JP7223337B2 - 電動車両のバッテリユニット取付構造 - Google Patents

電動車両のバッテリユニット取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7223337B2
JP7223337B2 JP2020002150A JP2020002150A JP7223337B2 JP 7223337 B2 JP7223337 B2 JP 7223337B2 JP 2020002150 A JP2020002150 A JP 2020002150A JP 2020002150 A JP2020002150 A JP 2020002150A JP 7223337 B2 JP7223337 B2 JP 7223337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
frame
pair
battery unit
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020002150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020196427A (ja
Inventor
守英 山田
和久 波多野
寿 安久祢
宗成 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to US16/817,855 priority Critical patent/US11312220B2/en
Priority to CN202010192651.0A priority patent/CN112009227B/zh
Priority to EP20175659.0A priority patent/EP3744547A1/en
Publication of JP2020196427A publication Critical patent/JP2020196427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7223337B2 publication Critical patent/JP7223337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、バッテリモジュールを支持すると共に1対のフロアフレームに取り付けられたバッテリユニットを備えた電動車両のバッテリユニット取付構造に関する。
従来より、車両の定常走行時、車輪と路面によって発生した振動エネルギが懸架部材を介して車体強度部材に伝搬し、車室を構成するフロアパネル等のパネル部材を振動させることは知られている。これにより、ドラミングノイズやロードノイズ等の走行騒音が発生する。ドラミングノイズは、20~50Hzの低周波音であり、ロードノイズは、100~400Hzの中周波音である。ドラミングノイズを含めてロードノイズと呼ばれることもある。これらのドラミングノイズやロードノイズ等の走行騒音は、制振材の追加や下部車体剛性の増加によって対策されている。
特許文献1の自動車の重量ユニット支持構造は、重量物であるバッテリが載置されるバッテリトレイの表面にビードを形成している。これにより、バッテリとバッテリトレイとの接触位置をバッテリの形状等に拘らず定位置に設定することができ、バッテリとバッテリトレイとが一体となった共振対策を容易化している。
特許文献2の電気自動車のバッテリ支持構造は、バッテリを車体に対して複数の弾性体を介して支持すると共に、車体に発生する振動の方向及び周波数とバッテリに発生する振動の方向及び周波数とを略同一に設定している。これにより、車体とバッテリの振動の位相を逆位相にすることにより、車体振動を抑制している。
特開2004-359176号公報 特開平5-016674号公報
バッテリユニットを備えた電動車両では、バッテリユニットが高重量物であることから、所定の周波数帯域で車体振動と共振し、走行騒音を助長することが懸念される。
そこで、バッテリユニットと走行騒音との関連性を明らかにすることを目的として、CAE(Computer Aided Engineering)によるシミュレーション解析を行った。
バッテリユニットを搭載していない車両モデルA(評価基準モデル)と、バッテリユニット以外モデルAと略同仕様とされた車両モデルBとを作成し、モデルA,Bについて各周波数帯域における車体振動を夫々算出した。尚、バッテリユニットは、総重量300kgとされ、同一形状で且つ同一姿勢に整列された16個のバッテリモジュールが強固に支持されている。また、車体振動の評価指標として、放射される音響パワーに対応する等価放射エネルギ(ERP:Equivalent Radiation Energy)を各々のモデルの各節点の変位から算出した。
図15に基づき、解析結果について説明する。
図15に示すように、バッテリユニットを搭載した破線で示すモデルBは、約40Hz前後の周波数帯域で低周波の走行騒音が発生し、バッテリユニットを搭載していない実線で示すモデルAよりもドラミングノイズ性能が悪化することが知見された。
本発明者が検討した結果、バッテリユニットの重量の大半を占めるバッテリモジュールの上下挙動が、車体側フレームの上下振動と共振し、低周波の車体曲げ動作を誘発することが判明した。つまり、バッテリモジュールの取付剛性が高い程、車体側フレームの共振傾向が増すことになる。即ち、バッテリモジュールの取付剛性の確保と走行騒音低減とを両立することは容易ではない。
本発明の目的は、バッテリモジュールの取付剛性を確保しつつ走行騒音を低減可能な電動車両のバッテリユニット取付構造等を提供することである。
