側方向遷移面における側方向投影において鉛直方向からずれた前縁及び/または後縁は、傾斜した縁、または湾曲した縁である、ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  3. 両端間に位置する前記大断面セグメントの側面の前縁及び後縁は鉛直縁であり、その面幅が上から下へ一定に保ち、あるいは、両端間に位置する前記大断面セグメントの側面の前縁及び/または後縁は側方向投影において鉛直方向からずれ、その面幅が上から下へ大きく、又は小さくなる、ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  4. 前記側方向遷移面は、小断面セグメントの前部に位置する第1遷移面と、小断面セグメントの後部に位置する第2遷移面とを含み、前記第1遷移面の後縁が上から下へ前向きに傾斜、または湾曲し、及び/または、前記第2遷移面の前縁が上から下へ後向きに傾斜、または湾曲する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  5. 前記側方向遷移面は、小断面セグメントの前部に位置する第1遷移面と、小断面セグメントの後部に位置する第2遷移面とを含み、前記第1遷移面の前縁が上から下へ前向きに傾斜、または湾曲し、及び/または、前記第2遷移面の後縁が上から下へ後向きに傾斜、または湾曲する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  6. 前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行であって面幅が上から下へ一定に保つ平面であり、あるいは、前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行ではなくて面幅が上から下へ大きく、又は小さくなる平面であり、あるいは、
    前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行であって面幅が上から下へ一定に保つ曲面であり、あるいは、前記側方向遷移面は、前縁が後縁と平行ではなくて面幅が上から下へ大きく、又は小さくなる曲面である、ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  7. 前記側方向遷移面は内凹の曲面、外凸の曲面、またはねじれ面である、ことを特徴とする請求項6に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  8. 前記内凹の曲面は内凹の弧面または内凹の錐面を含み、前記外凸の曲面は外凸の弧面または外凸の錐面を含む、ことを特徴とする請求項7に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  9. 前記側方向遷移面と第1水平面との交線の鉛直方向投影の延長線と、該側方向遷移面と第2水平面との交線の鉛直方向投影の延長線とは交わる、ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  10. 前記杭体は杭端面を有し、少なくとも1つの杭端面は凹溝と、間隔をおいて布置された複数の接続孔とを有し、前記凹溝は、粘性物質が貯蔵された貯蔵ブロックを少なくとも一部的に収容するためのものであり、前記凹溝の深さが貯蔵ブロックの初期高さよりも小さく、プレキャスト角杭の突き合わせ時に、前記貯蔵ブロックを圧縮すると、粘性物質を放出することで突き合わせたプレキャスト角杭の杭接続端面の隙間を除去及び/または充填することができる、ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  11. 前記凹溝は溝深さが1mm以上であり、溝幅が1mm以上であり、かつ前記凹溝は前記接続孔から0.5cm以上離れる、ことを特徴とする請求項10に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  12. 前記凹溝は溝深さが2mm~20mmである、ことを特徴とする請求項11に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  13. 少なくとも1つの前記凹溝は円形または環形または矩形または正多角形をなして杭端面の中心箇所に位置し、
    及び/または、少なくとも1つの前記凹溝は環状であって全ての接続孔を取り囲み、
    及び/または、少なくとも1つの前記凹溝は環状であって一部の接続孔を取り囲み、
    及び/または、少なくとも1つの前記凹溝は環状であって単一の接続孔を取り囲む、ことを特徴とする請求項10に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  14. その剛性骨格は、複数本の主筋が間隔をおいて配列されて予備空洞を取り囲むように形成された主筋骨格と、前記主筋骨格を締め付ける骨格あばら筋とを含み、
    前記主筋骨格の端部には、プレキャスト杭の構造強度を補強する剛性メッシュカバー及び/または剛性メッシュシートが外挿され、主筋骨格の端部が補助あばら筋によって締め付けて固定され、かつ補助あばら筋の巻き付けピッチが骨格あばら筋の巻き付けピッチ以下である、ことを特徴とする請求項1または10に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  15. 前記補助あばら筋は、長さが端部の大断面セグメントの長さよりも大きなあばら筋密度増加領域を形成し、前記あばら筋密度増加領域の巻き付け密度が非密度増加領域の1.5~3倍である、ことを特徴とする請求項14に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  16. 主筋骨格の端面には、開口が予備空洞の中部に向かう若干のC型スリーブがさらに設けられる、ことを特徴とする請求項14に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  17. 前記主筋の端部には接続ナットが接続されており、前記補助あばら筋は少なくともそのうちの1つの接続ナットと接続固定される、ことを特徴とする請求項14、15、または16に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  18. 前記C型スリーブは、主筋骨格の予備空洞内に横方向または縦方向に順次間隔をおいて配列して設置され、及び/または、C型スリーブは、主筋骨格の予備空洞内に交差して設置され、前記C型スリーブと補助あばら筋または/及び剛性メッシュカバーとは固定接続される、ことを特徴とする請求項16に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  19. 補助あばら筋と剛性メッシュカバーとは接続固定され、かつ剛性メッシュカバーは補助あばら筋の内部に位置し、
    あるいは、前記剛性メッシュカバーは、主筋骨格の長手方向に沿って順次間隔をおいて配列された若干の環状筋と、各環状筋を接続固定する若干の軸方向筋とを含み、軸方向筋が主筋と平行であり、
    あるいは、前記剛性メッシュシートは主筋骨格の端部に設置されて前記予備空洞の長手方向に沿って間隔をおいて配置される、ことを特徴とする請求項14に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
  20. 前記杭体の両端の大断面セグメントの長さは中間部分の大断面セグメントの長さよりも大きく、前記杭体の両端の大断面セグメントの長さは中間部分の大断面セグメントの長さの約2倍~6倍であり、
    及び/または、前記小断面セグメントの横断面において、前記小断面セグメントの横断面の面積をS1とし、前記杭体の横断面の面積総和をS2とし、S1に対するS2の割合は少なくとも0.5%~0.15%である、ことを特徴とする請求項14に記載のコンクリート可変断面プレキャスト杭。
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