JP2016078622A - 自動車の発動発電機搭載構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】マウントブッシュのレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用と、回転振動および上下振動の制振を高次元で達成する自動車の発動発電機搭載構造の提供を目的とする。
【解決手段】エンジン2と発電機3とはその回転軸を上下方向に指向させた縦軸とし、これらエンジン2および発電機3を水平に並べて一体的に固定して発動発電ユニット1を形成し、発動発電ユニット1を車両に搭載すべく、同一特性のマウントブッシュ31,32,33を平面視でエンジン側2ヶ所、発電機側1ヶ所に設けると共に、各マウントブッシュ31,32,33を、発動発電ユニット1の重心Gに対して非対称で、かつ、平面視でユニット重心Gに座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュ31,32,33のX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置されたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、発電機と、該発電機を駆動するエンジンとを備えたレンジエクステンダと称される電気自動車のような自動車の発動発電機搭載構造に関する。
一般に、前輪などの駆動輪を駆動するモータと、該モータに電力を供給するバッテリと、該バッテリに発電電力を充電する発電機と、この発電機を駆動するエンジンとを備えたレンジエクステンダと称される電気自動車が知られている。
上述の電気自動車は、バッテリとは別にエンジンで駆動される発電機を車両に搭載しており、航続距離の延長や充電場所がなくとも車両走行を可能とするものであり、発電機による発電電力がモータ出力よりも小さいか、または、燃料搭載量が100km程度の短距離相当分しか存在しないのが一般的である。
上述のエンジンと発電機とを一体化した発動発電ユニットは、駆動時の始動、停止や負荷変動などによる回転モーメントと、慣性質量が大きいことによる走行時の上下振動モーメントとが発生する。
そこで、複数のマウントブッシュを用いて振動抑制を図る必要があるが、この場合、複数のマウントブッシュを各モーメントに対してバランスよく対称的に多数配置することが考えられるが、上記エンジンには吸気系、排気系の他に補機が設けられるため、多数のマウントブッシュを対称的に配置することが困難となり、レイアウトの自由度が悪い。
また、発動発電ユニットを複数のマウントブッシュを用いて車体に取付ける場合、これらの各マウントブッシュは、回転振動と慣性振動との双方に対応する関係上、それぞれのマウントブッシュの特性を異ならせるのが一般的であり、このようにマウントブッシュの特性を異ならせた場合には、ブッシュの種類が増加するのみならず、コスト高となる。
そこで、従来からマウントブッシュのレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用と、回転振動および上下振動の抑制を高次元で達成することが要請されている。
ところで、特許文献1には、エンジンの出力軸と発電機の回転軸とを同軸的に連結すると共に、これらエンジンおよび発電機を3個のマウントブッシュ(防振部材)を用いてフレームに支持させた構造が開示されている。
しかしながら、該特許文献1に開示された従来構造においては、エンジンの出力軸と発電機の回転軸とは水平方向に指向する横軸であるから、上下振動モーメントおよび回転モーメントがマウントブッシュに対して上下方向、軸直方向に入力されることになる。
また、特許文献2には、エンジンと発電機(ジェネレータ参照)とを車両前後方向に並ぶように配置して発電ユニットを構成し、上記エンジンのクランクシャフトと、上記発電機の回転軸とを共に上下方向に延びるように配置すると共に、発電ユニットを合計3個のマウントブラケットを用いて、前方クロスメンバおよび後方クロスメンバに支持させた電気自動車の構成が開示されている(同公報、図13,図14参照)。
この特許文献2には、上記エンジンと発電機とが結合部材により一体化されている。しかしながら、該特許文献2には回転モーメントについては、何等開示されておらず、回転振動と上下振動との両者を効率的に制振させるためには、改善の余地があった。
特許第3418079号公報 特許第5418116号公報
そこで、この発明は、マウントブッシュのレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用と、回転振動および上下振動の制振を高次元で達成することができる自動車の発動発電機搭載構造の提供を目的とする。
