JP7221065B2 - 蓋付き容器 - Google Patents
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Description
この場合では、押釦体を押し込んだときに摺接部の後端部が摺接湾曲面のうち頂部よりも下側の部分に当接するので、摺接部が突出部の下方により潜り込みやすくなる。これにより、押釦体を押し込む力が突出部を押し上げる力にさらに変換されやすくなり、蓋付き容器の開放操作性をさらに向上させることができる。
この場合では、押釦体の押し込み時に摺接部が摺接湾曲面のうち被係止部よりも下方の部分に当接するので、押釦体を押し込む力が、突出部を押し上げて突出部の被係止部が係止部を乗り越える力に寄与しやすくなる。そのため、容器本体を開放させるために押釦体を押し込む力をより低減でき、蓋付き容器の開放操作性をさらに向上させることができる。
ここで、本実施形態では、蓋体4側を上側とし、容器本体2側を下側とする。また、上下方向に直交する方向のうちヒンジ部3側を後側とし、その反対側を前側とする。さらに、上下方向及び前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
第1前壁部13の左右方向の中間部には、前方及び上方に一体に開口する陥凹部2Bが形成されており、この陥凹部2Bを画成する壁部のうち前方を向く奥壁面16には、図2及び図3に示すように、前方に向けて突出する係止部17が形成されている。また、陥凹部2Bを画成する壁部のうち上方を向く下壁面18には、前後方向に延在し、上方に開口する一対の引掛溝部18Aが左右方向に間隔をあけて形成されている。
天壁部21は、蓋体4の閉状態において容器本体2の底壁部11の上方で対向して配置されている。天壁部21の下面の中央部には、図2に示すように、鏡体23を収容する空間を画成する鏡収容凹部21Aが形成されている。
第2前壁部24には、図2及び図3に示すように、下方に向けて突出し、陥凹部2Bに上方から進入する突出部28が配設されている。この突出部28には、後方に向けて突出し、係止部17にアンダーカット嵌合する被係止部28Aが形成されている。
ヒンジ軸壁部25は、図1及び図2に示すように、ヒンジ凹部14Aの左右方向の内側に配設されており、ヒンジ軸壁部25の左右方向の外端部とヒンジ凹部14Aとは、軸部30を介して連結されている。これにより、容器本体2に対して蓋体4を回動可能に支持するヒンジ部3を構成する。
摺接部32の後側部分32Bは、突出部28の前面よりも前方に位置している。なお、摺接部32の後側部分32Bは、押釦体5の押し込み前に突出部28の前面に当接していてもよい。摺接部32の後側部分32Bの上面は、前方から後方に向かうにしたがって漸次下方に向かうように傾斜しており、この傾斜面は、ほぼ平坦面となっている。また、この傾斜面の前後方向に対する傾斜角は、突出部28の仮想的な上記傾斜面29Bの傾斜角と同等となっている。なお、摺接部32の傾斜角は、適宜変更してもよい。
まず、蓋体4を開く場合には、押釦体5を後方へ押し込むと、図4に示すように、摺接部32の後側部分32Bは、摺接湾曲面29の頂部29Aよりも下方の当接点Xにおいて突出部28の摺接湾曲面29に当接し、摺接湾曲面29を後方へ押圧する。これにより、摺接部32の後側部分32Bは、突出部28を押圧する力の反力によって下方へ弾性変形すると共に、第1前壁部13のうち奥壁面16が形成されている部分は、突出部28を介して伝達される力によって、その下端部を起点として後方へ弾性変形する。ここで、摺接湾曲面29が前方に向けて突の曲面状に形成されると共に前方から後方に向かうにしたがって下方に向けて延びており、摺接部32の後側部分32Bが被係止部28Aよりも下方の位置で摺接湾曲面29に当接するので、第1前壁部13のうち奥壁面16が形成されている部分を後方へ弾性変形させつつ、摺接部32が突出部28を後方に押圧する力の一部が突出部28を押し上げる力に変換される。
その後、摺接部32は、突出部28を押し上げる。突出部28の被係止部28Aは、摺接部32によって押し上げられることにより、奥壁面16に形成された係止部17を上方に乗り越え、係止部17と被係止部28Aとの係止状態を解除する。
このようにして、蓋体4をヒンジ部3回りに回動させ、容器本体2の収容凹部2Aを開放する。