請求項1の電動車両のバッテリユニット取付構造は、フロアパネルと、このフロアパネルの下側にフロアパネルと協働して前後に延びる閉断面を形成する左右1対のフロアフレームと、バッテリモジュールを支持すると共に前記1対のフロアフレームに取り付けられたバッテリユニットとを備えた電動車両のバッテリユニット取付構造において、前記バッテリユニットが、前記バッテリモジュールと、前記1対のフロアフレームに取り付けられる左右1対のサイドフレームと、車幅方向に延びて前記1対のサイドフレームを連結する前後1対のクロスフレームを含むと共に前記バッテリモジュールの前端部及び後端部を支持する前後1対のモジュール支持機構とを有し、前記モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性を前記サイドフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定したことを特徴としている。
この電動車両のバッテリユニット取付構造では、前記バッテリユニットが、前記バッテリモジュールと、前記1対のフロアフレームに取り付けられる左右1対のサイドフレームと、車幅方向に延びて前記1対のサイドフレームを連結する前後1対のクロスフレームを含むと共に前記バッテリモジュールの前端部及び後端部を支持する前後1対のモジュール支持機構とを有するため、バッテリモジュールを車体側のフロアフレームに対してサイドフレームを介して強固に連結することができる。前記モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性を前記サイドフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定しているため、二重防振機構を用いてサイドフレームの上下運動とバッテリモジュールの上下運動とを分離することができ、車体とバッテリユニットとの上下方向の共振を抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記クロスフレームの上下方向の曲げ剛性が、前記フロアフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定され、前記モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性が、前記サイドフレームの上下方向の曲げ剛性の25%以下に設定されたことを特徴としている。
この構成によれば、重量軽減と振動特性改善とを両立することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記モジュール支持機構は、前記バッテリモジュールを上下方向変位可能に前記クロスフレームに取り付ける取付ブラケットを有し、前記取付ブラケットの上下方向の曲げ剛性が、前記クロスフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定されたことを特徴としている。
この構成によれば、クロスフレームの剛性を低下させることなく、モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性をサイドフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定することができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記取付ブラケットが、上下方向に延びて前記バッテリモジュールに連結される連結壁部と、前記連結壁部の下端部から前記バッテリモジュールと反対方向に延びると共に前記クロスフレームの上壁部に固定される固定壁部とを有し、前記固定壁部が、前記クロスフレームの上壁部から前記バッテリモジュール方向に張り出すように形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、簡単な構成でクロスフレームの車幅方向運動とバッテリモジュールの車幅方向運動を同期させつつクロスフレームの上下運動とバッテリモジュールの上下運動とを分離することができる。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記バッテリユニットが、前記サイドフレームに支持されると共にバッテリユニットの底部を形成するバッテリトレイを有することを特徴としている。
この構成によれば、バッテリモジュールをバッテリトレイに対して上下方向変位可能にクロスフレームに取り付けることができる。
本発明の電動車両のバッテリモジュール取付構造によれば、二重防振機構を用いることにより、バッテリモジュールの取付剛性を確保しつつ走行騒音を低減することができる。
実施例1に係る電動車両の底面図である。 電動車両を後側下方から視た斜視図である。 バッテリユニットの分解斜視図である。 カバー部材と右側のバッテリモジュールを省略したバッテリユニットの平面図である。 カバー部材と右側のバッテリモジュールを省略したバッテリユニットを前側上方から視た斜視図である。 図4の要部斜視断面図である。 図4のVII-VII線断面図である。 図4のVIII-VIII線断面図である。 第1~第3取付ブラケットの斜視図である。 評価モデル及びフレーム剛性の説明図である。 モジュール支持剛性の説明図である。 フレーム剛性とモジュール支持剛性との関係を示すグラフである。 モジュール支持機構の説明図である。 本実施例モデルと評価基準モデルとの車体振動に関する解析結果である。 従来モデルと評価基準モデルとの車体振動に関する解析結果である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1~図14に基づいて説明する。
本実施例1に係る車両Vは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関(図示略)と車両駆動用の電動機(モータジェネレータ)(図示略)とを駆動源としたハイブリッド自動車である。
図1,図2に示すように、車両Vは、前後に延びる左右1対のサイドシル1と、フロアパネル2と、前後に延びる左右1対のフロアフレーム3と、バッテリユニット10等を備えている。以下、図において、矢印F方向を車体前後方向前方とし、矢印L方向を車幅方向左方とし、矢印U方向を車体上下方向上方として説明する。また、この車両Vは、略左右対称構造である。
まず、車両Vの全体構成について説明する。