この発明による自動車の発動発電機搭載構造は、発電機と、該発電機を駆動するエンジンとを備えた自動車の発動発電機搭載構造であって、上記エンジンと上記発電機とはその回転軸を上下方向に指向させた縦軸とし、これらエンジンおよび発電機を水平に並べて一体的に固定して発動発電ユニットを形成し、該発動発電ユニットを車両に搭載すべく、同一特性のマウントブッシュを平面視でエンジン側2ヶ所、発電機側1ヶ所に設けると共に、上記各マウントブッシュを、上記発動発電ユニットの重心に対して非対称で、かつ、平面視でユニット重心に座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュのX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置されたものである。
上述の非対称は、非線対称、非点対称を意味する。
上記構成によれば、各マウントブッシュを発動発電ユニットの重心に対して非対称に配置したので、当該マウントブッシュのレイアウト自由度を確保することができる。
また、上述のエンジンと発電機とはその回転軸を上下方向に指向させた縦軸と成したので、マウントブッシュに対して回転モーメントと上下振動モーメントとを別々に付加させることができ、マウントブッシュの水平方向および上下方向の制振機能を発揮させて、車体に対する振動伝達を抑制することができる。
しかも、平面視でユニット重心に座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュのX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置したので、各ブッシュの車両走行時の上下振動のみならずユニット駆動時の回転モーメントに対する弾性中心をユニット重心と一致させ、回転振動、上下振動の制振を図ることができる。
要するに、マウントブッシュのレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用による部品共通化およびコストダウンと、回転振動、上下振動の制振とを高次元で達成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ユニット重心を車両前後方向に延びる車両中心と少なくとも平面視で一致させたものである。
上記構成によれば、ユニット重心を上述の車両中心と平面視で一致させたので、車体への振動伝達を抑制し、上述のマウントブッシュを非発電時におけるダイナミックダンパとして制振に有効利用することができる。
この発明の一実施態様においては、上記エンジンの吸気通路側において隣り合うマウントブッシュ相互間の離間距離が他のマウントブッシュ相互間の離間距離よりも長く設定されたものである。
上記構成によれば、エンジンの吸気通路側において隣り合うマウントブッシュ相互間の離間距離を長く設定したので、吸気通路を大きく形成することができて、吸気抵抗を小さくし、吸気効率の向上を図ることができる。
この発明によれば、マウントブッシュのレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用と、回転振動および上下振動の制振を高次元で達成することができる効果がある。
本発明の発動発電機搭載構造を備えた自動車の概略構成図 自動車の全体構造を示す概略側面図 発動発電機搭載構造を示す平面図 図3の状態からサブクロスメンバおよび連結フレームを取外した発動発電機搭載構造の平面図 インシュレータを取外して示す図4の底面図 発動発電機搭載構造を示す底面斜視図 図4のA−A線矢視断面図 図5の構成にインシュレータを取付けた状態で示す底面図 発動発電ユニットの重心に対するマウントブッシュの非対称配置構造を示す説明図 ロータリエンジンの吸排気ポートの構成を示す断面図 自動車の発動発電機搭載構造の他の実施例を示す概略平面図
マウントブッシュのレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用と、回転振動および上下振動の制振を高次元で達成するという目的を、発電機と、該発電機を駆動するエンジンとを備えた自動車の発動発電機搭載構造であって、上記エンジンと上記発電機とはその回転軸を上下方向に指向させた縦軸とし、これらエンジンおよび発電機を水平に並べて一体的に固定して発動発電ユニットを形成し、該発動発電ユニットを車両に搭載すべく、同一特性のマウントブッシュを平面視でエンジン側2ヶ所、発電機側1ヶ所に設けると共に、上記各マウントブッシュを、上記発動発電ユニットの重心に対して非対称で、かつ、平面視でユニット重心に座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュのX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の発動発電機搭載構造を示し、図1は当該発動発電機搭載構造を備えた自動車の概略構成図である。なお、図中、矢印Fは車両の前方を示し、矢印Rは車両の後方を示す。
<車両の概略構成>