以上のようにして、蓋付き容器1を開閉する。
後側部分102Aの下面は、前側部分32Aの下面と面一とされており、後側部分102Aの上面は、前側部分32Aの上面よりも下方に位置している。後側部分102Aの上面は、前方から後方に向かうにしたがって下方に向かうように若干傾斜している。なお、後側部分102Aと前側部分32Aとの間には、段部が形成されているが、後側部分102Aは、押釦体101の押し込み時において、この段部よりも先に突出部28に当接するように構成されている。
また、以下の表1では、比較例1の押釦体において前述の係止状態を解除させるためにかけた押込力を1(100%)としている。
例えば、摺接部は、摺接湾曲部のうち頂部よりも下側の部分に当接しているが、摺接湾曲部のうち頂部や頂部よりも上側の部分に当接してもよい。
押釦体の形状は、後方に開口する矩形箱状に限らず、左右一対の横壁部が設けられていない形状など、他の形状であってもよい。また、摺接部は、押釦体の上壁部を兼用するように構成されているが、上壁部とは別に設けられてもよい。
摺接湾曲面は、突出部の前面の全面に形成されている必要はなく、少なくとも摺接部が摺動する範囲にわたって形成されていればよい。
容器本体や蓋体の形状は、上面視で矩形状に限らず、円状など他の形状であってもよく、また、扁平形状に限られない。
容器本体は、1つの内容物を収容する構成となっているが、複数の内容物を収容するように構成されてもよい。ここで、容器本体には、例えばパフやブラシなどの塗布具を収容してもよい。
蓋付き容器は、コンパクト容器に限らず、蓋体が設けられている他の容器であってもよい。
内容物は、ファンデーションやアイシャドウ、アイライナなどの化粧料に限られない。
Claims (3)
- 上方に向けて開口する収容凹部が形成された容器本体と、
前記容器本体の後壁部にヒンジ部を介して連結され、前記収容凹部を開閉する蓋体と、
を備え、
前記容器本体の前壁部には、前方及び上方に一体的に開口する陥凹部が形成され、前記陥凹部を画成する壁面のうち、前方を向く奥壁面には、前方に向けて突出する係止部が形成され、
前記蓋体には、前記陥凹部内へ下方に向けて突出する突出部が配設され、前記突出部には、後方に向けて突出して前記係止部にアンダーカット嵌合する被係止部が形成され、
前記陥凹部には、前記前壁部から外部に露呈する押圧壁部及び前記押圧壁部から後方に向けて突出する摺接部を有する押釦体が後方に向けて押込移動自在に配設され、
前記押釦体を押し込んだときに、前記摺接部のうち少なくとも後端部が、前記突出部の表面のうち前方を向く前面に摺接して前記突出部を押し上げることにより、前記被係止部が前記係止部を乗り越える蓋付き容器であって、
前記突出部の前面には、前方に向けて突の曲面状に形成されると共に前方から後方に向かうにしたがって下方に向けて延び、前記押釦体の押し込み操作中に前記摺接部が摺接する摺接湾曲面が形成されており、
前記摺接部が、前記摺接湾曲面の頂部よりも下方の当接点において前記摺接湾曲面に当接することを特徴とする蓋付き容器。 - 上下方向及び前後方向に沿う断面視で、前記摺接湾曲面の前記頂部が、前記摺接部の後端部よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
- 前記摺接部の後端部が、前記被係止部よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋付き容器。
Priority Applications (1)
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JP7221065B2 true JP7221065B2 (ja) | 2023-02-13 |
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ID=71991647
Family Applications (1)
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2019
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Patent Citations (2)
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