サイドシル1は、車幅方向外側壁部を構成する断面略ハット状のアウタパネルと、車幅方向内側壁部を構成する断面略ハット状のインナパネルとを備え、両パネルが協働して前後に延びる略矩形状の閉断面を形成している。このサイドシル1の前端側部分には、上下に延びるヒンジピラーが連結され、後端側部分には、上下に延びるリヤピラーが連結されている。尚、この車両Vは、フロントドアが前端部分に形成されたヒンジピラーのヒンジ中心に開閉され、リヤドアが後端部分に形成されたリヤピラーのヒンジ中心に開閉される、所謂観音開きタイプのドア構造であり、センターピラーが省略されている。
フロアパネル2は、1対のサイドシル1の間に掛け渡されるようにフルフラット状に形成され、車室内に膨出するトンネル部は形成されていない。
図1,図2,図8に示すように、このフロアパネル2は、前席乗員用シート(図示略)が搭載されるフロントパネル2aと、このフロントパネル2aの後端から後方上り傾斜状に上方に起立したキックアップパネル2cを介して後方に連なり後席乗員用シート(図示略)が搭載されるリヤパネル2bとを備えている。
1対のフロアフレーム3は、断面略ハット状に夫々形成され、これら1対のフロアフレーム3の間隔が後側程離隔している。それ故、サイドシル1と隣り合うフロアフレーム3との間隔は、後側程接近している。フロアフレーム3は、フロントパネル2aの下面と協働して前後に延びる断面略矩形状の閉断面を形成している。リヤサスペンション4は、キックアップパネル2cの後方で且つリヤパネル2bの下方に配設されている。このサスペンション4は、後端部に車輪(図示略)を回転可能に支持する左右1対のトレーリングアーム4aと、車幅方向両端部が1対のトレーリングアーム4aに夫々連結された左右に延びるトーションビーム4bを備えたトーションビーム式サスペンションである。
次に、バッテリユニット10について説明する。
図1~図3に示すように、バッテリユニット10は、フロアパネル2の下方空間にレイアウトされている。このバッテリユニット10は、複数(例えば、16個)のバッテリモジュール11と、これら複数のバッテリモジュール11を収容するバッテリケース12によって構成されている。車両駆動用電動機に電力を供給するバッテリモジュール11は、規格電圧を有する直方体形状の複数のバッテリセル11a(図8参照)を前後に積層状に整列させた直方体形状のバッテリ集合体に形成されている。バッテリセル11aは、例えば、2次電池の一種であるリチウムイオンバッテリである。
複数のバッテリモジュール11は、縦、横及び高さ寸法を含めて同一仕様に設定され、長手方向が前後方向と平行になる姿勢でバッテリケース12に夫々収容されている。
このバッテリモジュール11の重量は、例えば、約14kgであり、バッテリユニット10の総重量は、例えば、約300kgである。
バッテリケース12は、バッテリモジュール11を直列接続した高電圧バッテリを収容するため、耐振性及び耐水性を確保するように構成されている。
図3に示すように、バッテリケース12は、左右1対のサイドフレーム21と、左右に延びて1対のサイドフレーム21の前端部を連結するフロントフレーム22と、左右に延びて1対のサイドフレーム21の後端部を連結するリヤフレーム23と、各フレーム21~23に支持されると共にバッテリケース12の底部を形成する桶状のバッテリトレイ24と、このバッテリトレイ24と協働して複数のバッテリモジュール11を収容可能な密閉空間を形成する合成樹脂製のカバー部材25等を備えている。サイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性は、フロアフレーム3の上下方向の曲げ剛性よりも低くなるように設定されている。
各フレーム21~23は、略L字状のロアパネルと略L字状のアッパパネルが協働して略矩形状の閉断面を夫々構成している(図7参照)。各フレーム21~23が形成した閉断面は、環状に連なり、略ロ字状の閉断面構造体を構成している。
各フレーム21~23は、取付部26~29により車体に対して取り付けられている。
左右4対の取付部26及び左右1対の取付部27は、1対のサイドフレーム21のロアパネルから車幅方向外側に夫々延びている。これらの取付部26,27は、フロアフレーム3の下壁部にボルトbを介して夫々締結固定されている。左右1対の取付部28は、フロントフレーム22のロアパネルから前側に夫々延びている。これら取付部28は、フロントパネル2aの前側部分下面にボルトbを介して締結固定されている。取付部29は、リヤフレーム23のロアパネル中央部から上方に延び、上端部が、リヤパネル2bと協働して左右に延びる閉断面を形成するクロスメンバ(図示略)にボルトbを介して締結固定されている。
図3~図5に示すように、バッテリトレイ24は、各フレーム21~23の上壁部に載置された状態で強固に溶接固定されている。それ故、バッテリトレイ24の上下方向の曲げ挙動は、各フレーム21~23の上下方向の曲げ挙動と略同じ挙動と見做すことができる。バッテリトレイ24とバッテリモジュール11との間には、冷却用配管(図示略)を間に介して板状のゴム部材(図示略)が配設されている。これにより、バッテリトレイ24とバッテリモジュール11との間隔が、相対変位可能に構成されている。
バッテリトレイ24は、断面略ハット状の第1~第3クロスフレーム31~33によってバッテリモジュール11を収容する第1~第3収容領域(バッテリ収容領域)S1~S3を区分している。第3,第1クロスフレーム33,31が、フロントパネル2aの前部下方(前席乗員)に対応した第1収容領域S1の前後範囲を区画し、第1,第2クロスフレーム31,32が、フロントパネル2aの後部下方に対応した第2収容領域S2の前後範囲を区画し、第2クロスフレーム32とリヤフレーム23が、キックアップパネル2c及びリヤパネル2bの下方に対応した第3収容領域S3の前後範囲を区画している。第1,第2収容領域S1,S2は、4個のバッテリモジュール11を左右に整列させて単層状態で夫々収容している。