図1に示すように、この自動車(車両)は、発電機3および当該発電機3を駆動するためのエンジン2を含む発動発電ユニット1(以下単に、発電ユニットと略記する)と、インバータ6と、このインバータ6を介して発電機3が発生した電力を充電するリチウムイオン電池等からなる大容量のバッテリ7と、上記インバータ6を介してバッテリ7から供給される電力により駆動輪(前輪9F)を回転駆動するモータ8と、上記エンジン2に供給される燃料を貯溜する燃料タンク5とを備えている。
すなわち、この車両は、近距離走行時等には、予めバッテリ7に充電された電力を使用してモータ8を駆動することにより走行しながら、車両の減速時等には、モータ8が発生する回生電力をバッテリ7に充電する。そして、遠距離走行時等にバッテリ7の電気容量が所定値以下に低下すると、エンジン2により発電機3を駆動し、その発電電力をバッテリ7に供給して充電するように構成されたレンジエクステンダと称される電気自動車である。
なお、上記車両は、家庭用電源である普通充電器や、パーキングエリア等に設置される急速充電器等により上記バッテリ7に電力を充電可能な充電用プラグ(図示せず)を備えてもよい。
<車両の全体構造>
図2は自動車の全体構造を示す概略側面図である。
図2に示すように、上記車両は、車室10の前方部に配設されるダッシュロアパネル11(ダッシュパネル)と、その下端部から車両後方に略水平に延びるように配設されるフロントフロアパネル12と、該フロントフロアパネル12の後端部から上方に立上がるように設けられるキックアップ部13と、当該キックアップ部13の上部から後方に向けて延びるリヤフロアパネル14とを有している。
そして、上記フロントフロアパネル12上に、運転席(ドライバーズシート)および助手席(パッセンジャーズシート)からなる前列シート15が配設され、その後方側のリヤフロアパネル14上に、後列シート16が配設されている。
上記キックアップ部13の側部後方には、車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム18がリヤフロアパネル14の下面両サイドに沿って配設されている。左右一対のリヤサイドフレーム18,18は、詳しくは、キックアップ部13から車両後方に向かって水平に延びる前側水平部18aと、後列シート16の下方位置から後方斜め上方に向かって延びる傾斜部18bと、後列シート16の直ぐ後方位置から車両後方に向かって水平に延びる後側水平部18bとを有している。
左右一対の各リヤサイドフレーム18,18の間には、キックアップ部13の背面に接合固定されて車幅方向に延びる前側クロスメンバ20と、上記リヤフロアパネル14の下方側で、かつ、上記後列シート16の後方側で車幅方向に延びる後側クロスメンバ21とが横架されている。
上記後側クロスメンバ21の後方側には、左右一対のリヤサイドフレーム18,18の間で車幅方向に延びて当該リヤサイドフレーム18に固定されるユニットフレーム24(図3参照)が設けられ、このユニットフレーム24に、上記発電ユニット1、燃料タンク5およびインバータ6が組付けられている。
図3は、リヤフロアパネル14を取り外した状態で発動発電機搭載構造を示す平面図、図6は発動発電機搭載構造を示す底面斜視図(上下逆にした状態の斜視図)である。
図3、図6に示すように、上記ユニットフレーム24は、概略的には平面視H形であり、左右の後輪9R,9R間の位置で車幅方向に延びる前部サブクロスメンバ25と、後輪9Rの後側の位置で車幅方向に延びる後部サブクロスメンバ26と、車幅方向中央よりも車幅方向やや左方寄りの位置で車両前後方向に延び、かつ前後のサブクロスメンバ25、26に接合固定(溶接)されることで両サブクロスメンバ25、26を連結する連結フレーム27とを含む。各サブクロスメンバ25、26および連結フレーム27は何れも閉断面構造を有している(図7参照)。
図3に示すように、前後の各サブクロスメンバ25、26の長手方向両端(車幅方向両端)には、固定用のフランジ部25a、26aがそれぞれ形成されており、これらフランジ部25a、26aがリヤサイドフレーム18に設けられるウエルトボルトとナットとで当該リヤサイドフレーム18に締結されることで、上記ユニットフレーム24がリヤサイドフレーム18の下側に固定されている。そして、このユニットフレーム24の下側に、発電ユニット1、燃料タンク5およびインバータ6等が組付けられている。
図4は図3の状態からサブクロスメンバ25,26および連結フレーム27を取外した発動発電機搭載構造の平面図であって、図4に示すように、上記発電ユニット1は、エンジン2と、発電機3と、これら両者2,3が横並びに配列された状態で一体的に固定して組付けられるフレーム部材4とを含む。
上記エンジン2は、1ロータの小型ロータリエンジン(図10参照)である。このエンジン2には、後述する吸気管42および排気管46が接続されている。
