JP6552378B2 - 燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、燃料電池を構成する燃料電池スタックを車両フロントボックス内の車体フレームに搭載する燃料電池車両に関する。
従来から、エンジンを搭載した車両について、エンジンの振動によって、車体前部が上下に首振り共振する現象への対策が行われている。
たとえば、特許文献1では、バネを介して補助的なウェイトマスを対象物に設置し、対象物の振動を抑制するダイナミックダンパーを応用した制振手段が提案されている。特許文献1では、ラジエータをウェイトマス、ラジエータを車体に支持するマウントラバーをバネと想定し、マウントラバーの上下方向の弾性係数を、ラジエータの重量と、エンジンのアイドル運転持における車体の上下方向振動数とから定まる、車体の共振を抑制する弾性係数に設定している。
実公昭64−330号公報
ところで、燃料電池車両の場合、走行用モータを搭載するものの、エンジンのような自らが大きな振動源となる構成物は搭載されていないが、走行中の車体の振動によって、重量物である走行用モータと燃料電池スタックが上下に揺動し、この揺動が車体と共振することで、乗員に不快感を与えてしまうという問題を抱えている。
このような問題に対して、特許文献1の構成で共振を抑制できるのは、走行用モータ、または燃料電池スタックのどちらか一方に起因する共振のみであり、両方の共振を抑制することはできない。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、走行用モータと燃料電池スタックとに起因する走行中の共振現象の発生を抑制する燃料電池車両を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る燃料電池車両は、車体に、隔壁部材によって車室と隔離されるモータルームと、該モータルーム内にスタックマウントを介して設置される燃料電池スタックと、該モータルーム内にモータマウントを介して設置される走行用モータと、を備え、走行中の該車体の振動に起因する該走行用モータによる揺動の共振周波と、走行中の該車体の振動に起因する該燃料電池スタックによる揺動の共振周波数と一致し、反共振となって互いに打ち消し合うように、該スタックマウントの弾性係数が設定されたことを特徴とする。
このような構成によれば、走行用モータの共振周波と、燃料電池スタックの共振周波数と一致し、反共振となって互いに打ち消し合うようにスタックマウントの弾性係数を設定することで、走行用モータと燃料電池スタックの両方に起因する走行中の共振現象の発生を抑制することができる。
また、前記燃料電池車両は、前記走行用モータと前記燃料電池スタックが上下方向に重なるように配置されることが好ましい。
このような構成によれば、走行用モータと燃料電池スタックが上下方向に重なるように配置することで、隔壁部材からの走行用モータの重心の距離と隔壁部材からの燃料電池スタックの重心の距離が揃うため、走行用モータと燃料電池スタックの振動周波数を近づけることができる。これによって、スタックマウントの弾性係数の設定を容易にできる。
また、前記燃料電池車両は、前記走行用モータの上方に、前記燃料電池スタックが配置されることが好ましい。
このような構成によれば、走行用モータの上方に、燃料電池スタックを配置することで、タイヤの中心軸と走行用モータの出力軸を連結するためのレイアウトを容易に行うことができる。
また、前記燃料電池車両は、前記モータルームは、前記隔壁から車両前後方向に沿って前方へ延設された一対のメインフレームと、車両前後方向に延設された一対の腕部と、該一対の腕部の後端を連結する連結部とで略U字形状を具備し、該メインフレームの下方に配置されるサブフレームと、該連結部から上方へ立設されたマウントブラケットと、を備え、前記走行用モータは、該サブフレームのU字形状内に配置されつつ、各腕部に1箇所ずつと、該マウントブラケットの計3箇所で、前記モータマウントを介して支持され、前記燃料電池スタックは、該一対のメインフレーム間に配置されつつ、各メインフレームに1箇所ずつと、該マウントブラケットの計3箇所で、前記スタックマウントを介して支持されることが好ましい。
このような構成によれば、走行用モータはサブフレームに支持され、燃料電池スタックがメインフレームに支持されつつ、マウントブラケットを介してサブフレームに支持されることで、燃料電池スタックと走行用モータとが別々に振動する。これにより、燃料電池スタックが走行用モータに設置されるダイナミックダンパを構成するウエイトマスとして機能し、走行用モータの振動を抑制することができる。