第3収容領域S3は、2段支持機構40を有し、4個のバッテリモジュール11を左右に整列すると共にこれらのバッテリモジュール11の上側に4個のバッテリモジュール11を左右に整列させた2層状態で8個のバッテリモジュール11を収容している。
図4~図6に示すように、2段支持機構40は、略π状の前支持部41と、略π状の後支持部42と、前支持部41の左右端部と後支持部42の左右端部とを夫々連結する左右1対の略T字状の側支持部43と、各支持部41~43に掛け渡された底板部材44等を備え、上段の4個のバッテリモジュール11を支持している。前支持部41の左右1対の脚部は、第2クロスフレーム32の上壁部に締結固定され、後支持部42の左右1対の脚部は、リヤフレーム23の上壁部に締結固定されている。1対の側支持部43の脚部は、バッテリトレイ24上に締結固定されている。
第1~第3クロスフレーム31~33は、バッテリトレイ24の上側にバッテリトレイ24と協働して左右に延びる閉断面を夫々形成している。これら第1~第3クロスフレーム31~33は、サイドフレーム21と略同じ上下方向の曲げ剛性になるよう構成され、前後方向に略等間隔になるように配設されている。
図4~図6に示すように、第1クロスフレーム31は、上壁部の左右両端部から車幅方向外側に夫々延びる上壁連結部31aと、前壁部及び後壁部の左右両端部から前方及び後方に夫々延びる前後1対の側壁連結部31bとが形成されている。上壁連結部31aは、サイドフレーム21の上壁部に接続され、1対の側壁連結部31bは、サイドフレーム21の内側壁部に夫々接続されている。これら上壁連結部31aと1対の側壁連結部31bは、一体的に連なるように連続形成されている。第3クロスフレーム33は、上壁部の左右両端部から車幅方向外側に夫々延びる上壁連結部33aと、前壁部及び後壁部の左右両端部から前方及び後方に夫々延びる前後1対の側壁連結部33bとが形成されている。上壁連結部33aは、サイドフレーム21の上壁部に接続され、1対の側壁連結部33bは、サイドフレーム21の内側壁部に夫々接続されている。これら上壁連結部33aと1対の側壁連結部33bは、独立して分離形成されている。
第2クロスフレーム32は、上壁部の左右両端部から車幅方向外側に夫々延びる上壁連結部32aと、前壁部及び後壁部の左右両端部から前方及び後方に夫々延びる前後1対の側壁連結部32bとが形成されている。上壁連結部32aは、サイドフレーム21の上壁部に接続され、1対の側壁連結部32bは、サイドフレーム21の内側壁部に夫々接続されている。これら上壁連結部33aと1対の側壁連結部33bは、一体的に連なるように連続形成されている。図1,図6~図8に示すように、バッテリトレイ24の下面に左右に延びる下側クロスフレーム34が設けられている。下側クロスフレーム34は、バッテリトレイ24の下側にバッテリトレイ24と協働して左右に延びる閉断面を夫々形成している。下側クロスフレーム34が形成する閉断面は、第2クロスフレーム32が形成する閉断面とバッテリトレイ24を挟んで上下に隣接している。
各バッテリモジュール11は、板金製の前後1対の取付ブラケット51~53を介して第1~第3クロスフレーム31~33及びリヤフレーム23に夫々取り付けられている。
取付ブラケット51~53の上下方向の曲げ剛性は、バッテリトレイ24の上下方向の曲げ剛性よりも高く且つ第1~第3クロスフレーム31~33の上下方向の曲げ剛性よりも低くなるように設定されている。
図9に示すように、取付ブラケット51~53は、上下に延びてバッテリモジュール11に連結される連結壁部51a~53aと、前後に延びて締結部材を介して締結される固定壁部51b~53bとを備え、断面略L字状に形成されている。バッテリモジュール11の前側に取り付けられる取付ブラケットの連結壁部51a,53aが、左右に隣り合う2つのバッテリモジュール11の前壁部に4本のボルトを介して夫々連結され、バッテリモジュール11の後側に取り付けられる取付ブラケットの連結壁部52a,53aが、左右に隣り合う2つのバッテリモジュール11の後壁部に4本のボルトを介して夫々連結される。また、図8に示すように、取付ブラケットの連結壁部51a~53aは、バッテリモジュール11の重心の高さ位置が第1~第3クロスフレーム31~33及びリヤフレーム23の上壁部の高さ位置と略同じ高さ位置になるようにバッテリモジュール11に連結されている。
第1収容領域S1には、第3クロスフレーム33に固定された左右1対の第1取付ブラケット51と、第1クロスフレーム31に固定された左右1対の第2取付ブラケット52とが配置されている。図9(a)に示すように、第1取付ブラケット51は、例えば、1.6mmの鋼板をプレス加工して成形され、連結壁部51aと、固定壁部51bとを備えている。固定壁部51bは、左側端部に前方(屈曲部と反対方向)に延びる締結部51sが形成され、固定壁部51bの中央部と左側端部との中間よりも僅かに中央部寄り部分に前方に延びる位置決め部51pが形成され、固定壁部51bの中央部に対して位置決め部51pと対称部分に前方に延びる締結部51tが形成されている。
固定壁部51bは、屈曲部から前方に延設され、締結部51sと締結部51tがボルトを介して第3クロスフレーム33の上壁部に固定されている。連結壁部51aは、第3クロスフレーム33の上壁部から張り出した片持ち状態で支持されている。尚、助手席下方に対応した左側第1取付ブラケット51では、車幅方向外側の締結部51sにて位置決めし、車幅方向内側の位置決め部51pにて締結固定している(図4参照)。
図9(b)に示すように、第2取付ブラケット52は、例えば、1.6mmの鋼板をプレス加工して成形され、連結壁部52aと、固定壁部52bとを備えている。固定壁部52bは、右側端部に後方に延びる締結部52sが形成され、左側端部に後方に延びる締結部52tが形成され、固定壁部52bの中央部分に後方に延びる締結部52uが形成され、締結部52sと締結部52uとの中央部分に後方に延びる位置決め部52pが形成されている。固定壁部52bは、屈曲部から後方に延設され、締結部52sと締結部52tと締結部52uがボルトを介して第1クロスフレーム31の上壁部に固定されている。連結壁部52aは、第1クロスフレーム31の上壁部から張り出した片持ち状態で支持されている。