エンジン2としてのロータリエンジンは、図10に示すように、上下一対のサイドハウジングと、これら一対のサイドハウジングの間に介設されるロータハウジング80と、これらの各ハウジング(サイドハウジングとロータハウジング)により形成される上下方向に偏平なロータ収容室81内に収容されるロータ82と、上下方向に延びるエキセントリックシャフト83と、ロータハウジング80から吸気を行なうペリフェラルポート構造(トロコイド内周面に開口するポート構造)の吸気ポート84と、サイドハウジングから排気を行なうサイドポート構造(サイドハウジングに開口するポート構造)の排気ポート85と、リーディング側点火プラグ86およびトレーリング側点火プラグ87とを含む。
そして、図10に示すように、ロータ収容室81内のトロコイド内周面とロータ82との間に形成される3つの作動室で吸気、圧縮、燃焼(膨張)および排気の各行程が行なわれることにより発生するロータ82の回転力を、出力軸であるエキセントリックシャフト83から取出すように構成されている。
上述の、エキセントリックシャフト83が上下方向に指向するようにエンジン2が配置される。これは次の理由による。すなわち、ロータリエンジンが走行用エンジンとして用いられる場合には、トランスミッション等を介して車輪に駆動力を伝達する必要があるため、エンジンは、エキセントリックシャフトが水平方向に延びる態様(いわゆる横置き)で車両に搭載されるのが一般的であるが、この実施例の上記エンジン2は、発電機3の駆動用エンジンであり、また、該エンジン2は、1ロータの小型ロータリエンジンであり、エキセントリックシャフト83の軸方向にエンジン2が偏平な構造を有している。そのため、リヤフロアパネル14下方のスペースを有効に利用しつつリヤフロアパネル14の低床化を図るべく、エキセントリックシャフト83が垂直方向に延びる態様(いわゆる、縦置き)でエンジン2が車両に組込まれている。
図5はインシュレータを取外して示す図4の底面図、図7は図4のA−A線矢視断面図、図8は図5の構成にインシュレータを取付けた状態で示す底面図である。
図4に示すように、上記エンジン2は、上記フレーム部材4に固定されている。フレーム部材4は、図4,図6に示すように、車幅方向に細長い金属製のプレート状部材であり、エンジン2は、このフレーム部材4の長手方向一端側寄りの位置(図4では車幅方向外端寄りの位置)に固定されている。具体的には、エンジン2の上側のサイドハウジングがフレーム部材4の下面にボルト、ナット等の取付け部材を用いて固定されることで、エンジン2がフレーム部材4に固定されている。
そして、フレーム部材4の長手方向に沿ってエンジン2に隣接するように、上記発電機3が当該フレーム部材4に固定されている。具体的には、発電機3のケーシングに形成されるフランジ部がフレーム部材4の下面にボルト、ナット等の取付け部材を用いて固定されることで、発電機3がフレーム部材4に固定されている。
つまり、エンジン2および発電機3を水平に並べて一体的に固定して発電ユニット1を形成したものである。
発電機3の回転軸も上下方向に指向して配置されている。すなわち、エンジン2のエキセントリックシャフト83と発電機3の回転軸とは共に上下方向に指向する縦軸としており、発電機3の回転軸とエンジン2のエキセントリックシャフト83とは、当該発電機3およびエンジン2の下方位置で、図示しないスプロケットおよびチェーン等の動力伝達手段を介して連結されている。これにより発電機3がエンジン2により駆動されるようになっている。
なお、上述の発電機3のケーシングとエンジン2のロータハウジング80および下側のサイドハウジングとは、適宜、連結用ステーを介して連結されている。これにより、上記エンジン2と発電機3とが水平に延び、かつ両者2,3が強固に一体的に固定された高剛性の発電ユニット1が構成されている。
図3、図4、図6および図7に示すように、上記発電ユニット1は、発電機3が車幅方向中間部に位置し、エンジン2が車幅方向右側に位置するように配置され、複数のマウントブッシュ31,32,33を介して上記ユニットフレーム24に組付けられている。
すなわち、図4に示すように、上述の発電ユニット1を車両に搭載すべく、同一特性のマウントブッシュ31,32,33を平面視でエンジン2側2ヶ所、発電機3側1ヶ所に設けると共に、上述の各マウントブッシュ31,32,33を、図9に示す発電ユニット1の重心G(ユニット重心)に対して非対称(つまり、非線対称かつ非点対称)に配置している。
具体的には、発電ユニット1の上記フレーム部材4の周囲、詳しくは、エンジン2の組付け位置の前後両側、および発電機3の組付け位置の車幅方向左側には、それぞれフランジ部4aが一体的に突出形成されており、これらフランジ部4aに上記マウントブッシュ31,32,33がボルトB2(図7参照)で固定されている。そして、各マウントブッシュ31,32,33が、ユニットフレーム24の前後の各サブクロスメンバ25、26および連結フレーム27に備えられるウエルドボルトB1とナットN1(図7参照)とで連結フレーム27に締結されることで、発電ユニット1(フレーム部材4)が上記ユニットフレーム24に組み付けられている。