また、前記燃料電池車両において、前記スタックマウントの弾性係数は、20Hz以下の周波数帯に存在する前記走行用モータの前記反共振周波数を対象に設定されることが好ましい。
このような構成によれば、20Hz以下の周波数帯に存在する走行用モータの反共振周波数を対象にして、スタックマウントの弾性係数を設定することで、乗員が不快と感じやすい周波数の車体振動を抑制することができる。
本発明によれば、走行用モータと燃料電池スタックとに起因する走行中の共振現象の発生を抑制する燃料電池車両を提供することができる。
本発明の実施形態に係るマウント構造が適用される燃料電池スタックを搭載 する燃料電池電気自動車の前方側の概略側面説明図である。 前記燃料電池電気自動車の概略平面説明図である。 前記燃料電池スタックを収容するケーシングの一部分解斜視説明図である。 前記マウント構造を構成する側方マウント部の斜視説明図である。 前記側方マウント部の要部断面説明図である。 前記後方マウント部の断面説明図である。 本発明の実施形態に係る車両の振動特性を示すグラフである。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池車両13は、燃料電池11を電力源とし、燃料電池11から供給される電力によって駆動する走行用モータ100を駆動源としている。燃料電池11を構成する燃料電池スタック12と、走行用モータ100とは、モータルーム13f内に搭載され、燃料電池スタック12の鉛直方向下方に、走行用モータ100が配置されている。
モータルーム13fは、図1及び図2に示すように、車室13caの前方に設けられ、隔壁部材(ダッシュボード)13Wによって車室13caから隔離されている。また、モータルーム13fには、車体フレームを構成する一対のメインフレーム13R、13Lが隔壁部材13Wから車両前後方向に沿って前方へ(矢印Af方向に)略平行に延設されている。
モータルーム13fには、矢印A方向に沿って延設された一対の腕部18と、一対の腕部18の後端を連結する後側連結部19rとで略U字形状を具備するサブフレーム13SFが、メインフレーム13R、13Lの下方に配置されている。そして、後側連結部19rにおけるメインフレーム13R、13L間の中央に位置する部位、且つ一対の腕部18間の中央に位置する部位には、略三角形を有するマウントブラケット102が上方に立設された状態でネジ止めされている。後側連結部19rにネジ止めされる、マウントブラケット102の取り付け部108a、108bは、互いに異なる長さに設定される。また、サブフレーム13SFは、一対の腕部18の中間部分が、車幅方向(矢印B方向)に沿って配置される前側連結部19fによって連結されている。
燃料電池スタック12は、図1及び図2に示すように、一対のメインフレーム13R、13L間に配置されつつ、スタックマウント構造SMを介して、車体13aに支持されている。
また、燃料電池スタック12は、図3及び図4に示すように、セル14と、積層された複数のセル14を収容するケーシング16とを備える。セル14は、図3に示すように、電極面を立位姿勢にして燃料電池電気自動車13の車両前後方向(矢印A方向)に交差する車幅方向(矢印B方向)に積層される。
図3に示すように、セル14の積層方向一端には、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート24aが、外方に向かって、順次、配設される。セル14の積層方向他端には、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが、外方に向かって、順次、配設される。
横長の長方形形状を有する第1エンドプレート24aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1電力出力端子26aが外方に向かって延在する。また、第1エンドプレート24aと同様に横長の長方形形状を有する第2エンドプレート24bの略中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2電力出力端子26bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bとの各辺間には、それぞれ各辺の中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー28が配置される。連結バー28の両端は、ねじ30により第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bとに固定され、複数の積層されたセル14に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