第2収容領域S2には、第1クロスフレーム31に固定された左右1対の第3取付ブラケット53と、第2クロスフレーム32に固定された左右1対の第3取付ブラケット53とが配置されている。図9(c)に示すように、第1クロスフレーム31に固定された右側の第3取付ブラケット53は、例えば、2.0mmの鋼板をプレス加工して成形され、連結壁部53aと、固定壁部53bとを備えている。固定壁部53bは、左側端部に前方に延びる位置決め部53pが形成され、固定壁部53bの中央部と左側端部との中央部分に前方に延びる締結部53sが形成され、右側端部に前方に延びる締結部53tが形成されている。
固定壁部53bは、屈曲部から前方に延設され、ボルトを介して第1クロスフレーム31の上壁部に固定されている。連結壁部53aは、第1クロスフレーム31の上壁部から張り出した片持ち状態で支持されている。第1クロスフレーム31に片持ち状態で固定された左側の第3取付ブラケット53及び第2クロスフレーム32に片持ち状態で固定された左右1対の第3取付ブラケット53も配置位置を除き同様に構成されている。
第3収容領域S3の下段には、第2クロスフレーム32に片持ち状態で固定された左右1対の第3取付ブラケット53と、リヤフレーム23に片持ち状態で固定された左右1対の第3取付ブラケット53とが第2収容領域S2と同様に配置されている。更に、第3収容領域S3の上段には、前支持部41に片持ち状態で固定された左右1対の第3取付ブラケット53と、後支持部42に片持ち状態で固定された左右1対の第3取付ブラケット53とが下段と同様に配置されている。
第1~第3取付ブラケット51~53は、板厚、締結部位置、及び位置決め部位置を除いて略同様の仕様に設定されている。
ここで、走行騒音に関して、フレーム剛性とモジュール支持剛性との関係について説明する。本発明者は、本車両Vのバッテリケース12に係る評価モデルを作成した上で、フレーム剛性とモジュール支持剛性との剛性比率を変化させながら基準騒音レベルに対する走行騒音についてCAE解析を行った。
図10(a)に示すように、この解析の評価モデルは、1対のサイドフレーム21の前端部及び後端部の各々の下側四隅を支持している。図10(b)の矢印に示すように、フレーム剛性を測定するに当たり、サイドフレーム21の最大振幅位置に所定の測定荷重を上方から付与した。以上を踏まえ、フレーム剛性は、フロアフレーム3と略同じ挙動を示すサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性(N/mm)と定義している。また、第3収容領域S3は、2層で8個のバッテリモジュール11を収容している高剛性の2段支持機構40が配設されているため、単層2列で8個のバッテリモジュール11を収容する第1,第2収容領域S1,S2に比べて剛性が高い。それ故、この評価モデルでは、車両Vの走行騒音に与える影響が大きい第1,第2収容領域S1,S2の中間地点(サイドフレーム21と第1クロスフレーム31との連結位置)がサイドフレーム21の最大振幅位置に相当している。
モジュール支持剛性は、正面視にて、取付ブラケット51の上下方向の曲げ剛性(N/mm)と定義している。第1,第2収容領域S1,S2では、単層で8個のバッテリモジュール11が、取付ブラケット51~53を介して第1~第3クロスフレーム31~33に支持されている。第1~第3クロスフレーム31~33は、取付ブラケット51~53に比べて高剛性部材であるため、モジュール支持剛性は、取付ブラケット51の上下方向の曲げ剛性と見做すことができる。図11(a)に示すように、取付ブラケット51に連結される連結壁部51aは、第3クロスフレーム33の上壁部から張り出した片持ち状態で支持されているため、図11(b)の矢印に示すように、連結壁部51aの上下方向の変位量を用いて取付ブラケット51の上下方向の曲げ剛性、換言すれば、モジュール支持剛性が求められる。尚、取付ブラケット52,53についても同様である。
解析結果を図12に示す。横軸は、フレーム剛性、縦軸は、モジュール支持剛性である。
図12に示すように、この解析結果から、モジュール支持剛性が略1000N/mmよりも低い領域において、騒音性能が良い領域(基準騒音レベルよりも騒音レベルが低い領域)と騒音性能が悪い領域(基準騒音レベルよりも騒音レベルが高い領域)の境界線が1次関数特性を示すこと、略4000N/mmの境界線よりも高いフレーム剛性領域において、騒音性能が悪くなることが知見された。即ち、フレーム剛性が高い程、騒音レベルは改善されるが、サイドフレーム21の板厚が増加し、車体重量増加の点において問題があるため、フレーム剛性が略4000N/mm以下且つモジュール支持剛性が略1000N/mm以下の領域、換言すれば、フレーム剛性が略4000N/mm以下で且つモジュール支持剛性(取付ブラケット51の上下方向の曲げ剛性)がフレーム剛性(サイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性)に対して25%以下の領域に各々の剛性を調整することで、車体重量を増加することなく走行騒音を良好にできることが確認された。
つまり、モジュール支持剛性が高い場合、図13の点線に示すように、バッテリモジュール11の上下運動とサイドフレーム21の上下運動とが共振してドラミングノイズ等の走行騒音の発生原因となる。これに対して、モジュール支持剛性がフレーム剛性に対して25%以下の場合、図13の一点鎖線に示すように、バッテリモジュール11の運動量(振動周期)が、サイドフレーム21の運動量から独立して大きくなり、所謂二重防振(二重ばね)機構を構成している。これにより、バッテリモジュール11の上下運動と第3クロスフレーム33の上下運動との共振を回避することができる。サイドフレーム21に連なる第3クロスフレーム33(バッテリトレイ24)の上下運動とバッテリモジュール11の上下運動とを分離して、バッテリモジュール11の運動に指向性(上下移動を許容し且つ左右移動を規制する)をもたせることにより車体とバッテリユニット10との上下方向の共振を抑制している。尚、本実施形態において、20~50Hzの低周波音をドラミングノイズ、100~400Hzの中周波音をロードノイズとしている。