詳しくは、図3に示すように、フレーム部材4の複数のフランジ部4aのうち、マウントブッシュ32固定用のエンジン本体前方のフランジ部4aが前部サブクロスメンバ25に、マウントブッシュ33固定用のエンジン本体後方のフランジ部4aが後部サブクロスメンバ26に、マウントブッシュ31固定用の発電機3左方のフランジ部4aが連結フレーム27にそれぞれ対応位置のマウントブッシュ31,32,33を介して組付けられている。これにより、発電ユニット1がユニットフレーム24に対して下側から組付けられ、当該ユニットフレーム24に支持されている。
上述の各マウントブッシュ31,32,33は、同一構造かつ同一特性であり、図7にマウントブッシュ31の構造を例示するように、上記ユニットフレーム24に締結されるインナパイプ34と、このインナパイプ34の外周面上に固定される筒状のラバーブッシュ35と、このラバーブッシュ35を外嵌するアウタパイプ36と、アウタパイプ36の外周に装着されて上記発電ユニット1(フレーム部材4)が固定されるユニット固定部37と、を備えている。
これにより、インナパイプ31に対してユニット固定部37が適度に弾性変位可能となっている。
なお、図7ではマウントブッシュ31,32,33のうち1つのマウントブッシュ31についてのみ図示したが、他のマウントブッシュ32,33も同様に形成されている。
このように、上述の各マウントブッシュ31,32,33を介して発電ユニット1がユニットフレーム24に組付けられることで、エンジン2や発電機3の作動に伴う発電ユニット1の振動がユニットフレーム24等を介して車体に伝達されることが抑制される。
ところで、上記エンジン2は、図10を参照して説明したように、ロータハウジング80にペリフェラルポートとしての吸気ポート84を備える一方、下側のサイドハウジングにサイドポートとしての排気ポート85を備えている。すなわち、エンジン2はいわゆるペリ吸気、サイド排気のエンジン構造を有している。
図10に示すように、吸気ポート84は、ロータハウジング80の前側面に開口している。排気ポート85は、下側のサイドハウジングの側壁に開口している。このことにより、図4、図5および図8に示すように、吸気管42は、エンジン2のロータハウジング80の前側面に接続され、排気管46は、下側のサイドハウジングの側壁に接続されている。
上記吸気管42は、図3,図4に示すように、上記発電機3の前方位置で、ユニットフレーム24の前部サブクロスメンバ25に沿って車幅方向に延びている。吸気管42の先端には、エアクリーナ43aが備えられ、また吸気管42のうち、エアクリーナ43aとエンジン2との間の所定位置にはスロットルボディ43bが介設されている。なお、エアクリーナ43aは、ユニットフレーム24の上記前部サブクロスメンバ25の下面に接合されるブラケット54(図5,図6参照)に固定されており、上記スロットルボディ43bは、上記前部サブクロスメンバ25の所定位置に固定されている。
一方、上述の排気管46は、上記吸気管42の下方に配置されている。図5に示すように、排気管46は、エンジン2の前方に配置され、発電機3のほぼ前方の位置まで上記吸気管42に沿って車幅方向に延びる三元触媒等からなる排気浄化装置47aと、燃料タンク5の後方に配置されてエンジン2の排気音を抑制するサイレンサ47bと、テールパイプ47cとを含み、かつ上記エンジン2から排出されて上記排気浄化装置47aで浄化された排気を、上記発電機3の下方位置を経由して上記サイレンサ47bに案内するように構成されている。排気浄化装置47aおよびサイレンサ47bは、ラバーハンガおよびブラケット等を介して、各サブクロスメンバ25、26に支持されている。
そして、図4,図5に示すように、上記発電ユニット1に対して横並びに並ぶように、すなわち、エンジン2および発電機3と共に車幅方向にほぼ一列に並ぶように、発電ユニット1側から順に上記燃料タンク5と上記インバータ6とが配列され、これら燃料タンク5およびインバータ6が上記ユニットフレーム24の下面に固定されている。
図4,図5に示すように、上記燃料タンク5は、ほぼ立方体に近い形状を有している。燃料タンク5は、ユニットフレーム24の各サブクロスメンバ25、26の下面にそれぞれ接合される前後のブラケット50、51(図6参照)を介して上記ユニットフレーム24に固定されている。
すなわち、燃料タンク5の側面のうち、その上下方向中間部には、ほぼ全周にわたってフランジ部5aが形成されている。そして、両ブラケット50、51の間に燃料タンク5が挿入され、かつ両ブラケット50、51の先端(下端)に上記フランジ部5aが重合わされた状態で、当該フランジ部5aが上記両ブラケット50、51にボルト、ナット等の締結部材を用いて締結されている。これにより、燃料タンク5がブラケット50、51を介してユニットフレーム24に固定されている。