ケーシング16は、図3に示すように、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺(面)が第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bにより構成される。ケーシング16の車長方向(矢印A方向)両端の2辺(面)は、横長プレート形状の前方サイドパネル66及び後方サイドパネル68により構成される。ケーシング16の車高方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル70及び下方サイドパネル72により構成される。上方サイドパネル70及び下方サイドパネル72は、横長プレート形状を有する。
前方サイドパネル66、後方サイドパネル68、上方サイドパネル70及び下方サイドパネル72は、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの側部に設けられた各ねじ穴74に、各孔部76を介してねじ78を螺入して固定される。また、下方サイドパネル72の下面には、ケーシングブラケット98が、車両後方に向かって延設されつつ、ネジ止めされている。
スタックマウント構造SMは、図1及び図2に示すように、左右の各メインフレーム13R、13Lとの間に1箇所ずつ設定される一対の側部スタックマウント80a、80bと、マウントブラケット102との間に設定される後部スタックマウント104とで構成され、これら合計3箇所で、燃料電池11を支持している。
側部スタックマウント80a、80bは、図4に示すように、断面L字状に屈曲する板部材82a、82bを有し、前記板部材82a、82bは、複数本のねじ84を介して第1エンドプレート24a、24bの矢印Af方向前方側にねじ止めされる。図4及び図5に示すように、側部スタックマウント80a、80bは、燃料電池スタック12の車幅方向一端に板部材82a、82bを介して固定される衝撃緩衝部(液封マウント)86aを備える。板部材82a、82bには、ねじ84を介して連結板88a、88bが固定されるとともに、前記連結板88a、88bは、図5に示すように、柱体部90aに固定される。
側部スタックマウント80aは、衝撃緩衝部86aの上部に、ブラケット97aの一端がねじ84を介して固定される。ブラケット97aは、屈曲する長尺板状を有し、他端がねじ84を介して車体フレーム13BLに固定される。
衝撃緩衝部86aは、柱体部90aを囲繞する衝撃緩衝部材、例えば、弾性部材からなるゴム部材92aを有し、前記ゴム部材92aの下部側には、液封止部93aが形成される。衝撃緩衝部86aには、前記衝撃緩衝部86aをメインフレーム13Lに取り付ける2本の取り付け部94a、96aが設けられる。各取り付け部94a、96aは、互いに異なる長さに設定され、例えば、前記取り付け部94aは、前記取り付け部96aよりも長尺に構成される。
側部スタックマウント80bは、上記の側部スタックマウント80aと同様に構成される。同一の構成要素には、同一の参照数字にaに代えてbを付し、その詳細な説明は省略する。側部スタックマウント80bは、メインフレーム13Rにねじ止め固定されるとともに、ブラケット97bが車体フレーム13BRに固定される。
側部スタックマウント80bは、隔壁部材13Wからの寸法、および地面からの寸法が、側部スタックマウント80aの各寸法と同一に設定されている。つまり、側部スタックマウント80a、80bは、後述する後部スタックマウント104からの距離が等しくなるように位置が設定されている。
後部スタックマウント104は、図1、図6に示すように、略三角形形状を有するマウントブラケット102の上端部分に配置され、ケーシングブラケット98を介して、ケーシング16の後部中央を支持している。後部スタックマウント104は、図6に示すように、マウントブラケット102を車幅方向(矢印B方向)に貫通する円形のスタック側支持孔102SMと、スタック側支持孔102SM内に嵌挿されるスタック側ブッシュ109とを備えている。
スタック側ブッシュ109は、ゴム等の弾性材からなり、その中央部を、車幅方向に沿ってケーシングブラケット98が貫通し、燃料電池スタック12を支持している。スタック側ブッシュ109の各部の断面形状、および材質は、要求される弾性係数に応じて設定されている。
走行用モータ100は、図1及び図2に示すように、サブフレーム13SFを構成する一対の腕部18間に配置されつつ、モータマウント構造MMを介して、車体13aに支持されている。
モータマウント構造MMは、図1及び図2に示すように、前側連結部19fの両端部分に1箇所ずつ設定される一対の側部モータマウント101と、マウントブラケット102との間に設定される後部モータマウント105とで構成され、これら合計3箇所で、走行用モータ100を支持している。