以上のことから、各取付ブラケット51~53の固定壁部51b~53bが固定対象となるバッテリモジュール11と反対方向に夫々延設され、この固定壁部51b~53bから屈曲部と反対方向に延設された各々の締結部にて固定されているため、各々の締結部を支点として各取付ブラケット51~53の上下運動のみが許容される。それ故、クロスフレーム31~33の上下方向の曲げ剛性の低下を必要とすることなく、クロスフレームの上下方向の曲げ剛性と取付ブラケットの上下方向の曲げ剛性とからなるモジュール支持剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性に対して25%以下に構成している。
本実施形態においては、第3クロスフレーム33と第1取付ブラケット51からなるモジュール支持剛性、第1クロスフレーム31と第2取付ブラケット52からなるモジュール支持剛性、第1クロスフレーム31と第3取付ブラケット53からなるモジュール支持剛性、第2クロスフレーム31と第3取付ブラケット53からなるモジュール支持剛性について、上下方向の曲げ剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性に対して25%以下に設定している。尚、取付ブラケット51~53のモジュール支持剛性をフレーム剛性に対して25%以下に設定することで走行騒音対策は達成できる。しかし、取付ブラケット51~53の主機能であるバッテリモジュール11の支持機能を確保するため、所定のモジュール支持剛性(例えば、フレーム剛性に対して10%以上)を確保している。
次に、上記バッテリユニット取付構造の作用、効果について説明する。
作用、効果の説明に当り、CAE(Computer Aided Engineering)によるシミュレーション解析を行った。バッテリユニットを搭載していない車両モデルA(評価基準モデル)と、本実施例の車両モデルCとを作成し、モデルA,Cについて各周波数帯域における車体振動を夫々算出した。尚、車両モデルAと車両モデルCは、バッテリユニットを除いて略同一仕様である。また、車体振動の評価指標として、放射される音響パワーに対応する等価放射エネルギ(ERP:Equivalent Radiation Energy)を各々のモデルの各節点の変位から算出している。
図14に、解析結果を示す。横軸は、周波数、縦軸は、車体振動を示している。
図14に示すように、一点鎖線で示すモデルCは、低周波領域において、実線で示すモデルAよりも車体振動が低いことが確認された。特に、モデルCは、ドラミングノイズの原因となる約40Hz前後の周波数帯域において、車体振動を抑えることができ、ドラミングノイズ性能を格段に向上している。
実施例1に係るバッテリユニット取付構造によれば、バッテリユニット10が、バッテリモジュール11と、1対のフロアフレーム3に取り付けられる左右1対のサイドフレーム21と、車幅方向に延びて1対のサイドフレーム21を連結する前後1対のクロスフレーム33,31とバッテリモジュール11の前端部及び後端部を支持する前後1対の取付ブラケット51,52とからなる前後1対のモジュール支持機構とを有するため、バッテリモジュール11を車体側のフロアフレーム3に対してサイドフレーム21を介して強固に連結することができる。第3クロスフレーム33と第1取付ブラケット51とからなるモジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性よりも低く設定しているため、二重防振機構を用いてサイドフレーム21の上下運動とバッテリモジュール11の上下運動とを分離することができ、車体とバッテリユニット10との上下方向の共振を抑制することができる。
クロスフレーム33の上下方向の曲げ剛性が、フロアフレーム3の上下方向の曲げ剛性よりも低く設定され、クロスフレーム33と第1取付ブラケット51とからなるモジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性が、サイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性の25%以下に設定されたため、重量軽減と振動特性改善とを両立することができる。
モジュール支持機構は、バッテリモジュール11を上下方向変位可能に第3クロスフレーム33に取り付ける第1取付ブラケット51を有し、第1取付ブラケット51の上下方向の曲げ剛性が、第3クロスフレーム33の上下方向の曲げ剛性よりも低く設定されているため、第3クロスフレーム33の剛性を低下させることなく、モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性よりも低く設定することができる。
第1取付ブラケット51が、上下方向に延びてバッテリモジュール11に連結される連結壁部51aと、連結壁部51aの下端部からバッテリモジュール11と反対方向に延びると共に第3クロスフレーム33の上壁部に固定される固定壁部51bとを有し、固定壁部51bが、第3クロスフレーム33の上壁部からバッテリモジュール11方向に張り出すように形成されているため、簡単な構成で第3クロスフレーム33の車幅方向運動とバッテリモジュール11の車幅方向運動を同期させつつ第3クロスフレーム33の上下運動とバッテリモジュール11の上下運動とを分離することができる。
バッテリユニット10が、サイドフレーム21に支持されると共にバッテリユニット10の底部を形成するバッテリトレイ24を有するため、バッテリモジュール11をバッテリトレイ24に対して上下方向変位可能に第3クロスフレーム33に取り付けることができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、第1~第3収容領域S1~S3と第1~第3クロスフレーム31~33とを設けたバッテリケース12の例を説明したが、少なくともバッテリモジュール11に上下方向運動を許容し、左右方向の運動を制限する指向性を与えることができれば良く、単一の収容領域と単一のクロスフレームとを備えたバッテリケース12であっても良い。