上記燃料タンク5の上面のうち、前方の左側コーナ部分には燃料補給管5b(いわゆるフィラパイプ)が接続されている。この燃料補給管5bの末端は、車両ボディに固定される給油口ユニットに接続されている。つまり、給油口ユニットの給油キャップを取外すことで、燃料タンク5への燃料補給が可能となっている。
なお、燃料タンク5が固定される上記ブラケット50、51のうち、車両後側に位置するブラケット50は、図5,図6に示すように、上記後部サブクロスメンバ26に沿って車幅方向に延びる広幅の板状であり、燃料タンク5と上記サイレンサ47bとの間に介在してこれらを遮ることで、当該燃料タンク5をサイレンサ47bから遮熱するようになっている。つまり、ブラケット50は、サイレンサ47bからの放射熱を遮る遮熱部材としての機能を兼ねている。
上記インバータ6は、略直方体形状を有しており、燃料タンク5の車幅方向左側に配置されている。このインバータ6は、図3,図5に示すように、上記後部サブクロスメンバ26および上記ブラケット50に跨るように、当該後部サブクロスメンバ26およびブラケット50に固定されたブラケット52によって下側から支持され、上記リヤサイドフレーム18に設けられる図示しない取付部にボルト、ナットで固定される。また、図5において、符号6aは、インバータ6と発電機3とを繋ぐ送電ケーブルである。
図8に示すように、発電ユニット1および燃料タンク5の下方にはインシュレータ56が配設されている。インシュレータ56は、金属または樹脂材料により形成されたカバー部材であり、図8に示すように、発電ユニット1および燃料タンク5と排気管46との間に介在するように配置され、上記ユニットフレーム24等に固定される。
発電ユニット1および燃料タンク5を下側から覆うインシュレータ56が設けられることで、燃料タンク5等を跳ね石等から保護すると共に、燃料タンク5を排気管46から遮熱するようになっており、排気管46からの放射熱により燃料タンク5が熱害を受けることが抑制される。
<マウントブッシュの配置構造>
図9は発動発電ユニットの重心Gに対するマウントブッシュの非対称配置構造を示す平面から見た説明図である。
図9に示すように、上述の各マウントブッシュ31,32,33は、発電ユニット1の重心G(ユニット重心)に対して非線対称かつ非点対称となるように非対称に配置されると共に、平面視で、該重心Gに座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュ31,32,33のX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるように配置されている。
すなわち、マウントブッシュ31の座標寸法を(x1,y1)とし、マウントブッシュ32の座標寸法を(x2,y2)とし、マウントブッシュ33の座標寸法を(x3,y3)とした時、x1+x2+x3=0で、かつy1+y2+y3=0となるように、上記各マウントブッシュ31,32,33を配置したものである。
x1+x2+x3=0で、かつy1+y2+y3=0としたので、各マウントブッシュ31,32,33に対する分担荷重を均一化することができると共に、マウントブッシュ31,32,33による弾性回転中心を重心Gと一致させることができる。
すなわち、分担荷重を等しくするためには、荷重を受けた状態で、各マウントブッシュ31,32,33への荷重(反力)が等しくなればよく、発生している力が等しいので、アーム長のみでモーメントのバランスを考察することができる。X軸方向、Y軸方向、のそれぞれにおいて、各マウントブッシュ31,32,33のアーム長(座標系の原点からマウントブッシュ中心までの直線距離)が釣り合うためには、座標寸法の値の合計がゼロになるとよい。
また、トルク入力に対して弾性回転中心が重心Gと一致するためには、マウントブッシュ31,32,33の反力によるモーメントが釣り合う必要がある。上記分担荷重の場合と同様に、X軸方向、Y軸方向のそれぞれにおいて、アーム長が釣り合うためには、座標寸法の値の合計がゼロになるとよい。分担荷重の場合と異なる点は、座標系の原点から遠いマウントブッシュ31の変位が大きいことである。各マウントブッシュ31,32,33は同一構造、同一特性としたので、バネ定数が共に等しく、座標系の原点から遠いマウントブッシュ31に発生する反力は大きくなる一方で、座標系の原点に近いマウントブッシュ32,33に発生する反力は小さくなる。但し、座標系の原点に近いエンジン2側には2つのマウントブッシュ32,33を集約させ、座標系の原点から遠い発電機3側には1つのマウントブッシュ31が存在している。
よって、この場合も、x1+x2+x3=0、y1+y2+y3=0とすることで、アーム長のみでモーメントをバランスさせることにより弾性回転軸を重心Gと一致させることができる。
上述の如く、各マウントブッシュ31,32,33を発電ユニット1の重心Gに対して非対称に配置することで、これら各マウントブッシュ31,32,33のレイアウト自由度を確保することができ、マウントブッシュの配置スペースが制限されるような場合においても、必要数のマウントブッシュを適切に配置できるよう構成したものである。