後部モータマウント105は、図6に示すように、マウントブラケット102のスタック側支持孔102SM下方に、マウントブラケット102を車幅方向(矢印B方向)に貫通する円形のモータ側支持孔102MMと、モータ側支持孔102MM内に嵌挿されるモータ側ブッシュ106とを備えている。
モータ側ブッシュ106は、ゴム等の弾性材からなり、その中央部を、車幅方向に沿って後部モータブラケット110が貫通し、走行用モータ100を支持している。モータ側ブッシュ106の各部の断面形状、および材質は、要求される弾性係数に応じて設定されている。
側部モータマウント101は、後部モータマウント105と同様に、走行用モータ100と前側連結部19fとの間に、弾性材を介挿した状態で、走行用モータ100を支持している。
モータマウント構造MMは、側部モータマウント101と後部モータマウント105との間の車両前後方向の寸法が、側部スタックマウント80a、80bと後部スタックマウント104との間の車両前後方向の寸法とほぼ同じになるように、それぞれの位置が設定されている。
サブフレーム13SFの先端には、燃料電池冷却用ラジエータ116が配置されるとともに、燃料電池スタック12は、前記ラジエータ116の後方に近接して配置される。燃料電池スタック12の車両前後方向後方の端部12eと隔壁部材13Wとの間には、燃料電池電気自動車13に外部荷重Fが付与された際、前記燃料電池スタック12が水平方向後方に移動して前記端部12eが前記隔壁部材13Wに当接可能な可動領域118が設けられる。
次に、スタックマウント(側部スタックマウント80a、80b、および後部スタックマウント104)の弾性係数の設定について説明する。
図7は、車両の振動特性を示すグラフである。実線は、従来からの手法で、スタックマウント80a、80b、104とモータマウント(側部モータマウント101、後部モータマウント105)の弾性係数を個々に設定した場合の車両の振動特性を示し、破線は、本実施形態の手法で、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数を設定した場合の車両の振動特性を示している。
本実施形態の手法とは、走行中の車体13aの振動に起因する走行用モータ100による揺動の共振周波(反共振点)と、走行中の車体13aの振動に起因する燃料電池スタック12による揺動の共振周波数と一致するように、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数を設定する手法である。これは、同じ周波数上にある共振点と反共振点重なることで、互いの振動が相殺され、振幅が小さくなる現象(反共振現象)を利用している。
なお、本実施形態では、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数が、20Hz以下の周波数帯に存在する走行用モータ100の反共振点を対象に設定されている。
また、走行用モータ100による揺動の反共振周波数(反共振点)とは、共振周波数から1〜3Hz程度の周波数領域で共振する周波数で、共振周波数とは逆位相で振動する(図7参照)。
従来からの手法で、スタックマウント80a、80b、104とモータマウント101、105の弾性係数を個々に設定した場合(図7の実線を参照)、燃料電池スタック12と走行用モータ100のそれぞれの共振周波で、振動のピークが発生する。このため、たとえば加速時や減速時のように、車両の振動数が遷移するような走行条件では、何度も振動のピークが発生してしまうため、乗員が不快に感じてしまう。
本実施形態の手法を用いて、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数を設定した場合(図7)の破線を参照)、燃料電池スタック12の共振点が、走行用モータ100の共振のピークの周波数一致するように、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数が設定されることによって、反共振点での振動のピークが消えるとともに、反共振点のピーク近傍の振動の振幅が小さくなるため、乗員の不快感を解消できる。
本実施形態に係る燃料電池車両13は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、燃料電池車両13の作用効果について説明する。
本実施形態に係る燃料電池車両13では、走行用モータ100の共振周波と、燃料電池スタック12の共振周波数と一致し、反共振となって互いに打ち消し合うようにスタックマウント80a、80b、104の弾性係数が設定されることで、走行用モータ100と燃料電池スタック12の両方に起因する走行中の共振現象の発生を抑制することができる。