2〕前記実施形態においては、3種類の第1~第3取付ブラケット51~53の例を説明したが、単一の取付ブラケットでも良い。また、クロスフレームに左右1対の取付ブラケットを設けた例を説明したが、単一のクロスフレームに1或いは3以上の取付ブラケットを設けても良く、また、単一の取付ブラケットに1或いは3以上のバッテリモジュール11を取り付けても良い。
3〕前記実施形態においては、クロスフレームと取付ブラケット51の2部材からなるモジュール支持機構の例を説明したが、単一部材のモジュール支持機構であっても良い。
4〕前記実施形態においては、第3クロスフレーム33と第1取付ブラケット51からなるモジュール支持剛性、第1クロスフレーム31と第2取付ブラケット52からなるモジュール支持剛性、第1クロスフレーム31と第3取付ブラケット53からなるモジュール支持剛性、第2クロスフレーム31と第3取付ブラケット53からなるモジュール支持剛性について、上下方向の曲げ剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性に対して25%以下に設定した例を説明したが、少なくとも、何れか1つのモジュール支持剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性に対して25%以下に設定しても良い。好ましくは、特定の収容部に収容されたバッテリモジュール11の前部及び後部に対応したモジュール支持剛性をサイドフレーム21の上下方向の曲げ剛性に対して25%以下に設定する。
5〕前記実施形態においては、第1~第3クロスフレーム31~33を高剛性部材とし、モジュール支持剛性を、正面視にて、取付ブラケット51~53の上下方向の曲げ剛性とした例を説明したが、取付ブラケット51~53を第1~第3クロスフレーム31~33に取り込み取付ブラケット51~53を省略しても良い。例えば、バッテリモジュール11の前後端部を第1~第3クロスフレーム31~33上に直接搭載すると共に、第1~第3クロスフレーム31~33に支持されたバッテリモジュール11が上下方向に変位できるように第1~第3クロスフレーム31~33に脆弱部(スリット等)を形成する。これにより、サイドフレーム21の上下運動とバッテリモジュール11の上下運動とを分離することができる。
6〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
2 フロアパネル
3 フロアフレーム
10 バッテリユニット
11 バッテリモジュール
21 サイドフレーム
24 バッテリトレイ
31 第1クロスフレーム
32 第2クロスフレーム
33 第3クロスフレーム
51 第1取付ブラケット
51a 連結壁部
51b 固定壁部
52 第2取付ブラケット
52a 連結壁部
52b 固定壁部
53 第3取付ブラケット
53a 連結壁部
53b 固定壁部
V 車両

Claims (5)

  1. フロアパネルと、このフロアパネルの下側にフロアパネルと協働して前後に延びる閉断面を形成する左右1対のフロアフレームと、バッテリモジュールを支持すると共に前記1対のフロアフレームに取り付けられたバッテリユニットとを備えた電動車両のバッテリユニット取付構造において、
    前記バッテリユニットが、前記バッテリモジュールと、前記1対のフロアフレームに取り付けられる左右1対のサイドフレームと、車幅方向に延びて前記1対のサイドフレームを連結する前後1対のクロスフレームを含むと共に前記バッテリモジュールの前端部及び後端部を支持する前後1対のモジュール支持機構とを有し、
    前記モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性を前記サイドフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定したことを特徴とする電動車両のバッテリユニット取付構造。
  2. 前記クロスフレームの上下方向の曲げ剛性が、前記フロアフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定され、
    前記モジュール支持機構の上下方向の曲げ剛性が、前記サイドフレームの上下方向の曲げ剛性の25%以下に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の電動車両のバッテリユニット取付構造。
  3. 前記モジュール支持機構は、前記バッテリモジュールを上下方向変位可能に前記クロスフレームに取り付ける取付ブラケットを有し、
    前記取付ブラケットの上下方向の曲げ剛性が、前記クロスフレームの上下方向の曲げ剛性よりも低く設定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両のバッテリユニット取付構造。
  4. 前記取付ブラケットが、上下方向に延びて前記バッテリモジュールに連結される連結壁部と、前記連結壁部の下端部から前記バッテリモジュールと反対方向に延びると共に前記クロスフレームの上壁部に固定される固定壁部とを有し、
    前記固定壁部が、前記クロスフレームの上壁部から前記バッテリモジュール方向に張り出すように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の電動車両のバッテリユニット取付構造。
  5. 前記バッテリユニットが、前記サイドフレームに支持されると共にバッテリユニットの底部を形成するバッテリトレイを有することを特徴とする請求項3又は4に記載の電動車両のバッテリユニット取付構造。
JP2020002150A 2019-05-30 2020-01-09 電動車両のバッテリユニット取付構造 Active JP7223337B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/817,855 US11312220B2 (en) 2019-05-30 2020-03-13 Battery unit mounting structure of electric vehicle