また、エンジン2のエキセントリックシャフト83および発電機3の回転軸を、上下方向に指向させた縦軸と成すことで、マウントブッシュ31,32,33に対して回転モーメントと上下振動モーメントとを別々に付させるように成して、これら各マウントブッシュ31,32,33の水平方向および上下方向の制振機能を発揮させて、車体に対して発電ユニット1側の振動が伝達されるのを抑制すべく構成したものである。
しかも、重心Gに座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュ31,32,33のX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置、詳しくは、図9に示すように、x1+x2+x3=0、y1+y2+y3=0となるように配置することで、各ブッシュ31,32,33の車両走行時の上下振動のみならず発電ユニット1駆動時の回転モーメントに対する弾性中心を重心Gと一致させ、回転振動、上下振動の制振を図るように構成したものである。
すなわち、マウントブッシュ31,32,33のレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用による部品(マウントブッシュ)共通化およびコストダウンと、回転振動、上下振動の制振とを高次元で達成するように構成したものである。
また、図4に示す吸気管42、図10に示す吸気ポート84が設けられたエンジン2の吸気通路側において隣り合うマウントブッシュ31,32相互間の離間距離L3(図9参照)が、他のマウントブッシュ相互間の離間距離、つまり、マウントブッシュ31,33間の離間距離L2、並びに、マウントブッシュ32,33間の離間距離L1よりも長く設定されている。この実施例では、図9に示すように、L3>L2>L1の関係式が成立するように構成している。
上述の如く、エンジン2の吸気通路側において隣り合うマウントブッシュ31,32間の離間距離L3を長く設定することで、吸気通路としての吸気管42(図4参照)を大きく形成し、吸気抵抗を小さくして、吸気効率の向上を図るように構成したものである。
さらに、エンジン2として図10に示すように、ロータリエンジンを用いることで、レシプロエンジンに対して偏平かつ直線振動要素が少なく、効果的に振動低減を図るように構成している。
図11は本発明の自動車の発動発電機搭載構造の他の実施例を示す要部の概略平面図であって、図11に示すこの実施例では、発電ユニット1の重心Gを、車両前後方向に延びる車両中心CLと少なくとも平面視において一致させたものであり、これにより、車体への振動伝達を抑制し、かつ、上記マウントブッシュ31,32,33を非発電時におけるダイナミックダンパとして制振に有効利用すべく構成したものである。
図11に示す実施例においては、車両のロール中心(詳しくは、ローリング中心のことで、車体の前後方向軸まわりの回転運動の中心となる軸)と発電ユニット1の重心Gとを上下方向で一致させることが好ましい。ロール中心と重心Gとを上下方向で一致させると、バランスの向上を図ることができる。
なお、図11において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
このように、上記実施例の自動車の発動発電機搭載構造は、発電機3と、該発電機3を駆動するエンジン2とを備えた自動車の発動発電機搭載構造であって、上記エンジン2と上記発電機3とはその回転軸(エンジン2の回転軸については、エキセントリックシャフト83参照)を上下方向に指向させた縦軸とし、これらエンジン2および発電機3を水平に並べて一体的に固定して発電ユニット1を形成し、該発電ユニット1を車両に搭載すべく、同一特性のマウントブッシュ31,32,33を平面視でエンジン2側2ヶ所、発電機3側1ヶ所に設けると共に、上記各マウントブッシュ31,32,33を、上記発電ユニット1の重心Gに対して非対称で、かつ、平面視で該重心Gに座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュ31,32,33のX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置されたものである(図4,図9,図10参照)。
この構成によれば、各マウントブッシュ31,32,33を発電ユニット1の重心Gに対して非対称(非線対称かつ非点対称)に配置したので、当該マウントブッシュ31,32,33のレイアウト自由度を確保することができる。
また、上述のエンジン2と発電機3とはその回転軸を上下方向に指向させた縦軸と成したので、マウントブッシュ31,32,33に対して回転モーメントと上下振動モーメントとを別々に付加させることができ、マウントブッシュ31,32,33の水平方向および上下方向の制振機能を充分に発揮させて、車体に対する振動伝達を抑制することができる。
