JP7221136B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
前記ケーシングの外周壁が、金属箔層と、その金属箔層の内面側に積層された樹脂製のシーラント層とを備えたラミネート材によって構成され、
前記ケーシングの外周壁の表面側に凹陥変形部が形成されて、その凹陥変形部の裏面側が前記ケーシングの内部に突出するインナーフィンとして構成されていること特徴とする熱交換器。
前記一対の対向壁のうち、一方の対向壁に前記インナーフィンが形成されるとともに、そのインナーフィンの先端が他方の対向壁に対向して配置されている前項1に記載の熱交換器。
前記ジョイント部材は、前記出入口に貫通状態に配置されるパイプ部と、前記パイプ部に連結され、かつ前記ケーシングの内部に収容された取付部とを有し、
前記取付部における少なくとも表皮部が、前記ラミネート材のシーラント層と同種の熱融着樹脂によって構成されている前項1~7のいずれか1項に記載の熱交換器。
図1~図3に示す上記実施形態の熱交換器に準拠して、以下のように実施例の熱交換器を製作した。
(1)金属箔層としてのJIS H4160のA8021のアルミニウム箔(厚さ100μm)にクロメート処理を行い、下地層を両面にコーティングする(クロム付着量は片面当たり10g/m2)。
縦60mm×横15mm×高さ4mmの取付箱部41に、パイプ部43が一体に成形されたHDPE製のジョイント部材4を準備した。パイプ部43は、内径φ10mm、外径φ12mm、長さが3mmである。
(1)ケーシング本体2の作製
ラミネート材LをそのLLDPE側(内面側)を凹ませるように、下記のプレス条件で深絞り成形して、長さ180mm×幅60mm×深さ4mmの凹部20を成形した。プレス条件は、しわ押え圧がゲージ圧で0.475MPa、実圧(計測値)が0.7MPaである。
ラミネート材Lに対し、幅8mm×長さ100mm×高さ4mmのR付きのリブ(成形型)を用いて、LLDPE側(内面側)が凸となるように上記と同様のプレス条件で成形することによって、ピッチ(間隔)が幅方向に16mmで4本のインナーフィン30を並列に形成した後、全体のサイズが長さ200mm×幅80mmになるようにカットし、さらに両端に内径φ10mmの出入口35を形成してカバー部材3を作製した。
(1)ケーシング本体2の凹部20内における両端部に、ジョイント部材4をそのパイプ部43を上向きにして配置し、そのケーシング本体2の上に凹部20を閉塞するようにカバー部材3を配置して、熱交換器仮組品を作製する。この際、カバー部材3はそのインナーフィン30を下向きにして先端(下端)を凹部底面に接触した状態で凹部20内に収容するとともに、両側の出入口35にジョイント部材4のパイプ部43を挿通させるように配置する。
カバー部材として、インナーフィンが形成されていない平板状(平坦シート状)のものを使用し、それ以外は上記実施例と同様にして、比較例の熱交換器を作製した。
1.インナーフィン部材用ラミネート材(フィン材)の作製
JIS H4160のA8021のアルミニウム箔(厚さ100μm)にクロメート処理を行い、下地層を両面にコーティングする(クロム付着量は片面当たり10g/m2)。さらにそのアルミニウム箔の両面にウレタン系接着剤(厚さ2μm)を介してLLDPE(厚さ40μm)をそれぞれ積層してフィン材を作製した。
上記のフィン材を長さ100mm×幅60mmにカットし、幅方向に4.5mmの間隔で順次折り返すようにコルゲート加工を行って、各山の高さが4mmのつづら折り状のインナーフィン部材を作製した。
実施例と同様のケーシング本体の凹部内における両端部に、実施例と同様のジョイント部材を同様に配置するとともに、凹部内における両ジョイント部材間に上記インナーフィン部材を配置し、さらに比較例と同様のカバー部材をケーシング本体上に配置して、参考例の熱交換器仮組品を作製した。この仮組品において、インナーフィン部材の山頂部はカバー部材の内面に接触し、かつ谷底部はケーシング本体の凹部底面に接触した状態となっている。
1.冷却性能試験
実施例の熱交換器におけるケーシング本体の平面中央部(底壁中央部)に、80℃に加熱した縦30mm×横30mm×厚さ10mmのアルミニウムブロックを設置し、その状態で、一方のジョイント部材から22℃の常温水を1L/分の流速でケーシング内に流入するとともに、他方のジョイント部材から流出させることにより常温水を循環し、アルミニウムブロックを冷却した。そして冷却開始後から10秒後、20秒後、30秒後のアルミニウムブロック表面の温度を測定した。その結果を表1に示す。
実施例の熱交換器における一方のジョイント部材から0.2MPaの水圧で水を流入させつつ、他方のジョイント部材から流出させるという通水処理を3分間保持し、その後、ジョイント部材以外の部分から水漏れがないかを目視により確認した。
2:ケーシング本体
20:インナーフィン
22:凹陥変形部
30:インナーフィン
32:凹陥変形部
35:出入口
4:ジョイント部材
41:取付箱部(取付部)
43:パイプ部
51:金属箔層
52:シーラント層
53:保護層
55:腐食防止層
L:ラミネート材
Claims (8)
- 内部を熱交換媒体が流通するケーシングを備えた熱交換器であって、
前記ケーシングの外周壁が、金属箔層と、その金属箔層の内面側に積層された樹脂製のシーラント層とを備えたラミネート材によって構成され、
前記ケーシングの外周壁の表面側に凹陥変形部が形成されて、その凹陥変形部の裏面側が前記ケーシングの内部に突出するインナーフィンとして構成されていること特徴とする熱交換器。 - 前記ケーシングの外周壁には、一対の対向壁が設けられ、
前記一対の対向壁のうち、一方の対向壁に前記インナーフィンが形成されるとともに、そのインナーフィンの先端が他方の対向壁に対向して配置されている請求項1に記載の熱交換器。 - 前記インナーフィンの先端が前記他方の対向壁に接触した状態に配置されている請求項2に記載の熱交換器。
- 前記インナーフィンが複数設けられ、各インナーフィンが同じ高さに設定されている請求項1~3のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記インナーフィンは、熱交換媒体が流通する方向に沿って連続する突筋状に形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記ラミネート材における金属箔層の外面側に樹脂製の保護層が積層されている請求項1~5のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記ラミネート材における前記金属箔層および前記シーラント層間に腐食防止層が形成されている請求項1~6のいずれか1項に記載の熱交換器。
- 前記ケーシングの出入口に設置されるジョイント部材を備え、
前記ジョイント部材は、前記出入口に貫通状態に配置されるパイプ部と、前記パイプ部に連結され、かつ前記ケーシングの内部に収容された取付部とを有し、
前記取付部における少なくとも表皮部が、前記ラミネート材のシーラント層と同種の熱融着樹脂によって構成されている請求項1~7のいずれか1項に記載の熱交換器。
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