CN202010192651.0A CN112009227B (zh) 2019-05-30 2020-03-18 电动车辆的电池单元安装结构
EP20175659.0A EP3744547A1 (en) 2019-05-30 2020-05-20 Electric vehicle, and use of battery unit

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019101631 2019-05-30
JP2019101631 2019-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020196427A JP2020196427A (ja) 2020-12-10
JP7223337B2 true JP7223337B2 (ja) 2023-02-16

Family

ID=73649509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020002150A Active JP7223337B2 (ja) 2019-05-30 2020-01-09 電動車両のバッテリユニット取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7223337B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103491A (ja) 2016-01-27 2016-06-02 三菱自動車工業株式会社 電池容器
JP2018188022A (ja) 2017-05-08 2018-11-29 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
US10476061B1 (en) 2018-12-31 2019-11-12 Chongqing Jinkang New Energy Vehicle Co., Ltd. Electric vehicle cabin floor structure

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0867151A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Nissan Motor Co Ltd 電気自動車のバッテリ取付構造
JP6558125B2 (ja) * 2015-07-31 2019-08-14 三菱自動車工業株式会社 電池パック及び電池モジュール交換方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103491A (ja) 2016-01-27 2016-06-02 三菱自動車工業株式会社 電池容器
JP2018188022A (ja) 2017-05-08 2018-11-29 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
US10476061B1 (en) 2018-12-31 2019-11-12 Chongqing Jinkang New Energy Vehicle Co., Ltd. Electric vehicle cabin floor structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020196427A (ja) 2020-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112009227B (zh) 电动车辆的电池单元安装结构
CN112009228B (zh) 电动车辆的电池单元安装结构
CN112009572B (zh) 电动车辆的电池单元安装结构
JP5256183B2 (ja) 車両用バッテリユニットの取付構造
JP2014530787A (ja) 後輪駆動方式の、プラグインハイブリッド電気自動車のモジュラーサブフレームアセンブリ及びその組立方法
JP2013035435A (ja) 車両の電源装置支持構造
JP2013154880A (ja) 車両用バッテリユニットの取付構造
JP7232422B2 (ja) 電動車両の下部車体構造
JP2018118673A (ja) 車両のバッテリ支持構造
JP7324427B2 (ja) 電動車両のバッテリユニット取付構造
JP2016043907A (ja) 車両のバッテリ搭載構造
JP7223338B2 (ja) 電動車両のバッテリユニット取付構造
WO2019244792A1 (ja) 車両の後部車体構造
JP7223337B2 (ja) 電動車両のバッテリユニット取付構造
JP5622045B2 (ja) パワートレインの支持装置
JP7223339B2 (ja) 電動車両のバッテリユニット取付構造
JP7324426B2 (ja) 電動車両のバッテリユニット取付構造
JP2019147550A (ja) 燃料電池車両
JP7396217B2 (ja) 電動車両
JP7084813B2 (ja) バッテリパック搭載構造
JP5304711B2 (ja) 車体補強構造
JP2010234994A (ja) 車両の排気系配設構造
JP7340162B2 (ja) 電動車両の下部車体構造
JP6552378B2 (ja) 燃料電池車両
JP2024030194A (ja) バッテリ支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220419

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7223337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150