しかも、平面視で重心Gに座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュ31,32,33のX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロ(x1+x2+x3=0、y1+y2+y3=0)になるよう配置したので、各ブッシュ31,32,33の車両走行時の上下振動のみならず発電ユニット1の駆動時の回転モーメントに対する弾性中心を重心Gと一致させ、回転振動、上下振動の制振を図ることができる。
要するに、マウントブッシュ31,32,33のレイアウト自由度の確保と、共通仕様のマウントブッシュの採用による部品(マウントブッシュ)共通化およびコストダウンと、回転振動、上下振動の制振とを高次元で達成することができる。
この発明の一実施形態においては、上記重心Gを車両前後方向に延びる車両中心CLと少なくとも平面視で一致させたものである(図11参照)。
この構成によれば、重心Gを上述の車両中心CLと平面視で一致させたので、車体への振動伝達を抑制し、上述のマウントブッシュ31,32,33を発電ユニット1の非発電時におけるダイナミックダンパとして制振に有効利用することができる。
この発明の一実施形態においては、上記エンジン2の吸気通路(吸気管42参照)側において隣り合うマウントブッシュ31,32相互間の離間距離L3が他のマウントブッシュ相互間(31,33間、32,33間)の離間距離L2,L1よりも長く設定(L3>L2>L1)されたものである(図4,図9参照)。
この構成によれば、エンジン2の吸気通路側において隣り合うマウントブッシュ31,32相互間の離間距離L3を長く設定したので、吸気通路を大きく形成することができて、吸気抵抗を小さくし、吸気効率の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の発動発電ユニットは、実施例の発電ユニット1に対応し、
以下同様に、
エンジンの回転軸は、ロータリエンジンのエキセントリックシャフト83に対応し、
吸気通路は、吸気管42に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例では、エンジン2としてロータリエンジンを適用したが、エンジン2はレシプロエンジンであってもよい。但し、ロータリエンジンによれば、上記の通り、車両に対して縦置き(エキセントリックシャフト83が垂直方向に延びる姿勢)することで上下方向の占有スペースを抑えることができる。よって、図2で示したような、ハッチバックタイプの車両等、リヤフロアパネル14の下方スペースが比較的狭い車両については、エンジン2としてロータリエンジンを適用するのが有利である。
また、上記実施例では、フレーム部材4として、金属製のプレート状部材を適用したが、フレーム部材4の具体的な形状等は、エンジン2と発電機3とを一体的に組み込むことにより高剛性の発電ユニット1を構築できれば、必ずしもプレート状である必要はなく適宜選定可能である。但し、フレーム部材4としてプレート部材を適用すれば、発電ユニット1を上下方向にコンパクト化しつつ、簡素な構造で大きな衝突(後突)荷重を受けることができる。
以上説明したように、本発明は、発電機と、該発電機を駆動するエンジンとを備えた自動車の発動発電機搭載構造について有用である。
1…発電ユニット(発動発電ユニット)
2…エンジン
3…発電機
31〜33…マウントブッシュ
42…吸気管(吸気通路)
83…エキセントリックシャフト(エンジンの回転軸)
CL…車両中心
G…重心(ユニット重心)

Claims (3)

  1. 発電機と、該発電機を駆動するエンジンとを備えた自動車の発動発電機搭載構造であって、
    上記エンジンと上記発電機とはその回転軸を上下方向に指向させた縦軸とし、
    これらエンジンおよび発電機を水平に並べて一体的に固定して発動発電ユニットを形成し、
    該発動発電ユニットを車両に搭載すべく、同一特性のマウントブッシュを平面視でエンジン側2ヶ所、発電機側1ヶ所に設けると共に、
    上記各マウントブッシュを、上記発動発電ユニットの重心に対して非対称で、かつ、平面視でユニット重心に座標系の原点を設定した時、各マウントブッシュのX軸およびY軸の座標寸法の和がゼロになるよう配置された
    自動車の発動発電機搭載構造。
  2. 上記ユニット重心を車両前後方向に延びる車両中心と少なくとも平面視で一致させた
    請求項1記載の自動車の発動発電機搭載構造。
  3. 上記エンジンの吸気通路側において隣り合うマウントブッシュ相互間の離間距離が
    他のマウントブッシュ相互間の離間距離よりも長く設定された
    請求項1または2記載の自動車の発動発電機搭載構造。
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