本実施形態に係る燃料電池車両13では、走行用モータ100と燃料電池スタック12が上下方向に重なるように配置されることで、隔壁部材13Wからの走行用モータ100の重心の距離と隔壁部材13Wからの燃料電池スタック12の重心の距離を揃えることができる。これによって、走行用モータ100と燃料電池スタック12の振動周波数を近づけることができため、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数の設定を容易に行うことができる。
本実施形態に係る燃料電池車両13では、走行用モータ100の上方に、燃料電池スタック12が配置されることで、タイヤ(図示せず)の中心軸(図示せず)と走行用モータ100の出力軸(図示せず)を連結するためのレイアウトを容易に行うことができる。
本実施形態に係る燃料電池車両13では、走行用モータ100がサブフレーム13SFに支持されるとともに、燃料電池スタック12がメインフレーム13R、13Lに支持されつつ、マウントブラケット102を介してサブフレーム13SFに支持されることで、燃料電池スタック12と走行用モータ100とが別々に振動する。これによって、燃料電池スタック12が走行用モータ100に設置されるダイナミックダンパを構成するウエイトマスとして機能し、走行用モータ100の振動を抑制することができる。
本実施形態に係る燃料電池車両13では、20Hz以下の周波数帯に存在する走行用モータ100の反共振点を対象にして、スタックマウント80a、80b、104の弾性係数が設定されることで、乗員が不快と感じやすい周波数の車体振動を抑制することができる。
12 燃料電池スタック
13 燃料電池車両
13a 車体
13f モータルーム
13R、13L メインフレーム
13SF サブフレーム
13W 隔壁部材
18 腕部
19r 後側連結部
80a、80b スタックマウント(側部スタックマウント)
100 走行用モータ
101 モータマウント(側部モータマウント)
102 マウントブラケット
104 スタックマウント(後部スタックマウント)
105 モータマウント(後部モータマウント)

Claims (5)

  1. 車体に、隔壁部材によって車室と隔離されるモータルームと、
    該モータルーム内にスタックマウントを介して設置される燃料電池スタックと、
    該モータルーム内にモータマウントを介して設置される走行用モータと、
    を備え、
    走行中の該車体の振動に起因する該走行用モータによる揺動の共振周波数と
    走行中の該車体の振動に起因する該燃料電池スタックによる揺動の共振周波数とが一致し、反共振となって互いに打ち消し合うように、該スタックマウントの弾性係数が設定されたことを特徴とする燃料電池車両。
  2. 前記走行用モータと前記燃料電池スタックが上下方向に重なるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池車両。
  3. 前記走行用モータの上方に、前記燃料電池スタックが配置されたことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池車両。
  4. 前記モータルームは、
    前記隔壁部材から車両前後方向に沿って前方へ延設された一対のメインフレームと、
    車両前後方向に延設された一対の腕部と、該一対の腕部の後端を連結する後側連結部とで略U字形状を具備し、該メインフレームの下方に配置されるサブフレームと、
    該後側連結部から上方へ立設されたマウントブラケットと、
    を備え、
    前記走行用モータは、
    該サブフレームのU字形状内に配置されつつ、各腕部に1箇所ずつと、該マウントブラケットの計3箇所で、前記モータマウントを介して支持され、
    前記燃料電池スタックは、
    該一対のメインフレーム間に配置されつつ、各メインフレームに1箇所ずつと、該マウントブラケットの計3箇所で、前記スタックマウントを介して支持されたことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池車両。
  5. 前記スタックマウントの弾性係数は、
    20Hz以下の周波数帯に存在する前記走行用モータによる揺動の共振周波数を対象に設定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池車両。
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